JPH0247811Y2 - - Google Patents

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JPH0247811Y2
JPH0247811Y2 JP1985141562U JP14156285U JPH0247811Y2 JP H0247811 Y2 JPH0247811 Y2 JP H0247811Y2 JP 1985141562 U JP1985141562 U JP 1985141562U JP 14156285 U JP14156285 U JP 14156285U JP H0247811 Y2 JPH0247811 Y2 JP H0247811Y2
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JP
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seat ring
valve
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valve body
space
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JP1985141562U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、バタフライ弁のシール装置に関
し、特に正逆方向の流れを確実に閉止可能とする
バタフライ弁のシール装置に関する。
(従来の技術) 従来、略円筒形の本体内に円板状の弁体を回動
自在に軸支し、本体内周面に定着された弾性密封
材からなるシートリングと弁体外周縁との接離に
より、管路を流れる流路の開閉を行うようにした
バタフライ弁は公知である。
かかるバタフライ弁は、一般に正逆いずれの方
向の流れに対しても、流れを閉止し得る機能を有
しているが、シートリングがポリテトラフルオル
エチレン等の比較的弾性の低い材料で形成されて
いる場合、逆方向の流れに対する閉止性が悪く、
バタフライ弁としての機能を充分に発揮出来なか
つた。
ポリテトラフルオルエチレン等の比較的弾性の
低い材料からなるシートリングを有したバタフラ
イ弁にみられるこのような欠点を解消する一つの
提案が、実公昭60−6682号公報に開示されてい
る。これは本体内に凹部を形成し、該凹部の内面
を半径方向内向きに収斂する斜面に形成し、凹部
を通つて本体に取り付けられるシートリングと前
記斜面との間に環状のコイルバネを介装し、弁閉
止時に弁体及びシートリングに作用する流体の差
圧力で弁体及びシートリングが下流方向に動かさ
れるとき、コイルバネを斜面に沿つて下流方向及
び半径方向内向きに滑動させ、この結果としてシ
ートリング内周面を弁体の外周面にしつかりと密
着させ閉止を確実に行い得るようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の実公昭60−6682号公報に開示のバタフラ
イ弁にあつては、差圧力によりコイルバネを斜面
に沿つて滑動させるものであるため、コイルバネ
の滑動量は斜面の角度に関連し、差圧力に直接関
連するものではない。もし、斜面と弁棒軸とがな
す角度が大きすぎる場合には、コイルバネの滑動
量が小さくなり、シートリングの半径方向内向き
への移動量が小さくなるため、シートリングと弁
体とがしつかりと密着せず閉止性が充分でなくな
るおそれがあり、逆に斜面と弁棒軸とが作る角度
が小さすぎる場合には、コイルバネの滑動量が大
きくなりシートリングと弁体外周面との密着力が
過大となるため、弁体の回動トルクが増大して弁
の操作性が悪くなる欠点が存する。したがつて、
コイルバネの所望量の滑動をもたらすための斜面
角度の設計はきわめて面倒で手間を要するもので
あつた。
又、コイルバネをシートリングと共に納めるた
めに本体に形成された凹部の形状と、シートリン
グ形状とがきわめて複雑であるため、製作に手間
を要し、コストの上昇を避けられなかつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記した問題点を解決せんとする
ものであつて、略円筒形状の本体1内に弁体2を
弁棒3により回転自在に軸支し、該弁体2の外周
面に密接する弾性密封材製の単一のシートリング
4の固定片40を前記本体1とシートリテーナー
5との間に挟持固着したバタフライ弁であつて、
前記シートリング4の固定片40の半径方向内方
に位置して前記本体1とシートリテーナー5との
間に断面方形のスペース8を本体1の内周面に沿
つて環状に形成し、該スペース8内にシートする
単一のシートリング4の内外両面に断面C若しく
は字状の板バネ10を装着すると共に、スペー
ス8内を小孔11,12を介して閉弁時の弁体2
の上下流側にそれぞれ連通し、該小孔11,12
を介してシートリング4の内外両面に装着された
板バネ10に弁体1内の流体圧を負荷するように
したことを特徴とする。
(作用) シートリングはその内外両面に嵌められた板バ
ネを有し、上流側に位置する板バネには流体圧を
負荷し、下流側に位置する板バネには反発弾性を
生じさせて、閉弁時におけるシートリングの変形
を抑止し、シートリングと弁体との接触面圧を増
大させて閉止性を高める。
(実施例) 以下に図面を参照しつつこの考案の好しい実施
例を説明する。図において、1は略円筒形状に形
成されたバタフライ弁の本体であつて、内部に円
板状の弁体2が弁棒3により回転自在に軸支され
る。弁棒3は本体2の半径方向外方へ延び出し、
端部に所望の駆動手段が連結される。弁体2と弁
棒3は廻り止め状態で結合されており、弁棒3を
駆動手段により回転駆動するとき、弁体2が本体
1内において回動し、バタフライ弁の開閉が行な
われる。
4はポリテトラフルオルエチレン等の比較的弾
性に欠ける弾性密封材からなる環状のシートリン
グであつて、本体1に定着され、本体1の内周面
から半径方向内方へ延び出している。シートリン
グ4の内径は、弁体2の外径よりも僅かに小さな
内径を有し、弁体2が閉弁位置に回動されると
き、弁体2の外周面に当接して密封する。
シートリング4は半径方向外方へ延びる固定片
40を備え、該固定片40を本体1とシートリテ
ーナー5との間で挟持して本体1に定着される。
該固定片40を挟持する部分の半径方向内方に位
置して、本体1とシートリテーナー5に設けられ
た断面状の環状溝6,7によつて断面略方形の
スペース8が本体1の内周面に沿つて環状に形成
され、該スペース8は本体1の内周面に開口9を
介して本体1内に連通している。前記シートリン
グ4は環状のスペース8を通つて開口9から半径
方向内方へ延び出している。
スペース8内において、シートリング4の内外
両面の対称位置に断面C若しくは字形状の板バ
ネ10が定着される。該板バネ10は半径方向に
間隔をおいてシートリング4から一体に延出した
保持片41にその開放端を係止して保持される。
すなわち、シートリング4と保持片41とで形成
される断面状の溝内に板バネ10は嵌め込まれ
た状態となり、開放端を拡開する動きに対して弾
性的に抵抗する。板バネ10は所望の長さのもの
を円周方向に適宜の間隔をおいて多数取り付ける
方法と、円周方向に連続した環状のものを取り付
ける方法が考えられ、いずれの方法であつても良
い。
本体1とシートリテーナー5との間に形成され
たスペース8は本体1並びにシートリテーナー5
に穿孔された小孔11,12を通して、弁閉止時
に弁体2の上流若しくは下流側に連通する。
本体1とシートリテーナー5との間に挟持され
るシートリング4の固定片40は、若干肉厚にし
て内外両面に数条の溝若しくは凹凸部42を形成
し、本体1とシートリテーナー5との間で圧縮さ
れたときの密封性の向上を図り、流体の外部への
漏出を防止している。
第2図は弁が開いている時を示し、シートリン
グ4はスペース8を通つて開口9から半径方向内
方へほぼ直線状に延び出している。この弁が開い
た第2図の状態から、第3図に示すように弁体2
を旋回して弁を閉じると、シートリング4の内径
が弁体2の外径より若干小さいため、弁体2とシ
ートリング4とは締りばめの状態となり、シート
リング4は半径方向外方へ圧縮され、スペース8
において上流方向へ向つてたわめられ、弓形に彎
曲しようとする。このようなシートリング4の変
形は、下流側に位置する板バネ10bを半径方向
に縮径する動きとなり、下流側の板バネ10bの
反発弾性を惹起する。同時に小孔11を通つて流
入した流体圧力が上流側の板バネ10aに掛か
り、シートリング4を下流方向へ押圧する。シー
トリング4の内外両面に加えられた板バネ10の
それぞれの作用力の奏合により、シートリング4
の弓形への変形が抑止され、シートリング4と弁
体1との接触面圧が増大し、流体の閉止性が向上
する。
第4図に示すように、逆流が生じたときには、
逆流圧で弁体2並びにシートリング4が下流側へ
動かされて、シートリング4は第3図とは逆向き
の弓形に彎曲しようとする。かかるシートリング
4の変形に対して、下流側に位置する板バネ10
aに反発弾性が発生すると同時に、小孔12を通
つて流入した流体圧の負荷により上流側に位置す
る板バネ10bが下流方向へ押圧され、結果とし
てシートリング4の変形は抑止され、シートリン
グ4と弁体1との接触面圧が増加して閉止性が向
上する。
(考案の効果) この考案のバタフライ弁のシート装置によれ
ば、略円筒形状の本体1内に弁棒3と共に回動自
在に円板状の弁体2を軸支し、弁体2の外周面に
密接する弾性密封材製のシートリング4を本体1
に取り付けたバタフライ弁であつて、シートリン
グ4の半径方向外周面を挟持する本体1とシート
リテーナー5との間に断面方形のスペース8を環
状に形成し、該断面方形のスペース8内において
シートリング4の内外両面に断面C若しくは字
状の板バネ10を装着すると共に、スペース8内
に位置するシートリング4の内外両面に流体圧を
導入するようにしてあるので正逆いずれの流れに
対しても、シートリングと弁体との接触面圧を増
加させ、流体の閉止性能を向上せしめることが出
来るのであり、ポリテトラポリオレフイン等の比
較的弾性に欠ける弾性密封材製のシートリングを
用いるバタフライ弁のシール装置としてきわめて
すぐれたものを提供出来ると共に、シートリング
の内外両面に断面C若しくは字形状の板バネを
嵌め、この部分を受け入れる断面略方形のスペー
スを環状に本体に形成するという簡単な構造であ
るため、設計や製造上の困難さもなく、低コスト
で実現出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用したバタフライ弁の縦
断面図、第2図は弁が開いたときを示す要部の断
面図、第3図は弁が閉じたときの要部の断面図、
第4図は逆流が加つたときの要部の断面図であ
る。1……本体、2……弁体、3……弁棒、4…
…シートリング、5……シートリテーナー、6,
7……環状溝、8……スペース、9……開口、1
0……板バネ、11,12……小孔、40……固
定片、41……保持片、42……凹凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略円筒形状の本体1内に弁体2を弁棒3により
    回転自在に軸支し、該弁体2の外周面に密接する
    弾性密封材製の単一のシートリング4の固定片4
    0を前記本体1とシートリテーナー5との間に挟
    持固着したバタフライ弁であつて、前記シートリ
    ング4の固定片40の半径方向内方に位置して前
    記本体1とシートリテーナー5との間に断面方形
    のスペース8を本体1の内周面に沿つて環状に形
    成し、該スペース8内に位置する単一のシートリ
    ング4の内外両面に断面C若しくは字状の板バ
    ネ10を装着すると共に、スペース8内を小孔1
    1,12を介して閉弁時の弁体2の上下流側にそ
    れぞれ連通し、該小孔11,12を介してシート
    リング4の内外両面に装着された板バネ10に弁
    体1内の流体圧を負荷するようにしたことを特徴
    とする正逆両方向の流れを閉止可能としたバタフ
    ライ弁のシール装置。
JP1985141562U 1985-09-17 1985-09-17 Expired JPH0247811Y2 (ja)

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JP1985141562U JPH0247811Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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JP1985141562U JPH0247811Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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JPS6249065U JPS6249065U (ja) 1987-03-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220163128A1 (en) * 2020-11-20 2022-05-26 Bray International, Inc. Butterfly valve seat and valve seat cavity

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5253169A (en) * 1975-10-24 1977-04-28 Maaruburanku Seruse Sealing device

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JPS5253169A (en) * 1975-10-24 1977-04-28 Maaruburanku Seruse Sealing device

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