JPH0221654Y2 - - Google Patents

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JPH0221654Y2
JPH0221654Y2 JP20113985U JP20113985U JPH0221654Y2 JP H0221654 Y2 JPH0221654 Y2 JP H0221654Y2 JP 20113985 U JP20113985 U JP 20113985U JP 20113985 U JP20113985 U JP 20113985U JP H0221654 Y2 JPH0221654 Y2 JP H0221654Y2
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seat ring
boss
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valve
hole
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JP20113985U
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JPS62108669U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、バタフライ弁のシートリングに関
し、特に弁軸周辺におけるシール性と耐久性の向
上を図るシール構造に関する。
(従来の技術) 従来、円筒形状の本体内周面に環状のシートリ
ングを装着して、円板状の弁体との圧接により、
シール作用を行うようにしたバタフライ弁は周知
である。
かかるバタフライ弁においては、弁軸周辺のボ
ス部接触面は常時弁体のスラスト面と接触してい
ると共にねじれ力が付加されるため、ボス部接触
面の摩耗が早くシートリングの寿命を短かくして
いた。
そこで、シートリングのボス部接触面における
耐摩耗性を向上させるべく、該接触面の潤滑性を
高める工夫が種々提案されて来た。
かかる提案の一つは、第6,7図に示すよう
に、略円筒形に形成されたバタフライ弁の本体1
の内周面に環状のシートリング2を装着し、弁軸
4の周辺において互に接触するシートリング2の
ボス部接触面5と弁体3のスラスト面6との間に
自己潤滑性の高い材料例えばポリテトラフルオロ
エチレン製のシール7を介在させて、ボス部接触
面5とスラスト面6との間の潤滑性を高め摩耗を
減少させたものであつて、例えば実公昭57−
19891号公報に開示されている。
又、他の一つは、第8図に示すようにシートリ
ング2のボス部接触面5に盲貫の穴8を形成し
て、該穴8に潤滑剤を充填し、ボス部接触面5と
スラスト面6との間に潤滑剤の膜9を形成するよ
うにしたものであつて、例えば実公昭58−24685
号公報に開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 第6,7図の構造にあつては、長期間使用する
と、シート7が平板である為、強度が不足し且シ
ートリングとの接触面積が少なく接着力が小さい
ことに基因して、弁体の回転力によつてシート7
が放射方向に液状に変形してしまい、流体の漏れ
が発生して来るという問題があつた。
又、第8図に示す構造にあつては、弁の寸法が
小さく、したがつて弁体がシートリングを圧接す
る力Wが小さい場合には有効であるが、弁の寸法
が大きくなつた場合、前記圧接力Wが加速度的に
増大し、弁体がシートリングに与えるねじれ力F
が増大するため、シートリングの摩耗を押さえる
ことが出来ないと共に、穴の面積だけボス部接触
面における圧接力Wを受ける面積が減少しており
摩耗の速度を促進してしまうという問題点があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、この考案は円筒
状の本体内周面に装着したシートリングと円板状
の弁体との間に、シートリングのボス部接触面と
弁体のスラスト面との間に介在する平板部と弁棒
の外周に沿つて延びる円筒部とを一体に有する摩
擦係数の小さな潤滑体を配設し、ボス部接触面に
潤滑剤を保持する穴を形成し、該穴に整合する孔
を平板部に貫設したことを特徴とする。
(作用) 弁体とシートリングとの間に介在される摩擦係
数の小さな潤滑体をボス部接触面とスラスト面と
の間に介在する平板部と弁棒の外周に沿つて延び
る円筒部とを一体に有する構造としてあるので、
潤滑体はボス部接触面のみならずこの面と直交す
る弁棒と平行に延びた面においてもシートリング
と接着され、接着力が向上すると同時に潤滑体の
強度が向上した。この結果、シートリングと弁体
との間の摩擦係数が減少し、弁体の回転トルクが
小さくなつた。
(考案の効果) この考案によれば、シートリングと潤滑体との
接着力が向上し強度が大きくなつたため、弁体か
らの回転力によつて潤滑体が変形するおそれがな
くなり、長期に亙つて良好な潤滑を行うことが出
来るため、シートリングの寿命が長くなると共
に、弁体の回転トルクが減少したため、弁の開閉
操作が容易となる効果がある。
(実施例) 以下に図面を参照しつつ、この考案の好しい実
施例を説明する。図において10は略円筒形に形
成されたバタフライ弁の本体内周面に装着された
環状のシートリングであり、11は該シートリン
グ10と接離する円板状の弁体である。12は弁
棒であつて、シートリング10を貫通して本体に
回動自在に軸支される。13はシートリング10
のボス部接触面14と弁体11のスラスト面15
との間に位置する平板部16と弁棒12の外周に
沿つて延びる円筒部17とを有した潤滑体であつ
て、摩擦係数の小さな樹脂、例えば商標「テフロ
ン」でよく知られているポリテトラフルオロエチ
レン等で一体に形成される。
18はシートリング10のボス部接触面14に
形成された盲貫の穴であつて、円周上に沿つて複
数形成され、所望の潤滑剤を充填する。19は前
記潤滑体13の平板部16に貫設された複数の孔
であり、前記穴18と整合し、潤滑剤の流出を許
容する。20はシートリング10のボス部接触面
14を補強するバツクアツプリングである。
ボス部接触面14とスラスト面15との間に潤
滑体13の平板部16が位置しており、且孔19
を通つて穴18から潤滑剤が流出しスラスト面1
5と平板部16との間を潤滑しているために、ボ
ス部接触面14とスラスト面15との間の摩擦係
数が減少し弁体の回転トルクが減少した。又、潤
滑体13は平板部16に円筒部17が一体に形成
されているため、強度が向上すると共に、シート
リング10のボス部接触面14と弁棒12の外周
面21でシートリング10に接着するため、接着
力が向上し、これらが相まつて弁体11からの回
転力によつて潤滑体13、特にその平板部16
が、従来のように放射方向に波状に変形して来る
ことがなくなつた。
第5図はこの考案の一変形を示し、弁棒12を
環状に凹設し、該凹設部22の形状に做つて潤滑
体13の円筒部17を環状に突出させたものであ
り、その他の点は前記第1〜4図と同様である。
かかる構造により円筒部17の強度が更に向上
し、潤滑体13全体の強度を高めることが出来た
のである。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの考案の実施例を示し、第1図
は要部の断面図、第2図は潤滑体の斜視図、第3
図はボス部接触面の平面図、第4図は要部の拡大
断面図、第5図は一変形を示す要部の断面図、第
6,7図は従来例を示し、第6図は縦断面図、第
7図は一部の拡大断面図、第8図は他の従来例を
示す一部の拡大断面図である。 10……シートリング、11……弁体、12…
…弁棒、13……潤滑体、14……ボス部接触
面、15……スラスト面、16……平板部、17
……円筒部、18……穴、19……孔、20……
バツクアツプリング、21……外周面、22……
凹設部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状の本体内周面に装着したシートリングと
    円板状の弁体との間に、シートリングのボス部接
    触面と弁体のスラスト面との間に介在する平板部
    と弁棒の外周に沿つて延びる円筒部とを一体に有
    する摩擦係数の小さな潤滑体を配設し、ボス部接
    触面に潤滑剤を保持する穴を形成し、該穴に整合
    する孔を平板部に貫設したことを特徴とするバタ
    フライ弁のシートリング。
JP20113985U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH0221654Y2 (ja)

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JP20113985U JPH0221654Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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JP20113985U JPH0221654Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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JPS62108669U JPS62108669U (ja) 1987-07-11
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WO2005116420A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha スロットルボデー及びその製造方法

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JPS62108669U (ja) 1987-07-11

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