JPH0244145Y2 - - Google Patents

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JPH0244145Y2
JPH0244145Y2 JP9434486U JP9434486U JPH0244145Y2 JP H0244145 Y2 JPH0244145 Y2 JP H0244145Y2 JP 9434486 U JP9434486 U JP 9434486U JP 9434486 U JP9434486 U JP 9434486U JP H0244145 Y2 JPH0244145 Y2 JP H0244145Y2
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valve stem
metal plate
shaft sealing
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plate
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JP9434486U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、バタフライ弁等の各種弁における
弁体を軸支する弁棒と本体との間の軸封装置に関
する。
(従来の技術) バタフライ弁のように弁体の駆動手段が本体外
に位置しているような型式の弁においては、弁体
を軸支する弁棒が本体外に延び出しており、弁棒
と本体との間からの流体の漏洩防止、或は外部か
らの流体やゴミ、ホコリ等の侵入を防止するため
に、弁棒と本体との間に両者の間隙を密封する軸
封装置が配設される。
かかる軸封装置の最も一般的な従来の構造は、
第7図に示すように弁棒1の外周に溝2を形成
し、該溝2にOリング5を嵌挿して本体3の弁軸
筒4の内周面に密着させたものであるが、溝2の
形成によつて弁棒1は部分的に小径となり強度、
特に捻り強度が低下して来る欠点があつた。
そこで、第6図に示すようにOリング5を嵌挿
する溝2を本体の弁軸筒4の内周壁に形成する構
造も提案されているが、かかる構造では弁軸筒4
が小口径である場合に溝2の加工がきわめて困難
となる欠点があつた。
第6、7図にみられた欠点を解消するために、
第8図に示すように、弁棒1に密着するOリング
2aと本体3の弁軸筒4に密着するOリング2b
とを嵌着した別部品のOリングケース6を弁棒1
と弁軸筒4との間に介在させた構造も提案されて
いるが、かかる構造にあつてはOリングケース6
を所定位置に保持するための押さ板7や、スナツ
プリング8等の部品が必要となり、部品点数が多
くなる欠点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は、従来の軸封装置にみられた前記の
如き欠点を解消し、簡単で部品点数の少ない構造
の軸封装置を提供すると共に、弁棒の軸受機能を
もはたし得るようにせんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、この考案が採つ
た手段は、本体10外に延び出す弁棒13と本体
10との間に、金属板17と該金属板17の一面
に一体に定着された弾性密封板18とからなる軸
封手段16を配設し、該軸封手段16の中心に弁
棒13を挿通させつつ該軸封手段16を本体10
に定着し、弾性密封板18の外周部を本体10に
内周部を弁棒13にそれぞれ密着させたことを特
徴とする。
(作用) 金属板に一体に定着した弾性密封板が弁棒の外
周面と本体の内周面とにそれぞれ密着して弁棒と
本体との間の間隙を封塞し、軸封作用を達成す
る。金属板の材質を適宜選択することにより、弁
棒との軸受作用をも達成する。
(考案の効果) この考案によれば、弾性密封板を一体に定着し
た金属板をネジやスナツプリング等の定着手段で
本体に固着するという、単一の部品からなる簡単
な構造で、弁棒の軸封機構を得ることが出来ると
共に、金属板の材質を選択することによつて、軸
受作用をも同時に達成することが出来る利点があ
る。又、弾性密封板18により金属板17の上面
のみならず下面並びに外側面を被覆することによ
つて、弾性密封板18と金属板17との接合をよ
り強固にし、軸封手段16の耐久性と密封性を向
上させることが出来る。更に弾性密封板18の内
周壁の凹溝24にグリース等の潤滑油を注入し
て、軸封装置の長寿命と低摩擦とを図ることが出
来る。
(実施例) 以下に図面を参照しつつ、この考案の好ましい
実施例を説明する。尚、以下に述べる実施例はバ
タフライ弁についてのものであるが、弁棒が本体
を貫通して外部へ延び出し、弁棒と本体との間の
軸封が必要とされるその他の弁にも同様に適用出
来ることは当業者に容易に理解されるであろう。
図において10は偏平な略円筒形状を有するバ
タフライ弁の本体であり、内周面に弾性密封板か
らなるシートリング11が定着される。12は外
周縁が前記シートリング11の内周面に接離する
円板状の弁体であり、弁棒13,14により本体
10内に回動自在に軸支されている。上部弁棒1
3は本体10の弁軸筒15を通つて、本体10外
に延び出し所望の駆動手段に連結自在である。
16はこの考案にかかる軸封手段を示し、前記
上部弁棒13と弁軸筒15との間に介装されて両
者の間の間隙を封止する。軸封手段16は第2〜
4図に示すように金属板17と該金属板17に一
体化した弾性密封板18とからなり、弁軸筒15
の上部の凹部19内に嵌着され、ネジ20で固着
される。金属板17と弾性密封板18の中心には
弁棒13を挿通する中心孔21が貫穿され、金属
板17には、中心孔21から下方へ垂下する短筒
状の軸受筒22が形成され、断面L状をなす。
弾性密封板18は例えばゴム等の弾性密封板か
らなり、金属板17の上面を被覆して、金属板1
7に加硫により一体化される。弾性密封板18
は、第4図に示すように金属板17より若干大な
る直径を有し、金属板17の外周縁よりも外方へ
突出すると共に、中心孔21においても若干内方
へ突出している。軸封手段16を定着するとき、
弾性密封板18の金属板17より外方へ突出する
部分が凹部19の内周面に密着し、中心孔21内
へ突出する部分が弁棒13の外周面に密着して、
弁棒13と弁軸筒15との間の間隙を封止する。
23はネジ20を挿通するネジ孔である。
第5図はこの考案に係る軸封手段16の一変形
を示し、、金属板17の上下面及び外側面を弾性
密封板18で被覆すると共に、弾性密封板18の
中心孔21の内周壁に凹溝24を形成して、グリ
ース等の潤滑油を封入可能としたものである。金
属板17の上下面及び外側面を弾性密封板18で
被覆することにより、金属板17と弾性密封板1
8との接合が強固となり、弁棒13との回転接触
により弾性密封板18が金属板17から剥離する
おそれを解消することが出来る。又、凹溝24に
潤滑油を封入することにより、弁棒13との潤滑
性が向上し、軸封装置の長寿命化と、低摩擦性と
を図ることが出来る。
金属板17の材質を弁棒13とは異なつた金属
とすることにより、金属板17を弁棒13の軸受
部材とすることが出来、軸封のみならず軸受作用
をも同時に達成することが出来る。
軸封手段16はネジ20による固着に限られる
ものではなく、スナツプリングで固着しても或は
その他の手段で固着しても良いことは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の軸封装置を適用したバタフ
ライ弁の一部を切り欠いだ斜視図、第2図は要部
の拡大断面図、第3図はこの考案に係る軸封手段
の平面図、第4図は同断面図、第5図は軸封手段
の一変形を示す断面図、第6〜8図は従来の軸封
装置を示す一部を切り欠いだ斜視図である。 10……本体、11……シートリング、12…
…弁体、13,14……弁棒、15……弁軸筒、
16……軸封手段、17……金属板、18……弾
性密封板、19……凹部、20……ネジ、21…
…中央孔、22……軸受筒、23……ネジ孔、2
4……凹溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体10外に延び出す弁棒13と本体10と
    の間に、金属板17と該金属板17の一面に一
    体に定着された弾性密封板18とからなる軸封
    手段16を配設し、該軸封手段16の中心に弁
    棒13を挿通させつつ該軸封手段16を本体1
    0に定着し、弾性密封板18の外周部を本体1
    0に内周部を弁棒13にそれぞれ密着させたこ
    とを特徴とする弁の軸封装置。 (2) 金属板17を弁棒13とは異なつた材質で形
    成し、金属板17に軸受作用を有せしめたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の軸封装置。 (3) 金属板17の上下面及び外側面を弾性密封板
    18で被覆したことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項又は第2項に記載の軸封装
    置。 (4) 弾性密封板18の中心孔21の内周壁に油溜
    め用の凹溝24を形成したことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項、第2項又は第3
    項に記載の軸封装置。
JP9434486U 1986-06-20 1986-06-20 Expired JPH0244145Y2 (ja)

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JP9434486U JPH0244145Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

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JP9434486U JPH0244145Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS631980U JPS631980U (ja) 1988-01-08
JPH0244145Y2 true JPH0244145Y2 (ja) 1990-11-22

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