JPS6344622Y2 - - Google Patents

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JPS6344622Y2
JPS6344622Y2 JP18235282U JP18235282U JPS6344622Y2 JP S6344622 Y2 JPS6344622 Y2 JP S6344622Y2 JP 18235282 U JP18235282 U JP 18235282U JP 18235282 U JP18235282 U JP 18235282U JP S6344622 Y2 JPS6344622 Y2 JP S6344622Y2
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JP
Japan
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valve
stem
holder
seat
valve body
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JP18235282U
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JPS5986478U (ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の目的 (考案の技術分野) 本考案は、復帰バネで弁体を弁座に押圧して閉
止する常閉型の電磁弁、更に詳細にはその弁体の
取付け構造に関する。
(考案の技術的な背景) 弁体は、励磁コイルの通電オン・オフによつて
往復動するプランジヤーに取付けられ、電磁弁本
体に形成された弁座に復帰バネのバネ力で当接す
ることによつて閉弁する。弁体はこのように往復
動するプランジヤーに取付けられるため、弁体と
弁座との接触が不安定となりがちで、被制御流体
の漏れが発生しやすい。そこで弁体をプランジヤ
ーに取付けるバルブステムと弁体間にガタを設け
て、弁体がバルブステムに対し容易に揺動できる
ようにすれば、弁体が弁座に対してどのような状
態で着座しても、弁体は容易に揺動して最も安定
した状態に落ち着くことができる。
(従来技術とその問題点) 第1図イはこのような常閉型の電磁弁を示す縦
断面図で、弁体1は、バルブステム2を介してプ
ランジヤー3に取付けられている。プランジヤー
3は、周知のように励磁コイル4の通電によつて
固定鉄心5に吸引されて上昇し、励磁コイル4を
通電オフにすると、固定鉄心5から開放され、復
帰バネ6のバネ力で押し下げられる。常閉型の電
磁弁は、このように復帰バネ6のバネ力で弁体1
が弁座7に押し付けられて閉止する。
ロは弁体1とバルブステム2との連結部を拡大
して示す断面図である。弁体1は、ゴムや合成樹
脂などの弾性体でできた弁シート1aと、弁シー
ト1aを支持する剛体のシートホルダー1bから
成つている。バルブステム2の下端にはフランジ
2aを備えており、弁シート1aには、フランジ
2aが丁度嵌入できる大きさの取付け穴1cが形
成されている。バルブステム2のフランジ2a
を、この取付け穴1cに嵌め込むことによつて、
弁体1はバルブステム2に連結される。そしてゴ
ムの弾性を利用して、弁体1がバルブステム2に
対し揺動可能にしている。
ところがこのような構成では、復帰バネ6のバ
ネ圧で弁体1がバルブステム2から脱落しやす
い。即ちシートホルダー1bにバネ力が作用する
と、取付け穴1cがゴムなどの弾性体で形成され
ているために、ロのように取付け穴1cの口が開
き、フランジ2aが取付け穴1cから抜けてしま
う。特に閉弁時のシール力を大きくするには、復
帰バネ6のバネ圧を大きくすることが必要である
が、そうすると弁体1はますます外れやすくな
る。開弁にあたつてプランジヤー3が吸引上昇す
ると、弁体1に作用する復帰バネのバネ力は極め
て大きくなるので、特に開弁状態において外れや
すい。
(考案の技術的課題) 本考案の技術的課題は、励磁コイルで駆動され
るプランジヤーに、弁体が揺動可能にガタをもつ
て取付けられ、該弁体は復帰バネで弁座に押圧さ
れる常閉型電磁弁において、復帰バネのバネ力で
弁体がバルブステムから外れないようにすること
にある。
(b) 考案の構成 (本考案の技術的手段) この技術的課題を解決するための本考案の技術
的手段は、励磁コイルで駆動されるプランジヤー
に、弁体が揺動可能にガタをもつて取付けられ、
該弁体は復帰バネで弁座に押圧される常閉型電磁
弁において、 弁シートを剛体のシートホルダーに取付け、一
方プランジヤーに弁体を連結するバルブステム部
に、その外周から突出する剛体のステムホルダー
を取付け、このステムホルダーをシートホルダー
の凹部中に挿入して加締め、且つバルブステムと
ステムホルダーおよびシートホルダーとの間にガ
タを設けた構成を採つている。
(技術的手段の作用) 従来はバルブステムを直接ゴムなどの弁シート
に取付けてゴムの弾性で揺動させているが、本考
案の技術的手段は、弁シートを支持する剛体のシ
ートホルダーにバルブステムを取付けている。従
つて復帰バネのバネ力はシートホルダーのみに作
用し、ゴムなどの弁シートには作用しない。その
ため復帰バネのバネ力が、弁体をバルブステムか
ら外す方向に作用しても、剛体のシートホルダー
と剛体のステムホルダー同士が係合しているの
で、バネ力が大きくても両者の結合が外れるよう
な恐れはない。そしてバルブステムとステムホル
ダーおよびシートホルダー間はガタが発生するよ
うに隙間を設けてあるので、剛体同士の結合にも
拘わらず円滑に揺動できる。
(c) 考案の効果 以上のように弁体がバルブステムから外れる恐
れがないので、復帰バネのバネ力を充分大きくし
てシール力を高め、被制御流体の漏れが発生しな
いようにすることが可能となる。
また弁シートにバルブステムを係合させると、
弾性体の弁シートの変形によつて、弁体がバルブ
ステムに対し円滑に揺動できなくなる恐れがあ
り、揺動が不安定になるが、本考案のように剛体
同士をガタをもたせて結合すれば、変形などの恐
れもなく、揺動が円滑に行なわれ、閉弁作用が一
層安定する。
(d) 考案の実施例 次に本考案による常閉型電磁弁が実際上どのよ
うに具体化されるかを実施例で説明する。第2図
から第5図はそれぞれ本考案の実施例を示すもの
で、それぞれイはバルブステム側の分解斜視図、
ロは組み立て状態の縦断面図である。
第2図〜第5図において、弁シート8は、円盤
状のシートホルダー9の弁座7側の面に固着され
ている。そしてシートホルダー9のバルブステム
10側には、バルブステム10と結合するための
大小の凹部9a,9bが形成されている。一方バ
ルブステム10には、シートホルダー9の大径凹
部9aに嵌め込んで加締めるための、ステムホル
ダー11a,11bを備えている。
第2図〜第5図はこのステムホルダー11a,
11bとバルブステム10との結合構造がそれぞ
れ異なつている。第2図ではバルブステム10の
下端外周に円周方向の溝10aを形成し、該溝1
0aにイに示すようなU字状切り欠きをもつたス
テムホルダー11aを嵌め込み、このステムホル
ダー11bをシートホルダー9の大径凹部9aに
嵌め込んで加締める。このときバルブステム10
の下端は、小径凹部9b中に収容される。そして
ステムホルダー11aはシートホルダー9の大径
凹部9a中に加締め固定され、バルブステム10
とステムホルダー11aおよびシートホルダー9
間は、ガタが発生しうるように隙間を設けてあ
る。
第3図は、溝10a代えてバルブステム10の
下端にフランジ10bを形成し、バルブステム1
0を環状のステムホルダー11bに挿通し、フラ
ンジ10bで抜け止めを行なつている。ステムホ
ルダー11bは、第2図の場合と同様にシートホ
ルダー9の大径凹部9a中に加締められる。
第4図は、バルブステム10を第2図と同様に
ステムホルダー11bに挿通した後、バルブステ
ム10の下端に形成した円周方向の溝10aにE
リングなどの止め環12を嵌め込んで、ステムホ
ルダー11bの抜け止めにしている。
第5図は、第4図の止め環12に代えてピン1
3を用いている。即ちバルブステム10をステム
ホルダー11bに挿通した後、バルブステム10
の下端に開けられたピン孔10cにピン13を挿
通し、ステムホルダー11bの抜け止めとする。
第3図〜第5図の場合も第2図と同様に、ステ
ムホルダー11bはシートホルダー9の大径凹部
9a中に加締め固定され、バルブステム10とス
テムホルダー11bおよびシートホルダー9間
は、ガタが発生しうるように隙間を設けてある。
このように、ステムホルダー11bとシートホ
ルダー9とは、加締めによつて堅牢に固定されて
いるが、バルブステム10とステムホルダー11
a,11bおよびシートホルダー9間は、ガタを
もたせてあり、従つてこれらの弁体を第1図のよ
うな弁室に組込んで駆動すると、弁シート8とシ
ートホルダー9からなる弁体は、バルブステム1
0に対し揺動することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イは従来の常閉型電磁弁の縦断面図、同
図ロは弁体とバルブステムとの結合部の拡大断面
図、第2図〜第5図は本考案の各種実施例を示す
もので、それぞれイはバルブステム側の分解斜視
図、ロは弁体とバルブステムとの組み立て状態の
縦断面図である。 図において、3はプランジヤー、7は弁座、8
は弁シート、9はシートホルダー、9aは大径凹
部、9bは小径凹部、10はバルブステム、10
aは溝、10bはフランジ、10cはピン孔、1
1a,11bはステムホルダー、12は止め環、
13はピンをそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 励磁コイルで駆動されるプランジヤーに、弁体
    が揺動可能にガタをもつて取付けられ、該弁体は
    復帰バネで弁座に押圧される常閉型電磁弁におい
    て、 弁シートを剛体のシートホルダーに取付け、一
    方プランジヤーに弁体を連結するバルブステム部
    に、その外周から突出する剛体のステムホルダー
    を取付け、このステムホルダーをシートホルダー
    の凹部中に挿入して加締め、且つバルブステムと
    ステムホルダーおよびシートホルダーとの間にガ
    タを設けたことを特徴とする常閉型電磁弁。
JP18235282U 1982-12-01 1982-12-01 常閉型電磁弁 Granted JPS5986478U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18235282U JPS5986478U (ja) 1982-12-01 1982-12-01 常閉型電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18235282U JPS5986478U (ja) 1982-12-01 1982-12-01 常閉型電磁弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5986478U JPS5986478U (ja) 1984-06-11
JPS6344622Y2 true JPS6344622Y2 (ja) 1988-11-18

Family

ID=30394930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18235282U Granted JPS5986478U (ja) 1982-12-01 1982-12-01 常閉型電磁弁

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH085429Y2 (ja) * 1989-07-31 1996-02-14 矢崎総業株式会社 切替弁
JPH085430Y2 (ja) * 1989-11-15 1996-02-14 アイシン精機株式会社 比例流量制御弁
JP2012092977A (ja) * 2011-12-20 2012-05-17 Fluid Automation Systems Sa ポペット弁

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Publication number Publication date
JPS5986478U (ja) 1984-06-11

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