JP3094136U - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

Info

Publication number
JP3094136U
JP3094136U JP2002007339U JP2002007339U JP3094136U JP 3094136 U JP3094136 U JP 3094136U JP 2002007339 U JP2002007339 U JP 2002007339U JP 2002007339 U JP2002007339 U JP 2002007339U JP 3094136 U JP3094136 U JP 3094136U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
valve seat
valve
solenoid valve
skirt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002007339U
Other languages
English (en)
Inventor
細谷幸生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Holdings Inc
Nisshinbo Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Holdings Inc, Nisshinbo Industries Inc filed Critical Nisshinbo Holdings Inc
Priority to JP2002007339U priority Critical patent/JP3094136U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3094136U publication Critical patent/JP3094136U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立て精度の向上が図れると共に、高い
気密性と液密性を確保できる、電磁弁を提供すること。 【解決手段】 コアアッシー2のスリーブ24開放側
に、内部に弁室231と弁座232とを一体に形成した
バルブシート23を予め組付けておき、スリーブ24の
スカート部242に不均一面243を形成し、コアアッ
シー2を内挿したユニットボディ4のボア孔の周縁をか
しめて、スリーブ2のスカート部24の不均一面243
の弾性変形力で以って、スリーブ24のスカート部24
2をバルブシート23の傾斜面とユニットボディ4とに
夫々密着させて固定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は電磁弁の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばアンチロックブレーキ制御装置におけるブレーキ液圧を制御するための 電磁弁としては、特表平5−503267号に記載のものが知られている。 図4を基にこの電磁弁aを説明すると、マグネットアマチャd、マグネットコ アe、ニードル弁fなどの電磁弁を構成するプランジャ側の大半の部品は弁スリ ーブg内に挿入して予めアッシー化してあり、また弁座bは予め弁ハウジングc のボア孔の底部に組み付けてある。 そして電磁弁の組立てに当たっては、プランジャ組立体のブッシュh側を弁ハ ウジングcのボア孔に挿入した後、弁ハウジングcの孔の周縁部をかしめて形成 したノーズ部c1で以って、弁スリーブgのスカート部g1とブッシュhのテー パー部h1とを弁ハウジングcに固定し、その後にドーナツ状のコイルアッシー kを外装してプランジャ組立体に取り付けている。 この種の電磁弁では、ブッシュhのテーパー部h1を予め凹面として形成して おくことで、弁ハウジングcのボア孔の周縁部をかしめる際に弁スリーブgのス カート部g1を凸面として係合させて強固に固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来の電磁弁には次のような問題点がある。 <イ>プランジャ組立体と弁座bとが別体であるために、電磁弁を組立てる際に ニードル弁fと弁座bが芯ズレを生じ易く、不良品の発生率が高くなる。 <ロ>電磁弁がサブアッシー化したプランジャ組立体と弁座bとに分かれている ため、部品の搬送や組立時の取扱いや管理が煩雑となる。 <ハ>弁スリーブgのスカート部g1とブッシュhのテーパー部h1の両部材に 、凹凸加工を施す必要があるため、加工コストが高くつく。
【0004】
【考案の目的】
本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、組立て 精度の向上が図れると共に、高い気密性と液密性を確保できる、電磁弁を提供す ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案は、ユニットボディに組み付け、スリーブ内にアーマチャ を摺動自在に収容してなるコアアッシーと、前記コアアッシーに外装したコイル アッシーとより成る電磁弁において、前記コアアッシーのスリーブ開放側に、内 部に弁室と弁座とを一体に形成したバルブシートを予め組付けておき、前記スリ ーブの開放端部は幅広のスカート部を形成し、前記バルブシートの外周面は、前 記スリーブのスカート部と係合する傾斜面を形成すると共に、このスリーブのス カート部に不均一面を形成し、コアアッシーを内挿したユニットボディのボア孔 の周縁をかしめて、前記スリーブのスカート部の不均一面の弾性変形力で以って 、前記スリーブのスカート部をバルブシートの傾斜面とユニットボディとに夫々 密着させて固定したことを特徴とする、電磁弁である。 請求項2に係る考案は、前記した請求項1において、バルブシートの外周に設 けた小径部にスリーブをかしめて一体に組み付けたことを特徴とする、電磁弁で ある。 請求項3に係る考案は、前記した請求項1または請求項2において、スリーブ のスカート部の不均一面を、スカート部の全周に亘って形成したことを特徴とす る、電磁弁である。 請求項4に係る考案は、前記した請求項1または請求項2において、スリーブ のスカート部の不均一面を、スカート部の周方向に沿って間欠的に形成したこと を特徴とする、電磁弁である。
【0006】
【考案の実施の形態1】 以下図面を参照しながら本考案に係る電磁弁について説明する。
【0007】 <イ>電磁弁の構成 図1に示すように電磁弁1は、主となる構成要素としてコアアッシー2と、コ アアッシー2に外装した筒状のコイルアッシー3とを有する。 以下、電磁弁1を構成する各部材について説明する。
【0008】 <ロ>コアアッシー コアアッシー2は、マグネットコア21と、アーマチャ22と、バルブシート 23と、ドーム形のスリーブ24とより構成し、スリーブ24に前記各部品21 〜23を収納することでコアアッシー2をサブアッシー化する。
【0009】 マグネットコア21は、スリーブ24内の閉塞端側に装着する部材で、その外 周に設けた小径部211にスリーブ24をかしめたかしめ部241を介してスリ ーブ24に固定されている。
【0010】 アーマチャ22はスリーブ24内のマグネットコア21とバルブシート23と の間に配置され、プランジャ222の一部に一体に形成した弁体221と共に、 コイルアッシー3の励磁力を受けて摺動する。
【0011】 バルブシート23は、その内部にプランジャ222を収容する弁室231が形 成されていると共に、弁室231の中央には弁体221が着座する弁座232が 形成されている。この弁体221と弁座232とにより弁機構を構成する。 バルブシート23内の底部にはこの弁機構を間に挟んで流路234と流路23 6が形成されている。 バルブシート23は、その外周に設けられた小径部233にスリーブ24をか しめ、このかしめ部241により予めスリーブ24と一体に取り付けられている 。
【0012】 マグネットコア21の中心部には段付孔が穿設され、その大径孔部とアーマチ ャ22間に縮設したスプリング25のばね力により、弁体221が弁座232の 流路234を常時閉鎖する方向に付勢されている。 なおスプリング25を配設する孔は、アーマチャ22側に設けてもよい。 図2に拡大して示すように、スリーブ24の開放端にはバルブシート23の外 周面を拡幅したテーパ状の傾斜面235と弾接するスカート部242が形成して あって、このスカート部242の周方向には、断面凹凸形状、または断面波形状 の不均一面243が形成されている。 不均一面243は、スカート部242の全周に亘って形成してもよいし、或い は周方向に沿って間欠的に形成してもよい。
【0013】 <ハ>コイルアッシー コイルアッシー3は、スリーブ24内のアーマチャ22を開方向に摺動させる ための励磁力を発生するためのドーナツ形のコイルで、スリーブ24に外装して 突出するスリーブの頭部に図外の止めワッシャを取り付けて固定したり、或いは 電磁弁を覆う図外のカバーで押さえ付けて固定される。
【0014】 <ニ>組付け方法 電磁弁1の構成部材であるコアアッシー2をユニットボディ4に固定するには 、先ずユニットボディ4に形成されたボア孔41にコアアッシー2の底部に位置 するバルブシート23を押し込む。 この際、バルブシート23の下部外周面に設けられた溝にユニットボディ4の 母材が入り込むことにより、流路234と流路236間でシール性が確保される 。 流路234と流路236との間は、バルブシート23の底面をボア孔41の底 面に圧着する方法でシールしてもよい。 さらに、コアアッシー2を仮組みしたボア孔41の周縁部分42を、例えば図 2に示すようなスリーブ24と同芯のリング形状を呈するかしめ治具5で押圧し てかしめ加工を行う。 ボア孔41の周縁部分42の余肉でスリーブ24をバルブシート23に押さえ 付けてコアアッシー2をユニットボディ4に固定する。
【0015】 スリーブ24のスカート部242に予め形成しておいた凹凸形状の不均一面2 43に、かしめ力が加わることで図3に示すように弾性変形して周辺部材に弾接 することで、スリーブ24のスカート部242とバルブシート23の傾斜面23 5との接触面、およびスカート部242とかしめられたボア孔41の周縁部分4 2との接触面が密接して高い気密性と液密性が付与される。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ> スリーブのスカート部に形成した不均一面の弾性変形力で以って高い気 密性と液密性を確保しつつ、強固に組付けることが可能となる。 <ロ>弁座を一体に形成したバルブシートを予めスリーブに組み付けてあるから 、弁機構を構成する弁体と弁座との芯ずれをなくして、コアアッシーをユニット ボディに組付けたときの機能チェックにおける不良品の発生率を著しく低減でき るだけでなく、構成部品点数を削減できることに伴い、部品の搬送時や組立時の 取扱い性や煩雑な管理を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電磁弁の縦断面図
【図2】 電磁弁のかしめ前の部分拡大図
【図3】 電磁弁のかしめ後の部分拡大図
【図4】 従来の電磁弁の説明図
【符号の説明】
1 電磁弁 2 コアアッシー 21 マグネットコア 211 小径部 22 アーマチャ 221 弁体 222 プランジャ 23 バルブシート 231 弁室 232 弁座 233 小径部 234,236 流路 235 傾斜面 24 スリーブ 241 かしめ部 242 スカート部 243 不均一面 3 コイルアッシー 4 ユニットボディ 41 ボア孔 42 周縁部分 5 かしめ治具

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットボディに組み付け、スリーブ
    内にアーマチャを摺動自在に収容してなるコアアッシー
    と、前記コアアッシーに外装したコイルアッシーとより
    成る電磁弁において、 前記コアアッシーのスリーブ開放側に、内部に弁室と弁
    座とを一体に形成したバルブシートを予め組付けてお
    き、 前記スリーブの開放端部は幅広のスカート部を形成し、 前記バルブシートの外周面は、前記スリーブのスカート
    部と係合する傾斜面を形成すると共に、このスリーブの
    スカート部に不均一面を形成し、 コアアッシーを内挿したユニットボディのボア孔の周縁
    をかしめて、前記スリーブのスカート部の不均一面の弾
    性変形力で以って、前記スリーブのスカート部をバルブ
    シートの傾斜面とユニットボディとに夫々密着させて固
    定したことを特徴とする、 電磁弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、バルブシートの外
    周に設けた小径部にスリーブをかしめて一体に組み付け
    たことを特徴とする、電磁弁。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、ス
    リーブのスカート部の不均一面を、スカート部の全周に
    亘って形成したことを特徴とする、電磁弁。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、ス
    リーブのスカート部の不均一面を、スカート部の周方向
    に沿って間欠的に形成したことを特徴とする、電磁弁。
JP2002007339U 2002-11-19 2002-11-19 電磁弁 Expired - Fee Related JP3094136U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002007339U JP3094136U (ja) 2002-11-19 2002-11-19 電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002007339U JP3094136U (ja) 2002-11-19 2002-11-19 電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3094136U true JP3094136U (ja) 2003-06-06

Family

ID=43248131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002007339U Expired - Fee Related JP3094136U (ja) 2002-11-19 2002-11-19 電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3094136U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105253130A (zh) * 2014-07-10 2016-01-20 株式会社电装 制动流体控制装置
KR20220079793A (ko) * 2020-12-04 2022-06-14 상하이 커라이 메카트로닉스 엔지니어링 컴퍼니 리미티드 경질 밀봉 구조를 가진 전자 밸브

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105253130A (zh) * 2014-07-10 2016-01-20 株式会社电装 制动流体控制装置
JP2016016828A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社デンソー ブレーキ用流体制御装置
KR20220079793A (ko) * 2020-12-04 2022-06-14 상하이 커라이 메카트로닉스 엔지니어링 컴퍼니 리미티드 경질 밀봉 구조를 가진 전자 밸브
KR102604908B1 (ko) 2020-12-04 2023-11-21 상하이 커라이 메카트로닉스 엔지니어링 컴퍼니 리미티드 경질 밀봉 구조를 가진 전자 밸브

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3613628B2 (ja) 電磁弁装置
US7314184B2 (en) Fuel injector with a metering assembly having at least one annular ridge extension between a valve seat and a polymeric valve body
JP3802702B2 (ja) 電磁式燃料噴射弁におけるシール部材の取付け構造
JPH07280122A (ja) 電磁弁の製造方法
HU223875B1 (hu) Mágnesszelep, elsősorban gépjármű blokkolásgátlóval felszerelt, hidraulikus fékberendezése számára
JPH07167337A (ja) 電磁操作弁
JP4432681B2 (ja) ブレーキ用流体制御装置
JP4176918B2 (ja) 電磁弁
CN113464709A (zh) 用于调节质量流量的阀装置和切换阀
JP2002510021A (ja) 電磁バルブ
JP4021838B2 (ja) 燃料噴射装置
JP5487836B2 (ja) 電磁弁を有する液圧装置
JP3094136U (ja) 電磁弁
JP3142680B2 (ja) ソレノイドバルブ
US7458530B2 (en) Fuel injector sleeve armature
JPH0521847Y2 (ja)
JP2745339B2 (ja) 球状弁体のプランジャへの圧入・固定方法
US10471943B2 (en) Vehicle brake hydraulic pressure control apparatus and method for manufacturing the same
JP3933862B2 (ja) 電磁式燃料噴射弁
JPH11166659A (ja) ソレノイドバルブ
JPH07260029A (ja) 電磁弁
JPH06117549A (ja) 圧力制御弁の製造方法
US5245753A (en) Method of manufacturing pressure control valve
JP2696618B2 (ja) 圧力制御弁の製造方法
KR100455049B1 (ko) 전자밸브장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees