JP3933862B2 - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁式燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術に係る電磁式燃料噴射弁の一例を、図5を参照して説明する。図5は従来の技術に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図である。
図5に示す電磁式燃料噴射弁100は、略筒状のボディ141と、このボディ141内を往復動するバルブ109と、このバルブ109より上流側に位置するスプリング136と、このスプリング136の上流側端部と当接するスプリングピン132と、このスプリングピン132より上流側に位置するストレーナ126(金属カラー102を含む)とを備えている。この電磁式燃料噴射弁では、スプリングピン132とストレーナ126は別体で構成され、それぞれがボディ141に圧入固定されている。
【0003】
また、従来の技術に係る電磁式燃料噴射弁の他の一例を図6と図7を参照して説明する。図6は従来の技術に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図であり、図7はそのストレーナの斜視図である。
図6に示す電磁式燃料噴射弁200は、略筒状のボディ241と、このボディ241内を往復動するバルブ209と、このバルブ209より上流側に位置するスプリング236と、このスプリング236の上流側端部と当接するスプリングピン(インナーカラー)232と、このスプリングピン232より上流側に位置するストレーナ226とを備えている。このストレーナ226は、図7によく示されるように、筒状部226Aと、この筒状部226Aの内部に形成される流路部226Bと、筒状部226Aの側壁から流路部226Bに向けて穿設された燃料通路226Dと、この燃料通路226Dに設けられたろ過部材204を有している。参照番号226Fはストレーナ226の上端部を示している。参照番号226Cはストレーナ226の下端部を示しており、この下端部226Cには開口部226Eが設けられている。この電磁式燃料噴射弁では、このストレーナ226の下端部226Cの開口部226Eにスプリングピン232の上端が挿入されることによって、ストレーナ226とスプリングピン232が一体的に取り付けられる。そして、この一体化されたストレーナ226とスプリングピン232が、ボディ241に圧入固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す電磁式燃料噴射弁100のように、スプリングピン132とストレーナ126を別体で構成すると、ボディ141内にスプリングピン132を圧入する工程と、ストレーナ132を圧入する工程の2工程が必要となる。このため、製造コストがかかるという問題があった。また、スプリングピン132を単独でボディ141に組み付けようとすると、ストレーナ126を圧入・固定するための金属カラー102が必要となる。このため、部品コストがかかるという問題があった。
【0005】
一方、図6に示す電磁式燃料噴射弁200では、スプリングピン232をボディ241内に圧入固定する際の動的流量の微妙な調整が困難になるという問題が生じていた。すなわち、通常、電磁式燃料噴射弁では、スプリングピン232でスプリング236を押圧してその弾性力を調整することで動的流量の調整が行われる。このためには、スプリングピン232を下流側に徐々に圧入しながらスプリング236の弾性力を調整する必要がある。ここで、図6に示す電磁式燃料噴射弁200では、スプリングピン232の上端にストレーナ226が取付けられ一体化されているため、ストレーナ226の上端226Fを治具等で押圧することとなる。しかしながら、ストレーナ226の燃料通路226Dが開設された部分は剛性が低くなっているため、ストレーナ226の上端226Fを押圧すると、燃料通路226D付近の筒状部226Aが変形し、この結果、燃料通路226D自体も変形する。このため、圧入時(押圧時)と圧入終了後(押圧力が除去された時)の燃料通路226Dの形状等が異なって流路抵抗が変わるため、動的流量の微妙な調整が困難になるという問題が生じていた。
【0006】
本発明は、電磁式燃料噴射弁の動的流量の調整精度を保持しながら、製造コストを低減する技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用と効果】
上記課題を解決するために請求項1に記載の電磁式燃料噴射弁は、略筒状のボディと、このボディ内を往復動するバルブと、このバルブより上流側のボディ内に固定される略筒状のコアと、バルブより上流側に位置するスプリングと、このスプリングの上流側端部と当接するスプリングピンと、このスプリングピンの下流側端部より上流側に位置するストレーナとを備えている。スプリングピンは、略筒状に形成された中空部材であり、その上流側端部にストレーナが取付けられると共にその上流側端部がコアの上流側端部より上流側まで伸びており、その下流側端部にはスプリングの上流側端部に当接すると共にコアに圧入される小径部が設けられている。ストレーナは、スプリングピンの上流側端部に取付けられる当接部と、この当接部より下流側に連設された網部と、を有している。そして、ストレーナがスプリングピンに取り付けられた状態では、小径部より上流側の中空部分にストレーナの網部が収容されていることを特徴とする。
【0008】
上記電磁式燃料噴射弁によれば、スプリングピンの上流側端部にストレーナの当接部が取付けられて一体化されているため、ストレーナを単独で圧入する必要がなく、スプリングピンの圧入のみで足りる。このため、製造コストを低減することができる。また、ストレーナを単独で圧入する必要がないため、ストレーナを圧入・固定するための金属カラーが不要となる。このため、部品コストを低減することができる。
また、ストレーナがスプリングピンに取り付けられた状態では、ストレーナの網部がスプリングピンの中空部分に収容されており、かつ、ストレーナの網部を収容する中空部分よりも下流側の小径部がコアに圧入されている。このため、動的流量の調整を行うためにスプリングの弾性力を調整する際には、ストレーナの網部に変形を生じさせるような荷重がストレーナにかかることを防止できる。このため、動的流量の調整精度を保持することができる。
【0010】
上記電磁式燃料噴射弁では、ストレーナの当接部がスプリングピンの上流側端部に溶接により固定されていてもよい。あるいは、スプリングピンの上流側端部をカシメることにより、ストレーナの当接部がスプリングピンの上流側端部に固定されていてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
上述した各請求項に記載の本発明は、下記に示す形態で好適に実施することができる。
(形態1) 請求項1又は2に記載の電磁式燃料噴射弁において、ストレーナとスプリングピンは、溶接またはカシメにより固定されていることが好ましい(第1実施例と第2実施例に対応)。この形態によれば、ストレーナとスプリングピンが確実に固定され一体化されるため、動的流量の調整を行う際に作用する力によって両者の位置関係がずれてしまうことが防止される。
(形態2) 請求項1又は2に記載の電磁式燃料噴射弁において、ストレーナとスプリングピンには、スプリングピンに対するストレーナの軸方向の相対的な変移が規制されるような当接部が設けられていることが好ましい(第1実施例と第2実施例に対応)。この形態によれば、動的流量の調整を行う際等に両者の軸方向の相対位置がずれてしまうことが防止される。
(形態3) 請求項1又は2に記載の電磁式燃料噴射弁において、スプリングピンは、その軸方向に貫通する燃料通路が形成されており、その燃料通路への燃料流入口と燃料流出口との間において、該燃料通路を形成する壁に開口が設けられていることが好ましい(第1実施例に対応)。この形態によれば、スプリングピンの壁に設けられた開口によりスプリングピンが変形し易くなり、スプリングピンの圧入性を向上することができる。
(形態4) 形態3に記載の電磁式燃料噴射弁において、スプリングピンの圧入部と前記開口の位置とは軸方向にシフトされていることが好ましい(第1実施例に対応)。この形態によれば、圧入部と開口が設けられた箇所(剛性の弱い箇所)の軸方向の位置がずれているため、剛性が弱い箇所が過大に変形することが防止される。したがって、スプリングピンが局所的に変形することが防止され、かつ、圧入性を向上することができる。
【0012】
なお、上記各請求項、各形態に記載の発明において、上記「ボディ」は、燃料噴射孔及びそれをシールするシール面が形成される弁座体(いわゆる、バルブシート)と、バルブを案内し燃料流路を形成するボディ本体とを一体で製作しても良いし、別体で製作しても良い。一体で製作した場合は、ボディ本体と弁座体を固定する工程を省くことができ、一方、別体で形成した場合は、ボディ本体へのバルブシートの固定位置を調整することで、バルブのストロークを微調整することができる。
【0013】
【実施例】
(第1実施例)本発明を具現化した第1実施例に係る電磁式燃料噴射弁1Aについて、図1を参照して説明する。図1は第1実施例に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図である。
まず、第1実施例に係る電磁式燃料噴射弁の概略構成について説明する。
図1に示す電磁式燃料噴射弁1Aは、ボディ本体41と、このボディ本体41の内部に設けられたバルブ機構(バルブシート4、プレートオリフィス6、バルブ9、コア34、スプリングピン32、スプリング36等)と、このバルブ機構を駆動するためにボディ本体41の外周に設けられた駆動機構(ソレノイドコイル18等)等から構成されている。ボディ本体41は、図1に示すように筒状に形成された部材であり、その内部に燃料通路が形成されている。このボディ本体41は、上流側にあって燃料配管(図示せず)と接続される燃料コネクタ部41Bと、下流側にあってバルブ9等を収納するバルブボディ部41Aから構成されている。
【0014】
次に、上記したボディ本体41の内部に設けられたバルブ機構について説明する。上記したボディ本体41の下流側(燃料噴射孔側)の内周には、円柱状の外形を有するバルブシート(弁座体)4が圧入されている。このバルブシート4には、後方から円柱状の孔4Dが開けられている。この円柱状の孔4Dは、ボール10を軸方向に案内するガイドとして機能する。この円柱状の孔4Dの回りには、周方向に等距離な3箇所の位置に、軸方向に伸びる燃料通路4Cが形成されている。また、この円柱状の孔4Dより下流側にシート面(円錐面)4Aが形成されている。このシート面4Aは、ボール10と当接して燃料噴射孔4Bを閉じるシール面として機能する。このシート面4Aの先端は、バルブシート4の先端面に開口し、この開口部が燃料噴射孔4Bとなる。
【0015】
上記したバルブシート4の下流側端部に、プレートオリフィス6がリング状の溶接部8によって固定されている。このプレートオリフィス6には複数の小孔6Aが形成されている。これら複数の小孔6Aによってバルブシート4の燃料噴射孔4Bから噴射される燃料が霧化され、かつ、噴射方向が決められる。
上記したバルブシート4より上流側には、バルブ(弁)9が軸方向に往復動自在に収容されている。バルブ9は、上流側から順に、アーマチュア(可動鉄心)39と、このアーマチュア39に固定されたパイプ(バルブ9の筒部)13と、このパイプ13にレーザ溶接によって接続されたボール(弁体)10から構成されている。アーマチュア39は、磁性材によって中空の略筒状に形成されており、ボディ本体41内において半径方向に移動不能で、かつ、軸方向に移動可能に案内されている。
【0016】
上述したように製造されるバルブ9の上流側には、図1に示すように磁性材で形成されたコア(固定鉄心)34がボディ本体41の内部に圧入され固定されている。このコア34の内部には、スプリングピン(アジャスタ)32が圧入され固定されている。このスプリングピン32とバルブ9との間には、スプリング(圧縮バネ)36が圧縮状態で収容されている。したがって、このスプリング36の復元力によりバルブ9は下流側に付勢されて、ボール10がバルブシート4のシート面4Aに当接し燃料噴射孔4Bが閉じられている。
【0017】
また、ボディ本体41の外周には、上述したバルブ機構を駆動するための駆動機構(ソレノイドコイル18等)が設けられる。
このソレノイドコイル18は、通電されることによって発生する磁気力によってバルブ9(アーマチュア39)をコア34側に吸引し、バルブ9をシート面4Aから離し(即ちバルブ9を開いて)、燃料を噴射孔4Bから噴射させる。このソレノイドコイル18は、円筒状の外側コア16と円板状のヨーク20によってボディ本体41の外周に位置決めされている。円筒状の外側コア16より上流側には、ソレノイドコイル18に電力を供給するコネクタ28が設けられている。このコネクタ28の周りには、樹脂成形体22が設けられている。
図1において、参照番号15は電磁式燃料噴射弁1Aとエンジン側の接続部を気密に保つオーリングである。参照番号24は電磁式燃料噴射弁1Aと燃料配管との接続部を気密に保つオーリングである。
【0018】
ここで、第1実施例に係る電磁式燃料噴射弁1Aでは、スプリングピン32の上流側にストレーナ26が固定され一体化されボディ本体41内に圧入されている。以下、ストレーナ26とスプリングピン32について、図2を参照して詳細に説明する。図2は第1実施例に係る電磁式燃料噴射弁のストレーナとスプリングピン付近の縦断面図である。
ストレーナ26は、燃料配管から流れてきた燃料に含まれる異物を除去する金属製のフィルタであり、図2に示すように、半球状(断面は半円状)の底面部26Dと、この底面部26Dに固着された網部26Eと、底面部26Dの端部から上流側に伸びる側面部26Cと、この側面部26Cの上流側端部から径方向外側に伸びる外向きフランジ部26Bと、この外向きフランジ部26Bの外側端部を径方向内側に折り曲げた内向きフランジ部26Aから構成されている。この外向きフランジ部26Bと内向きフランジ部26Aは、一体としてみると略コの字状になっている。
【0019】
スプリングピン32は、プレス深絞り加工によって略筒状に形成された中空の部材であり、その中空部分に上流側端部から流入した燃料を下流側端部に導く燃料通路32Kが形成されている。詳しく説明すると、このスプリングピン32の上流側端部には、ストレーナ26が取付けられるフランジ部32Aが形成され、このフランジ部32Aの下流側には燃料コネクタ部41Bの内径に比して径が小さくされた第2小径部32Bが連設されている。この第2小径部32Bの下流側には、フランジ部32Cを介して燃料コネクタ部41Bの内径と略同一の外径(燃料コネクタ部41Bの内径より若干大なる径)を有する圧入部32Dが設けられる。この圧入部32Dの下流側には、圧入部32Dの外径よりわずかに外径が小さい大径部32E(燃料コネクタ部41Bの内径と略同一の径)が設けられ、さらに、この大径部32Eの下流側には、下流側に向かって徐々に径が小さくなる傾斜部32Gが設けられる。そして、上記した大径部32Eから傾斜部32Gにわたるスプリングピン32の壁に開口32Fが穿設される。この開口32Fは、スプリングピン32の圧入性を改善するために設けられており、スプリングピン32内部の燃料通路32Kと外部空間(燃料コネクタ部41Bとスプリングピン32との間の空間)とを連通し、この開口32Fを通って燃料が燃料通路32Kから外部空間に流出する。さらに、上記傾斜部32Gの下流側には、コア34に圧入される第1小径部32Hが設けられ、その先端に燃料流出口である孔部32Jが形成される。この孔部32Jは、第1小径部32Hの先端から径方向内側に伸びる内向きフランジ部32Iによって、第1小径部32Hの径よりも小径となるように形成されている。この第1小径部32Hの下流側端部に形成された内向きフランジ部32Iの下流側の端面は、スプリング36の上流側の端面が当接する当接面となっている。なお、上記した第1小径部32Hと第2小径部32Bの径はほぼ同一となっている。
【0020】
次に、第1実施例に係る電磁式燃料噴射弁1Aに、スプリングピン32とストレーナ26を組み付ける工程について説明する。
まず、図2に示すスプリングピン32にストレーナ26を固定するため、スプリングピン32の上流側開口から燃料通路32K内にストレーナ26を挿入する。このストレーナ26は、その外向きフランジ部26Bがスプリングピン32のフランジ部32Aと当接するまで挿入され軸方向に対して位置決めされる。したがって、外向きフランジ部26Bとフランジ部32Aは、発明の実施の形態における形態2にいう「当接部」に相当する。そして、ストレーナ26の外向きフランジ部26Bとスプリングピン32のフランジ部32Aを溶接によって固定する。これにより、スプリングピン32の内部にストレーナ26が収容され一体化された状態となる。このように、外向きフランジ部26Bと外向きフランジ部32Aを当接させ、さらに溶接で固定することによって、スプリングピン32に対するストレーナ26の軸方向の相対的な変移がより強固に規制される。
【0021】
次いで、電磁式燃料噴射弁1Aの動的流量が所望の値となるように、内部にストレーナ26が収容されたスプリングピン32を、上流側からボディ41の内部に圧入し、その位置を調整する。すなわち、スプリングピン32が圧入され徐々に下流側に移動すると、スプリングピン32とアーマチュア39の間に介装されたスプリング36が徐々に押し縮められる。このスプリング36の押し縮められる距離(ある距離内であれば、押し縮められる距離が長いほど弾性力は大きくなる)を調整して、所望の動的流量となるように調整する。
具体的には、圧入のための治具を上流側からボディ41の内部に挿入し、ストレーナ26の内向きフランジ部26Aを押圧することで、スプリングピン32を徐々に下流側に移動させ、所望の動的流量となるときにスプリングピン32の押圧を解除する。なお、スプリングピン32が下流側に移動すると、その第1小径部32Hがコア34内に圧入され、また、スプリングピン32の圧入部32Dがボディ本体41(燃料コネクタ部41B)に圧入されるため、冶具による押圧が解除された後も、スプリングピン32はその位置で固定され移動しないこととなる。
【0022】
以上の説明から明らかなように、動的流量を調整する際(スプリングピン32が軸方向下流側に移動しているとき)には、スプリングピン32には、冶具による押圧力と、圧入部32D及び第1小径部32Hについてはボディ41からの圧縮力等が作用する。一方、動的流量が調整された後は、スプリングピン32には、圧入部32Dと第1小径部32Hについてボディ41からの圧縮力のみが作用する。したがって、動的流量の調整精度を上げるためには、圧入のために押圧力が作用した状態におけるスプリングピン32の流路抵抗と、押圧力が作用しない状態におけるスプリングピン32の流路抵抗とが同一のものとなることが望ましい。
ここで、第1実施例に係る電磁式燃料噴射弁1Aにおいては、ストレーナ26をスプリングピン32内に収容することで、押圧力が作用しても、ストレーナ26に過大な力が作用することが防止され、その変形が抑制される。また、ストレーナ26が取付けられるスプリングピン32の開口は、フランジ部32C及び第2小径部32Bを設けること(いわゆる、スプリングピン32の上端開口部の径を小さくすること)で剛性が増して変形し難くなっている。したがって、押圧力が作用してもスプリングピン32(燃料流路32K)の流入部における流路抵抗が変化しないようになっている。
【0023】
また、スプリングピン32には、圧入性を改善するために開口32Fが形成されているが、この開口32Fが設けられる位置は流路抵抗の変化に影響を与え難い位置とされている。すなわち、スプリングピン32への燃料流入口や燃料流出口の近傍ではなく、これらから軸方向に離れた大径部32Eや傾斜部32Gとされている。したがって、開口32Fが設けられた部分において剛性が低下し、押圧力によって変形量が大きくなったとしても、その変形によって流路抵抗が大きく変わることが防止される。また、この開口32Fは、圧入部32Dに対しては軸方向にずれた位置となるため、圧入部32Dからの圧縮力の影響を小さくすることができ、この開口32Fによりスプリングピン32が変形しすぎることが防止される。以上の理由から、本実施例の電磁式燃料噴射弁1Aでは、動的流量の調整精度を向上することができる。
【0024】
また、第1実施例に係る電磁式燃料噴射弁1Aによれば、スプリングピン32の内部にストレーナ26を収容して一体化したため、ストレーナ26を単独で圧入する必要がなく、スプリングピン32の圧入のみで足りる。このため、製造コストを低減することができる。また、スプリングピン32を単独で圧入する必要がないため、ストレーナ26を圧入・固定するための金属カラーが不要となる。このため、部品コストを低減することができる。
さらに、スプリングピン32の最も上流側のフランジ部32Aからは、ストレーナ26のフランジ部26Aと26Bが外部に伸びているだけであるため、動的流量を調整するために治具で上流側からスプリングピン32(ストレーナ26)を押圧しても、ストレーナ26の変形を生じさせるような荷重がストレーナ26にかかることを防止できる。このため、ストレーナ26の変形が生じないので、動的流量の調整精度を保持することができる。
【0025】
次に、本発明の第2実施例に係る電磁燃料噴射弁について、図3と図4を参照して説明する。図3は第2実施例に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図であり、図4はそのストレーナとスプリングピン付近の縦断面図である。なお、第1実施例に係る電磁式燃料噴射弁1Aの部材と同様の機能を果たす部材については同一符号を付すこととし、その説明を省略する。
図3に示す第2実施例に係る電磁式燃料噴射弁1Bは、主にストレーナ27とスプリングピン33の形状とこれらの組付け構造の点で、図1に示す第1実施例に係る電磁式燃料噴射弁1Aと相違する。
具体的には、図4に示すように、ストレーナ(フィルタ)27は、半球状(断面は半円状)の底面部27Bと、この底面部27Bに固着された網部27Cと、この底面部27Bの端部から上流側に伸びる側面部27Aから構成されている。この側面部27Aには、網部は設けられていない。
【0026】
スプリングピン33の上流側には、ストレーナ27をカシメにより一体的に固定するためのカシメ部33Aが形成されている。このカシメ部33Aは、後述するように、スプリングピン33の上流側の端部33Bをカシメることによって形成される。このカシメ部33Aから曲げ部33Iを介して圧入部33Cが形成されている。この圧入部33Cは、燃料コネクタ部42Bの内径と略同一の外径(燃料コネクタ部41Bの内径より若干大なる径)を有する。この圧入部33Cの下流側には、圧入部33Cの外径よりわずかに外径が小さい大径部33D(燃料コネクタ部42Bの内径と略同一の径)が設けられている。この大径部33Dの下流側端部からは、径方向内側に伸びるフランジ部33Eと、このフランジ部33Eから下流側に伸びる小径部33Fが設けられている。この小径部33Fの下流側端部からは、径方向内側に伸びる内向きフランジ部33Gが設けられ、この内向きフランジ部33Gの内側端部によって孔部33Hが形成されている。なお、スプリングピン33の内向きフランジ部33Gの下流側端面は、スプリング37の上流側端部と当接している。
【0027】
次に、第2実施例に係る電磁式燃料噴射弁1Bに、スプリングピン33とストレーナ27を組み付ける工程について説明する。
まず、スプリングピン33の上流側に位置する端部33Bによって形成された開口から、ストレーナ27をその側面部27Aがスプリングピン32の圧入部33Cと当接する位置まで挿入する。そして、スプリングピン33の端部33Bを治具を用いて上流側からカシメてカシメ部33A及び曲げ部33Iを形成する。このカシメ部33Aとスプリングピン33の圧入部33Cでストレーナ27の側面部27Aを挟み込んで固定する。この結果、側面部27Aの上流側端部と曲げ部33Iが当接し、両者の軸方向の相対的変移(ストレーナ27が上流側に変移すること)が規制される。したがって、側面部27Aの上流側端部と曲げ部33Iが、発明の実施の形態における形態2にいう「当接部」に相当する。これにより、スプリングピン33の内部にストレーナ27が収容され一体化された状態となる。このように、ストレーナ27の上流側の端部33Bをカシメてカシメ部33Aを形成し、側面部27Aの上流側端部と曲げ部33Iを当接させることによって、スプリングピン33に対するストレーナ27の軸方向の相対的な変移がより強固に規制される。
【0028】
次いで、内部にストレーナ27が収容されたスプリングピン33を、上流側からボディ41の内部に圧入する。圧入によってスプリングピン33が徐々に下流側に移動すると、この結果、スプリングピン33の内向きフランジ部33Gと当接するスプリング37が徐々に押し縮められる。このスプリング37の押し縮められる距離を調整して、所望の動的流量となるように調整する。
【0029】
第2実施例に係る電磁式燃料噴射弁1Bによれば、第1実施例と同様に、スプリングピン33の内部にストレーナ27を収容して一体化したため、製造コスト・部品コストを低減することができる
また、ストレーナ27は、その端部も含めた全体がスプリングピン33の内部に収容され一体化されているため、動的流量を調整するために治具で上流側からスプリングピン33(ストレーナ27)を押圧しても、ストレーナ27の変形を生じさせるような荷重がストレーナ27にかかることを防止できる。このため、ストレーナ27の変形が生じないので、動的流量の調整精度を保持することができる。
さらに、スプリングピン33には、その側面に第1実施例に示すような開口は形成されていないことから、燃料通路の変形を考慮に入れずに動的流量の調整を行えるので、調整が容易となり、また、微妙な調整も精度良く行うことができる。
【0030】
以上、本発明に係る電磁式燃料噴射弁について、いくつかの好適な実施例を用いて説明したが、本発明は上記の実施例になんら限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【0031】
例えば、本実施例では、スプリングピン32または33の内部に、それぞれストレーナ26または27を収容して一体化した例について説明したが、本発明の請求項2に記載の発明は、スプリングピン32の内部にストレーナ26を収容している場合に限られない。例えば、ストレーナが側面部と網部を有するキャップ形状となっていて、その側面部がスプリングピンの外側の側部に位置し、その網部がスプリングピンの上流側端部に当接するように(すなわち、ストレーナでスプリングピンの蓋をするように)形成されていてもよい。この場合でも、ストレーナの変形がスプリングピンによって拘束される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図。
【図2】第1実施例に係るストレーナとスプリングピン付近の縦断面図。
【図3】第2実施例に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図。
【図4】第2実施例に係るストレーナとスプリングピン付近の縦断面図。
【図5】従来の技術に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図(1)。
【図6】従来の技術に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図(2)。
【図7】図6に示す電磁式燃料噴射弁のストレーナの斜視図。
【符号の説明】
1A、B:電磁式燃料噴射弁
4:バルブシート(弁座体)、4A:シート面(シール面に対応)、4B:燃料噴射孔、4C:燃料通路、4D:円柱状の孔
6:プレートオリフィス、6A:複数の小孔
8:溶接部
9:バルブ(弁)
10:ボール(弁体に対応)
13:パイプ(バルブの筒部)
15:オーリング(電磁式燃料噴射弁とエンジン側)
16:外側コア
18:ソレノイドコイル
20:ヨーク
22:樹脂成形体
24:オーリング(電磁式燃料噴射弁と燃料配管側)
26、27:ストレーナ(フィルタ)
26A:内向きフランジ部、26B:外向きフランジ部、26C:側面部、26D:底面部、26E:網部
27A:側面部、27B:底面部、27C:網部
28:コネクタ
32、33:スプリングピン(アジャスタ)
32A:フランジ部、32B:第2小径部、32C:フランジ部、32D:圧入部、32E:大径部、32F:開口、32G:傾斜部、32H:第1小径部、32I:内向きフランジ部、32J:孔部、32K:燃料通路
33A:カシメ部、33B:上流側の端部、33C:圧入部、33D:大径部、33E:フランジ部、33F:小径部、33G:内向きフランジ部、33H:孔部、33I:曲げ部、33G:内向きフランジ部33G
34、35:コア(固定鉄心)
36、37:スプリング(圧縮バネ)
39:アーマチュア(可動鉄心)
41、42:ボディ本体、41A、42A:バルブボディ部、41B、42B:燃料コネクタ部

Claims (4)

  1. 略筒状のボディと、このボディ内を往復動するバルブと、このバルブより上流側のボディ内に固定される略筒状のコアと、バルブより上流側に位置するスプリングと、このスプリングの上流側端部と当接するスプリングピンと、このスプリングピンの下流側端部より上流側に位置するストレーナとを備え、
    前記スプリングピンは、略筒状に形成された中空部材であり、その上流側端部にストレーナが取付けられると共にその上流側端部がコアの上流側端部より上流側まで伸びており、その下流側端部にはスプリングの上流側端部に当接すると共にコアに圧入される小径部が設けられており、
    前記ストレーナは、スプリングピンの上流側端部に取付けられる当接部と、この当接部より下流側に連設された網部と、を有しており、ストレーナがスプリングピンに取り付けられた状態では、小径部より上流側の中空部分にストレーナの網部が収容されていることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 前記ストレーナの当接部が前記スプリングピンの上流側端部に溶接により固定されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁式燃料噴射弁。
  3. 前記スプリングピンの上流側端部をカシメることにより、前記ストレーナの当接部が前記スプリングピンの上流側端部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁式燃料噴射弁。
  4. 略筒状のボディと、このボディ内を往復動するバルブと、このバルブより上流側のボディ内に固定される略筒状のコアと、バルブより上流側に位置するスプリングと、このスプリングの上流側端部と当接するスプリングピンと、このスプリングピンの下流側端部より上流側に位置するストレーナとを備え、
    前記スプリングピンは、略筒状に形成された中空部材であり、その上流側端部にストレーナが取付けられると共にその上流側端部がコアの上流側端部より上流側にまで伸びており、その下流側端部はスプリングの上流側端部が当接すると共にコアに圧入されており、
    前記ストレーナは、スプリングピンの上流側端部に取付けられる当接部と、この当接部より下流側に連設された網部と、を有しており、ストレーナがスプリングピンに取り付けられた状態では、コアへ圧入された部分より上流側の中空部分に網部が収容されていることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
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