JPH0521847Y2 - - Google Patents

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JPH0521847Y2
JPH0521847Y2 JP763189U JP763189U JPH0521847Y2 JP H0521847 Y2 JPH0521847 Y2 JP H0521847Y2 JP 763189 U JP763189 U JP 763189U JP 763189 U JP763189 U JP 763189U JP H0521847 Y2 JPH0521847 Y2 JP H0521847Y2
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plunger
solenoid
container
coil portion
chamber
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば電磁弁等に適用されるソレ
ノイドに関する。
(従来の技術) 従来、この種のソレノイドは、たとえば第4図
に示すような電磁弁に用いられるものがある。す
なわち、ソレノイド本体100の一端には、プラ
ンジヤ101が出没自在に挿入されるプランジヤ
室102が設けられており、ソレノイド本体10
0の励磁、非励磁によりプランジヤ101を往復
駆動させて流路103を開閉するようになつてい
る。
このソレノイド本体100は、ケーシング10
4内に収容される円筒状のコイル部105と、こ
のコイル部105内周に嵌合される固定鉄心10
6とから構成されており、固定鉄心106の端面
106aとコイル部105内周面とによつて上記
プランジヤ室102を形成していた。
そして、このプランジヤ室102の内周には薄
肉円筒形状の非磁性体製のスリーブ107を嵌め
込むと共に、固定鉄心106とプランジヤ101
との当接部には所定厚さのシム108を介装して
いた。
また、コイル部105と固定鉄心106との嵌
合部にはシール用のOリング107が介装され、
一方、コイル部105の端面とケーシング104
の奥端面との当接部にもシール用Oリング109
が介装されていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来技術の場合には、
ソレノイド本体100のプランジヤ室102周辺
にスリーブ107およびシム108を組込む必要
がある。また、固定鉄心106とコイル部105
との嵌合部のシールを図るために、Oリング10
9が必要であつた。そのため、部品点数が増大す
ると共に、構造が複雑で組立にも手間がかかると
いう問題があつた。特に、このような電磁弁に用
いる場合には高いシール性の要求がされるが、従
来のような構造ではOリング109組付不良等に
よりシール不良を生じるおそれもあつた。
本考案は、上記した従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところ
は、構造を簡素化して組立性を向上させると共
に、シール性の要求をも満足させ得るソレノイド
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあつて
は、内部中空のソレノイド本体の中空内部にプラ
ンジヤが出没自在に挿入されるプランジヤ室が設
けられ、ソレノイド本体の磁気吸引力を利用して
プランジヤを駆動するソレノイドにおいて、 前記プランジヤ室をソレノイド本体の中空内部
に装着される有底筒状の容器により構成し、該容
器の開口部からプランジヤを出没自在に挿入して
成ることを特徴とする。
(作用) 而して、プランジヤは容器の開口部からプラン
ジヤ室内に挿入される。プランジヤの作動時にお
いては、容器の側壁によつてプランジヤの外周面
が案内され、また、プランジヤの奥端は容器の底
部に当接する。さらに、プランジヤ室を容器によ
つて構成したことからプランジヤ室のシールは不
要となる。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第1図には本考案の第一実施例に係るソレノイ
ドが適用された電磁弁が示されている。
この電磁弁1は概略ソレノイド部2とバルブ部
3とから構成されている。ソレノイド部2は、内
部中空のソレノイド本体5と、このソレノイド本
体5の中空内部に形成されるプランジヤ室4内に
出没自在に挿入されるプランジヤ6とを備えてい
る。
ソレノイド本体5は、円筒状のコイル部7と、
このコイル部7が収納される円筒状のケーシング
8と、コイル部7内周に嵌合される固定鉄心9と
から構成されている。
上記コイル部7は、薄肉円筒状のボビン71外
周にコイル72を多数巻き付け、その外周を樹脂
モールドして円筒形状に成形したもので、その外
周面が円筒状のケーシング8内周面に密に嵌合し
ている。
ケーシング8の内周は段付形状で、軸方向一端
側が大径穴81で、他端側が小径穴82となつて
いる。そして、大径穴81に上記コイル部7が収
納され、コイル部7の端面が大径穴81と小径穴
82との境目の段部83に当接している。
一方、固定鉄心9の一端にはフランジ91が張
り出している。このフランジ91をコイル部7の
端面に当接させると共に、フランジ91外端縁を
ケーシング8の端縁をかしめることにより固定し
ている。また、固定鉄心9の軸方向の長さはコイ
ル部7の軸方向の長さよりも短く、その端面92
はコイル部7の軸方向中途位置に位置している。
そして、コイル部7のうち固定鉄心9が嵌合して
いない部分の内周面と、固定鉄心9の端面92と
によつて、中空のプランジヤ室4が構成されてい
る。
このプランジヤ室4には、非磁性体製の有底筒
状の容器10が密に嵌合されている。この容器1
0は断面ハツト形状で、中空の容器本体11と容
器本体11の開口縁から半径方向外方に全周にわ
たつて張り出すフランジ部12とから構成されて
いる。
容器本体11は開口部を下に向けた有底円筒形
状で、その周壁11aの外径がコイル部7の内径
よりも若干大きく、コイル部7内周に締り嵌めの
状態で嵌着されている。一方、容器底壁11bは
固定鉄心9の端面92に当接している。
一方、フランジ部12は、コイル部7とケーシ
ング8の段部83との当接面間に介装され、上記
したようにケーシング8のかしめ固定の際の固定
力によつて軸方向に圧縮された状態で固定されて
いる。
また、ケーシング8の段部83と、容器10の
フランジ部12との当接面間にはシール用のOリ
ング13が介装されている。
さらに、ケーシング8の小径穴82側の端面8
4は制御流体用の流路A,Bが形成されたベース
部材14に密に取付固定されており、Oリング1
9によつてシールされている。この小径穴82の
穴径は上記したコイル部7の穴径と略等しく、上
記ソレノイド本体5のプランジヤ室4と相俟つて
弁室15を形成している。
一方、ケーシング8とベース部材14との取付
部には、弁室15に臨む弁座16が設けられてい
る。この弁座16は上記プランジヤ6に対向して
配置され、プランジヤ6先端が接離することによ
り流路Aを開閉するようになつている。
この実施例では、プランジヤ6と容器底壁11
b間にはスプリング17が介装されており、この
スプリング17のばね力によつて、プランジヤ6
は常時弁座16に対して押し付けられ、自由状態
では閉弁状態となつている。
一方、コイル部7に通電してソレノイド本体5
が励磁されると、プランジヤ6が固定鉄心9側に
磁気吸引されて開弁するようになつている。
尚、18はコイル部7に通電するための接続端
子である。
上記構成の電磁弁のソレノイド部2の組付け
は、たとえば次のようにして行う。まず第2図に
示すように、ケーシング8の大径穴81奥端の段
部83にOリング13を装着する。次に容器10
をその開口部を下に向けてケーシング8内に挿入
すると共に、コイル部7と固定鉄心9とを順番に
挿入する。その後、固定鉄心9のフランジ9を介
してコイル部7を押し込み、コイル部7の奥側の
端面を容器10のフランジ部12を介して段部8
3に密に突き当て、ケーシング8開口端縁をかし
め固定して組付けが終了する。
さらにプランジヤ室4にスプリング17を介し
てプランジヤ6を挿入し、弁座16を設けたベー
ス部材14にソレノイド部2を組付ければ電磁弁
1が完成する。
このように組付けられた電磁弁1は、容器本体
11の周壁11aが従来のスリーブとして機能
し、プランジヤ12が周壁11aに沿つて軸方向
に案内移動される。
また、開弁時にはプランジヤ6が固定鉄心9側
に磁気吸引され容器本体底壁11bを介して固定
鉄心端面92に磁気吸着される。この容器本体底
壁11bが従来のシムとして機能し、その厚み分
だけプランジヤ6と固定鉄心9とを離間させプラ
ンジヤ6の応答性を向上させている。
また、プランジヤ室4の内周には、容器本体1
1の周壁11aおよび底壁11bが隙間無く密接
しており、弁室15内の制御流体がプランジヤ6
とコイル部7との嵌合部に漏洩することは無い。
一方、コイル部7とケーシング8の段部16と
の間は、その間に介在する容器10のフランジ部
12と段部83との間のOリング13によつてシ
ールされ、弁室15は完全にシールされる。
尚、上記実施例では電磁弁を例にとつて説明し
たが、電磁弁に限るものでは無く、各種制御装置
のアクチユエータとして用いられるソレノイドと
して広く適用し得る。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用を有するもの
で、ソレノイド本体のプランジヤ室を有底筒状の
容器により構成したので、この容器が従来のスリ
ーブとシムとしての機能を合せ持つことになり、
部品点数を削減することができ、構成も簡素化さ
れて組立て性を向上させることができる。
また容器によつてプランジヤ室を構成するよう
にしたので、プランジヤ室内の流体の漏洩が無く
なつてシール性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るソレノイドが
適用された電磁弁の概略縦断面図、第3図は第1
図の容器の概略斜視図、第2図は第1図の電磁弁
を分解して示した概略縦断面図、第4図は従来の
ソレノイドが適用された電磁弁の概略縦断面図で
ある。 符号の説明、1……電磁弁、2……ソレノイド
部、3……バルブ部、4……プランジヤ室、5…
…ソレノイド本体、6……プランジヤ、7……コ
イル部、8……ケーシング、81……大径穴、8
2……小径穴、83……段部、9……固定鉄心、
91……フランジ、92……端面、10……容
器、11……容器本体、11a……周壁、11b
……底壁、12……フランジ部、13……Oリン
グ、14……ベース部材、15……弁室、16…
…弁座、17……スプリング、18……接続端
子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部中空のソレノイド本体の中空内部にプラン
    ジヤが出没自在に挿入されるプランジヤ室が設け
    られ、ソレノイド本体の磁気吸引力を利用してプ
    ランジヤを駆動するソレノイドにおいて、 前記プランジヤ室をソレノイド本体の中空内部
    に装着される有底筒状の容器により構成し、該容
    器の開口部からプランジヤを出没自在に挿入して
    成ることを特徴とするソレノイド。
JP763189U 1989-01-27 1989-01-27 Expired - Lifetime JPH0521847Y2 (ja)

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JP763189U JPH0521847Y2 (ja) 1989-01-27 1989-01-27

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JPH02101507U JPH02101507U (ja) 1990-08-13
JPH0521847Y2 true JPH0521847Y2 (ja) 1993-06-04

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JP2020112232A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 株式会社デンソー 電磁弁

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JP2009014070A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Denso Corp 電磁弁
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