JPH0218381Y2 - - Google Patents

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JPH0218381Y2
JPH0218381Y2 JP18908085U JP18908085U JPH0218381Y2 JP H0218381 Y2 JPH0218381 Y2 JP H0218381Y2 JP 18908085 U JP18908085 U JP 18908085U JP 18908085 U JP18908085 U JP 18908085U JP H0218381 Y2 JPH0218381 Y2 JP H0218381Y2
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valve
valve body
shaft
packing
valve seat
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案はバタフライ弁の軸封装置に関するも
のである。
(2) 従来の技術 この種の軸封装置として実公昭51−5789号公報
に開示されているものがある。これは第3図に要
部(弁の上部軸受部側)を示すように、弁箱51
の上下軸受部に、弁箱内において弁体52を固定
した弁軸54を、該弁箱内周面に装着した弾性体
よりなる弁座53に弁体弁座を摺接させて支持
し、かつ弁体52の軸孔上下内面にOリング57
を装着し、前記弁座53の上下軸孔部に、その内
径よりも大きい外径を有する硬質の合成樹脂製ブ
ツシユ56をOリング57と係合させて強引に装
填してなつている。前記の構成により、弁座53
の軸孔周辺の緊締力を高め、シール部A,B,C
のシール性能を非常に良好に保つて弁軸54への
漏洩を長期間に亘り完全に防止するようになつて
いる。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記のシール部Bは、弁座53の軸
孔部にブツシユ56を強引に装填することから、
ブツシユ56近辺の弁座53部の内部応力が高く
なり、弁の組立当初においてはかなり高いシール
性を発揮するが、弁座53の接液部表面が液体圧
によつて押えられること、全閉時に弁体52の外
周によつてその一部が圧接される以外は自由に変
化し得る自由表面を持つていることから時間の経
過とともに応力緩和が容易に起る。また、液体圧
が高いと弁座53の接液部表面における自由表面
が十分拘束され、応力緩和が起り難い状態を形成
し得るが、このような場合は圧縮永久歪として現
れる。したがつて、いずれも当初の面圧(シール
に必要な内部応力)を持続できないこととなり、
シール性能の低下をきたす虞れがある。
そのため、弁座53の上下平担部が摩耗した
り、あるいは弁軸54の撓み等によりシール部A
に漏洩が発生すると、漏洩した液体がシール部A
からシール部Bへ、さらにシール部Bから弁座5
3と弁箱51の上下当接部59を経て弁軸54へ
及び、弁軸の腐食を招来するという問題点があつ
た。
(4) 問題点を解決するための手段 弁箱軸受部の軸孔上下内面に、弁軸側が開口
した環状の凹溝を設け、この凹溝に、弁体側が
開口した断面U字形の環状パツキンを配置した
こと。
前記パツキンと、弁体の軸孔上下内面に装着
した環状のシール部材との間にわたる弁軸の外
周面に防食材料からなる部材を固着したこと。
(5) 作用 弁箱弁座と弁体弁座の摺接部において漏洩が発
生すると、この漏洩した液体は弁体側へは環状の
シール部材により、また軸受部側へは環状パツキ
ンによりそれぞれシールされる。また、このシー
ル部材とパツキン間の弁軸の外周面は防食材料か
らなる部材で保護される。そのため、弁軸への漏
洩はシール部材又はパツキンのいずれか一方が損
傷してシールを保てなくならない限り起り得ず、
シール性能を長期間にわたつて維持できるととも
に、弁軸の腐食を防止することが可能となる。
(6) 考案の効果 環状パツキンは弁箱内の液体圧によつて弁軸に
圧接するようになつていて、シールに必要な圧接
力以上の緊締力が弁軸に作用することはない。し
たがつて、弁箱内圧に相応したシール性が確保で
き、パツキンの摩耗度を低く抑えることができる
とともに、弁軸を回転する駆動装置を小型化でき
る。また、環状のシール部材は弁体の軸孔上下内
面と、弁軸の外周面に固着した防食材料からなる
部材とに挟圧された状態で、該弁軸、弁体と一体
に回動し、ほかの部材と摺動することがないか
ら、従来のシール部材のように回転による摺動を
受けるものに比べてその損耗を著しく少くするこ
とができる利点がある。
(7) 実施例 第1図は同心形のバタフライ弁に実施した第1
実施例を示し、1は弁箱、2は弁箱1の上下部に
設けられた軸受部(図面では上部の一部が示され
ている)、3は軸受部2内に嵌装固定された防食
材料、たとえば合成樹脂製ブツシユ、4はブツシ
ユ3を介して軸受部2で支持された回転弁軸で、
第1径部4a、第2径部4b、第3径部4cを有
しており、第3径部4cには弁体5が弁箱1内に
おいて固着されている。7は弁箱1の内面の接液
部に弁軸の第2径部4bと小隙間をおいて被覆さ
れた防食用のゴムライニング部で、このライニン
グ部7は前記小隙間側の周縁が軸受部2側に折曲
され、該折曲先端にブツシユ3の下端縁が当接す
るようになつているとともに、シール部材として
機能する弁座8を有している。10は弁体5の外
面の接液部に同様に被覆された防食用のゴムライ
ニング部で、このライニング部10は前記弁箱弁
座8に摺接する弁座11を有している。
ブツシユ3の内面には弁軸4側が開口した環状
の凹溝13が形成され、該凹溝13には弁体5側
が開口した断面U字形の環状パツキン14が配置
されている。弁軸4の第2径部4bの外周面には
防食材料、たとえば合成樹脂製ブツシユ16が焼
ばめにより一体に固着されている。ブツシユ16
の軸受部2側端部外周面には環状パツキン14が
圧接し、かつブツシユ16の弁体5側端部に形成
されるテーパ状外周面と弁体5の軸孔上下内面と
の間にはOリングなどのガスケツト17が配設さ
れている。
次に作用を説明する。
弁箱弁座8と弁体弁座11の摺接部において漏
洩が発生すると、この漏洩した液体はブツシユ1
6の表面に沿つて弁体5側又は軸受部2側に流れ
ようとするが、弁体5側においてはガスケツト1
7により、また軸受部2側においてはパツキン1
4によりそれぞれシールされる。また、ガスケツ
ト17とパツキン14間の弁軸の第2径部4bの
外周面は防食用ブツシユ16によつて保護されて
いるため、前記漏洩液体は完全にシールされた状
態となり、液体の漏洩にもとづく弁軸4の腐食と
いう問題はガスケツト17又はパツキン14が損
傷しない限り起らない。
第2図は偏心形のバタフライ弁に実施した第2
実施例を示す。この実施例はブツシユ23の下端
部を防食ゴムライニング部27に嵌装した点で第
1実施例と相違する以外は、第1実施例とほぼ同
様の構造となつている。したがつて同様の部分に
は同一符号にダツシユを付して説明を省略する。
この第2実施例においても同様の作用効果が期待
できる。
尚、前記実施例においては弁軸の第2径部に固
着した部材として焼ばめ式のブツシユ16,1
6′を示したが、これは一例を示したにすぎず、
ほかの部材で代替えしてもよく、また焼ばめ式に
代え、ライニング又は塗付溶着などによつて部材
を固着してもよい。また、前記においては弁箱の
内面の接液部、及び弁体の外面の接液部が防食用
のゴムライニング部により被覆されているので、
このバタフライ弁を腐食性液体管路に使用するに
際して、さらに防食被覆施行する必要がなく、そ
のまま該管路に設置できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す要部拡大
縦断正面図、第2図は第2実施例を示す要部拡大
縦断正面図、第3図は従来例を示す要部拡大縦断
側面図である。 1……弁箱、2……軸受部、3……ブツシユ、
4……弁軸、5……弁体、7,10……防食用の
ゴムライニング部、8……弁箱弁座、11……弁
体弁座、13……環状の凹溝、14……環状パツ
キン、16……ブツシユ、17……ガスケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁箱の上下軸受部に、弁箱内において弁体を固
    定した弁軸を、該弁箱内周面に装着した弾性体か
    らなる弁座に弁体弁座を摺接させて支持し、かつ
    弁体の軸孔上下内面に環状のシール部材を装着し
    てなるバタフライ弁において、前記弁箱軸受部の
    軸孔上下内面に、弁軸側が開口した環状の凹溝を
    設け、この凹溝に、弁体側が開口した断面U字形
    の環状パツキンを配置し、このパツキンと前記シ
    ール部材間にわたる弁軸の外周面に防食材料から
    なる部材を固着したことを特徴とするバタフライ
    弁の軸封装置。
JP18908085U 1985-12-10 1985-12-10 Expired JPH0218381Y2 (ja)

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JP18908085U JPH0218381Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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JPS6297370U JPS6297370U (ja) 1987-06-20
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JP5505605B2 (ja) * 2009-09-07 2014-05-28 旭有機材工業株式会社 バタフライバルブ
JP6755140B2 (ja) * 2016-07-20 2020-09-16 旭有機材株式会社 バタフライ弁

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JPS6297370U (ja) 1987-06-20

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