JPH0349333Y2 - - Google Patents

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JPH0349333Y2
JPH0349333Y2 JP6476183U JP6476183U JPH0349333Y2 JP H0349333 Y2 JPH0349333 Y2 JP H0349333Y2 JP 6476183 U JP6476183 U JP 6476183U JP 6476183 U JP6476183 U JP 6476183U JP H0349333 Y2 JPH0349333 Y2 JP H0349333Y2
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JP
Japan
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valve
valve seat
fitting
box
tapered surface
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JP6476183U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は止水性に優れ、且つ組立て製作が容易
に行なえるバルブに関する。
(従来の技術) 従来、この種バルブとしては、例えば実公昭40
−34226号公報、及び実開昭55−78867号公報所載
の如きバルブが存在する。すなわち、該バルブは
いずれも内周面にテーパ面を形成し且つ側壁に流
体流通孔を穿設してなる弁座内に、外周にテーパ
面を形成し且つ横方向に貫通孔を有する弁体を嵌
合せしめて、該弁体の回動によりバルブ開閉を行
なうべく構成して、優れたシール性を得るに至つ
たものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、前記の如きタイプのバルブに於いて
は、弁体と弁座の双方のテーパ面が密接した状態
で一方の弁体が回動するものであるために、他方
の弁座にがたつきや不用意な回動が生じないよう
に該弁座の確実な位置決め固定を行なわねばなら
ないのであるが、前記従来のものはいずれも弁箱
に上部開口の室を形成して該室内に弁座を嵌入せ
しめてなるために、該弁座の上下方向の位置決め
及び回転止めを行なうには、前記弁座の上部を下
方に押圧するための部材や回転止めを行なうため
の種々の部材を用いねばならないこととなつて、。
部品点数が増大し、その製作が非常に煩雑で製作
費が高価と、なる大なる問題点を有していたので
ある。
また、通常前記弁座は弗素樹脂の如き材質を使
用するのであるが、前記従来の前者のものは弁座
上部に突設した凸部を他の規制部材と係合させて
なるために、弁体の回転トルクが大なる場合には
前記凸部が容易に破損するような事態が生じ、よ
つて前記従来のものは弁体の回転トルクの小さな
ガス遮断用等のコツクとして使用され、大型のバ
ルブには使用困難となる問題点を生じ、更に前記
従来の後者のものに於いては弁座の固定は押え部
材による単なる面圧接力のみで行なわれてなるた
めに、その固定力は弱く、弁体の回転トルクが大
きい場合には前記前者と同様に弁座が不用意に回
転して使用困難となる問題点を有していたのであ
る。
本考案は上記の如き従来の問題点に鑑みて考案
されたもので、その目的とするところは弁座の位
置決め固定を非常に簡易な手段にて行なわせ、且
つ該位置決め固定を強固に行なわしめる点にあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成し、もつて従来の問題
点を解決すべく考案されたもので、その構成の要
旨は、弁箱1に弁座5の上下面と夫々対面して該
弁座5を介装させるための上部壁2と下部壁3と
を夫々形成して該上下壁2,3の内面の少なくと
もいずれか一方に嵌合用凸部4を突設し、且つ該
嵌合用凸部4と対面する弁座5の上下面のいずれ
かの位置に該嵌合用凸部4と嵌合する嵌合用凹部
10を形成せしめてなるにある。
(作用) 従つて、上記構成を特徴とするバルブに於いて
は、前記嵌合用凹部10と嵌合用凸部4との嵌合
により弁座5の回転止めが行なわれると共に、該
弁座5が弁箱1の上下壁2,3間にて介装されて
上下方向の位置決めが行なわれることとなるので
あるが、該弁座5の嵌合凹部10は勿論のこと弁
箱1の上下壁2,3及び嵌合用凸部4は夫々該弁
座5又は弁箱1に一体的に形成でき、且つ該両者
は直接嵌合してなるために、弁座5の弁箱1への
取付部けは従来の如く何ら他部材を使用すること
なく行なえるのである。また、前記嵌合用凸部材
4は通常金属製で形成される弁箱1側に形成し、
且つ他方の嵌合用凹部10を弁座5側に形成して
なるために、弁体の回転トルクが大なる場合であ
つても、従来の如く弁座5側が容易に損傷するよ
うなことがなく、その位置決め強度は非常に大き
いものとなるのである。
(実施例) 以下、本考案の実施態様について図面に示した
一実施例に従つて説明する。
第1図に於いて、1は上部壁2及び下部壁3を
有する筒状の弁箱を示し、該上下壁2,3の双方
の内面には嵌合用の凸部4,4aを夫々数箇所ず
つ突設している。5は略円筒形状で弗素樹脂から
なる弁座を示し、該弁座5の内周面6には下方へ
進むに従つてその内径が大となるべくテーパ面7
を形成し、且つその側壁8には流体流通用の孔
9,9を貫通させて穿設している。10,10a
は前記弁座5の上面及び下面に前記弁箱1の嵌合
用凸部4,4aと嵌合すべく設けた嵌合用凹部を
夫々示し、前記弁座5は該嵌合用凹部10,10
aを弁箱1の嵌合用凸部4,4aと夫々嵌合させ
て、該弁箱1の上部壁2及び下部壁3間に介装さ
せることにより、弁箱1内に装着している。11
は外周面に前記弁座5のテーパ面7と合致すべく
下方へ進む程その径が大となるべくテーパ面12
を形成した略円錐台形状を有する弁体を示し、該
弁体11はステム13に取付けられて前記弁座5
のテーパ面7と外周面のテーパ面17とが密接す
べく前記弁座5内へ回動自在に嵌入している。1
4は前記弁体11の横方向に穿設した液体流通用
の貫通孔を示す。15は弁箱1の下部へ螺着せし
めてその先端を弁体11の下面中央部へ当接させ
てなる調整ねじを示す。
従つて、上記構成からなる本実施例に於いては
第1図に示す止水状態から第2図に示す弁体11
の回転状態の如く弁体11を90度回動させること
によりバルブ開閉が行なえることとなるのである
が、該バルブが大型化して弁体11の回転トルク
が大となれば該弁体11と密接する弁座5にもか
なり大きな回転トルクが作用する。然して、該弁
座5はその上下面に形成した嵌合用凹部10,1
0aが弁箱1の嵌合用凸部4,4aと嵌合して位
置決めされた状態なるために、不用意に回転動す
るようなことが一切なく、また弁箱1よりも強度
の小さな材質からなる弁座5側に嵌合用凹部1
0,10aを形成してなるために、該弁座5が弁
箱1の嵌合用凸部4,4aとの当接によつて容易
に破損するようなことがなく、前記弁座5の位置
決め固定は非常に大きな回転トルクに耐えられる
のである。また、前記弁座5は弁箱1の上下壁
2,3間に介装されてなるために、上下方向の位
置決め固定も確実に行なわれるのである。
更に、前記構成よりなるバルブの組立て、製作
に関しては弁箱1の上下壁2,3の内面に嵌合用
凸部4,4aを一体的に形成でき、また他方の弁
座5の嵌合用凹部10,10aも当然に該弁座5
の加工時に一体的に形成でき、バルブ組立ての際
には両者を直接嵌合させるだけで該弁座5の弁箱
1内への装着が行なえ、該両者以外には何ら他の
部品を使用することなく行なえるのである。
尚、上記実施例に於いては嵌合用凸部及び嵌合
用凹部を夫々数箇所設けてなるが、本考案は決し
てこれに限定されず、該凸部及び凹部は弁箱の上
下壁及び弁座の上下面の夫々対応する位置に少な
くとも一組以上設けられておればよく、また該凸
部と凹部の具体的形状をも問うものではない。
その他、本考案は弁体や弁座及び弁箱の具体的
形状、材質等は問うものではなく、これらの具体
的構成は全て本考案の意図する範囲内にて設計変
更自在である。
(考案の効果) 叙上のように、本考案は弁箱に弁座を介装させ
るための上部壁と下部壁を設けて該弁座の上下方
向の位置決めを該弁箱の上下壁にて直接行なえる
べく構成すると共に、該上下壁に嵌合用凸部を設
け且つ弁座に該嵌合用凸部と嵌合する嵌合用凹部
を形成して該凸部と凹部との嵌合により弁座の回
転止めを行なつてなるために、該弁座の弁箱への
位置決め固定に際しては従来の如く何ら弁座を押
圧させるような他の部品を使用する必要がなく、
全て弁箱及び弁座自体の加工作業手段にて位置決
め固定を行なえることとなつて、その構成は従来
に比して格段簡易なものとなり、製作が容易でそ
のコストを従来に比し大幅に低減化できるという
格別な効果を得るに至つた。
しかも、本考案は弁箱と弁座に夫々形成して嵌
合部の嵌合によつて確実な回転止めが行なえるだ
けに止まらず、通常弁箱よりも軟質部材からなる
弁座側に嵌合用凹部を形成し、しかも該嵌合用凹
部は必要に応じてその個数を容易に増大させるこ
とができるために、該弁座の嵌合用凹部は回転ト
ルクの圧接力に対して充分な強度を有することと
なつて、多大な回転トルクが作用する大型のバル
ブにも好適に適用でき、その用途を従来に比して
格段拡大することができるという優れた利点をも
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図。第2
図は動作状態を示す断面図。 1……弁箱、2……上部壁、3……下部壁、
4,4a……嵌合用凸部、5……弁座、6……内
周面、7……テーパ面、8……側壁、9……孔、
10,10a……嵌合用凹部、11……弁体、1
2……テーパ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下方へ進むに従つてその内径が大となるテーパ
    面7を内周面6に形成し且つ側壁に流体流通用の
    孔9,9を穿設してなる弁座5を弁箱1内に装着
    して、外周面に前記テーパ面7と対応するテーパ
    面12を有し且つ流体流通用の貫通孔14を穿設
    してなる弁体11を前記弁座5内に回動自在に嵌
    入させてなるバルブに於いて、前記弁箱1に前記
    弁座5の上下面と夫々対面して該弁座5を介装さ
    せるための上部壁2と下部壁3とを夫々形成する
    と共に、該上下壁2,3の内面の少なくともいず
    れか一方に嵌合用凸部4を突設し、しかも該嵌合
    用凸部4と対面する弁座5の上下面のいずれかの
    位置に該嵌合用凸部4と嵌合する嵌合用凹部10
    を形成せしめてなることを特徴とするバルブ。
JP6476183U 1983-04-28 1983-04-28 バルブ Granted JPS59169466U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6476183U JPS59169466U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 バルブ

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JP6476183U JPS59169466U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 バルブ

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Publication Number Publication Date
JPS59169466U JPS59169466U (ja) 1984-11-13
JPH0349333Y2 true JPH0349333Y2 (ja) 1991-10-22

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JP6476183U Granted JPS59169466U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 バルブ

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JP7307935B2 (ja) * 2019-03-26 2023-07-13 株式会社藤井合金製作所 ガス栓の固着防止構造

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JPS59169466U (ja) 1984-11-13

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