JPH0523900Y2 - - Google Patents

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JPH0523900Y2
JPH0523900Y2 JP1987127752U JP12775287U JPH0523900Y2 JP H0523900 Y2 JPH0523900 Y2 JP H0523900Y2 JP 1987127752 U JP1987127752 U JP 1987127752U JP 12775287 U JP12775287 U JP 12775287U JP H0523900 Y2 JPH0523900 Y2 JP H0523900Y2
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JP
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valve body
ball valve
cam plate
valve
regulating
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はボールバルブに関し、特に回転トル
クの低減を図つたボールバルブに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来一般に使用されているボールバルブは、第
6図に示すように、バルブ本体30の弁室31に
通じる対向一対の通路32を形成し、両方の通路
32にシートリング33を挿入するとともに、各
シートリング33を弁室31内のボール弁体34
に当て、各シートリング33の後端にリング状の
板ばね38を介在して止め輪35を固定し、板ば
ね38のばね力によりシートリング33をボール
弁体34に押圧するようにしている。
その他、図中36はバルブ本体30の開放部分
を閉じるボンネツト、37はボール弁体34と一
体の弁棒である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記構造のボールバルブにおいては、ボール弁
体34の外周面には常時シートリング33が押圧
されているため、弁棒37を回動操作してボール
弁体34を開閉する際の摺動抵抗が大きく、回転
トルクが大になる問題がある。
そこで、この考案は、シートリングによるシー
ル機能を損うことなく、回転トルクの小さい構造
をもつたボールバルブを提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この考案はシ
ートリングを一方の通路の内側にのみ装着し、他
方の通路の内側及びその周辺にボール弁体を受入
れる間隙を設け、弁棒下端に形成した凹所にボー
ル弁体と一体の弁軸を該ボール弁体の弁孔の方向
と直角方向に移動可能に遊嵌し、上記弁軸のまわ
りに円板状のカム板を固定し、そのカム板の外周
面に弁軸の上記移動方向の一側に1つの突起を形
成すると共に他側に切欠き面を形成し、上記カム
板を囲んだ内周面をバルブ本体に設け、上記内周
面を上記一対の通路上に各通路の横断方向の平面
により形成した対向一対の規制面と、各規制面の
両端間をつなぐ対向一対の円弧面により形成し、
上記カム板と上記内周面の位置関係を上記突起が
一方の規制面に接したときカム板の切欠き面が他
方の規制面に対向すると共に、該カム板と一体の
ボール弁体がシートリングに密着し、該突起が上
記内周面の円弧面に接したときカム板の外周面が
両方の規制面に接するように設定した構成とした
ものである。
〔作用〕
ボール弁体が閉弁状態にある場合、カム板の突
起がバルブ本体の一方の規制面に接するため、カ
ム板と一体のボール弁体がシートリング側に移動
して、該シートリングに密着されシール作用を行
なう。弁棒を回動操作してボール弁体を開弁方向
に回転させると、上記の突起が規制面から外れ円
弧面に接触する一方、カム板の外周面が両方の規
制面に接し、カム板及びこれと一体のボール弁体
が弁室の間隙に入り、シートリングから離れる。
またボール弁体を開弁状態から閉弁方向に回転さ
せると、前記と反対の作用によりカム板及びこれ
と一体のボール弁体がシートリング側へ移行し、
ボール弁体をそのシートリングに押圧せしめる。
〔実施例〕
この考案の実施例に係るボールバルブは、第1
図に示すように、バルブ本体1に弁室2を設け、
その弁室2の中心対称の位置に、外部に開放した
2本の通路3,3′を設けている。一方の通路3
の内側には段部4が形成され、その段部4にシー
トリング5を装着している。弁室2内に挿入され
たボール弁体6の片側に、上記のシートリング5
を当接せしめる。他方の通路3′の内側及びその
近辺にボール弁体6の一部を受入れる間隙7を形
成している。
ボール弁体6を回動操作する弁棒8は、弁室2
の上部開放部分を閉塞するボンネツト9を液密状
態に貫通している。弁棒8の下端には大径部10
が形成され、その大径部10の下面に凹所11が
形成されている。
一方、ボール弁体6の上端面には弁軸12が突
設され、その弁軸12のまわりにカム板13を固
定すると共に、その弁軸12を上記の凹所11に
遊嵌している。弁軸12の横断面形状は、第2図
及び第3図に示すように、全体として長円形であ
り、その長径と平行な平坦面14を有する。この
平坦面14は、弁孔15の一つの軸断面に含まれ
る。
弁棒8の凹所11は、上記の平坦面14と摺接
する平坦面を有し、その平坦面と直交する両端面
において、弁軸12との間に間隙16があり、ボ
ール弁体6はその間隙16の範囲内で一方向(弁
孔15の中心線と直角の方向)へ移動することが
できる。
また、カム板13は、弁軸12の長径の延長線
l(第3図参照)上において外周面に突起17を
有するとともに、他方の外周面に切欠き面18を
有する。
上記のカム板13の外周面が対向するバルブ本
体1の内周面には、第3図のように、通路3,
3′の横断面方向の平面でなる第1規制面19及
び第2規制面20が中心対称の位置に設けられ、
ボール弁体6が閉弁状態にある場合に、突起17
が第1規制面19に当り、また、第4図のよう
に、ボール弁体6が開弁方向(矢印a参照)に回
転した際、切欠き面18の一端が第2規制面20
に当たると、突起17が第1規制面19から外れ
る。また突起17が両規制面19,20間の円弧
面に接した状態(第5図)では、カム板13の外
周面が各規制面19,20に接する。
その他、弁室2の底面には、底蓋21が取付け
られ、その底蓋21とボール弁体6の下部弁軸2
2との間に、ボール弁体6の円滑な回転及び移行
を図るために小球23が介在される。
実施例のボールバルブは以上のように構成さ
れ、閉弁状態においては、第1図及び第3図に示
すように、カム板13の突起17がバルブ本体1
の第1規制面19に接する一方、切欠き面18が
第2規制面20と対向するため、弁棒8の中心a
に対し、ボール弁体6の中心bは、ΔXだけシー
トリング5側へ片寄り、カム板13およびこれと
一体のボール弁体6は、シートリング5に密着す
る。
上記の閉弁状態から弁棒8の回動操作により、
ボール弁体6を開弁方向に回動すると、第4図に
示すように、突起17が第1規制面19から外れ
ると共に、切欠き面18の一方の端部24が第2
規制面20を押圧するため、回転角度が大きくな
るに従つてカム板13は第2規制面20から反力
を受ける。このため、カム板13及びこれと一体
のボール弁体6が弁室2の通路3′の内面及びそ
の近辺に形成された間隙7にΔXだけ移行する。
その結果、ボール弁体6がシートリング5から離
れるため、開弁状態(第5図参照)に至までの
間、両者間の摺動抵抗が発生せず、小さい回転ト
ルクで回転する。また、開弁状態では、カム板1
3は突起17が内周面に接すると共に、外周面の
2個所で両規制面19,20に接して安定よく支
持される。
また、開弁状態から閉弁方向に弁棒8を回動操
作すると、切欠き面18の一方の端部24が第2
規制面20から外れると共に、突起17が第1規
制面19を押圧するため、カム板13及びこれと
一体のボール弁体6が元の状態に戻り、シートリ
ング5に密着する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によると、閉弁時はボ
ール弁体をシートリングに押圧してシールを図る
一方、開弁方向に回転させる際、或いは開弁状態
から閉弁方向に回転させる際には、ボール弁体が
シートリングから離れるため、小さい回転トルク
で操作できる効果がある。また、ボール弁体の開
弁時にカム板はバルブ本体の内周面の3点で支持
されるので、カム板と一体のボール弁体の姿勢が
安定する効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の断面図、第2図は同上の
一部を示す縦断斜視図、第3図から第5図は作動
状態の説明図、第6図は従来例の断面図である。 1……バルブ本体、2……弁室、3,3′……
通路、5……シートリング、6……ボール弁体、
7……間隙、8……弁棒、11……凹所、12…
…弁軸、13……カム板、17……突起、18…
…切欠き面、19……第1規制面、20……第2
規制面、24……端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブ本体に弁室と通じた対向一対の通路を形
    成し、上記通路の内側にシートリングを装着して
    弁室内にボール弁体を挿入し、ボール弁体を回動
    操作する弁棒をバルブ本体の外部に突出せしめた
    ボールバルブにおいて、上記シートリングを一方
    の通路の内側にのみ装着し、他方の通路の内側及
    びその周辺にボール弁体を受入れる間隙を設け、
    弁棒下端に形成した凹所にボール弁体と一体の弁
    軸を該ボール弁体の弁孔の方向と直角方向に移動
    可能に遊嵌し、上記弁軸のまわりに円板状のカム
    板を固定し、そのカム板の外周面に弁軸の上記移
    動方向の一側に1つの突起を形成すると共に他側
    に切欠き面を形成し、上記カム板を囲んだ内周面
    をバルブ本体に設け、上記内周面を上記一対の通
    路上に各通路の横断方向の平面により形成した対
    向一対の規制面と、各規制面の両端間をつなぐ対
    向一対の円弧面により形成し、上記カム板と上記
    内周面の位置関係を上記突起が一方の規制面に接
    したときカム板の切欠き面が他方の規制面に対向
    すると共に、該カム板と一体のボール弁体がシー
    トリングに密着し、該突起が上記内周面の円弧面
    に接したときカム板の外周面が両方の規制面に接
    するように設定したことを特徴とするボールバル
    ブ。
JP1987127752U 1987-08-20 1987-08-20 Expired - Lifetime JPH0523900Y2 (ja)

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JPS6431264U JPS6431264U (ja) 1989-02-27
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