JPH08219302A - ボールバルブ - Google Patents
ボールバルブInfo
- Publication number
- JPH08219302A JPH08219302A JP2388095A JP2388095A JPH08219302A JP H08219302 A JPH08219302 A JP H08219302A JP 2388095 A JP2388095 A JP 2388095A JP 2388095 A JP2388095 A JP 2388095A JP H08219302 A JPH08219302 A JP H08219302A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- valve
- center
- seal
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Taps Or Cocks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中央部に貫通孔を有しケーシングの中におい
て回動可能に支持されたボール形弁体、弁座の作用をな
す環状シール、及び同環状シールを弁閉鎖時にボール形
弁体に密着する方向へ押すベローズを備えたボールバル
ブにおいて、簡単な構造によって、閉鎖時のシール性確
保と弁体回動時のシール面保護を可能にする。 【構成】 ボール形弁体の回動中心線をボール形弁体の
幾何学的中心から離してある。
て回動可能に支持されたボール形弁体、弁座の作用をな
す環状シール、及び同環状シールを弁閉鎖時にボール形
弁体に密着する方向へ押すベローズを備えたボールバル
ブにおいて、簡単な構造によって、閉鎖時のシール性確
保と弁体回動時のシール面保護を可能にする。 【構成】 ボール形弁体の回動中心線をボール形弁体の
幾何学的中心から離してある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は極低温用や腐食性流体等
に用いられるボールバルブに関するものである。
に用いられるボールバルブに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】極低温や腐食性の流体を制御するバルブ
のシールは温度環境や腐食雰囲気に適合し、十分な耐久
性も備えなければならない。このため、ボールバルブは
バルブ閉鎖時にはシール面圧を十分確保する必要があ
り、バルブ開放作動のためにボールを回転させる場合に
はシールが傷つかないようシール面圧を極力下げる必要
がある。
のシールは温度環境や腐食雰囲気に適合し、十分な耐久
性も備えなければならない。このため、ボールバルブは
バルブ閉鎖時にはシール面圧を十分確保する必要があ
り、バルブ開放作動のためにボールを回転させる場合に
はシールが傷つかないようシール面圧を極力下げる必要
がある。
【０００３】図３は従来のボールバルブの作動原理図で
あり、カム式ボールバルブを示している。（ａ）は閉鎖
時、（ｂ）は開放時の各部の位置を示している。１はボ
ール形弁体、２は弁座の作用をなす環状シール、３は同
シールを押すためのベローズ、１１は前記ボール形弁体
に装着されたカム、１２はカムフォロワーである。ボー
ル１の回動が始まると、ボールと共に回動するカム１１
によってカムフォロワー１２が押され、これに伴ってシ
ール２がボール１から離れる。これによって、弁閉鎖時
のシール性の確保と、開放動作時のシール面保護が行わ
れる。
あり、カム式ボールバルブを示している。（ａ）は閉鎖
時、（ｂ）は開放時の各部の位置を示している。１はボ
ール形弁体、２は弁座の作用をなす環状シール、３は同
シールを押すためのベローズ、１１は前記ボール形弁体
に装着されたカム、１２はカムフォロワーである。ボー
ル１の回動が始まると、ボールと共に回動するカム１１
によってカムフォロワー１２が押され、これに伴ってシ
ール２がボール１から離れる。これによって、弁閉鎖時
のシール性の確保と、開放動作時のシール面保護が行わ
れる。
【０００４】図４は従来のボールバルブの他の例の原理
図であり、加圧式によるボールバルブを示している。
（ａ）は閉鎖時、（ｂ）は開放時の各部の位置を示して
いる。１はボール形弁体、２は弁座の作用をなす環状シ
ール、１３は三重ベローズである。三重ベローズ１３へ
の加圧、非加圧の切替えにより、弁閉鎖時にシール２を
ボール１へ押し付けてシール性を確保し、開放動作時に
ボール１から引き離してシール面の保護を行う。
図であり、加圧式によるボールバルブを示している。
（ａ）は閉鎖時、（ｂ）は開放時の各部の位置を示して
いる。１はボール形弁体、２は弁座の作用をなす環状シ
ール、１３は三重ベローズである。三重ベローズ１３へ
の加圧、非加圧の切替えにより、弁閉鎖時にシール２を
ボール１へ押し付けてシール性を確保し、開放動作時に
ボール１から引き離してシール面の保護を行う。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、シールの面圧を下げ、シール面を保護するために、
複雑な構造となっていた。このため、コスト、重量、運
用性が劣っていた。
は、シールの面圧を下げ、シール面を保護するために、
複雑な構造となっていた。このため、コスト、重量、運
用性が劣っていた。
【０００６】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、簡
単な構造でシール性確保とシール面保護が可能なボール
バルブを提供し、コスト、重量、運用性の勝れたボール
バルブを提供しようとするものである。
単な構造でシール性確保とシール面保護が可能なボール
バルブを提供し、コスト、重量、運用性の勝れたボール
バルブを提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、中央部に貫通孔を有しケーシングの
中において回動可能に支持されたボール形弁体、弁座の
作用をなす環状シール、及び同環状シールを弁閉鎖時に
ボール形弁体に密着する方向へ押すベローズを備えたボ
ールバルブにおいて、ボール形弁体の回動中心線をボー
ル形弁体の幾何学的中心から離してあることを特徴とす
るボールバルブに関するものである。
したものであって、中央部に貫通孔を有しケーシングの
中において回動可能に支持されたボール形弁体、弁座の
作用をなす環状シール、及び同環状シールを弁閉鎖時に
ボール形弁体に密着する方向へ押すベローズを備えたボ
ールバルブにおいて、ボール形弁体の回動中心線をボー
ル形弁体の幾何学的中心から離してあることを特徴とす
るボールバルブに関するものである。
【０００８】
【作用】ボールの幾何学的中心と回動中心が離れている
ため、弁閉鎖時には、シールはボールに押し付けられ、
ベローズにより適正なシール面圧が確保され、ボールが
回動するに従って、シールが片当り状態となってシール
面がボールから離れていき、ボール回動中のシール面圧
が下がる。
ため、弁閉鎖時には、シールはボールに押し付けられ、
ベローズにより適正なシール面圧が確保され、ボールが
回動するに従って、シールが片当り状態となってシール
面がボールから離れていき、ボール回動中のシール面圧
が下がる。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の一実施例に係るボールバルブ
の二面図であり、（ａ）は側断面図、（ｂ）は（ａ）の
Ｂ−Ｂ断面図である。図において、１はボール形弁体、
２は弁座の作用をなす環状のシール、３はベローズ、４
はボール中心、５は回動中心、６はベアリング、７はア
クチュエータの回動トルク、８はシャフト、９は極低温
流体等の入口、１０は同出口、１４は偏心孔、１５は孔
中心、１６は上記の各部材を収めるケーシングである。
の二面図であり、（ａ）は側断面図、（ｂ）は（ａ）の
Ｂ−Ｂ断面図である。図において、１はボール形弁体、
２は弁座の作用をなす環状のシール、３はベローズ、４
はボール中心、５は回動中心、６はベアリング、７はア
クチュエータの回動トルク、８はシャフト、９は極低温
流体等の入口、１０は同出口、１４は偏心孔、１５は孔
中心、１６は上記の各部材を収めるケーシングである。
【００１０】図２は上記実施例のボールバルブの作動原
理図であり、（ａ）は閉鎖時、（ｂ）は開放時における
各部の位置を示している。符号は図１のものと同じであ
る。
理図であり、（ａ）は閉鎖時、（ｂ）は開放時における
各部の位置を示している。符号は図１のものと同じであ
る。
【００１１】このボールバルブは閉鎖状態にある時は、
シール２がボール１に押しつけられ、ベローズ３の力に
よりシール面圧が確保されている。バルブの開放作動時
（回動時）には、アクチュエータの回動トルク７がシャ
フト８を通してボール１に伝えられ、ベアリング６によ
り回動中心５を中心にしてボールが回動し始める。ボー
ル１は、幾何学的なボール中心４と回動中心５が離れて
おり、ボールの回動運動によりシールが片当り状態とな
って、シール面がボールから離れてゆく。
シール２がボール１に押しつけられ、ベローズ３の力に
よりシール面圧が確保されている。バルブの開放作動時
（回動時）には、アクチュエータの回動トルク７がシャ
フト８を通してボール１に伝えられ、ベアリング６によ
り回動中心５を中心にしてボールが回動し始める。ボー
ル１は、幾何学的なボール中心４と回動中心５が離れて
おり、ボールの回動運動によりシールが片当り状態とな
って、シール面がボールから離れてゆく。
【００１２】上述の作用により、本実施例のボールバル
ブにおいては、バルブ閉鎖時にはベローズにより適正な
シール面圧が確保され、バルブ開放動作時には、ボール
の偏心運動によりシールがボールから離れるためシール
面圧が低下する。これによって、弁の閉鎖・開放時のシ
ール面圧の制御が簡単にでき、シール面の保護が可能と
なる。
ブにおいては、バルブ閉鎖時にはベローズにより適正な
シール面圧が確保され、バルブ開放動作時には、ボール
の偏心運動によりシールがボールから離れるためシール
面圧が低下する。これによって、弁の閉鎖・開放時のシ
ール面圧の制御が簡単にでき、シール面の保護が可能と
なる。
【００１３】
【発明の効果】本発明のボールバルブにおいては、ボー
ル形弁体の回動中心線をボール形弁体の幾何学的中心か
ら離してあるので、簡単な構造によって、閉鎖時のシー
ル性確保と、弁体回動時のシール面保護が可能である。
ル形弁体の回動中心線をボール形弁体の幾何学的中心か
ら離してあるので、簡単な構造によって、閉鎖時のシー
ル性確保と、弁体回動時のシール面保護が可能である。
【図１】本発明の一実施例に係るボールバルブの二面図
であり、（ａ）は側断面図、（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ断
面図である。
であり、（ａ）は側断面図、（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ断
面図である。
【図２】上記実施例のボールバルブの作動原理図であり
（ａ）は閉鎖時、（ｂ）は開放時における各部の位置を
示している。
（ａ）は閉鎖時、（ｂ）は開放時における各部の位置を
示している。
【図３】従来のボールバルブ（カム式）の作動原理図。
（ａ）は閉鎖時、（ｂ）は開放時における各部の位置を
示している。
（ａ）は閉鎖時、（ｂ）は開放時における各部の位置を
示している。
【図４】従来のボールバルブ（加圧式）の作動原理図。
（ａ）は閉鎖時、（ｂ）は開放時における各部の位置を
示している。
（ａ）は閉鎖時、（ｂ）は開放時における各部の位置を
示している。
１ ボール形弁体 ２ シール ３ ベローズ ４ ボール中心 ５ 回動中心 ６ ベアリング ７ アクチュエータ回転トルク ８ シャフト ９ 入口 １０ 出口 １１ カム １２ カムフォロワー １３ 三重ベローズ １４ 偏心孔 １５ 孔中心 １６ ケーシング
Claims (1)
- 【請求項１】 中央部に貫通孔を有しケーシングの中に
おいて回動可能に支持されたボール形弁体、弁座の作用
をなす環状シール、及び同環状シールを弁閉鎖時にボー
ル形弁体に密着する方向へ押すベローズを備えたボール
バルブにおいて、ボール形弁体の回動中心線をボール形
弁体の幾何学的中心から離してあることを特徴とするボ
ールバルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2388095A JPH08219302A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | ボールバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2388095A JPH08219302A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | ボールバルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08219302A true JPH08219302A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12122772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2388095A Pending JPH08219302A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | ボールバルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08219302A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013029168A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Fuji Koki Corp | ボール弁 |
| CN106763861A (zh) * | 2016-12-13 | 2017-05-31 | 白龙山 | 气动波纹管膜盒式液压密封球阀 |
| CN110145633A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-08-20 | 四川格林流体控制设备有限公司 | 一种波纹管密封球阀 |
| DE102018121563A1 (de) * | 2018-09-04 | 2020-03-05 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Drehschiebereinheit für ein Thermo-Management-Modul |
| CN112984146A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-18 | 陕西蓝箭航天技术有限公司 | 一种用于液体火箭发动机的球阀装置 |
| IT201900025123A1 (it) * | 2019-12-23 | 2021-06-23 | Truflo Rona S R L | Innovativa valvola a sfera a tenuta di coppia |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP2388095A patent/JPH08219302A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013029168A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Fuji Koki Corp | ボール弁 |
| CN106763861A (zh) * | 2016-12-13 | 2017-05-31 | 白龙山 | 气动波纹管膜盒式液压密封球阀 |
| CN106763861B (zh) * | 2016-12-13 | 2019-04-02 | 白龙山 | 气动波纹管膜盒式液压密封球阀 |
| DE102018121563A1 (de) * | 2018-09-04 | 2020-03-05 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Drehschiebereinheit für ein Thermo-Management-Modul |
| CN110145633A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-08-20 | 四川格林流体控制设备有限公司 | 一种波纹管密封球阀 |
| IT201900025123A1 (it) * | 2019-12-23 | 2021-06-23 | Truflo Rona S R L | Innovativa valvola a sfera a tenuta di coppia |
| WO2021130609A1 (en) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | Truflo Rona | Innovative torque seal ball valve |
| CN112984146A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-18 | 陕西蓝箭航天技术有限公司 | 一种用于液体火箭发动机的球阀装置 |
| CN112984146B (zh) * | 2021-02-05 | 2023-01-13 | 陕西蓝箭航天技术有限公司 | 一种用于液体火箭发动机的球阀装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4554948A (en) | Straight-way valve | |
| JP4683159B1 (ja) | ロータリー弁 | |
| US4817916A (en) | Butterfly valve | |
| AU1788501A (en) | Ball valve seat seal | |
| WO2002001097A2 (en) | Dual pendulum valve assembly with valve seat cover | |
| JPH08219302A (ja) | ボールバルブ | |
| JPH10325472A (ja) | バルブ用シートリング及びそれを用いたバルブ | |
| JPH07190212A (ja) | 粉粒体の制御に適したトラニオン型回転弁 | |
| JP3649613B2 (ja) | 圧縮天然ガス用レギュレータ | |
| JPS6046299B2 (ja) | 弁 | |
| US5634625A (en) | Valve closure system | |
| JP2003166654A (ja) | バタフライ弁 | |
| JP2571424Y2 (ja) | トップエントリ形三方切換ボールバルブ | |
| KR100290031B1 (ko) | 버터플라이 밸브의 시트 수명 유지방법과 그 장치 | |
| JP3017058U (ja) | 回転弁のバルブシ−ト | |
| JP2004084694A (ja) | 偏芯バタフライ弁のシール構造 | |
| JP3625994B2 (ja) | 流体圧制御弁 | |
| JP2002257245A (ja) | ボールバルブのシート構造 | |
| JP3801392B2 (ja) | ボールバルブ | |
| JP3344881B2 (ja) | 流量制御弁 | |
| JPS6231226B2 (ja) | ||
| JPS6141028Y2 (ja) | ||
| JP2902261B2 (ja) | 方向性ロータリーダンパー | |
| JP2571423Y2 (ja) | トップエントリ形三方切換ボールバルブ | |
| US4450732A (en) | Device for imposing the linear and angular movement to the valve stem |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020813 |