JPH07190212A - 粉粒体の制御に適したトラニオン型回転弁 - Google Patents
粉粒体の制御に適したトラニオン型回転弁Info
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- JPH07190212A JPH07190212A JP33192193A JP33192193A JPH07190212A JP H07190212 A JPH07190212 A JP H07190212A JP 33192193 A JP33192193 A JP 33192193A JP 33192193 A JP33192193 A JP 33192193A JP H07190212 A JPH07190212 A JP H07190212A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粉粒体の滞留を防止すると共にシール性を高
めること。 【構成】 本発明に係わるトラニオン型回転弁は、弁筐
１と、該弁筐１を通過する粉粒体の流路と連通自在な通
孔８を中心に有し、前記流路に対しほぼ垂直な軸回りに
回転自在に弁筐１内に収容された球状弁体10と、上流側
または下流側の一方に配置され、前記球状弁体10の周面
に選択的に当接する環状弁座５と、該環状弁座５と弁筐
１との間に配置され弁座５を球状弁体10側に押圧するた
めの押圧手段24と、前記環状弁座５より外側に流路方向
に摺動可能として嵌合され、この弁座５と弁筐１との間
をシールするシール手段28とを備えたことを特徴とす
る。
めること。 【構成】 本発明に係わるトラニオン型回転弁は、弁筐
１と、該弁筐１を通過する粉粒体の流路と連通自在な通
孔８を中心に有し、前記流路に対しほぼ垂直な軸回りに
回転自在に弁筐１内に収容された球状弁体10と、上流側
または下流側の一方に配置され、前記球状弁体10の周面
に選択的に当接する環状弁座５と、該環状弁座５と弁筐
１との間に配置され弁座５を球状弁体10側に押圧するた
めの押圧手段24と、前記環状弁座５より外側に流路方向
に摺動可能として嵌合され、この弁座５と弁筐１との間
をシールするシール手段28とを備えたことを特徴とす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は弁に関し、特に粉粒体、
例えば樹脂性チップ等の流れを制御するのに適したトラ
ニオン型回転弁に関する。
例えば樹脂性チップ等の流れを制御するのに適したトラ
ニオン型回転弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】ボール弁により粉粒体の流れを制御する
ことは広く行われている。
ことは広く行われている。
【０００３】
【発明の解決しようとする課題】２枚のシート（弁座）
で球状弁体を開閉して粉粒体を制御する場合、弁内部に
粉粒体が溜まり、弁の作動不良が生じることがある。ま
たシングルシートのトラニオン型回転弁による粉粒体の
制御では、全閉時に逆圧力が加えられるとシートに逆推
力が作用し、シート漏れが多くなったり、エロージョン
の原因となったりすることがある。
で球状弁体を開閉して粉粒体を制御する場合、弁内部に
粉粒体が溜まり、弁の作動不良が生じることがある。ま
たシングルシートのトラニオン型回転弁による粉粒体の
制御では、全閉時に逆圧力が加えられるとシートに逆推
力が作用し、シート漏れが多くなったり、エロージョン
の原因となったりすることがある。
【０００４】このように回転弁による粉粒体の制御では
種々の問題が多い。
種々の問題が多い。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決しようとするものであり、その具体的手段は、弁筐
と、該弁筐を通過する粉粒体の流路と連通自在な通孔を
中心に有し、前記流路に対しほぼ垂直な軸回りに回転自
在に弁筐内に収容された球状弁体と、上流側または下流
側の一方に配置され、前記球状弁体の周面に当接する環
状弁座と、該環状弁座と弁筐との間に配置され弁座を球
状弁体側に押圧するための押圧手段と、前記環状全座よ
り外側に流路方向に摺動可能として嵌合され、この弁座
と弁筐との間をシールするシール手段とを備えたことを
特徴とする。
決しようとするものであり、その具体的手段は、弁筐
と、該弁筐を通過する粉粒体の流路と連通自在な通孔を
中心に有し、前記流路に対しほぼ垂直な軸回りに回転自
在に弁筐内に収容された球状弁体と、上流側または下流
側の一方に配置され、前記球状弁体の周面に当接する環
状弁座と、該環状弁座と弁筐との間に配置され弁座を球
状弁体側に押圧するための押圧手段と、前記環状全座よ
り外側に流路方向に摺動可能として嵌合され、この弁座
と弁筐との間をシールするシール手段とを備えたことを
特徴とする。
【０００６】
【作用】筒状弁体と弁筐との間は、環状弁座およびこの
弁座と弁筐との間に配置されるシール手段により二重に
シールされる。
弁座と弁筐との間に配置されるシール手段により二重に
シールされる。
【０００７】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に係わるト
ラニオン型回転弁について説明する。弁筐(１)は半割筐
体(３)の内端を互いに結合して成り、各半割筐体(３)の
外側端部内周には、後述する弁座(５)が摺動する摺動孔
(６)が設けられている。
ラニオン型回転弁について説明する。弁筐(１)は半割筐
体(３)の内端を互いに結合して成り、各半割筐体(３)の
外側端部内周には、後述する弁座(５)が摺動する摺動孔
(６)が設けられている。
【０００８】弁筐(１)内には、中心に貫通孔(８)を有す
る球状弁体(10)収容されている。この球状弁体(10)は、
弁筐(１)を通過する流れの方向(Ａ)すなわち弁の中心軸
線ＸＸ'方向に対してほぼ垂直な回転軸ＹＹ’を中心と
して回転するよう上下方向に延びる回転ステム(12)によ
り支持されている。上下回転ステム(12)半割筐体(３)の
当接面の間に形成された断面円形の溝内にシール状態で
回転自在に嵌合されており、適当なレバーまたはアクチ
ュエータ（いずれも図示されず）により回転駆動され
る。この弁体(10)が図１に示されるように通孔(８)が弁
軸ＸＸ’に対して直交した位置にある時、弁は全閉状態
にあり、通孔(８)が弁軸ＸＸ’と平行な位置にある時は
弁は全開状態にある。
る球状弁体(10)収容されている。この球状弁体(10)は、
弁筐(１)を通過する流れの方向(Ａ)すなわち弁の中心軸
線ＸＸ'方向に対してほぼ垂直な回転軸ＹＹ’を中心と
して回転するよう上下方向に延びる回転ステム(12)によ
り支持されている。上下回転ステム(12)半割筐体(３)の
当接面の間に形成された断面円形の溝内にシール状態で
回転自在に嵌合されており、適当なレバーまたはアクチ
ュエータ（いずれも図示されず）により回転駆動され
る。この弁体(10)が図１に示されるように通孔(８)が弁
軸ＸＸ’に対して直交した位置にある時、弁は全閉状態
にあり、通孔(８)が弁軸ＸＸ’と平行な位置にある時は
弁は全開状態にある。
【０００９】弁座（シート）(５)は、金属製の環状部材
であり、水平円筒部(14)と、スクレーパ状となってお
り、弁体に摺動当接する当接部(16)と、この当接部(16)
より半径外方向外向きに延び、弁筐(１)の摺動孔(６)に
シール状態で摺動する摺動部(18)とから主に成る。
であり、水平円筒部(14)と、スクレーパ状となってお
り、弁体に摺動当接する当接部(16)と、この当接部(16)
より半径外方向外向きに延び、弁筐(１)の摺動孔(６)に
シール状態で摺動する摺動部(18)とから主に成る。
【００１０】この弁座(５)の摺動部(18)の外周には、ダ
ストシール(20)が嵌合されており、水平円筒部(14)の外
端部近くの弁筐(１)内の摺動孔(６)の内壁にもダストシ
ール(22)が嵌合されている。
ストシール(20)が嵌合されており、水平円筒部(14)の外
端部近くの弁筐(１)内の摺動孔(６)の内壁にもダストシ
ール(22)が嵌合されている。
【００１１】この弁座(５)は、水平円筒部(14)と弁筐
(１)との間に設けられたスプリング(24)およびスプリン
グホルダ(26)により水平円筒部(14)のショルダ部(27)を
押圧され、常時所定の力（スプリング力＋上流側と下流
との圧力差×π（Ｄ1 2−Ｄ3 2）／４）で当接部(16)が球
状弁体(10)の外周球面に押圧されている。このスプリン
グ(24)およびスプリングホルダ(26)は他の適当な押圧手
段、例えば皿バネ等に置換してもよい。
(１)との間に設けられたスプリング(24)およびスプリン
グホルダ(26)により水平円筒部(14)のショルダ部(27)を
押圧され、常時所定の力（スプリング力＋上流側と下流
との圧力差×π（Ｄ1 2−Ｄ3 2）／４）で当接部(16)が球
状弁体(10)の外周球面に押圧されている。このスプリン
グ(24)およびスプリングホルダ(26)は他の適当な押圧手
段、例えば皿バネ等に置換してもよい。
【００１２】弁座(５)の水平円筒部(14)と弁筐(１)との
間の空間には、スプリング(24)より弁体(10)側に、すな
わち内側にシール手段(28)が設けられている。このシー
ル手段(28)は、水平円筒部(14)の外側の上記空間に流路
方向に摺動可能として嵌合された環状のＯリングホルダ
(30)と、このホルダ(30)の内外周面に嵌合された２つの
Ｏリング(32)とから成る。
間の空間には、スプリング(24)より弁体(10)側に、すな
わち内側にシール手段(28)が設けられている。このシー
ル手段(28)は、水平円筒部(14)の外側の上記空間に流路
方向に摺動可能として嵌合された環状のＯリングホルダ
(30)と、このホルダ(30)の内外周面に嵌合された２つの
Ｏリング(32)とから成る。
【００１３】弁筐(１)の両端部は、適当な導管（図示せ
ず）に接続されており、この導管を流れる粉流体は、弁
体(10)が図示した位置、すなわち通孔(８)が軸線ＸＸ’
と直交している時は遮断され、ステム(12)を手動または
アクチュエータによりいずれかの方向に徐々に回転する
と、導管内空間（上流側）と通孔(８)とが徐々に連通
し、下流側導管と連通する。ステム(12)をさらに回転
し、通孔(８)と軸線ＸＸ’が平行になれば、弁は全開状
態となる。
ず）に接続されており、この導管を流れる粉流体は、弁
体(10)が図示した位置、すなわち通孔(８)が軸線ＸＸ’
と直交している時は遮断され、ステム(12)を手動または
アクチュエータによりいずれかの方向に徐々に回転する
と、導管内空間（上流側）と通孔(８)とが徐々に連通
し、下流側導管と連通する。ステム(12)をさらに回転
し、通孔(８)と軸線ＸＸ’が平行になれば、弁は全開状
態となる。
【００１４】
【発明の効果】本発明にかかわるトラニオン型回転弁
は、一つの弁座しか用いていないので、弁座近傍での粉
粒体の滞留は少なく、かつ弁座と弁体との摩擦も少ない
ので、ステムを回転するのに必要なトルクは少なくてす
む。
は、一つの弁座しか用いていないので、弁座近傍での粉
粒体の滞留は少なく、かつ弁座と弁体との摩擦も少ない
ので、ステムを回転するのに必要なトルクは少なくてす
む。
【００１５】また、正圧（上流側の圧力のほうが高い状
態）または逆圧（下流側の圧力のほうが高い状態）でも
弁座は常時弁圧に押圧されるので高いシール性が得られ
る。
態）または逆圧（下流側の圧力のほうが高い状態）でも
弁座は常時弁圧に押圧されるので高いシール性が得られ
る。
【図１】本発明にかかわるトラニオン型回転弁の一実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
(１)弁筐 (３)半割弁体 (５)弁座 (６)摺動孔 (８)通孔 (10)球状弁体 (12)回転ステム (14)水平円筒部 (14ａ)ショルダ (16)当接部 (18)摺動部 (20)(22)ダストシール (24)スプリング (26)スプリングホルダ (27)ショルダ部 (28)シール手段 (30)リングホルダ (32)Ｏリング
Claims (4)
- 【請求項１】 弁筐と、該弁筐を通過する粉粒体の流路
と連通自在な通孔を中心に有し、前記流路に対しほぼ垂
直な軸回りに回転自在に弁筐内に収容された球状弁体
と、上流側または下流側の一方に配置され、前記球状弁
体の周面に当接する環状弁座と、該環状弁座と弁筐との
間に配置され弁座を球状弁体側に押圧するための押圧手
段と、前記環状弁座より外側に流路方向に摺動可能とし
て嵌合され、この弁座と弁筐との間をシールするシール
手段とを備えたことを特徴とするトラニオン型回転弁。 - 【請求項２】 前記弁座は上流側および下流側の外周部
回りに設けられたダストシールによりシール状態で弁筐
内壁を摺動自在となっていることを特徴とするトラニオ
ン型回転弁。 - 【請求項３】 前記弁座の球状弁体に当接する部分は、
スクレーパ状となっていることを特徴とするトラニオン
型回転弁。 - 【請求項４】 前記シール手段は、弁座と弁筐との間に
配置された環状部材と、該環状部材の内外周部の溝に嵌
合されたＯリングとを備えたことを特徴とするトラニオ
ン型回転弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5331921A JP2678876B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 粉粒体の制御に適するトラニオン型ボール弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5331921A JP2678876B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 粉粒体の制御に適するトラニオン型ボール弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07190212A true JPH07190212A (ja) | 1995-07-28 |
| JP2678876B2 JP2678876B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=18249133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5331921A Expired - Lifetime JP2678876B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 粉粒体の制御に適するトラニオン型ボール弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2678876B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009138839A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 液封入式防振装置 |
| CN102414491A (zh) * | 2009-04-22 | 2012-04-11 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于控制流量的阀 |
| CN102606764A (zh) * | 2012-03-29 | 2012-07-25 | 浙江超达阀门股份有限公司 | 设有弹簧密封机构的球阀阀座结构 |
| CN102797868A (zh) * | 2012-08-20 | 2012-11-28 | 天津祥嘉流体控制系统有限公司 | 一种顶装式超低温球阀 |
| CN102829213A (zh) * | 2012-09-24 | 2012-12-19 | 上海凯科阀门制造有限公司 | 一种球阀的多功能弹簧座 |
| CN103511657A (zh) * | 2013-10-30 | 2014-01-15 | 苏州纽威阀门股份有限公司 | 球阀 |
| CN103742667A (zh) * | 2014-01-09 | 2014-04-23 | 苏州纽威阀门股份有限公司 | 一种球阀 |
| CN103906955A (zh) * | 2011-10-25 | 2014-07-02 | 道达尔公司 | 隔离阀 |
| CN104405919A (zh) * | 2014-11-28 | 2015-03-11 | 苏州市吴中区大陆电子设备厂 | 一种球阀调节装置 |
| CN117722510A (zh) * | 2024-02-06 | 2024-03-19 | 成都成高阀门股份有限公司 | 一种具有球面自清洁机构的球阀 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH01140074U (ja) * | 1988-03-22 | 1989-09-25 | ||
| JP3052473U (ja) * | 1998-03-20 | 1998-09-25 | 政男 黄 | 回転自在な接触端を有する振動式按摩器 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5331921A patent/JP2678876B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
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| CN102797868B (zh) * | 2012-08-20 | 2013-11-20 | 天津祥嘉流体控制系统有限公司 | 一种顶装式超低温球阀 |
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| CN103742667A (zh) * | 2014-01-09 | 2014-04-23 | 苏州纽威阀门股份有限公司 | 一种球阀 |
| CN103742667B (zh) * | 2014-01-09 | 2015-12-02 | 苏州纽威阀门股份有限公司 | 一种球阀 |
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| CN117722510A (zh) * | 2024-02-06 | 2024-03-19 | 成都成高阀门股份有限公司 | 一种具有球面自清洁机构的球阀 |
| CN117722510B (zh) * | 2024-02-06 | 2024-04-09 | 成都成高阀门股份有限公司 | 一种具有球面自清洁机构的球阀 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2678876B2 (ja) | 1997-11-19 |
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