JP3017058U - 回転弁のバルブシ−ト - Google Patents

回転弁のバルブシ−ト

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JP3017058U
JP3017058U JP1995004580U JP458095U JP3017058U JP 3017058 U JP3017058 U JP 3017058U JP 1995004580 U JP1995004580 U JP 1995004580U JP 458095 U JP458095 U JP 458095U JP 3017058 U JP3017058 U JP 3017058U
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JP
Japan
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valve
taper angle
packing
outlet side
rotary
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995004580U
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English (en)
Inventor
昭二 下潮
Original Assignee
日機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁体の回転によって開閉するバタフライバル
ブ、バイプレ−ンバルブ、ロ−タリ−バルブのバルブシ
−ト面の構造をパッキンの摩擦による損傷が少なく、弁
軸の回転に必要なトルクが小さいものとする。 【構成】 弁体の回転によって開閉するバタフライバル
ブ、バイプレ−ンバルブ、ロ−タリ−バルブのバルブシ
−ト面のテ−パ−角度を入口側と出口側とで変化させ、
入口側のテ−パ−角度を大きくし、出口側のテ−パ−角
度を小さくした構造としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は弁体の回転によって開閉するバタフライバルブ、バイプレ−ンバルブ 、ロ−タリ−バルブのバルブシ−トの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
弁体の回転によって開閉するバタフライバルブ、バイプレ−ンバルブ、ロ−タ リ−バルブには、弁軸の中心が流体の流れ方向の弁中心線と一致しているものと 、弁軸の中心が流れ方向の弁中心線から偏心しているものとがあるが、どちらの 場合にも従来はバルブシ−ト面のテ−パ−角度が入口側、出口側ともに同一のテ −パ−角度を有するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
弁体の回転によって開閉するバタフライバルブ、バイプレ−ンバルブ、ロ−タ リ−バルブは、円形の弁体の外周に弁体外周より少し突出して取り付けられたパ ッキンの先端が弁体の回転によってバルブシ−ト面に接触し、圧縮されて弁の密 閉を保つ構造となっている。この動作を更に詳しく説明すると、まず弁軸の中心 に近い部分からパッキンとバルブシ−ト面との接触が始まり、次第に周辺まで接 触が及び、この間に弁軸の中心に近い部分からパッキンの圧縮が始まって、これ が周辺に及びながら圧縮力を増して行き全閉に至るのであるが、従来のようにバ ルブシ−ト面のテ−パ−角度が入口側、出口側とも同一のものは、弁体の回転角 度が全閉に近くなりパッキンとバルブシ−ト面が接近すると、弁軸の中心に近い 部分から接触が始まり、間もなく周辺部も接触して全面接触となり、それから全 閉に至る間はパッキンは摺動しながら圧縮され、全閉に向かって圧縮が加速され るからパッキンの摩擦による損傷が激しく、その為にパッキンの寿命を短くして いる。又、パッキンの摺動と全面圧縮とが同時に進行するので、弁軸を駆動する のに大きなトルクを必要とする問題点があった。 本考案は従来のものの有するこのような問題点を解決して、パッキン寿命が長 く弁軸駆動トルクの小さい回転弁を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案におけるバタフライバルブ、バイプレ− ンバルブ、ロ−タリ−バルブにおいては、バルブのバルブシ−ト面のテ−パ−角 度を入口側と出口側とで変化させ、入口側のテ−パ−角度を大きくし、出口側を 小さくした構造としたものである。
【0005】
【作用】
バルブのバルブシ−ト面のテ−パ−角度を入口側、出口側とで変化させ、入口 側のテ−パ−角度を大きくし、出口側を小さくすることによって、弁体の回転角 度が全閉に近づき弁軸の中心に近い部分のパッキンがバルブシ−ト面に接触して も周辺部分の全面接触は起こらず、接触は弁軸中心に近い部分からテ−パ−角度 に応じて徐々に周辺に及んで行き、パッキンが摺動と圧縮を同時に受けることは 少なく、全面接触と全面圧縮はバルブの全閉直前となる。
【0006】
【実施例】
本考案をバタフライバルブに適用した実施例について図面を参照して説明する 。 図1において、矢印は流体の流れ方向を示す。バルブシ−ト4は流れ方向に直 角に固定されていて、パッキン3に接するバルブシ−ト面は入口側は大きいテ− パ−角度5を、出口側は小さいテ−パ−角度6をもっている。パッキン3は弁体 2の周辺に弁体2の周辺より少し突出して固着されていて、弁体2が弁軸1を中 心に約90度回転することによって、バルブシ−ト面に圧接される全閉位置から 全開位置までの開度をとる。この実施例はバタフライバルブについて示したが、 バイプレ−ンバルブ、ロ−タリ−バルブについても同様に適用できる。
【0007】 図3は、従来のバタフライバルブで、バルブシ−ト面のテ−パ−角度が入口側 、出口側とも同一のものを示す。符号と各部の名称は図1と同様であるが、バル ブシ−ト面のテ−パ−角度5は入口側、出口側ともに同一のテ−パ−角度である 故、出口側テ−パ−角度6はない。
【0008】
【考案の効果】
本考案は、上述のように構成されているが、その効果を図面を参照して説明す る。 図2は本考案を適用したバタフライバルブの全閉付近において、パッキン3が 弁体2の回転によりバルブシ−ト4と接触し圧縮される状態をグラフで表してい る。図4は従来のバタフライバルブの同様の状態を表している。この両方の全面 圧縮時の圧接力は同じであるが、両者を比較してみると、従来の入口側、出口側 とも同一のテ−パ−角度をもつバルブシ−トの場合は、弁軸1の中心付近でパッ キン3がバルブシ−ト4に接触すると間もなく周辺部も接触して全面接触の状態 となり、それから全閉までの間パッキン3は摺動しながら圧縮される状態が続き 、パッキン3の摩擦による損傷が激しい。又、弁軸1の回転に要するトルクも大 きい。これに対して、本考案の入口側に大きなテ−パ−角度もち、出口側に小さ なテ−パ−角度をもつバルブシ−トの場合には、弁軸1の中心付近でパッキン3 とバルブシ−ト4の接触が始まってから、弁軸1の回転に従って中心付近から周 辺部へ向かって徐々に接触が進行し、全閉近くで全面接触となり、パッキン3が 摺動しながら圧縮されることは非常に少ない。それ故に従来のものに比較してパ ッキン3の摩擦による損傷が少なく長寿命となる効果があり、更に弁軸1の回転 に要するトルクも小さくてすむ効果も大きい。又、入口側、出口側のテ−パ−角 度を変化させることによって任意の接触、圧縮特性を持たせることが出来、任意 のパッキン圧縮量を得ることもできる。本考案をバイプレ−ンバルブ、ロ−タリ −バルブに適用した場合にもバタフライバルブと同等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したバタフライバルブの断面図で
ある。
【図2】本考案を適用したバタフライバルブの全閉付近
でパッキンがバルブシ−トに接触し、圧縮される状態を
表すグラフ図である。
【図3】従来のバタフライバルブの断面図である。
【図4】従来のバタフライバルブの全閉付近でパッキン
がバルブシ−トに接触し、圧縮される状態を表すグラフ
図である。
【符号の説明】
1 弁軸 2 弁体 3 パッキン 4 バルブシ−ト 5 バルブシ−ト面の入口側テ−パ−角度 (図3は出口側テ−パ−角度も同一) 6 バルブシ−ト面の出口側テ−パ−角度

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体の回転によって開閉するバタフライ
    バルブ、バイプレ−ンバルブ、ロ−タリ−バルブのバル
    ブシ−ト面のテ−パ−角度を入口側と出口側とで変化さ
    せ、入口側のテ−パ−角度を大きくし、出口側を小さく
    したバルブシ−トの構造。
JP1995004580U 1995-04-17 1995-04-17 回転弁のバルブシ−ト Expired - Lifetime JP3017058U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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