JPH0714272U - 弁のシート構造 - Google Patents

弁のシート構造

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JPH0714272U
JPH0714272U JP4455793U JP4455793U JPH0714272U JP H0714272 U JPH0714272 U JP H0714272U JP 4455793 U JP4455793 U JP 4455793U JP 4455793 U JP4455793 U JP 4455793U JP H0714272 U JPH0714272 U JP H0714272U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 弁箱側メタルシート5のシート面5aに形成
した溝部21に弁体側メタルシート4のシート面4Aに
摺接する三層状の軟質シートリング22を装着し、軟質
シートリング22の中間層をフッ素樹脂材22aで形成
するとともに両側の外層をゴム材22bで形成した。 【効果】 異物は軟質シートリング22の外層をなすゴ
ム材22bのスクレーパー機能によって阻止され、軟質
シートリング22の中間層をなすフッ素樹脂材22aに
は異物が到達しないので、フッ素樹脂材22aの損傷を
防止でき、長期にわたって確実なシール性を維持するこ
とができる。外層のゴム材22bはその弾性によってフ
ッ素樹脂材22aとともにシール性を発揮することがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボール弁やゲート弁等における弁のシート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のボール弁やゲート弁における弁のシート構造としては、例えば実公昭6 4−11476号公報に記載されたものがあり、これは図3〜図4に示すような ものである。図3〜図4において、筒状の回転弁体1は内部に流路1aを有し、 この流路1aを通して弁箱2の左右の内部流路2aを連通するものであり、内部 流路2aを連通する位置と遮断する位置にわたって弁棒3a,3bの軸心廻りに 回転する。回転弁体1には弁箱2の内部流路2aの開口を閉塞する弁体側メタル シート4を設けており、弁体側メタルシート4は円形の平板部分4Bの周囲部に 部分球面形状のシート部分4Aを有している。
【0003】 弁箱2に螺着した弁箱側メタルシート5は筒状体をなし、弁箱2との螺合によ り内部流路2aの軸心方向に出退し、弁体側メタルシート4に対して接近離間す る。また、弁箱側メタルシート5の周部には弁体側メタルシート4のシート部分 Aに対向する部分球面形状のシート面5aを形成しており、シート面5aに形成 した環状溝に弁体側メタルシート4のシート部分4Aに接触する軟質シートリン グ6を配置している。
【0004】 そして、弁箱側メタルシート5には、軟質シートリング6の背面側に位置して シール材分配流路5bを形成するとともに、シール材分配流路5bに連通するシ ール材供給路5cを弁箱2との摺接部分に開口して設けている。また、軟質シー トリング6にはシール材分配流路5bに連通するシール材供給孔6aを周方向の 数箇所に穿孔している。
【0005】 弁箱2には弁箱側メタルシート5のシール材供給路5cの開口に対向して環状 シール材流路2bを形成するとともに、環状シール材流路2bに連通するシール 材注入流路2cを弁箱2の外部に開口させて形成しており、シール材注入流路2 cの開口部分にはシール材供給管7に対する接続口2dを形成している。
【0006】 また、軟質シートリング6の内外周の各々に金属製のリング部材8,9を設け ており、リング部材8,9は何れも弁箱側メタルシート5に対して接近離間自在 である。これらのリング部材8,9は弁体側メタルシート4のシート部分4Aに 接触することで軟質シートリング6の側へ異物が侵入することを阻止するもので ある。
【0007】 そして、弁箱側メタルシート5にはリング部材8,9の背面側に位置して環状 の加圧室5dを形成しており、加圧室5dに注入するグリス圧によってリング部 材8,9が弁体側メタルシート4に向けて移動する。また、弁箱側メタルシート 5には加圧室5dに連通するグリス流路5eを設けており、グリス流路5eは弁 箱2との摺接部分に開口している。
【0008】 弁箱2にはグリス流路5eの開口に対向して環状グリス流路2eを形成すると ともに、環状グリス流路2eに連通するグリス供給流路2fを形成しており、グ リス供給流路2fは弁箱2の外側において開口している。グリス供給流路2fに はグリスニップル10とコック11とを付設しており、グリスニップル10にグ リス供給管12を接続している。また、リング部材8,9の内外周面にはそれぞ れシール用のOリング13を介装している。
【0009】 そして、回転弁体1の回転による開閉弁操作時には、加圧室5dに加えるグリ ス圧によりリング部材8,9を弁体側メタルシート4のシート部分4Aに押圧し 、シート部分4Aに付着した異物をリング部材8,9で掻落とし、軟質シートリ ング6が異物で損傷することを防止している。
【0010】 また、シール材供給孔6aを通して軟質シートリング6とシート部分4Aの間 にシール材を充填してシール性の向上を図っている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の構成において、リング部材8,9は金属であるために 弾性を有せず、被制御流体がガス等である場合にリング部材8,9ではシールを 行うことはできなかった。
【0012】 本考案は上記課題を解決するもので、簡略な構成によって軟質シートリングの 異物による損傷を防止するとともに、安定したシール性を確保することができる 弁のシート構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の弁のシート構造は、弁体の開閉操作時に 弁体に設けた弁体側シートのシート面が弁箱に設けた弁箱側シートのシート面に 沿って移動する弁において、弁箱側シートのシート面に形成した溝部に弁体側シ ートのシート面に摺接する三層状の軟質シートを装着し、軟質シートの中間層を フッ素樹脂材で形成するとともに両側の外層をゴム材で形成した構成としたもの である。
【0014】
【作用】
上記した構成により、弁体の開閉操作時においては、軟質シートが弁体側シー トのシート面に摺接した状態で、弁体側シートのシート面が弁箱側シートのシー ト面との間に極わずかな間隙を隔てながら移動する。このため、大きな異物は弁 体側シートのシート面と弁箱側シートのシート面の間に入り込まず、小さな異物 は軟質シートの外層をなすゴム材のスクレーパー機能によって阻止され、軟質シ ートの中間層をなすフッ素樹脂材には異物が到達しない。したがって、ゴム材に よってフッ素樹脂材が異物によって損傷することを防止できるとともに、フッ素 樹脂材が耐摩耗性を有することによって長期にわたって確実なシール性を維持す ることができる。
【0015】 また、弁体の閉状態において、軟質シートの外層はゴム材であるので、その弾 性によって弁体側シートのシート面に密接し、フッ素樹脂材とともにシール性を 発揮する。このため、軟質シートとしてのシール性が向上する。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。先に図3〜図4において 説明したものと同様の作用を行う部材については同一番号を付して説明を省略す る。図1〜図2において、弁箱側メタルシート5のシート面5aには環状の溝部 21を設けており、溝部21には弁体側メタルシート4のシート部分4Aのシー ト面4Cに摺接する環状の軟質シートリング22を接着固定している。
【0017】 この軟質シートリング22は三層状をなしており、中間層のフッ素樹脂材22 aを挟み込むようにして両側に外層のゴム材22bを接着している。また、フッ 素樹脂材22aには複数のシール材供給孔22cを周方向の適当位置に設けてい る。軟質シートリング22のシート面22dは弁体側メタルシート4のシート部 分4Aのシート面4Cに沿った形状に機械加工しており、軟質シートリング22 のシート面22dは弁箱側メタルシート5のシート面5aより僅かに(出代0. 1mm)突出している。
【0018】 以下、上記構成における作用を説明する。回転弁体1の開閉操作時においては 、軟質シートリング22が弁体側メタルシート4のシート面4Cに摺接した状態 で、弁体側メタルシート4のシート面Cが弁箱側メタルシート5のシート面5a との間に極わずかな間隙を隔てながら移動する。
【0019】 このため、回転弁体1の開閉操作時において大きな異物は弁体側メタルシート 4のシート面4Cと弁箱側メタルシート5のシート面5aの間に入り込まず、小 さな異物は軟質シートリング22の外層をなすゴム材22bで阻止され、軟質シ ートリング22の中間層をなすフッ素樹脂材22aには異物が到達しない。
【0020】 したがって、フッ素樹脂材22aが異物によって損傷することを防止できると ともに、フッ素樹脂材22aが耐摩耗性を有することによって長期にわたって確 実なシール性を維持することができる。
【0021】 また、回転弁体1の閉状態において、弁箱側メタルシート5のシート面5aと 弁体側メタルシート4のシート面4Cは極わずかな間隙(0.1mm程度)を介し て対向し、軟質シートリング22が弁体側メタルシート4のシート面4Cに摺接 する。このとき、軟質シートリング22の外層はゴム材22bであるので、その 弾性によって弁体側メタルシート4のシート面4Cに密接し、フッ素樹脂材22 aとともにシール性を発揮する。このため、軟質シートリング22のシート面2 2dにおけるシール性が向上する。
【0022】 また、必要とあれば、シール材供給孔22cを通して軟質シートリング22の シート面22dと弁体側メタルシート4のシート面4Cの間にグリス等のシール 材を充填してシール性を高めることもできる。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、異物は軟質シートの外層をなすゴム材のス クレーパー機能によって阻止され、軟質シートの中間層をなすフッ素樹脂材には 異物が到達しないので、フッ素樹脂材の損傷を防止でき、長期にわたって確実な シール性を維持することができる。また、軟質シートの外層はゴム材であるので その弾性によってフッ素樹脂材とともにシール性を発揮することができ、軟質シ ートとしてのシール性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における弁のシート構造を示
す断面図である。
【図2】同実施例における軟質シートリングの拡大図断
面図である。
【図3】従来のボール弁を示す断面図である。
【図4】同ボール弁におけるシート構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
4 弁体側メタルシート 4C シート面 5 弁箱側メタルシート 5a シート面 21 溝部 22 軟質シートリング 22a フッ素樹脂材 22b ゴム材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体の開閉操作時に弁体に設けた弁体側
    シートのシート面が弁箱に設けた弁箱側シートのシート
    面に沿って移動する弁において、弁箱側シートのシート
    面に形成した溝部に弁体側シートのシート面に摺接する
    三層状の軟質シートを装着し、軟質シートの中間層をフ
    ッ素樹脂材で形成するとともに両側の外層をゴム材で形
    成したことを特徴とする弁のシート構造。
JP1993044557U 1993-08-17 1993-08-17 弁のシート構造 Expired - Lifetime JP2606965Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4991977U (ja) * 1972-12-02 1974-08-08
JPS50102080U (ja) * 1974-01-23 1975-08-23
KR20180032265A (ko) * 2016-09-22 2018-03-30 화성밸브 주식회사 이중 시트 실링 볼 밸브
KR102100705B1 (ko) * 2018-10-15 2020-04-14 화성밸브 주식회사 탑 엔트리 볼 밸브

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KR102100705B1 (ko) * 2018-10-15 2020-04-14 화성밸브 주식회사 탑 엔트리 볼 밸브

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