JPH0455229Y2 - - Google Patents

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JPH0455229Y2
JPH0455229Y2 JP14921087U JP14921087U JPH0455229Y2 JP H0455229 Y2 JPH0455229 Y2 JP H0455229Y2 JP 14921087 U JP14921087 U JP 14921087U JP 14921087 U JP14921087 U JP 14921087U JP H0455229 Y2 JPH0455229 Y2 JP H0455229Y2
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JP
Japan
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valve
shaft
hole
fluid passage
intake control
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は吸気制御弁に関し、特に、流体通路を
開放、閉鎖する弁の開放時に、この弁を拘束する
ようにした吸気制御弁に関する。
〔従来技術およびその問題点〕
通常、吸気制御弁にあつては、第5図〜第7図
に示すように構成されていて、ボデイ23内に形
成された円形の流体通路28を貫通する軸21
に、前記流体通路28内に位置する部分に弁22
を締着し、この弁22を前記軸21の回動に応じ
て、前記流体通路28を開閉可能としている。
すなわち、軸21はボデイ23の外方に突出し
た軸21の端部に取付けられたレバー24を介し
てアクチユエータロツド(図示せず)に連結さ
れ、このアクチユエータロツドがアクチユエータ
の作動で、弁22を正逆に回動し、前記流体通路
28の開閉をするようになつている。
そして、第5図a,bに示すように、前記弁2
2は板材で楕円形に形成され、流体通路28を閉
鎖するときは、軸21の回動により、弁22であ
る楕円の周縁部が流体通路28の内壁に当接する
ことで、この流体通路28は完全に閉鎖される。
また、弁22の開放の時は第6図a,bに示す
ように、弁22は前記軸21の端部に取付けられ
たレバー24の当接部24aがボデイ23に固定
されたストツパ27に当接し、軸の回動が規制さ
れて前記流体通路28の流通方向に平行な開放状
態となるものであつた。
しかし、このような構成では、弁22は閉鎖時
は問題ないが、弁22の開放時において、第6図
a,bに示すように流体通路28の内壁面との間
の軸方向のガタ26あるいは軸受部29のガタが
あると、弁22と流体との抵抗やエンジン等から
くる振動に対しては、レバー24の当接部24a
とストツパ27と協働によつては阻止することが
できず、振動により軸受部が異常に摩耗したり、
オイルシール25の片当り等でシール性が悪くな
り、ひいては弁22を締着しているねじの緩みに
より破損に至る危険性があるという問題点を有し
ていた。
本考案は上記問題点に鑑み、弁開放の際、弁と
ともに回動する係合部がボデイ側の穴部に係合す
るようにし、これにより、弁の開放時に、エンジ
ン等による振動によつても弁自体が振動しないよ
うにした吸気制御弁を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために本考案は、ボデ
イに、その内部に形成された流体通路を貫通する
軸を設け、この軸の前記流体通路内に位置する部
分に弁を設け、前記軸のボデイの外方に位置する
部分に、作動部材によつて前記軸を回動させる連
動部材を設け、前記軸の回動に応じて弁が前記流
体通路を開放、閉鎖する吸気制御弁において、前
記ボデイに穴部を設け、この穴部と係合離脱する
係合部を前記連動部材に設け、前記軸が回動して
前記弁が開放位置にあるとき、前記係合部と前記
穴部とが係合して前記弁の移動を拘束する手段を
採用したものである。
〔作用〕
本考案は上記のような手段を採用したことによ
り、作動部材の作用により弁を開放したとき、こ
の弁の軸端にある連動部材の係合部とボデイ側に
設けた穴部とが押圧状態で係合することにより、
前記弁の移動が拘束されることとなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図〜第4図は本考案の実施例を示したもの
である。
第1図、第2図に示すように、ボデイ3に形成
された複数の流体通路8にそれぞれの流体通路と
中央で貫通する穴を穿設して軸受部11とし、こ
の軸受部11によつて前記各流体通路8,8……
を貫通する軸1が回転可能に軸承される。
さらに、この軸1のそれぞれの流体通路8内に
位置する部分には、この流体通路8内を流通する
流体を開放、閉鎖する板状の楕円形の弁2がねじ
で締着される。
また、ボデイ3の外方に延出した前記軸1の端
部には連動部材であるレバー4をかしめによつて
固着させ、また、軸1と軸受部11との間はオイ
ルシール5によりシールされている。
さらに、第1図〜第4図に示すように、ボデイ
3に一体的に設けられたストツパ7には穴部であ
る円錐形状のテーパ穴7aが穿設され、このテー
パ穴7aに嵌合するように先端が前記テーパ穴7
aと同形のテーパ部となつている係合部であるテ
ーパピン4aが、L字形に形成したレバー4の前
記ストツパ7との対向面にかしめによつて固着さ
れている。
なお、テーパピン4aとテーパ穴7aとのテー
パ角度に関しては、テーパ穴7aに対するテーパ
ピン4aの係合時、すなわち、アクチユエータ1
0のアクチユエータロツド9の露出時に、軸1を
中心としてレバー4が回動し、レバー4の先端に
設けられたテーパピン4aは、所定の半径で回動
しつつ係合するものであり、この係合時は互いに
干渉しないように形成されている。
また、前記ストツパ7の穴部はテーパ穴7aと
したが、テーパ穴7aの代りにボデイにストレー
トのキリ穴加工を施した後、その穴の入口部を前
記テーパピン4aのテーパ部に合つた面取り部を
形成し、この面取り部で係合するようにしても良
い。
また、前記テーパピン4aの代りに鋼球を使用
しても良い。
さらに、この実施例ではストツパ7側にテーパ
穴7aを、またレバー4側にテーパピン4aを設
けたが、この関係を逆にしても良い。
次に、以上のように構成された本考案の実施例
の作用について説明する。
第4図に示すように、アクチユエータ10から
延出するアクチユエータロツド9が没入方向に作
動するとレバー4を回動して第3図に示す二線鎖
線の状態とし、これにより軸1を回動させ前記軸
1に締着された弁2は閉じ、楕円形をした弁2の
周縁部が流体通路8内壁に当接状態となる。
この時、レバー4のテーパピン4aはストツパ
7から離れ、自由状態となるが、弁2の周縁部が
第1図aに示すように流体通路8内壁に当接状態
を保つているため、弁1の移動は拘束される。
また、アクチユエータ10が作動してアクチユ
エータロツド9を突出すると、レバー4を介して
軸1が回動され、この軸1に締着されている弁2
は前記流体通路8の流通方向と平行な状態、すな
わち開放状態となる。
この時、弁2の周縁部と流体通路8との間、ま
たは軸1と軸受部11の間には製作上の加工誤差
等によるガタが生じているが、テーパピン4a
と、テーパ穴7aとが前記アクチユエータ10に
より押圧状態で係合し、これによつて軸1の動き
は阻止され、弁2の移動が拘束されることとな
る。
したがつて、軸1を介して弁2を回動するため
に必要な各部のガタの存在によつても、弁2の開
放時に、弁2が振動しない状態で確実に開放され
ることとなる。
〔考案の効果〕
本考案は、上記のように構成したので、流体流
通路内で弁が開放状態になつたとき、連動部材に
設けた係合部がボデイの穴部に係合するため、弁
の全方向についての移動が確実に拘束できて振動
が生じることがないので、この振動により生じる
各部の摩耗が生じる恐れもなく、これによつて、
耐久性が向上するなどのすぐれた効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案による吸気制御弁の弁閉
鎖時の状態を示し、第1図aは第1図bのL−L
断面図、第1図bは第1図aのP矢視図、第2図
a,bは本考案による吸気制御弁の弁開放時の状
態を示し、第2図aは第2図bのM−M断面図、
第2図bは第2図aのQ矢視図、第3図は第2図
bのB−B断面説明図、第4図は本考案による吸
気制御弁の作動部を示す説明図、第5図a,bは
従来の吸気制御弁の弁閉鎖時の状態を示し、第5
図aは第5図bのN−N断面図、第5図bは第5
図aのR矢視図、第6図a,bは従来の吸気制御
弁の弁開放時の状態を示し、第6図aは第6図b
のO−O断面図、第6図bは第6図aのS矢視
図、第7図は第6図bをA矢視から見た拡大図を
示す。 1,21……軸、2,22……弁、3,23…
…ボデイ、4,24……レバー、4a……テーパ
ピン、5,25……オイルシール、6,26……
ガタ、7,27……ストツパ、7a……テーパ
穴、8,28……流体通路、9……アクチユエー
タロツド、10……アクチユエータ、11,29
……軸受部、24a……当接部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ボデイ3に、その内部に形成された流体通路
    8を貫通する軸1を設け、この軸1の前記流体
    通路8内に位置する部分に弁2を設け、前記軸
    1のボデイ3の外方に位置する部分に、作動部
    材10によつて前記軸1を回動させる連動部材
    4を設け、前記軸1の回動に応じて弁2が前記
    流体通路8を開放、閉鎖する吸気制御弁におい
    て、前記ボデイ3に穴部7aを設け、この穴部
    7aと係合離脱する係合部4aを前記連動部材
    4に設け、前記軸1が回動して前記弁2が開放
    位置にあるとき、前記係合部4aと前記穴部7
    aとが係合して前記弁2の移動を拘束すること
    を特徴とする吸気制御弁。 (2) 前記ボデイ3に設けた穴部7aが円錐形状を
    なすとともに、前記連動部材4の係合部4aも
    前記穴部7aと合致する円錐形状である実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の吸気制御弁。
JP14921087U 1987-09-29 1987-09-29 Expired JPH0455229Y2 (ja)

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