JPH063147Y2 - 内燃機関の吸気制御弁装置 - Google Patents

内燃機関の吸気制御弁装置

Info

Publication number
JPH063147Y2
JPH063147Y2 JP1987063644U JP6364487U JPH063147Y2 JP H063147 Y2 JPH063147 Y2 JP H063147Y2 JP 1987063644 U JP1987063644 U JP 1987063644U JP 6364487 U JP6364487 U JP 6364487U JP H063147 Y2 JPH063147 Y2 JP H063147Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve shaft
valve
stopper
fully closed
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987063644U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63170537U (ja
Inventor
照芳 西原
晴彦 秦
和秋 新舩
勉 安江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Machine Industry Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority to JP1987063644U priority Critical patent/JPH063147Y2/ja
Publication of JPS63170537U publication Critical patent/JPS63170537U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH063147Y2 publication Critical patent/JPH063147Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、燃焼室内への吸気の流入方法や流速などを
制御するために各気筒の吸気通路内にバタフライバルブ
型の弁体を設けた内燃機関の吸気制御弁装置の改良に関
する。
従来の技術 例えば燃焼室内のスワールを制御するなどの目的で、各
気筒に一対づつ設けた吸気通路の一方に板状の弁体を配
設し、これを、運転条件に応じて開閉するようにした吸
気制御弁装置が知られている(例えば特公昭60−60
007号公報,特開昭59−192825号公報等)。
また各気筒が複数の吸気通路を具備しないものにあって
も、各気筒の吸気通路に配設した弁体の一部に切欠部を
形成し、この弁体を閉じた際に、上記切欠部を通して燃
焼室内に吸気が流入するようにした吸気制御弁装置も提
案されている。
このような吸気制御弁装置は、各気筒同時に開閉される
ものであるから、一般に吸気マニホルドと一体にもしく
は別体に構成したハウジングに、気筒列方向に沿った一
本の弁軸を貫通配置し、これに各気筒の弁体を固着した
バタフライバルブ型の構成となっている。
第9図は、この従来の吸気制御弁装置の一例として、吸
気マニホルド1と一体となったハウジング2に、気筒列
方向に沿って一本の弁軸3を配設するとともに、この弁
軸3に、切欠部(図示せず)を備えた複数の円板状の弁
体4を固着した構成を示している。ここで上記弁軸3
は、上記ハウジング2に貫通形成された貫通孔5内に挿
通され、該貫通孔5自体によって回転自在に軸受された
ものであって、その一端に、第10図に示すようなダイ
ヤフラム式アクチュエータ6がリンクプレート7を介し
て連係している。そして、上記アクチュエータ6を支持
するベースプレート8に、全開ストッパ9及び全閉スト
ッパ10が折り曲げ形成されており、弁軸3とともに回
動するリンクプレー7がこれらのストッパ9,10に当
接することによって、弁体4の全開位置及び全閉位置を
規制する構成となっている。
考案が解決しようとする問題点 上記のように、従来は弁軸3のアクチュエータ6側の一
端に全開ストッパ9及び全閉ストッパ10が配設され、
他端は自由状態となっているため、この部分が制御弁全
閉時に振動しやすい。すなわち、弁軸3が挿通される貫
通孔5の穴加工は、第11図に示すように、一本のガン
ドリル21でアクチュエータ6側から連続的に行なわれ
るため、加工が進むにつれて、ドリル21先端の振れが
大きくなり、加工初期の穴径Dより加工終期の穴径D
の方が大きくなる。
また、弁軸3の組み付け上、弁軸3と貫通孔5との間に
は適宜な間隙が設けられているが、アクチュエータ6側
の一端部では、第12図及び第13図に示すように、ア
クチュエータ6の引っ張り力によって弁軸3が貫通孔5
に対し径方向の一方に引き付けられるので、弁軸3の振
動は阻止される。これに対し、弁軸3の他端は第14図
に示すように、全くの自由状態であり、上記間隙の存在
により、貫通孔5内で弁軸3が径方向に容易に動いてし
まう。
従って、弁体4全閉時において、吸気弁が開いたときに
燃焼室から吹き返す燃焼ガスの圧力や、吸気の脈動ある
いは吸気の圧力変動等が弁体4に作用して、弁軸3とり
わけアクチュエータ6と反対側の他端部分が振動し、弁
軸3と貫通孔5との干渉により異音が発生するという欠
点があった。
問題点を解決するための手段 そこで、この考案はアクチュエータ連係部より最も遠い
弁軸端部に全閉ストッパを設けたものである。すなわ
ち、この考案に係る内燃機関の吸気制御弁装置は、各気
筒の吸気通路が配列されたハウジングに気筒列方向に沿
って形成された貫通孔と、この貫通孔内に回動可能に挿
通され、かつハウジングに直接に支持された弁軸と、こ
の弁軸に固着され、かつ上記吸気通路内に位置する板状
の弁体と、上記弁軸の一端に連係したアクチュエータ
と、上記弁軸の他端に配設され、かつ該弁軸の回動を全
閉位置で規制する全閉ストッパとを備えて構成されてい
る。
作用 上記構成により、全閉時に、弁軸は、一端がアクチュエ
ータによって保持され、かつ他端が全閉ストッパにより
保持されるため、貫通孔内で自由に動くことがない。
実施例 以下、この考案に係る内燃機関の吸気制御弁装置の一実
施例を図面に基づいて説明する。なお、上述した従来の
構成と実質的に同一な部分には同一符号を付してある。
第1図〜第4図は、この考案の第1実施例を示してい
る。
この吸気制御弁装置は、前述した従来例と同様の基本的
構成を有するもので、吸気マニホルド1と一体となった
ハウジング2に、気筒列方向に沿った貫通孔5が形成さ
れており、ここに弁軸3が回動可能に挿通されていると
ともに、各気筒の吸気通路11を開閉する切欠部4aを
備えた円板状の弁体4が、上記弁軸3に固着している。
上記弁軸3は、上記貫通孔5に直接に軸受されており、
一端がベースプレート8によって抜け止めされていると
ともに、他端が保持プレート12によって抜け止めされ
ている。なお、貫通孔5内周面との接触面積を少なくし
て摺動抵抗を軽減するために、、上記弁軸3の各弁体4
間には、部分的に小径部3aが設けられている。また上
記弁軸3の両端部、詳しくはベースプレート8及び保持
プレート12の裏面側に、オイルシール13,14がそ
れぞれ配設されている。
上記ベースプレート8には、第3図に示すように、機関
吸入負圧等を負圧源とするダイヤフラム式アクチュエー
タ6が取り付けられており、そのロッド6aが、ベース
プレート8から突出した弁軸3一端にリンクプレート7
を介して連係している。そして、ベースプレート8端部
に、全開ストッパ9が折り曲げ形成されており、これに
上記リンクプレート7が当接することによって、弁体4
の全開位置が位置決めされる構成となっている。なお、
上記ロッド6aは、アクチュエータ6内部のスプリング
6bによって通常突出方向に付勢されているので、弁体
4は全開状態に保たれている。
一方、保持プレート12から突出した弁軸3の他端に
は、第4図に示すように、ストパプレート15が固着さ
れており、ハウジング2側面に植設されたピンからなる
全閉ストッパ16に上記ストッパプレート15が当接す
ることによって、弁体4の全閉位置が位置決めされる構
成となっている。すなわち、弁軸3の一端にアクチュエ
ータ6が、他端に全閉ストッパ16がそれぞれ配設され
ている。
上記のように構成された吸気制御弁装置においては、ア
クチュエータ6のロッド6aが後退して弁体4を全閉状
態まで閉じたときに、ストッパプレート15と全閉スト
ッパ16とが圧接して弁軸3の回動を所定角度で止めよ
うとするため、その反作用として、弁軸3端部が第4図
の矢印A方向に押し付けられる。また、弁軸3のアクチ
ュエータ6側の端部では、前述したようにアクチュエー
タ6の引っ張り力によって、第3図の矢印Bに示すよう
に、弁軸3端部が押し付けられる。従って、燃焼ガスの
吹き返し等による圧力変動が弁体4に作用しても、弁軸
3が貫通孔5内で振動することがなく、異音の発生が防
止される。
次に、第5図および第6図は、この考案の第2実施例を
示している。この第2実施例は、上述した第1実施例と
同様に、弁軸3のアクチュエータ6側の一端に全開スト
ッパ9を、他端に全閉ストッパ16をそれぞれ配設し、
さらに、アクチュエータ6側にオーバーストロークスト
ッパ19を付加したものである。上記オーバーストロー
クストッパ19は、全開ストッパ9と同様にベースプレ
ート8の端部を折り曲げて形成されており、リンクプレ
ート7が所定角度まで回動した時にその延長部7aと当
接して、リンクプレート7の回動を規制する構成となっ
ている。ここで、上記オーバーストロークストッパ19
は、リンクプレート7が第5図に想像線で示す全閉位置
(他端のストッパプレート15が全閉ストッパ16に当
接したときの位置)にあるときに、リンクプレート7の
延長部7aとの間に所定の間隙Lが残るように、その位
置が設定されている。
すなわち、全閉ストッパ16をアクチュエータ6から離
れた弁軸3他端に配設すると、該全閉ストッパ16が機
能している全閉時に弁軸3に捩りトルクが作用すること
になるが、上記のようにオーバーストロークストッパ1
9を設けることによって、リンクプレート7の過度の回
動が阻止されるため、弁軸3に作用する捩りトルクは適
正な範囲内に保たれ、経時的な疲労等の発生を防止でき
る、従って、弁軸3の径を比較的細くすることができ、
ひいては弁体4全開時における吸入抵抗を小さくするこ
とができる。
なお、上記のようにオーバーストロークストッパ19と
リンクプレート7延長部7aとの間に適宜な間隙Lを設
けて弁軸3に適宜な捩りトルクを与えておくようにする
ことにより、急減速時などに負圧源となる機関吸入負圧
が変動した時に生じる弁軸3の振動を抑制することがで
きる。すなわち、捩りトルクが少ない状態では、第8図
の(A)に示すように、弁軸3が変形して軸受部つまり貫
通孔5内周に一部で接した状態となり、また過度の捩り
トルクが作用すると(B)に示すように軸受け部の数箇所
に接するように変形する。急減速時などには、このよう
な、(A)の変形状態と(B)の変形状態とが繰り返される結
果、弁軸3が貫通孔5内周に接触して異音を発生するの
である。これに対し、上記のように適正な捩りトルクを
与えておけば、第8図(C)に示すように弁軸3が何箇所
かで接した状態が安定的に保たれ、アクチュエータ6に
加わる負圧源が多少変動しても異音を生じることがな
い。
また、第7図に示す第3実施例は、リンクプレート7に
当接するオーバーストロークストッパ19を、、ベース
プレート8に螺着したねじ19a及びロックナット19
bにより構成したものである。この構成によれば、全閉
時におけるリンクプレート7とオーバーストロークスト
ッパ19との間隙Lつまり弁軸3に与える捩りトルク
を、ねじ19aの進退により、容易に調節することがで
き、加工誤差等に左右されずに適正な捩りトルクを確保
することが可能となる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る内燃機関
の吸気制御弁装置においては、ハウジングの貫通孔に直
接に支持された弁軸の一端にアクチュエータを、他端に
全閉ストッパをそれぞれ配設することにより、全閉時に
弁軸両端を確実に固定保持でき、燃焼ガスの吹き返し等
に起因する弁軸の振動およびこれに伴う騒音発生を防止
す ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る吸気制御弁装置の第1実施例を
示す正面図、第2図はその上面図、第3図は第1図にお
ける矢印III方向から見た側面図、第4図は第1図にお
けるIV方向から見た側面図、第5図はこの考案の第2実
施例を示す第3図と同様の側面図、第6図は同じく第2
実施例の要部のみの正面図、第7図はこの考案の第3実
施例を示す第3図と同様の側面図、第8図(A),
(B),(C)はそれぞれ第2実施例及び第3実施例に
おける弁軸の変形状態を模式的に示す説明図、第9図は
従来の吸気制御弁装置の一例を示す側面図、第10図は
その側面図、第11図は貫通孔の加工方法を示す説明
図、第12図は全閉時における弁軸の挙動を示す説明
図、第13図は同じく全閉時における弁軸のアクチュエ
ータ側端部の横断面図、第14図は同じく全閉時におけ
る弁軸の変形状態を示す縦断面図である。 2…ハウジング、3…弁軸、4…弁体、5…貫通孔、6
…アクチュエータ、7…リンクプレート、9…全開スト
ッパ、15…ストッパプレート、16…全閉ストッパ、
19…オーバーストロークストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 新舩 和秋 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)考案者 安江 勉 愛知県名古屋市熱田区南一番町1番10号 愛知機械工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−171835(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各気筒の吸気通路が配列されたハウジング
    に気筒列方向に沿って形成された貫通孔と、この貫通孔
    内に回動可能に挿通され、かつハウジングに直接に支持
    された弁軸と、この弁軸に固着され、かつ上記吸気通路
    内に位置する板状の弁体と、上記弁軸の一端に連係した
    アクチュエータと、上記弁軸の他端に配設され、かつ該
    弁軸の回動を全閉位置で規制する全閉ストッパとを備え
    てなる内燃機関の吸気制御弁装置。
JP1987063644U 1987-04-27 1987-04-27 内燃機関の吸気制御弁装置 Expired - Lifetime JPH063147Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987063644U JPH063147Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27 内燃機関の吸気制御弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987063644U JPH063147Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27 内燃機関の吸気制御弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63170537U JPS63170537U (ja) 1988-11-07
JPH063147Y2 true JPH063147Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=30899063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987063644U Expired - Lifetime JPH063147Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27 内燃機関の吸気制御弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH063147Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012225208A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Denso Corp バルブユニット
EP3088708A1 (en) * 2015-04-29 2016-11-02 Caterpillar Motoren GmbH & Co. KG Throttle valve for an internal combustion engine

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0346184Y2 (ja) * 1985-04-16 1991-09-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63170537U (ja) 1988-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4809659A (en) Motor-driven throttle valve assembly
EP0574093A1 (en) Valve assembly
CA1224684A (en) Progressive throttle positioning system
JPH063147Y2 (ja) 内燃機関の吸気制御弁装置
JPH0749042A (ja) 内燃機関の絞り弁駆動機構
USRE34906E (en) Motor-driven throttle valve assembly
US6874466B2 (en) Intake valve device
WO2020045060A1 (ja) スロットル装置
JP4609730B2 (ja) 吸気制御装置
JP3695268B2 (ja) 開閉弁装置
JP2016180373A (ja) 吸気流制御装置
JP3754564B2 (ja) スロットル装置
JPH064031Y2 (ja) 吸気制御弁装置
JPH0531217Y2 (ja)
JPH0511419Y2 (ja)
JPH0310357Y2 (ja)
JP2570865B2 (ja) スロットル弁装置
JPS641443Y2 (ja)
JPH0417790Y2 (ja)
JP3684695B2 (ja) 内燃機関のスロットルオープナ装置
JPH0842312A (ja) エンジンのロッカシャフト支持構造
JPH05187274A (ja) 内燃機関のスロツトル弁開閉装置
JP2506119Y2 (ja) エンジンの弁装置
JPH05125964A (ja) スロツトルボデイ
JP2005291023A (ja) 消音装置