JPH0749042A - 内燃機関の絞り弁駆動機構 - Google Patents
内燃機関の絞り弁駆動機構Info
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- JPH0749042A JPH0749042A JP21356193A JP21356193A JPH0749042A JP H0749042 A JPH0749042 A JP H0749042A JP 21356193 A JP21356193 A JP 21356193A JP 21356193 A JP21356193 A JP 21356193A JP H0749042 A JPH0749042 A JP H0749042A
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- Japan
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- throttle valve
- electric motor
- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 絞り弁を電気モーターにより駆動するように
した内燃機関の絞り弁駆動機構の組付作業性、制御性等
の向上を図る。 【構成】 内燃機関の吸気管内に設けられた絞り弁4と
該絞り弁を駆動するための電気モーターとを互いに同軸
線に配置し、両者の軸2、7を絞り弁の軸2に固着され
た第1の係止部材9と電気モーターの軸7に固着された
第2の係止部材15とを介して駆動的に連結する。両係止
部材9、15間にロストモーション機構が設けられ、該ロ
ストモーション機構は、絞り弁4の開弁方向では第1の
係止部材9と第2の係止部材15が当接面部分11、17にお
いて互いに当接し、絞り弁4の閉弁方向では係止部材9
と係止部材15のバネ受け部分18との間に挿入されたバネ
14を介して動力が伝達されるように構成されている。絞
り弁4および電気モーターの閉弁方向の回動を規制する
ストッパ19、20が、第1の係止部材9および第2の係止
部材15に対してそれぞれ設けられている。
した内燃機関の絞り弁駆動機構の組付作業性、制御性等
の向上を図る。 【構成】 内燃機関の吸気管内に設けられた絞り弁4と
該絞り弁を駆動するための電気モーターとを互いに同軸
線に配置し、両者の軸2、7を絞り弁の軸2に固着され
た第1の係止部材9と電気モーターの軸7に固着された
第2の係止部材15とを介して駆動的に連結する。両係止
部材9、15間にロストモーション機構が設けられ、該ロ
ストモーション機構は、絞り弁4の開弁方向では第1の
係止部材9と第2の係止部材15が当接面部分11、17にお
いて互いに当接し、絞り弁4の閉弁方向では係止部材9
と係止部材15のバネ受け部分18との間に挿入されたバネ
14を介して動力が伝達されるように構成されている。絞
り弁4および電気モーターの閉弁方向の回動を規制する
ストッパ19、20が、第1の係止部材9および第2の係止
部材15に対してそれぞれ設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸気絞り弁
を電気モーターにより駆動し制御するようにした絞り弁
駆動機構に関する。
を電気モーターにより駆動し制御するようにした絞り弁
駆動機構に関する。
【0002】
【従来技術】例えば特開昭60− 79127号公報にこのよう
な絞り弁駆動機構が示されているが、この絞り弁駆動機
構においては、絞り弁と電気モーターとが同軸線に配置
され、絞り弁の軸に固着された第1の係止部材と電気モ
ーターの軸に固着された第2の係止部材とを互いに固定
することにより、両軸が直結状態で連結されている。
な絞り弁駆動機構が示されているが、この絞り弁駆動機
構においては、絞り弁と電気モーターとが同軸線に配置
され、絞り弁の軸に固着された第1の係止部材と電気モ
ーターの軸に固着された第2の係止部材とを互いに固定
することにより、両軸が直結状態で連結されている。
【0003】しかしこのように電気モーターと絞り弁を
直結しようとすると、電気モーターの軸と絞り弁の軸と
を同軸線上に精度良く組付ける必要が生じ、組付け作業
性が悪化する。また、絞り弁近傍の温度変化や絞り弁の
上流側と下流側の圧力差等により絞り弁軸に撓みが生
じ、これがモーター軸に対して悪影響を及ぼすことがあ
る。
直結しようとすると、電気モーターの軸と絞り弁の軸と
を同軸線上に精度良く組付ける必要が生じ、組付け作業
性が悪化する。また、絞り弁近傍の温度変化や絞り弁の
上流側と下流側の圧力差等により絞り弁軸に撓みが生
じ、これがモーター軸に対して悪影響を及ぼすことがあ
る。
【0004】従来、このような場合には両軸間にロスト
モーション機構を設けることが一般的に知られている。
モーション機構を設けることが一般的に知られている。
【0005】
【解決しようとする課題】ところが、上記のような絞り
弁駆動機構に従来一般のロストモーション機構を設ける
と、絞り弁が一時的にスティックしている状態でモータ
ーが絞り弁を開弁させようとする場合、ロストモーショ
ン機構によりモーターのみが開方向に動き、スティック
解除と同時に絞り弁がモーターに追従すべく急激に開弁
して、機関回転数が不意に上昇するという問題が生ず
る。
弁駆動機構に従来一般のロストモーション機構を設ける
と、絞り弁が一時的にスティックしている状態でモータ
ーが絞り弁を開弁させようとする場合、ロストモーショ
ン機構によりモーターのみが開方向に動き、スティック
解除と同時に絞り弁がモーターに追従すべく急激に開弁
して、機関回転数が不意に上昇するという問題が生ず
る。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明はこの
ような事情に鑑みてなされたものであり、本発明におい
ては、内燃機関の吸気管内に設けられた絞り弁と該絞り
弁を駆動するための電気モーターとを互いに同軸線に配
置し、両者の軸を絞り弁の軸に固着された第1の係止部
材と電気モーターの軸に固着された第2の係止部材とを
介して駆動的に連結した内燃機関の絞り弁駆動機構にお
いて、前記絞り弁の開弁方向では前記第1の係止部材と
前記第2の係止部材が互いに当接し、絞り弁の閉弁方向
では両係止部材間に挿入されたバネを介して動力が伝達
されるように構成されたロストモーション機構を設け
る。
ような事情に鑑みてなされたものであり、本発明におい
ては、内燃機関の吸気管内に設けられた絞り弁と該絞り
弁を駆動するための電気モーターとを互いに同軸線に配
置し、両者の軸を絞り弁の軸に固着された第1の係止部
材と電気モーターの軸に固着された第2の係止部材とを
介して駆動的に連結した内燃機関の絞り弁駆動機構にお
いて、前記絞り弁の開弁方向では前記第1の係止部材と
前記第2の係止部材が互いに当接し、絞り弁の閉弁方向
では両係止部材間に挿入されたバネを介して動力が伝達
されるように構成されたロストモーション機構を設け
る。
【0007】本発明によれば、絞り弁の軸と電気モータ
ーの軸との間にロストモーション機構が介在しているの
で、組付けに際して両軸の軸線を極めて厳密な精度で揃
える必要がなく、組付け作業が容易であり、また絞り弁
軸に撓みが生じてもこれがモーター軸に対して悪影響を
及ぼすことがない。
ーの軸との間にロストモーション機構が介在しているの
で、組付けに際して両軸の軸線を極めて厳密な精度で揃
える必要がなく、組付け作業が容易であり、また絞り弁
軸に撓みが生じてもこれがモーター軸に対して悪影響を
及ぼすことがない。
【0008】しかも、上記ロストモーション機構は、絞
り弁の開弁方向では第1の係止部材と第2の係止部材と
が互いに当接して動力が伝達されるように構成されてい
るので、絞り弁が一時的にスティックしている状態でモ
ーターが絞り弁を開弁しようとする場合でも、モーター
のみが開方向に動くことはない。従ってスティック解除
と同時に絞り弁がモーターに追従すべく急激に開弁して
機関回転数が不意に上昇することはない。
り弁の開弁方向では第1の係止部材と第2の係止部材と
が互いに当接して動力が伝達されるように構成されてい
るので、絞り弁が一時的にスティックしている状態でモ
ーターが絞り弁を開弁しようとする場合でも、モーター
のみが開方向に動くことはない。従ってスティック解除
と同時に絞り弁がモーターに追従すべく急激に開弁して
機関回転数が不意に上昇することはない。
【0009】さらに本発明においては、前記絞り弁およ
び電気モーターの前記閉弁方向の回動を規制するストッ
パを、前記第1の係止部材および第2の係止部材に対し
それぞれ設ける。
び電気モーターの前記閉弁方向の回動を規制するストッ
パを、前記第1の係止部材および第2の係止部材に対し
それぞれ設ける。
【0010】このようにすれば、前記バネを介して動力
が伝達される閉方向回動時に、絞り弁が全閉状態になっ
て対応するストッパにより停止した時、モーター軸もこ
れに対応するストッパにより停止させられ、モーター軸
のみが閉方向にさらに回動することがなく、絞り弁全閉
時にはモーターは常に所定の回動位置に保持されている
ので、精度の良い絞り弁制御が得られる。
が伝達される閉方向回動時に、絞り弁が全閉状態になっ
て対応するストッパにより停止した時、モーター軸もこ
れに対応するストッパにより停止させられ、モーター軸
のみが閉方向にさらに回動することがなく、絞り弁全閉
時にはモーターは常に所定の回動位置に保持されている
ので、精度の良い絞り弁制御が得られる。
【0011】
【実施例】図1は本発明による絞り弁駆動機構の一実施
例を示す断面図で、図中、1は図示していない内燃機関
の吸気管の一部を形成するスロットルボディである。吸
気はこのスロットルボディ1内の吸気通路5を矢印方向
に流れて前記内燃機関に吸引される。
例を示す断面図で、図中、1は図示していない内燃機関
の吸気管の一部を形成するスロットルボディである。吸
気はこのスロットルボディ1内の吸気通路5を矢印方向
に流れて前記内燃機関に吸引される。
【0012】2は絞り弁軸で、両端部を軸受3、3を介
してスロットルボディ1に回転自在に軸支され、吸気通
路5を横断している。そしてこの絞り弁軸2に円板状の
絞り弁4が固着され、絞り弁軸2の回動角度に応じてこ
の絞り弁4により吸気通路5が適宜絞られる。
してスロットルボディ1に回転自在に軸支され、吸気通
路5を横断している。そしてこの絞り弁軸2に円板状の
絞り弁4が固着され、絞り弁軸2の回動角度に応じてこ
の絞り弁4により吸気通路5が適宜絞られる。
【0013】スロットルボディ1の一側部に電気モータ
ー6が固定されており、該電気モーター6のモーター軸
7は前記絞り弁軸2と同一軸線上に配列されている。そ
してモーター軸7と絞り弁軸2とがロストモーション機
構8によって連結されている。すなわち絞り弁4は電気
モーター6により駆動されて開閉動作を行う。電気モー
ター6はステップモーターで、図示していない電子制御
装置からのパルス信号に応じて段階的に作動し、絞り弁
4の開度を制御する。
ー6が固定されており、該電気モーター6のモーター軸
7は前記絞り弁軸2と同一軸線上に配列されている。そ
してモーター軸7と絞り弁軸2とがロストモーション機
構8によって連結されている。すなわち絞り弁4は電気
モーター6により駆動されて開閉動作を行う。電気モー
ター6はステップモーターで、図示していない電子制御
装置からのパルス信号に応じて段階的に作動し、絞り弁
4の開度を制御する。
【0014】ロストモーション機構8は以下のように構
成されている。なお、図2はロストモーション機構8の
分解斜視図である。
成されている。なお、図2はロストモーション機構8の
分解斜視図である。
【0015】絞り弁軸2の、モーター軸7と向い合った
端部には第1の係止部材9がナット10により固着されて
いる。この第1の係止部材9には、絞り弁軸2の回転方
向を横切ってモーター軸7側へ突出するように屈曲形成
された当接面部分11と、同様に屈曲形成されたストッパ
面部分12とが、直径上ほぼ対向する位置にそれぞれ設け
られている。第1の係止部材9にはまたバネ保持カラー
13が装着され、該カラーにコイルバネ14が巻かれてい
る。バネ14の一端14aは第1の係止部材9に係止され、
他端14bは径方向外方へ自由に突出している。
端部には第1の係止部材9がナット10により固着されて
いる。この第1の係止部材9には、絞り弁軸2の回転方
向を横切ってモーター軸7側へ突出するように屈曲形成
された当接面部分11と、同様に屈曲形成されたストッパ
面部分12とが、直径上ほぼ対向する位置にそれぞれ設け
られている。第1の係止部材9にはまたバネ保持カラー
13が装着され、該カラーにコイルバネ14が巻かれてい
る。バネ14の一端14aは第1の係止部材9に係止され、
他端14bは径方向外方へ自由に突出している。
【0016】一方、電気モーター6側においては、モー
ター軸7の先端に第2の係止部材15がナット16により固
着されている。第2の係止部材15には、前記第1の係止
部材9の当接面部分11に対応する位置に同様な当接面部
分17が屈曲形成されている。この当接面部分17は、モー
ター軸7が図2に矢印aで示す絞り弁4の開方向に回動
する時、2点鎖線矢印bで示すように当接面部分11に当
接して、動力をモーター軸7側から絞り弁軸2側へ直接
伝える。
ター軸7の先端に第2の係止部材15がナット16により固
着されている。第2の係止部材15には、前記第1の係止
部材9の当接面部分11に対応する位置に同様な当接面部
分17が屈曲形成されている。この当接面部分17は、モー
ター軸7が図2に矢印aで示す絞り弁4の開方向に回動
する時、2点鎖線矢印bで示すように当接面部分11に当
接して、動力をモーター軸7側から絞り弁軸2側へ直接
伝える。
【0017】第2の係止部材15にはまた、前記当接面部
分17と直径上向かい合った位置にバネ受け部分18が突出
形成され、前記バネ14の自由端部14bと係合するように
なっている。バネ受け部分18は、図2に2点鎖線矢印c
で示すように、モーター軸7が絞り弁4の閉方向(矢印
aと反対方向)に回動する時にバネ端部14bに当接係合
する。従って絞り弁4を閉じる時にはモーター軸7の動
力はバネ14の弾性力を介して絞り弁軸2に伝えられる。
分17と直径上向かい合った位置にバネ受け部分18が突出
形成され、前記バネ14の自由端部14bと係合するように
なっている。バネ受け部分18は、図2に2点鎖線矢印c
で示すように、モーター軸7が絞り弁4の閉方向(矢印
aと反対方向)に回動する時にバネ端部14bに当接係合
する。従って絞り弁4を閉じる時にはモーター軸7の動
力はバネ14の弾性力を介して絞り弁軸2に伝えられる。
【0018】図2において19, 20はそれぞれロックナッ
ト21a,21bおよび調整ねじ22a,22bからなるストッ
パを示し、これらのストッパ19,20はスロットルボディ
1側に設けられている。絞り弁4が全閉状態になると第
1の係止部材9のストッパ面部分12がストッパ19に当接
するので絞り弁軸2のそれ以上の回動は阻止され、絞り
弁4は吸気通路5の壁面に噛み込むことはない。この時
第2の係止部材15の当接面部分17はモータ軸7がモータ
ーの動力によって過度に閉じ側に駆動された場合にスト
ッパ20に当接するので、モーター軸7側がバネ14を圧縮
してそれ以上に回動することもない。
ト21a,21bおよび調整ねじ22a,22bからなるストッ
パを示し、これらのストッパ19,20はスロットルボディ
1側に設けられている。絞り弁4が全閉状態になると第
1の係止部材9のストッパ面部分12がストッパ19に当接
するので絞り弁軸2のそれ以上の回動は阻止され、絞り
弁4は吸気通路5の壁面に噛み込むことはない。この時
第2の係止部材15の当接面部分17はモータ軸7がモータ
ーの動力によって過度に閉じ側に駆動された場合にスト
ッパ20に当接するので、モーター軸7側がバネ14を圧縮
してそれ以上に回動することもない。
【0019】本実施例においては、絞り弁軸2とモータ
ー軸7とが、当接面部分11、当接面部分17間およびバネ
端部14b、バネ受け部分18間の回転方向の当接関係のみ
により連結され、互いに直結されないので、両軸の組付
けに際し両者の軸線が精密に一致していることを要しな
い。従って組付作業性が向上する。また絞り弁まわりの
温度変化や絞り弁の上流側と下流側の圧力差等により絞
り弁軸2に撓みが生じても、絞り弁軸2とモーター軸7
の間に相対変位が可能であるので、モーター軸7に悪影
響が及ぶことはない。
ー軸7とが、当接面部分11、当接面部分17間およびバネ
端部14b、バネ受け部分18間の回転方向の当接関係のみ
により連結され、互いに直結されないので、両軸の組付
けに際し両者の軸線が精密に一致していることを要しな
い。従って組付作業性が向上する。また絞り弁まわりの
温度変化や絞り弁の上流側と下流側の圧力差等により絞
り弁軸2に撓みが生じても、絞り弁軸2とモーター軸7
の間に相対変位が可能であるので、モーター軸7に悪影
響が及ぶことはない。
【0020】また、バネ14によるロストモーションが絞
り弁4を閉じる側にのみ作用し、絞り弁4の開弁方向に
おいては当接面部分17と当接面部分11とが直接当接する
ことにより動力がモーター軸7側から絞り弁軸2側に伝
えられるので、開弁時に絞り弁4が一時的にスティック
すると当接面部分17の動きが当接面部分11によって阻止
され、モーター軸7のみが開方向に動くことはない。従
ってスティック解除と同時に絞り弁4が先行しているモ
ーター軸7に追従すべく急激に開弁して機関回転数が不
意に上昇することはない。なお、電気モーター6はステ
ップモータであり、絞り弁4の開弁動作はその1ステッ
プ分ずつ制御されて行くので、これによってもスティッ
ク解除直後の急激な開弁が抑制される。
り弁4を閉じる側にのみ作用し、絞り弁4の開弁方向に
おいては当接面部分17と当接面部分11とが直接当接する
ことにより動力がモーター軸7側から絞り弁軸2側に伝
えられるので、開弁時に絞り弁4が一時的にスティック
すると当接面部分17の動きが当接面部分11によって阻止
され、モーター軸7のみが開方向に動くことはない。従
ってスティック解除と同時に絞り弁4が先行しているモ
ーター軸7に追従すべく急激に開弁して機関回転数が不
意に上昇することはない。なお、電気モーター6はステ
ップモータであり、絞り弁4の開弁動作はその1ステッ
プ分ずつ制御されて行くので、これによってもスティッ
ク解除直後の急激な開弁が抑制される。
【0021】閉弁操作時にはバネ14を介して動力が伝え
られるので、閉弁時に絞り弁4がスティックすると絞り
弁4側に対して電気モーター6側が先行することが起り
得、このような事態が生ずると電気モーター6による絞
り弁4の制御では操作者の要求に応えたエンジン出力の
制御が行えなくなる。しかし絞り弁4には開度センサ
(図示せず)が設けられ絞り弁開度の制御値との比較に
よりスティック状態を常時監視しており、スティック状
態が閉弁指令時に起きた場合は絞り弁4以外のエンジン
出力低減装置(燃料遮断、第2絞り弁等)によりエンジ
ン出力を低減できるので、たとえ閉弁時に絞り弁4がス
ティックしても、操作者の要求に応答したエンジン出力
の制御が可能である。
られるので、閉弁時に絞り弁4がスティックすると絞り
弁4側に対して電気モーター6側が先行することが起り
得、このような事態が生ずると電気モーター6による絞
り弁4の制御では操作者の要求に応えたエンジン出力の
制御が行えなくなる。しかし絞り弁4には開度センサ
(図示せず)が設けられ絞り弁開度の制御値との比較に
よりスティック状態を常時監視しており、スティック状
態が閉弁指令時に起きた場合は絞り弁4以外のエンジン
出力低減装置(燃料遮断、第2絞り弁等)によりエンジ
ン出力を低減できるので、たとえ閉弁時に絞り弁4がス
ティックしても、操作者の要求に応答したエンジン出力
の制御が可能である。
【0022】さらに、本実施例においては、絞り弁4の
全閉時にその位置がストッパ19によって規制されるだけ
でなく、同時に第2の係止部材15の位置従って電気モー
ター6の回転角度位置もストッパ20によって所定の位置
に規制されるので、全閉時において絞り弁4と電気モー
ター6との間に基準となる所定の角度関係が確立され、
この基準状態からのモーター軸7の回転角度を制御する
ことにより、絞り弁4の開度を正確に所望値に制御する
ことができる。
全閉時にその位置がストッパ19によって規制されるだけ
でなく、同時に第2の係止部材15の位置従って電気モー
ター6の回転角度位置もストッパ20によって所定の位置
に規制されるので、全閉時において絞り弁4と電気モー
ター6との間に基準となる所定の角度関係が確立され、
この基準状態からのモーター軸7の回転角度を制御する
ことにより、絞り弁4の開度を正確に所望値に制御する
ことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、絞り弁を電気モーター
により駆動するようにした内燃機関の絞り弁駆動機構に
おいて、絞り弁と電気モーターとの組付作業が容易であ
るとともに、絞り弁軸に撓みが生じてもこれがモーター
軸に対して悪影響をおよぼすことがない。
により駆動するようにした内燃機関の絞り弁駆動機構に
おいて、絞り弁と電気モーターとの組付作業が容易であ
るとともに、絞り弁軸に撓みが生じてもこれがモーター
軸に対して悪影響をおよぼすことがない。
【0024】しかも、開弁時に絞り弁が一時的にスティ
ックしても、スティック解除と同時に絞り弁が急激に開
弁して機関回転数が不意に上昇することがない。
ックしても、スティック解除と同時に絞り弁が急激に開
弁して機関回転数が不意に上昇することがない。
【0025】さらに、精度の良い絞り弁制御が得られ
る。
る。
【図1】本発明による絞り弁駆動機構の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】ロストモーション機構の分解斜視図である。
1…スロットルボディ、2…絞り弁軸、3…軸受、4…
絞り弁、5…吸気通路、6…電気モーター、7…モータ
ー軸、8…ロストモーション機構、9…第1の係止部
材、10…ナット、11…当接面部分、12…ストッパ面部
分、13…バネ保持カラー、14…バネ、15…第2の係止部
材、16…ナット、17…当接面部分、18…バネ受け部分、
19…ストッパ、20…ストッパ、21…ロックナット、22…
調節ねじ、
絞り弁、5…吸気通路、6…電気モーター、7…モータ
ー軸、8…ロストモーション機構、9…第1の係止部
材、10…ナット、11…当接面部分、12…ストッパ面部
分、13…バネ保持カラー、14…バネ、15…第2の係止部
材、16…ナット、17…当接面部分、18…バネ受け部分、
19…ストッパ、20…ストッパ、21…ロックナット、22…
調節ねじ、
フロントページの続き (72)発明者 立花 洋介 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 尾棹 典昭 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 平林 一雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 内燃機関の吸気管内に設けられた絞り弁
と該絞り弁を駆動するための電気モーターとを互いに同
軸線に配置し、両者の軸を絞り弁の軸に固着された第1
の係止部材と電気モーターの軸に固着された第2の係止
部材とを介して駆動的に連結した内燃機関の絞り弁駆動
機構において、前記絞り弁の開弁方向では前記第1の係
止部材と前記第2の係止部材が互いに当接し、絞り弁の
閉弁方向では両係止部材間に挿入されたバネを介して動
力が伝達さるように構成されたロストモーション機構を
備えたことを特徴とする内燃機関の絞り弁駆動機構。 - 【請求項2】 前記絞り弁および電気モーターの前記閉
弁方向の回動を規制するストッパを、前記第1の係止部
材および第2の係止部材に対しそれぞれ設けたことを特
徴とする請求項1の絞り弁駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21356193A JP2753944B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 内燃機関の絞り弁駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21356193A JP2753944B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 内燃機関の絞り弁駆動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0749042A true JPH0749042A (ja) | 1995-02-21 |
JP2753944B2 JP2753944B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=16641254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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1993
- 1993-08-06 JP JP21356193A patent/JP2753944B2/ja not_active Expired - Fee Related
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