JPH0511419Y2 - - Google Patents

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JPH0511419Y2
JPH0511419Y2 JP5214987U JP5214987U JPH0511419Y2 JP H0511419 Y2 JPH0511419 Y2 JP H0511419Y2 JP 5214987 U JP5214987 U JP 5214987U JP 5214987 U JP5214987 U JP 5214987U JP H0511419 Y2 JPH0511419 Y2 JP H0511419Y2
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coil spring
rotating shaft
diameter coil
housing
lever
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は流体通路を形成する筐体を前記流体通
路と直交して貫通する回動軸に、該回動軸と一体
に回動して前記流体通路を流れる流体の流量を制
御する板状の弁体が装着され、前記回動軸の一端
に前記板状の弁体を回動操作する回動レバーが装
着されている流体通路の絞り弁装置、例えばエン
ジンに燃料と空気の混合気を供給する気化器の蝶
形絞り弁装置であつて、前記板状の弁体を閉方向
に付勢するスプリングとしてスペースをとらな
い、回動軸と同心配置のコイルスプリングが使用
され、かつ該スプリングが折損した場合の安全を
考慮してコイル径を異にするコイルスプリングが
二重に配置されている流体通路の絞り弁装置の改
良に関する。
従来技術とその問題点 第3図は実開昭60−19593号開示の内燃機関の
スロツトル弁リターン装置の構成を示し、符号1
は筐体、2は流体通路、3は回動軸、4は前記回
動軸3に装着され、前記回動軸3と一体に回動し
て前記流体通路2を流れる流体の流量を制御する
板状の弁体、5は回動レバーで前記回動軸3と一
体に回動する。6及び7は前記板状の弁体4が閉
じる方向に前記回動レバー5を付勢する大径及び
小径のコイルスプリングで共に前記回動軸3と同
心に配置され、一端が前記筐体1にたてられた柱
状突出部1−1と、他端が前記回動レバーと係合
している。8は前記2つのコイルスプリング6及
び7を前記回動軸3と同心に支持する環状部材
で、前記回動軸3が挿通されているボス8−1と
同心に、環状溝8−2を隔てて筒状部分8−3が
前記ボス8−1と一体成形され、前記環状溝8−
2には小径のコイルスプリング7が、前記筒状部
分8−3の外側には大径のコイルスプリング6が
配置されている。上述のスロツトル弁のリターン
装置の構成では2つのコイルスプリング6及び7
がコの字形に形成された前記回動レバー5と前記
環状部材8の中におさめられていて、前記コイル
スプリング6及び7は何れも回動軸3に筐体1に
対するスラストを発生させないから、回動軸3の
軸方向位置が不安定であつて、回動軸3の貫通孔
周辺の流体通路2の内壁面2−1が板状の弁体4
の回動によつて噛られ、又環状部材8は全体が回
動レバー5と一体に回動するから、コイルスプリ
ング7及び6の内周面は、筐体1側の端部付近
で、環状部材8のボス8−1の外周面及び筒状部
分8−3の外周面との間のすべりによつて摩耗を
生ずると云う問題がある。
第4図は実公昭57−2663号開示の二重安全リタ
ーン装置で符号1が筐体、2が流体通路、3が回
動軸、4が板状の弁体、5が回動レバーで、6及
び7がコイル径が大径及び小径のコイルスプリン
グであることは第3図の構成と同様であつて、9
a及び9bは回動軸3の軸方向に二分割された内
側のスリーブ、10a及び10bは前記小径のコ
イルスプリング7の外周と前記大径のコイルスプ
リング6の内周との間に介在する外側スリーブで
同様回動軸3の軸方向に2分割されている。この
上述の構成の主旨は外側スリーブによつて大径の
コイルスプリング6と小径のコイルスプリング7
とが互にこすれ合つて摩耗することを防止し、又
外側スリーブ10a,10b、内側スリーブ9
a,9b共に回動軸方向に二分割し、互に相対的
回動を可能として、それぞれコイルスプリング6
及び7との間のすべりを小さくし、板状の弁体4
の回動操作に伴なうコイルスプリングの摩耗を減
少させることにある。而して上述の構成では部品
点数が多く組立作業が繁雑であるのみならず、外
側スリーブ10a,10bは小径のコイルスプリ
ング7の上に被せてあるため坐りが悪く外見上好
ましくない。(尚小径のコイルスプリング7によ
つて回動軸3にスラストを作用させることは構成
上可能であるが実公昭57−2663号では言及されて
いない。) 考案の目的 (1) 回動軸の軸方向位置を定めることを可能とす
るため大径及び小径のコイルスプリングが回動
軸にスラストを与える構成とし、かつ回動軸の
他端側にスラストを受ける手段を形成する。
(2) 大径及び小径のコイルスプリングのそれぞれ
に案内を設けて大径及び小径のコイルスプリン
グが相互に接触することがない構成とするこ
と。
(3) 大径及び小径のコイルスプリングとをそれぞ
れの案内との間のすべりを少なくする。
(4) 部品点数の少ない簡単な構成とする。
考案の構成 流体通路を形成する筐体を前記流体通路と直交
して貫通する回動軸に、該回動軸と一体に回動し
て前記流体通路を流れる流体の流量を制御する板
状の弁体が装着され、前記回動軸の一端部に、前
記板状の弁体を回動操作する回動レバーが装着さ
れ、前記筐体と前記回動レバーとの間に前記板状
の弁体が閉じる方向に前記回動レバーを付勢する
大径のコイルスプリングと小径のコイルスプリン
グとが前記回動軸と同心に二重に配置されている
流体通路の絞り弁装置において、前記筐体から前
記回動レバーに向つて突き出ていて前記小径のコ
イルスプリングの一端側の案内を形成する前記回
動軸の軸受ボスと該軸受ボスの外側に該軸受ボス
と同心に、該軸受ボスの外周面との間に環状の溝
を隔てて前記大径のコイルスプリングの一端側の
案内を形成する環状の壁体とが前記筐体と一体に
形成され;前記回動レバー及び前記回動軸と一体
に回動する環状部材が、前記軸受ボスと相対して
中心部に前記回動軸が嵌入し前記小径のコイルス
プリングの他端側の案内を形成するボスと前記環
状の壁体と相対して前記大径のコイルスプリング
の他端側の案内を形成する環状の壁体とを一体に
形成してなり;前記回動軸の他端側の端部には、
該他端側の軸受ボスの外端面と当接して前記回動
軸の軸方向位置を決定する手段が構成され;前記
筐体と前記環状部材との間に、前記大径のコイル
スプリングと、前記小径のコイルスプリングとが
圧縮して取付けられ、前記回動軸の前記軸方向位
置を決定する手段が前記他端側の軸受の外端面に
当接する方向に前記回動軸を付勢している構成と
する。
実施例 第1図は本考案の流体通路の絞り弁装置を流体
通路の中心線と絞り弁軸の中心線とを含む平面で
切断した断面図で、符号1が筐体、2が流体通
路、3が回動軸、4が前記回動軸3に装着され、
該回動軸3と一体に回動する板状の弁体、5が前
記回動軸3の一端に固定され、前記板状の弁体を
回動操作する操作レバー、6及び7が前記回動軸
3と同心に配置され一端が前記筐体1に、他端が
前記回動レバー5に係合して、前記板状の弁体4
を閉方向に付勢するコイルスプリングで、6が大
径のコイルスプリング、7が小径のコイルスプリ
ングであることは第3図の場合と同様である。1
aは前記筐体1から前記回動レバー5に向つて突
き出ている前記筐体1と一体成形の軸受ボスで前
記小径のコイルスプリング7の一端側の案内を形
成し、1bは前記軸受ボス1aの外側に該軸受ボ
ス1aと同心に、環状の溝1cを隔てて、前記筐
体1と一体成形された環状の壁体で、前記大径の
コイルスプリング6の一端側の案内を形成してい
る。8は第3図の場合と同様前記回動レバー5と
一体に回動する環状部材であるが、前記軸受ボス
1aと相対し、前記回動軸3が嵌入しているボス
8aと、前記環状の壁体1bと相対し、環状の溝
8cを隔てて前記ボス8aと同心の環状の壁体8
aとが一体に成形され、前記ボス8aとの前記環
状の壁体8bとはそれぞれ前記小径のコイルスプ
リング7と前記大径のコイルスプリング6の他端
側の案内を形成している。1dは前記回動軸3の
他端側の軸受を形成する軸受ボス、3a及び3b
は前記回動軸3に取付けられているそれぞれ金
属、及び合成樹脂製のワツシヤ、3cは前記回動
軸3に形成された溝3dに取付けられているEリ
ングであつて、ワツシヤ3a,3b,Eリング、
溝3dとを以て前記回動軸3の軸方向位置を決定
する手段を構成している。前記筐体1と前記環状
部材8との間に前記大径のコイルスプリング6と
前記小径のコイルスプリング7とを圧縮配置する
ことによつて、前記ワツシヤ3aと前記軸受ボス
1dの外端面とが当接する方向に前記回動軸3を
付勢しているから前記回動軸3の軸方向位置を、
前記板状の弁体4が、前記回動軸3の貫通孔周辺
の前記流体通路2の内壁面2−1を噛じることが
ない様に位置ぎめすることができ又前記2つのコ
イルスプリング6及び7の、筐体1に係合されて
いる側の端部が、筐体1に形成されているボス1
a及び環状の壁体1bによつて案内され、回動レ
バー5に係合されている側の端部が回動レバー5
と一体に回動する環状部材8のボス8a及び環状
の壁体8bによつて案内されているから各々のコ
イルスプリング6,7の各々の端部共にコイルス
プリング6,7を案内するボス1a,8a、環状
壁体1b,8bとの間のすべりが少なく、回動レ
バー5の回動操作に伴うコイルスプリングの摩耗
を減少させることができる。
第2図は一部断面をとつた第1図の矢視図
で、第1図における符号と同一の符号は同一の部
分を示す。
効 果 本考案の流体通路の絞り弁装置は板状の弁体を
閉方向に付勢するスプリングとして、板状の弁体
4の回動軸3と同心に、大径小径のコイルスプリ
ングを二重に配置した従来構成の絞り弁装置の利
点に加えて、回動軸3の貫通孔周辺の流体通路2
の内周面2−1を、板状の弁体4が回動時に噛じ
ることがない様に回動軸3の軸方向位置を位置ぎ
めすることができ、又回動操作に伴なうコイルス
プリングの摩耗を少くすることができ更に部品点
数が少く構成が簡単であると云う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の流体通路の絞り弁装置の断面
図、第2図は一部断面をとつた第1図の矢視
図、第3図は実開昭60−19593号開示の内燃機関
のスロツトル弁リターン装置の構成図、第4図は
実公昭57−2663号開示の二重安全リターン装置の
構成図である。 符号の説明、1……筐体、1a……ボス、1b
……環状壁体、1c……環状溝、1d……ボス、
2……流体通路、2−1……回動軸貫通孔周辺の
流体通路内壁面、3……回動軸、3a……金属の
ワツシヤ、3b……合成樹脂ワツシヤ、3c……
Eリング、3d……溝、4……板状の弁体、5…
…回動レバー、6……大径のコイルスプリング、
7……小径のコイルスプリング、8……環状部
材、8a……ボス、8b……環状壁体、8c……
環状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体通路2を形成する筐体1を前記流体通路2
    と直交して貫通する回動軸3に、該回動軸3と一
    体に回動して前記流体通路2を流れる流体の流量
    を制御する板状の弁体4が装着され、前記回動軸
    3の一端部に、前記板状の弁体4を回動操作する
    回動レバー5が装着され、前記筐体1と前記回動
    レバー5との間に、前記板状の弁体4が閉じる方
    向に、前記回動レバー5を付勢する大径のコイル
    スプリング6と小径のコイルスプリング7とが、
    前記回動軸3と同心に、二重に配置されている流
    体通路の絞り弁装置において、前記筐体1から前
    記回動レバー5に向つて突き出ていて前記小径の
    コイルスプリング7の一端側の案内を形成する前
    記回動軸3の軸受ボス1aと;該軸受ボス1aの
    外側に、該軸受ボス1aと同心に、該軸受ボス1
    aの外周面との間に環状の溝1cを隔てて前記大
    径のコイルスプリング6の一端側の案内を形成す
    る環状の壁体1bとが前記筐体1と一体に形成さ
    れ;前記回動レバー5及び前記回動軸3と一体に
    回動する環状部材8が、前記軸受ボス1aと相対
    して、中心部に前記回動軸3が嵌入し前記小径の
    コイルスプリング7の他端側の案内を形成するボ
    ス8aと、前記環状の壁体1bと相対して前記大
    径のコイルスプリング6の他端側の案内を形成す
    る環状の壁体8bとを一体に形成してなり;前記
    回動軸3の他端側の端部には、該他端側の軸受ボ
    ス1dの外端面と当接して前記回動軸3の軸方向
    位置を決定する手段が構成され;前記筐体1と前
    記環状部材8との間に、前記大径のコイルスプリ
    ング6と前記小径のコイルスプリング7とが圧縮
    して取付けられ、前記2つのコイルスプリング
    6,7の一端が前記筐体1に、他端が前記回動レ
    バー5又は前記環状部材8の何れかに係合してい
    ることを特徴とする流体通路の絞り弁装置。
JP5214987U 1987-04-08 1987-04-08 Expired - Lifetime JPH0511419Y2 (ja)

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JP5214987U JPH0511419Y2 (ja) 1987-04-08 1987-04-08

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JPS63160484U JPS63160484U (ja) 1988-10-20
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JP2769447B2 (ja) * 1995-05-19 1998-06-25 シーケーディ株式会社 緊急遮断弁
JP6202530B2 (ja) * 2014-03-12 2017-09-27 株式会社ケーヒン エンジンの吸気量制御装置
JP7259637B2 (ja) * 2019-08-19 2023-04-18 株式会社デンソーダイシン 絞り弁装置

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