JP2005299413A - スロットル制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 吸気通路1aを形成するスロットルボデー1と、スロットルボデー1に回転可能に設けられたスロットルシャフト6と、スロットルシャフト6に設けられたスロットルバルブ2と、スロットルシャフト6に対して固定されかつ同軸上に従動ギヤ部54及びガイド筒部52を備えるスロットルギヤ50と、スロットルギヤ50を所定の開度位置に弾性的に保持するコイルバネからなる戻しバネ40とを備える。スロットルギヤ50のガイド筒部52には、回転可能なガイドピン58が設けられる。ガイドピン58の外周面に戻しバネ40の内周面が接触可能に構成される。
【選択図】 図1
Description
図14に示すように、スロットル制御装置は、モータ92の駆動により、モータピニオン92p、カウンタギヤ93、スロットルギヤ94を介して、スロットルシャフト95を回動させ、これによりスロットルシャフト95上のスロットルバルブ96を開閉させる。スロットルバルブ96の開閉により、スロットルボデー91の吸気通路91aを流れる吸入空気の流量を調整するように構成されている。
図15に示すように、スロットルギヤ94は、円筒状のガイド筒部94tと、扇形ギヤからなる従動ギヤ部94wとを備えている。スロットルギヤ94は、一般的には樹脂製のものが採用されている。
戻しバネ98は、スロットルギヤ94を所定の開度位置に弾性的に保持するもので、巻き方向が互いに異なるコイルバネからなる第1のバネ要素98aと第2のバネ要素99とを有している。第1のバネ要素98aはスロットルボデー91の軸受部91b側に配置され、第2のバネ要素99はガイド筒部94tに配置されている。第1のバネ要素98aの外端部(図示省略)は、スロットルボデー91に掛止されている。また、第2のバネ要素99の外端部99fは、スロットルギヤ94のバネ受け部94kに掛止されている(図16参照)。
また、第2のバネ要素99(図16参照)は、スロットルバルブ96がオープナー開度位置よりも閉じ側に位置するときに、スロットルギヤ94にオープナー開度位置へ向けて開き方向の付勢力(図16中、矢印O方向)を付与する。したがって、スロットルバルブ96がオープナー開度位置よりも閉じ側の位置にあるときに、故障等によりモータ92が非通電状態になると、スロットルバルブ96が第2のバネ要素99の付勢力によりオープナー開度位置まで開かれる。
なお、上記したようなスロットル制御装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
このため、スロットルギヤ94がオープナー開度位置よりも閉じ方向に回動する際には、戻しバネ98における第2のバネ要素99とスロットルギヤ94のガイド筒部94tとが接触する範囲H(図16参照)において相対的に摺動する。この摺動に起因して、ヒステリシスが生じるという問題がある。
さらに、長期耐久後においては、前記摺動によりスロットルギヤ94のガイド筒部94tが磨耗をきたすことにより、樹脂の磨耗粉が発生し、その磨耗粉によって前記ヒステリシスが増大するおそれがあった。
図13から明らかなように、従来例によると、初期(特性線A0)に比べて、長期耐久後(特性線Aa)における作動トルクすなわちヒステリシスが大幅に増加していることがわかる。このように、長期耐久後にヒステリシスが増加すると、戻しバネ98の第2のバネ要素99によるスロットルギヤ94の作動性が損なわれることになる。そして、ヒステリシスの増加が甚だしくなると、例えばモータ92が故障等により非通電状態になった場合に、第2のバネ要素99の付勢力によりスロットルバルブ96をオープナー開度位置へ開くことが困難になることがある。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に係るスロットル制御装置によると、スロットルシャフトの回転によりスロットルバルブが開閉されることにより、スロットルボデーの吸気通路内を流れる吸入空気の流量いわゆる吸入空気量が調整される。
ところで、スロットルギヤのガイド筒部には、該ガイド筒部の軸線にほぼ平行する軸線上において回転可能な回転体が設けられ、その回転体の外周面に戻しバネの内周面が接触可能に構成されている。
したがって、回転体の外周面に戻しバネの内周面が接触することにより、スロットルギヤのガイド筒部に対する戻しバネの接触を回避することができる。このため、ガイド筒部と戻しバネとの接触に起因するヒステリシスを低減することができる。
また、回転体と戻しバネとが相対的に摺動しようとするときには、戻しバネに対して回転体が転動することにより、摺動抵抗の増大及び磨耗粉の発生を抑制し、長期に亘ってヒステリシスの増大を抑制することができる。
よって、スロットルギヤのガイド筒部とそのガイド筒部に外嵌される戻しバネとの接触に起因するヒステリシスを低減しかつ長期に亘って抑制することができる。したがって、戻しバネの付勢力によるスロットルギヤの作動性を向上することができる。
なお、回転体の被覆層がフッ素樹脂コートの場合、戻しバネの内周面に全面的にフッ素樹脂コートする場合に比べて、コーティング面積が少なく済むため、コストを低減することができる。
また、複数個の回転体と戻しバネとが相対的に摺動しようとするときには、戻しバネに対してそれぞれの回転体が個々に転動することにより、摺動抵抗の増大及び磨耗粉の発生を抑制し、長期に亘ってヒステリシスの増大を抑制することができる。
ところで、スロットルギヤのガイド筒部の外周面に、摺動性に優れた被覆層が設けられている。
したがって、スロットルギヤのガイド筒部の摺動性に優れた被覆層に戻しバネの内周面が接触することにより、戻しバネに対するスロットルギヤのガイド筒部の被覆層の摺動性が良くなる。このため、ガイド筒部と戻しバネとの接触に起因するヒステリシスを低減することができる。
また、スロットルギヤのガイド筒部の被覆層に対する戻しバネの摺動性が良くなることにより、摺動抵抗の増大及び磨耗粉の発生を抑制し、長期に亘ってヒステリシスの増大を抑制することができる。
よって、スロットルギヤのガイド筒部とそのガイド筒部に外嵌される戻しバネとの接触に起因するヒステリシスを低減しかつ長期に亘って抑制することができる。したがって、戻しバネの付勢力によるスロットルギヤの作動性を向上することができる。
ボア壁部20内には、図1において紙面表裏方向に貫通するほぼ中空円筒状の吸気通路1aが形成されている。なお、図示しないが、ボア壁部20の上流側にはエアクリーナが接続され、また、そのボア壁部20の下流側にはインテークマニホルドが接続される。
また、スロットルバルブ2は、モータ4(後述する)を駆動源としてスロットルシャフト6と一体的に回動されることにより吸気通路1aを開閉し、それにより吸気通路1aを流れる吸入空気量を調整する。
前記スロットルシャフト6の他方の端部(図1で右端部)6bは、前記当該軸受部22を貫通して外部(図1において右方)に突出している。その端部6bの突出端には、例えば樹脂製の扇形ギヤからなるスロットルギヤ50が回り止めされた状態で固定されている。
戻しバネ40は、後で詳しく説明するが、スロットルギヤ50と同期回転するスロットルバルブ2を所定の開度位置いわゆるオープナー開度位置に弾性的に保持可能に形成されている。
ちなみに、図3(B)では、スロットルバルブ2がオープナー開度位置にある状態が示されており、そのオープナー開度位置よりスロットルバルブ2が戻しバネ40の付勢に抗して閉じられたり開かれたりする。また、スロットルバルブ2が閉じていくと、スロットルギヤ50に設けられた全閉規制部56(後述する)が、スロットルボデー1に配置された全閉ストッパ60(図2参照)に当接する。これにより、スロットルバルブ2の最小開度が所定位置に規制される(図4(B)参照)。このスロットルバルブ2の最小開度位置を全閉位置という。
カウンタシャフト34には、例えば樹脂製のカウンタギヤ14が回転可能に支持されている。カウンタギヤ14は、ギヤ径の異なる大径側のギヤ部14aと小径側のギヤ部14bとを有している。大径側のギヤ部14aが前記モータピニオン32に噛み合わされており、また小径側のギヤ部14bが前記スロットルギヤ50(詳しくは、従動ギヤ部54(後述する))に噛み合わされている(図2参照)。
なお、モータピニオン32とカウンタギヤ14とスロットルギヤ50とにより、「減速ギヤ機構」(符号省略)が構成されている。
ギヤ本体50aは、図5(A),(B)に示すように、スロットルギヤ50の基部をなすもので、ほぼ中空円板状に形成されている。
また、ボス部51は、図5(B)に示すように、ギヤ本体50aの中心部に形成されている。ボス部51は、図1に示すように、前記スロットルシャフト6の他方の端部(図1で右端部)6bに対して同軸上において回り止め状態で固定可能に形成されている。
また、スロットルボデー1における右側の軸受部22の外周部には、その一側面(図1において右側面)に開放された円筒状のバネ受入溝23が形成されている。その軸受部22の外径は、ガイド筒部52の外径とほぼ等しい外径に形成されている。
ガイドピン58は、図6(A),(B),(C)に示すように、金属製あるいは樹脂製のピン本体58aを主体としている。ピン本体58aの外周面及び軸方向の両端面は、摺動性に優れた樹脂コート、例えばフッ素樹脂コートいわゆるテフロン(登録商標)コートからなる被覆層58bにより被覆されている。
なお、ガイドピン58は、本明細書でいう「回転体」に相当する。また、ピン保持溝57は、本明細書でいう「回転体保持溝」に相当する。
これにともない、ガイド筒部52が前記スロットルボデー1の右側の軸受部22に対して同軸上でかつ対向状に並ぶとともに、ガイドピン58が右側の軸受部22の端面(符号、22aを付す)により抜け止めされる。したがって、ガイドピン58は、右側の軸受部22の端面22a(図1参照)と、スロットルギヤ50のピン保持溝57の受止面57a(図5(A)参照)との間において軸方向に移動可能になる。
また、従動ギヤ部54(詳しくは、ギヤ歯部54m(図5(B)参照))が前記カウンタギヤ14の小径側のギヤ部14bに噛み合わされる(図1参照)。
両バネ要素41,42の間には、U字状のフック部43が形成されている。フック部43は、図3(B)に示すように、径方向外方へ突出されている。なお、両バネ要素41,42の間のフック部43は、第1のバネ要素41及び第2のバネ要素42の連続する基端部に相当する。
また、戻しバネ40の両端部すなわち第1のバネ要素41の先端部41f及び第2のバネ要素42の先端部42fは、それぞれ径方向外方へ突出されている。
なお、本実施例の場合、図1に示すように、戻しバネ40をスロットルギヤ50とともにスロットルボデー1に組込んだ状態において、フック部43が第2のバネ要素42の先端部42fから4巻き目と5巻き目の間に位置するように、戻しバネ40が成形されている。また、第1のバネ要素41が第2のバネ要素42の巻き数の約2倍の巻き数となるように、戻しバネ40が成形されている。
これとともに、スロットルギヤ50のピン保持溝57に、ガイドピン58が前に述べたようにして挿入される。
また、図2に示すように、前記スロットルボデー1に設けられている突起部1tには、第1のバネ要素41の先端部41fが掛止される。また、スロットルボデー1に設けられている前記オープナー用ストッパ1sには戻しバネ40のフック部43が当接される。
前記モータ4(図1参照)の駆動に基づいて、スロットルギヤ50がオープナー開度位置よりも開き方向(図3(B)において矢印O方向)に回動する場合には、スロットルギヤ50の第2のバネ受け部55により戻しバネ40のフック部43が同方向へ押し動かされる。これにともない、戻しバネ40のフック部43がオープナー用ストッパ1sから離れていくとともに、第1のバネ要素41が弾性変形を利用して捻じられる。これにより、スロットルギヤ50は、第1のバネ要素41の弾性復元力により閉じ方向の付勢力を受ける。
この状態において、仮に故障等によりモータ4が非通電状態になった場合、第1のバネ要素41の弾性復元力により、スロットルギヤ50とともにスロットルバルブ2がオープナー開度位置まで戻されるすなわち閉じられる。
これとともに、戻しバネ40のフック部43がスロットルギヤ50の第2のバネ受け部55によって、スロットルギヤ50と一体的に回転する。このため、ガイド筒部52に外嵌している第1のバネ要素41(詳しくは、フック部43側の約半部程度)についても、スロットルギヤ50のガイド筒部52に対して周方向に相対的に移動することがほとんどない。
この状態において、仮に故障等によりモータ4が非通電状態になった場合、第2のバネ要素42の弾性復元力により、スロットルギヤ50とともにスロットルバルブ2がオープナー開度位置まで戻されるすなわち開かれる。
しかし、戻しバネ40のフック部43がスロットルギヤ50のガイド筒部52に対して周方向に相対的に移動する。これとともに、ガイド筒部52に外嵌している第1のバネ要素41(詳しくは、フック部43側の約半部程度)についても、ガイド筒部52に対して周方向に相対的に移動する。
また、スロットルギヤ50の全閉位置(図4(B)参照)において、吸気通路1a(図1参照)の軸線Laに直交する直線Lbに対して、スロットルバルブ2が角度θ2をもって傾斜する。
したがって、スロットルバルブ2のオープナー開度位置(図3(B)参照)から全閉位置(図4(B)参照)までの角度θ3は、
θ3=θ1−θ2
となる。
具体的には、角度θ1を12.5°とし、角度θ2を6.0°とした場合、角度θ3は6.5°となる。したがって、スロットルギヤ50のガイド筒部52に対して、第2のバネ要素42及び第1のバネ要素41(詳しくは、フック部43側の約1/3程度)は、約6.5°分、相対的に移動することになる。
この範囲Hの中央部分においては、前に述べたように、ガイド筒部52にガイドピン58が回転可能に設けられている。このため、ガイドピン58の外周面、詳しくはピン保持溝57の開口部からガイド筒部52の外周面上に部分的に突出する外周面に対して戻しバネ40の内周面が接触する。これにより、スロットルギヤ50のガイド筒部52に対する戻しバネ40の接触を回避することができる。
また、ガイドピン58と戻しバネ40とが相対的に摺動しようとするときには、戻しバネ40の内周面に対してガイドピン58が転動する。例えば、戻しバネ40に対してガイド筒部52が図3(B)において矢印S方向に移動する場合には、ガイドピン58が図3(B)において矢印Y方向に転動する。
したがって、ガイドピン58の外周面に戻しバネ40の内周面が接触することにより、スロットルギヤ50のガイド筒部52に対する戻しバネ40の接触を回避することができる。このため、ガイド筒部52と戻しバネ40との接触に起因するヒステリシスを低減することができる。
また、ガイドピン58と戻しバネ40とが相対的に摺動しようとするときには、戻しバネ40に対してガイドピン58が転動することにより、摺動抵抗の増大及び磨耗粉の発生を抑制し、長期に亘ってヒステリシスの増大を抑制することができる。
よって、スロットルギヤ50のガイド筒部52とそのガイド筒部52に外嵌される戻しバネ40との接触に起因するヒステリシスを低減しかつ長期に亘って抑制することができる。したがって、戻しバネ40の付勢力によるスロットルギヤ50の作動性を向上することができる。
なお、ガイドピン58の被覆層58bがフッ素樹脂コートの場合、戻しバネ40の内周面に全面的にフッ素樹脂コートする場合に比べて、コーティング面積が少なく済むため、コストを低減することができる。
本実施例は、図8に示すように、前記実施例1におけるガイドピン58(図3(B)参照)の被覆層58bを省略したピン本体のみでガイドピン(符号、158を付す)を構成したものである。しかして、ガイドピン158の外径及び軸方向の長さは、前記実施例1の被覆層58bを含めたガイドピン58の外径及び軸方向長さと等しい寸法に設定されている。
本実施例によると、ガイドピン58の被覆層58bを省略することができるので、コストを低減に有利である。
本実施例は、図9に示すように、前記実施例1におけるガイドピン58(図3(B)参照)を、ガイド筒部52の外周面に対して戻しバネ40が摺動する範囲H(図3(B)参照)内において周方向に所定間隔を隔てて2個設けたものである。
したがって、図10(A),(B)に示すように、スロットルギヤ50のガイド筒部52には、前記実施例1と同様のピン保持溝57が周方向に所定間隔を隔てて2個形成されている。そして、各ピン保持溝57内に、それぞれガイドピン58がガイド筒部52の開口端面52a側から挿入されている。
また、2個のガイドピン58と戻しバネ40とが相対的に摺動しようとするときには、戻しバネ40の内周面に対してそれぞれのガイドピン(回転体)58が個々に転動することにより、摺動抵抗の増大及び磨耗粉の発生を抑制し、長期に亘ってヒステリシスの増大を抑制することができる。
本実施例は、図11及び図12(A),(B)に示すように、前記実施例1におけるスロットルギヤ50(図5(A),(B)参照)からピン保持溝57及びガイドピン58を省略したものである。そして、ガイド筒部52の外周面を、摺動性に優れた被覆層53によりほぼ全面的に被覆したものである。被覆層53は、例えば樹脂製あるいは金属製のカラー部材によって形成することができる。また、カラー部材は、ガイド筒部52に対して、嵌着あるいはインサート成形により固定的に設けてもよいし、嵌合によって回転可能に設けることもできる。さらに、カラー部材の外周面を、摺動性に優れた樹脂コート、例えばフッ素樹脂コートいわゆるテフロン(登録商標)コートからなる被覆層53により被覆することができる。
また、カラー部材に代えて、ガイド筒部52の外周面を摺動性に優れた樹脂コート、例えばフッ素樹脂コートいわゆるテフロン(登録商標)コートにより被覆層53を構成することもできる。
また、戻しバネ40に対するスロットルギヤ50のガイド筒部52の被覆層53の摺動性が良くなることにより、摺動抵抗の増大及び磨耗粉の発生を抑制し、長期に亘ってヒステリシスの増大を抑制することができる。
よって、スロットルギヤ50のガイド筒部52とそのガイド筒部52に外嵌される戻しバネ40との接触に起因するヒステリシスを低減しかつ長期に亘って抑制することができる。したがって、戻しバネ40の付勢力によるスロットルギヤ50の作動性を向上することができる。
これに対し、実施例4におけるガイド筒部52の外周面にフッ素樹脂コートいわゆるテフロン(登録商標)コートによる被覆層53を設けた場合によると、長期耐久後(特性線A4)におけるヒステリシスの増加が、従来例(特性線Aa)に比べて少ないことがわかる。さらに、実施例1によると、長期耐久後(特性線A1)におけるヒステリシスの増加が一層少ないことがわかる。
したがって、前記各実施例によると、長期耐久後において、例えばスロットルバルブ2の全閉位置でモータ4が非通電状態になった場合に、スロットルギヤ50ひいてはスロットルバルブ2を第2のバネ要素42の付勢力によりオープナー開度位置へ確実に戻すことができる。
1a 吸気通路
2 スロットルバルブ
6 スロットルシャフト
40 戻しバネ
50 スロットルギヤ
52 ガイド筒部
53 被覆層
54 従動ギヤ部
57 ピン保持溝
58 ガイドピン(回転体)
58a ピン本体
58b 被覆層
158 ガイドピン(回転体)
Claims (5)
- 吸入空気が流れる吸気通路を形成するスロットルボデーと、
前記スロットルボデーに回転可能に設けられたスロットルシャフトと、
前記スロットルシャフトに設けられかつ前記スロットルシャフトの回転により前記吸気通路を開閉するスロットルバルブと、
前記スロットルシャフトに対して固定されかつ同軸上に従動ギヤ部及びガイド筒部を備えるスロットルギヤと、
前記ガイド筒部に外嵌された状態で前記スロットルボデーと前記スロットルギヤとの間に介装されかつそのスロットルギヤを所定の開度位置に弾性的に保持するコイルバネからなる戻しバネと
を備えるスロットル制御装置であって、
前記スロットルギヤのガイド筒部には、該ガイド筒部の軸線にほぼ平行する軸線上において回転可能な回転体が設けられ、
前記回転体の外周面に前記戻しバネの内周面が接触可能に構成されている
ことを特徴とするスロットル制御装置。 - 請求項1に記載のスロットル制御装置であって、
前記回転体の外周面に、摺動性に優れた被覆層が設けられていることを特徴とするスロットル制御装置。 - 請求項1又は2に記載のスロットル制御装置であって、
前記スロットルギヤのガイド筒部に形成された回転体保持溝に対して、前記回転体が回転可能にかつその外周面を該ガイド筒部の外周面上に部分的に突出する状態で設けられていることを特徴とするスロットル制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のスロットル制御装置であって、
前記スロットルギヤのガイド筒部に対して、前記回転体が周方向に所定間隔を隔てて複数個設けられていることを特徴とするスロットル制御装置。 - 吸入空気が流れる吸気通路を形成するスロットルボデーと、
前記スロットルボデーに回転可能に設けられたスロットルシャフトと、
前記スロットルシャフトに設けられかつ前記スロットルシャフトの回転により前記吸気通路を開閉するスロットルバルブと、
前記スロットルシャフトに対して固定されかつ同軸上に従動ギヤ部及び円筒状のガイド筒部を備えるスロットルギヤと、
前記ガイド筒部に外嵌された状態で前記スロットルボデーと前記スロットルギヤとの間に介装されかつそのスロットルギヤを所定の開度位置に弾性的に保持する戻しバネと
を備えるスロットル制御装置であって、
前記スロットルギヤのガイド筒部の外周面に、摺動性に優れた被覆層が設けられていることを特徴とするスロットル制御装置。
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