JP4767933B2 - バイパス吸気量制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は,スロットル弁により開閉される吸気道を有するスロットルボディに,スロットル弁を迂回して吸気道に接続されるバイパスと,このバイパスに介入する弁孔とを設け,この弁孔に,軸方向の動きでバイパスを開閉するバイパス弁を摺動自在且つ回転不能に嵌装し,このバイパス弁と,スロットルボディに取り付けられるアクチュエータの出力軸とを略同軸状に配置すると共に,これら出力軸及びバイパス弁間をねじ機構を介して連結して出力軸の回転によりバイパス弁を軸方向に開閉駆動するようにしたバイパス吸気量制御装置の改良に関する。
かゝるバイパス吸気量制御装置は,下記特許文献1に開示されるように,既に知られている。
特許第3784679号公報
従来のかゝるバイパス吸気量制御装置では,弁孔とバイパス弁との間にはバイパス弁の摺動のための摺動間隙が存在するため,バイパス弁の開放時,バイパスを流れる空気に多少とも含まれるダストが上記摺動間隙を通過することがあり,そのダストの通過によれば,ダストがねじ機構に付着して,その作動の円滑性を阻害し,バイパス吸気量制御特性を変化させる可能性がある。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,ダストがバイパス弁の摺動間隙を通過することがあっても,そのダストのねじ機構への付着を防いで,ねじ機構の作動の円滑性を確保し,バイパス吸気量制御特性の安定性の向上に寄与し得るバイパス吸気量制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,スロットル弁により開閉される吸気道を有するスロットルボディに,スロットル弁を迂回して吸気道に接続されるバイパスと,このバイパスに介入する弁孔とを設け,この弁孔に,軸方向の動きでバイパスを開閉するバイパス弁を摺動自在且つ回転不能に嵌装し,このバイパス弁と,スロットルボディに取り付けられるアクチュエータの出力軸とを略同軸状に配置すると共に,これら出力軸及びバイパス弁間をねじ機構を介して連結して出力軸の回転によりバイパス弁を軸方向に開閉駆動するようにしたバイパス吸気量制御装置において,バイパス弁に,アクチュエータ側に開口する有底の中空部を設け,この中空部で前記ねじ機構を囲繞するダストカバーをスロットルボディに取り付けたことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記ねじ機構を,前記出力軸に連設されるねじ軸と,このねじ軸に螺合するねじ孔を持った駆動部材とで構成し,この駆動部材をバイパス弁に連結するオルダムジョイントを,バイパス弁の有底の中空部の底壁に設けたことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第1の特徴に加えて,前記ダストカバーには,スロットルボディと,それに取り付けられるアクチュエータとの間に挟持,固定されるフランジ部を形成したことを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は,第2の特徴に加えて,前記ねじ孔が前記駆動部材を軸方向に貫通しており,この駆動部材の,バイパス弁の前記底壁を貫通する外端部に,前記出力軸の先端に当接してバイパス弁の全開側移動限界を規制するストッパピンと,このストッパピンより前記駆動部材の軸方向外側に位置してバイパス弁のセットばねを支承するセットピンとを,これらが駆動部材を横方向に貫通するように取り付け,これらストッパピン及びセットピン間の前記ねじ孔にグリースを充填したことを第4の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1の特徴に加えて,バイパス弁の回転を阻止しながらその軸方向摺動を許容する回り止め手段を,バイパス弁の側面に形成されて軸方向に延びるキー溝と,弁孔の内面に突設されて前記キー溝に摺動可能に係合するキーとで構成すると共に,前記キー溝の少なくとも一端を,バイパス弁の外周面に連続する隔壁で閉鎖したことを第5の特徴とする。
尚,前記アクチュエータは,後述する本発明の実施例中の電動モータに対応する。
本発明の第1の特徴によれば,バイパス弁に,アクチュエータ側に開口する有底の中空部を設け,この中空部で前記ねじ機構を囲繞するダストカバーをスロットルボディに取り付けたので,バイパスを通過する空気に含まれるダストがバイパス弁の摺動間隙を通過することがあっても,ダストカバーによりそのダストのねじ機構への付着を防いで,ねじ機構の作動の円滑性を確保し,バイパス吸気量制御特性の安定性の向上に寄与し得る。しかも,ダストカバーはバイパス弁内に収めることができ,バイパス吸気量制御装置の大型化を回避することができる。
本発明の第2の特徴によれば,オルダムジョイントがアクチュエータの出力軸とバイパス弁との半径方向のずれを吸収することで,バイパス弁のスムーズな摺動を保証することができる。しかも,このオルダムジョイントを,ダストカバーとの干渉を防ぎながら,バイパス弁にコンパクト収めることができ,バイパス吸気量制御装置のコンパクト化に寄与し得る。
本発明の第3の特徴によれば,ダストカバーの取り付けは,ダストカバーが備えるフランジ部をスロットルボディと,それに取り付けられるアクチュエータとの間に挟持,固定されることでなされるので,その取り付けのための特別な固着手段は不要であり,その取り付け構造の簡素化を図ることができる。
本発明の第4の特徴によれば,前記グリースは,セットピン及びストッパピン間に保持されてねじ孔を埋めることになり,したがって,ねじ孔に特別な栓体を嵌合させることなく,ねじ孔を塞ぐことができ,ねじ孔からねじ機構側へのダストの侵入を防ぐことができる。
本発明の第5の特徴によれば,回り止め手段のキー溝を通してダストがバイパス弁の中空部側に侵入することを前記隔壁により効果的に防ぐことができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の第1実施例に係るバイパス吸気量制御装置をバイパス弁の全閉状態で示す縦断面図,図2は同装置をバイパス弁の全開状態で示す縦断面図,図3は図2の3−3線断面図,図4は同装置におけるダストカバーの斜視図,図5は本発明の第2実施例を示す,図2との対応図である。
先ず,図1〜図4に示す本発明の第1実施例の説明より始める。
図1及び図2において,本発明のバイパス吸気量制御装置Aは,エンジンのシリンダヘッド(図示せず)に取り付けられるスロットルボディ1を有する。このスロットルボディ1は,エンジンの吸気ポートに連なる吸気道2を有するメインボディ1aと,このメインボディ1aの一側にボルト接合されるサブボディ1bとで構成され,メインボディ1aには,吸気道2を開閉するバタフライ型のスロットル弁3が軸支され,このスロットル弁3を迂回して吸気道2に接続されるバイパス4がメインボディ1aからサブボディ1bに亙り形成される。
サブボディ1bには,有底シリンダ状の弁孔5がバイパス4の途中に介入するように形成される。この弁孔5の底面には,バイパス4の上流側通路4aの下流端が弁孔入口5aとして開口し,また弁孔5の一側面にはバイパス4の下流側通路4bの上流端が弁孔出口5bとして開口する。メインボディ1a及びサブボディ1bの接合面間には,これら接合面を貫通す上記上流側通路4a及び下流側通路4bをそれぞれ囲繞するOリング7,8が介装される。
弁孔5には,弁孔入口5a及び弁孔出口5b間を開閉するピストン状のバイパス弁10が摺動自在に嵌装される。その際,バイパス弁10及びサブボディ1b間には,バイパス弁10の回転を阻止する回り止め手段11が設けられる。この回り止め手段11は,バイパス弁10の一側面に形成されてバイパス弁10の軸方向に延びるキー溝12と,このキー溝12に摺動可能に係合すべくサブボディ1bに螺着されるキー13とで構成され,キー溝12の,電動モータ17側の端部は,バイパス弁10の外周面に一体に連続する隔壁14により閉鎖される。
またバイパス弁10の他側面には,弁孔入口5aに向けて開口する計量用の切欠き15が設けられ,この切欠き15と弁孔出口5bとの連通度合をゼロから最大まで調節するように,バイパス弁10は,図1の全閉位置から図2の全開位置へと軸方向に移動することができる。
サブボディ1bには,弁孔5の,弁孔入口5aと反対側の端部に環状肩部16aを介して同軸に連なる取り付け孔16が設けられ,この取り付け孔16に電動モータ17が装着される。この電動モータ17の出力軸18に,ねじ機構19及びオルダムジョイント20を順次介してバイパス弁10が連結される。バイパス弁10には,電動モータ17側に開口する有底の中空部21が設けられており,この中空部21にねじ機構19が収容され,中空部21の底壁21aにオルダムジョイント20が設けられる。
ねじ機構19は,電動モータ17の出力軸18に一体に連設されるねじ軸18aと,このねじ軸18aが螺合するねじ孔22aを持った駆動部材22とで構成される。
またオルダムジョイント20は,図2及び図3に示すように,バイパス弁10の有底の中空部21の底壁21aに設けられる第1角孔24と,この第1角孔24に第1の横方向X1での摺動を可能として嵌合されるジョイント部材26と,このジョイント部材26に設けられ,前記駆動部材22が第1の横方向X1と直角をなす第2の横方向X2での摺動を可能として嵌合される第2角孔25とで構成される。駆動部材22は,ジョイント部材26及び前記底壁21aを貫通するように比較的長く形成されており,これを前記ねじ孔22aが軸方向に貫通している。この駆動部材22の中間部には,ジョイント部材26の外端面に当接するフランジ22bが形成される。
また駆動部材22の,前記底壁21a外に突出した外端部には,これを横断するようにセットピン27が嵌装され,このセットピン27とバイパス弁10の間に円錐コイル状のセットばね28が縮設され,このセットばね28は,その圧縮反発力により駆動部材22のフランジ22bをジョイント部材26の外端面に押しつけて,ジョイント部材26を前記底壁21aとの当接状態に保持する。
さらに駆動部材22には,セットピン27より軸方向内側に位置するストッパピン30が駆動部材22を横断するように装着される。このストッパピン30は,前記ねじ軸18aの先端を受け止めてバイパス弁10の全開側移動限界を規制するようになっている。
上記セットピン27及びストッパピン30間において,ねじ孔22aにはそれを塞ぐようにグリース31が充填される。
上記2本のピン27,30は,何れもスプリングピンで構成され,それぞれの駆動部材22の取り付け孔32,33内周面に弾発密着することで保持される。
図2及び図4に示すように,サブボディ1bには,特にバイパス弁10が全開位置もしくはその近傍位置を占めるとき,バイパス弁10の有底中空部21において前記ねじ機構19を囲繞するダストカバー35が取り付けられる。このダストカバー35は,ねじ機構19を同軸状に取り囲む円筒部35aと,この円筒部35aの,電動モータ17側端部に円錐部35bを介して一体に連設されるフランジ部35cとからなっており,このフランジ部35cは,サブボディ1bの前記環状肩部16aと,それに対して押圧保持される電動モータ17の端面との間に,シール部材36と共に挟持される。シール部材36は,出力軸18の根元外周面に密接するシールリップ36aを備えており,ダストカバー35の前記円錐部35bが上記シールリップ36aを半径方向内方に押圧保持するようになっている。
ダストカバー35の円筒部35aの先端は,バイパス弁10の全開側移動限界位置において,駆動部材22の,ジョイント部材26を押えるフランジ22bに当接する手前で終わっている。
さらにサブボディ1bには図示しない電子制御ユニットが備えられ,その電子制御ユニットがスロットルセンサ,吸気温センサ及びブースト負圧センサ等の各種センサの出力信号に基づいて,エンジン始動時,ファストアイドリング時,通常アイドリング時,エンジンブレーキ時などのエンジンの運転状態を判定し,それに応じて電動モータ17を正転又は逆転作動するようになっている。
次に,この実施例の作用について説明する。
電動モータ17の出力軸18が正転又は逆転すると,駆動部材22がねじ機構19の軸方向送り作用を受けて軸方向に進退し,ジョイント部材26を介してバイパス弁10を弁孔5に沿って軸方向に摺動させ,切欠き15と弁孔出口5bとの連通度合,即ちバイパス4の開度を増減させて,バイパス4の上流側通路4a,弁孔入口5a,弁孔5,切欠き15,弁孔出口5b及び下流側通路4bを順次通過する,エンジンのバイパス吸気流量を制御することができる。
ところで,特に,バイパス弁10の全開位置もしくはその近傍位置では,バイパス4での吸気流量が多く,その空気に多少とも含まれるダストが空気と共に,弁孔5におけるバイパス弁10の摺動間隙を通過することがあっても,サブボディ1bに取り付けられるダストカバー35が電動モータ17の出力軸18及び駆動部材22間を連結するねじ機構19を囲繞しているから,上記ダストがねじ機構19,即ちねじ軸18aやねじ孔22aに付着,堆積することをダストカバー35により防ぐことができる。したがって,ねじ機構19の作動の円滑性を確保し,バイパス吸気量制御特性の安定性向上を図ることができる。
しかも,ダストカバー35の取り付けは,ダストカバー35が備えるフランジ部35cをサブボディ1bの取り付け孔16の環状肩部16aと,取り付け孔16に装着される電動モータ17の端面との間に挟持させることでなされるので,その取り付けのための特別な固着手段は不要であり,その取り付け構造の簡素化を図ることができる。
またバイパス4を流れる空気は,バイパス弁10の回り止め手段11のキー溝12に流入することもあるが,キー溝12の電動モータ17側端部は,バイパス弁10の外周面に連続する隔壁14により閉鎖してあるので,キー溝12に流入した空気がバイパス4の中空部21に移行することは,隔壁14により効果的に抑えられる。したがって,キー溝12を通してダストがバイパス弁10の中空部21側に侵入することを効果的に防ぐことができる。
しかも,ダストカバー35は,バイパス弁10の中空部21に配置されるので,ダストカバー35をバイパス弁10内に収めることができて,バイパス吸気量制御装置Aの大型化を回避することができる。
バイパス弁10と,電動モータ17の出力軸18との軸線相互に製作誤差に起因するずれがある場合には,そのずれは,オルダムジョイント20のジョイント部材26の第1の横方向X1に沿う移動と,駆動部材22の第2の横方向X2に沿う移動とに吸収されるから,そのずれにも拘らず,バイパス弁10のスムーズな摺動を保証することができ,同時にセットばね28によりバイパス弁10の振動を抑制することができる。しかも,オルダムジョイント20は,バイパス弁10の有底の中空部21の底壁21に設けられるので,このオルダムジョイント20と,上記中空部21に配置されるダストカバー35との干渉を防ぐことができ,したがってオルダムジョイント20及びダストカバー35をバイパス弁10にコンパクト収めることができて,バイパス吸気量制御装置Aのコンパクト化に寄与し得る。
またセットピン27とストッパピン30との間のねじ孔22aには,グリース31が充填されるので,このグリース31は,セットピン27及びストッパピン30間に保持されてねじ孔22aを埋めることになる。したがって,ねじ孔22aに特別な栓体を嵌合させることなく,ねじ孔22aを塞ぐことができ,ねじ孔22aからねじ機構19側へのダストの侵入を防ぐことができる。
次に,図5に示す本発明の第2実施例について説明する。この第2実施例では,ダストカバー35の円筒部35aの一端から直接延設されるフランジ部35cの外周端に浅い円筒状の嵌合部35dを連設し,この嵌合部35dを弁孔5の内周面に圧入,溶接又は接着により固定したものであり,その他の構成は前実施例と略同様であるので,図5中,前実施例との対応部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,スロットルボディ1をメインボディ1aとサブボディ1bとに分割せず,スロットルボディ1全体を一体に形成することもできる。
本発明の第1実施例に係るバイパス吸気量制御装置をバイパス弁の全閉状態で示す縦断面図。 同装置をバイパス弁の全開状態で示す縦断面図。 図2の3−3線断面図。 同装置におけるダストカバーの斜視図。 本発明の第2実施例を示す,図2との対応図。
符号の説明
A・・・・・バイパス吸気量制御装置
1・・・・・スロットルボディ
2・・・・・吸気道
3・・・・・スロットル弁
4・・・・・バイパス
5・・・・・弁孔
10・・・・バイパス弁
11・・・・回り止め手段
12・・・・キー溝
13・・・・キー
14・・・・隔壁
17・・・・アクチュエータ(電動モータ)
18・・・・出力軸
18a・・・ねじ軸
19・・・・ねじ機構
20・・・・オルダムジョイント
21・・・・中空部
21a・・・中空部の底壁
22・・・・駆動部材
22a・・・ねじ孔
27・・・・セットピン
28・・・・セットばね
30・・・・ストッパピン
31・・・・グリース
35・・・・ダストカバー
35c・・・フランジ部

Claims (5)

  1. スロットル弁(3)により開閉される吸気道(2)を有するスロットルボディ(1)に,スロットル弁(3)を迂回して吸気道(2)に接続されるバイパス(4)と,このバイパス(4)に介入する弁孔(5)とを設け,この弁孔(5)に,軸方向の動きでバイパス(4)を開閉するバイパス弁(10)を摺動自在且つ回転不能に嵌装し,このバイパス弁(10)と,スロットルボディ(1)に取り付けられるアクチュエータ(17)の出力軸(18)とを略同軸状に配置すると共に,これら出力軸(18)及びバイパス弁(10)間をねじ機構(19)を介して連結して出力軸(18)の回転によりバイパス弁(10)を軸方向に開閉駆動するようにした,バイパス吸気量制御装置において,
    バイパス弁(10)に,アクチュエータ(17)側に開口する有底の中空部(21)を設け,この中空部(21)で前記ねじ機構を囲繞するダストカバー(35)をスロットルボディ(1)に取り付けたことを特徴とするバイパス吸気量制御装置。
  2. 請求項1記載のバイパス吸気量制御装置において,
    前記ねじ機構(19)を,前記出力軸(18)に連設されるねじ軸(18a)と,このねじ軸(18a)に螺合するねじ孔(22a)を持った駆動部材(22)とで構成し,この駆動部材(22)をバイパス弁(10)に連結するオルダムジョイント(20)を,バイパス弁(10)の有底の中空部(21)の底壁(21a)に設けたことを特徴とするバイパス吸気量制御装置。
  3. 請求項1記載のバイパス吸気量制御装置おいて,
    前記ダストカバー(35)には,スロットルボディ(1)と,それに取り付けられるアクチュエータ(17)との間に挟持,固定されるフランジ部(35c)を形成したことを特徴とするバイパス吸気量制御装置。
  4. 請求項2記載のバイパス吸気量制御装置おいて,
    前記ねじ孔(22a)が前記駆動部材(22)を軸方向に貫通しており,この駆動部材(22)の,バイパス弁(10)の前記底壁(21a)を貫通する外端部に,前記出力軸(18)の先端に当接してバイパス弁(10)の全開側移動限界を規制するストッパピン(30)と,このストッパピン(30)より前記駆動部材(22)の軸方向外側に位置してバイパス弁(10)のセットばね(28)を支承するセットピン(27)とを,これらが駆動部材(22)を横方向に貫通するように取り付け,これらストッパピン(30)及びセットピン(27)間の前記ねじ孔(22a)にグリース(31)を充填したことを特徴とするバイパス吸気量制御装置。
  5. 請求項1記載のバイパス吸気量制御装置おいて,
    バイパス弁(10)の回転を阻止しながらその軸方向摺動を許容する回り止め手段(11)を,バイパス弁(10)の側面に形成されて軸方向に延びるキー溝(12)と,弁孔(5)の内面に突設されて前記キー溝(12)に摺動可能に係合するキー(13)とで構成すると共に,前記キー溝(12)の少なくとも一端を,バイパス弁(10)の外周面に連続する隔壁(14)で閉鎖したことを特徴とするバイパス吸気量制御装置。
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