JP2010163890A - バイパス吸気量制御装置 - Google Patents

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裕茂 秋山
Takashi Goto
崇 後藤
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Abstract

【課題】吸気と共に弁室に流入した微細なダストがバイパス弁及び弁孔間の摺動間隙を通過しないようにして,ねじ機構の円滑な作動を確保する。
【解決手段】スロットルボディ1に,スロットル弁3を迂回して吸気道2に接続されるバイパス4と,このバイパス4に介入するシリンダ状の弁孔5とを設け,この弁孔5には,軸方向の動きでバイパス4を開閉するピストン状のバイパス弁10を摺動自在且つ回転不能に嵌装し,このバイパス弁10と,スロットルボディ1に取り付けられるアクチュエータ17の出力軸18とをねじ機構19を介して連結して,出力軸18の回転によりバイパス弁10を軸方向に開閉駆動するようにしたバイパス吸気量制御装置において,バイパス弁10の外周面に,その周方向に延びるダストトラップ用の凹溝34を設けた。
【選択図】 図4

Description

本発明は,スロットル弁により開閉される吸気道を有するスロットルボディに,スロットル弁を迂回して吸気道に接続されるバイパスと,このバイパスに介入するシリンダ状の弁孔とを設け,この弁孔には,軸方向の動きでバイパスを開閉するピストン状のバイパス弁を摺動自在且つ回転不能に嵌装し,このバイパス弁と,スロットルボディに取り付けられるアクチュエータの出力軸とをねじ機構を介して連結して,出力軸の回転によりバイパス弁を軸方向に開閉駆動するようにしたバイパス吸気量制御装置の改良に関する。
かゝるバイパス吸気量制御装置は,下記特許文献1に開示されるように,既に知られている。
特許第3966807号公報
従来のかゝるバイパス吸気量制御装置では,弁孔とバイパス弁との間にはバイパス弁の摺動のための摺動間隙が存在するため,バイパス弁の開放時,バイパスを流れる吸気に多少とも含まれる微細なダストが弁孔内で舞い上がって上記摺動間隙を通過することがあり,そのダストの通過によれば,ダストがねじ機構に付着して,その作動の円滑性を阻害し,バイパス吸気量制御特性を変化させる可能性がある。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,吸気と共に弁室に流入した微細なダストが弁孔で舞い上がっても,そのダストがバイパス弁及び弁孔間の間隙を通過しないようにして,ねじ機構の円滑な作動を確保し得るエンジンの吸気制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,スロットル弁により開閉される吸気道を有するスロットルボディに,スロットル弁を迂回して吸気道に接続されるバイパスと,このバイパスに介入するシリンダ状の弁孔とを設け,この弁孔には,軸方向の動きでバイパスを開閉するピストン状のバイパス弁を摺動自在且つ回転不能に嵌装し,このバイパス弁と,スロットルボディに取り付けられるアクチュエータの出力軸とをねじ機構を介して連結して,出力軸の回転によりバイパス弁を軸方向に開閉駆動するようにしたバイパス吸気量制御装置において,前記バイパス弁の外周面に,その周方向に延びるダストトラップ用の凹溝を設けたことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記弁孔の内側面には,バイパスの下流側に連なっていてバイパス弁の軸方向の移動で開閉される計量孔が開口しており,バイパス弁の外周面上の前記凹溝を,その端部が前記計量孔の手前で終わるよう円弧状に形成したことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第1の特徴に加えて,前記弁孔の内側面には,バイパスの下流側に連なっていてバイパス弁の軸方向の移動で開閉される計量孔が開口しており,バイパス弁の,前記計量孔より前記アクチュエータ側の外周面に前記凹溝を環状に設けたことを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1の特徴に加えて,前記ねじ機構を,前記出力軸に連設されるねじ軸と,このねじ軸に螺合するねじ孔を持った駆動部材とで構成し,この駆動部材を前記バイパス弁に連結するオルダムジョイントをバイパス弁の周壁の厚肉部内に配設し,その厚肉部の外周に前記凹溝を形成したことを第4の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1の特徴に加えて,前記スロットルボディの使用状態では,バイパス弁は,その軸線が上下方向に向かうように配置され,前記凹溝における,前記弁孔の入口孔側の下側面を該入口孔側に傾斜した斜面で構成する一方,それと反対側の上側面を平坦面で構成したことを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,ダストが吸気と共にバイパスの上流側から弁孔に流入し,弁孔内で舞い上がって,弁孔及びバイパス弁間の摺動間隙をアクチュエータ側に通過しようとしても,バイパス弁は,その外周にダストトラップ用の凹溝を備えているので,その凹溝で上記ダストを捕捉し,上記ダストの上記摺動間隙への通過を防ぐことができる。したがって,上記ダストがねじ機構に付着,堆積することを防ぐことができ,ねじ機構の作動の円滑性を確保することができる。
本発明の第2の特徴によれば,弁孔に流入したダストが弁孔及びバイパス弁間の摺動間隙に侵入するや否や,即座にそのダストを凹溝により捕捉することができる。しかも,円弧状の凹溝の端部を計量孔の手前で終わらせていることから,凹溝と計量孔とは連通を遮断した状態にあるから,凹溝が計量孔の計量機能に干渉することを回避し得る。また計量孔側では,バイパス弁の外周面に凹溝が存在せずとも,バイパス弁は,通常,バイパスの下流側に作用するエンジンの吸気負圧により,計量孔が開口する弁孔の内側面に引きつけられるので,計量孔側ではバイパス弁の内側面に密着し,その摺動間隙はゼロとなり,ダストのねじ機構側への移行を防ぐことができる。
本発明の第3の特徴によれば,環状の凹溝をバイパス弁の外周面に形成することにより,バイパス弁の全周に亙り凹溝のダスト捕捉機能を高めることができる。
本発明の第4の特徴によれば,凹溝は,バイパス弁のジョイント部材が嵌合する厚肉部に,他の薄肉部の肉厚より深く形成されることになり,凹溝のダスト対する捕捉機能を高めることができると共に,バイパス弁から駄肉を極力削減して,その軽量化,延いては応答性を図ることができる。
本発明の第5の特徴によれば,凹溝で捕捉されたダストの凹溝から上方のアクチュエータ側への脱出を平坦面によって極力防ぐことができ,また上記ダストのバイパス弁下方への脱出を斜面によって促進することができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の第1実施例に係るバイパス吸気量制御装置をバイパス弁の全閉状態で示す縦断面図,図2は同装置をバイパス弁の全開状態で示す縦断面図,図3は図2の3−3線断面図,図4は図3の4−4線断面図,図5は同装置におけるバイパス弁の斜視図,図6は本発明の第2実施例を示す,図2との対応図,図7は図6の7−7線断面図である。
先ず,図1〜図5に示す本発明の第1実施例の説明より始める。
図1及び図2において,本発明のエンジンの吸気制御装置Aは,エンジンのシリンダヘッド(図示せず)に取り付けられるスロットルボディ1を有する。このスロットルボディ1は,エンジンの吸気ポートに連なる吸気道2を有するメインボディ1aと,このメインボディ1aの一側にボルト接合されるサブボディ1bとで構成され,メインボディ1aには,吸気道2を開閉するバタフライ型のスロットル弁3が軸支され,このスロットル弁3を迂回して吸気道2に接続されるバイパス4がメインボディ1aからサブボディ1bに亙り形成される。
サブボディ1bには,バイパス4を吸気道2の上流側に連なる上流側通路4aと,吸気道2の下流側に連なる下流側通路4bとに分割する有底シリンダ状の弁孔5が形成される。この弁孔5の底面には,上流側通路4aの下流端が弁孔5の入口孔5aとして開口し,また弁孔5の一側面には下流側通路4bの上流端が計量孔5bとして開口する。メインボディ1a及びサブボディ1bの接合面間には,これら接合面を貫通す上記上流側通路4a及び下流側通路4bをそれぞれ囲繞するOリング7,8が介装される。
弁孔5には,入口孔5a及び計量孔5b間を開閉するピストン状のバイパス弁10が摺動自在に嵌装される。その際,バイパス弁10及びサブボディ1b間には,バイパス弁10の回転を阻止する回り止め手段11が設けられる。この回り止め手段11は,計量孔5bと反対側でバイパス弁10の一側面に形成されてバイパス弁10の軸線Y方向に延びるキー溝12と,このキー溝12に摺動可能に係合すべくサブボディ1bに螺着されるキー13とで構成され,キー溝12の,電動モータ17側の端部は,バイパス弁10の外周面に一体に連続する隔壁14により閉鎖される。
またバイパス弁10の他側面には,入口孔5aに向けて開口する計量用の切欠き15が設けられ,この切欠き15と計量孔5bとの連通度合をゼロから最大まで調節するように,バイパス弁10は,図1の全閉位置から図2の全開位置へと軸方向に移動することができる。
サブボディ1bには,弁孔5の,入口孔5aと反対側の端部に環状肩部16aを介して同軸に連なる取り付け孔16が設けられ,この取り付け孔16に電動モータ17が装着される。この電動モータ17の出力軸18に,ねじ機構19及びオルダムジョイント20を順次介してバイパス弁10が連結される。バイパス弁10には,電動モータ17側に開口する有底の中空部21が設けられており,この中空部21にねじ機構19が収容され,中空部21の底壁21aにオルダムジョイント20が設けられる。
ねじ機構19は,電動モータ17の出力軸18に一体に連設されるねじ軸18aと,このねじ軸18aが螺合するねじ孔22aを持った駆動部材22とで構成される。
またオルダムジョイント20は,図2及び図3に示すように,バイパス弁10の有底の中空部21の底壁21aに設けられる第1角孔24と,この第1角孔24に第1の横方向X1での摺動を可能として嵌合されるジョイント部材26と,このジョイント部材26に設けられ,前記駆動部材22が第1の横方向X1と直角をなす第2の横方向X2での摺動を可能として嵌合される第2角孔25とで構成される。駆動部材22は,ジョイント部材26及び前記底壁21aを貫通するように比較的長く形成されており,これを前記ねじ孔22aが軸方向に貫通している。この駆動部材22の中間部には,ジョイント部材26の外端面に当接するフランジ22bが形成される。
また駆動部材22の,前記底壁21a外に突出した外端部には,これを横断するようにセットピン27が嵌装され,このセットピン27とバイパス弁10の間に円錐コイル状のセットばね28が縮設され,このセットばね28は,その圧縮反発力により駆動部材22のフランジ22bをジョイント部材26の外端面に押しつけて,ジョイント部材26を前記底壁21aとの当接状態に保持する。
さらに駆動部材22には,セットピン27より軸方向内側に位置するストッパピン30が駆動部材22を横断するように装着される。このストッパピン30は,前記ねじ軸18aの先端を受け止めてバイパス弁10の全開側移動限界を規制するようになっている。
上記セットピン27及びストッパピン30間において,ねじ孔22aにはそれを塞ぐようにグリース31が充填される。
上記2本のピン27,30は,何れもスプリングピンで構成され,それぞれの駆動部材22の取り付け孔32,33内周面に弾発密着することで保持される。
図1〜図5,特に図3〜図5に示すように,バイパス弁10の外周面には,その周方向に延びる断面UもしくはV字状のダストトラップ用の凹溝34が設けられる。この第1実施例の場合,バイパス弁10の前記ジョイント部材26が嵌合する部分10bは,他の薄肉部10aより肉厚が厚い厚肉部10bとなっており,この厚肉部10bは,計量孔5bの,バイパス弁10の軸線Y方向に沿う上下幅領域に略収まるよう,バイパス弁10の切欠き15近傍に配置される。そして,上記厚肉部10bの外周に前記凹溝34が,薄肉部10aの肉厚より深く,且つ両端部を計量孔5b及びキー溝12の手前で終わらせるよう円弧状に一対形成される。尚,キー溝12の上端は閉じているので,凹溝34をキー溝12に連通させても支障はない。
さらにスロットルボディ1の使用状態では,バイパス弁10は,その軸線Yが上下方向に向かうように配置され,前記凹溝34の入口孔5a側の下側面は,入口孔5a側に傾斜した斜面34bに形成され,それと反対側の上側面は,バイパス弁10の軸線Yと直交する平坦面34aに形成される。
またサブボディ1bには,特にバイパス弁10が全開位置もしくはその近傍位置を占めるとき,バイパス弁10の有底中空部21において前記ねじ機構19を囲繞するダストカバー35が取り付けられる。このダストカバー35は,ねじ機構19を同軸状に取り囲む円筒部35aと,この円筒部35aの,電動モータ17側端部に円錐部35bを介して一体に連設されるフランジ部35cとからなっており,このフランジ部35cは,サブボディ1bの前記環状肩部16aと,それに対して押圧保持される電動モータ17の端面との間に,シール部材36と共に挟持される。シール部材36は,出力軸18の根元外周面に密接するシールリップ36aを備えており,ダストカバー35の前記円錐部35bが上記シールリップ36aを半径方向内方に押圧保持するようになっている。
ダストカバー35の円筒部35aの先端は,バイパス弁10の全開側移動限界位置において,駆動部材22の,ジョイント部材26を押えるフランジ22bに当接する手前で終わっている。
さらにサブボディ1bには図示しない電子制御ユニットが備えられ,その電子制御ユニットがスロットルセンサ,吸気温センサ及びブースト負圧センサ等の各種センサの出力信号に基づいて,エンジン始動時,ファストアイドリング時,通常アイドリング時,エンジンブレーキ時などのエンジンの運転状態を判定し,それに応じて電動モータ17を正転又は逆転作動するようになっている。
次に,この実施例の作用について説明する。
電動モータ17の出力軸18が正転又は逆転すると,駆動部材22がねじ機構19の軸方向送り作用を受けて軸方向に進退し,ジョイント部材26を介してバイパス弁10を弁孔5に沿って軸方向に摺動させ,切欠き15と計量孔5bとの連通度合,即ちバイパス4の開度を増減させて,バイパス4の上流側通路4a,弁孔5,切欠き15及び下流側通路4bを順次通過する,エンジンのバイパス吸気流量を制御することができる。
ところで,バイパス4を流入する吸気は,通常,吸気道2の上流側に接続されるエアクリーナ(図示せず)で濾過されるが,しばしば微細なダストがエアクリーナを通過して吸気と共にバイパス4に流入することがある。そうした場合,そのダストが吸気と共にバイパス4の上流側通路4aから弁孔5に流入し,弁孔5内で舞い上がって,弁孔5におけるバイパス弁10の摺動間隙を下方から上方へ通過しようとしても,バイパス弁10は,その外周にダストトラップ用の凹溝34を備えているので,その凹溝34で上記ダストを捕捉し,上記ダストのバイパス弁10の摺動間隙への通過を防ぐことができる。そして,上記凹溝34は,弁孔5の入口孔5a側の一方の内側面が入口孔5a側に傾斜した斜面34bに形成され,他側面がバイパス弁10の軸線Yに直交する平坦面34aに形成されるので,凹溝34で捕捉してダストの凹溝34から上方への脱出を平坦面34aによって極力防ぐことができ,また上記ダストのバイパス弁10下方への脱出が斜面34bによって促進される。したがって,上記ダストがねじ機構19,即ちねじ軸18aやねじ孔22aに付着,堆積することを防ぐことができ,ねじ機構19の作動の円滑性を確保し,バイパス吸気量制御特性の安定性向上を図ることができる。
特に,この第1実施例の場合,前記凹溝34は,バイパス弁10の,計量孔5bを開閉する切欠き15近傍の外周面に端部を計量孔5bの手前で終わらせるよう円弧状に形成されるので,ダストがバイパス弁10の摺動間隙に侵入するや否や,そのダストを凹溝34により即座に捕捉することができ,しかも,凹溝34と計量孔5bとの相互連通を遮断して,凹溝34が計量孔5bの計量機能に干渉することを回避し得る。また計量孔5b側では,バイパス弁10の外周面に凹溝34が存在せずとも,バイパス弁10は,通常,バイパス4の下流側通路4bに作用するエンジンの吸気負圧により,計量孔5bが開口する弁孔5の内側面に引きつけられるので,計量孔5b側ではバイパス弁10の内側面に密着し,その摺動間隙はゼロとなり,ダストの上方への移行を防ぐことができる。
また前記凹溝34は,バイパス弁10のジョイント部材26が嵌合する厚肉部10bに,他の薄肉部10aの肉厚より深く形成されるので,凹溝34のダスト対する捕捉機能を高めることができると共に,バイパス弁10から駄肉を削減して,その軽量化,延いては応答性を図ることができる。
万一,上記凹溝34を通り過ぎてバイパス弁10の上方に出るダストがあっても,サブボディ1bに取り付けられるダストカバー35が電動モータ17の出力軸18及び駆動部材22間を連結するねじ機構19を囲繞しているから,上記ダストのねじ機構19への付着,堆積をより確実に防ぐことができる。
バイパス弁10と,電動モータ17の出力軸18との軸線相互に製作誤差に起因するずれがある場合には,そのずれは,オルダムジョイント20のジョイント部材26の第1の横方向X1に沿う移動と,駆動部材22の第2の横方向X2に沿う移動とに吸収されるから,そのずれにも拘らず,バイパス弁10のスムーズな摺動を保証することができ,同時にセットばね28によりバイパス弁10の振動を抑制することができる。しかも,オルダムジョイント20は,バイパス弁10の有底の中空部21の底壁21に設けられるので,このオルダムジョイント20と,上記中空部21に配置されるダストカバー35との干渉を防ぐことができ,したがってオルダムジョイント20及びダストカバー35をバイパス弁10にコンパクト収めることができて,バイパス吸気量制御装置Aのコンパクト化に寄与し得る。
またセットピン27とストッパピン30との間のねじ孔22aには,グリース31が充填されるので,このグリース31は,セットピン27及びストッパピン30間に保持されてねじ孔22aを埋めることになる。したがって,ねじ孔22aに特別な栓体を嵌合させることなく,ねじ孔22aを塞ぐことができ,ねじ孔22aからねじ機構19側へのダストの侵入を防ぐことができる。
次に,図6及び図7に示す本発明の第2実施例について説明する。
この第2実施例では,バイパス弁10のジョイント部材26が嵌合する厚肉部10bが,バイパス弁10の全閉時でも,計量孔5bの上方にくるように配置され,この厚肉部10bの外周面にダストトラップ用の凹溝34が,バイパス弁10の薄肉部10aの肉厚より深く環状に形成される。尚,前実施例におけるダストカバー35は廃止される。その他の構成は,前実施例と同様であるので,図6及び図7中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
この第2実施例によれば,環状で且つ深い凹溝34をバイパス弁10の外周面に形成することができ,バイパス弁10の全周に亙り凹溝34のダスト捕捉機能を高めることができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,凹溝34を複数条,バイパス弁10の軸線Y方向に並べて配設することもできる。またスロットルボディ1をメインボディ1aとサブボディ1bとに分割せず,スロットルボディ1全体を一体に形成することもできる。
本発明の第1実施例に係るバイパス吸気量制御装置をバイパス弁の全閉状態で示す縦断面図。 同装置をバイパス弁の全開状態で示す縦断面図。 図2の3−3線断面図。 図3の4−4線断面図。 同装置におけるバイパス弁の斜視図。 本発明の第2実施例を示す,図2との対応図。 図6の7−7線断面図。
A・・・・・バイパス吸気量制御装置
Y・・・・・バイパス弁の軸線
1・・・・・スロットルボディ
2・・・・・吸気道
3・・・・・スロットル弁
4・・・・・バイパス
5・・・・・弁孔
5a・・・・入口孔
5b・・・・計量孔
10・・・・バイパス弁
10a・・・薄肉部
10b・・・厚肉部
17・・・・アクチュエータ(電動モータ)
18・・・・出力軸
18a・・・ねじ軸
19・・・・ねじ機構
20・・・・オルダムジョイント
22・・・・駆動部材
22a・・・ねじ孔
34・・・・凹溝
34a・・・平坦面
34b・・・斜面

Claims (5)

  1. スロットル弁(3)により開閉される吸気道(2)を有するスロットルボディ(1)に,スロットル弁(3)を迂回して吸気道(2)に接続されるバイパス(4)と,このバイパス(4)に介入するシリンダ状の弁孔(5)とを設け,この弁孔(5)には,軸方向の動きでバイパス(4)を開閉するピストン状のバイパス弁(10)を摺動自在且つ回転不能に嵌装し,このバイパス弁(10)と,スロットルボディ(1)に取り付けられるアクチュエータ(17)の出力軸(18)とをねじ機構(19)を介して連結して,出力軸(18)の回転によりバイパス弁(10)を軸方向に開閉駆動するようにしたバイパス吸気量制御装置において,
    前記バイパス弁(10)の外周面に,その周方向に延びるダストトラップ用の凹溝(34)を設けたことを特徴とするバイパス吸気量制御装置。
  2. 請求項1記載のバイパス吸気量制御装置において,
    前記弁孔(5a)の内側面には,バイパス(4)の下流側に連なっていてバイパス弁(10)の軸方向の移動で開閉される計量孔(5b)が開口しており,バイパス弁(10)の外周面上の前記凹溝(34)を,その端部が前記計量孔(5b)の手前で終わるよう円弧状に形成したことを特徴とするバイパス吸気量制御装置。
  3. 請求項1記載のバイパス吸気量制御装置において,
    前記弁孔(5a)の内側面には,バイパス(4)の下流側に連なっていてバイパス弁(10)の軸方向の移動で開閉される計量孔(5b)が開口しており,バイパス弁(10)の,前記計量孔(5b)より前記アクチュエータ(17)側の外周面に前記凹溝(34)を環状に設けたことを特徴とするバイパス吸気量制御装置。
  4. 請求項1記載のバイパス吸気量制御装置において,
    前記ねじ機構(19)を,前記出力軸(18)に連設されるねじ軸(18a)と,このねじ軸(18a)に螺合するねじ孔(22a)を持った駆動部材(22)とで構成し,この駆動部材(22)を前記バイパス弁(10)に連結するオルダムジョイント(20)をバイパス弁(10)の周壁の厚肉部(10b)内に配設し,その厚肉部(10b)の外周に前記凹溝(34)を形成したことを特徴とするバイパス吸気量制御装置。
  5. 請求項1記載のバイパス吸気量制御装置において,
    前記スロットルボディ(1)の使用状態では,バイパス弁(10)は,その軸線(Y)が上下方向に向かうように配置され,前記凹溝(34)における,前記弁孔(5)の入口孔(5a)側の下側面を該入口孔(5a)側に傾斜した斜面(34b)で構成する一方,それと反対側の上側面を平坦面(34a)で構成したことを特徴とするバイパス吸気量制御装置。
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