JPH0429164Y2 - - Google Patents

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JPH0429164Y2
JPH0429164Y2 JP1987097367U JP9736787U JPH0429164Y2 JP H0429164 Y2 JPH0429164 Y2 JP H0429164Y2 JP 1987097367 U JP1987097367 U JP 1987097367U JP 9736787 U JP9736787 U JP 9736787U JP H0429164 Y2 JPH0429164 Y2 JP H0429164Y2
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disc
seat ring
boss
sealing surface
disk
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JP1987097367U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、閉止点の直前で同時にシールさせる
ためにジスクとシートリングの閉止構造を改良し
たバタフライバルブに関するものである。
(従来技術とその問題点) 通常のバタフライバルブは、第6図及び第7図
に示すように、筒形状のボデー21の内周面に弾
性材料で形成したシートリング22を装着すると
共に、ボデー21内に回動自在に設けたジスク2
4(弁板)の外周面のシール面巾24a(第7図
中、S=R=Q=P=O)を同一巾とし、このジ
スク24の外周面をシートリング22の内周面に
圧接させて閉止する構造のバルブであつて、シー
トリング22の内周面の直径方向対向位置には、
ジスク24の取付孔24cに取付けたステム23
a,23bを貫通させて軸装部21a、21bに
軸装し、上記一対の貫通孔の周囲に常にジスク2
4のボス部24bに圧接させるためのボス部接触
面を形成して成るものである。
この種のバルブは、ジスクの操作性と密封性が
良好なることを必要条件とし、そのため、この条
件を目的とした種々の改良技術が提案されてい
る。
そのうち、特公昭58−25911号公報は、弁板が
比較的大きい閉弁角度で、ボス部の近傍を除く弁
板周縁の全周が同時にシートリングの山形シート
部に当接するようにするため、シートリングの山
形シート部の両ボス間の中央に向けて、ボス部の
中心を基点とするコサイン関数で表される曲線形
状に沿つて巾を広くするようにしたものである。
然し乍ら上記の従来技術にも種々の問題点を有
している。
即ち、シートリングの山形シート部は、コサイ
ン関数で表される曲線形状に沿つて形成された複
雑な形状であるから、弾性素材から成る山形シー
ト部に弁板周縁が異なつた分布荷重を作用させる
ことになり、山形シート部に受ける応力が異な
り、そのため山形シート部と弁板周縁とに偏摩耗
が生じて操作トルクが不安定な状態になる。ま
た、一般に、型成形手段で制作するシートリング
は、単純形状であることが必要であるが、同手段
によれば、山形シート部は、コサイン関数で表さ
れる曲線形状であるので、制作が困難であり、型
の制作がしやすいものが望まれている。
そこで、本考案者は、上記の問題点を解決する
ため、鋭意検討をした結果、実開昭59−47160号
公報に記載の技術に着想を得て、従来の問題点を
一挙に解決するに至り、しかも、中心型バタフラ
イバルブのジスクとシートリングの閉止メカニズ
ムを、閉止点の手前で、同時シールするように
し、もつて、ジスクの操作性と密封性の条件を全
て具備したバタフライバルブを提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、筒形状
のボデーの内周面に弾性材料で形成したシートリ
ングを装着し、このシートリングの内周面に回動
自在に設けたジスクの外周面をシートリングに圧
接させて閉止する構造のバタフライバルブであつ
て、このシートリングの内周面の直径方向対向位
置には、一対の貫通孔を形成し、この貫通孔の周
囲にボス部接触面を形成し、このボス部接触面に
常に圧接させるためのボス部をジスクの対向位置
に形成し、ジスクの外周面であるシール面を凸状
の球面体に形成し、このジスクのシール面と接触
するシートリングの圧接面を上記したジスクの外
周面と同一球面とした凹状の球面体に形成すると
共に、ジスクの球面体のシール面両側の境界線を
一対のボス部を離れるに従つて一定の曲率を持つ
た曲線で形成してジスクのシール面巾をボス部を
離れるに従つて順次巾広に形成し、この曲線は、
ジスクの閉止角度の近傍位置でジスクのシール面
の一方の境界線が同時にシートリングの圧接面に
接触する点の軌跡を求めた線であるバタフライバ
ルブの構造である。
(作用) ジスクを閉止状態にする場合は、ステムを回動
させると、ジスクが回動して、シートリングに接
触してから閉止点の手前で、同時に円周上にシー
ルし、しかも両者は、同一球面或は少なくとも球
面同志であるから、全閉に到るまでの間の摩擦抵
抗は変化することなく常に一定であつて、偏摩耗
も生じることなく、操作トルクも一定となる。
(実施例) 第1図は本考案におけるバタフライバルブの一
例を示した半截断面斜視図、第2図は同上のジス
クの斜視図、第3図は同上のシートリングとジス
クの圧接状態を説明するための平面説明図であ
る。
筒形状のボデー1の内周面に弾性材料で形成し
た環状のシートリング2を装着し、このシートリ
ング2の内周面に円板状のジスク4を回動自在に
設け、ジスク4の外周面のシール面4aをシート
リング2に圧接させて閉止させる。
シートリング2の内周面の直径方向対向位置に
は、一対の貫通孔2aを形成し、この貫通孔2a
の周囲にボス部接触面2bを形成し、このボス部
接触面2bに常に圧接させるためのボス部4bを
ジスク4の対向位置に形成し、ジスク4の外周面
のシール面4aの巾を上記ボス部4bを離れるに
従つて順次巾広に形成する。この巾広の関係式
は、第2図に示すようにO<P<Q>R>Sとな
る。更に、第3図に示すように、ジスク4の外周
面とシートリング2の圧接面を同一球面に形成し
てシートリング2に接触してから全閉に到るまで
の間の摩擦抵抗は変化しない。
これを具体的に説明すると、ジスク4の外周面
であるシール面4aを凸状の球面体4dに形成
し、このジスク4のシール面4aと接触するシー
トリング2の圧接面をジスク4の外周面と同一球
面とした凹状の球面体2aに形成し、ジスク4の
球面体4dのシール面両側の境界線4eを一対の
ボス部4bを離れるに従つて一定の曲率を持つた
曲線で形成してジスク4のシール面巾をボス部4
bを離れるに従つて順次巾広に形成し、この曲線
は、ジスク4の閉止角度の近傍位置でジスク4の
シール面4aの一方の境界線が同時にシートリン
グ2の圧接面に接触する点の軌跡を求めた線とす
る。
また、ステム3aは、ボデー1の軸装部1a,
1bに軸装し、シートリング2の貫通孔2aを通
過してジスク4の取付孔4cに挿入固定して、ス
テム3aの回動に伴つてジスク4を回動させるよ
うに構成している。
次に、上記実施例の作用を説明する。
ジスク4の外周面のシール面4aの巾をボス部
4bを離れるに従つて順次巾広に形成すると共
に、ジスク4の外周面とシートリング2の圧接面
を同一球面に形成するように構成したから、ジス
ク4を閉止状態にする場合は、ステム3aを回動
させると、ジスク4が回動して、シートリング2
に接触してから閉止点の手前で、同時に円周上で
シールし、しかも両者は、同一球面或は少なくと
も球面同志であるから、全閉に到るまでの間の摩
擦抵抗は変化することなく常に一定であつて、偏
摩耗も生じることなく、操作トルクも一定とな
る。
第4図は、他の例を示したもので、ジスク14
の一側(実線で示す)或は双方側(鎖線で示す)
にシール面14aを形成し、このシール面14a
も、上記と同様にジスク14の外周面のシール面
14aの巾をボス部を離れるに従つて順次巾広に
形成する。即ち、ジスク14の外周面であるシー
ル面14aを凸状の球面体14dに形成し、この
ジスク14のシール面14aと接触するシートリ
ング12の圧接面をジスク14の外周面と同一球
面とした凹状の球面体12aに形成し、ジスク1
4の球面体14dのシール面両側の境界線14e
を一対のボス部を離れるに従つて一定の曲率を持
つた曲線で形成してジスク14のシール面巾をボ
ス部を離れるに従つて順次巾広に形成し、この曲
線は、ジスク14の閉止角度の近傍位置でジスク
14のシール面14aの一方の境界線が同時にシ
ートリング12の圧接面に接触する点の軌跡を求
めた線とする。図中、12は、シートリング、1
3aはステム、14cは取付孔である。
ここで、ジスク4のシール面4aが同時にシー
トリング2に接触する点の軌跡を求めたカーブを
ジスク4の形状とした理由について詳細に説明す
る。
第8図及び第9図の従来のジスク24の形状で
は、全閉位置よりαの角度分、閉止まで行き足り
ない場合、ジスク24とシートリング22のシー
ル面24aの巾は上下ステムのシール位置24b
より離れる程小さくなり、真横に位置した時、最
小となる。ジスク24の厚さLがシール巾L′が得
られたたとし、コーナのRを考慮する。全閉時、
L′のシール巾、ジスクがα°開方向に回転した時、
第5図においてA点でのシール巾は次の通りであ
る。ここで説明のため、第10図に示すようにシ
ートリング22のシール面24aの巾もL′で同一
とする。
図中において、S=T−U−W, H=2Rsin1/2θ,S+W=H/cosθ T=Rcosα,S+W=2Rsin1/2θ/cosθ, U=T−(S+W),S=L′/2−U, ∴S=L′/2−{T−(S+W)}, ∴S=L′/2−(Rcosα−2Rsin1/2θ/cosθ) B,C,D,Eの各点におけるS寸法は、αの
角度がα×cosβ,α×cos2β,α×cos3β,α×
cos4βの角度分のみ小さくなる。従つて、B点で
は、 S=L′/2−{Rcos(α−α×cosβ)−2Rsi
n1/2θ/cosθ}, C点では S=L′/2−{Rcos(α−α×cos2β)−2Rsin1/
2θ/cosθ} となる。従つて、ジスクがαの角度だけ回転して
いると、A点がシール巾Sが最小となりB,C,
D,Eとなるに従つてシール巾Sは増加する。
このように、ジスクの角度が閉止位置よりα°行
き足りない状態でジスクのシール面が同時にシー
トリングにタツチする点の軌跡を求めた曲線をジ
スクの外周面のシール面の形状とした。
(考案の効果) 従つて、本考案によると、中心型バタフライバ
ルブのジスクとシートリングの閉止メカニズム
を、閉止点の手前で、同時シールするようにした
ので、ジスクの操作性と密封性の条件を全て具備
したバタフライバルブを提供することができる。
しかも、ジスク側のシール面巾を変化させてシ
ートリング側を一定に成形することにより、シー
トリングは同分布荷重が作用して弾性材の受ける
応力は同一となるため、型の成形も従来に比較し
て著しく容易であり、また、摩擦抵抗が変わら
ず、従つて、偏摩耗がなく、操作トルクも一定で
あり、従来品に比し優れた性能を有する等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案におけるバタフライ
バルブの実施例を示したもので、第1図は本考案
におけるバタフライバルブの一例を示した半截断
面斜視図、第2図は同上のジスクの斜視図、第3
図は同上のシートリングとジスクの圧接状態を説
明するための平面説明図、第4図イは本考案にお
けるバタフライバルブの他例を示す部分断面図、
第4図ロは同上のジスクの側面図、第5図はジス
クの部分説明図であり、第6図は従来のバタフラ
イバルブの半截断面斜視図、第7図は従来のジス
クの斜視図、第8図乃至第10図は本考案を説明
するために示した従来のシートリングとジスクの
平面説明図である。 1……ボデー、2,12……シートリング、3
a,3b,13a,13b……ステム、4,14
……ジスク、4a,14a……シール面、4b…
…ボス部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒形状のボデーの内周面に弾性材料で形成した
    シートリングを装着し、このシートリングの内周
    面に回動自在に設けたジスクの外周面をシートリ
    ングに圧接させて閉止する構造のバタフライバル
    ブにおいて、このシートリングの内周面の直径方
    向対向位置には、一対の貫通孔を形成し、この貫
    通孔の周囲にボス部接触面を形成し、このボス部
    接触面に常に圧接させるためのボス部をジスクの
    対向位置に形成し、ジスクの外周面であるシール
    面を凸状の球面体に形成し、このジスクのシール
    面と接触するシートリングの圧接面を上記したジ
    スクの外周面と同一球面とした凹状の球面体に形
    成すると共に、ジスクの球面体のシール面両側の
    境界線を一対のボス部を離れるに従つて一定の曲
    率を持つた曲線で形成してジスクのシール面巾を
    ボズ部を離れるに従つて順次巾広に形成し、この
    曲線は、ジスクの閉止角度の近傍位置。
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