JPH0515660Y2 - - Google Patents

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JPH0515660Y2
JPH0515660Y2 JP1988105963U JP10596388U JPH0515660Y2 JP H0515660 Y2 JPH0515660 Y2 JP H0515660Y2 JP 1988105963 U JP1988105963 U JP 1988105963U JP 10596388 U JP10596388 U JP 10596388U JP H0515660 Y2 JPH0515660 Y2 JP H0515660Y2
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JP
Japan
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diaphragm
valve
curved surface
valve seat
support member
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JP1988105963U
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  • Diaphragms And Bellows (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は半導体製造ガス供給用配管に使用され
るメタルダイヤフラム弁に関する。
〔従来の技術〕
半導体製造ガス供給用配管に使用される従来の
メタルダイヤフラム弁においては、特にリフトを
大きく設定したい場合などダイヤフラム自体に反
力を持たせるため、第4図ないし第6図に示すよ
うにダヤフラムaの外周近傍に折曲部bを形成
し、その外側部分cを平面状に挟持することによ
りダイヤフラムa自体が開方向の復元力を有する
ように構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕 上述のような従来例においては、第5図に示す
ような弁の開放時にも上記折曲部bに応力が集中
しているばかりでなく、第6図に示すような閉鎖
時にはさらに大きな応力が集中するので、開閉動
作の繰返に伴う局部的な疲労により耐久性が著し
く損なわれるという不具合がある。
本考案は上述のような問題点を解決するために
なされたもので、耐久性に優れたメタルダイヤフ
ラム弁を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、周縁部が弁箱本体と支持部材とによ
つて挟持されるとともに中央部が弁座に対し接離
自在に対向する金属製ダイヤフラムを備えたメタ
ルダイヤフラム弁において、 上記ダイヤフラムは自由状態における形状が上
記弁座側に中心を有する所定曲率の曲面または平
面をなし、かつ上記支持部材は上記ダイヤフラム
の対向面を上記所定曲率の曲面または平面よりも
大きな曲率をなす曲面に形成したことを特徴とす
る。
〔作用〕
本考案は上述のように構成されているので、ダ
イヤフラムに作用する応力が弁の開閉状態にかか
わらずほぼ均等に分散され、開閉動作を多数回繰
返しても局部的な疲労の発生は効果的に抑制され
る。
〔実施例〕
以下、本考案について図示の一実施例を参照し
ながら説明する。
第1図において弁箱1は本体2、蓋体3および
支持部材4等を備えている。本体2には弁室5、
流入路6および流出路7等が形成されており、か
つ弁室5の外周部には段部8が、中央部には弁座
9がそれぞれ設けられている。支持部材4に対し
軸方向に往復動自在に嵌装された押圧部材10
は、支持部材4と螺合するネジ軸11を介して開
閉用ハンドル12と一体的に連結されている。
ダイヤフラム13は適宜の金属材料から形成さ
れ、自由状態においては第2図に例示するように
所定曲率1/R1(図中のR1およびR2は曲率半径)
の曲面状をなしている。また、上記支持部材4
は、ダイヤフラム13との対向面14が上記所定
曲率1/R1よりも大きい曲率1/R2の曲面状に
形成されている。上記段部8は上記対向面14と
ほぼ相等しい曲率の曲面状に形成されており、か
つその内周部15(第3図参照)も適宜の曲面状
に形成されている。そして、ダイヤフラム13は
第3図に示すように曲面中心が上記弁座9側に位
置するように、換言すれば凹面側が弁座9と対向
するようにして外周部が上記段部8と対向面14
の外周部との相に挟持されている。
上述のように構成された装置においては、押圧
部材10を介して付与される閉方向の押圧力が作
用しないかぎり(第3図参照)ダイフラム13は
これ自体の復元力により弁座9から離間し、支持
部材4の対向面14と突設する全開状態にある。
また、ハンドル12を回動操作することにより押
圧部材10を介してダイアフラム13を閉方向に
押圧すれば、ダイアフラム13が変形しながら弁
座9に近接し、両者が相互に圧接することにより
閉状態となる。
上述のように自由状態におけるダイヤフラム1
3は所定曲率1/R1の曲面状をなすとともに上
記従来例におけるような折曲部を備えてはおら
ず、かつこれと対向する支持部材4の対向面14
はそれより大きい曲率1/R2の曲面状に形成さ
れているから、開閉動作に伴うダイヤフラム13
の変形が無理なく円滑に行なわれ、応力は常にほ
ぼ均等に分布して局部的に集中するようなことが
ない。したがつて、開閉動作を多数回繰返しても
局部的に疲労に伴う早期破損を生ずることがな
く、極めて耐久性に優れている。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、たとえば上記ダイヤフラム13は所
定曲率が無限大、すなわち平面状のものであつて
もよい。また、ダイヤフラム13および対向面1
4の各曲面も球面状に限られることがなく、たと
えば回転楕円面あるいは回転放物面など適宜のも
のであつてもよい。要すれば、ダイヤフラム13
を押圧する手段として上記押圧部材10等に代え
て適宜の流体を利用するようにしてもよい。その
他、本考案の要旨とするところの範囲内において
種々の変更ないし応用が可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、上述のように耐久性に優れた
メタルダイヤフラム弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示
し、第1図は断面図、第2図は自由状態における
ダイヤフラムを示す断面図、第3図は要部を拡大
して示す説明図であり、第4図ないし第6図は従
来例を示し、第4図は自由状態におけるダイヤフ
ラムを示す断面図、第5図および第6図は相異な
る動作状態を示す説明図である。 1……弁箱、2……本体、4……支持部材、5
……弁室、8……段部、9……弁座、13……ダ
イヤフラム、14……対向面、R1,R2……曲率
半径。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 周縁部が弁箱本体と支持部材とによつて挟持さ
    れるとともに中央部が弁座に対し接離自在に対向
    する金属製ダイヤフラムを備えたメタルダイヤフ
    ラム弁において、 上記ダイヤフラムは自由状態における形状が上
    記弁座側に中心を有する所定曲率の曲面または平
    面をなし、かつ上記支持部材は上記ダイヤフラム
    との対向面を上記所定曲率の曲面または平面より
    も大きな曲率をなす曲面に形成したことを特徴と
    するメタルダイヤフラム弁。
JP1988105963U 1988-08-12 1988-08-12 Expired - Lifetime JPH0515660Y2 (ja)

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JP1988105963U JPH0515660Y2 (ja) 1988-08-12 1988-08-12

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JPH0229361U JPH0229361U (ja) 1990-02-26
JPH0515660Y2 true JPH0515660Y2 (ja) 1993-04-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2547590Y2 (ja) * 1993-11-12 1997-09-10 大野ベロー工業株式会社 ダイヤフラム弁
JP3586075B2 (ja) * 1997-08-15 2004-11-10 忠弘 大見 圧力式流量制御装置
JP6564593B2 (ja) 2015-03-25 2019-08-21 株式会社フジキン ダイヤフラム弁
JP7257056B2 (ja) * 2018-04-06 2023-04-13 株式会社フジキン バルブ装置および流体制御装置、流体制御方法、半導体製造装置及び半導体製造方法

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JPH0234532Y2 (ja) * 1985-12-04 1990-09-17

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JPH0229361U (ja) 1990-02-26

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