JPH0527743Y2 - - Google Patents

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JPH0527743Y2
JPH0527743Y2 JP12016388U JP12016388U JPH0527743Y2 JP H0527743 Y2 JPH0527743 Y2 JP H0527743Y2 JP 12016388 U JP12016388 U JP 12016388U JP 12016388 U JP12016388 U JP 12016388U JP H0527743 Y2 JPH0527743 Y2 JP H0527743Y2
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JP
Japan
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seat ring
valve body
reinforcing material
valve
seat
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JP12016388U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、バタフライ弁のシートリング、特
に弾性を有した熱変形金属を補強材として組み込
んだシートリングに関する。
(従来の技術) 従来、円筒形状の弁本体内に円板状の弁体を回
転自在に軸支し、弁体の外周縁を弁本体内周面に
定着した弁座であるシートリングに接離させて弁
の開閉を行うようにしたバタフライ弁は公知であ
り、種々の流体の制御に多用されている。
弁座を構成するシートリングは一般に弾力性の
高いゴム等のエラストマー材料で形成されるが、
耐熱性、耐薬品性を要求される場合、フツ素樹脂
などの耐熱性、耐薬品性に優れた樹脂材料で形成
される。
ところで、かかるフツ素樹脂の如き樹脂材料
は、弾力性を有しない為、シートリングの形状や
構造を工夫してシール性を向上させている。例え
ば、第7,8図に示すように弁本体1とリテーナ
2とで保持したフツ素樹脂製のシートリング3の
背部にゴム等のエラストマー材料からなる弾性体
4を介挿させて、シートリング3に弾力性を付与
し、弁体5とのシール性を向上させるようにした
構造が提案されており、特開昭51−24925号公報
に開示されている。
しかしながら、かかる構造では、弾性体4に耐
熱性の限界又は耐薬品性の悪さが存するため、使
用可能な条件が制限されてしまう欠点があつた。
また、高い温度が加わつた場合、熱膨張により
シートリングと弁体との間に大きな圧縮力が加わ
り、フツ素樹脂のような非弾性材料は塑性変形を
起して、温度が下がつたときに弁体とシートリン
グとの間に隙間が発生しシール不能となつてしま
う問題があつた。
(考案が解決しようとする課題) この考案は、フツ素樹脂の如き非弾性材料から
なるシートリングに弾性を有する熱変形金属を補
強材として組み合わせることにより、シートリン
グに弾力性を付与してシール性を向上させると共
に、熱による塑性変形を防止してシール性の喪失
を防止するようにしたことを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、この考案が採つた
手段は、円筒形状の弁本体と、該弁本体内に回転
自在に軸支された円板状の弁体と、弁本体内周面
に配設され弁座を構成するシートリングとからな
るバタフライ弁において、シートリングを非弾性
樹脂材料で形成し、内部に弾性を有する熱変形金
属からなる補強材を配設し、該補強材は加熱され
るときシートリングの内周シール部を弁体の外周
縁から離れる方向への熱変形性を有していること
を特徴とする。
(実施例) 以下に図面を参照しつつこの考案の好しい実施
例を詳細に説明する。図において、10は円筒形
状の弁本体、11は該弁本体10内に回転自在に
軸支された円板状の弁体、12は弁本体10の内
周面に配設され、リテーナ13で固着保持された
シートリングであつて、弁座を構成し、弁体11
の外周縁が接離して弁の開閉がなされる。14は
弁体11を軸支する弁棒である。
シートリング12は、フツ素樹脂若しくはその
他適宜の耐熱性及び耐薬品性を有する非弾性樹脂
材料で形成され、第3,4図に示すように前記弁
体11に当接する内周シール部15と、リテーナ
13で保持される外周固着部16を備え、内周シ
ール部15は断面略逆く字状に屈曲した形状を有
する。
シートリング12の中央部には弾性を有した熱
変形金属からなる補強財17が埋設され一体化さ
れる。該補強材17の内周部は前記シートリング
の内周シール部15の逆く字状の形状に対応した
逆く字状に屈曲され、内周端はシートリング12
の内周面から露出することなくその内部で終端し
ている。又、外周縁は外周固着部16の外周面に
露出して終端している。
補強材17は、例えば熱膨張係数の異なる2種
の金属板の積層体或は熱によつて変形する形状記
憶合金の如き金属材料で形成され、加熱されると
きく字形状の屈曲度を大きくするように変形す
る。
したがつて、バタフライ弁で制御する高温流体
の熱により弁体11が熱膨張するとき、シートリ
ング12も補強材17により熱変形して内部シー
ル部のく字形状を大きく屈曲させて弁体11から
離れる方向に屈曲する結果、弁体11の熱膨張と
シートリング12の屈曲とが同調して適正なシー
ル圧を両者の間に保持することが出来る。
又、シートリング12はその内部に埋設された
補強材17の弾性により弾力性が付与されている
結果、弁体11に対する反発力を生じ適正なシー
ル圧を確保することが出来、シール性の向上を図
ることが可能となる。
(考案の作用及び効果) この考案によれば、シートリング内に埋設され
た補強材により、弾力性が付与されているのでシ
ートリングがフツ素樹脂の如き非弾性樹脂からな
る場合においても、弁体に対して有効な反発力を
発生し、シール性を向上することが出来る。又、
加熱時に補強材が熱変形して弁体の熱膨張に同調
した弁体から離れる方向に屈曲するため、弁体と
の間に常時適正なシール圧を保持しておくことが
出来ると共に、温度低下に伴つて補強材が元の状
態に復元するため、シートリングが塑性変形して
弁体との間に隙間が発生して来るようなおそれが
なくなるのである。
更に、補強材はその外周がシートリングの外周
から露出しているため、シートリングとの成形に
際し、その保持が簡単となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を切り欠いだ外観斜視図、第2図
は縦断面図、第3,4図はシートリングの拡大断
面図、第5,6図はシートリング装着部分の拡大
断面図、第7,8図は従来例を示す断面図であ
る。 10……弁本体、11……弁体、12……シー
トリング、13……リテーナ、14……弁棒、1
5……内周シール部、16……外周固着部、17
……補強材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒形状の弁本体と、該弁本体内に回転自在
    に軸支された円板状の弁体と、弁本体内周面に
    配設され弁座を構成するシートリングとからな
    るバタフライ弁において、シートリングを非弾
    性樹脂材料で形成し、内部に弾性を有する熱変
    形金属からなる補強材を配設し、該補強材は加
    熱されるときシートリングの内周シール部を弁
    体の外周縁から離す方向への熱変形性を有して
    いることを特徴とするシートリング。 (2) シートリングが、フツ素樹脂からなることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のシートリング。 (3) 補強材が、熱膨張係数の異なる2種の金属か
    らなるバイメタルであることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のシートリン
    グ。 (4) 補強材が、形状記憶合金からなることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のシ
    ートリング。 (5) 補強材は、その内周端がシートリング内にお
    いて終端し、外周端がシートリングの外周面に
    露出して終端していることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項乃至第4項記載のシー
    トリング。
JP12016388U 1988-09-12 1988-09-12 Expired - Lifetime JPH0527743Y2 (ja)

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JPH0240166U JPH0240166U (ja) 1990-03-19
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