JPH082546Y2 - 開閉弁 - Google Patents

開閉弁

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JPH082546Y2
JPH082546Y2 JP1989046541U JP4654189U JPH082546Y2 JP H082546 Y2 JPH082546 Y2 JP H082546Y2 JP 1989046541 U JP1989046541 U JP 1989046541U JP 4654189 U JP4654189 U JP 4654189U JP H082546 Y2 JPH082546 Y2 JP H082546Y2
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JP
Japan
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valve
protrusion
rotation
stopper
casing
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Application number
JP1989046541U
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English (en)
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JPH02136885U (ja
Inventor
俊和 佐藤
Original Assignee
有限会社イズミ技研
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  • Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、貫通孔を形成した弁体をケーシングの流
通路内に回転自在に収納し、弁体を回転操作して流体を
開閉制御する開閉弁に関するものである。
[従来の技術] ボール弁、円錐形コック、バタフライ弁等の弁体をケ
ーシング内に収納し、弁体に連結した弁軸を回転操作し
て流体を開閉制御する開閉弁は、流体の配管路又は各種
の機器に使用されている。かかる開閉弁は、弁体に形成
した貫通孔とケーシングに形成した流通路とを遮断して
閉位置とし、弁体の回転により貫通孔と流通路とを連通
して開位置とし、閉位置から開位置まで弁軸の回転範囲
を規定して一般に構成されている。
[考案が解決しようとする課題] 従来、これらの開閉弁において、弁軸の回転範囲を規
定する回転制動機構として種々の形式のものが提案され
ているが、構成が複雑で高価になりがちで、機構の安定
性、製作コスト、組立作業性等のすべてに満足すること
ができるものは提供されていなかった。
他方、従来の開閉弁には、閉位置及び開位置に弁体を
固定する手段は特別に設けられておらず、弁シートやシ
ール材による摩擦抵抗力に依存して弁体を所定の位置に
保持するように構成されている。したがって、流体の圧
力の脈動や機器の振動に影響され、所定の位置から弁体
が回動し、閉成時における流体漏れや、逆に、機器の運
転時に流量の減少を招来する等、制御が不安定になりが
ちであった。そのため、開閉弁の使用の条件によって
は、弁軸が不用意に回動することを防止する回り止め手
段を講じることが必要とされている。
この考案は、これらの課題を解決することを目的とす
るもので、合理的に配設した部品によって極めて簡単に
構成され、ケーシング内に機構部を収納して小型に形成
され、製作コストの低廉化と組立て作業の簡素化とを同
時に達成することができる開閉弁を提供することを目的
とするものである。
さらに、必要に応じて、所定の位置に弁体を保持する
回り止め手段を簡単に付設することができる開閉弁を提
供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、この考案は、貫通孔を
形成した弁体をケーシングの流通路内に回転自在に収納
し、ケーシング内に回転自在に挿入した弁軸を弁体に連
結し、弁軸の側面に形成した突部の高さ位置に対応し
て、ケーシングの上方内周部に拡開部を形成し、下面に
突起を形成した馬蹄形のストッパーを、拡開部の底面に
形成した小穴に突起を挿入して底面上に配設し、ストッ
パーの切欠き内に突部を納装して、弁体の閉位置から開
位置までに適合して突部の回転範囲を規定する略円弧状
の回転許容部を形成し、円筒形の押えねじを拡開部に上
端から螺設して弁軸を保持するとともに、ストッパーを
固定して開閉弁を構成するものである。
また、弁体の回り止め手段を必要とする場合は、突部
が当接して弁軸の回転に回転トルクを付勢する板ばねを
回転許容部に配設して上記の開閉弁を構成することがで
きる。
また、板ばねを、両端に凹部を形成して略円弧形に形
成し、回転許容部の端部の位置に突部を保持するように
構成することができる。
[作用] 以上の構成の開閉弁において、弁軸の側面に形成した
突部と、馬蹄形のストッパーとで弁軸の回動制動機構が
ケーシング内に構成され、突部が回転許容部により回転
範囲を制限されて、弁体の閉位置から開位置まで正確に
回転範囲が規定される。
また、回転許容部に配設した板ばねによって、弁軸の
回転に回転トルクが付勢され、流体の圧力の脈動や機器
の振動に影響されて弁体が不用意に回動することが防止
される。
また、両端に凹部を形成して略円弧形に上記の板ばね
を形成すると、弁体の閉位置と開位置で突部が凹部に安
定して保持される。
以下、図面の実施例について、この考案の構成を具体
的に説明する。
[実施例] 図面の開閉弁は、貫通孔(2)を形成したボール弁
(1)をケーシング(3)の流通路(4)内に回転自在
に収納して構成したボールバルブで、貫通孔(2)と流
通路(4)とを遮断して閉位置とし、ボール弁(1)を
90度回転させ、貫通孔(2)と流通路(4)とを連通し
て開位置とし、閉位置から開位置までの回転で流体の開
閉を制御する一般的なものである。上流側シートリング
(5)と下流側シートリング(6)とにボール弁(1)
は挟持され、流通路(4)の下流側に螺設された配管接
続部(7)がシートリング(6)に圧接し、流通路
(4)内にボール弁(1)が保持されている。
流通路(4)と垂直にケーシング(3)内に回転自在
に挿入した弁軸(8)が、ボール弁(1)に連結され、
ピンを植設して弁軸(8)の側面に突部(9)が形成さ
れている。一方、突部(9)の高さ位置に対応して、ケ
ーシング(3)の上方内周部に拡開部(10)が形成さ
れ、所定の角度で切欠いて馬蹄形に形成したストッパー
(11)が、拡開部(10)の底面(13)上に配設されてい
る。ストッパー(11)はプレス成形にて製作され、下面
に形成した2個の突起(12)を底面(13)に形成した小
穴(14)に挿入し、ストッパー(11)の切欠き内に突部
(9)を納装して配設される。そして、円筒形の押えね
じ(15)が拡開部(10)に上端から螺設され、フランジ
部(8a)に係合して弁軸(8)を保持するとともに、ス
トッパー(11)が押圧されて固定される。
ストッパー(11)の切欠き部分によって、突部(9)
の回転範囲を規定する略円弧状の回転許容部(16)がケ
ーシング(3)の内周部に形成され、ストッパー(11)
の一端の端面(11a)に突部(9)が当接して停止する
位置をボール弁(1)の閉位置とし、他端の端面(11
b)に当接して停止する位置を開位置とし、閉位置から
開位置まで突部(9)が90度回転することができるよう
回転範囲が制限されている。
ボール弁(1)の回り止め手段を必要とする場合は、
突部(9)が当接して弁軸(8)の回転に回転トルクを
付勢する板ばね(18)が回転許容部(16)に配設され
る。板ばね(18)は、両端に突部(9)を保持する凹部
(19a)・(19b)を形成して略円弧形にプレス成形して
形成されている。
所定治工具にて弁軸(8)を回転操作するマイナス溝
(20)が弁軸(8)の上面に形成され、Oリング(21)
にて弁軸(8)をシールするとともに、ケーシング
(3)の上端外周面に必要に応じてキャップ(22)を螺
設し、流体を二重にシールするように構成される。
次に、本実施例の作動について説明する。
ストッパー(11)の一端の端面(11a)に突部(9)
が当接した閉位置で、突部(9)は板ばね(18)の一端
の凹部(19a)に保持されている。この位置から弁軸
(8)を反時計方向に回転操作すると、当接する板ばね
(18)に抗して突部(9)が移動するために、弁軸
(8)に大きな回転トルクが付勢される。90度回転し
て、ストッパー(11)の他端の端面(11b)に突部
(9)が当接し、他端の凹部(19b)に保持されて停止
し、ボール弁(1)が開位置に至る(第2図参照)。こ
の位置からボール弁(1)を閉成するために弁軸(8)
を時計方向に回転操作する場合も、同様にして回転トル
クが付勢され、したがって、ボール弁(1)の閉位置及
び開位置では、板ばね(18)の凹部(19a)・(19b)に
突部(9)が安定して保持され、ボール弁(1)が不用
意に回動することが防止される。なお、開閉位置のいず
れかでのみ突部(9)を確実に保持できれば良い場合
は、一方の端部のみに凹部を形成して板ばね(18)を形
成することもでき、ボールバルブの条件に応じて、凹部
を形成する位置は随意に設定することができる。
第4図、第5図は板ばねの他の実施例で、板ばね(2
4)は、平板状に形成されて回転許容部(16)に敷設し
て配設されるもので、各端部から突部(9)の略幅員隔
てた位置に突山(25)が形成されている。したがって、
突部(9)が回転許容部(15)の端部の位置から回転す
る時に、突部(9)が突山(25)に抗して移動するため
に、弁軸(8)に大きな回転トルクが付勢されるように
構成され、同じくボール弁(1)の閉位置及び開位置で
不用意に回動することが防止される。以上、流体の圧力
や、必要とされる耐振性等の条件を勘案して、板ばねの
形状、弁軸に付勢する回転トルクの値等を適宜設定する
ことができる。
[効果] この考案の特徴的な効果は、次の諸点である。
小穴に突起を挿入してストッパーを底面上に配設する
ので、ストッパーは正確に位置決めされ、突部の回転範
囲を正確に規定する略円弧状の回転許容部が形成され、
弁体の開閉操作を安定して行うことができる。
また、ストッパーを底面上に配設し、押えねじによっ
て固定して回転許容部が形成されて機構部はケーシング
内にすべて収納され、構成が簡単であるから低価に製作
されるとともに、従来品と比較して部品の構成が合理的
で部品点数も少なく、組立て作業の簡素化、組立て時間
の短縮化を達成することができ、極めて小型に製作され
る。
また、突部が当接して弁軸の回転に回転トルクを付勢
する板ばねを回転許容部に配設して構成すると、弁体は
所定の位置に確実に保持され、流体の圧力の変動や運転
中の機器の振動による影響で弁体が不用意に回動するこ
とが防止され、流体の制御を安定して行うことができる
とともに、板ばねは簡単に着脱することができるので、
弁体を保持する回り止め手段を極めて簡単かつ低廉に付
設することができる等の実用的な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例で、第1図は要部を破断した正
面図、第2図は要部の横断面図、第3図は要部の分解斜
視図、第4図、第5図は板ばねの他の実施例で、第4図
は平面図、第5図は第4図のA−A線断面図である。 2……貫通孔、3……ケーシング、4……流通路、8…
…弁軸、9……突部、10……拡開部、11……ストッパ
ー、12……突起、13……底面、14……小穴、15……押え
ねじ、16……回転転許容部、18、24……板ばね、19a、1
9b……凹部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通孔(2)を形成した弁体をケーシング
    (3)の流通路(4)内に回転自在に収納し、ケーシン
    グ(3)内に回転自在に挿入した弁軸(8)を弁体に連
    結し、弁軸(8)の側面に形成した突部(9)の高さ位
    置に対応して、ケーシング(3)の上方内周部に拡開部
    (10)を形成し、下面に突起(12)を形成した馬蹄形の
    ストッパー(11)を、拡開部(10)の底面(13)に形成
    した小穴(14)に突起(12)を挿入して底面(13)上に
    配設し、ストッパー(11)の切欠き内に突部(9)を納
    装して、弁体の閉位置から開位置までに適合して突部の
    回転範囲を規定する略円弧状の回転許容部(16)を形成
    し、円筒形の押えねじ(15)を拡開部(10)に上端から
    螺設して弁軸(8)を保持するとともに、ストッパー
    (11)を固定して構成した開閉弁。
  2. 【請求項2】突部(9)が当接して弁軸(8)の回転に
    回転トルクを付勢する板ばね(18)を回転許容部(16)
    に配設して構成した請求項1記載の開閉弁。
  3. 【請求項3】両端に凹部(19a)・(19b)を形成して略
    円弧形に板ばね(18)を形成した請求項2記載の開閉
    弁。
JP1989046541U 1989-04-20 1989-04-20 開閉弁 Expired - Lifetime JPH082546Y2 (ja)

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JP1989046541U JPH082546Y2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 開閉弁

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JPH02136885U JPH02136885U (ja) 1990-11-15
JPH082546Y2 true JPH082546Y2 (ja) 1996-01-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006189108A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Yone Kk バルブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524874Y2 (ja) * 1986-03-08 1993-06-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006189108A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Yone Kk バルブ

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JPH02136885U (ja) 1990-11-15

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