JPH0131820Y2 - - Google Patents

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JPH0131820Y2
JPH0131820Y2 JP19845084U JP19845084U JPH0131820Y2 JP H0131820 Y2 JPH0131820 Y2 JP H0131820Y2 JP 19845084 U JP19845084 U JP 19845084U JP 19845084 U JP19845084 U JP 19845084U JP H0131820 Y2 JPH0131820 Y2 JP H0131820Y2
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JP
Japan
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case
leaf spring
valve plate
valve
spindle
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JP19845084U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、孔を有したセラミツク製の2枚の弁
板を重合配置し、これらの一方を回転して流路の
開閉を行なう構成の水栓に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記のようなセラミツク製の弁板を応用
した水栓として、本出願人が先に出願した実願昭
59−136023号明細書に記載されたものがある。
これは、ハンドルに連係するスピンドルを筒状
のケースに回転可能に取付けかつ下端にセラミツ
ク製の弁板を配置したものである。
弁板には夫々孔が設けられ、一方を板ばねによ
りケースに固定し、他方をスピンドルに係合させ
ハンドル操作で回動させることにより流路の開閉
が可能である。
この板ばね50は第6図で示すように上方に凸
となるような弓形状をなし、頂点側を平面状の当
接部51として、この当接部51を弁板との圧着
面とするとともに、両端側に突起52を設けてこ
れをケースの取りつけ溝に嵌合することによつて
固定する構成となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来構造では、弁板への付勢力の
反力は当接部51から下向きに作用し、この作用
力は突起52に伝達されてケースとの係合部分に
負荷される。
しかし、板ばね50の当接部51は平面状であ
るため弁板からの反力に対しては何等付勢力とし
て機能せず、全ての反力を当接部51両端と突起
52間の傾斜部53が受けるようになる。従つ
て、この傾斜部53には弁板からの反力を上下方
向に及び突起52を介してのケースからの反力を
左右方向に受けることになる。
このように、傾斜部53には過大な作用力が負
荷されるために、傾斜部53は屈曲または座屈現
象等により永久変形して弾性力を失つてしまい、
弁板固定のための機能を果たさなくなる問題があ
る。
本考案の目的は、セラミツク製弁板を重合配置
する構成の水栓において、弁板をケースに押圧保
持する板ばねの弾性力を喪失することなく確実な
弁板の固定保持を可能とすることにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、水栓本体の流入口と流出口とを連通
するケース内に孔をそれぞれ開設したセラミツク
製の一対の弁板を重合配置した水栓において、弁
板の一方を重合面方向に付勢する略弓形の板ばね
をケースに固定するとともにその頂点側を弁板面
に当接し、さらに上記板ばねの略中央部を、同板
ばねの反り方向とは逆向きの弓状に屈曲して構成
し、弁板から受ける反力を板ばね全体で受圧して
応力を分散させるようにしたものである。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基いて本考案を説明
する。
第1図は本考案に係る水栓Aを洗髪器Bの取付
穴Cに固定した状態を示す断面図、第2図は同第
1図の−線矢視による断面図、第3図は弁ユ
ニツトの分解斜視図である。
水栓Aの本体1下部には、側方に開口する流入
口2と下方に開口する流出口3、及び同様に下向
きに開口する弁ユニツト装着口4を夫々開設し、
弁ユニツト装着口4と同軸上で上方に伸延する筒
部5を中途にフランジ6を有して形成している。
また、流入口2と流出口3間の流路中途には隔
壁7を形成し、この隔壁7には弁ユニツト装着口
4及び筒部5と同軸上となる環状座8を貫設して
形成している。
本体1は洗髪器Bの下位から取付穴Cに挿入さ
れ、締付具9を螺合してフランジ6とともに洗髪
器Bの取付面を挟圧して固定され、弁ユニツト装
着口4から弁ユニツトを組み込んだ後キヤツプ1
0をこの弁ユニツト装着口4に螺着する構成であ
り、内周には後述するケースを保持するためのス
プライン11を形成している。
Uは弁ユニツト装着口4から本体1に着脱可能
な弁ユニツトで、筒部5及び環状座8により支持
されるケース20、同ケース20内に回動自在に
配置され本体1の上端から突出してハンドル12
に接続されるスピンドル21、及びケース20の
下端に位置してスピンドル21の回動により流路
を開閉するセラミツク製の可動弁板22及び固定
弁板23を主要素として構成される。
ケース20は上下両端開口の異径中空状で上部
側の外周面に設けたスプライン38が本体1のス
プライン11に係合し、下端内周に内側へ突出す
る環状の段部24を形成するとともに、半径方向
の2位置に切欠25を縦方向に設けている。さら
に、26はケース20内と流出口3間を連通させ
る流路孔である。
スピンドル21はケース20内を挿通して一定
角度範囲(本例では90゜)内で回動自在に配置さ
れる。この回動角規制は、第2図に示すストツパ
リング30をスピンドル21に取付け、同ストツ
パリング30をケース20の流路孔26に位置さ
せることにより行なう。ストツパリング30は両
端面のなす中心角が90゜の扇状突起31を有し、
この突起31が流路孔26内に位置する。そし
て、流路孔26は半円弧状の180゜の領域で形成さ
れているから、突起31が流路孔26の両端に当
接して回動不可となり、スピンドル21は90゜の
角度範囲で回動する。
39はスピンドル21がケース20より脱落し
ない様にスピンドル21とケース20とを係合さ
せる固定リングである。
可動弁板22と固定弁板23は同形状のもの
で、2位置に中心角が略90゜の扇形状の孔32を
開設し、一面には直径方向にスピンドル21の下
端の平板状の係合部29が嵌入可能な溝33を半
径方向に凹設している。これら両弁板22,23
は平坦面を対向させて重合状態にケース20内下
部に挿入され、前述のように板ばね27により両
者を圧着保持して取付けられる。
弁ユニツトUの組立ては、まずスピンドル21
をケース20内に挿入し、優弧状の固定リング3
9をスピンドル21周面に嵌合して同リング39
をケース20上端面に係止させ、さらに両弁板2
2,23をその溝33がスピンドル21の下端が
嵌入可能なように位置させ、さらに板ばね27で
保持することにより行なう。
この板ばね27は第3図で示すように、両端か
ら僅か中央よりの位置に側方へ突出する係合部4
0を有している。この係合部40の幅は切欠25
の副寸法より大きく、その他の板ばね27部分は
これより小さく形成し、係合部40から外方の端
部29は切欠25内に自在に嵌入可能である。
さらに、板ばね27の中央部分は下に凸となる
ような円弧状の屈曲部41を形成し、同屈曲部4
1両端の山状部分が固定板板13への当接部42
として形成している。
弁板22,23のケース20への取付けは、両
者を重合させてスリツプリング35とともにケー
ス20の下端から挿入した後、板ばね27をその
係合部28が第5図で示すように段部24に係合
した状態に配置する。これにより、板ばね27は
その端部が切欠25内に位置するとともに係合部
40が段部24に係止され、固定弁板23を可動
弁板22方向に付勢して重合圧着することができ
る。
上記構成の弁ユニツトUは、弁ユニツト装着口
4から筒部5に挿入され、図示の状態の位置とな
つた時、本体1の内径より大きいリング36をス
ピンドル21に外挿するとともに固定リング37
をその上から配置する。これにより、リング36
が本体1の上端に係止され、弁ユニツトUは本体
1に固定される。
上記構成において、板ばね27はその中央部を
固定弁板23の下面から離れる方向に円弧状の屈
曲部41を形成しているので、固定弁板23から
の反力は二点の当接部42からこの屈曲部41と
係合部40側とに分解される。従つて、従来の板
ばね構造のように局所的に応力が集中することが
なく、永久変形を生じることなくその弾性力を維
持できる。
このように、板ばね27は固定弁板23を確実
に稼動弁板22方向に付勢するので、常に固定弁
板23を可動弁板22方向に圧着し弁板22,2
3間からの漏水を防ぐことができる。
〔考案の効果〕
本考案は、ケースの下端内周に弁板を固定保持
するための板ばねの弾性機能を維持できるので、
弁板の重合状態を常に良好に保てるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水栓を洗髪器に取付けた
要部断面図、第2図は同第1図の−線による
断面図、第3図は弁ユニツトの分解斜視図、第4
図は板ばねの正面図、第5図は板ばねとケースの
係合状態を示す斜視図、第6図は従来の板ばねの
正面図である。 1……本体、2……流入口、3……流出口、2
1……スピンドル、22……可動弁板、23……
固定弁板、24……段部、25……切欠、27…
…板ばね、32……孔、40……係合部、41…
…屈曲部、42……当接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水栓本体の流入口と流出口とを連通するケース
    内に孔をそれぞれ開設したセラミツク製の一対の
    弁板を重合配置し、その一方を重合面方向に付勢
    する略弓形の板ばねを前記ケースに固定するとと
    もにその頂点側を弁板面に当接し、さらに上記板
    ばねの略中央部を、同板ばねの反り方向とは逆向
    きの弓状に屈曲したことを特徴とする水栓。
JP19845084U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0131820Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19845084U JPH0131820Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19845084U JPH0131820Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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Publication Number Publication Date
JPS61114167U JPS61114167U (ja) 1986-07-18
JPH0131820Y2 true JPH0131820Y2 (ja) 1989-09-29

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ID=30757453

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JP19845084U Expired JPH0131820Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5903844B2 (ja) * 2011-11-18 2016-04-13 株式会社ノーリツ 弁装置および給湯装置

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JPS61114167U (ja) 1986-07-18

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