JPH025162Y2 - - Google Patents

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JPH025162Y2
JPH025162Y2 JP1984134954U JP13495484U JPH025162Y2 JP H025162 Y2 JPH025162 Y2 JP H025162Y2 JP 1984134954 U JP1984134954 U JP 1984134954U JP 13495484 U JP13495484 U JP 13495484U JP H025162 Y2 JPH025162 Y2 JP H025162Y2
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valve
valve plates
grease
case
recess
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JP1984134954U
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JPS6150164U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、セラミツク製の2枚の弁板の回動に
より流路の開閉を行なう構成の水栓に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記のようなセラミツク製の弁板を応用
した水栓として特公昭58−43635号公報に記載さ
れたようなものがある。
これは、ハンドルに連係するスピンドルを筒状
のケースに回転可能に取付けかつ下端にセラミツ
クの弁板を配置したもので、ケースを水栓本体内
に組み込むことで簡単に装着できる構成である。
これらの弁板には夫々孔が設けられ、一方をケ
ースに固定し、他方をスピンドルに係合させてお
り、スピンドル回転により孔を合わせて流路の開
閉を行なう。
そして、この弁板の重合面からの洩水を防ぎバ
ルブとしての機能を損うことがないように、2枚
の弁板は夫々大きな圧接力が相互に作用しあうよ
うな状態に保持する構成となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来構造では、セラミツク製の2
枚の弁板を強固に重合圧着しなければならないの
で、開閉弁操作時にはこの圧着による抗力と弁板
の摩擦係数との積で表される動摩擦抵抗が大き
く、弁操作が円滑でなく、ハンドル回転に大きな
力が必要であるという問題がある。
本考案の目的は、セラミツク製弁板を重合配置
する構成の水栓において、弁板間の圧着力を低減
することなくバルブ機能を満足させ、かつ開閉弁
操作を軽快に行なえるようにすることである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、以上の目的を達成するために、少な
くとも中心部を除く領域に流路用の孔32を開設
して互いに重合させた一対のセラミツク製の弁板
22,23を有し、これらの弁板22,23の一
方をハンドル12操作により回動して流路開閉を
行なう水栓であつて、上記弁板22,23のうち
少なくとも一方はその重合面のほぼ中心部にグリ
ース封入用の凹部34を有することを特徴とす
る。
〔作用〕
上記構成により、弁板を大きな圧接力で重合さ
せていても、凹部内のグリースが重合面に潤滑剤
として浸透可能なので、弁体回動時の摩擦係数を
低下させることができる。また、凹部34は重合
面の中心部すなわち弁板22,23の中心に位置
しているので、中心周りに開けた孔32を含む重
合面へのグリースの分布を均一化させる。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基いて本考案を説明
する。
第1図は本考案に係る水栓Aを洗髪器Bの取付
穴Cに固定した状態を示す断面図、第2図は同第
1図のI−I線矢視による断面図、第3図は弁ユ
ニツトの分解斜視図である。
第1図に示すように、水栓Aの本体1下部には
側方に開口する流入口2と下方に開口する流出口
3、及び同様に下向きに開口する弁ユニツト装着
口4を夫々開設し、弁ユニツト装着口4と同軸上
で上方に伸延する筒部5を中途にフランジ6を有
して形成している。流入口2と流出口3間の流路
中途には隔壁7を弁ユニツト装着口4及び筒部5
と同軸上となる環状座8を貫設して形成してい
る。
本体1は洗髪器Bの下位から取付穴Cに挿入さ
れ、締付具9を螺合してフランジ6とともに洗髪
器Bの取付面を挟圧して固定され、弁ユニツト装
着口4から弁ユニツトを組み込んだ後キヤツプ1
0をこの弁ユニツト装着口4に螺着する構成であ
り、内周には後述するケースを保持するためのス
プライン11を形成している。
Uは弁ユニツト装着口4から本体1に着脱可能
な弁ユニツトで、筒部5及び環状座8により支持
されるケース20、同ケース20内に回動自在に
配置され本体1の上端から突出してハンドル12
に接続されるスピンドル21、及びケース20の
下端に位置してスピンドル21の回動により流路
を開閉するセラミツク製の可動弁板22及び固定
弁板23を主要素として構成される。
ケース20は上下両端開口の異径中空状で、上
部側周面には本体1のスプライン11に係合して
ケース20がスピンドル21回動時に共回りする
ことを防止するスプライン24を形成している。
さらに下位側にはケース20内と流出口3間を連
通させる流路孔25を開設している。また、下端
には弁板22,23の夫々の対向面を圧着するス
プリング26を着脱自在に装着するための及び切
欠27を形成している。
このスピンドル21はケース20内を挿通して
一定角度範囲(本例では90゜)内で回動自在に配
置される。この回動角規制は、第2図に示すスト
ツパリング3をスピンドル21に取付け、同スト
ツパリング30をケース20の流路孔25に位置
させることにより行なう。ストツパリング30は
両端面のなす中心角が90゜の扇状突起31を有し、
この突起31が流路孔25内に位置する。そし
て、流路孔25を半円弧状の180゜の領域に形成す
れば、突起31が流路孔24の両端に当接して回
動不可となり、スピンドル21は90゜の角度範囲
で回動する。
可動弁板22と固定弁板23は同形状のもの
で、2位置に中心角が略90゜の扇形状の孔32を
開設し、一面には直径方向にスピンドル21の先
端が嵌入可能な溝33を半径方向に凹設するとと
もに重合面にはグリースを封入可能な凹部34を
形成している。これら両弁板22,23は平坦面
を対向させて重合状態にケース20内下部に挿入
され、弓形のスプリング26により両者を圧着保
持して取付けられる。
凹部34は弁板22,23の中心に位置してお
り、重合時には整合して密閉されたグリース封入
空間を画成し、内部にグリースGを封入すること
ができる。凹部34は図示の例のように両方の弁
板22,23の中心に設けるほか、いずれか一方
を偏心した位置に形成することもできる。
尚、36は可動弁板22の上縁とケース20内
周面間に配置されるポリアセタール製のスリツプ
ワツシヤで、可動弁板22の摩耗を防止するため
のものである。
上記構成の弁ユニツトUは、弁ユニツト装着口
4から筒部5に挿入され、図示の状態の位置とな
つた時に、本体1の内径より大きいリング37を
スピンドル21に外挿するとともに固定リング3
8をその上から配置する。これにより、リング3
7が本体1の上端に係止され、弁ユニツトUは本
体1に固定される。
以上のようにして、弁ユニツトUを本体1に取
付けた後、スピンドル21の上端にハンドル12
を固着し、キヤツプ10を弁ユニツト装着口4に
螺着すれば水栓を使用可能である。
上記構成において、ハンドル12の操作により
スピンドル21が回動すると、可動弁板22も回
転し固定弁板23に対して夫々の孔32を整合・
非整合となして流路の開閉を行なうことができ
る。
そして、弁体22,23間の重合面には凹部3
4に封入されたグリースGが浸透しているので、
両者間の摩擦係数は小さくなり、重合圧着力が大
きくても軽い操作力で流路の開閉を行なうことが
できる。
尚、グリースGの量が減少した時は、弁ユニツ
トUを取り出して再充填すればよい。
〔考案の効果〕
本考案は、弁板の重合面にグリース封入用の凹
部を形成してグリースが弁板間に浸透可能とした
ので、弁板間の圧着力を低減することなくバルブ
機能を満足させ、かつ開閉弁操作を軽快に行なえ
るという効果を奏する。また、凹部を重合面のほ
ぼ中心に設けることによつて、中心周りに開けた
孔を含む重合面へのグリースの分布を均一化で
き、潤滑不良や重合面どうしの偏当たり等が防止
でき、更に一層軽快な操作が可能となる。また、
凹部を弁板のほぼ中央に設けるので加工が簡単で
あり、しかもセラミツク素材の自己潤滑性のため
凹部に注入した少量のグリースでも十分な潤滑が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水栓を洗髪器に取付けた
要部断面図、第2図は同第1図のI−I線による
断面図、第3図は弁ユニツトの分解斜視図であ
る。 1……本体ス、20……ケース、21……スピ
ンドル、22……可動弁板、23……固定弁板、
34……凹部、G……グリース、U……弁ユニツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも中心部を除く領域に流路用の孔32
    を開設して互いに重合させた一対のセラミツク製
    の弁板22,23を有し、これらの弁板22,2
    3の一方をハンドル12操作により回動して流路
    開閉を行なう水栓であつて、上記弁板22,23
    のうち少なくとも一方はその重合面のほぼ中心部
    にグリース封入用の凹部34を有することを特徴
    とする水栓。
JP1984134954U 1984-09-04 1984-09-04 Expired JPH025162Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984134954U JPH025162Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984134954U JPH025162Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

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Publication Number Publication Date
JPS6150164U JPS6150164U (ja) 1986-04-04
JPH025162Y2 true JPH025162Y2 (ja) 1990-02-07

Family

ID=30693455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984134954U Expired JPH025162Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0772592B2 (ja) * 1987-12-26 1995-08-02 イビデン株式会社 バルブ用弁体
JPH0754366Y2 (ja) * 1992-08-28 1995-12-18 株式会社ナニワ製作所 主水栓に付設した分岐水栓

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6333021Y2 (ja) * 1981-04-01 1988-09-02

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Publication number Publication date
JPS6150164U (ja) 1986-04-04

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