JPH0629521Y2 - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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JPH0629521Y2
JPH0629521Y2 JP3783989U JP3783989U JPH0629521Y2 JP H0629521 Y2 JPH0629521 Y2 JP H0629521Y2 JP 3783989 U JP3783989 U JP 3783989U JP 3783989 U JP3783989 U JP 3783989U JP H0629521 Y2 JPH0629521 Y2 JP H0629521Y2
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JP
Japan
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shell
bladder
accumulator
chamber
gas
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JP3783989U
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Inventor
一義 林
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (1)考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、アキュムレータに関するものである。
[従来の技術] 従来から、第4図ないし第6図に示すように、内壁部21
aにより形成される空室21bを有するシェル21およびこの
シェル21の内壁部21aに周縁部10Bが取り付けられて可撓
部10Aがシェル21の空室21bをガス室21Aと液体室21Bとに
区画するブラダ10を備え、ガス室21Aに封入された所定
圧力のガスに対して、液体室21Bの圧力が低下するのに
伴って可撓部10Aが液体室21B側へ移動(矢示A)し、液
体室21Bの圧力が上昇するのに伴って可撓部10Aがガス室
21A側へ移動(矢示B)するアキュムレータ20が知られ
ている。12はブラダ本体を構成する弾性材料層、13はポ
ペット、24は連絡口24aを備えた連絡部材である。
[解決すべき問題点] しかしながら、上記従来のアキュムレータ20では、ブラ
ダ10の可撓部10Aがその作動初期姿勢(無負荷状態)に
おいて反転せしめられており周縁部10Bの端面と同一方
向(ひいてはガス室21A側)に向けて突出せしめられて
いたので、(i)シェル21の内壁部21aに対し単一方向に向
け飛躍なく順次当接あるいは離間することができず、ポ
ペット13が連絡部材24の連絡口24aの内側開口に当接さ
れる直前あるいはその内側開口から離間された直後に、
可撓部10Aの周縁部10B寄りの部分10C(以下、中間部10C
という)が急速に反転彎曲動作(以下、“急反転動作”
という)を行ない中間部10Cが第6図に示すごとくシェ
ル21の内壁部21aから離間してしまう欠点があり、この
ため(ii)ポペット13が連絡部材24の連絡口24aの内側開
口の近傍でその内側開口に対して当接離間を頻繁と反復
する場合、その中間部10Cに対して大きなストレスが反
復して印加される欠点があり、ひいては(iii)その中間
部10Cに対し短期間のうちに第6図に示したごとき亀裂2
5が発生してしまう欠点があり、特に(iv)弾性材料層12
が低弾性の樹脂材で形成されている場合、耐久性に欠け
寿命を延長できない欠点があった。
そこで、本考案は、これらの欠点を除去すべく、ブラダ
の中間部が急反転動作するのを防止し、もってこの中間
部に発生するストレスを小さく抑えるようにしたアキュ
ムレータを提供せんとするものである。
(2)考案の構成 [問題点の解決手段] 本考案により提供される問題点の解決手段は、 内壁部により形成される空室を有するシェルおよび前記
シェルの内壁部に周縁部が取り付けられて可撓部が前記
シェルの空室をガス室と液体室とに区画するブラダを備
え、前記シェルの液体室側内壁部で前記ブラダの周縁部
寄りに前記ブラダ側へ断面円弧状に突出するクッション
部を設けたことを特徴とするアキュムレータ である。
[作用] 本考案に係るアキュムレータは上記構成を有しているの
で、 (i)ブラダの中間部が急反転動作するのを 実質的に阻止する作用 をなし、このため (ii)中間部に印加されるストレスを軽減す る作用 をなし、ひいては (iii)中間部に対し亀裂が発生することを抑 制する作用 をなし、結果的に (iv)耐久性を確保し、寿命を延長する作用 をなす。
[実施例] 次に、本考案にかかるアキュムレータ用ブラダについ
て、その好ましい実施例を挙げ、具体的に説明する。し
かしながら、以下に説明する実施例は、本考案の理解を
容易化ないし促進化するために記載されるものであっ
て、本考案を限定するために記載されるものではない。
換言すれば、以下に説明される実施例において開示され
る各要素は、本考案の精神ならびに技術的範囲に属する
全ての設計変更ならびに均等物置換を含むものである。
第1図は、本考案の実施例に係るアキュムレータ20に装
着されるブラダ10の断面図であって、これが作動初期姿
勢にある場合を示しており、かつ中間部10Cに対し付設
されたクッション部14を示している。
第2図は、本考案の実施例に係るアキュムレータ20の部
分断面図であって、ブラダ10の可撓部10Aが連絡部材24
の連絡口24aに向けて矢印Aで示すごとく移動している
場合を示している。
第3図は、同アキュムレータ20の作動状態を示す部分断
面図であって、ブラダ10の可撓部10Aが連絡部材24の連
絡口24aから矢印Bで示すごとく離間している場合を示
している。
まず、第1図ないし第3図を参照しつつ、本考案にかか
るアキュムレータの一実施例について、その構成を詳細
に説明する。
10は、本考案の実施例に係るアキュムレータに装着され
るブラダであって、ガス遮蔽膜11と、ガス遮蔽膜11が内
部もしくは表面に対して配設されておりゴムなどの弾性
材料で形成された弾性材料層12と、可撓部10Aに対して
配設されたポペット13とを備えている。
ガス遮蔽膜11は、単数のガス遮蔽層で形成されていても
よいが、特に、複数のガス遮蔽層と、そのガス遮蔽層の
間に配設されており接着剤あるいはゴムなどの弾性材料
によって形成された中間層とを備えておれば、ガス遮蔽
機能を十分に確保できるので、好ましい。ガス遮蔽層
は、織布(たとえばメリアスなど)あるいは不織布など
の補強材(図示せず)の少なくとも一面に対し、ポリビ
ニルアルコール樹脂,ポリフッ化ビニル樹脂あるいは塩
化ビニリデン樹脂などでできたガス透過特性の低い(す
なわちガス遮蔽特性の高い)樹脂膜あるいは金属箔から
なる遮蔽膜を配設してなることによって通常形成されて
おり、補強材および遮蔽膜を少なくとも一層ずつ備えて
いる。しかしながら、ガス遮蔽層は、補強材を必ずしも
備えている必要がなく、所望によってはこれを除去して
もよい。
周縁部10Bの内周面(詳細には弾性材料層12の内周面
(すなわちガス室21A側に位置する表面))には、後述
のシェル21の内壁部21aに対し取付部材22によって取付
けられるに際し、十分の弾性によってシールを確保する
目的で、ゴムなどの弾性材料からなる厚肉の弾性取付部
12aが形成されている。また、周縁部10Bの外周面(詳細
には弾性材料層12の外周面)には、後述のシェル21に対
して取付けられるに際し、シェル21の内壁部21aに接触
して十分のシールを確保するための突部12bが形成され
ている。弾性取付部12aおよび突部12bは、弾性材料層12
と同一の材料で形成されておれば、弾性材料層12の成型
に際し一体成型ができるので、好ましい。またシェル21
の液体室21B側内壁部21aでブラダ10の周縁部10B寄りに
は、ブラダ10側へ断面円弧状に突出するクッション部14
が配設されている。
クッション部14は、液体室21Bに供給される液体によっ
て損傷を受けない適宜の材料で形成されておればよい
が、弾性材料層12と同一の材料で形成されておれば、弾
性材料層12の成型に際し一体成型ができるので、好まし
い。クッション部14は、弾性材料層12と一体成型によっ
て形成してもよく、また弾性材料層12とは別工程で成型
したのち弾性材料層12の外周面に対し接合することによ
って形成してもよい。20 は、アキュムレータであって、上記構成のブラダ10
より、シェル21の空室21bがガス室21Aと液体室21Bとに
区画されている。すなわち、上記構成のブラダ10は、シ
ェル21の空室21bをガス室21Aと液体室21Bとに区画する
ために、その周縁部10Bの外周面をシェル21の内壁部21a
に対して当接せしめるように配設されたのち、取付部材
22によって弾性取付部12aをシェル21の内壁部21aに向け
て押圧せしめられることにより、シェル21の内壁部21a
に対して固定されている。
シェル21のガス室21Aには、ガス供給口23aから供給され
た適宜のガス(たとえば窒素ガス)が、閉鎖部材23によ
ってそのガス供給口23aを閉鎖することにより、充填さ
れている。このとき、閉鎖部材23による閉鎖を確保する
ために、Oリング23bが配設されている。
また、シェル21の液体室21Bには、ポペット13によって
内側開口が閉鎖可能な連絡部材24の連絡口24aを介して
適宜の液体供給源(図示せず)が連絡されており、その
液体供給源の圧力に応じて液体が供給されている。
更に、第1図ないし第3図を参照しつつ、本考案にかか
るアキュムレータの一実施例について、その作用を詳細
に説明する。
上記構成を有するアキュムレータ20においては、ブラダ
10の可撓部10Aがその作動初期姿勢において反転せしめ
られており、周縁部10Bの端面と同一方向に向けて突出
せしめられている(第1図および第2図参照)。
また、ブラダ10は、液体室21B内の圧力減少に伴なっ
て、その可撓部10Aが、ガス室21A側に向けて反転突出し
た状態(第2図参照)から液体室21B側へ向けて矢印A
で示すごとく徐々に移動する。可撓部10Aが矢印A方向
へ移動するに際し、ブラダ10は、中間部10Cがクッショ
ン部14に当接されポペット13が連絡口24aの内側開口に
当接されたときの彎曲形状にしたがって支持される(第
3図参照)ので、シェル21の内壁部21aに対し一方向
(すなわち連絡口24aの内側開口)に向け順次飛躍なく
当接でき、最終的にポペット13が連絡口24aの内側開口
に当接されるに先き立ち、その中間部10Cで急反転動作
を生じることを回避できる。
これに対し、ブラダ10は、液体室21B内の圧力増加に伴
なって、その可撓部10Aが、液体室21B側に向けて突出し
た状態(第3図参照)からガス室21A側へ向けて矢印B
で示すごとく徐々に移動する。可撓部10Aが矢印B方向
へ移動するに際し、ブラダ10は、中間部10Cがクッショ
ン部14に当接されポペット13が連絡口24aの内側開口に
当接されたときの彎曲形状にしたがって支持されている
(第3図参照)ので、シェル21の内壁部21aから他の一
方向(すなわち連絡口24aの内側開口から離間する方
向)に向け順次飛躍なく離間でき、その中間部10Cで急
反転動作を生じることを回避できる(第2図参照)。
したがって、上記作用を奏するアキュムレータによれ
ば、ポペット13が連絡口24aの内側開口に対して当接離
間を頻繁と繰り返しても、中間部10Cがクッション部14
に当接され支持されているので、その中間部10Cの急反
転動作を抑制でき、ひいては中間部10Cに印加されるス
トレスを軽減でき、結果的に中間部10Cに亀裂が発生す
ることを抑制できる。
(3)考案の効果 上述より明らかなように、内壁部により形成される空室
を有するシェルおよび前記シェルの内壁部に周縁部が取
り付けられて可撓部が前記シェルの空室をガス室と液体
室とに区画するブラダを備え、前記シェルの液体室側内
壁部で前記ブラダの周縁部寄りに前記ブラダ側へ断面円
弧状に突出するクッション部を設けたことを特徴とする
ので、 (i)ブラダの中間部が急反転動作するのを 実質的に阻止できる効果 を有し、このため (ii)中間部に印加されるストレス を軽減できる効果 を有し、ひいては (iii)中間部に対し亀裂が発生する ことを抑制できる効果 を有し、結果的に (iv)耐久性を確保でき、寿命を延 長できる効果 を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るアキュムレータに装着さ
れるブラダの断面図、第2図は本考案の実施例に係るア
キュムレータの部分断面図、第3図は同アキュムレータ
の作動状態を示す部分断面図、第4図は従来例に係るア
キュムレータの部分断面図、第5図および第6図はそれ
ぞれ同アキュムレータの作動状態を示す部分断面図であ
る。10 ……アキュムレータ用ブラダ 10A……可撓部 10B……周縁部 10C……中間部 11……ガス遮蔽膜 12……弾性材料層 12a……弾性取付部 12b……突部 13……ポペット 14……クッション部20 ……アキュムレータ 21……シェル 21A……ガス室 21B……液体室 22……取付部材 23……閉鎖部材 23a……ガス供給口 23b……Oリング 24……連絡部材 24a……連絡口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内壁部(21a)により形成される空室(21b)を
    有するシェル(21)および前記シェル(21)の内壁部(21a)
    に周縁部(10B)が取り付けられて可撓部(10A)が前記シェ
    ル(21)の空室(21b)をガス室(21A)と液体室(21B)とに区
    画するブラダ(10)を備え、 前記シェル(10)の液体室(21B)側内壁部(21a)で前記ブラ
    ダ(10)の周縁部(10B)寄りに前記ブラダ(10)側へ断面円
    弧状に突出するクッション部(14)を設けたことを特徴と
    するアキュムレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2544157Y2 (ja) * 1990-12-17 1997-08-13 エヌオーケー株式会社 アキュムレータ
DE4242080C1 (de) * 1992-12-14 1994-03-10 Freudenberg Carl Fa Buchsenlager
EP3418583B1 (en) 2016-02-15 2021-08-04 Eagle Industry Co., Ltd. Accumulator

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