JP2506672Y2 - コントロ―ルバルブ - Google Patents

コントロ―ルバルブ

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JP2506672Y2
JP2506672Y2 JP1998990U JP1998990U JP2506672Y2 JP 2506672 Y2 JP2506672 Y2 JP 2506672Y2 JP 1998990 U JP1998990 U JP 1998990U JP 1998990 U JP1998990 U JP 1998990U JP 2506672 Y2 JP2506672 Y2 JP 2506672Y2
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JP
Japan
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pressure
control valve
shaft
outside
valve
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俊夫 森谷
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、リザーバータンク、アクスル、或は車両
のフロントハブに使用される内外圧を調整するコントロ
ールバルブの改良に関する。
(従来の技術) 従来、リザーバータンク、アクスル、或は車両のフロ
ントハブに使用される内外圧を調整するコントロールバ
ルブは、特に車両のフロントハブにおいては、常時内外
を連通するようにエアーブリザー孔を具えるエアーブリ
ザーとしてなるもの(実開昭64−37704号)が一般的で
あるが、軸の一方を加圧変形させて突起としてコントロ
ールバルブを壁に係止し、軸の他方に一体に形成してな
る、弾性を有するリップによって、内外圧の差を利用し
て、上記壁に穿設した内外を連通させる孔を開閉自在と
してなるものや、周縁に切欠溝を有する弁座に固定され
る圧力逃し弁と一体に形成される茸弁によって、弁穴を
開閉自在に密着させるとともに、上記切欠溝と弁穴を介
して内外圧を調整してなるもの(実開昭61−142629
号)、更にリザーバータンクにおいては、キャップに内
設される弾性バルブ体において、消波板によって覆われ
たタンク連通孔と吸及び排気周状バルブを介して、リザ
ーバータンク内と大気中との圧力を調整してなるもの
(実開昭59−108880号)等が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものにおいて、特に車両の
フロントハブにおいて使用される、実開昭64−37704号
の場合のように、常時内外を連通するようにエアーブリ
ザー孔を具えるエアーブリザーとしてなるものの場合、
エアーブリザーは、常時内外が連通するようにエアーブ
リザー孔を具えているものであるから、走行中において
泥や埃がフロントハブ内に侵入し易いものであり、この
侵入した泥等がフロントハブの故障の原因となるもので
あり、またフロントハブ内に貯留されているオイルが走
行中の揺動によって上記エアーブリザー孔から漏出する
恐れがある。
一方、軸の他方に一体に形成する弾性を有するリップ
によって、内外圧の差を利用して、上記壁に穿設した内
外を連通させる孔を開閉自在としてなるものは、一方の
圧力に調整することは可能であるが、例えば内圧及び外
圧の両方を調整できるコントロールバルブとするために
は、リップを有する方向を互いに逆として並設する必要
があり、コスト的に不利なものとなる上、内外圧を調整
するに当たって必要な孔がコントロールバルブの軸近傍
に必要となり、強度部材への取り付けは強度の低下を招
き、安全性に影響を及ぼす恐れがある。
更に、実開昭61−142629号のように、周縁に切欠溝を
有する弁座に固定される圧力逃し弁と一体に形成される
茸弁によって、弁穴を開閉自在に密着させるとともに、
上記切欠溝と弁穴を介して内外圧を調整してなるものの
場合、圧力逃し弁と一体に形成される茸弁は、通常弁座
に穿設される弁穴及び周縁に設けられる切欠溝を同時に
被覆しなければならないから、弁座に密着する弾性を必
然的に高くしなければならず、この高弾性によって、振
動等により密閉性が損なわれ易いものである。
更には、実開昭59−108880号のように、キャップに内
設される弾性バルブ体において、消波板によって覆われ
たタンク連通孔と吸及び排気周状バルブを介して、リザ
ーバータンク内と大気中との圧力を調整してなるものの
場合、常時開口しているタンク連通孔からリザーバータ
ンク内に貯留されている燃料の漏出を防ぐために、上記
タンク連通孔の開口部に燃料が被らないように消波板を
設けなければならず、かえって構造が複雑になる欠点が
ある。
そこで、この考案は上記従来のものの持つ欠点を改善
するものであり、簡単な構造により、内外圧力の差の調
整を確実に行えるようにするものである。
(課題を解決するための手段) そのために、鍔部の反対側に軸と一体に成形される円
形リップを設け、外壁面に周設され一部に切欠き部を有
する環状突起に、密着自在にすると共に、鍔部及び軸に
内外を連通する溝を穿設して、このリップの開閉によっ
て、鍔部及び軸に内外を連通する孔を通して内外気圧を
調整してなるものである。
(作用) 以上の構成を具えるので、内気圧が外気圧に比べて高
くなり、外壁面に周設する環状突起に密着する円形リッ
プの押勢力以上となると、リップと環状突起との間に空
隙が生じ、この空隙、及び鍔部、軸に設けられている溝
を通して、内気圧を外部に放出することができ、一方、
内気圧に比べて外気圧が著しく上昇すると、リップが接
触する環状突起を支点としてリップの端縁部が上昇し、
上記環状突起に設けられている切欠き部及び、軸、鍔部
に穿設されている溝を通して、外気圧の侵入が可能とな
るので、壁を境として内外気圧差が生じている場合に常
に一定に気圧を保つことができる。
(実施例) この考案を図に示す実施例により更に説明する。
(1)は、この考案の実施例であるコントロールバルブ
であり、このコントロールバルブ(1)は、軸(2)を
加圧変形させて壁(6)の内壁面(7)に係止する鍔部
(3)と上記軸(2)と一体に成形され、壁の外壁面
(8)に周設され一部に切欠き部(10)を有する環状突
起(9)に、弾性を以て密着自在となるリップ(4)、
及び軸(2)及び鍔部(3)に穿設され内外を連通する
溝(5)から構成されるものである。
この考案は以上の構成を具えるので、壁(6)を境と
して内外気圧差が生じると以下のようにコントロールバ
ルブ(1)が作動する。
例えば、内気圧(P1)が外気圧(P2)に比べて高くな
り(P1>P2)、外壁面(8)に周設する周突起(9)に
密着するコントロールバルブ(1)のリップ(4)の周
突起(9)への押勢力(F1)以上となると、コントロー
ルバルブ(1)のリップ(4)と密着する周突起(9)
との間に空隙(11)が生じ、この空隙(11)を通して、
コントロールバルブ(1)の鍔部(3)及び軸(2)に
に一体に設けられている溝(5)によって、上昇した内
気圧を外部に放出するものであり、内気圧(P1)が外気
圧(P2)となるまで内気圧の放出が行なわれるものであ
る(第3図)。
一方、内気圧(P1)に比べて外気圧(P2)が著しく上
昇する(P1<P2)と、コントロールバルブ(1)全体が
内方に押圧され、その結果コントロールバルブ(1)の
リップ(4)が接触しつつ、外壁面(8)に周設される
環状突起(9)を支点として、外気圧による押勢力
(F2)によってリップ(4)の端縁部(4′)が反作用
で上昇するので、環状突起(9)に設けられている切欠
き部(10)及び、軸(2)、鍔部(3)に一体に穿設さ
れている溝(5)を通して、著しく高い外気圧(P2)が
低い内気圧(P1)側に侵入することとなり、この高い外
気圧(P2)の侵入は内外気圧差が是正されるまで行なわ
れることになる(第4図)。
以上により、内気圧(P1)が外気圧(P2)に比べて高
い場合(P1>P2)、或は内気圧(P1)が外気圧(P2)に
比べて低い場合(P1<P2)のいずれにおいても、常に一
定に内外の気圧を保つ(P1=P2)ことができる。
なお、この考案の実施例であるコントロールバルブ
(1)は、車両のフロントアクスル或はフロントハブの
エアブリーザーとしても利用することができるものであ
り、特に第5図に示すようにフロントハブ(12)のエア
ブリーザー(13)として使用した場合には、フロントハ
ブ(12)に貯留されるオイル(14)が漏出しにくく、更
に付着した場合に即時に下方に排除することができるよ
うに、軸(2)の鍔部(3)の底面を曲面とし、またコ
ントロールバルブ(1)とフロントハブ(12)との相対
回転による円形リップ(4)の摩耗を考慮して、フロン
トハブ(12)の内側に凹陥部(16)(第5図、(イ))
や位置決め用の突起(15)を内壁面(7)に設けること
(第5図、(ロ))により、内外を連通する溝(5)の
開口を常に一定方向に取り付けると良いものである。
(考案の効果) 以上のとおり、内外気圧差に応じて常に内気圧を一定
に保てることができるので、複数のコントロールバルブ
を設ける必要がなく、また内外気圧差に対して対処する
ことが必要となる箇所、例えば車両のフロントアクスル
或はフロントハブのエアブリーザーとしても利用するこ
とが可能となる汎用性の高さを有する優れた効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例であるコントロールバルブの
取付状態を示す斜視図、第2図(イ)はそのI−I拡大
縦断面図、同図(ロ)はII−II拡大横断面図、同図
(ハ)は外壁面の正面図、第3図及び第4図は取付状態
における作動状況を示す拡大断面図、更に第5図
(イ)、(ロ)はこの考案のその他の実施例の取付状態
の断面図である。 1…コントロールバルブ、2…軸、3…鍔部 4…円形リップ、4′…端縁部、5…溝 6…壁、7…内壁面、8…外壁面 9…環状突起、10…切欠き部、11…空隙 12…フロントハブ、13…エアーブリーザー 14…オイル、15…位置決め用の突起 16…凹陥部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸の底部に内壁面に係止する鍔部を形成
    し、上記鍔部の反対側に軸と一体に成形する円形リップ
    を設け、この円形リップは外壁面に設ける一部に切欠き
    部を有する環状突起に密着自在とし、鍔部及び軸に内外
    を連通する溝を穿設してなるコントロールバルブ。
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