JPS5825180Y2 - エア−ブリ−ザ− - Google Patents
エア−ブリ−ザ−Info
- Publication number
- JPS5825180Y2 JPS5825180Y2 JP9083077U JP9083077U JPS5825180Y2 JP S5825180 Y2 JPS5825180 Y2 JP S5825180Y2 JP 9083077 U JP9083077 U JP 9083077U JP 9083077 U JP9083077 U JP 9083077U JP S5825180 Y2 JPS5825180 Y2 JP S5825180Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- lip
- axle case
- air breather
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H57/027—Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車等のアクスルケース、ステアリングギヤ
ボックス、ディノア1/ンシヤルギヤケース、トランス
ミッションケース、燃料タンク、ブレーキオイルやクラ
ッチオイル等のりザーバータンク等の内部に油などをい
れた密閉容器lこ用いられ、これら密閉容器内に水や塵
埃が侵入することなく密閉容器内外の圧力差を的確に補
東するよう機能するエアーブリーザ−に関するものであ
る。
ボックス、ディノア1/ンシヤルギヤケース、トランス
ミッションケース、燃料タンク、ブレーキオイルやクラ
ッチオイル等のりザーバータンク等の内部に油などをい
れた密閉容器lこ用いられ、これら密閉容器内に水や塵
埃が侵入することなく密閉容器内外の圧力差を的確に補
東するよう機能するエアーブリーザ−に関するものであ
る。
この種エアーブリーザ−はアクスルケースに用いる場合
、例えば第1図に1で示す如くアクスルケース2に装着
する。
、例えば第1図に1で示す如くアクスルケース2に装着
する。
この図中、3はアクスルシャフト、4はこのアクスルシ
ャフトをアクスルケース2に支持する軸受、5はオイル
シール、6はホイール、7はタイヤを夫々示す。
ャフトをアクスルケース2に支持する軸受、5はオイル
シール、6はホイール、7はタイヤを夫々示す。
そして、エアーブリーザ−1は従来例えば第2図の如く
構成するのが普通であった。
構成するのが普通であった。
即ち、アクスルケース2の壁部に通気筒8を貫通、固設
し、アクスルケース2から外部に突出した通気筒8の上
端部に、これよりかなり大径のカバー9を溶接(10で
示す)して通気筒8とカバー9の間に隙間12を形成す
る。
し、アクスルケース2から外部に突出した通気筒8の上
端部に、これよりかなり大径のカバー9を溶接(10で
示す)して通気筒8とカバー9の間に隙間12を形成す
る。
カバー9を固設した通気筒8の端部にこれを切欠いて関
口部11を形威し、この開口部11を介して隙間12と
通気筒8の内部(アクスルケース2内に連通)を連通し
、アクスルケース2の内部を大気へ開放する。
口部11を形威し、この開口部11を介して隙間12と
通気筒8の内部(アクスルケース2内に連通)を連通し
、アクスルケース2の内部を大気へ開放する。
かかるエアーブリーザ−の構成では、例えば自動車の走
行中アクスルケース2内の温度が上昇すると、これに起
因するアクスルケース2の内圧上昇分の空気が通気筒8
、開口部11及び隙間12を経て大気中に逃げ、アクス
ルケース2の内外lこおける圧力差を補正する。
行中アクスルケース2内の温度が上昇すると、これに起
因するアクスルケース2の内圧上昇分の空気が通気筒8
、開口部11及び隙間12を経て大気中に逃げ、アクス
ルケース2の内外lこおける圧力差を補正する。
逆lこ、その後、自動車が停止してアクスルケース2内
の温度が低下するとアクスルケース2内の圧力が低下し
大気中の空気が隙間12、開口部11及び通気筒8を経
てアクスルケース2内に流入し、アクスルケース2の内
外における圧力差を補正する。
の温度が低下するとアクスルケース2内の圧力が低下し
大気中の空気が隙間12、開口部11及び通気筒8を経
てアクスルケース2内に流入し、アクスルケース2の内
外における圧力差を補正する。
しかして、上記従来構造のエアーブリーザ−では上述の
如く的確にアクスルケース2の内外における圧力差を補
正できるが、アクスルケース2の内部が大気Iこ常に連
通しているので外部から隙間12、開口部11及び通気
筒8を経て水や塵埃等の異物がアクスルケース2内に侵
入し易く、或いは逆にアクスルケース2内から通気筒8
、開口部11及び隙間12を経て潤滑油が外部に洩れ易
く、歯車や軸受の早期摩耗を生じていた。
如く的確にアクスルケース2の内外における圧力差を補
正できるが、アクスルケース2の内部が大気Iこ常に連
通しているので外部から隙間12、開口部11及び通気
筒8を経て水や塵埃等の異物がアクスルケース2内に侵
入し易く、或いは逆にアクスルケース2内から通気筒8
、開口部11及び隙間12を経て潤滑油が外部に洩れ易
く、歯車や軸受の早期摩耗を生じていた。
この対策として隙間12を小さくすることも考えられる
が、この場合隙間12に泥等の異物が堆積して隙間12
を塞ぎエアーブリーナ゛一本来の呼吸機能をさまたげた
り、或いは毛細管現象により外部から水等が侵入し易く
なるといった不都合を生じる。
が、この場合隙間12に泥等の異物が堆積して隙間12
を塞ぎエアーブリーナ゛一本来の呼吸機能をさまたげた
り、或いは毛細管現象により外部から水等が侵入し易く
なるといった不都合を生じる。
又、従来、第3図に示す如き構造のエアーブリーザ−も
提案されている。
提案されている。
このエアーブリーザ−はアクスルケース2の壁部に貫通
、固設した通気筒13の外端にカバー14を係止せしめ
、このカバーに穿設した通気孔15を経てカバー14内
を大気開放し、更に通気筒13の上端開口部16をばね
17で附勢した弁板18により常閉して、外部からアク
スルケース2内に異物が侵入するのを防止する。
、固設した通気筒13の外端にカバー14を係止せしめ
、このカバーに穿設した通気孔15を経てカバー14内
を大気開放し、更に通気筒13の上端開口部16をばね
17で附勢した弁板18により常閉して、外部からアク
スルケース2内に異物が侵入するのを防止する。
しかして、かかる構成のエアーブリーザ−は、アクスル
ケース2内の温度上昇に起因する圧力上昇時は、この圧
力上昇分が弁板18をはね17に抗して押し上げ開口部
16を開き、通気筒13、カバー14内及び通気孔15
を経て大気に放出され、アクスルケース2の内外におけ
る圧力差を補正できるが、アクスルケース2内の温度低
下に起因する圧力降下時は、ばね17にて付勢された弁
板18が通気筒13の上端開口部16を塞ぎ大気からア
クスルケース2内に空気を導入できず、アクスルケース
2の内外における圧力差を補正できない。
ケース2内の温度上昇に起因する圧力上昇時は、この圧
力上昇分が弁板18をはね17に抗して押し上げ開口部
16を開き、通気筒13、カバー14内及び通気孔15
を経て大気に放出され、アクスルケース2の内外におけ
る圧力差を補正できるが、アクスルケース2内の温度低
下に起因する圧力降下時は、ばね17にて付勢された弁
板18が通気筒13の上端開口部16を塞ぎ大気からア
クスルケース2内に空気を導入できず、アクスルケース
2の内外における圧力差を補正できない。
この場合、アクスルケース2の内圧が大気圧以下のまま
となり、オイルシール5(第1図参照)に無理な負荷が
加わって、この寿命を短くする等の不都合を生じる。
となり、オイルシール5(第1図参照)に無理な負荷が
加わって、この寿命を短くする等の不都合を生じる。
又このエアーブリーザ−は、弁板18及びばね17を要
する複雑な構造となり、高価なものとなってしまう。
する複雑な構造となり、高価なものとなってしまう。
本考案は以上の観点から、簡単な構成でエアーブリーザ
一本来の呼吸機能を全く損うことなく、外部から水、塵
埃等の異物がアクスルケースなどの密閉容器内に侵入し
ないようにしたエアーブリーザ−を提供しようとするも
ので、この目的のため本考案のエアーブリーザ−は密閉
容器の壁部lこ貫通してその内外を連通ずるよう固設し
た通気筒を設けると共に、前記密閉容器の外部に露出す
る該通気筒の端部に、その内部を大気に連通させるため
の環状隙間を該通気筒端部の外周側面との間に持ってこ
れを包套するカバーを設け、前記隙間内に通常はこれを
横切って塞ぐ弾性材料で造った環状リップを配設し、該
環状リップの内外周縁部の一方を対応する前記通気筒端
部外周側面又は前記カバーの内周側面lこ結着すると共
に他方を対応する前記カバーの内周側面又は前記通気筒
端部外周側面lこ接触させたことを特徴とする。
一本来の呼吸機能を全く損うことなく、外部から水、塵
埃等の異物がアクスルケースなどの密閉容器内に侵入し
ないようにしたエアーブリーザ−を提供しようとするも
ので、この目的のため本考案のエアーブリーザ−は密閉
容器の壁部lこ貫通してその内外を連通ずるよう固設し
た通気筒を設けると共に、前記密閉容器の外部に露出す
る該通気筒の端部に、その内部を大気に連通させるため
の環状隙間を該通気筒端部の外周側面との間に持ってこ
れを包套するカバーを設け、前記隙間内に通常はこれを
横切って塞ぐ弾性材料で造った環状リップを配設し、該
環状リップの内外周縁部の一方を対応する前記通気筒端
部外周側面又は前記カバーの内周側面lこ結着すると共
に他方を対応する前記カバーの内周側面又は前記通気筒
端部外周側面lこ接触させたことを特徴とする。
以下、図示の実施例につき本考案を詳細に説明する。
第4図及び第5図は本考案の一例構成を示し、本考案に
おいては内部に油などを入れた密閉容器、例えばアクス
ルケース2の壁部に通気筒20を貫通、固設してこれに
よりアクスルケース2の内外を連通し、アクスルケース
2から突出する通気筒20の上端部にカバー21を溶接
22等により固着する。
おいては内部に油などを入れた密閉容器、例えばアクス
ルケース2の壁部に通気筒20を貫通、固設してこれに
よりアクスルケース2の内外を連通し、アクスルケース
2から突出する通気筒20の上端部にカバー21を溶接
22等により固着する。
通気筒20の上端部にはこれを切欠いて通気筒20の上
端開口部23を形成する。
端開口部23を形成する。
カバー21は、この通気筒20の上端開口部23を大気
に連通させるための第2図に12で示すと同様な環状隙
間を通気筒上端部の外周側面との間に持ってこれを包套
し、通常はこの大気連通を遮断する環状リップ24を少
なくとも1個(図示例では2個)通気筒20の上端部外
周側面とカバー21の内周側面との間の上記隙間内にこ
れを横切るよう配設する。
に連通させるための第2図に12で示すと同様な環状隙
間を通気筒上端部の外周側面との間に持ってこれを包套
し、通常はこの大気連通を遮断する環状リップ24を少
なくとも1個(図示例では2個)通気筒20の上端部外
周側面とカバー21の内周側面との間の上記隙間内にこ
れを横切るよう配設する。
各リップ24は例えば三角断面形状の円環体とし、これ
をゴム又は樹脂等の弾性材料で造る。
をゴム又は樹脂等の弾性材料で造る。
リップ24はその外周縁部24aをカバー21の内周側
面に貼着すると共に、内周縁部24bを先端に向うにつ
れ薄肉にして尖鋭内周縁(リップ先端部)となし、これ
を通気筒20の上端部外周側面に接触させて上記隙間を
常態で塞ぎ、通気筒20の上端開口部23を大気から隔
絶する。
面に貼着すると共に、内周縁部24bを先端に向うにつ
れ薄肉にして尖鋭内周縁(リップ先端部)となし、これ
を通気筒20の上端部外周側面に接触させて上記隙間を
常態で塞ぎ、通気筒20の上端開口部23を大気から隔
絶する。
このときリップ24はできるだけカバー23の奥に収納
すれば外部から飛散してくる水、汚泥等がリップ24に
耐着して、これが早期lこ劣化するのを防止できる。
すれば外部から飛散してくる水、汚泥等がリップ24に
耐着して、これが早期lこ劣化するのを防止できる。
又、通気筒20の外周側面と接触するリップの先端部2
4bは尖鋭であるため、それ自体かなりの柔軟性を持つ
が、後述する作用上なお一層の柔軟性を要求される場合
、第5図の如くリップ先端部24bに、放射状に延びる
複数個(図示の例では4個)のスリット25を、好まし
くは等間隔に設けて、上記の要求にこたえることができ
る。
4bは尖鋭であるため、それ自体かなりの柔軟性を持つ
が、後述する作用上なお一層の柔軟性を要求される場合
、第5図の如くリップ先端部24bに、放射状に延びる
複数個(図示の例では4個)のスリット25を、好まし
くは等間隔に設けて、上記の要求にこたえることができ
る。
この場合、各リップのスリットをずらすと異物の侵入を
より一層防止できる。
より一層防止できる。
なお、リップ24を図示の例では2個設けたが、これl
こ限る必要はなく、使用状態lこ応じて適当な個数だけ
設ければよい。
こ限る必要はなく、使用状態lこ応じて適当な個数だけ
設ければよい。
上述の構成になる本考案のエアーブリーザ−は次の如く
に作用する。
に作用する。
アクスルケース2内が温度上昇により圧力上昇すると、
この圧力上昇分が通気筒20及び開口部23を経てリッ
プ24の柔軟な内周縁部24bを第4図中下方に押動し
てこれを弾性変形する。
この圧力上昇分が通気筒20及び開口部23を経てリッ
プ24の柔軟な内周縁部24bを第4図中下方に押動し
てこれを弾性変形する。
この結果、リップ24の内周縁部24bが通気筒20の
外周側面から離れ、両者間にできる隙間を経て上記の圧
力上昇分が大気中に逃げ、アクスルケース2の内外にお
ける圧力差を補正する。
外周側面から離れ、両者間にできる隙間を経て上記の圧
力上昇分が大気中に逃げ、アクスルケース2の内外にお
ける圧力差を補正する。
逆に、アクスルケース2内が温度低下により圧力降下す
ると、この圧力降下分が通気筒20及び開口部23を経
てリップ24の内周縁部24bを逆に第4図中上方に弾
性変形させる。
ると、この圧力降下分が通気筒20及び開口部23を経
てリップ24の内周縁部24bを逆に第4図中上方に弾
性変形させる。
この結果、リップ24の内周縁部24bは通気筒20の
外周側面から離れ、両者間にできる隙間を経て大気中の
空気がアクスルケース2内に流入し、アクスルケース2
の内外における圧力差を補正する。
外周側面から離れ、両者間にできる隙間を経て大気中の
空気がアクスルケース2内に流入し、アクスルケース2
の内外における圧力差を補正する。
なお、これら圧力差の補正作用後は、リップ内周縁部2
4bが自身の弾性力により第4図に示した常態位置に復
帰し再び通気筒20の外周面と接して通気筒20の外端
開口部23を大気から隔絶することlこより外部からア
クスルケース2内に異物が侵入するのを防止する。
4bが自身の弾性力により第4図に示した常態位置に復
帰し再び通気筒20の外周面と接して通気筒20の外端
開口部23を大気から隔絶することlこより外部からア
クスルケース2内に異物が侵入するのを防止する。
かくして本考案エアーブリーザ−は、上述の如く的確に
密閉容器(例えばアクスルケース2)の内外における圧
力差を補正して、本来の呼吸機能を果たす他、常態では
リップ24が通気筒20の開口部23を大気から常時隔
絶して水、汚泥、塵埃等の異物が密閉箱内に侵入するの
をはソ゛確実(こ防止できる。
密閉容器(例えばアクスルケース2)の内外における圧
力差を補正して、本来の呼吸機能を果たす他、常態では
リップ24が通気筒20の開口部23を大気から常時隔
絶して水、汚泥、塵埃等の異物が密閉箱内に侵入するの
をはソ゛確実(こ防止できる。
なお、リップ24はその所存形状を第4図及び第5図の
場合とは逆向きlこして、即ち第6図に24′で示す如
き三角断面形状にすることもできる。
場合とは逆向きlこして、即ち第6図に24′で示す如
き三角断面形状にすることもできる。
この場合、リップ24′の形状を除き大部分を第4図及
び第5図につき前述した例と同じ構成にするが、前述し
た例と同じく2個設けた各リップ24′の内周縁部24
a′を通気筒20の上端部外周側面に貼着し、尖鋭外周
縁部(リップ先端部)24b’をカバー21の内周側m
?こ接触させる。
び第5図につき前述した例と同じ構成にするが、前述し
た例と同じく2個設けた各リップ24′の内周縁部24
a′を通気筒20の上端部外周側面に貼着し、尖鋭外周
縁部(リップ先端部)24b’をカバー21の内周側m
?こ接触させる。
そして、リップ先端部24b′には第7図の如く、第5
図1こおけるスリット25と同様に機能するスリット2
5′を所要に応じて設けるようにしてもよい。
図1こおけるスリット25と同様に機能するスリット2
5′を所要に応じて設けるようにしてもよい。
かかる構成の本例エアーブリーザ−も、第4図及び第5
図の例につき前述したと同様の作用により、密閉容器(
例えばアクスルケース2)の内外における圧力差を、こ
れに応動する柔軟なリップ先端部24b′の弾性変形に
より確実に補正できると共に、常態で密閉容器内に異物
が侵入するのを防止できる。
図の例につき前述したと同様の作用により、密閉容器(
例えばアクスルケース2)の内外における圧力差を、こ
れに応動する柔軟なリップ先端部24b′の弾性変形に
より確実に補正できると共に、常態で密閉容器内に異物
が侵入するのを防止できる。
第8図及び第9図は本考案エアーブリーザ−の他の例を
示し、本例では通気筒20の内端tこ透孔26を穿ち、
これを経て通気筒20の内部をアクスルケース2内に連
通させると共に、アクスルケース2の外部に露出する通
気筒20の上端部をカバー27で被う。
示し、本例では通気筒20の内端tこ透孔26を穿ち、
これを経て通気筒20の内部をアクスルケース2内に連
通させると共に、アクスルケース2の外部に露出する通
気筒20の上端部をカバー27で被う。
カバー27はコム又は合成樹脂等の弾性材料で造り、そ
の頂壁近傍における内周面に環状リブ28を突出させて
一体成形し、この環状リブ28をカバー頂壁が通気筒2
0の上端面に衝接するまで該通気筒の上端外周に嵌合す
ることによりカバー27を通気筒20の上端部に脱着可
能に取付ける。
の頂壁近傍における内周面に環状リブ28を突出させて
一体成形し、この環状リブ28をカバー頂壁が通気筒2
0の上端面に衝接するまで該通気筒の上端外周に嵌合す
ることによりカバー27を通気筒20の上端部に脱着可
能に取付ける。
このカバー27も前記2例のカバー21と同様通気前2
0の上端部外周面との間lこ環状隙間を持ってこれを包
套し、この隙間内に通常はこれを横切って塞ぐ第4図及
び第5図のリップ24と同様な複数個(図示の例では2
個)の三角断面形状の環状リップ29を配設する。
0の上端部外周面との間lこ環状隙間を持ってこれを包
套し、この隙間内に通常はこれを横切って塞ぐ第4図及
び第5図のリップ24と同様な複数個(図示の例では2
個)の三角断面形状の環状リップ29を配設する。
しかし本例ではこれらリップ29を夫々カバー27の内
周側面に突出させて一体成形し、これらリップの内周縁
部29aを第4図及び第5図のリップ24と同様先端に
向うにつれ薄肉にして尖鋭内周縁(リップ先端部)とな
し、これらリップ先端部を通気筒20の上端部外周側面
に接触させる。
周側面に突出させて一体成形し、これらリップの内周縁
部29aを第4図及び第5図のリップ24と同様先端に
向うにつれ薄肉にして尖鋭内周縁(リップ先端部)とな
し、これらリップ先端部を通気筒20の上端部外周側面
に接触させる。
通気筒20の上端部には透孔30を形成し、この透孔3
0を経てリブ28及びこれIこ隣接する側のリップ29
間における空間31を通気筒20の内部と連通させる。
0を経てリブ28及びこれIこ隣接する側のリップ29
間における空間31を通気筒20の内部と連通させる。
又、カバー27にはその開口端縁に大気導入のための切
欠き32を形成し、これlこよりカバー21の開口端部
内側を大気開放する。
欠き32を形成し、これlこよりカバー21の開口端部
内側を大気開放する。
そして、かように大気開放としたカバー27の開口端部
内側と透孔30(通気筒20の外端開口部)との間を通
常はリップ29により隔絶する。
内側と透孔30(通気筒20の外端開口部)との間を通
常はリップ29により隔絶する。
なお、図示しないが、リップ先端部29aには、所要に
応じ第5図に25で示すと同様のスリットを設けて、リ
ップ先端部29aに一層の柔軟性を持たせることができ
る。
応じ第5図に25で示すと同様のスリットを設けて、リ
ップ先端部29aに一層の柔軟性を持たせることができ
る。
かかる構成の本例エアーブリーザ−も、第4図及び第5
図のリップ24と同様にリップ29が機能して、同様の
作用効果を奏し得る他、通気筒20へのカバー27の脱
着、組付けが容易になり、カバー27と通気筒20とを
第4図及び第6図のカバー21のように、溶接する必要
がなく低コストとなる。
図のリップ24と同様にリップ29が機能して、同様の
作用効果を奏し得る他、通気筒20へのカバー27の脱
着、組付けが容易になり、カバー27と通気筒20とを
第4図及び第6図のカバー21のように、溶接する必要
がなく低コストとなる。
かくして、本考案エアーブリーザ−は上述の如く、密閉
容器の壁部に貫通してその内外を連通ずるよう固設した
通気筒20を設けると共に、前記密閉容器の外部に露出
する該通気筒の端部に、その内部を大気に連通させるた
めの環状掠間を該通気筒端部の外周側面との間に持って
これを包套するカバー21.27を設け、前記隙間内に
通常はこれを横切って塞ぐ弾性材料で造った環状リップ
24.24’、29を配設し、該環状リップの内外周縁
部の一方24a、24’aを対応する前記通気筒20の
端部外周側面又は前記カバー21の内周側面に結着する
と共に他方24b、24’b、29aを対応する前記カ
バー21の内周側面又は前記通気筒20の端部外周側面
に接触させて構成したから、簡易な構成ながら上記リッ
プの弾性変形によりエアーブリーザ−としての本来の呼
吸機能を前記作用説明通り十分行なうことができ、従っ
てこの機能を何等損うことなく、しかも、この呼吸機能
を行なわない常態で水、塵埃等の異物が外部から密閉容
器内に侵入したり、密閉容器内の潤滑油が外部に漏れ出
すのを、この時弾性変形しない上記リップにより確実に
防止できる。
容器の壁部に貫通してその内外を連通ずるよう固設した
通気筒20を設けると共に、前記密閉容器の外部に露出
する該通気筒の端部に、その内部を大気に連通させるた
めの環状掠間を該通気筒端部の外周側面との間に持って
これを包套するカバー21.27を設け、前記隙間内に
通常はこれを横切って塞ぐ弾性材料で造った環状リップ
24.24’、29を配設し、該環状リップの内外周縁
部の一方24a、24’aを対応する前記通気筒20の
端部外周側面又は前記カバー21の内周側面に結着する
と共に他方24b、24’b、29aを対応する前記カ
バー21の内周側面又は前記通気筒20の端部外周側面
に接触させて構成したから、簡易な構成ながら上記リッ
プの弾性変形によりエアーブリーザ−としての本来の呼
吸機能を前記作用説明通り十分行なうことができ、従っ
てこの機能を何等損うことなく、しかも、この呼吸機能
を行なわない常態で水、塵埃等の異物が外部から密閉容
器内に侵入したり、密閉容器内の潤滑油が外部に漏れ出
すのを、この時弾性変形しない上記リップにより確実に
防止できる。
第1図はエアーブリーザ−の適用箇所を例示するアクス
ルケースの一部切欠正面図、第2図及び第3図は従来型
エアーブリーザ−の2例を示す断面図、第4図は本考案
エアーブリーザ−の断面図、第5図は第4図のA−A断
面図、第6図は第4図1こ示すエアーブリーザ−の変形
例を示す断面図、第7図は第6図のB−B断面図、第8
図は本考案エアーブリーザ−の他の例を示す要部縦断側
面図、第9図は第8図のエアーブリーザ−に用いるカバ
ーの平面図である。 1・・・エアーブリーザ−12・・・アクスルケース、
3・・・アクスルシャフト、4・・・軸受、5・・・オ
イルシール、6・・・ホイール、7・・・タイヤ、20
・・・通気筒、21・・・カバー 22・・・溶接、2
3・・・切欠き、24゜24′・・・リップ、25,2
5’・・・・・・スリット、26゜30・・・透孔、2
7・・・カバー 28・・・環状リブ、29・・・リッ
プ、31・・・空間、32・・・切欠き。
ルケースの一部切欠正面図、第2図及び第3図は従来型
エアーブリーザ−の2例を示す断面図、第4図は本考案
エアーブリーザ−の断面図、第5図は第4図のA−A断
面図、第6図は第4図1こ示すエアーブリーザ−の変形
例を示す断面図、第7図は第6図のB−B断面図、第8
図は本考案エアーブリーザ−の他の例を示す要部縦断側
面図、第9図は第8図のエアーブリーザ−に用いるカバ
ーの平面図である。 1・・・エアーブリーザ−12・・・アクスルケース、
3・・・アクスルシャフト、4・・・軸受、5・・・オ
イルシール、6・・・ホイール、7・・・タイヤ、20
・・・通気筒、21・・・カバー 22・・・溶接、2
3・・・切欠き、24゜24′・・・リップ、25,2
5’・・・・・・スリット、26゜30・・・透孔、2
7・・・カバー 28・・・環状リブ、29・・・リッ
プ、31・・・空間、32・・・切欠き。
Claims (1)
- 1.密閉容器の壁部に貫通してその内外を連通ずるよう
固設した通気筒を設けると共に、前記密閉容器の外部に
露出する該通気筒の端部に、その内部を大気に連通させ
るための環状隙間を該通気筒端部の外周側面との間に持
ってこれを包套するカバーを設け、前記隙間内に通常は
これを横切って塞ぐ弾性材料で造った環状リップを配設
し、該環状リップの内外周縁部の一方を対応する前記通
気筒端部外周側面又は前記カバーの内周側面に結着する
と共に他方を対応する前記カバーの内周側面又は前記通
気筒端部外周側面に接触させたことを特徴とするエアー
ブリーザ−0 2、前記カバーは前記通気筒端部に着脱可能に弾性材料
で造られて前記環状9711体に有するものである実用
新案登録請求の範囲第1項記載のエアーブリーザ−0 3、前記他方の環状リップ周縁部は先端に向は薄肉にし
てこれにスリットを形成したものである実用新案登録請
求の範囲第1項又は第2項記載のエアーブリーザ−0
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9083077U JPS5825180Y2 (ja) | 1977-07-11 | 1977-07-11 | エア−ブリ−ザ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9083077U JPS5825180Y2 (ja) | 1977-07-11 | 1977-07-11 | エア−ブリ−ザ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5418556U JPS5418556U (ja) | 1979-02-06 |
JPS5825180Y2 true JPS5825180Y2 (ja) | 1983-05-30 |
Family
ID=29019533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9083077U Expired JPS5825180Y2 (ja) | 1977-07-11 | 1977-07-11 | エア−ブリ−ザ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5825180Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003004127A (ja) * | 2001-06-20 | 2003-01-08 | Nok Corp | ブリーザ |
-
1977
- 1977-07-11 JP JP9083077U patent/JPS5825180Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5418556U (ja) | 1979-02-06 |
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