JP4693277B2 - 印刷システム、印刷システムの印刷方法、画像処理装置、画像処理装置の処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

印刷システム、印刷システムの印刷方法、画像処理装置、画像処理装置の処理方法及び記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷システム、印刷システムの印刷方法、画像処理装置、画像処理装置の処理方法及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来技術】
近年、カラープリンタで再現される画像の質感の再現特性を良くするために、光沢感を制御するためのデバイス開発や画像処理開発が盛んに進められている。電子写真技術技術を用いたカラー印刷では、トナーの定着性を良くするために、シリコンオイルを用いた機器が製品化されている。このシリコンオイルを用いた現像プロセスでは、結果として高光沢な印刷再現となる。また、逆に、光沢感の少ない再現画像を実現するため、シリコンオイルを用いない現像プロセスが開発されており、電子写真においても低光沢な印刷が可能となってきている。一方、インクジェット方式のカラープリンタでは、普通紙、コート紙、光沢紙と光沢感の異なるメディアを開発することにより、1つのプリンタで様々な質感の印刷物を出力することができようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のシリコンオイルを用いた電子写真方式のカラープリンタでは、トナーの載っている量により、光沢度が異なってしまうため、1つの画像の中でも部分的に光沢感が異なり、再現画質の質感再現特性が劣化する、という問題点が存在した。また、シリコンオイルは定着性を良くするために導入されたものであり、局所的に光沢感を制御することはできなかった。そのため、1つのページの中に写真、文字、図形と様々なオブジェクトが存在する場合、ユーザはオブジェクト毎に、その光沢度を自由に設定し、その設定値に基づき再現画像の光沢度を制御した印刷物を出力することができないという問題点が存在した。
【0004】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、複数のオブジェクト毎に光沢度を設定できる印刷システム、印刷システムの印刷方法、画像処理装置、画像処理装置の処理方法及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、カラープリンタと前記カラープリンタへ印刷を指示するコンピュータとから構成される印刷システムにおいて、複数のオブジェクトからなるカラー画像の各オブジェクトの光沢度をオブジェクト毎に設定する設定手段と、前記カラー画像の画素毎の色とオブジェクト毎に設定された光沢度とを、色と光沢度とを表すビットマップデータに展開する展開手段と、前記展開手段により生成された前記色と光沢度とを表すビットマップデータから、前記カラープリンタの色材量と光沢材量とを生成する生成手段とを有し前記生成手段は、前記オブジェクト毎にオブジェクト内部の光沢が均一となるように、前記光沢材量を制御することを特徴とする。
【0006】
また、上記目的を達成するために、本発明は、複数のオブジェクトからなるカラー画像の各オブジェクトの光沢度をオブジェクト毎に設定する設定手段を有するコンピュータからカラー画像データを入力し、画像処理を施して前記カラー画像を再現するカラープリンタへ出力する画像処理装置であって、前記カラー画像の画素毎の色とオブジェクト毎に設定された光沢度とを、色と光沢度とを表すビットマップデータに展開する展開手段と、前記展開手段により生成された前記色と光沢度とを表すビットマップデータから、前記カラープリンタの色材量と光沢材量とを生成する生成手段とを有し、前記生成手段は、前記オブジェクト毎にオブジェクト内部の光沢が均一となるように、前記光沢材量を制御することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0008】
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態における印刷システムの概略構成を示す図である。同図において、101はコンピュータであり、102はコンピュータ101にて起動されたアプリケーションを表示するためのモニタであり、103はモニタ102上に表示されたアプリケーションであり、104はコンピュータ101からの画像データを処理するための画像処理装置であり、105は画像処理装置104からのCMYKSの画像データに基づき紙面上に再現画像を形成するための画像形成装置である。
【0009】
画像形成装置105において、106はCyan(C)トナーの画像形成部、107はMagenta色(M)トナーの画像形成部、108はYellow色(Y)トナーの画像形成部、109はBlack色(K)トナーの画像形成部、110は光沢度、即ちGlossを制御する無色透明(S)トナーの画像形成部を示している。
【0010】
以上の構成において、ユーザがモニタ102上に表示されたアプリケーション103を用いて写真、文字、図形と各オブジェクト毎の光沢度が指定された画像データを作成する。そして、アプリケーション103から作成された画像データの印刷指示が実行されると、コンピュータ101はRGB画素データと画素毎の光沢度を示すGlossデータへの展開処理を実行し、その結果のデータを画像処理装置104へ転送する。ここで、画像処理装置104は転送されたデータを画像形成のためのC'M'Y'K'S'データへと画像変換処理を行い、画像形成装置105へ転送する。そして、画像形成装置105は転送されたC'M'Y'K'S'データに基づき各ユニット106〜110で紙面上への画像形成処理を実行する。
【0011】
以下、図2以降を用いて、順次上述した処理について詳細に説明する。
【0012】
図2は、図1に示したモニタ102上に表示されたアプリケーション103のUIを示す図である。同図において、201,202,203は異なる色、質感を持つ生地の写真であり、また206,207,208は写真201,202,203が印刷された際の光沢度を指定するためのUIであり、ユーザによりそれぞれ100、50、25がGloss値として設定されている。
【0013】
204はテキスト領域であり、209はテキスト領域204が印刷された際の光沢度を指定するためのUIであり、ユーザにより0がGloss値として設定されている。205は図形領域であり、210は図形領域205の円図形が印刷された際の光沢度を指定するためのUIであり、ユーザにより75がGloss値として設定されている。211は同様に正方形図形が印刷された際の光沢度を指定するためのUIであり、ユーザにより75がGloss値として設定されている。
【0014】
図3は、本実施形態におけるカラープリンタの概略構成を示す図である。尚、このカラープリンタは図1に示した画像処理装置104と画像形成装置105とから構成されるものである。305はソースプロファイル(Source Profile)部であり、入力RGBデータのプロファイル情報が格納されており、本実施形態ではモニタ102の発色特性を示すプロファイル情報である。306はデスティネーションプロファイル(Destination Profile)部であり、画像処理装置104及び画像形成装置105で規定される色再現特性を示すプロファイル情報が格納されている。
【0015】
301はカラーマッチング処理部であり、図1に示すコンピュータ101からの画像データRGBとオブジェクト毎のGlossをソースプロファイル305及びデスティネーションプロファイル306の情報に基づき、色みを合わせるためのカラーマッチング処理、即ち色空間圧縮処理を実行し、R'G'B'データを出力する。308は色光沢分解LUT作成部であり、R'G'B'GlossデータをCMYKSデータへ変換するためのLUTを作成する。307は色光沢分解LUT部であり、色光沢分解LUT作成部308で作成されたR'G'B'GlossデータをCMYKSデータへ変換するためのLUTを格納している。302は色光沢分解処理部であり、色光沢分解LUT部307のデータに基づき、カラーマッチング処理部301からのR'G'B'Glossデータを補間処理によりCMYKSデータへ変換する。
【0016】
303は中間調処理部であり、色光沢分解処理部302からのCMYKSデータを後述する画像形成部で形成するためのビット数に変換する。304は画像形成部であり、中間調処理部303からのC'M'Y'K'S'データは図1に示した各ユニット106〜110にそれぞれ転送され、各ユニット106〜110でCyan,Magenta,Yellow,Black,Glossトナーにより紙面上への画像の再現処理がなされる。
【0017】
図4は、カラーマッチング処理部101における色空間圧縮を模式的に示す図であり、L***色空間において、L*軸、a*軸で切った断面図である。同図において、401はソースプロファイル部305に格納されているモニタ102のGamutを示し、402、403、404はデスティネーションプロファイル部306に格納されている画像処理装置104及び画像形成装置105のGamut、即ち、Printer Gamutを示し、402はGloss値100の場合のPrinter Gamutであり、403はGloss値50の場合のPrinter Gamutであり、404はGloss値0の場合のPrinter Gamutである。
【0018】
従って、再現画像のGloss値に応じて、プリンタの色再現域も変化するため、オブジェクト毎にGloss値の設定された画像に対して高精度なカラーマッチングを実現するためにはGloss値毎に色空間圧縮を実行し、最適なカラーマッチング処理を実行しなければならない。
【0019】
そこで、本実施形態では、印刷オブジェクト毎に設定されたGloss値に対応するPrinter Profile情報をあらかじめ作成しておき、入力画像の画素毎のGloss値に応じてPrinter Profile情報を切り替えて最適なカラーマッチング処理を行うものである。
【0020】
以下、オブジェクト毎の最適なカラーマッチング処理について説明する。
【0021】
尚、デスティネーションプロファイル部306には色光沢分解LUT部307のLUTを構成するGloss軸の格子数が、Nの場合、N個のPrinter Gamutを表すプロファイル情報が格納されている。図4に示すように、本実施形態では、説明を簡略化するため、デスティネーションプロファイル部306にはN=3として、3つのプロファイル情報が格納されているものとする。
【0022】
例えば、入力オブジェクトのGloss値が25の場合、Gloss値が50のPirnter Gamut403とGloss値が0のPrinter Gamut404から点線で示すGloss値が25のPrinter Gamut405を補間処理によって作成する。また、入力オブジェクトのGloss値が75の場合、Gloss値100のPirnter Gamut402とGloss値が50のPrinter Gamut403から点線で示すGloss値が75のPrinter Gamut406を補間処理によって作成する。
【0023】
このように補間処理することにより、図2で示したGloss値に対応するPrinter Gamutを全て生成できる。例えば、入力画素のGloss値が100の場合は、Gloss値100のPrinter Gamutプロファイル情報402が選択され、ソースプロファイル部305のMonitor Gamut401からの色空間圧縮処理が実行され、その結果のデータR'G'B'が出力される。また、入力画素のGloss値が25の場合は、Gloss値25のPrinter Gamutプロファイル情報405が選択され、ソースプロファイル部305のMonitor Gamut401からの色空間圧縮処理が実行され、その結果のデータR'G'B'が出力される。以下同様に、入力画素のGloss値に対応したPrinter Profileが選択され、その選択されたPrinter Profileと401Monitor Gamutとの色空間圧縮処理が実行され、つまり、設定されたGloss値毎に最適なカラーマッチング処理ががなされて、その結果のR'G'B'データが出力される。
【0024】
次に、カラーマッチング処理部301で処理されたR'G'B'画素データとGlossデータは、色光沢分解処理部302で色光沢分解LUT部307のデータに基づき、入力4次元出力5次元への補間処理が実行され、CMYKSデータが出力される。この補間処理の方法としては、例えば立方体補間や四面体補間等存在するが、本実施形態では、ある特定の方法に依存するものでないため、どのような方法を用いても良い。
【0025】
以下、色光沢分解LUT部307のLUTデータを作成するための色光沢分解LUT作成部308の処理について図5以降を用いて説明する。
【0026】
図5は、白(White)から黒(Black)へのグレイラインにおけるCMYKSトナーの分解テーブルとGlossの関係を示す図である。図5に示す(A)は、Gloss値0の場合のCMYKトナー分解テーブルであり、それに、Gloss値50を実現する無色透明なSトナー値50を加えたときのGloss値が点線で示されている。この図より明らかなように、CMYKの値が0の場合、Gloss値は0であるが、CMYKトナー量が増えるに従ってGloss値も増してきていることを示している。これは、トナーが重なった場合のGloss特性を示すものであり、無色透明なSトナーとCMYKのカラートナーが紙面上に重なった場合、CMYKのカラートナーが存在しない場合に比べ、そのGloss値が増してしまう特性に起因するものである。
【0027】
図5に示す(B)は、カラートナーCMYKの重なりにより、Gloss値が変化することを考慮して、CMYKトナー量が変化しても出力Glossの特性が一定となるようにSトナーの量を制御したテーブルである。尚、図5に示す(B)では、白から黒への1次元のテーブルに関して示しているが、色光沢分解LUT部307では、入力R'G'B'Glossから出力CMYKSへの4入力5出力のテーブルにおいて、入力Gloss値が同じ場合は、常に出力画素のGlossが一定となるようなCMYKSの組み合せで無ければならない。
【0028】
そこで、図6以降を用いて、入力R'G'B'Glossから出力CMYKSへの4入力5出力のテーブルにおいて、入力Gloss値が同じ場合は、常に出力画素のGlossが一定となるようなCMYKSの組み合せのLUTを作成するための方法を説明する。
【0029】
図6は、上述の色光沢分解LUT部307を説明するための図である。図6の(A)に示すように、入力データR'G'B'に対応してRGB3次元空間上の立方体に格子状に分布された格子点に対応するCMYKSデータがテーブルとして格納されている。そして、この入力3次元テーブルが入力Glossに対応する格子数N個存在する。図4に示した例では、入力Glossに対応する格子数Nとして、3を用いたため、図6に示す(A)のようなテーブルが3つ存在する。
【0030】
図6に示す(B)は、図7以降の具体的なLUT作成方法を説明するための図であり、図6の(A)で示した立方体の8頂点をそれぞれ、W,C,M,Y,R,G,B,Bkとし、W-C,M,YR,G,B,-Bk、及び、W-Bkを結ぶラインを実線もしくは、点線にて図示した図である。ここで、色光沢分解処理部302の入力データを8ビットとした場合、W,C,M,Y,R,G,B,Bk、各頂点の座標は、
W =(255,255,255) であり、White、即ちプリントペーパーの色を示し、
C =( 0 ,255,255) であり、Cyan原色を示し、
M =(255, 0 ,255) であり、Magenta原色を示し、
Y =(255,255, 0 ) であり、Yellow原色を示し、
R =(255, 0 , 0 ) であり、Red原色を示し、
G =( 0 ,255, 0 ) であり、Green原色を示し、
B =( 0 , 0 ,255) であり、Blue原色を示し、
Bk=( 0 , 0 , 0 ) であり、Black、即ちプリンタの最暗点を示す。
【0031】
本実施形態における色光沢分解LUTの作成方法は、このW-C,M,Y,R,G,B-Bk、及びW-Bkを結ぶラインをフレームラインと呼ぶが、このフレームラインの色光沢分解テーブルを作成し、その後、内部の格子点に対応するCMYKSトナー量は内部補間処理により、全てのテーブルデータを作成するものである。
【0032】
図7は、色光沢分解LUT作成処理を示すフローチャートである。この処理は色光沢分解LUT部307にダウンロードするためのテーブルを作成する処理である。
【0033】
まず、ステップS701において、W-BkラインにおけるCMYKカラートナー量分解テーブルを作成する。ここでは、Gloss値が0の場合の色分解テーブルを作成するものである。そして、ステップS702において、W-C,M,Y,R,G,B-BkラインのCMYKカラートナー量分解テーブルを作成する。同様に、Gloss値が0の場合の色分解テーブルを作成するものである。
【0034】
次に、ステップS703において、Gloss値を設定する。ここでは、ステップS704〜S706にて作成するCMYKS分解テーブルのGloss値を設定するものである。まずステップS704では、W-Bkラインにおける無色透明Sトナー量分解テーブルを作成する。図5の(B)に示したように、CMYKカラートナーの重なり量が変化しても印刷紙面上のGloss値がステップS703で設定したGloss値から変化しないように無色透明Sトナー量を制御したテーブルを作成する。次に、ステップS705では、W-C,M,Y,R,G,B-Bkラインにおける無色透明Sトナー量分解テーブルを作成する。図5の(B)に示したように、CMYKカラートナーの重なり量が変化しても印刷紙面上のGloss値がステップS703で設定したGloss値から変化しないように無色透明Sトナー量を制御したテーブルを作成する。
【0035】
次に、ステップS706において、内部補間処理を実行する。即ち、ステップS703〜S705にて作成されたフレームラインの内部空間の各格子点に対応するCMYKSトナーの分解テ-ブルを内部補間処理により作成するものである。尚、このフレームラインの内部補間方法に関しては図8以降を用いて詳細に説明する。そして、ステップS707において、作成すべきGloss値のテーブルを作成し終えたかどうかを判定する。ここで、終了していない場合はステップS703へ進み、次のGloss格子データをGloss値として設定し、上述したステップS703〜S706までの処理を繰り返し、入力Glossの格子データ毎にCMYKSトナー分解テーブルの作成を行う。その後、ステップS707において、作成すべきGloss値のテーブルを作成し終えると、この色光沢分解LUT部307にダウンロードするためのテーブル作成処理を終了する。
【0036】
ここで、上述したステップS706の内部補間処理について図8以降を用いて説明する。内部補間処理は、図8に示すように、1つの面が三角形で構成される6つの四面体に分割され、各四面体毎に補間処理が実行される。まず図8に示す(A)は、頂点W,R,M,Bkで構成される四面体であり、同(B)は頂点W,M,B,Bkで構成される四面体であり、同(C)は頂点W,C,B,Bkで構成される四面体であり、同(D)は頂点W,Y,R,Bkで構成される四面体であり、同(E)は頂点W,Y,G,Bkで構成される四面体であり、同(F)は頂点W,C,G,Bkで構成される四面体である。
【0037】
図9は、本実施形態における内部補間処理を示すフロ-チャートである。尚、このフローチャートは、図7に示したステップS706における内部補間処理の詳細を示すものである。
【0038】
まず、ステップS901において、以降のステップにて各グリッドに対応するトナー量を決定するために、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、Glossのトナー色を順次選択する。そして、ステップS902において、図8の(A)〜(F)に示した6つの四面体を順次選択し、複数の三角形に分割する。この複数の三角形に分割する方法としては、例えば図8に示した(A)の場合、まず四面体を構成する三角形WMR、三角形WMBk、三角形WRBk、三角形MRBkの4つの三角形に分割し、次に四面体WMRBkの内部を三角形WRMに平行な面で、グリッド数に応じて複数の三角形に分割するものである。
【0039】
次に、ステップS903において、分割された複数の対象三角形に対して2次元の補間処理を実行する。尚、この各三角形に対する2次元の補間処理については、図10以降を用いて詳しく説明する。そして、ステップS904において、補間処理結果のトナー等高線と各グリットの距離を算出する。即ち、ステップS903で各三角形に対して2次元の補間処理を実行し作成した図10に示す等高線と色光沢分解LUT部307に対応するグリットとの距離を算出する。次に、ステップS905において、補間処理結果のトナー等高線とステップS904で算出した各グリットの距離との差が最も小さいものを対象グリットのトナー量として決定する。そして、ステップS906において、未決グリットが存在するかどうかを判定する。ここで、未決定グリットが存在する場合はステップS904に戻り、次のグリットに対して上述の処理を繰り返す。
【0040】
また、ステップS906において、ステップS903にて対象となった三角形に対して全てのグリットのトナー量が決定した場合はステップS907へ進む。ステップS907では、ステップS902にて分割された複数の三角形に対して処理が終了したがどうかを判定し、未処理の三角形が存在する場合はステップS903に戻り、上述の処理を繰り返す。また、ステップS902にて選択された四面体の全ての三角形に対して処理が終了した場合はステップS908へ進む。ステップS908では、未処理の四面体が存在するかどうかを判定する。ここで、未処理の四面体が存在する場合はステップS902に戻り、上述の処理を繰り返す。そして、全ての四面体に対して処理が終了した場合はステップS909へ進み、未処理のトナー色が存在するかどうかを判定する。ここで、未処理のトナー色が存在する場合はステップS909に戻り、上述の処理を繰り返す。また、全てのトナー色に対して処理が終了すると、この内部補間処理を終了する。
【0041】
次に、図9に示したステップS903で実行される対象三角形に対する2次元の補間処理の詳細を図10以降を用いて説明する。
【0042】
図10は、ある三角形の三辺のトナー量が図のようなカーブ示されている場合の内部補間結果のトナー等高線を示す図である。同図において、辺OAにおけるトナー量の変化がその辺の右側グラフに示されており、ピークのトナー量は90%となる。また辺OBにおけるトナー量の変化がその辺の左上グラフに示されており、ピーク時のトナー量は30%である。そして、辺ABにおけるトナー量の変化がその辺の下のグラフに示されており、そのピークは60%である。
【0043】
図11、図12は、対象三角形に対する2次元の補間処理の詳細を示すフローチャートである。ここでは、図10に示した場合を例に説明する。まずステップS1101において、対象三角形の3辺におけるトナー量の最大値のポイントを検出する。そして、ステップS1102において、3辺の3つの最大値間の大小関係を求める。次に、ステップS1103において、3辺における3つの最大値間を直線で結び、その間を両端値から補間演算を行う。そして、ステップS1104において、対象三角形の3辺と3つの最大値ポイントによる3つの直線、計6直線においてトナー量の等レベルの点を結び、トナー等高線を生成する。
【0044】
図12は、ステップS1104におけるトナー等高線の生成処理を示すフローチャートである。まず、ステップS1201において、ステップS1101及びS1102の結果に基づき、3つの最大値ポイントにおける最も大きいポイントを点Dとし、その大きさをd、中間の大きさのポイントを点Hとし、その大きさをh、最も小さいポイントを点Jとし、その大きさをjと設定する。尚、図10に示す例では、d=90,h=60,j=30である。
【0045】
次に、ステップS1202において、点Dを含む辺と点Hを含む辺の頂点をA、点Hを含む辺と点Jを含む辺の頂点をB、点Jを含む辺と点Dを含む辺の頂点をOと設定する。そして、ステップS1203において、生成する等高線の間隔sと初期値i(=d−s)を設定し、ステップS1204〜S1212のループでトナー量が0になるまで順次等高線を作成する。
【0046】
ステップS1204では、d>i≧hかどうかを判定する。ここで、Yesの場合はステップS1206へ進み、直線DAと直線DH間、直線DHと直線DJ間、直線DJと直線DO間における値iの点を各々結ぶ。図10に示す例では、等高線の間隔sは15であるため、i=75の等高線がG0-G1-G2-G3と生成され、i=60の等高線がH0-H-H1-H2と生成される。また、ステップS1204で、Noの場合はステップS1205へ進み、h>i≧jかどうかを判定する。ここで、Yesの場合はステップS1207へ進み、直線DAと直線AH間、直線HBと直線HJ間、直線HJと直線DJ間、直線DJと直線DO間における値iの点を各々結ぶ。図10に示す例では、i=45の等高線がI0-I1,I2-I3-I4-I5と生成され、i=30の等高線がJ0-J1,J2-J-J3と生成される。また、ステップS1205において、Noの場合はステップS1208へ進み、直線DAと直線AH間、直線HBと直線BJ間、直線JDと直線DO間における値iの点を各々結ぶ。図10に示す例では、i=15の等高線がK0-K1,K2-K3,K4-K5と生成される。
【0047】
次に、ステップS1209において、i(=d−s)が0かどうかを判定する。ここで、Yesの場合は、全ての対象となる三角形の等高線の生成が終了し、この処理を終了する。また、Noの場合はステップS1210へ進み、iの値を更新、即ち、i=i−sの演算を行う。そして、ステップS1211において、i>0かどうかの判定を行い、Yesの場合はステップS1204に戻り、またNoの場合はステップS1212へ進み、i=0の演算を行った後、ステップS1204に戻り、上述の処理を繰り返す。
【0048】
以上、説明したように等高線の値iが0となるまで、ステップS1204からS1212までのループを繰り返して行う。尚、本実施形態では、説明を分かり易くするためにs=15と設定した場合を例に説明したが、グリッドの値をより正確にするためには、s=1と設定して1ステップ毎に等高線を生成すべきことは言うまでもない。
【0049】
次に、3辺のトナーカーブが図10に示した例と異なる場合について、図13乃至図15に示す例を参照しながら、その動作説明を行う。
【0050】
図13は、3辺の最大値が同じ場合の等高線の例を示す図である。この場合、図12には明記されていないが、ステップS1208の等高線生成処理のみ実行されて図13に示すような等高線が生成される。
【0051】
図14は、1つの辺のトナー量が全て0の場合で、かつ、他の2つの辺の最大値が同じ場合の等高線の例を示す図である。この場合、直線DAと直線AH間、直線HBと直線DO間における値iの点を各々結び、図14に示すような等高線になる。
【0052】
図15は、2つの辺の最大値が同じで、かつ、点Aと重なっている場合の等高線の例を示す図である。この場合、図12に示すステップS1206では、D,A,Hは同じ点のため等高線生成処理されず、ステップS1207では、直線DAと直線AH間はD,A,Hが同じ点のため存在せず、直線HJと直線DJ間はD,Hが同じ点のため実行されず、直線HBと直線HJ間と直線DJと直線DO間のみにおける値iの点を夫々結ぶ処理がなされる。また、ステップS1208では、直線DAと直線AHはD,A,Hが同じ点のため存在せず、直線HBと直線BJ間と直線JOと直線DO間のみにおける値iの点を夫々結ぶ処理がなされ、図15に示すような等高線となる。
【0053】
図16は、図6に示した(B)における頂点W-C-Bkによる三角形内の補間例を説明するための図であり、各辺におけるC,M,Y,Kのトナー色テーブルの曲線例が示されている。そして、図17は、図16のトナー色毎の等高線を示すもので、図17の(A)は、Cトナー等高線を示し、この場合、図15に示したケースである。また図17の(B)はMトナー等高線を示し、この場合、図14に示したケースである。また図17の(C)はYトナー等高線を示し、この場合も図14に示したケースである。また図17の(D)はKトナー等高線を示し、この場合、図14に示したケースであるが、Kトナーは、途中から挿入されているため、トナー量が0の領域が広く存在し、途中からKトナー等高線が生成されている。更に図17の(E)はSトナー等高線を示し、この場合、図10に示したケースの変形例である。
【0054】
このように、本実施形態によれば、コンピュータ上のアプリケーションにより1ページ内に複数のオブジェクトが存在する場合、そのオブジェクト毎にユーザはUI等を用いて各オブジェクトの光沢度を設定することが可能となる。また、各オブジェクト毎に設定された光沢度に基づき、色と光沢度を表すビットマップデータに変換し、ビットマップ毎の色情報と光沢度情報を画像形成装置の色材量と光沢剤量に分解し、その材量と光沢剤量に基づき再現画像を形成する。これにより、各オブジェクト毎にユーザがその光沢度を自由に設定し、オブジェクト内の光沢度が均一となる高品質の質感再現を達成することができる。
【0055】
また、本実施形態によれば、R'G'B'Glossの4つの入力データをCMYKSの5つの出力データへ変換するテーブルを設け、入力Glossの格子データ毎にCMYKのトナー量が異なった場合でも印刷紙面上での光沢度が一定となるように無色透明なSトナー量を設定できる。また、目標とする光沢度が格子データ上にない場合は、補間演算処理によりCMYKSトナー量を算出することで、再現可能な光沢度の範囲内であれば、画素毎に光沢度を自由に制御することが可能となり、1つの画像の中で光沢度が均一となる高品質の質感再現を実現することができる。
【0056】
更に、本実施形態によれば、オブジェクト毎にGloss値を設定し、その設定されたGloss値のPrinter Gamut情報が存在しない場合は、複数の存在するPrinter Gamut情報から所望のGloss値に応じてPrinter Gamut情報を生成し、そのPrinter Gamut情報に対してMonitor Gamutの色空間圧縮処理を行うため、光沢度を制御することにより、そのプリンタの色再現範囲が変化した場合においても、高精度なカラーマッチングを実現することができる。
【0057】
尚、画像形成装置として電子写真方式のものを用いたが、本発明はこれだけに限らず、例えばインクジェットプリンタなどのCMYKの色材に光沢度を制御することができる材料を新たに加えることにより、どのような方式のカラープリンタにおいても実現することができる。更に、従来の色材もCMYKの4色だけに限るものでなく、淡いシアンやマゼンタのインクを用いたシステムでは、C,M,Y,K,LC,LMの6色に光沢度を制御することができる材料を加えた印刷システムでも良い。
【0058】
また、RGB+Gloss入力画素データからC'M'Y'K'S'への画像処理は、画像処理装置104においてハードウエアにて実施されたが、本発明はこれに限らず、図1に示したコンピュータ101内のプリンタドライバのソフトウエアで処理され、その結果が直接画像形成装置105へ送られるシステム構成でも良い。或いは、RGB+Gloss入力画素データからC'M'Y'K'S'への画像処理の一部がドライバによるソフトウエア処理で、一部が画像処理装置によるハードウエア処理などその実施形態はハードウエア処理やソフトウエア処理に限定されるものではない。
【0059】
また、カラープリンタの色再現域を規定するインク色分解テーブルの入力色空間としてR'G'B'色空間を用いたが、これはR'G'B'に限らず、CMYやabcなど3つの変数により3次元的にプリンタの色再現範囲を規定できるものならばよい。
【0060】
以上説明したように、実施形態によれば、1ページ内に複数のオブジェクトが存在する場合、そのオブジェクト毎に、ユーザが、その光沢度を設定することができ、その設定された光沢度に応じて、オブジェクト毎に光沢度が別々で、かつオブジェクト内の光沢度が均一である高品質の質感再現を実現することが可能となる。
【0061】
また、画素毎に光沢度を自由に制御することが可能となり、1つの画像の中で光沢度が均一である高品質の質感再現を実現することが可能となる。
【0062】
更に、光沢度を制御することにより、そのプリンタの色再現範囲は変化するが、その場合においても、高精度のカラーマッチングを実現することができる。
【0063】
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0064】
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0065】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0066】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0067】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0068】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、オブジェクト内の画素毎に光沢材量を変化させて、オブジェクト毎にオブジェクト内で一様な光沢を得ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における印刷システムの概略構成を示す図である。
【図2】図1に示すモニタ102上に表示されたアプリケーション103のUIを示す図である。
【図3】本実施形態におけるカラープリンタの概略構成を示す図である。
【図4】カラーマッチング処理部101における色空間圧縮を模式的に示す図である。
【図5】白(White)から黒(Black)へのグレイラインにおけるCMYKSトナーの分解テーブルとGlossの関係を示す図である。
【図6】色光沢分解LUT部307を説明するための図である。
【図7】色光沢分解LUT作成処理を示すフローチャートである。
【図8】内部補間処理を説明するための四面体を示す図である。
【図9】本実施形態における内部補間処理を示すフロ-チャートである。
【図10】ある三角形の三辺のトナー量が図のようなカーブ示されている場合の内部補間結果のトナー等高線を示す図である。
【図11】対象三角形に対する2次元の補間処理の詳細を示すフローチャートである。
【図12】ステップS1104におけるトナー等高線の生成処理を示すフローチャートである。
【図13】3辺の最大値が同じ場合の等高線の例を示す図である。
【図14】1つの辺のトナー量が全て0の場合で、かつ、他の2つの辺の最大値が同じ場合の等高線の例を示す図である。
【図15】2つの辺の最大値が同じで、かつ、点Aと重なっている場合の等高線の例を示す図である。
【図16】図6に示した(B)における頂点W-C-Bkによる三角形内の補間例を説明するための図である。
【図17】図16のトナー色毎の等高線を示す図である。
【符号の説明】
101 コンピュータ
102 モニタ
103 アプリケーション
104 画像処理装置
105 画像形成装置
106 Cyanトナーの画像形成部
107 Magentaトナーの画像形成部
108 Yellowトナーの画像形成部
109 Blackトナーの画像形成部
110 Glossトナーの画像形成部
201 写真オブジェクト
202 写真オブジェクト
203 写真オブジェクト
204 テキストオブジェクト
205 図形を示す領域
206 写真オブジェクト201のGloss値を設定するUI
207 写真オブジェクト202のGloss値を設定するUI
208 写真オブジェクト203のGloss値を設定するUI
209 テキストオブジェクト204のGloss値を設定するUI
210 円図形オブジェクトのGloss値を設定するUI
211 正方形図形オブジェクトのGloss値を設定するUI
301 カラーマッチング処理部
302 色光沢分解処理部
303 中間調処理部
304 画像形成部
305 Source Profile部
306 Destination Profile部
307 色光沢分解LUT部
308 色光沢分解LUT作成部

Claims (10)

  1. カラープリンタと前記カラープリンタへ印刷を指示するコンピュータとから構成される印刷システムにおいて、
    複数のオブジェクトからなるカラー画像の各オブジェクトの光沢度をオブジェクト毎に設定する設定手段と、
    前記カラー画像の画素毎の色とオブジェクト毎に設定された光沢度とを、色と光沢度とを表すビットマップデータに展開する展開手段と、
    前記展開手段により生成された前記色と光沢度とを表すビットマップデータから、前記カラープリンタの色材量と光沢材量とを生成する生成手段とを有し
    前記生成手段は、前記オブジェクト毎にオブジェクト内部の光沢が均一となるように、前記光沢材量を制御することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記展開手段により展開された前記ビットマップデータを色空間圧縮処理する圧縮手段と、
    前記圧縮手段により色空間圧縮処理された前記ビットマップデータを前記カラープリンタの色材量と光沢材量とに分解する分解手段とを更に有することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記分解手段は、前記光沢度に対応する参照テーブルを参照することにより、前記オブジェクト毎にオブジェクト内部の光沢が均一となるように、前記ビットマップデータを前記カラープリンタの色材量と光沢材量とに分解することを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記参照テーブルは、前記色材量の重なりが変化しても印刷紙面上の光沢が変化しないように前記光沢材量を制御するためのものであることを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  5. 前記参照テーブルを作成する作成手段を更に有することを特徴とする請求項4に記載の印刷システム。
  6. 前記圧縮手段は、前記オブジェクト毎に設定された光沢度に対応するプロファイル情報を用いて、前記展開手段により展開された前記ビットマップデータを色空間圧縮処理することを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  7. 複数のオブジェクトからなるカラー画像の各オブジェクトの光沢度をオブジェクト毎に設定する設定手段を有するコンピュータからカラー画像データを入力し、画像処理を施して前記カラー画像を再現するカラープリンタへ出力する画像処理装置であって、
    前記カラー画像の画素毎の色とオブジェクト毎に設定された光沢度とを、色と光沢度とを表すビットマップデータに展開する展開手段と、
    前記展開手段により生成された前記色と光沢度とを表すビットマップデータから、前記カラープリンタの色材量と光沢材量とを生成する生成手段とを有し、
    前記生成手段は、前記オブジェクト毎にオブジェクト内部の光沢が均一となるように、前記光沢材量を制御することを特徴とする画像処理装置。
  8. カラープリンタと前記カラープリンタへ印刷を指示するコンピュータとから構成される印刷システムの印刷方法において、
    複数のオブジェクトからなるカラー画像の各オブジェクトの光沢度をオブジェクト毎に設定する設定工程と、
    前記カラー画像の画素毎の色とオブジェクト毎に設定された光沢度とを、色と光沢度とを表すビットマップデータに展開する展開工程と、
    前記展開工程において生成された前記色と光沢度とを表すビットマップデータから、前記カラープリンタの色材量と光沢材量とを生成する生成工程とを有し
    前記生成工程は、前記オブジェクト毎にオブジェクト内部の光沢が均一となるように、前記光沢材量を制御することを特徴とする印刷システムの印刷方法。
  9. 複数のオブジェクトからなるカラー画像の各オブジェクトの光沢度をオブジェクト毎に設定する設定手段を有するコンピュータからカラー画像データを入力し、画像処理を施して前記カラー画像を再現するカラープリンタへ出力する画像処理装置の処理方法であって、
    前記カラー画像の画素毎の色とオブジェクト毎に設定された光沢度とを、色と光沢度とを表すビットマップデータに展開する展開工程と、
    前記展開工程において生成された前記色と光沢度とを表すビットマップデータから、前記カラープリンタの色材量と光沢材量とを生成する生成工程とを有し、
    前記生成工程は、前記オブジェクト毎にオブジェクト内部の光沢が均一となるように、前記光沢材量を制御することを特徴とする画像処理装置の処理方法。
  10. 請求項9に記載の画像処理装置の処理方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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