JP2000301744A - 記録方法及び記録装置 - Google Patents

記録方法及び記録装置

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JP2000301744A
JP2000301744A JP11603899A JP11603899A JP2000301744A JP 2000301744 A JP2000301744 A JP 2000301744A JP 11603899 A JP11603899 A JP 11603899A JP 11603899 A JP11603899 A JP 11603899A JP 2000301744 A JP2000301744 A JP 2000301744A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録方法及び記録装置に関し、高品位の鮮や
かなカラー画像を再現性良く得る手段を提供する。 【解決手段】 少なくとも色材と、樹脂またはワックス
の少なくとも一方、および、これらを溶解または分散さ
せる液媒体からなる一色以上のカラー記録液を用いて記
録した記録媒体1の記録面2のべた記録部における85
度角測定による光沢度を6以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録方法及び記録装
置に関するものであり、特に、樹脂またはワックスの少
なくとも一方を含むインクを用いてカラー記録部の光沢
性を高めることによって鮮やかさを向上させる点に特徴
のある記録方法及び記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等の情報
機器端末としてのプリンタ装置として、印字に伴う騒音
の発生がなく且つ構造の簡単な非接触ノンインパクト型
のインクジェット型プリンタ、即ち、インクジェット記
録装置がオフィス内での使用に適していると注目されて
いる。
【0003】この様な従来のインクジェット記録方式
は、インク加圧手段であるピエゾ素子等の変形力やイン
ク加熱手段であるヒータ等による気泡発生力による圧力
変動等の吐出手段を用いて微小なノズルからインクを記
録媒体上に吐出して、吐出したインクによりドットを形
成し、ドットパターンにより種々の画像を記録する方式
である。
【0004】このインクジェット記録方式によりカラー
記録を行う場合には、少なくともイエロー、マゼンタ、
シアン等の色の異なる3色のインクを各々吐出する必要
があり、また、黒色を記録するためには、黒インクを使
用することによってリアルブラックを記録して、より高
画質のカラー記録を実現している。
【0005】ここで、図6及び図7を参照して、記録ヘ
ッドを搭載したシリアルタイプの階調カラーインクジェ
ット記録装置の一例を説明する。 図6参照 図6は、インクジェット記録装置の概略的要部透視斜視
図であり、インクジェット記録装置10においては、各
インクに対応するインクカートリッジ、即ち、イエロー
インクカートリッジ、マゼンタインクカートリッジ、シ
アンインクカートリッジ、及び、黒インクカートリッジ
が取り付けられたインクジェットヘッド部11がキャリ
ア12に搭載され、このキャリア12がフレーム13に
固定されたステージシャフト14に沿って主走査方向、
即ち、図において矢印で示すX方向に移動可能に取り付
けられている。
【0006】また、記録媒体である記録用紙15は紙送
りローラ16によって副走査方向に搬送され、インクジ
ェットヘッド部11の最下面のインク吐出部と対向する
位置で、画像データに基づいてインクを吐出し、この基
本動作の繰り返しにより、色の異なるドットにより構成
された階調カラー画像を記録するものである。なお、バ
ックアップユニット17は、クリーニング等を行う復旧
機構である。
【0007】図7(a)参照 図7(a)は、インクジェットヘッド部11の概略的斜
視図であり、インクジェットヘッド部11には、イエロ
ーインクカートリッジ18、マゼンタインクカートリッ
ジ19、シアンインクカートリッジ20、及び、黒イン
クカートリッジ21が着脱可能に取り付けられている。
【0008】この場合、必要に応じて、マゼンタインク
カートリッジ19及びシアンインクカートリッジ20に
ついては、それぞれ濃淡の2種類のインクを用意しても
良いものである、その場合には、カートリッジは6個と
なる。なお、イエローについては、濃淡の区別をつけて
もメリットがほとんどないので、単一のカートリッジと
する。
【0009】図7(b)参照 図7(b)は、インクカートリッジの斜視図であり、図
においては、イエローインクカートリッジ18を代表し
て示しているが、図におけるイエローインクカートリッ
ジ18の下側にインクジェットヘッドへのインク供給部
が設けられている。
【0010】この様なインクジェット記録装置を用いて
カラー画像を記録する場合、用紙の記録面に光沢性を付
与することによって、鮮やかさを増加し、より高品位の
記録を実現することができる。この様に記録面に光沢性
を付与する方法としては、記録液に樹脂やワックス等の
固形分を含有させることで記録面の平滑性を向上する方
法、樹脂やワックス等の固形分をヒートロールを用いて
フィルム化する方法、記録後に記録面全体をフィルムに
よってラミネートする方法、或いは、記録媒体自体の表
面を光沢化した光沢フィルムや光沢紙と呼ばれる特殊な
記録媒体を使用する方法が知られている。
【0011】また、階調を表現する方法としては、面積
階調法と濃度階調法とが知られており、この内、面積階
調法には、マトリクスを組んでこれを画素とし、一画素
内に記録するドットの数を制御することによって階調を
表現する方法、或いは、1ドットの大きさを制御するこ
とによって階調を表現する方法等がある。
【0012】一方、濃度階調法には、複数の記録濃度の
異なるドットにより階調を表現する方法等があり、これ
らの面積階調法及び濃度階調法とを組み合わせて使用す
ることにより、より滑らかな階調表現が可能になり、高
品位の記録を実現することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の光沢性
を付与する各方法において、固形成分を含有させる方法
の場合には、固形成分と光沢度との具体的な数値関係が
設定されていないという問題があり、フィルム化させる
方法の場合には、記録装置にヒートロールを備えつける
必要があり、また、ラミネートする方法の場合には、別
途加工工程が必要になり、高価で且つ記録媒体の質感が
変わる等の問題があり、さらに、光沢紙等を用いる方法
の場合には、記録媒体が限定され高価になるという問題
がある。
【0014】また、従来、濃淡インクを使用して階調を
表現する場合、高濃度域では主に濃色インクで記録を行
い、低濃度域では主に淡色インクで記録を行うことにな
るが、高濃度域ほど鮮やかさが要求され、より高い濃
度、彩度、及び、光沢を付与した場合には、より高光沢
性が必要となる。
【0015】しかし、従来の記録方法においては、光沢
の大きさが具体的に規定されておらず、インクの付着量
等により低濃度域での光沢性が高濃度域における光沢性
よりも高くなったり、高濃度域の鮮やかさが低下して画
質が低下したり、また、中間濃度域での光沢性が高くな
ったり或いは低くなったりして階調の変化が歪み、画質
を低下する等の問題がある。
【0016】したがって、本発明は、高品位の鮮やかな
カラー画像を再現性良く得る手段を提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】ここで、図1を参照し
て、本発明における課題を解決するための手段を説明す
るが、図1(a)は光沢度の測定方法の説明図であり、
また、図1(b)は、光沢度による画質の良否の判定基
準を示す図である。 図1(a)及び(b)参照 (1)本発明は、少なくとも色材と、樹脂またはワック
スの少なくとも一方、および、これらを溶解または分散
させる液媒体からなる一色以上のカラー記録液を用いて
記録を行う記録方法において、記録媒体1の記録面2の
べた記録部における85度角測定による光沢度が6以上
であることを特徴とする。
【0018】この様に、従来、特に規定されていなかっ
た光沢度を、記録媒体1の記録面2のべた記録部におけ
る85度角測定による光沢度が6以上になるように規定
することによって、鮮やかな高画質の画像を再現性良く
記録することができる。なお、85度角測定による光沢
度とは、図1(a)に示すように、例えば、タングステ
ン・フィラメント・ランプからなる光源3から入射角が
85度となるように入射光4を記録媒体1の記録面2に
入射させ、記録面2からの反射光5を、例えば、Siフ
ォトダイオードからなる受光器6で検出して光沢度を決
定するものであり、通常屈折率が1.567の黒色ガラ
ス標準板を基準として光沢度100と定義するものであ
る。
【0019】(2)また、本発明は、黒色の記録液と、
少なくとも色材と、樹脂またはワックスの少なくとも一
方、および、これらを溶解または分散させる液媒体から
なる一色以上のカラー記録液を用いて記録を行う記録方
法において、記録媒体1の記録面2のカラー記録液のべ
た記録部における85度角測定による光沢度が6以上で
あり、且つ、黒色の記録液のべた記録部における85度
角測定による光沢度が5以下であることを特徴とする。
【0020】この様に、黒色の記録液色を併せて用いて
カラー記録を行う場合、黒色の記録液のべた記録部にお
ける85度角測定による光沢度を5以下と規定すること
によって、カラーの鮮やかさと黒の視認性を両立させる
ことができ、特に、文字等の黒記録部がある場合に好適
である。
【0021】(3)また、本発明は、少なくとも色材
と、樹脂またはワックスの少なくとも一方、および、こ
れらを溶解または分散させる液媒体からなる一色以上の
カラー記録液を用いて階調記録を行う記録方法におい
て、同じ色の記録部においては、記録濃度が高いほど光
沢度が高いことを特徴とする。
【0022】この様に、カラー階調記録を行う場合、同
じ色の記録部においては、記録濃度が高いほど光沢度を
高くすることによって、鮮やかで、且つ、滑らかな階調
性の高画質階調カラー記録が可能になる。
【0023】(4)また、本発明は、上記(3)におい
て、カラー記録液として、少なくとも、イエロー、マゼ
ンタ、及び、シアンの3色の記録液を用い、彩度の低い
記録液によって記録された記録部ほど光沢度が高いこと
を特徴とする。
【0024】この様に、少なくとも、Y,M,Cの3色
を用いてカラー階調記録を行う場合、彩度の低い記録液
によって記録された記録部ほど光沢度を高くすることに
よって、色再現範囲をバランスを向上することができ
る。因に、Yより彩度の低いM,Cについて、樹脂また
はワックスの量をYの1.5倍にすることによって、彩
度を10%程度高めることができ、それによって、各色
間の彩度のバランスを改善することができる。
【0025】(5)また、本発明は、少なくとも色材
と、樹脂またはワックスの少なくとも一方、および、こ
れらを溶解または分散させる液媒体からなる一色以上の
カラー記録液を用い、同じ色の記録液として2種類以上
の濃淡の記録液を用い、これらの記録液を記録媒体1に
付着させて形成したドットの集合により画素を形成する
ことにより階調表現を行う記録方法において、高濃度画
素の光沢度が低濃度画素の光沢度と同等以上になるよう
に濃淡の記録液を選択することを特徴とする。
【0026】この様に、同じ色の記録液として2種類以
上の濃淡の記録液を用い、これらの記録液を記録媒体1
に付着させて形成したドットの集合により画素を形成す
ることにより階調表現を行う場合、高濃度画素の光沢度
が低濃度画素の光沢度と同等以上になるように濃淡の記
録液を選択することによって、中間調域での階調性を滑
らかにすることができる。
【0027】(6)また、本発明は、上記(5)におい
て、各記録液中に無着色の樹脂またはワックスを添加す
ることによって、記録液中の樹脂またはワックスの少な
くとも一方の量を調整したことを特徴とする。
【0028】この様に、着色樹脂または着色ワックスか
らなる各記録液中に無着色の樹脂またはワックスを添加
して、各記録液中の樹脂またはワックスの少なくとも一
方の量を調整することによって、記録濃度に影響するこ
となく、光沢度の調整が可能になる。
【0029】(7)また、本発明は、記録装置におい
て、上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の記録方法
により記録を行うための制御手段を設けたことを特徴と
する。
【0030】この様に、上記(1)乃至(6)のいずれ
かに記載の記録方法により記録を行うための制御手段を
設けることにより、記録装置にヒートロール等の加熱・
加圧手段を設けることなく、或いは、光沢紙等の特殊な
記録媒体1を用いることなく、光沢性に優れた鮮やかな
高画質のカラー記録が可能な記録装置を構成することが
できる。
【0031】
【発明の実施の形態】ここで、本発明の第1乃至第7の
実施の形態を説明するが、まず、第1の実施の形態を説
明する。この第1の実施の形態に用いるインクジェット
記録装置の基本的構成は、図6及び図7に示したものと
同様であり、ここでは、Y,M,C,Kについて、夫々
1つのインクカートリッジを搭載したインクジェットヘ
ッドを用いる。
【0032】まず、通常の方法を用いて、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の各色の染料で
着色した樹脂微粒子を高分子分散剤を用いて湿潤効果の
あるグリコール類を含んだ水溶液である水性分散媒に分
散してY,M,Cの3色のインクを製造する。なお、樹
脂を着色する染料としては油溶性のものを使用し、樹脂
中の染料濃度を10重量%、インク中の着色樹脂濃度を
15重量%とし、また、色境界部での混色を抑制するた
めに、界面活性剤を添加して、インクの記録媒体への浸
透性を高めた。また、黒色インクについては、黒色の水
溶性染料をグリコール水溶液に溶解してカラーインクよ
りも浸透しにくい黒色インクを製造した。
【0033】次いで、これらのインクを用いて記録紙に
記録を行うことになるが、カラーインクの場合には、約
50pl(ピコ・リットル)/ドット、黒色インクの場
合には、約100pl/ドットの割合でインクを吐出さ
せ、解像度360dpiのべた記録を普通紙及びコート
紙に行った。
【0034】
【表1】 表1は、上記の記録結果を纏めたもので、カラーインク
については、普通紙に対しては1乃至5回、コート紙に
ついては1〜4回の重記録を行い、また、黒色インクに
ついては、各1回の記録を行った場合の85度各測定の
光沢度を測定した結果を示したものである。
【0035】この様な記録サンプルを目視評価した結
果、光沢度が5以下では光沢性を認識できず、6以上か
ら光沢性を認識することができたが、6程度の場合、光
沢にムラがありギラツキ感があった。一方、光沢度が1
0以上では光沢が均一となり明らかな画質向上が認識で
きた。また、黒の場合には、光沢が見られず、文字を記
録した場合の目視性に優れていた。
【0036】これらの結果から、 記録面に記録する樹脂量が多いほど光沢性が増加する
こと、 表面層にインクが残りやすいこと、 表面が平滑なコート紙ほど光沢が大きくなること、及
び、 色による光沢の差はあまりないこと、 が分かる。
【0037】また、インク中の樹脂量が多いほど光沢は
大きくなるが、その値はインクの浸透性によっても変わ
るので、画質の良否を決定するためには、樹脂量を規定
するよりも、光沢性を規定することが有効であり、鮮や
かで良好な画質を得るためには、上述のように、カラー
記録部の光沢度としては6以上が必要であり、また、1
0以上あれば十分である。
【0038】次に、第2の実施の形態を説明するが、こ
の場合のインクジェット記録装置の基本的構成も、図6
及び図7に示したものと同様であるが、2ドット×2ド
ットのマトリクスを1画素とし、この1画素に記録する
ドットの数(最大4ドット)と濃淡のインクの種類で階
調を表現するタイプのものである。この第2の実施の形
態においては、階調性を直線的にして最大数の階調レベ
ルを実現するために、濃色インクの濃度を淡色インクの
濃度の約2倍とし、さらに、ほぼ等量の水溶性樹脂を添
加することによって、ほぼ同じ物性の濃淡インクを製造
する。
【0039】この濃淡インクを等量吐出してほぼ同じ大
きさのドットを記録した結果、階調レベル=淡色ドット
の個数+濃色ドットの個数×2の関係で表すことがで
き、下記の表2に示すようなドットの組合せで、0〜8
の9レベルの直線的な階調性を表現することができる。
【0040】
【表2】 この場合、各インクに含まれる樹脂量は同じであるた
め、画素の光沢度は記録したドット数、したがって、イ
ンク量に比例することになり、表2に示したドットの組
合せの場合には、階調レベルの増加に対して光沢度が減
少することがなく、滑らかな階調表現が可能になる。
【0041】
【表3】 表3は、ドットの組合せを表2のドットの組合せと若干
変えて0〜8の9の直線的な階調性を表現した場合であ
り、この場合、階調レベルの増加に対して中間調領域で
光沢度が減少し、階調が歪んで画質が低下する。したが
って、上記の第2の実施の形態のように、階調レベルの
増加に対して光沢度が減少しないようにドットの組合せ
を選択することが重要になる。
【0042】次に、図2を参照して、本発明の第3の実
施の形態を説明する。まず、上記の第2の実施の形態と
同様に水溶性樹脂を添加しないY,M,Cの3色の濃色
インクを製造し、この濃色インクを用いて階調レベル
8、即ち、4ドットによるべた記録を行い、各色の彩度
をL* ,a* ,b* 表色空間のa* ,b * 座標軸の距離
により測定し、その結果を下記の表4に示した。
【表4】
【0043】表4から明らかなように、イエローはその
色相から他のマゼンタやシアンの色より彩度が高くなる
が、一般に、彩度が大きいほど表現できる色が多くな
り、高画質の記録が実現できるが、この様に、イエロー
と、マゼンタ及びシアンとの間に彩度の差があると、色
再現範囲のバランスが低下することになる。
【0044】そこで、マゼンタについて、上記の第2の
実施の形態において水溶性樹脂の添加量を0から最大約
2倍の範囲で調整し、このマゼンタインクを用いてベタ
記録を行って光沢度と彩度の関係を測定した。なお、各
マゼンタインクの粘度が同等になるようにグリコール類
の量で調整する。
【0045】図2参照 図2は、光沢度と彩度の相関図であり、光沢度の増加に
伴って彩度を高くすることができることが確認された。
したがって、上記の第2の実施の形態において、マゼン
タ及びシアンに添加する水溶性樹脂量をイエローに添加
する水溶性樹脂量の約1.5倍とすることによって、彩
度を10%程度増加させることができ、色再現範囲のバ
ランスを望ましいものとすることが可能になる。
【0046】但し、光沢度が16程度以上になると彩度
が飽和する傾向が見られるように、光沢度が増加しても
色材の特性により彩度は飽和し、また、樹脂量の増加に
より光沢度増加させる場合、インクの粘度の増加を伴う
ため、粘度の増加に伴ってインク吐出特性への影響が大
きくなる点に留意を要する。なお、ヒートロール等を用
いた加熱定着法等により光沢度を増加する場合には、粘
度増加等は伴わないことになる。
【0047】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
るが、この場合のインクジェット記録装置の基本的構成
も、図6及び図7に示したものと同様であるが、吐出手
段に印加する電気信号のエネルギーを変えることによっ
て10pl単位で10pl〜40plの量のインクを吐
出し、1ドットで1画素を形成する。この第4の実施の
形態において使用するインクは、顔料で着色したワック
ス微粒子を界面活性剤からなる分散剤によって水性分散
媒に分散してインクを製造するものであり、濃色インク
に含まれるワックス微粒子の量を淡色インクに含まれる
ワックス微粒子の量の2倍とする。この場合、固形分の
増加により、濃色インクの粘度が淡色インクの粘度より
もやや高くなるので、水性溶媒のうち高粘度の湿潤剤の
量を調整してほぼ同じ粘度とした。
【0048】
【表5】 表5は、記録結果を纏めたものであり、0〜8までの階
調レベルを、階調性が低濃度域で緩やかに、高濃度域で
急峻になる7つのレベルで表現することができる。ま
た、光沢レベルはほぼワックス量に比例し、また、ワッ
クス量と顔料量の比率が一定であることから、光沢レベ
ルは階調レベルに対応した値をとることになる。
【0049】また、中間調域の階調レベル2と4は、濃
色ドットを夫々10pl,20pl吐出することによっ
ても表現することができ、この時の光沢レベルは2と4
で、淡色ドットで表現した場合と同じにすることができ
る。したがって、淡色ドットと濃色ドットが同じ階調レ
ベルの中間調で混在しても光沢性がほぼ同じであるた
め、滑らかで自然な記録が可能になる。
【0050】次に、図3乃至図5を参照して本発明の第
5の実施の形態を説明するが、この場合のインクジェッ
ト記録装置の基本的構成も、図6及び図7に示したもの
と同様であるが、吐出手段に印加する電気信号のエネル
ギーを変えることによって10plまたは20plの量
のインクを吐出できるようにし、2ドット×2ドット
(最大4ドット)で1画素を形成する。
【0051】この第5の実施の形態において使用するイ
ンクは、染料で着色したイオン性基を含有する樹脂微粒
子を水性分散媒に分散してインクを製造するものであ
り、樹脂を着色する染料は濃淡インクで同じものを使用
し、濃色インクの染色濃度を淡色インクの3倍とした以
外は、濃淡インクの組成をほぼ同じにした。
【0052】
【表6】 表6は、上述の淡色10plドット、即ち、淡色小径、
淡色20plドット、即ち、淡色大径、濃色10plド
ット、即ち、濃色小径、及び、濃色20pl、即ち、濃
色大径の4つのドットの階調レベルと光沢レベルを示す
ものである。表6から明らかなように、淡色小径の階調
レベル及び光沢レベルを1とすると、淡色大径、濃色小
径、濃色大径の階調レベルは、夫々約2,3,6とな
り、Aで示す光沢レベルは夫々約2,1,2となる。
【0053】図3乃至図5参照 図3乃至図5は、ドットの組合せによる階調レベル及び
光沢レベルの変化を示す図であり、第5の実施の形態に
ついては光沢レベルAとして示している。図に示すよう
に、階調レベルは0〜24までの23レベルの表現が可
能であるが、上記の第2の実施の形態の様に、滑らかな
階調性を表現するためには、より高い階調レベルの画素
の光沢レベルが、それより低い階調レベルの画素の光沢
レベル相当以上とする必要があり、その様な組合せを選
択すると図に示すように、16レベルの階調表現が可能
になる。なお、不適当なドットの組合せについては、図
において斜線で表示している。
【0054】次に、同じく図3乃至図5を参照して本発
明の第6の実施の形態を説明するが、この場合のインク
ジェット記録装置の基本的構成及びインクの吐出制御法
は上記の第5の実施の形態と同様である。この第6の実
施の形態において使用するインクは、染料で着色したイ
オン性基を含有する樹脂微粒子を水性分散媒に分散して
インクを製造するものであり、樹脂を所定量の染料で着
色し、濃色インクの着色樹脂量を淡色インクの3倍と
し、淡色インク中の高粘度成分である湿潤剤の量を増加
して、濃色インクと淡色インクの粘度をほぼ同じにし
た。
【0055】再び、表6参照 この場合には、淡色小径の階調レベル及び光沢レベルを
1とすると、淡色大径、濃色小径、濃色大径の階調レベ
ルは、夫々約2,3,6となり、表6においてBで示す
光沢レベルは夫々約2,3,6となり、階調レベルと光
沢レベルとは同じになる。
【0056】再び、図3乃至図5参照 この第6の実施の形態については光沢レベルBとして示
しており、0〜24までの23レベルの全ての階調レベ
ルにおいて、且つ、全てのドットの組合せにおいて、高
い階調レベルほど高い光沢レベルを表現することがで
き、レベル数が多いので、上記の第5の実施の形態より
もより滑らかな表現が可能になる。
【0057】次に、同じく図3乃至図5を参照して本発
明の第7の実施の形態を説明するが、この場合のインク
ジェット記録装置の基本的構成及びインクの吐出制御法
は上記の第5の実施の形態と同様である。この第7の実
施の形態において使用するインクは、上記の第5の実施
の形態と同様に、染料で着色したイオン性基を含有する
樹脂微粒子を水性分散媒に分散してインクを製造するも
のであり、樹脂を着色する染料は濃淡インクで同じもの
を使用し、濃色インクの染色濃度を淡色インクの3倍と
した。
【0058】但し、無着色のイオン性基を含有する樹脂
微粒子を着色したイオン性基を含有する樹脂微粒子とほ
ぼ等量、濃色インクに添加することによって光沢度の向
上を図った。また、淡色インク中の高粘度成分である湿
潤剤の量を増加して、濃色インクと淡色インクの粘度を
ほぼ同じにした。
【0059】再び、表6参照 この場合には、淡色小径の階調レベル及び光沢レベルを
1とすると、淡色大径、濃色小径、濃色大径の階調レベ
ルは、夫々約2,3,6となり、表6においてCで示す
光沢レベルは夫々約2,2,4となり、階調レベルと光
沢レベルとは同じ増加傾向になる。
【0060】再び、図3乃至図5参照 この第7の実施の形態については光沢レベルCとして示
しており、0〜24までの23レベルの全ての階調レベ
ルにおいて、高い階調レベルほど高い光沢レベルを表現
することができるドットの組合せは存在するが、図にお
いて斜線で示す不適当なドットの組合せも存在する。
【0061】また、この第7の実施の形態においては、
階調レベルに応じた光沢レベルの変化は、上記の第6の
実施の形態の0〜24から0〜10に低下するが、濃色
インク中の樹脂量を上記の第6の実施の形態の濃色イン
クに比較して少なくすることができるため、インクの粘
度上昇を少なくすることができる。したがって、吐出エ
ネルギーや温度による粘度変化を小さくすることができ
るメリットがあり、プリンタへの負荷を少なくすること
ができる。
【0062】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は、実施の形態に記載された構成に限られ
るものではなく、各種の変更が可能である。例えば、上
記の各実施の形態の説明においては、シリアルタイプの
ドロップオンデマンド型インクジェットプリンタ及び水
性インクを使用した場合について説明しているが、水性
インク以外に油性インク或いは溶剤系のインクを用いて
も良いものである。
【0063】また、プリンタとしても、シリアルタイプ
のドロップオンデマンド型に限られるものではなく、ラ
インタイプやコンティニアスタイプのインクジェットプ
リンタは勿論のこと、液状の記録液を使用する記録装
置、例えば、液体現像タイプのレーザプリンタにも適用
されるものである。
【0064】また、階調表現方法も、上記の各実施の形
態に示した方法に限られるものではなく、各実施の形態
に記載した方法を組み合わせても良いし、或いは、より
大きなマトリクスの画素を用いても良いものであり、さ
らには、ドットを重ねる方法を用いても良いものであ
る。
【0065】また、上記の各実施の形態の説明において
は、光沢度は記録媒体表面に存在する樹脂またはワック
スの量に比例するため、濃淡インクの物性を同じにして
記録媒体への浸透性を同程度にしたが、本発明の効果を
さらに高めるために、界面活性剤或いは水分で制御する
ことによって濃色インクの浸透性を淡色インクの浸透性
よりも低くすることも有効である。
【0066】また、本発明は、使用する記録媒体は特に
限定されるものではないが、コピー用紙やコート紙等の
記録面に光沢がないもの、或いは、光沢が低いものを使
用した場合により大きな効果が実現することができる。
【0067】また、上記の各実施の形態の説明において
は、インク吐出手段として、圧電素子を用いているが、
圧電素子の代わりに、ヒータ、圧力ポンプ、静電吸引、
磁気吸引等の他の公知の手段を用いても良いものであ
る。
【0068】また、上記の各実施の形態の説明において
は、カラーインクとして、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、及び、シアン(C)の3色のインクを用いてい
るが、厳密にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、及び、
シアン(C)の3色のインクである必要はなく、フルカ
ラーを表現できるのであれば他の色相の異なる3色のイ
ンクでも良く、将来、このような他の色相の異なる3色
のインクが開発された場合にも本発明の権利は及ぶもの
である。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、記録面における光沢度
を具体的に規定することによって、黒文字等の視認性を
低下させることなく、カラー記録面に光沢を付与して画
質を向上することができ、また、階調変化に対応した光
沢性を実現することによって、より滑らかな階調表現が
可能になるので、色が鮮やかで、カラーバランスの良い
高画質の階調カラー画像を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第3の実施の形態における光沢度の彩
度との相関図である。
【図3】本発明の第5乃至第7の実施の形態における階
調レベルと光沢度の説明図(1)である。
【図4】本発明の第5乃至第7の実施の形態における階
調レベルと光沢度の説明図(2)である。
【図5】本発明の第5乃至第7の実施の形態における階
調レベルと光沢度の説明図(3)である。
【図6】インクジェット記録装置の概略的要部透視斜視
図である。
【図7】インクジェットヘッド部の説明図である。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 記録面 3 光源 4 入射光 5 反射光 6 受光器 10 インクジェット記録装置 11 インクジェット部 12 キャリア 13 フレーム 14 ステージシャフト 15 記録用紙 16 紙送りローラ 17 バックアップユニット 18 イエローインクカートリッジ 19 マゼンタインクカートリッジ 20 シアンインクカートリッジ 21 黒インクカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳世 志野 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA04 EA11 EB27 EB29 EC69 ED01 ED03 ED07 EE09 EE14 FD02 2C057 AF39 AF91 AH15 CA01 CA04 CA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも色材と、樹脂またはワックス
    の少なくとも一方、および、これらを溶解または分散さ
    せる液媒体からなる一色以上のカラー記録液を用いて記
    録を行う記録方法において、記録媒体の記録面のべた記
    録部における85度角測定による光沢度が6以上である
    ことを特徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】 黒色の記録液と、少なくとも色材と、樹
    脂またはワックスの少なくとも一方、および、これらを
    溶解または分散させる液媒体からなる一色以上のカラー
    記録液を用いて記録を行う記録方法において、記録媒体
    の記録面の前記カラー記録液のべた記録部における85
    度角測定による光沢度が6以上であり、且つ、前記黒色
    の記録液のべた記録部における85度角測定による光沢
    度が5以下であることを特徴とする記録方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも色材と、樹脂またはワックス
    の少なくとも一方、および、これらを溶解または分散さ
    せる液媒体からなる一色以上のカラー記録液を用いて階
    調記録を行う記録方法において、同じ色の記録部におい
    ては、記録濃度が高いほど光沢度が高いことを特徴とす
    る記録方法。
  4. 【請求項4】 上記カラー記録液として、少なくとも、
    イエロー、マゼンタ、及び、シアンの3色の記録液を用
    い、彩度の低い記録液によって記録された記録部ほど光
    沢度が高いことを特徴とする記録方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも色材と、樹脂またはワックス
    の少なくとも一方、および、これらを溶解または分散さ
    せる液媒体からなる一色以上のカラー記録液を用い、同
    じ色の記録液として2種類以上の濃淡の記録液を用い、
    前記記録液を記録媒体に付着させて形成したドットの集
    合により画素を形成することにより階調表現を行う記録
    方法において、高濃度画素の光沢度が低濃度画素の光沢
    度と同等以上になるように前記濃淡の記録液を選択する
    ことを特徴とする記録方法。
  6. 【請求項6】 上記各記録液中に無着色の樹脂またはワ
    ックスを添加することによって、各記録液中の樹脂また
    はワックスの少なくとも一方の量を調整したことを特徴
    とする請求項5記載の記録方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    記録方法により記録を行うための制御手段を設けたこと
    を特徴とする記録装置。
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