JP2019034427A - 画像処理装置および画像処理方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 PDLデータにおいて「色の名称」として「スポットカラー」指定されている場合に、色変換に要する処理時間の増加やメモリの浪費を抑制させたい。【解決手段】 上記課題を解決すべく本画像処理装置は、入力された画像データを解釈することで、処理対象に対して指定された色空間についての情報を取得する取得手段と、前記取得手段で取得された情報を用いて、前記処理対象の色のみをデバイス依存の色空間の色へ変換する第1の色変換か、前記処理対象の色と該色の異なる濃度の色とを前記デバイス依存の色空間の色へ変換する第2の色変換か、決定する決定手段と、を有することを特徴とする。【選択図】 図9

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関し、色つき描画コマンドを、画像形成装置(プリンタ)に依存する色材の濃度値に変換する方法に関するものである。
プリンタに入稿されるデータのフォーマットとして、Page Description Language(ページ記述言語。以降では「PDL」と記載する)が使われる。PDLでは色の指定方法としてGray(輝度の1成分),RGB(赤,緑,青の3つの輝度成分),CMYK(シアン,マゼンタ,イエロー、ブラックの4つの濃度成分)などで色空間を指定することが多い。これらの色は、データ作成時の液晶ディスプレイやスキャナやカメラなどにより出力可能な色域(第1の色域とする)に合わせて作られた色である。この画像を第1の色域と異なった色域(第2の色域とする)を有するプリンタなどのデバイスでスキャナやカメラなどを用いて印刷する際に、可能な限り第1の色域での色と近い色で印刷できるように色材の出力値を調整する必要がある。そのために、国際色コンソーシアム(International color Consortium)によって定められた書式であるIccProfileを使用して、デバイス非依存の色空間であるCIE表色系で色の調整を行う仕組みがある。この仕組みは「カラーマネジメント」と呼ばれ、CIE表色系の色空間には、CIEXYZ,CIELABなどがある。
PDLを用いた色の指定方法として、Gray,RGB,CMYKの他に、特殊な色空間として「色の名称」を指定する方法がある。例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなどの基本的なプロセスカラーに加えて、「SpecialGreen」という特色インクを第5の色版として印刷を行う場合がある。この場合、PDLデータでは「SpecialGreen」という「色の名称」が色空間として指定される。このPDLデータを、「SpecialGreen」の特色インクを持たず、基本的なプロセスカラーのインクしか持たない簡易プリンタで試し刷りする場合、SpecialGreenのコマンドのままでは印刷することができない。「SpecialGreen」を、プリンタが有するプロセスカラーのインクにより再現可能な色であり、元の「SpecialGreen」に近い色の濃度値に変換する必要がある。そのためのカラーマネジメントの仕組みとしてNamedIccProfileが国際色コンソーシアムより定義されている。NamedIccProfileには、「色の名称」に対応したCIE表色系の色空間の値が記述されており、それをプリンタの出力用IccProfileを用いてプリンタのプロセスカラー(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に変換することができる。このような変換処理は特色シミュレーションと呼ばれる。
従来、PDLにおいて「色の名称」が色空間として指定された場合、「特色インク」が指定されていることを前提として、予め全ての色信号値に対応したプロセスカラーの出力値を計算しておき、この計算結果をルックアップテーブルとして記憶していた。
その理由は、PDLの言語構造として「色の名称」にはあらゆる色信号値を指定できるのが一般的であることである。さらに、「特色インク」はユースケースとしても様々な色信号値が使われることである。1色ごとにIccProfileを用いて出力値を計算するのは計算時間がかかるため、一度にあらゆる色信号値に対応した出力値を計算しておいた方が処理速度の増加を抑制できる。ただしNamedIccProfileには色信号値が100%の場合の値しか記述されていないため、色信号値が100%の以外の値について計算して求める必要がある。色信号値が100%以外の値について、高精度なカラーマネジメントを実現する技術が特許文献1に開示されている。
特開2016−25496号公報
しかしながら、PDLにおいて「色の名称」が色空間として指定される場合、色の名称に「特色インク」ではなく、「スポットカラー」を用いた指定をされる場合がある。「スポットカラー」とは、ある物理的なひとつの色を、色の固有名称として表したものであり、色見本帳として規定されることが多い。色見本帳どおりの色でプリンタから出力されることが保証されている。NamedIccProfileには「色の名称」に対応したCIE表色系の色値が辞書のように記述されている。そのCIE表色系の色値をプリンタの出力用IccProfileを用いてプロセスカラーに変換することで、スポットカラーの色の印刷を実現する。
「スポットカラー」では、基本的には、色信号値が100%の場合しか使用されない。理由は、100%以外は色見本帳で示した色から変化してしまうためである。「色の名称」として「スポットカラー」が指定されるようなデザイン用の印刷では、1つの印刷物で多数の「スポットカラー」が使われる。そのため、「特色インク」の場合と同じようにあらゆる色信号値に対応したプロセスカラーを計算していては無用な計算時間とメモリが膨大にかかってしまう。
上記課題を解決すべく、本画像処理装置は、入力された画像データを解析することで、処理対象に対して指定された色の名称についての情報を取得する取得手段と、前記取得手段で取得された情報を用いて、前記処理対象の色のみをデバイス依存の色空間の色へ変換する第1の色変換か、前記処理対象の色と該色の異なる濃度の色とを前記デバイス依存の色空間の色へ変換する第2の色変換か、決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
PDLデータにおいて「色の名称」に「スポットカラー」が指定されている場合、色変換に要する処理時間やメモリの浪費を抑制することが可能となる。
本実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるホストコンピュータ102のハードウェア構成図である。 本実施形態におけるCPU205の実行プログラムの内部構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるPDLデータを生成するアプリケーションの一例を示す図である。 本実施形態におけるPDLデータの一例を示す図である。 本実施形態におけるプリンタ103のハードウェア構成図である。 第1の実施形態におけるCPU602の実行プログラムの内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における色変換データ生成部707の処理の概略を示す図である。 第1の実施形態における色変換データ生成部707の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における色変換部708の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるCPU602の実行プログラムの内部構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における色変換データ生成部1102の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における色変換部1103の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
本実施形態における画像処理システムの構成例を図1に示す。
画像処理システム100はデータ伝送路101とホストコンピュータ102、プリンタ103とで構成される。ホストコンピュータ102とプリンタ103はデータ伝送路101を介して繋がっており、互いにデータをやりとりすることが可能である。ホストコンピュータ102は、ユーザの指示を受け付け、ユーザの指示に従ってPDLデータを生成し、プリンタ103に出力する。プリンタ103は、ホストコンピュータ102からPDLデータを受信し、PDLデータを解釈してビットマップ状の画像を生成し、画像処理を行ってスクリーン画像に変換する。そして、スクリーン画像に従ってインクやトナーなどの色材を紙面上に塗布することで紙面上に画像を形成する。
ホストコンピュータ102のハードウェアの構成例を図2に示す。ホストコンピュータ102は、データ伝送路201、RAM202、ROM203、HDD204、CPU205、ネットワークI/F部206、表示装置207、外部入力装置208より構成される。RAMとはRandomAccessMemoryの略、ROMとはReadOnlyMemoryの略、HDDはHardDiskDriveの略である。RAM202、ROM203、HDD204、CPU205、ネットワークI/F部206、表示装置207、外部入力装置208はデータ伝送路201を介して繋がっており、互いにデータをやりとりすることが可能である。CPU205はROM203やHDD204に格納されているオペレーティングシステムやアプリケーションなどのプログラムを順次RAM202にロードして実行する。CPU205はRAM202上にロードしたプログラムに従って、表示装置207に画面を表示し、ユーザに対して指示を行うよう促す。そして、外部入力装置208よりユーザからの指示を受け付けることで、ユーザとのやりとりが実現する。また、CPU205はRAM202上にロードしたプログラムに従って、PDLデータを生成してHDD204に格納したり、ネットワークI/F206を用いて伝送路101を介してPDLデータをプリンタ103に出力する。
ホストコンピュータ102のプリント処理に関わる実行プログラムの構成例を図3に示す。301〜303は、HDD204に保存されCPU205によってRAM202にロードされ実行されるプログラムである。アプリケーション301は、文字/図形/写真などの描画の指示および色の指示をユーザから受け付け、PDLデータを生成し、プリンタドライバ302に出力する。プリンタドライバ302は、アプリケーション301が生成したPDLデータをプリンタ103に送信するように出力部303に指示を出す。出力部303は、PDLデータをネットワークI/F部206を用いてプリンタ103に出力する。
ここで、「色の名称」を用いたPDLデータを生成するアプリケーション301の画面の一例を図4のアプリケーション画面401に示す。アプリケーション301は、PathSelect画面402を用いて、PreView画面405上に描画する図形についてユーザから選択を受け付ける。PathSelect画面402で指定可能な図形は円、三角形、四角形の3種類である。また、アプリケーション301は、SpotColorSelect画面403を用いて、図形の内側に塗るスポットカラーについてユーザから選択を受け付ける。アプリケーション301は、CustomColorSelect画面404を用いて、図形の内側に塗るGray,RGB,CMYKのカラーについて、ユーザから選択を受け付ける。さらにアプリケーション301は、PreView画面405に表示している各図形の内側に塗った色についての情報を、Color画面406に表示する。この例では、四角形407には「SpotColor BLUE #72」を色信号値100%で塗ることが指定されている。また、円408には「SpotColor RED #28」を色信号値100%で塗ることが指定されている。また、三角形409には「SpotColor PURPLE #12」を色信号値100%で塗ることが指定されている。このように、「色の名称」に「スポットカラー」が使われる場合、1つの印刷に多数の「スポットカラー」が色信号値100%として使われるという特徴がある。また、長方形410にはスポットカラーではなくRGB色空間の色で指定される色で塗ることが指定されている。
アプリケーション301が生成するPDLデータの一例を図5に示す。図5(A)は図4のPreView画面405に表示されている描画をPDLデータとして生成した例である。色空間を設定するコマンドとして「SetColorSpace」がPDLに定義されているものとし、そのコマンドはパラメータとして色空間の指定を受け付ける。例えば、「Separation」は1つの色版を指定するPDLコマンドとし、パラメータに「色の名称」を受け付けるものとする。図5(A)では「色の名称」として図4のColor画面406に記されたスポットカラーの名称が記述されている。
また、色信号値を指定するコマンドとして「SetColor」がPDLに定義されているものとし、パラメータとして色信号値を%表記で0〜100まで指定可能である。スポットカラーでは色信号値として指定されるのは100%のみであるため、この図5(A)でもスポットカラーでの色信号値は全て100%となっている。なお、「FillRect」,「FillCircle」、「FillTriangle」はそれぞれ四角形、円、三角形を描画するコマンドであり、描画する領域の座標情報をパラメータとして受け付けるものとする。
一方、「色の名称」として「特色インク」が使われる場合のPDLコマンドの例を図5(B)に示す。特色インクは印刷時の色版の数が5以上の場合に使われることが多い。色空間を指定するコマンドとして「DeviceN」が定義されているものとする。DeviceNは“複数の色版の指定”を意味するもので、パラメータに各版の色を指定することが可能である。この図5(B)の例では、第1〜第4の色版はそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなどのプロセスカラーが指定されており、第5の色版として特色インクのSpecialGreenが指定されている。SetColorコマンドでは色信号値として5つのパラメータが指定され、5つ目がSpecialGreenの色信号値を示している。特色インクのユースケースでは、この図5(B)のように色信号値として100%に限らずに様々な値が使われるのが一般的である。
図6は本実施形態におけるプリンタ103のハードウェア構成図である。プリンタ103は、データ伝送バス601、CPU602,RAM603、ROM604、ネットワーク通信部605、プリンタエンジン606より構成される。データ伝送バス601を介して、CPU602、RAM603,ROM604,ネットワーク通信部605、プリンタエンジン606は繋がっており、データのやり取りが可能である。ROM604はPDLデータを解釈してビットマップ状の画像を生成し、必要な画像処理を行った後に、プリンタエンジン606にスクリーン画像信号を出力するためのプログラムを格納している。CPU602はROM604から前記プログラムを読み込みRAM603上に展開して実行する。RAM603はCPU602がプログラムを実行するときに必要なワークメモリや画像バッファをCPU602に提供する。ネットワーク通信部605はコンピュータ102から出力されるPDLデータを受信してCPU602に伝達する。プリンタエンジン606は、プロセスカラー(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の2値の信号値で構成されたスクリーン画像の信号値をCPU602から受け取る。そしてPWM制御を行って感光体にレーザをスキャンして感光体上で潜像させ、紙媒体上に色材を塗布して定着させて画像を形成する。
図7は本実施形態におけるCPU602の実行プログラムの内部構成を示すブロック図である。このプログラムはCPU602がROM604よりRAM603上にロードすることで実行される。PDLデータ取得部はデータ伝送路101を介してネットワーク通信部605がコンピュータ102から受信したPDLデータを取得し、PDLデータ解釈部702に出力する。PDLデータ解釈部702はPDLデータを解釈し、処理対象である色信号値とその色空間の指定を色処理部703に出力して、CMYK変換を依頼する。色処理部703は、色変換データ生成部707と色変換部708より構成されている。色処理部703は色空間の指定と色信号値に基づきカラーマッチングを行って、プリンタの色材であるCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の濃度信号(デバイス依存の色空間の色)に変換してPDLデータ解釈部702に出力する。PDLデータ解釈部702は色空間と色信号値を色処理部703から取得したプロセスカラーの出力値に変換し、画像の描画コマンドとともにレンダリング部704に出力する。レンダリング部704は1ページ分の描画コマンドを基にビットマップ状の画像データを生成し、スクリーン処理部705に出力する。スクリーン処理部705は画像データをCMYKの2値のスクリーンの画像信号に変換し、データ出力部706に出力する。データ出力部706はスクリーンの画像信号をプリンタエンジン606に出力すると、プリンタエンジン出力部606はスクリーンの画像信号に基づいて紙媒体上にトナー像を形成する。
次に、色変換データ生成部707におけるCPU602の処理の概略を、図8を用いて説明する。
図8(A)は、Separationコマンド801を用いて「色の名称」が指定されている場合の処理の例を示す。NamedIccProfile802には「色の名称」の色信号値が100%である場合に対応したCIELABの値が格納されており、NamedIccProfile802で「色の名称」を検索してCIELABの値を取得する。次に、出力用IccProfile803を用いてCIELABの値をCMYKの値に変換する。出力用IccProfileにはCIELABの値をCMYKの値に変換するルックアップテーブルが格納されているため、CMYKの値に変換することが可能である。これによって、色信号値が100%である場合に対応した出力値としてシアン50%、マゼンタ70%、イエロー0%、K0%が得られる。この色信号値と出力値との対応関係を色変換データ804として生成する。
図8(B)はDeviceNコマンド805を用いて第5の色版に「色の名称」として「特色インク」が指定されている場合の処理の例を示す。NamedIccProfile806で「色の名称」を検索してCIELABの値を取得する。この図8(B)の場合に「色の名称」は「特色インク」として使われるため、色信号値が100%である場合に限定されず様々な色信号値が使われることが多い。そのため、8ビットの色信号値0〜255に対応するため、NamedProfile806から取得したCIELABの値を均等に256分割する。そして、出力用IccProfile807を用いて、各CIELABの値に対応するCMYKの値を算出し、256階調のルックアップテーブル808を生成する。
図8(C)はPDLにDeviceRGBというRGBの色空間を表すコマンド809が指定されている場合の処理の例を示す。「色の名称」は使われていないため、RGB用入力IccProfile811と出力用IccProfile812を用いて何点か予め決められた格子点に対応する代表の色信号値(格子点)810についてCMYKの値を算出する。この結果を用いて、ルックアップテーブル813を生成する。代表の色信号値としたのは、RGB全ての組み合わせの色信号値について出力値を計算すると膨大な組み合わせの数から計算量・メモリ量が膨大になるためであるが、可能であれば全ての色信号値の組み合わせを計算しても構わない。
図9に色変換データ生成部707の処理のフローチャートを示す。まず、CPU602はPDLデータ解釈部からの色空間の指定を取得する(S901)。次に、CPU602は色空間の指定が「色の名称」であるかどうかを判定する(S902)。「色の名称」である場合は、NamedIccProfileから「色の名称」を検索し、CIELABの値を取得する(S903)。「色の名称」の指定方法が1色の色版指定用のコマンドであるかどうかを判定する(S904)。なお、1色版指定用のコマンドとは、Separationのように、1色版指定専用のコマンド(スポットカラーを用いた指定)を行っていることで判断してもよい。また、DeviceNのように複数の色版を指定可能なコマンド(特色インクを用いた指定)の場合はパラメータの色版の数が1つのみかどうかで判断しても良い。1色版指定のコマンドである場合は(例えば図8(A)のSeparation)、出力用IccProfileを用いてCIELABの値をCMYKの値に変換し(S905)、色信号と出力値の対応関係を色変換データとしてRAM603に記憶する(S906)。「色の名称」の指定方法が1色版指定用のコマンドでない場合は(例えば図8(B)のようにDeviceNで複数の色版が指定されているもの)、まずCIELABの値を256段階に分割する。そして、出力用IccProfileを用いて、その各値を各CIELABの値をCMYKの値に変換し(S907)、ルックアップテーブルを生成して色変換データとしてRAM603に記憶する(S908)。処理S902にて色空間の指定が「色の名称」でない場合(例えば、図8(C)のDeviceRGB)、入力用・出力用のIccProfileを用いて代表の色信号値に対応する出力値を算出する(S909)。そして、ルックアップテーブルを生成して色変換データとしてRAM603に記憶する(S910)。
図10に色変換部708の処理のフローチャートを示す。
CPU602は、PDLデータ解釈部702から色信号値を取得し(S1001)、RAM603から色変換データを取得する(S1002)。そして、色変換データの種類がルックアップテーブルかどうかを判定し(S1003)、ルックアップテーブルの場合はルックアップテーブルを用いて出力値を算出する(S1004)。ルックアップテーブルが代表色信号値のみの場合には、入力された色信号値に近い代表色の信号値を用いて補間演算を行って出力値を算出する。また、色変換データがルックアップテーブルでない場合は、RAM603に記憶した入力の色信号値が色変換データに存在するか否かを判定する(S1005)。存在する場合は、色信号値に対応する出力値を取得する(S1006)。存在しない場合は、それに対応するCMYKの値を算出して色変換データに追加記憶する。まずNamedIccProfileから色名を検索して、CIELABの値を取得する(S1007)。そして、出力用のIccProfileを用いて出力値を算出する(S1008)。そして、色信号値に対応する出力値を色変換データとしてRAM603に記憶する(S1009)。そして、最後に色信号値に対応するCMYKの値をPDLデータ解釈部702に出力する(S1010)。
以上、第1の実施形態によれば、PDLで指定された処理対象の色空間が「色の名称」として、スポットカラーを用いている場合、色信号値が100%の場合に対応した出力値のみ計算する。すなわち、処理対象である色のみ色変換を行うことを決定する。これにより、PDLデータにおいて「色の名称」として「スポットカラー」が指定されている場合、色変換に要する処理時間やメモリの浪費を抑制することが可能となる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、PDLデータにおける色空間として「色の名称」が指定され、かつ色版の数が1つの場合には、「色の名称」に「スポットカラー」が設定されているとみなした。よって、色信号値が新たに指定される度にNamedIccProfileと出力用IccProfileを用いて出力値を算出した。基本的にはスポットカラーは色信号値が100%としてのみ使われるためこのような構成では問題はない。ただ、PDLは色信号値として100%以外の濃度値も指定することができるため、100%以外の濃度の指定が行われると、上記方法で出力値を算出する場合、ルックアップテーブル方式よりも計算量が増えてしまう。
よって第2の実施形態では、「色の名称」に「スポットカラー」が指定されていると見なせる場合、色信号値に100%以外の濃度が指定されるPDLデータが入稿された場合は、予めルックアップテーブルを生成するよう計算方式を切り替える。
図11は第2の実施形態におけるCPU602の実行プログラムの内部構成を示すブロック図である。このプログラムはCPU602がROM604よりRAM603上にロードすることで実行される。第1の実施形態における図7の構成とは、色処理部1101および色変換データ生成部1102と色変換部1103が異なるのみである。色処理部1101は、色変換データ生成部1102と色変換部1103より構成されている。色処理部1101は色空間の指定と色信号値に基づきカラーマッチングを行って、プリンタの色材であるCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の濃度信号に変換してPDLデータ解釈部702に出力する点は色処理部703と同じである。
第2の実施形態における色変換部1103の処理のフローチャートを図13に示す。図13のフローチャートにおいて、第1の実施形態の図10のフローチャートと異なるのは処理S1301と処理S1302のみである。色信号値が色変換データに存在しない場合(S1005)、スポットカラー計算モードをルックアップテーブル生成モードに変更する(S1301)。そして、色変換データ生成部1102に色変換データの生成を依頼し、色変換データ生成の処理が完了するまで待機する(S1302)。色変換データ生成部1101の色変換データ生成処理が完了したら、処理S1002に戻ってRAM603に格納された色変換データを取得する(S1002)。このとき、取得できる色変換データはルックアップテーブルであるため、処理S1003の判定後は必ず処理S1004に移行し、ルックアップテーブルを用いて出力値を算出する。
第2の実施形態における色変換テーブル生成部1102の処理のフローチャートを図12に示す。ここで、第1の実施形態の図9のフローチャートと異なるのは処理S1201のみである。色名の指定方法が1色版指定かを判定し(S904)、1色版指定であるとき、スポットカラー計算モードが1色変換モードであるかを判定する(S1201)。スポットカラー計算モードは1色変換モードとして初期化されているものとする。そのため、通常は処理S905に移行して1色変換を行うが、図11のフローチャートにてルックアップテーブル生成モードに変更されたときは処理S907に移ってルックアップテーブルを生成するようになる。
以上、第2の実施形態によれば、スポットカラーの色信号値として100%以外の濃度の指定が行われる場合に、ルックアップテーブル方式よりも色変換に要する処理時間が増えてしまうのを抑制することが可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、上記実施例について電子写真装置を例に説明をしたが、インクジェットプリンタ、サーマルプリンタ等でもよく、本発明の主旨はプリンタの種類に限定されるものではない。また、記録剤として、電子写真印刷におけるトナーを例に説明したが、印刷に用いる記録剤は、トナーに限らずインク等他の記録剤であってもよく、本発明の主旨は記録剤の種類に限定されるものではない。
102 ホストコンピュータ
103 プリンタ
205 CPU(ホストコンピュータ102)
301 アプリケーション
602 CPU(プリンタ103)
702 PDLデータ解釈部
703 色処理部
704 色変換データ生成部
705 色変換部

Claims (7)

  1. 入力された画像データを解釈することで、処理対象に対して指定された色空間についての情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得された情報を用いて、
    前記処理対象の色のみをデバイス依存の色空間の色へ変換する第1の色変換か、
    前記処理対象の色と該色の異なる濃度の色とを前記デバイス依存の色空間の色へ変換する第2の色変換か、決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記処理対象の色に対して指定された色空間の指定方法として、スポットカラーが用いられている場合、前記決定手段は、前記第1の色変換を行うことを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記処理対象の色に対して指定された色空間の指定方法として、特色インクが用いられている場合、前記決定手段は、前記第2の色変換を行うことを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記処理対象の色に対して指定された色空間の指定方法として、Separationが用いられている場合、前記決定手段は、前記第1の色変換を行うことを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記処理対象の色に対して指定された色空間の指定方法として、DeviceNが用いられている場合、前記決定手段は、前記第2の色変換を行うことを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 入力された画像データを解釈することで、処理対象に対して指定された色空間についての情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された情報を用いて、
    前記処理対象の色のみをデバイス依存の色空間の色へ変換する第1の色変換か、
    前記処理対象の色と該色の異なる濃度の色とを前記デバイス依存の色空間の色へ変換する第2の色変換か、決定する決定ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータに請求項6に記載の画像処理方法を実行させるためのプログラム。
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