JP4689626B2 - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置およびその制御方法に関し、特に、ネットワーク経由で受信するプリント要求に基づいてプリント実行することにより排紙装置に用紙を出力する画像処理装置およびその制御方法に関する。
近年のMFP(Multi Function Peripherals)は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略す)からのプリント要求だけでなく、他のMFPから指示されるプリント要求(いわゆる「プッシュプリント」)や携帯端末からのプリント要求など、MFPとネットワーク接続された各種デバイスによってリモートにプリント要求される機会が増大するようになってきた。
このように、各種デバイスとMFPとがネットワークで接続される機会が増大することによって、当該各種デバイスからのネットワークを通じてプリント要求を受ける機会が増大し、これにより、MFPは、多くのユーザからの多くのプリント要求に対応したプリント出力を実行するようになってきている。
このようなプリント要求がMFPへと出される際のセキュリティ管理の強化のために、ドライバ画面や他のデバイスの操作画面などからユーザ認証により操作ユーザを特定する技術が一般的に普及している(たとえば、特許文献1参照)。また、携帯電話などの携帯端末の普及に伴って、MFPからユーザが所持する携帯端末に各種情報を通知する技術も開示されている(たとえば、特許文献2〜特許文献4参照)。
なお、MFPにおいて、多くのデバイスからのプリント要求に対応したプリント出力が実行された場合、出力された印刷物をユーザが取りに行かず、それによって、当該MFPの排紙トレイ上に印刷物が多く溜まってしまったり、他のユーザが印刷物を間違って持ち去ってしまったりするという課題が生じていた。そして、従来では、このような課題を解決するために、たとえば特許文献5に開示されるように、排紙トレイに用紙の有無を検出するセンサを設け、所定時間以上当該センサが用紙があることを検出している場合には、当該用紙を出力させたユーザのPCに警告メッセージを表示させたり、当該ユーザを特定する情報を強制的にプリントする技術が提案されている。
特開2006−106940号公報 特開2004−120199号公報 特開2005−168015号公報 特開2005−82339号公報 特開2004−299242号公報
しかしながら、特許文献5に開示された技術では、ユーザへの警告が当該ユーザの利用するPC上でなされるため、当該ユーザが当該PCから離れてしまっている場合には、当該ユーザが警告されている事実を認識することができない場合が多く、また、排紙トレイ上に用紙があるか否かに基づいて警告がなされるため、他のユーザが出力して放置している用紙が存在することによって警告をされる事態が生じてしまうという課題があった。さらには、プリント出力させた用紙を放置しているユーザを特定する情報が強制的にプリントされたとしても、当該ユーザがMFPがプリントされた用紙を該当するユーザが見ない限り警告としての効果を奏さない。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、プリント要求を出したユーザが画像処理装置において当該プリント要求によって出力された用紙を放置している場合に、当該ユーザに対して状況に応じた情報を確実に通知することのできる画像処理装置およびその制御方法を提供することである。
本発明に従った画像処理装置は、ネットワーク経由で受信するプリント要求に基づいてプリントを実行することにより排紙装置に用紙を出力する画像処理装置であって、ユーザを特定する情報と携帯端末装置を特定する情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、排紙装置に出力された用紙が存在するかどうかを判別する第1の判別手段と、第1のプリント要求に基づいて排紙装置に用紙を出力した後に、第1のプリント要求を送信したユーザが画像処理装置に対して所定の距離以内に位置したかどうかを判別する第2の判別手段と、第1の判別手段と第2の判別手段の判別結果の組合せとメッセージとを関連付けて記憶するメッセージ記憶手段と、第1の判別手段および第2の判別手段の判別結果の組合せに関連付けられたメッセージを、メッセージ記憶手段に記憶されたメッセージの中から選択する選択手段と、選択手段が選択したメッセージを、ユーザ情報記憶手段において第1のプリント要求を送信したユーザを特定する情報に関連付けられた携帯端末装置に送信する送信手段とを含む。
また、本発明に従った画像処理装置では、前記メッセージ記憶手段は、ユーザを特定する情報ごとにメッセージを記憶し、前記選択手段は、さらに前記第1のプリント要求を送信したユーザを特定する情報に基づいて、前記メッセージ記憶手段に記憶されたメッセージの中からメッセージを選択することが好ましい。
また、本発明に従った画像処理装置は、前記第1のプリント要求に基づいた用紙の出力が行なわれてから経過した時間を計測する計時手段をさらに含み、前記選択手段は、前記第1の判別手段が前記第1のプリント要求に基づいて出力された用紙が前記排紙装置に存在していないと判別するまで、前記計時手段により計測される所定の時間ごとに、前記メッセージを選択し、前記送信手段は、前記計時手段により計測される所定時間ごとに、前記選択手段により選択されたメッセージを出力することが好ましい。
また、本発明に従った画像処理装置では、前記ユーザ情報記憶手段は、ユーザを特定する情報に関連付けて前記所定の時間を記憶し、前記計時手段は、前記ユーザ情報記憶手段において前記第1のプリント要求を送信したユーザを特定する情報と関連付けられている前記所定の時間が前記計時手段により計測されるごとにメッセージを選択することが好ましい。
本発明に従った画像処理装置の制御方法は、ネットワーク経由で受信するプリント要求に基づいてプリントを実行することにより排紙装置に用紙を出力する画像処理装置の制御方法であって、ユーザを特定する情報と携帯端末装置を特定する情報とを関連付けて記憶するステップと、排紙装置に出力された用紙が存在するかどうかを判別する第1の判別ステップと、第1のプリント要求に基づいて排紙装置に用紙を出力するステップと、第1のプリント要求を送信したユーザが画像処理装置に対して所定の距離以内に位置したかどうかを判別する第2の判別ステップと、第1の判別ステップの判別結果および第2の判別ステップの判別結果の組合せのそれぞれに対して関連付けられた予め記憶されたユーザへのメッセージから、メッセージを選択するステップと、選択したメッセージを、第1のプリント要求を送信したユーザを特定する情報に関連付けられた携帯端末装置に送信するステップとを含む。
本発明によると、プリント要求を送信したユーザに対して、プリント要求後に画像処理装置に近付いたかどうかという情報と当該プリント要求に対応した用紙が排紙装置に残されているかどうかという情報に対応したメッセージが通知される。これにより、当該ユーザに対して状況に応じた情報を通知できる。また、本発明によると、プリント要求を送信したユーザに対して、上記のようなメッセージが当該ユーザに関連付けられた携帯端末に通知される。これにより、当該ユーザに対して確実に情報を通知できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図を通して、同じ構成要素に対しては同じ参照符号を付して説明を行なう。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態であるMFPを用いた画像処理システムの構成を模式的に示す図である。
図1を参照して、画像処理システムは、MFP100A,100B(MFP自体を総称する場合には「MFP100」と呼ぶ)と、PC200A,200B,200C(PC自体を総称する場合には「PC200」と呼ぶ)と、サーバ300と、携帯端末400A,400B,400C(携帯端末自体を総称する場合には「携帯端末400」と呼ぶ)とを含む。これらは、互いにネットワークを介して接続されている。
本実施の形態では、MFP100において、プリントジョブが実行されることによって排紙トレイに出力された用紙が残っているか否か、および、MFP100において或るプリントジョブが実行された後に当該ジョブを当該MFP100に送信したユーザがMFP100から距離R以内の距離に近付いたか否かに応じて、当該ユーザの所持する携帯端末400に対して送信するメッセージが選択される。
図2は、MFP100の外観を模式的に示す図である。
MFP100は、各種の処理に対する操作指示、ならびに、文字および数字のデータの入力を受付けるキー操作部15を備えている。キー操作部15には、電源キーなどのユーザが操作するための複数のキーが設けられている。
また、MFP100は、操作メニューや取得した画像に関する情報などを表示する操作パネル160を備えている。操作パネル160は、タッチパネル式のディスプレイであり、操作メニューなどを表示するとともに、表示した操作ボタンの画像に対する接触操作を検知することによりMFP100に対する操作を受付けるように構成されている。操作パネル160において、情報を表示する部分を表示部161(図3参照)とし、操作ボタンを表示する部分を操作部162(図3参照)と呼ぶ。
また、MFP100は、原稿を光電的に読取って画像データを得るスキャナ部13、および、画像データに基づいて記録用紙上に画像を印刷するプリンタ部14を備えている。
また、MFP100は、その本体上面に、原稿をスキャナ部13におけるフィーダ部17を備え、その下部には、プリンタ部14に記録用紙を供給する給紙部18を備え、また、その中央部には、プリンタ部14によって画像を印刷された記録用紙が排出される排紙トレイ19を備えている。
スキャナ部13は、写真、文字、絵などの画像情報を原稿から光電的に読取って画像データを取得する。取得された画像データ(濃度データ)は、適宜処理を施された後、後述するRAM(Random Access Memory)106において記憶されて電子メールに添付する添付ファイル用のデータとして利用されたり、プリンタ部14および/または装置内部に搭載された不図示の通信部に送られて画像の印刷やデータの送信に供されたりする。
プリンタ部14は、スキャナ部13により取得された画像データ、通信部により外部機器から受信した画像データなどに基づいて、記録用紙上に画像を印刷する。
通信部は、公衆電話回線を介してファクシミリデータの送受信を行なう他、各種のネットワークを介し当該ネットワークに接続された外部機器との間で電子メールなどのシステムを利用したデータの送受信を行なう。これにより、MFP100は、通常のファクシミリ通信を行なうファクシミリ装置としての機能のみならず、電子メールの送受信端末としての機能も有する。したがって、電子メール添付ファイルとして、各種画像データを送受信することもできる。なお、MFP100が行なうネットワーク通信は、有線であってもよいし、無線であってもよい。
図3に、MFP100Aのハードウェアブロック図を示す。なお、本実施の形態では、MFP100A、MFP100B、および、MFP100Cは、いずれも同様のハードウェア構成を有するものとすることができるため、以下、図3を参照して、MFP100のハードウェア構成について説明する。
図3を参照して、MFP100は、ここまで説明した構成要素に加え、当該MFP100の動作を全体的に制御するCPU(Central Processing Unit)101を含むメイン回路150、アンテナ156、フラッシュメモリ157、排紙トレイ19に記録用紙があるか否かを検出する排紙センサ155、および、フィーダ部17の原稿の排出口における原稿の有無を検出する原稿排紙センサ155Aを含む。なお、排紙トレイ19が複数のビンを含む場合、排紙センサ155は、各ビンについて、記録用紙の有無を検出できる。
メイン回路150は、CPU101の他に、通信する携帯端末400がどのユーザの所持するものであるかを判別する携帯端末判別部102、ユーザとMFP100との距離を検出する距離検出部103、ネットワークを介して他の情報機器との間で情報の送受信を行なう前記通信部の一部であるネットワークI/F(インターフェイス)部104、ROM(Read Only Memory)105、RAM106、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)107、ハードディスクドライブ(HDD)108、ファクシミリ部109、およびカードI/F110を含む。ファクシミリ部109は、ファクシミリ送信のための処理を実行する。
距離検出部103は、たとえば、各ユーザが所持しているIC(Integrated Circuit)タグとの距離を検出し、かつ、当該ICタグに記録されているユーザを特定する情報を検出することにより、どのユーザがMFP100からどの程度の距離のところに位置しているかを検出する。
HDD108では、各ユーザの名称と、操作するPCの名称、所持する携帯端末の名称、当該携帯端末に電子メールを送信するためのメールアドレス、当該携帯端末の電話番号、および、後述する操作制限設定情報とを関連付けるユーザ情報管理表が記憶されている。ユーザ情報管理表の内容の一例を表1に示す。
Figure 0004689626
表1では、ユーザA、ユーザB、および、ユーザCの3人のユーザについての情報(クライアント名(操作するPCに対して与えられた名称)、携帯端末名(所持する携帯電話機等の携帯端末に対して与えられた名称)、ユーザ名、メールアドレス(携帯端末名に対応するメールアドレス)、携帯端末電話番号(携帯端末名に対応する電話番号)、操作制限設定情報)が示されている。
本実施の形態において、操作制限設定情報とは、MFP100に対してリモートでプリントジョブを送信することについての制限内容を特定する情報であり、I,II,IIIの3段階で定義されている。設定Iとされたユーザは、リモートでプリントジョブをMFP100に送信した場合、警告メールを送信されとともにプリント動作を実行され、設定IIとされたユーザは、リモートでプリントジョブをMFP100へ送信した場合に、当該MFP100に距離R以下の距離に近付いたことを条件として、当該プリントジョブに基づいたプリント動作が実行され、また、設定IIIとされたユーザについては、リモートでMFP100へプリントジョブを送信した場合、当該MFP100の操作パネル160の操作部162を操作したことを条件として、当該プリントジョブに基づいたプリント動作が実行される。ここで、距離Rとは、MFPの配置やMFPに搭載されるユーザとの距離を検出する手段の性能等によって決定されると考えられるが、MFPにおいてトレイ上に排出された用紙を人が手に取ることができる程度の距離であり、たとえば1〜2メートル程度とすることができる。
なお、本実施の形態では、ユーザ情報管理表において、ユーザによっては、操作制限設定情報を関連付けられない場合もある。操作制限設定情報を関連付けられていないことは、当該ユーザが、MFP100に対してリモートでプリントジョブを送信することに対して、何らの制限を受けることがないことを意味する。
次に、MFP100Aにおいて、ネットワークを介して他の機器から送信されてきたプリント要求に基づいてプリント動作が実行される際の処理内容について、当該処理のフローチャートである図4〜図7を参照して説明する。
図4を参照して、CPU101は、ネットワークを介して他の機器から送信されてきたプリント要求を受信すると、ステップS10で、当該プリント要求を送信したユーザに対してユーザ認証を行ない、ステップS20へ処理を進める。なお、このユーザ認証では、CPU101は、たとえば、当該ユーザのID(ユーザ名)とパスワードの入力を要求する。サーバ300には、各ユーザについて、ユーザIDとパスワードが、メールアドレス等のユーザに関する情報とともに関連付けられて記憶されている。CPU101は、ステップS10において入力されたユーザIDとパスワード等の組合せがサーバ300に格納されている組合せと一致するものであれば、ステップS20へ処理を進める。なお、CPU101は、ステップS10において入力されたユーザIDとパスワードの組合せがサーバ300に記憶されたものと異なると判断した場合には、ここで処理を終了する。以下、本明細書では、CPU101がステップS10でユーザIDとパスワードの組合せがサーバ300に記憶されたものと一致すると判断することを、CPU101が当該ユーザIDとパスワードを入力したユーザを認証することとして扱う。
ステップS20では、CPU101は、プリンタ部14に対して、受信したプリント要求に基づいたプリント動作を実行するよう指示し、ステップS30へ処理を進める。
ステップS30では、CPU101は、ユーザ情報管理表を参照することにより、ステップS10で認証したユーザが操作制限設定情報を記憶されていないユーザであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップS60へ処理を進め、そうではないと判断するとステップS40へ処理を進める。
ステップS40では、CPU101は、ステップS10で認証したユーザが操作制限設定情報としてIを設定されているユーザであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップS50へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSA10(図6参照)へ処理を進める。
ステップS50では、CPU101は、ステップS10で認証したユーザに対して警告メールを送信し、ステップS60へ処理を進める。なお、CPU101は、ユーザ情報管理表を参照することにより、当該ユーザのメールアドレスを取得する。
このとき送られる警告メールとしては、たとえば「プリントジョブは直ちに回収すること」のメッセージのようなものが挙げられる。
ステップS60では、CPU101は、ステップS20で指示したプリントジョブをプリンタ部14に出力させて、ステップS70へ処理を進める。
ステップS70では、CPU101は、排紙センサ155の出力をONにして、ステップS80へ処理を進める。
図5を参照して、ステップS80では、CPU101は、ユーザがMFP100から距離R以内の位置に入ったか否かを判断し、そうであると判断するとステップS100へ処理を進め、そうではないと判断するとステップS141へ処理を進める。
ステップS100では、排紙センサ155の検出出力がOFFになったか否かを判断し、なったと判断するとステップS110へ処理を進め、なってはいないと判断するとステップS120へ処理を進める。なお、排紙センサ155の出力がOFFになるということは、対応する排紙ビン上に記録用紙が載置されていない状態に相当する。一方、排紙センサ155の出力がONであるということは、対応する排紙ビン上に記録用紙が載置されている状態に相当する。
ステップS110では、CPU101は、ステップS60で出力させたプリントジョブを送信したユーザの携帯端末400に対して、当該プリントジョブによって出力された記録用紙が回収されたことを報知するメッセージを送信して、ステップS130へ処理を進める。たとえば、ステップS60で出力されたプリントジョブの名称を「AA5」とし、画像処理システムにおいてMFP100Aが「MFP−A」という名称で取扱われている場合、ステップS110では、たとえば、「プリントジョブ:AA5は、MFP−Aから回収されました。手元にありますか。」というメッセージが送信される。
ステップS120では、CPU101は、ステップS10で認証したユーザに対して、ステップS60で出力したプリントジョブの記録用紙が放置されている旨を通知するメッセージを送信する。画像処理システムにおいてプリントジョブおよびMFP100Aの名称が上記のような場合、ステップS120では、たとえば、「プリントジョブ:AA5は、MFP−Aで放置されています。回収して下さい。」というメッセージが送信される。
ステップS130では、CPU101は、ステップS60でプリントジョブを出力してからユーザがMFP100Aに近付くまで(ステップS80でMFP100Aから距離R以内の位置に入ったと判断されるまで)の時間を測定し、ステップS140へ処理を進める。
ステップS140では、CPU101は、設定回収時間のカウント処理を実行して、処理を終了する。なお、設定回収時間のカウント処理の詳細については後述する。
一方、ステップS141では、CPU101は、排紙センサ155の出力がOFFとなったか否かを判断し、そうなったと判断するとステップS142へ処理を進め、そうはなっていないと判断するとステップS150へ処理を進める。
ステップS142では、CPU101は、ステップS10で認証したユーザの携帯端末400に、当該ユーザが送信したプリントジョブの記録用紙が他の誰かに回収されたことを通知するメッセージを送信して、処理を終了する。なお、ステップS142で送信されるメッセージとしては、たとえば、送信されたプリントジョブの名称を「AA5」とし、MFP100Aの画像処理システムにおける名称を「MFP−A」とした場合、「プリントジョブ:AA5は、MFP−Aから誰かに回収されました。確認して下さい。」とされる。
ステップS150では、CPU101は、ステップS60でプリントジョブを出力してから、ユーザごとに設定された時間が経過したか否かを判断する。なお、ここで参照されるユーザごとの設定時間について、表2を参照して説明する。
Figure 0004689626
表2は、たとえばHDD108に記憶される、設定時間管理表の一例を示す。設定時間管理表では、各ユーザについて、(1)〜(3)の通知設定時間と、各通知設定時間についての実績回数と、各ユーザの操作制限設定情報に対応した操作制限内容が記憶されている。
通知設定時間は、各ユーザがMFP100に送信したプリントジョブが実行されてから当該ユーザへメールでの通知を行なう時間を意味する。表2において、たとえばユーザAには、プリントジョブが実行された後、30分が経過したときに一度目のメールでの通知が行なわれ、1時間が経過したときに二度目のメールでの通知が行なわれ、そして、3時間が経過したときに三度目のメールでの通知が行なわれるように設定されている。
実績回数は、各ユーザについて、(1)〜(3)のそれぞれのメールでの通知が実行された回数である。
操作制限内容は、各ユーザに対して、MFP100Aに対するプリントジョブの送信に際して課せられる操作などの制限についての内容である。たとえば、表2において、ユーザAについての操作制限内容について説明する。ユーザAの通知設定時間(1)には、「5回目」という回数が含まれる。操作制限内容に含まれる回数に関する情報は、上記した実績回数と関連を有する。ユーザAの操作制限設定情報がIである場合には、ユーザAの通知設定時間(1)についての実績回数が5回となった場合には、MFP100Aに出力させた記録用紙を早期に取りに行かなければ、次回以降MFP100Aにプリントジョブを送信する際の操作に対して制限が厳しくなる旨のメールを送信する。ユーザAの操作制限設定情報がIIである場合には、通知設定時間(2)でのメール通知の実績回数が4回となった場合に、当該ユーザAが送信したプリントジョブのプリント動作は当該ユーザAがMFP100Aに距離R以上近付かなければ実行されない。ユーザAの操作制限設定情報がIIIである場合には、通知設定時間(3)のメール通知の実績回数が3回となると、ユーザAは、ネットワークを介してMFP100Aに対してプリントジョブを送信できなくなり、直接MFP100Aの操作部にジョブを出力させることができなくなる。
再度図5を参照して、ステップS150において設定時間が経過したと判断すると、CPU101は、ステップS160で、ステップS60で出力されたジョブの送信者であるユーザに対して、ジョブの回収を依頼する旨のメッセージを送信する。なお、プリントジョブの名称およびMFP100Aの名称を、上記したように、それぞれ「AA5」「MFP−A」とした場合、ステップS160では、「プリントジョブ:AA5は、MFP−Aで出力済みです。ジョブ回収をお願いします。」というメッセージが、当該ユーザの携帯電話機に送信される。また、ステップS60で出力されたプリントジョブを送信したユーザに対して操作制限設定情報が設定されていない場合には、ステップS150では、CPU101は、予め定められた時間(たとえば、1時間)が経過したか否かを判断する。
ステップS170では、CPU101は、設定時間管理表における実績回数を1カウントアップして、ステップS180ヘ処理を進める。なお、ここでカウントアップされる実績回数は、ステップS60で出力されたプリントジョブを送信したユーザの、通知設定時間(1)〜(3)の中の直前のステップS150で経過したと判断された時間に対応する実績回数である。
ステップS180では、CPU101は、ステップS60で出力されたプリントジョブを送信したユーザが、操作制限設定情報が設定されていないユーザであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップS190へ、そうではないと判断するとステップS181へ、それぞれ処理を進める。
ステップS190では、当該ユーザの制限設定を「設定I」に変更して、処理をステップS80へ戻す。
一方、ステップS181では、CPU101は、ステップS170で実績回数をカウントアップしたユーザの、Iに対応する実績回数が操作制限内容で規定される回数を超えたか否かを判断し、超えたと判断するとステップS182へ処理を進め、超えていないと判断するとそのままステップS80へ処理を戻す。
ステップS182では、CPU101は、ステップS170で実績回数をカウントアップしたユーザの操作制限設定情報をIIに更新して、ステップS80へ処理を戻す。
以上図4および図5を参照して説明した処理では、プリントジョブをMFP100Aに送信したユーザの操作制限設定情報がIである場合または設定されていない場合には、当該ユーザがMFP100Aに近付かなくとも、送信したプリントジョブが実行される。このことから、本実施の形態のMFP100Aは、プリントジョブを実行して排紙トレイ19に記録用紙を出力した後、当該プリントジョブを送信したユーザが当該MFP100Aに距離R以上近付く前に排紙センサ155がOFF(記録用紙を検出しない状態)となった場合には、当該ユーザにメッセージが送信される。
また、以上図4および図5を参照して説明した処理では、操作制限設定情報が設定されていないユーザについては、予め定められた時間(たとえば、1時間)以上、MFP100Aに送信したプリントジョブの出力用紙を取りに行かない場合には、操作制限設定情報を設定される。
また、以上図4および図5を参照して説明した処理では、操作制限設定情報がIとされているユーザがMFP100Aに対してプリントジョブを送信した場合、MFP100Aは、当該ユーザの携帯端末400に警告メールを送信した後、当該プリントジョブを出力する。そして、当該ユーザがMFP100Aに距離R以上近付かなければ、ジョブの出力後の時間に応じてジョブが出力済みであることが通知され、また、実績回数が操作制限内容で規定される上限を超えた場合には操作制限設定情報がIIに更新される。
一方、ステップS40で、ステップS10で認証したユーザの操作制限設定情報がIではないと判断すると、CPU101は、ステップSA10(図6参照)へ処理を進める。ステップSA10では、CPU101は、ステップS20でプリンタ部14に指示したプリントジョブの出力を停止させ、ステップSA20へ処理を進める。
ステップSA20では、CPU101は、ステップS10で認証したユーザの操作制限設定情報がIIであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSA30へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSA120へ処理を進める。
ステップSA30では、CPU101は、ステップS10で認証したユーザがMFP100Aに距離R以上近付いたか否かを判断し、近付いたと判断するとステップSA40へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSA80へ処理を進める。
ステップSA40では、ステップSA10で停止させたプリントジョブを再度出力させ、ステップSA50へ処理を進める。
ステップSA50では、CPU101は、ステップS10で認証したユーザの携帯端末に、当該ユーザが送信したプリントジョブがどのMFPで実行されるか、および、ジョブの実行により出力される記録用紙の回収を促すメッセージを送信する。ここでは、たとえば、「プリントジョブ:4AA5はMFP−Aに指示されています。記録用紙を回収して下さい。」というメッセージが送信される。
次に、CPU101は、ステップSA60において、ステップS20でプリンタ部14にプリントを指示してからステップSA30でユーザがMFP100Aに距離R以上近付くまでの時間を測定した後、ステップSA70で、設定回収時間のカウント処理を実行して、処理を終了する。なお、ステップSA70で実行される設定回収時間のカウント処理の内容の詳細については、後述する。
ステップSA80では、CPU101は、ステップS20でプリンタ部14にプリントを指示してから、設定時間管理表で設定される通知設定時間が経過したか否かを判断し、経過したと判断するとステップSA81へ処理を進め、まだ経過していないと判断するとステップSA30へ処理を戻す。なお、ステップSA80で判断対象となる通知設定時間は、表2に示されるように、ユーザごとに設定されている。そして、ステップSA80では、ステップS10で認証したユーザについての通知設定時間を判断対象として利用する。
ステップSA81では、CPU101は、ステップS10で認証したユーザに対して、通知設定時間が経過した旨のメールを送信し、ステップSA90へ処理を進める。
ステップSA90では、ステップSA80で経過したと判断した通知設定時間に対応する実績回数を1カウントアップして、ステップSA100へ処理を進める。
ステップSA100では、CPU101は、設定時間管理表において、ステップSA90で実績回数をカウントアップしたユーザについて、IIに対応する実績回数が、IIに対応する操作制限内容で規定される上限を超えたか否かを判断し、超えたと判断するとステップSA110へ処理を進め、超えていないと判断するとステップSA30へ処理を戻す。たとえば、ユーザAを例に挙げれば、IIに対応する実績回数は「6」であり、IIに対応する操作制限内容は「4回」である。したがって、表2に挙げられた例では、ステップSA100において、実績回数が操作制限内容に規定される上限を超えたと判断される。
ステップSA110では、CPU101は、現在判断対象となっているユーザの操作制限設定情報をIIIに更新して、ステップSA30へ処理を戻す。
ステップSA20で、ステップS10で認証したユーザの操作制限設定情報がIIではないと判断すると、CPU101は、ステップSA120(図7参照)に処理を進める。
ステップSA120では、CPU101は、ステップS10で認証したユーザがMFP100Aに対して距離R以上近付いたか否かを判断し、近付いたと判断するとステップSA160へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSA140へ処理を進める。
ステップSA160では、ステップS10で認証したユーザがMFP100Aに送信したジョブを実行するための処理が操作パネル160に対してなされたか否かを判断し、なされたと判断すると処理をステップSA170へ進める。
ステップSA170では、CPU101は、ステップSA10で停止させたプリントジョブを出力させ、ステップSA180へ処理を進める。
ステップSA180では、CPU101は、ステップS20でプリンタ部14にプリント動作を指示してからステップSA120でユーザがMFP100Aに距離R以上近付くまでの時間を測定し、ステップSA190へ処理を進める。
ステップSA190では、CPU101は、設定回収時間のカウント処理を実行して、処理を終了する。なお、ステップSA190で実行される設定回収時間のカウント処理の詳細については後述する。
ステップSA140では、CPU101は、ステップS20でプリンタ部14にプリント動作を指示してから、設定時間管理表においてステップS10で認証したユーザに対応した通知設定時間が経過したか否かを判断し、経過したと判断するとステップSA150へ処理を進め、経過していないと判断するとステップSA120へ処理を戻す。
ステップSA150では、CPU101は、ステップS10で認証したユーザの携帯端末400に対して、MFP100Aの操作パネル160において当該ユーザが送信したプリントジョブを開始させるための操作を促すメッセージ(たとえば、「プリントジョブ:AA5を実行させるための操作をMFP−Aで行なってください。」)を送信して、ステップSA120へ処理を戻す。
以上図4〜図7を参照して説明した処理では、操作制限設定情報がIIであるユーザがMFP100Aにプリントジョブを送信した場合、当該ユーザがMFP100Aに距離R以上近付くことを条件として、当該プリントジョブが実行される。なお、当該ユーザがプリントジョブを送信した後、MFP100Aに距離R以上近付かなければ、プリントジョブを送信したときからの経過時間に応じて、設定時間管理表における実績回数がカウントアップされる。そして、実績回数が当該ユーザの操作制限設定情報で規定される上限回数を超えた場合、当該ユーザの操作制限設定情報はIIIとされる。
また、以上図4〜図7を参照して説明した処理では、操作制限設定情報がIIIであるユーザがMFP100Aにプリントジョブを送信した場合、当該ユーザがMFP100Aに距離R以上近付きかつ操作パネル160に対してジョブの実行のための操作を行なったことを条件として、当該プリントジョブが実行される。また、当該ユーザがプリントジョブを送信してからMFP100Aに距離R以上近付かなければ、プリントジョブを送信してから設定時間管理表で設定されている通知設定時間が経過するたびに、当該ユーザの携帯端末400に、MFP100Aにおいてプリントジョブを実行するための操作を促すためのメッセージが送信される。
図8は、ステップS140、ステップSA70、および、ステップSA190で実行される設定回収時間のカウント処理のサブルーチンのフローチャートである。
図8を参照して、設定回収時間のカウント処理では、CPU101は、ステップS130、ステップSA60、または、ステップSA180で測定した時間を検出し、ステップSX20へ処理を進める。
なお、ここで、MFP100Aにおいて、各ジョブについて管理される情報を説明する。MFP100Aでは、このような情報がプリントジョブ出力管理表として管理されている。このような情報の一例を表3に示す。
Figure 0004689626
表3では、各ジョブについて、当該ジョブのプリント要求をMFP100Aに送信したユーザ名、当該ジョブの名称(ジョブ名)、当該ジョブが完了した時刻(ジョブ完了時間)、当該ジョブに関して通知設定時間(1)〜(3)に基づいてメールが送信された時刻(第1〜第3メール通知時間)、当該ジョブが完了してから排紙センサ155によって排紙トレイ19から記録用紙が除去されたことが検出された時間(放置時間)、および、排紙センサ155が排紙トレイ19から当該ジョブの記録用紙が除去されたことを検出した時刻(ジョブ回収時刻)が記録されている。
また、MFP100Aにおける、異なる状況下でのプリントジョブ出力管理表を表4および表5にそれぞれ示す。
Figure 0004689626
Figure 0004689626
表3〜表5に示されたプリントジョブ出力管理表は、たとえばRAM106に記憶される。CPU101は、ステップS130、ステップSA60、または、ステップSA180で測定した時間を、各表の「放置時間」としてRAM106に記憶させる。
図8に戻って、ステップSX20では、CPU101は、ステップSX10で検出した設定回収時間が予め定められた設定時間α(後述する「α分」)の範囲内であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSX40に処理を進め、そうではないと判断するとステップSX30へ処理を進める。
ステップSX30では、操作制限緩和情報管理表における連続回数に関するカウンタ(以下、「連続カウンタ」と呼ぶ)のカウント値をクリアして、処理をリターンさせる。
ここで、操作制限緩和情報管理表について説明する。
MFP100Aでは、各ユーザについての操作制限設定情報を緩和(たとえば、IIIをIIに変更、IIをIに変更、など)するための情報が操作制限緩和情報管理表として、HDD108などに記憶されている。その一例を表6に示す。
Figure 0004689626
表6を参照して、操作制限緩和情報管理表では、各ユーザについて、緩和条件と、上記の「緩和」のために当該緩和条件が達成されるべき回数(連続回数)が記憶されている。なお、ユーザごとに緩和条件が異なるのは、ユーザの位置条件による差、例えばMFPからの(座席等の)距離が比較的遠いユーザと比較的近いユーザとの位置条件を考慮して設定を変更しているためである。もちろん、このような緩和条件は、すべてのユーザについて同様に設定されても構わない。
また、以下の説明では、各ユーザについて、表6に示した操作制限緩和情報管理表における「緩和条件」において設定されている時間を「α分」とし、「連続回数」において設定されている回数を「β回」とする。
再度図8を参照して、ステップSX40では、CPU101は、上記した連続カウンタのカウント値を1カウントアップして、ステップSX50へ処理を進める。
ステップS50では、CPU101は、上記した連続カウンタのカウント値がβ以上となったか否かを、つまり、処理対象となっているユーザが、当該ユーザが送信したプリントジョブを出力されてからα分以内に出力された用紙を取りに行くということを連続してβ回実行したか否かを、判断する。そして、CPU101は、そうであると判断すると、ステップSX60へ処理を進め、そうではないと判断すると、そのまま処理をリターンさせる。
ステップSX60では、CPU101は、処理対象のユーザが操作制限設定情報を設定されているユーザであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSX70へ処理を進め、そうではないと判断するとそのまま処理をリターンさせる。
ステップSX70では、CPU101は、処理対象のユーザ(図8では、「ユーザA」と記載)についての操作制限設定情報を一段階緩和させて、処理をリターンさせる。なお、操作制限設定情報を一段階緩和させるとは、1つ前のレベルに戻すことであり、具体的には、IIIをIIにすることであり、また、IIをIにすることである。
ここで、表5において、ユーザAに関するジョブであって、ジョブ名が「AA16」とされているジョブから「AA19」とされているジョブまでの情報について検討する。これらのジョブについて、ユーザAは、連続して4回、放置時間が5分という状態で、出力された用紙を回収している。つまり、ユーザは、連続して4回、表6の操作制限緩和情報管理表に記載されたユーザAについての緩和条件を満たす状態にある。しかしながら、表5において、「AA19」に続くジョブであって「AA20」とされているジョブの放置時間は35分であり、表6に示されたユーザAについての操作制限緩和情報管理表に記載された緩和条件を満たさない状態となっている。つまり、「AA20」で上記緩和条件が満たされなかったので、表6に記載された連続回数だけ緩和条件が満たされなくなった。このことから、「AA16」〜「AA20」のジョブに関しては、ユーザAは、操作制限設定情報が緩和されることはない。なお、仮に表5中のAA20のジョブの放置時間が10分以内であれば、「AA16」〜「AA20」のジョブに関し、連続して5回、つまり、表6において連続回数として定められた回数だけ、連続して緩和条件が満たされたことになるため、ユーザAの操作制限設定情報は一段階緩和されることになる。
また、表4を参照して、ユーザAの操作制限設定情報がIIIである場合の具体的なMFP100Aにおける動作について説明する。
ジョブ名「AA5」〜「AA8」のジョブでは、いずれも放置時間が3時間以上とされている。つまり、ユーザAは、連続して4回、3時間以上、プリントジョブとして出力された用紙を放置している。このとき、ユーザAの操作制限設定情報がIIであるとする。表2の設定時間管理表を参照すると、ユーザAの操作制限設定情報がIIである場合、特に実績回数の欄を参照すると、プリント出力後の1時間ごとにメールによる通知がなされ、そして、特に操作制限内容の欄を参照すると、4回通知が行なわれた場合には、プリントジョブ送信後にMFP100Aを直接操作することを条件としてしかプリント動作が実行されなくなる。これに対応し、表4では、ジョブAA5〜AA8の後、ジョブAA9以降のジョブ(つまり、ジョブAA9およびジョブAA10)は、操作部162上のプリントキーを操作されたことを条件として出力される。
以上、MFP100Aにおけるプリント動作について説明を行なってきた。なお、MFP100Aは、コピー動作についても、各ユーザについての操作制限設定情報に基づいた処理ができるように構成されている。
次に、MFP100Aにおいて、当該MFP100Aのスキャナ部13に原稿を読取らせ、かつ、当該MFP100Aのプリンタ部14に当該原稿の画像を出力させる動作、つまり、コピー動作が行なわれる際の、処理内容について、当該処理のフローチャートである図9〜図12を参照して説明する。
まず、図9を参照して、CPU101は、操作部162に対してコピーを要求する操作がなされると、ステップSC10で、当該操作を行なったユーザに対してユーザ認証を行ない、ステップSC20へ処理を進める。
ステップSC20では、CPU101は、スキャナ部13およびプリンタ部14に対して、コピージョブを実行するよう指示し、ステップSC30へ処理を進める。ここで、コピージョブとは、スキャナ部13に、原稿を読み込ませ、かつ、プリンタ部14に、スキャナ部13が読み込んだ原稿を、操作部162に対して入力されたコピー条件に応じて出力させることを言う。
ステップSC30では、CPU101は、ユーザ情報管理表を参照することにより、ステップSC10で認証したユーザが操作制限設定情報を記憶されていないユーザであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSC60へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSC40へ処理を進める。
ステップSC40では、CPU101は、ステップSC10で認証したユーザが操作制限設定情報としてIを設定されているユーザであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSC50へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSC230(図11参照)へ処理を進める。
ステップSC50では、CPU101は、ステップSC10で認証したユーザに対して警告メールを送信し、ステップSC60へ処理を進める。なお、CPU101は、ユーザ情報管理表を参照することにより、当該ユーザのメールアドレスを取得する。このとき送られる警告メールとしては、たとえば「コピージョブは直ちに回収すること」のメッセージのようなものが挙げられる。また、ステップSC50では、図13に示されるような画像500を、表示部161に表示させても良い。
ステップSC60では、CPU101は、ステップSC20で指示したコピージョブをプリンタ部14に出力させて、ステップSC70へ処理を進める。
ステップSC70では、CPU101は、排紙センサ155の出力をONにして(排紙センサ155の検出出力のチェックを開始して)、ステップSC80へ処理を進める。
ステップSC80では、CPU101は、ステップSC20で指示したコピージョブが完了したか否かを判断し、完了したと判断すると、ステップSC90へ処理を進める。
図10を参照して、ステップSC90では、CPU101は、ユーザがMFP100から距離R以内の位置に入ったか否かを判断し、そうであると判断するとステップSC180へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSC100へ処理を進める。
ステップSC180では、排紙センサ155の検出出力がOFFになったか否かを判断し、なったと判断するとステップSC190へ処理を進め、なってはいないと判断するとステップSC200へ処理を進める。
ステップSC190では、CPU101は、ステップSC60で出力させたコピージョブを送信したユーザの携帯端末400に対して、当該コピージョブによって出力された記録用紙が回収されたことを報知するメッセージを送信して、ステップSC210へ処理を進める。たとえば、ステップSC60で出力されたコピージョブの名称を「AA5」とし、画像処理システムにおいてMFP100Aが「MFP−A」という名称で取扱われている場合、ステップSC190では、たとえば、「コピージョブ:AA5は、MFP−Aから回収されました。手元にありますか。」というメッセージが送信される。
ステップSC200では、CPU101は、ステップSC10で認証したユーザに対して、ステップSC60で出力したコピージョブの記録用紙が放置されている旨を通知するメッセージを送信する。画像処理システムにおいてコピージョブおよびMFP100Aの名称が上記のような場合、ステップSC200では、たとえば、「コピージョブ:AA5は、MFP−Aで放置されています。回収して下さい。」というメッセージが送信される。
ステップSC210では、CPU101は、ステップSC60でコピージョブを出力してからユーザがMFP100Aに近付くまで(ステップSC90でMFP100Aから距離R以内の位置に入ったと判断されるまで)の時間を測定し、ステップSC220へ処理を進める。
ステップSC220では、CPU101は、設定回収時間のカウント処理を実行して、処理を終了する。なお、設定回収時間のカウント処理は、図8を参照して説明した処理である。
一方、ステップSC100では、CPU101は、排紙センサ155の出力がOFFとなったか否かを判断し、そうなったと判断するとステップSC110へ処理を進め、そうはなっていないと判断するとステップSC120へ処理を進める。
ステップSC110では、CPU101は、ステップSC10で認証したユーザの携帯端末400に、当該ユーザが送信したコピージョブの記録用紙が他の誰かに回収されたことを通知するメッセージを送信して、処理を終了する。なお、ステップSC110で送信されるメッセージとしては、たとえば、送信されたコピージョブの名称を「AA5」とし、MFP100Aの画像処理システムにおける名称を「MFP−A」とした場合、「コピージョブ:AA5は、MFP−Aから誰かに回収されました。確認して下さい。」とされる。
ステップSC120では、CPU101は、ステップSC60でコピージョブを出力してから、ユーザごとに設定された時間が経過したか否かを判断する。なお、ここで参照されるユーザごとの設定時間は、表7に示されるものとすることができる。
Figure 0004689626
表7は、たとえばHDD108に記憶される、コピージョブに関する設定時間管理表の一例である。この設定時間管理表では、各ユーザについて、(1)〜(3)の通知設定時間と、各通知設定時間についての実績回数と、各ユーザの操作制限設定情報に対応した操作制限内容が記憶されている。
通知設定時間は、各ユーザがMFP100に送信したコピージョブが実行されてから当該ユーザへメールでの通知を行なう時間を意味する。
実績回数は、各ユーザについて、(1)〜(3)のそれぞれのメールでの通知が実行された回数である。
操作制限内容は、各ユーザに対して、MFP100Aに対するコピージョブの実行に際して課せられる操作などの制限についての内容である。
再度図10を参照して、ステップSC120において設定時間が経過したと判断すると、CPU101は、ステップSC130で、ステップSC60で出力されたジョブの送信者であるユーザに対して、ジョブの回収を依頼する旨のメッセージを送信する。なお、コピージョブの名称およびMFP100Aの名称を、上記したように、それぞれ「AA5」「MFP−A」とした場合、ステップSC130では、「コピージョブ:AA5は、MFP−Aで出力済みです。ジョブ回収をお願いします。」というメッセージが、当該ユーザの携帯電話機に送信される。また、ステップSC60で出力されたコピージョブを送信したユーザに対して操作制限設定情報が設定されていない場合には、ステップSC120では、CPU101は、予め定められた時間(たとえば、1時間)が経過したか否かを判断する。
ステップSC140では、CPU101は、設定時間管理表における実績回数を1カウントアップして、ステップSC150ヘ処理を進める。なお、ここでカウントアップされる実績回数は、ステップSC60で出力されたコピージョブを送信したユーザの、通知設定時間(1)〜(3)の中の直前のステップSC120で経過したと判断された時間に対応する実績回数である。
ステップSC150では、CPU101は、ステップSC60で出力されたコピージョブを送信したユーザが、操作制限設定情報が設定されていないユーザであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSC160へ、そうではないと判断するとステップSC151へ、それぞれ処理を進める。
ステップSC160では、当該ユーザの制限設定を「設定I」に変更して、処理をステップSC90へ戻す。
一方、ステップSC151では、CPU101は、ステップSC140で実績回数をカウントアップしたユーザの、Iに対応する実績回数が操作制限内容で規定される回数を超えたか否かを判断し、超えたと判断するとステップSC152へ処理を進め、超えていないと判断するとそのままステップSC90へ処理を戻す。
ステップSC152では、CPU101は、ステップSC140で実績回数をカウントアップしたユーザの操作制限設定情報をIIに更新して、ステップSC90へ処理を戻す。
以上図10を参照して説明した処理では、操作制限設定情報に情報を登録されていないユーザ(操作制限設定のないユーザ)について、当該ユーザがMFP100Aに送信したコピージョブがステップSC60で出力された後、上記した予め定められた時間以上、当該MFP100Aに距離R以上近付かなかった場合、当該ユーザの携帯端末にジョブが出力済みであることが通知されるとともに、当該ユーザの操作制限設定情報をIとされる。
また、以上図9および図10を参照して説明した処理では、操作制限設定情報がIとされているユーザがMFP100Aに対してコピージョブを送信した場合、MFP100Aは、当該ユーザの携帯端末400に警告メールを送信した後、当該コピージョブを出力する。なお、この警告メールは、MFP100Aにおける画面表示(図13参照)であっても良い。そして、操作制限設定情報がない場合と同様に、当該ユーザがMFP100Aに距離R以上近付かなければ、ジョブの出力後の時間に応じてジョブが出力済みであることが通知され、また、実績回数が操作制限内容で規定される上限を超えた場合には操作制限設定情報がIIに更新される。
なお、以上図9および図10を参照して説明した処理では、コピージョブをMFP100Aに送信したユーザの操作制限設定情報がIである場合または設定されていない場合には、当該ユーザがMFP100Aに近付かなくとも、送信したコピージョブが実行される。このことから、本実施の形態のMFP100Aは、コピージョブを実行して排紙トレイ19に記録用紙を出力した後、当該コピージョブを送信したユーザが当該MFP100Aに距離R以上近付く前に排紙センサ155がOFF(記録用紙を検出しない状態)となった場合には、当該ユーザにメッセージが送信される。
一方、ステップSC40で、ステップSC10で認証したユーザの操作制限設定情報がIではないと判断すると、CPU101は、ステップSC230(図11参照)へ処理を進める。ステップSC230では、CPU101は、ステップSC10で認証したユーザの操作制限設定情報がIIであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSC260へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSC240へ処理を進める。
ステップSC260では、CPU101は、ステップSC10で認証したユーザに対してコピー枚数の制限を与え、そして、ステップSC270でプリントキー(操作部162の一部)が操作されるのを待って、ステップSC280でコピー動作をスタートさせる。
そして、CPU101は、ステップSC290で、ステップSC70と同様に排紙センサ155の出力をONにして、ステップSC300へ処理を進める。
ステップSC300では、CPU101は、ステップSC280でスタートさせたコピージョブが完了したか否かをチェックし、完了したと判断するとステップSC310(図12参照)に処理を進める。
一方、ステップSC240では、CPU101は、現在判断対象となっているユーザの操作制限設定情報がIIIであると判断してステップSC250へ処理を進める。そして、CPU101は、ステップSC250で、当該ユーザのログインをそれ以降受付けない旨の設定を行なって、処理を終了させる。ステップSC250の処理の後では、当該設定の内容を管理者等により変更されない限り、CPU101は、当該ユーザについて、ステップSC10等におけるユーザ認証以降の処理を実行しない。
図12を参照して、ステップSC310では、CPU101は、ステップSC10で認証したユーザがMFP100Aに対して距離R以上近付いたか否かを判断し、近付いたと判断するとステップSC400へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSC320へ処理を進める。
ステップSC400では、CPU101は、排紙センサ155の出力がOFFとなったか否かを判断し、そうなったと判断するとステップSC410へ処理を進め、そうはなっていないと判断するとステップSC420へ処理を進める。
ステップSC410では、CPU101は、ステップSC60で出力させたコピージョブを送信したユーザの携帯端末400に対して、当該コピージョブによって出力された記録用紙が回収されたことを報知するメッセージを送信して、ステップSC430へ処理を進める。たとえば、ステップSC60で出力されたコピージョブの名称を「AA5」とし、画像処理システムにおいてMFP100Aが「MFP−A」という名称で取扱われている場合、ステップSC410では、たとえば、「コピージョブ:AA5は、MFP−Aから回収されました。手元にありますか。」というメッセージが送信される。
ステップSC420では、CPU101は、ステップSC10で認証したユーザに対して、ステップSC60で出力したコピージョブの記録用紙が放置されている旨を通知するメッセージを送信する。画像処理システムにおいてコピージョブおよびMFP100Aの名称が上記のような場合、ステップSC420では、たとえば、「コピージョブ:AA5は、MFP−Aで放置されています。回収して下さい。」というメッセージが送信される。
ステップSC430では、CPU101は、ステップSC60でコピージョブを出力してからユーザがMFP100Aに近付くまで(ステップSC310でMFP100Aから距離R以内の位置に入ったと判断されるまで)の時間を測定し、ステップSC440へ処理を進める。
ステップSC440では、CPU101は、設定回収時間のカウント処理を実行して、処理を終了する。なお、設定回収時間のカウント処理は、図8を参照して説明した処理である。
一方、ステップSC320では、CPU101は、排紙センサ155の出力がOFFとなったか否かを判断し、そうなったと判断するとステップSC330へ処理を進め、そうはなっていないと判断するとステップSC340へ処理を進める。
ステップSC330では、CPU101は、ステップSC10で認証したユーザの携帯端末400に、当該ユーザが送信したコピージョブの記録用紙が他の誰かに回収されたことを通知するメッセージを送信して、処理を終了する。なお、ステップSC330で送信されるメッセージとしては、たとえば、送信されたコピージョブの名称を「AA5」とし、MFP100Aの画像処理システムにおける名称を「MFP−A」とした場合、「コピージョブ:AA5は、MFP−Aから誰かに回収されました。確認して下さい。」とされる。
ステップSC340では、CPU101は、ステップSC60でコピージョブを出力してから、ユーザごとに設定された時間が経過したか否かを判断する。なお、ここで参照されるユーザごとの設定時間は、表7を参照して説明したものであるため、ここでは説明を繰り返さない。
そして、ステップSC340において設定時間が経過したと判断すると、CPU101は、ステップSC350で、ステップSC60で出力されたジョブを指示したユーザに対して、ジョブの回収を依頼する旨のメッセージを送信する。なお、コピージョブの名称およびMFP100Aの名称を、上記したように、それぞれ「AA5」「MFP−A」とした場合、ステップSC350では、「コピージョブ:AA5は、MFP−Aで出力済みです。ジョブ回収をお願いします。」というメッセージが、当該ユーザの携帯電話機に送信される。
ステップSC360では、CPU101は、設定時間管理表における実績回数を1カウントアップして、ステップSC370ヘ処理を進める。なお、ここでカウントアップされる実績回数は、ステップSC60で出力されたコピージョブを送信したユーザの、通知設定時間(1)〜(3)の中の直前のステップSC340で経過したと判断された時間に対応する実績回数である。
ステップSC370では、CPU101は、ステップSC360で実績回数をカウントアップしたユーザの、IIに対応する実績回数が操作制限内容で規定される回数を超えたか否かを判断し、超えたと判断するとステップSC380へ処理を進め、超えていないと判断するとそのままステップSC310へ処理を戻す。
ステップSC380では、当該ユーザの制限設定を「設定III」に変更して、処理をステップSC310へ戻す。
以上図9〜図12を参照して説明した処理では、操作制限設定情報がIIであるユーザがMFP100Aにコピージョブを指示した場合、再度コピーキーが操作されることを条件として、当該コピージョブが実行される。また、当該ユーザが、コピージョブの完了後、MFP100Aに距離R以上近付かなければ、コピージョブが完了したときからの経過時間に応じて、設定時間管理表における実績回数がカウントアップされる。そして、実績回数が当該ユーザの操作制限設定情報で規定される上限回数を超えた場合、当該ユーザの操作制限設定情報はIIIとされる。
また、以上図11を参照して説明した処理では、操作制限設定情報がIIIであるユーザがMFP100Aにコピージョブを指示した場合、当該ユーザのログインが禁止され、さらに、指示されたコピージョブは実行されない。
以上、MFP100Aにおけるスキャン動作について説明を行なってきた。なお、MFP100Aは、スキャン動作についても、各ユーザについての操作制限設定情報に基づいた処理ができるように構成されている。
次に、MFP100Aにおいて、当該MFP100Aのスキャナ部13に原稿を読取らせ、かつ、当該MFP100AのHDD108に保存またはメール等で送信するために当該読取った画像のファイルを作成する動作、つまり、スキャン動作が行なわれる際の、処理内容について、当該処理のフローチャートである図14〜図17を参照して説明する。
まず、図14を参照して、CPU101は、操作部162に対してスキャン動作を要求する操作がなされると、ステップSD10で、当該操作を行なったユーザに対してユーザ認証を行ない、ステップSD20へ処理を進める。
ステップSD20では、CPU101は、ユーザ情報管理表を参照することにより、ステップSD10で認証したユーザが操作制限設定情報を記憶されていないユーザであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSD50へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSD30へ処理を進める。
ステップSD30では、CPU101は、ステップSD10で認証したユーザが操作制限設定情報としてIを設定されているユーザであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSD40へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSD220(図16参照)へ処理を進める。
ステップSD40では、CPU101は、ステップSD10で認証したユーザに対して警告メールを送信し、ステップSD50へ処理を進める。なお、CPU101は、ユーザ情報管理表を参照することにより、当該ユーザのメールアドレスを取得する。このとき送られる警告メールとしては、たとえば「スキャン原稿は直ちに回収すること」のメッセージのようなものが挙げられる。また、ステップSD40では、図18に示されるような画像501を、表示部161に表示させても良い。
ステップSD50では、CPU101は、操作部162上のスタートキーがONされる(操作される)のを待って、ステップSD60へ処理を進める。ステップSD60では、CPU101は、スキャナ部13にセットされた原稿のスキャンを開始し、ステップSD70へ処理を進める。
ステップSD70では、CPU101は、ステップSD60で開始したスキャンジョブが完了したか否かを判断し、完了したと判断すると、ステップSD80へ処理を進める。
図15を参照して、ステップSD80では、CPU101は、ユーザがMFP100から距離R以内の位置に入ったか否かを判断し、そうであると判断するとステップSD170へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSD90へ処理を進める。
ステップSD170では、原稿排紙センサ155Aの検出出力がOFFになったか否か、つまり、ステップSD60で開始したスキャンジョブの原稿が除去されたか否かを判断し、OFFなったと判断するとステップSD180へ処理を進め、OFFになっていないと判断するとステップSD190へ処理を進める。
ステップSD180では、CPU101は、ステップSD60で開始させたスキャンジョブを指示したユーザ(ステップSD10でログインしたユーザ)の携帯端末400に対して、当該スキャンジョブの原稿が回収されたことを報知するメッセージを送信して、ステップSD200へ処理を進める。たとえば、ステップSD60で開始されたスキャンジョブの名称を「AA5」とし、画像処理システムにおいてMFP100Aが「MFP−A」という名称で取扱われている場合、ステップSD180では、たとえば、「スキャンジョブ:AA5の原稿は、MFP−Aから回収されました。手元にありますか。」というメッセージが送信される。
ステップSD190では、CPU101は、ステップSD10で認証したユーザに対して、ステップSD60で開始したスキャンジョブの原稿が放置されている旨を通知するメッセージを送信する。画像処理システムにおいてスキャンジョブおよびMFP100Aの名称が上記のような場合、ステップSD190では、たとえば、「スキャンジョブ:AA5の原稿は、MFP−Aで放置されています。回収して下さい。」というメッセージが送信される。
ステップSD200では、CPU101は、ステップSD70でスキャンジョブの完了を確認してからユーザがMFP100Aに近付くまで(ステップSD80でMFP100Aから距離R以内の位置に入ったと判断されるまで)の時間を測定し、ステップSD210へ処理を進める。
ステップSD210では、CPU101は、設定回収時間のカウント処理を実行して、処理を終了する。なお、設定回収時間のカウント処理は、図8を参照して説明した処理である。
一方、ステップSD90では、CPU101は、原稿排紙センサ155Aの出力がOFFとなったか否かを判断し、そうなったと判断するとステップSD100へ処理を進め、そうはなっていないと判断するとステップSD110へ処理を進める。
ステップSD100では、CPU101は、ステップSD10で認証したユーザの携帯端末400に、当該ユーザが送信したスキャンジョブの原稿が他の誰かに回収されたことを通知するメッセージを送信して、処理を終了する。なお、ステップSD100で送信されるメッセージとしては、たとえば、送信されたスキャンジョブの名称を「AA5」とし、MFP100Aの画像処理システムにおける名称を「MFP−A」とした場合、「スキャンジョブ:AA5の原稿は、MFP−Aから誰かに回収されました。確認して下さい。」とされる。
ステップSD110では、CPU101は、ステップSD70でスキャンジョブの完了を確認してから、ユーザごとに設定された時間が経過したか否かを判断する。なお、ここで参照されるユーザごとの設定時間は、表8に示されるものとすることができる。
Figure 0004689626
表8は、たとえばHDD108に記憶される、スキャンジョブに関する設定時間管理表の一例である。この設定時間管理表では、各ユーザについて、(1)〜(3)の通知設定時間と、各通知設定時間についての実績回数と、各ユーザの操作制限設定情報に対応した操作制限内容が記憶されている。
通知設定時間は、各ユーザがMFP100に送信したスキャンジョブが完了してから当該ユーザへメールでの通知を行なう時間を意味する。
実績回数は、各ユーザについて、(1)〜(3)のそれぞれのメールでの通知が実行された回数である。
操作制限内容は、各ユーザに対して、MFP100Aに対するスキャンジョブの実行に際して課せられる操作などの制限についての内容である。
再度図15を参照して、ステップSD110において設定時間が経過したと判断すると、CPU101は、ステップSD120で、ステップSD70で完了を確認されたジョブを指示したユーザ(ステップSD10で認証したユーザ)に対して、ジョブの原稿の回収を依頼する旨のメッセージを送信する。なお、スキャンジョブの名称およびMFP100Aの名称を、上記したように、それぞれ「AA5」「MFP−A」とした場合、ステップSD120では、「スキャンジョブ:AA5は、MFP−Aで完了しました。原稿回収をお願いします。」というメッセージが、当該ユーザの携帯電話機に送信される。また、ステップSD70で完了を確認されたスキャンジョブを指示したユーザに対して操作制限設定情報が設定されていない場合には、ステップSD110では、CPU101は、予め定められた時間(たとえば、1時間)が経過したか否かを判断する。
ステップSD130では、CPU101は、設定時間管理表における実績回数を1カウントアップして、ステップSD140ヘ処理を進める。なお、ここでカウントアップされる実績回数は、ステップSD70で完了を確認されたスキャンジョブを送信したユーザの、通知設定時間(1)〜(3)の中の直前のステップSD110で経過したと判断された時間に対応する実績回数である。
ステップSD140では、CPU101は、ステップSD70で完了を確認されたスキャンジョブを指示したユーザが、操作制限設定情報が設定されていないユーザであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSD150へ、そうではないと判断するとステップSD141へ、それぞれ処理を進める。
ステップSD150では、当該ユーザの制限設定を「設定I」に変更して、処理をステップSD80へ戻す。
一方、ステップSD141では、CPU101は、ステップSD130で実績回数をカウントアップしたユーザの、Iに対応する実績回数が操作制限内容で規定される回数を超えたか否かを判断し、超えたと判断するとステップSD142へ処理を進め、超えていないと判断するとそのままステップSD80へ処理を戻す。
ステップSD142では、CPU101は、ステップSD130で実績回数をカウントアップしたユーザの操作制限設定情報をIIに更新して、ステップSD80へ処理を戻す。
以上図15を参照して説明した処理では、操作制限設定情報に情報を登録されていないユーザについて、当該ユーザがMFP100Aに送信したスキャンジョブがステップSD70で完了を確認された後、上記した予め定められた時間以上、当該MFP100Aに距離R以上近付かなかった場合、当該ユーザの携帯端末にスキャンジョブが完了していることが通知されるとともに、当該ユーザの操作制限設定情報をIとされる。
また、以上図14および図15を参照して説明した処理では、操作制限設定情報がIとされているユーザがMFP100Aに対してスキャンジョブを送信した場合、MFP100Aは、当該ユーザの携帯端末400に警告メールを送信した後、当該スキャンジョブを実行する。なお、この警告メールは、MFP100Aにおける画面表示(図18参照)であっても良い。そして、操作制限設定情報がない場合と同様に、当該ユーザがMFP100Aに距離R以上近付かなければ、スキャンジョブの完了後の時間に応じてジョブの完了が通知され、また、実績回数が操作制限内容で規定される上限を超えた場合には操作制限設定情報がIIに更新される。
なお、以上図14および図15を参照して説明した処理では、スキャンジョブをMFP100Aに指示したユーザの操作制限設定情報がIである場合または設定されていない場合には、スキャンの指示の後、特にスタートキーを操作する等がなされなくとも、指示したスキャンジョブが実行される。このことから、本実施の形態のMFP100Aは、スキャンジョブを実行して、フィーダ部17に原稿を排出した後、当該スキャンジョブを指示したユーザが当該MFP100Aに距離R以上近付く前に原稿排紙センサ155AがOFF(原稿を検出しない状態)となった場合には、当該ユーザにメッセージが送信される。
一方、ステップSD30で、ステップSD10で認証したユーザの操作制限設定情報がIではないと判断すると、CPU101は、ステップSD220(図16参照)へ処理を進める。ステップSD220では、CPU101は、ステップSD10で認証したユーザの操作制限設定情報がIIであるか否かを判断し、そうであると判断するとステップSD270へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSD230へ処理を進める。
ステップSD270では、CPU101は、ステップSD10で認証したユーザに対してスキャン枚数の制限を与え、そして、ステップSD280でスタートキー(操作部162の一部)が操作されるのを待って、ステップSD290でスキャン動作をスタートさせる。
そして、CPU101は、ステップSD300で、ステップSD290でスタートさせたスキャンジョブが完了したか否かをチェックし、完了したと判断するとステップSD310(図17参照)に処理を進める。
一方、ステップSD230では、CPU101は、現在判断対象となっているユーザの操作制限設定情報をIIIである判断して、ステップSD240で、後述するステップSD250における警告パネル表示による警告が2回を超えていないかどうかを判断し、超えたと判断するとステップSD260へ、超えていないと判断するとステップSD250へ、それぞれ処理を進める。
ステップSD260では、CPU101は、当該ユーザのログインをそれ以降受付けない旨の設定を行なって、処理を終了させる。ステップSD260の処理の後では、当該設定の内容を管理者等により変更されない限り、CPU101は、当該ユーザについて、ステップSD10等におけるユーザ認証以降の処理を実行しない。
一方、ステップSD250では、CPU101は、図18に示したような警告表示を表示部161において行ない、ステップSD280へ処理を進める。なお、ステップSD240の処理のために、CPU101は、ステップSD250の実行とともにフラグの設定等を行なうことが好ましい。
図17を参照して、ステップSD310では、CPU101は、ステップSD10で認証したユーザがMFP100Aに対して距離R以上近付いたか否かを判断し、近付いたと判断するとステップSD400へ処理を進め、そうではないと判断するとステップSD320へ処理を進める。
ステップSD400では、CPU101は、原稿排紙センサ155Aの出力がOFFとなったか否かを判断し、そうなったと判断するとステップSD410へ処理を進め、そうはなっていないと判断するとステップSD420へ処理を進める。
ステップSD410では、CPU101は、ステップSD70で完了を確認したスキャンジョブを指示したユーザの携帯端末400に対して、当該スキャンジョブの原稿が回収されたことを報知するメッセージを送信して、ステップSD430へ処理を進める。たとえば、当該ジョブの名称を「AA5」とし、画像処理システムにおいてMFP100Aが「MFP−A」という名称で取扱われている場合、ステップSD410では、たとえば、「スキャンジョブ:AA5の原稿は、MFP−Aから回収されました。手元にありますか。」というメッセージが送信される。
ステップSD420では、CPU101は、ステップSD10で認証したユーザに対して、ステップSD70で完了を確認したスキャンジョブの原稿が放置されている旨を通知するメッセージを送信する。画像処理システムにおいてスキャンジョブおよびMFP100Aの名称が上記のような場合、ステップSD420では、たとえば、「スキャンジョブ:AA5の原稿は、MFP−Aで放置されています。回収して下さい。」というメッセージが送信される。
ステップSD430では、CPU101は、ステップSD70でスキャンジョブの完了を確認してからユーザがMFP100Aに近付くまで(ステップSD310でMFP100Aから距離R以内の位置に入ったと判断されるまで)の時間を測定し、ステップSD440へ処理を進める。
ステップSD440では、CPU101は、設定回収時間のカウント処理を実行して、処理を終了する。なお、設定回収時間のカウント処理は、図8を参照して説明した処理である。
一方、ステップSD320では、CPU101は、原稿排紙センサ155Aの出力がOFFとなったか否かを判断し、そうなったと判断するとステップSD330へ処理を進め、そうはなっていないと判断するとステップSD340へ処理を進める。
ステップSD330では、CPU101は、ステップSD10で認証したユーザの携帯端末400に、当該ユーザが送信したスキャンジョブの原稿が他の誰かに回収されたことを通知するメッセージを送信して、処理を終了する。なお、ステップSD330で送信されるメッセージとしては、たとえば、当該スキャンジョブの名称を「AA5」とし、MFP100Aの画像処理システムにおける名称を「MFP−A」とした場合、「スキャンジョブ:AA5の原稿は、MFP−Aから誰かに回収されました。確認して下さい。」とされる。
ステップSD340では、CPU101は、ステップSD70でスキャンジョブの完了を確認してから、ユーザごとに設定された時間が経過したか否かを判断する。なお、ここで参照されるユーザごとの設定時間は、表8を参照して説明したものであるため、ここでは説明を繰り返さない。
そして、ステップSD340において設定時間が経過したと判断すると、CPU101は、ステップSD350で、ステップSD70で完了を確認されたジョブを指示したユーザに対して、ジョブの原稿の回収を依頼する旨のメッセージを送信する。なお、スキャンジョブの名称およびMFP100Aの名称を、上記したように、それぞれ「AA5」「MFP−A」とした場合、ステップSD350では、「スキャンジョブ:AA5は、MFP−Aで完了しました。原稿回収をお願いします。」というメッセージが、当該ユーザの携帯電話機に送信される。
ステップSD360では、CPU101は、設定時間管理表における実績回数を1カウントアップして、ステップSD370ヘ処理を進める。なお、ここでカウントアップされる実績回数は、ステップSD70で完了を確認したスキャンジョブを指示したユーザの、通知設定時間(1)〜(3)の中の直前のステップSD340で経過したと判断された時間に対応する実績回数である。
ステップSD370では、CPU101は、ステップSD360で実績回数をカウントアップしたユーザの、IIに対応する実績回数が操作制限内容で規定される回数を超えたか否かを判断し、超えたと判断するとステップSD380へ処理を進め、超えていないと判断するとそのままステップSD310へ処理を戻す。
ステップSD380では、当該ユーザの制限設定を「設定III」に変更して、処理をステップSD310へ戻す。
以上図14〜図17を参照して説明した処理では、操作制限設定情報がIIであるユーザがMFP100Aにスキャンジョブを指示した場合、再度スタートキーが操作されることを条件として、当該スキャンジョブが実行される。また、当該ユーザが、スキャンジョブの完了後、MFP100Aに距離R以上近付かなければ、スキャンジョブが完了したときからの経過時間に応じて、設定時間管理表における実績回数がカウントアップされる。そして、実績回数が当該ユーザの操作制限設定情報で規定される上限回数を超えた場合、当該ユーザの操作制限設定情報はIIIとされる。
また、以上図16を参照して説明した処理では、操作制限設定情報がIIIであるユーザがMFP100Aにスキャンジョブを指示した場合、当該ユーザのログインが禁止され、さらに、指示されたスキャンジョブは実行されない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の画像処理装置の一実施の形態を含む画像処理システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の画像処理装置の一実施の形態であるMFPの外観を示す図である。 図2のMFPのハードウェアブロック図である。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したプリントジョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したプリントジョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したプリントジョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したプリントジョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図4〜図7の処理における設定回収時間のカウント処理のサブルーチンのフローチャートである。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したコピージョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したコピージョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したコピージョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したコピージョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図2のMFPの表示部に表示される画面の一例を示す図である。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したスキャンジョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したスキャンジョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したスキャンジョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図2のMFPにおいてネットワークを介して受信したスキャンジョブを実行する際に実行される処理のフローチャートである。 図2のMFPの表示部に表示される画面の他の例を示す図である。
符号の説明
13 スキャナ部、14 プリンタ部、15 キー操作部、17 フィーダ部、18 給紙部、19 排紙トレイ、100,100A,100B MFP、101 CPU、102 携帯端末判別部、103 距離検出部、104 ネットワークI/F部、150 メイン回路、155 排紙センサ、155A 原稿排紙センサ、156 アンテナ、160 操作パネル、161 表示部、162 操作部、200A,200B PC、300 サーバ、400 携帯端末。

Claims (5)

  1. ネットワーク経由で受信するプリント要求に基づいてプリントを実行することにより排紙装置に用紙を出力する画像処理装置であって、
    ユーザを特定する情報と携帯端末装置を特定する情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記排紙装置に出力された用紙が存在するかどうかを判別する第1の判別手段と、
    第1のプリント要求に基づいて前記排紙装置に用紙を出力した後に、前記第1のプリント要求を送信したユーザが前記画像処理装置に対して所定の距離以内に位置したかどうかを判別する第2の判別手段と、
    前記第1の判別手段と前記第2の判別手段の判別結果の組合せとメッセージとを関連付けて記憶するメッセージ記憶手段と、
    前記第1の判別手段および前記第2の判別手段の判別結果の組合せに関連付けられたメッセージを、前記メッセージ記憶手段に記憶されたメッセージの中から選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択したメッセージを、前記ユーザ情報記憶手段において前記第1のプリント要求を送信したユーザを特定する情報に関連付けられた携帯端末装置に送信する送信手段とを含む、画像処理装置。
  2. 前記メッセージ記憶手段は、ユーザを特定する情報ごとにメッセージを記憶し、
    前記選択手段は、さらに前記第1のプリント要求を送信したユーザを特定する情報に基づいて、前記メッセージ記憶手段に記憶されたメッセージの中からメッセージを選択する、請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1のプリント要求に基づいた用紙の出力が行なわれてから経過した時間を計測する計時手段をさらに含み、
    前記選択手段は、前記第1の判別手段が前記第1のプリント要求に基づいて出力された用紙が前記排紙装置に存在していないと判別するまで、前記計時手段により計測される所定の時間ごとに、前記メッセージを選択し、
    前記送信手段は、前記計時手段により計測される所定時間ごとに、前記選択手段により選択されたメッセージを出力する、請求項1または請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記ユーザ情報記憶手段は、ユーザを特定する情報に関連付けて前記所定の時間を記憶し、
    前記計時手段は、前記ユーザ情報記憶手段において前記第1のプリント要求を送信したユーザを特定する情報と関連付けられている前記所定の時間が前記計時手段により計測されるごとにメッセージを選択する、請求項に記載の画像処理装置。
  5. ネットワーク経由で受信するプリント要求に基づいてプリントを実行することにより排紙装置に用紙を出力する画像処理装置の制御方法であって、
    ユーザを特定する情報と携帯端末装置を特定する情報とを関連付けて記憶するステップと、
    前記排紙装置に出力された用紙が存在するかどうかを判別する第1の判別ステップと、
    第1のプリント要求に基づいて前記排紙装置に用紙を出力するステップと、
    前記第1のプリント要求を送信したユーザが前記画像処理装置に対して所定の距離以内に位置したかどうかを判別する第2の判別ステップと、
    前記第1の判別ステップの判別結果および前記第2の判別ステップの判別結果の組合せのそれぞれに対して関連付けられた予め記憶されたユーザへのメッセージから、メッセージを選択するステップと、
    前記選択したメッセージを、前記第1のプリント要求を送信したユーザを特定する情報に関連付けられた携帯端末装置に送信するステップとを含む、画像処理装置の制御方法。
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