JP6406160B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、用紙に画像を印刷する印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置に関する。
従来、用紙に画像を印刷する印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、印刷ジョブの実行によって得られた印刷物を排紙トレイに排出する。
ここで、画像形成装置には、排紙トレイが複数設置されたものがある。たとえば、排紙トレイが複数設置された画像形成装置は、印刷ジョブを実行するとき、複数の排紙トレイのうちユーザーにより選択された排紙トレイを排出先として設定し、その設定した排出先に印刷物を排出する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2011−232809号公報
排紙トレイが複数設置された画像形成装置では、印刷ジョブの実行を新たに要求するときに、先行印刷ジョブの印刷物が排出されている排紙トレイとは異なる排紙トレイを排出先として選択しておけば、先行印刷ジョブの印刷物と後行印刷ジョブの印刷物とが同一の排紙トレイに混在した状態にはならない。したがって、印刷物を取り出すときに、印刷物を仕分ける作業などを行わなくてもよくなる。
しかし、ユーザーによっては、印刷ジョブの実行を要求する際に、排紙トレイの選択をし忘れる場合がある。また、設定作業が煩わしいので、排紙トレイの選択を意図的にしない場合もある。これらの場合には、たとえば、デフォルトの排紙トレイが排出先として設定される。
あるいは、ユーザーによっては、毎回のように、複数の排紙トレイのうち所定の排紙トレイのみを排出先として選択する場合もある。すなわち、当該ユーザーは、所定の排紙トレイに印刷物が残っているか否かにかかわらず、所定の排紙トレイを排出先として選択する。
これらの結果、画像形成装置に排紙トレイが複数設置されていても、先行印刷ジョブの印刷物と後行印刷ジョブの印刷物とが同一の排紙トレイに混在した状態になってしまうことは多々ある。この場合、印刷物を取りに来たユーザーからすると、印刷物を仕分ける作業を行わなければならないので、煩わしく利便性が悪い。
また、先行印刷ジョブの印刷物と後行印刷ジョブの印刷物とが同一の排紙トレイに混在した状態になっていると、当該状態になって以降、最初に印刷物を取りに来たユーザーが誤って両方の印刷物を持ち去ってしまう場合がある。この場合には、誤って持ち去られた印刷物が紛失状態となってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、印刷物を取りに来たユーザーの利便性を向上させるとともに、印刷物が紛失するのを抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、印刷ジョブの実行要求元から、実行要求元のユーザー情報が付加された印刷ジョブを受信する通信部と、通信部が受信した印刷ジョブを実行する印刷部と、複数の排紙トレイを含み、複数の排紙トレイのうちいずれかの排紙トレイに、印刷部で実行された印刷ジョブの印刷物を排出する排出部と、複数の排紙トレイにそれぞれ設けられ、対応する排紙トレイにおける印刷物の有無に応じて出力値を変化させる複数の排紙センサーと、複数の排紙センサーの各出力値に基づいて、対応する排紙トレイにおける印刷物の有無検知を行い、通信部が印刷ジョブを受信すると、複数の排紙トレイのうち印刷物が存在しない排紙トレイを優先的に排出先として設定し、設定した排出先に、印刷部で実行された印刷ジョブの印刷物を排出させる制御部と、印刷部で実行された印刷ジョブの排出先を記憶する記憶部と、ユーザーが排出先の報知を受けるために入力する情報である報知要求情報の入力をユーザーから受け付ける受付部と、受付部に入力された報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先を報知する報知部と、を備える。
本発明の構成では、印刷ジョブが実行されると、複数の排紙トレイのうち、印刷物が存在しない排紙トレイ(排出された印刷物が残っていない排紙トレイ)が優先的に排出先として設定され、その設定された排出先に、印刷ジョブの印刷物が排出される。これにより、複数の印刷ジョブ(先行印刷ジョブと後行印刷ジョブ)の各印刷物が同一の排紙トレイに混在した状態になるのを抑制することができる。したがって、印刷物を取りに来たときに、印刷物を仕分ける作業を行わなくてもよくなるので、ユーザーの利便性が向上する。また、印刷物を取りに来たユーザーが自身の印刷物と一緒に別ユーザーの印刷物も誤って持ち去ってしまう(別ユーザーの印刷物が紛失してしまう)という不都合の発生も抑制することができる。
さらに、本発明の構成では、報知要求情報を入力すると、その報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先が報知される。これにより、印刷物を取りに来たユーザーからすると、複数の排紙トレイのうちいずれの排紙トレイに自身の印刷物が排出されているかを簡単に知ることができ、結果として自身の印刷物を探し出す作業を省くことができるので、利便性が良い。また、2つ以上の排紙トレイにそれぞれ印刷物が存在する状態において、印刷物を取りに来たユーザーが別ユーザーの印刷物が排出されている排紙トレイから当該印刷物を誤って持ち去ってしまう、という不都合が発生し難くなるので、印刷物が紛失してしまうのを抑制することもできる。
以上のように、本発明の構成では、印刷物を取りに来たユーザーの利便性を向上させることができるとともに、印刷物が紛失するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置の構成を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置のハードウェア構成を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置において排出先を設定するときに行われる処理の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成装置において報知要求情報の入力を受け付けるときに表示される画面の図 本発明の一実施形態による画像形成装置において排出先を報知するときに表示される画面の図 本発明の一実施形態による画像形成装置において排出先を報知するときに行われる処理の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成装置において印刷物が紛失した旨を報知するときに表示される画面の図 本発明の一実施形態による画像形成装置において印刷物を誤って持ち去った可能性のあるユーザーを報知するときに表示される画面の図
本発明の一実施形態による画像形成装置について、印刷機能を含む複数種の機能を搭載する複合機を例にとって説明する。すなわち、以下に説明する画像形成装置は、用紙に画像を印刷する印刷ジョブの実行が可能な装置である。
<画像形成装置の全体構成>
図1に示すように、画像形成装置100は、画像読取部1および印刷部2を備える。画像読取部1は、原稿を読み取って画像データを生成する。印刷部2は、印刷ジョブを実行する機構部である。この印刷部2は、用紙搬送路20に沿って用紙Pを搬送しつつ、画像データに基づきトナー像を形成する。そして、印刷部2は、搬送中の用紙Pにトナー像を印刷する。
印刷部2は、給紙部3、用紙搬送部4、画像形成部5および定着部6によって構成される。給紙部3は、ピックアップローラー31および給紙ローラー対32を含み、用紙カセット33に収容された用紙Pを用紙搬送路20に供給する。用紙搬送部4は、複数の搬送ローラー対41を含み、用紙搬送路20に沿って用紙Pを搬送する。
画像形成部5は、感光体ドラム51、帯電装置52、露光装置53、現像装置54、転写ローラー55およびクリーニング装置56を含む。そして、画像形成部5は、画像データに基づきトナー像を形成し、そのトナー像を用紙Pに転写する。定着部6は、加熱ローラー61および加圧ローラー62を含み、用紙Pに転写されたトナー像を加熱および加圧して定着させる。
また、画像形成装置100は、操作パネル7を備える。操作パネル7は、タッチパネルディスプレイ71を含む。タッチパネルディスプレイ71は、ソフトキーやメッセージなどを表示し、画像形成装置100に関する各種設定をユーザーから受け付ける。なお、操作パネル7には、スタートキーやテンキーなどのハードキー72も設けられる。
ここで、画像形成装置100は、複数の排紙トレイ81を含む仕分け装置8を備える。この仕分け装置8は、印刷ジョブの印刷物(印刷部2による印刷ジョブの実行によって画像が印刷された印刷済み用紙P)の搬入を印刷部2から受け入れる。そして、仕分け装置8は、複数の排紙トレイ81のうちいずれかの排紙トレイ81に、印刷部2からの印刷物を排出する。なお、仕分け装置8は「排出部」に相当する。
複数の排紙トレイ81には、それぞれ、排紙センサー82が設けられる。排紙センサー82は、対応する排紙トレイ81における印刷物の有無(印刷物が排出されたまま残っているか否か)に応じて出力値を変化させる。
たとえば、排紙センサー82は、排紙トレイ81の載置面(印刷物が載置される面)側から載置面の上方に向けて光を発光する発光部、および、反射光を受光する受光部を有する光センサーである。この光センサーを用いた排紙センサー82では、排紙トレイ81に印刷物が存在するときには、発光部からの光が印刷物によって反射されるので、その反射光を受光部が受光する。一方で、排紙トレイ81に印刷物が存在しないときには、発光部からの光は印刷物で反射されない(受光部は反射光を受光しない)。したがって、排紙トレイ81に印刷物が存在するときと存在しないときとで排紙センサー82の出力値が変化する。
あるいは、排紙センサー82として、発光部と受光部との間を移動するアクチュエーターを検知対象とする光センサーを用いてもよい。たとえば、アクチュエーターは、排紙トレイ81に印刷物が排出されたとき(印刷物が存在するとき)、印刷物に当接することによって回動し、発光部と受光部との間の光路を遮断(または、開放)する。一方で、アクチュエーターは、排紙トレイ81から印刷物が取り出されたとき(印刷物が存在しないとき)、印刷物との当接が解除されることによって元のポジションに戻り、発光部と受光部との間の光路を開放(または、遮断)する。したがって、この光センサーを用いた場合にも、排紙トレイ81に印刷物が存在するときと存在しないときとで排紙センサー82の出力値が変化する。
また、複数の排紙トレイ81には、それぞれ、ランプ83が設けられる。特に限定されないが、ランプ83はLEDである。なお、排紙トレイ81にランプ83を設けなくてもよい。
<画像形成装置のハードウェア構成>
図2に示すように、画像形成装置100は、制御部110を備える。制御部110は、CPU111、画像処理部112および記憶部113を含む。画像処理部112は、画像処理専用のASICなどからなり、画像データに対して各種画像処理(拡大/縮小、濃度変換およびデータ形式変換など)を施す。記憶部113は、ROM、RAMおよびHDDなどからなる。この記憶部113には、制御用のプログラムおよびデータが記憶される。そして、制御部110は、記憶部113に記憶された制御用のプログラムおよびデータに基づき、画像形成装置100の各部の動作を制御する。
具体的には、制御部110は、画像読取部1および印刷部2にそれぞれ接続され、画像読取部1の読取動作および印刷部2の印刷動作を制御する。また、制御部110は、操作パネル7に接続され、操作パネル7の表示動作を制御したり、操作パネル7に対して行われた操作を検知したりする。
また、制御部110は、仕分け装置8と接続され、仕分け装置8の仕分け動作を制御する。制御部110は、仕分け装置8の仕分け動作を制御するため、複数の排紙トレイ81にそれぞれ設けられた複数の排紙センサー82の各出力値を検知する。そして、制御部110は、複数の排紙センサー82の各出力値に基づき、複数の排紙トレイ81のうちから印刷物の排出先を設定する(排出先の自動振り分けを行う)。排出先の設定については、後に詳細に説明する。
なお、排紙トレイ81にランプ83が設けられた構成では、制御部110はランプ駆動部84と接続される。そして、制御部110は、ランプ駆動部84を制御し、ランプ83を点消灯させる。
また、制御部110は、通信部120と接続される。この通信部120は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して、パーソナルコンピューター200(以下、PC200と称する)と通信可能に接続される。PC200は、画像形成装置100のユーザーによって使用されるものであり、ノート型やデスクトップ型のパーソナルコンピューターである。
ここで、画像形成装置100をプリンターとして使用する場合、ユーザーはPC200を用いて文書などの画像の画像データを作成し、PC200を介して画像形成装置100に対して印刷ジョブの実行を要求する。たとえば、PC200は、印刷設定画面(図示せず)を表示し、印刷条件(たとえば、印刷部数や用紙サイズなど)の設定を受け付ける。そして、この印刷設定画面の画面内に配された所定アイコン(印刷ジョブの実行要求を受け付けるためのアイコン)を操作することにより、画像形成装置100に対して印刷ジョブの実行を要求することができる。
PC200は、所定アイコンに対する操作を受け付けると、印刷ジョブのジョブデータを生成し、印刷ジョブのジョブデータを画像形成装置100へ送信する。たとえば、印刷ジョブのジョブデータには、印刷すべき画像の画像データ、印刷条件、印刷ジョブの実行要求、および、印刷ジョブの実行要求元のユーザーを示すユーザー情報(実行要求元のPC200にログインしたユーザーを示すユーザーID)などが含まれる。
PC200からの印刷ジョブは、通信部120が受信する。そして、制御部110は、印刷ジョブのジョブデータを確認し、当該ジョブデータに基づく印刷ジョブを印刷部2に実行させる。
<排出先の設定>
制御部110は、印刷ジョブの実行要求を受けると、仕分け装置8に設けられた複数の排紙トレイ81のうち、印刷物が排出されていない空の排紙トレイ81を印刷物の排出先として設定する。すなわち、印刷ジョブの実行時に、空の排紙トレイ81が1つでも残っていれば、印刷物は空の排紙トレイ81に排出される。
以下に、図3に示すフローチャートを参照し、排出先の設定時に行う処理の流れについて説明する。図3に示すフローチャートは、通信部120が印刷ジョブを受信したときにスタートする。なお、排出先の設定は、通信部120が印刷ジョブを受信してから、印刷部2が仕分け装置8へ印刷物を搬入するまでの期間内に行われればよい。
ステップS1において、制御部110は、複数の排紙トレイ81について、印刷物の有無検知(印刷物が排出されたまま残っているか否かの検知)を行う。この印刷物の有無検知は、複数の排紙センサー82の各出力値に基づき行われる。
ステップS2において、制御部110は、印刷物が排出されていない空の排紙トレイ81が存在するか否かを判断する。その結果、空の排紙トレイ81が存在すると制御部110が判断した場合には、ステップS3に移行し、空の排紙トレイ81が存在しないと制御部110が判断した場合には、ステップS4に移行する。
ステップS3に移行した場合、制御部110は、空の排紙トレイ81を優先的に排出先として設定する。たとえば、複数の排紙トレイ81には、それぞれ、優先順位が予め定められる(デフォルトの排紙トレイ81の優先順位が第1位とされる)。そして、制御部110は、空の排紙トレイ81のうち、優先順位が最も高い排紙トレイ81を排出先として設定する。一例として、デフォルトの排紙トレイ81が空状態であれば、他の排紙トレイ81が空状態であっても、デフォルトの排紙トレイ81が排出先として設定される。別の例として、デフォルトの排紙トレイ81が空状態ではなく、他の排紙トレイ81が空状態であれば、空の排紙トレイ81(デフォルトの排紙トレイ81以外の排紙トレイ81)のうち、優先順位が最も高い排紙トレイ81が排出先として設定される。
ステップS4に移行した場合、制御部110は、全ての排紙トレイ81のうちから排出先を設定する。たとえば、制御部110は、空の排紙トレイ81が存在しない場合(複数の排紙トレイ81の全てに印刷物が排出されている場合)、優先順位が最も高いデフォルトの排紙トレイ81を排出先として設定する。ただし、デフォルトの排紙トレイ81を排出先として設定して以降も、空の排紙トレイ81が存在しない状態が続いた場合には、デフォルトの排紙トレイ81以外の排紙トレイ81を排出先として設定してもよい。
排出先の設定後、ステップS5に移行する。ステップS5に移行すると、制御部110は、排出先として設定した排紙トレイ81を仕分け装置8に通知する。すなわち、制御部110は、仕分け装置8に指示を与え、排出先として設定した排紙トレイ81に印刷物を排出させる。
<排出先の報知>
図2に示すように、画像形成装置100は、ユーザーが排出先の報知を受けるために入力する情報である報知要求情報の入力をユーザーから受け付ける受付部10を備える。そして、制御部110は、受付部10に報知要求情報が入力されると、当該入力された報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先を報知するための処理を行う。
この処理を行うため、記憶部113には印刷ジョブのジョブ実行履歴が記憶される。そして、制御部110は、印刷部2に印刷ジョブを実行させる度に、ジョブ実行履歴を更新させる。たとえば、印刷ジョブの実行日や、印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報(実行要求元のPC200にログインしたユーザーを示すユーザーID)などに加えて、印刷ジョブの排出先もジョブ実行履歴として記憶部113に記憶される。
たとえば、画像形成装置100には、受付部10として、ユーザー所有のICカードに記憶された情報を読み取るカードリーダー9が設けられる。特に限定されないが、ICカードは社員IDを記憶する社員証であり、カードリーダー9は社員証に記憶された社員IDを読み取る。制御部110は、カードリーダー9によって社員IDが読み取られると、報知要求情報が入力されたと判断する。すなわち、制御部110は、社員IDを報知要求情報として扱う。
報知要求情報として社員IDが入力されると、制御部110は、社員IDに対応するユーザー情報を判別する。なお、ユーザー情報というのは、PC200から画像形成装置100に対して印刷ジョブの実行を要求するときに自動的に印刷ジョブに付加される情報であり、印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報(実行要求元のPC200にログインしたユーザーを示すユーザーID)である。たとえば、社員IDとユーザー情報との対応関係を示す対応関係情報(テーブル)が予め記憶部113に記憶されており、制御部110は、対応関係情報に基づき、報知要求情報として入力された社員IDに対応するユーザー情報を判別し、その後、ジョブ実行履歴に基づき、当該判別したユーザー情報が付加された印刷ジョブを判別する。すなわち、制御部110は、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブを判別する。
また、操作パネル7も受付部10として機能する。たとえば、操作パネル7(タッチパネルディスプレイ71)は、報知要求情報の入力を受け付けるとき、図4に示すような入力画面70Aを表示する。この入力画面70Aには、報知要求情報を入力するための入力欄C1およびC2が配される。
そして、制御部110は、入力画面70Aの入力欄C1に情報が入力され、「OK」キーに対する操作を検知した場合、報知要求情報としてIDが入力されたと判断する。すなわち、制御部110は、入力画面70Aの入力欄C1に入力されたIDを報知要求情報として扱う。
たとえば、入力画面70Aの入力欄C1には、社員IDを報知要求情報として入力することができる。この場合、制御部110は、前述の対応関係情報に基づき、報知要求情報として入力された社員IDに対応するユーザー情報を判別し、その後、ジョブ実行履歴に基づき、当該判別したユーザー情報が付加された印刷ジョブを判別する。すなわち、制御部110は、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブを判別する。
なお、入力画面70Aの入力欄C1には、印刷ジョブに付加されるユーザー情報(ユーザーID)を報知要求情報として入力することもできる。この場合、制御部110は、ジョブ実行履歴に基づき、報知要求情報として入力されたユーザー情報(ユーザーID)に合致するユーザー情報を判別するとともに、当該判別したユーザー情報(ユーザーID)が付加された印刷ジョブを判別する。すなわち、制御部110は、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブを判別する。
また、制御部110は、入力画面70Aの入力欄C2に情報が入力され、「OK」キーに対する操作を検知した場合、報知要求情報としてパスワードが入力されたと判断する。すなわち、制御部110は、入力画面70Aの入力欄C2に入力されたパスワードを報知要求情報として扱う。
たとえば、パスワードの使用を所望するユーザーは、印刷ジョブの実行要求に際して、PC200にてパスワードを設定する。ユーザーによってパスワードが設定され、印刷設定画面の画面内に配された所定アイコン(印刷ジョブの実行要求を受け付けるためのアイコン)に対する操作が行われると、PC200は、ユーザーによって設定されたパスワードをユーザー情報の一情報として印刷ジョブに付加し、パスワードが付加された印刷ジョブを画像形成装置100へ送信する。その後、パスワードを含む印刷ジョブが印刷部2にて実行されると、その印刷ジョブのパスワードもユーザー情報の一情報としてジョブ実行履歴に加えられる。
入力画面70Aの入力欄C2に報知要求情報としてのパスワードが入力されると、制御部110は、ジョブ実行履歴に基づき、報知要求情報として入力されたパスワードに合致するパスワードを判別するとともに、当該判別したパスワードが付加された印刷ジョブを判別する。すなわち、制御部110は、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブを判別する。
そして、制御部110は、受付部10(操作パネル7またはカードリーダー9)に入力された報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブを判別すると、当該入力された報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先を報知するための処理を行う。
たとえば、制御部110は、操作パネル7に指示し、排出先の報知を行わせる。すなわち、操作パネル7は、受付部10に入力された報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先を報知する。なお、制御部110は、ジョブ実行履歴に基づき、印刷ジョブの排出先を判別する。
制御部110から指示を受けた操作パネル7は、たとえば、図5に示すような報知画面70Bを表示する。この報知画面70Bには、受付部10に入力された報知要求情報に対応するユーザー情報(ユーザーIDなど)、および、当該ユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先のトレイ情報(排紙トレイ81の識別名など)を示すメッセージMS1が配される。なお、図5において、「○○」にはユーザー情報が挿入され、「△△」にはトレイ情報が挿入される。この構成では、操作パネル7が「報知部」に相当する。
あるいは、制御部110は、受付部10に入力された報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブを判別すると、当該判別した印刷ジョブの印刷物が排出されている排紙トレイ81のランプ83を点灯または点滅させる。この構成では、ランプ83が「報知部」に相当する。
以下に、図6に示すフローチャートを参照し、排出先の報知時に行う処理の流れについて説明する。図6に示すフローチャートは、受付部10が報知要求情報の入力を受け付けたときにスタートする。
ステップS11において、制御部110は、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの実行履歴が有るか否かを判断する。その結果、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの実行履歴が有ると制御部110が判断した場合には、ステップS12に移行する。
ステップS12に移行すると、制御部110は、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先の報知を行わせる。すなわち、制御部110は、メッセージMS1(報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先のトレイ情報を示すメッセージ)を配した報知画面70Bを操作パネル7に表示させる。あるいは、制御部110は、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの印刷物が排出されている排紙トレイ81のランプ83を点灯または点滅させる。ここで、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブを従前に複数回実行していた場合には、直近の印刷ジョブの排出先の報知が行われる。
なお、操作パネル7を用いた報知およびランプ83を用いた報知の両方が行われてもよい。また、操作パネル7を用いた報知およびランプ83を用いた報知のいずれを行うかをユーザーが選択できてもよい。
ステップS11において、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの実行履歴が無いと制御部110が判断した場合には、排出先の報知は行われず、本フローは終了する。なお、この場合に、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブが実行されていない旨を報知してもよい。
<印刷物を誤って持ち去ったユーザーの特定>
制御部110は、受付部10に報知要求情報が入力されたとき、報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先における印刷物の有無を検知する。この結果、印刷物が存在しないことを検知すれば、制御部110は、受付部10に入力された報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先から印刷物がすでに持ち去られたと判断する。言い換えると、制御部110は、受付部10に入力された報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブを印刷物紛失ジョブと認定する。
そして、制御部110は、図7に示すように、印刷物がすでに持ち去られた(紛失した)旨を報知するためのメッセージMS2(「印刷物紛失情報」に相当)を操作パネル7に表示させる。たとえば、操作パネルは、報知画面70Cを表示し、報知画面70Cの画面内にメッセージMS2を配する。図7において、「□□」には、報知要求情報に対応するユーザー情報(ユーザーID)が挿入される。
また、制御部110は、図8に示すような報知画面70Dの表示を操作パネル7に行わせる。報知画面70Dには、印刷物紛失ジョブの印刷物を誤って持ち去ったユーザーを特定するためのメッセージMS3(「ユーザー特定情報」に相当)が配される。たとえば、操作パネル7は、報知画面70C(図7参照)の表示中に、ソフトキーSKに対するタッチ操作が行われると、表示画面を報知画面70Cから報知画面70Dに切り替える。あるいは、報知画面70Cの画面内にメッセージMS3を配してもよい。図8において、「××」には、印刷物紛失ジョブの印刷物を誤って持ち去ったと予測されるユーザーのユーザー情報(たとえば、ユーザーID)が挿入される。
ここで、先行印刷ジョブの実行後、先行印刷ジョブの排出先に印刷物が残ったまま、先行印刷ジョブの排出先と同じ排出先に印刷物紛失ジョブの印刷物が排出されていた場合(先行印刷ジョブの印刷物と印刷物紛失ジョブの印刷物とが同一の排紙トレイ81に混在していた場合)には、印刷物紛失ジョブの実行要求元ユーザーが印刷物を取りに来る前に、先行印刷ジョブの印刷物を取りに来たユーザーが印刷物紛失ジョブの印刷物も一緒に持ち去った可能性がある。
あるいは、印刷物紛失ジョブの実行後、印刷物紛失ジョブの排出先に印刷物が残ったまま、印刷物紛失ジョブの排出先と同じ排出先に後行印刷ジョブの印刷物が排出されていた場合(印刷物紛失ジョブの印刷物と後行印刷ジョブの印刷物とが同一の排紙トレイ81に混在していた場合)には、印刷物紛失ジョブの実行要求元ユーザーが印刷物を取りに来る前に、後行印刷ジョブの印刷物を取りに来たユーザーが印刷物紛失ジョブの印刷物も一緒に持ち去った可能性がある。
そこで、制御部110は、印刷物紛失ジョブの実行前に、印刷物紛失ジョブと排出先が同じ第1印刷ジョブを実行させ、印刷物紛失ジョブの排出先に印刷物が存在することを検知したまま印刷物紛失ジョブを実行させた後、印刷物紛失ジョブに付加されたユーザー情報に対応する報知要求情報が入力されるまでの間に、印刷物紛失ジョブの排出先に印刷物が存在しないことを検知した場合、第1条件が満たされていると判断する。また、制御部110は、印刷物紛失ジョブの実行後に、印刷物紛失ジョブの排出先に印刷物が存在することを検知したまま印刷物紛失ジョブと排出先が同じ第1印刷ジョブを実行させた後、印刷物紛失ジョブに付加されたユーザー情報に対応する報知要求情報が入力されるまでの間に、印刷物紛失ジョブの排出先に印刷物が存在しないことを検知した場合にも、第1条件が満たされていると判断する。
そして、制御部110は、第1条件が満たされていると判断すると、第1印刷ジョブの実行要求元ユーザーが誤って印刷物を持ち去った可能性がある旨の報知を行わせる。すなわち、この場合、図8に示した報知画面70DのメッセージMS3の「××」には、第1印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報(たとえば、ユーザーID)が挿入されることなる。
また、印刷物紛失ジョブの実行後、印刷物紛失ジョブの実行要求元ユーザーが印刷物を取りに来る前に、印刷物紛失ジョブとは排出先が異なる他の印刷ジョブの実行要求元ユーザーが印刷物紛失ジョブの印刷物を誤って持ち去る場合もある。この場合、前記他の印刷ジョブの排出先には、印刷物が残ったままとなる。
そこで、制御部110は、印刷物紛失ジョブの実行後、印刷物紛失ジョブに付加されたユーザー情報に対応する報知要求情報が入力されるまでの間に、印刷物紛失ジョブとは排出先が異なる第2印刷ジョブの排出先に印刷物が存在することを検知したまま、印刷物紛失ジョブの排出先に印刷物が存在しないことを検知した場合、第2条件が満たされていると判断する。
そして、制御部110は、第2条件が満たされていると判断すると、第2印刷ジョブの実行要求元ユーザーが誤って印刷物を持ち去った可能性がある旨の報知を行わせる。すなわち、この場合、図8に示した報知画面70DのメッセージMS3の「××」には、第2印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報(たとえば、ユーザーID)が挿入されることなる。
なお、印刷物紛失ジョブの印刷物を誤って持ち去った可能性が最も高いユーザーは、印刷物紛失ジョブと同じ排出先に印刷物が排出された印刷ジョブの実行要求元ユーザーである。このため、制御部110は、第1条件および第2条件の両方が満たされていると判断した場合、第1印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報を少なくとも報知画面70Dの画面内に表示させる。たとえば、第1印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報だけを表示してもよい。
ただし、第1条件および第2条件の両方が満たされている場合に、第1印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報および第2印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報の両方を報知画面70Dの画面内に表示してもよい。この場合、第1印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報を第2印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報よりも上側に表示してもよいし、第1印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報が強調されるように表示形態(文字サイズや色など)を変えてもよい。
本実施形態の画像形成装置100は、上記のように、印刷ジョブの実行要求元から、実行要求元のユーザー情報が付加された印刷ジョブを受信する通信部120と、通信部120が受信した印刷ジョブを実行する印刷部2と、複数の排紙トレイ81を含み、複数の排紙トレイ81のうちいずれかの排紙トレイ81に、印刷部2で実行された印刷ジョブの印刷物を排出する仕分け装置8(排出部)と、複数の排紙トレイ81にそれぞれ設けられ、対応する排紙トレイ81における印刷物の有無に応じて出力値を変化させる複数の排紙センサー82と、複数の排紙センサー82の各出力値に基づいて、対応する排紙トレイ81における印刷物の有無検知を行い、通信部120が印刷ジョブを受信すると、複数の排紙トレイ81のうち印刷物が存在しない排紙トレイ81を優先的に排出先として設定し、設定した排出先に、印刷部2で実行された印刷ジョブの印刷物を排出させる制御部110と、印刷部2で実行された印刷ジョブの排出先を記憶する記憶部113と、ユーザーが排出先の報知を受けるために入力する情報である報知要求情報の入力をユーザーから受け付ける受付部10と、受付部10に入力された報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先を報知する操作パネル7(報知部)およびランプ9(報知部)と、を備える。
本実施形態の構成では、印刷ジョブが実行されると、複数の排紙トレイ81のうち、印刷物が存在しない排紙トレイ81(排出された印刷物が残っていない排紙トレイ81)が優先的に排出先として設定され、その設定された排出先に、印刷ジョブの印刷物が排出される。これにより、複数の印刷ジョブ(先行印刷ジョブと後行印刷ジョブ)の各印刷物が同一の排紙トレイ81に混在した状態になるのを抑制することができる。したがって、印刷物を取りに来たときに、印刷物を仕分ける作業を行わなくてもよくなるので、ユーザーの利便性が向上する。また、印刷物を取りに来たユーザーが自身の印刷物と一緒に別ユーザーの印刷物も誤って持ち去ってしまう(別ユーザーの印刷物が紛失してしまう)という不都合の発生も抑制することができる。
さらに、本実施形態の構成では、報知要求情報を入力すると、その報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先が報知される。これにより、印刷物を取りに来たユーザーからすると、複数の排紙トレイ81のうちいずれの排紙トレイ81に自身の印刷物が排出されているかを簡単に知ることができ、結果として自身の印刷物を探し出す作業を省くことができるので、利便性が良い。また、2つ以上の排紙トレイ81にそれぞれ印刷物が存在する状態において、印刷物を取りに来たユーザーが別ユーザーの印刷物が排出されている排紙トレイ81から当該印刷物を誤って持ち去ってしまう、という不都合が発生し難くなるので、印刷物が紛失してしまうのを抑制することもできる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、受付部10に報知要求情報が入力されたとき、受付部10に入力された報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先に印刷物が存在しないことを検知すれば、受付部10に入力された報知要求情報に対応するユーザー情報が付加された印刷ジョブを印刷物が紛失した印刷物紛失ジョブと認定し、印刷物が紛失した旨を報知するためのメッセージMS2(印刷物紛失情報)を操作パネル7(表示部)に表示させる。このように構成すれば、印刷物を取りに来たユーザーの印刷物が紛失している場合、その旨を直ちに印刷物を取りに来たユーザーに認識させることができる。また、印刷物を取りに来たユーザーからすると、自身の印刷物が紛失している場合、自身の印刷物を複数の排紙トレイ81から探し出す作業を行う前に、自身の印刷物が紛失している旨を知ることができるので、無駄な作業(自身の印刷物を複数の排紙トレイ81から探し出す作業)を行わなくてもよくなる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、第1条件が満たされているとき、印刷物紛失ジョブの印刷物を誤って持ち去ったユーザーを特定するためのユーザー特定情報として、第1印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報を表示させる。また、制御部110は、第2条件が満たされているとき、印刷物紛失ジョブの印刷物を誤って持ち去ったユーザーを特定するためのユーザー特定情報として、第2印刷ジョブの実行要求元ユーザーを示す情報を表示させる。その結果、印刷物を取りに来たユーザーからすると、容易に、自身の印刷物を誤って持ち去ったユーザーを特定できるので、利便性が良い(自身の印刷物を誤って持ち去ったユーザーを探す手間が省ける)。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
2 印刷部
7 操作パネル(受付部、報知部、表示部)
8 仕分け装置(排出部)
9 カードリーダー(受付部)
81 排紙トレイ
82 排紙センサー
83 ランプ(報知部)
100 画像形成装置
110 制御部
113 記憶部
120 通信部

Claims (2)

  1. 印刷ジョブの実行要求元から、実行要求元のユーザー情報が付加された印刷ジョブを受信する通信部と、
    前記通信部が受信した印刷ジョブを実行する印刷部と、
    複数の排紙トレイを含み、前記複数の排紙トレイのうちいずれかの排紙トレイに、前記印刷部で実行された印刷ジョブの印刷物を排出する排出部と、
    前記複数の排紙トレイにそれぞれ設けられ、対応する前記排紙トレイにおける印刷物の有無に応じて出力値を変化させる複数の排紙センサーと、
    前記複数の排紙センサーの各出力値に基づいて、対応する前記排紙トレイにおける印刷物の有無検知を行い、前記通信部が印刷ジョブを受信すると、前記複数の排紙トレイのうち印刷物が存在しない排紙トレイを優先的に排出先として設定し、設定した排出先に、前記印刷部で実行された印刷ジョブの印刷物を排出させる制御部と、
    前記印刷部で実行された印刷ジョブの排出先を記憶する記憶部と、
    ユーザーが排出先の報知を受けるために入力する情報である報知要求情報の入力をユーザーから受け付ける受付部と、
    前記受付部に入力された前記報知要求情報に対応する前記ユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先を報知する報知部と、
    情報を表示する表示部と、を備え
    前記制御部は、前記受付部に前記報知要求情報が入力されたとき、前記受付部に入力された前記報知要求情報に対応する前記ユーザー情報が付加された印刷ジョブの排出先に印刷物が存在しないことを検知すれば、前記受付部に入力された前記報知要求情報に対応する前記ユーザー情報が付加された印刷ジョブを印刷物が紛失した印刷物紛失ジョブと認定し、印刷物が紛失した旨を報知するための印刷物紛失情報を前記表示部に表示させ、
    前記制御部は、前記印刷物紛失ジョブの印刷物を誤って持ち去ったユーザーを特定するためのユーザー特定情報を前記表示部に表示させるよう構成され、
    前記印刷物紛失ジョブの実行前に、前記印刷物紛失ジョブと排出先が同じ第1印刷ジョブを実行させ、前記印刷物紛失ジョブの排出先に印刷物が存在することを検知したまま前記印刷物紛失ジョブを実行させた後、前記印刷物紛失ジョブに付加された前記ユーザー情報に対応する前記報知要求情報が入力されるまでの間に、前記印刷物紛失ジョブの排出先に印刷物が存在しないことを検知した場合、または、
    前記印刷物紛失ジョブの実行後に、前記印刷物紛失ジョブの排出先に印刷物が存在することを検知したまま前記第1印刷ジョブを実行させた後、前記印刷物紛失ジョブに付加された前記ユーザー情報に対応する前記報知要求情報が入力されるまでの間に、前記印刷物紛失ジョブの排出先に印刷物が存在しないことを検知した場合、
    前記制御部は、前記ユーザー特定情報を表示するための第1条件が満たされていると判断し、前記ユーザー特定情報として、前記第1印刷ジョブの実行要求元のユーザーを示す情報を表示させ、
    前記印刷物紛失ジョブの実行後、前記印刷物紛失ジョブに付加された前記ユーザー情報に対応する前記報知要求情報が入力されるまでの間に、前記印刷物紛失ジョブとは排出先が異なる第2印刷ジョブの排出先に印刷物が存在することを検知したまま、前記印刷物紛失ジョブの排出先に印刷物が存在しないことを検知した場合、
    前記制御部は、前記ユーザー特定情報を表示するための第2条件が満たされていると判断し、前記ユーザー特定情報として、前記第2印刷ジョブの実行要求元のユーザーを示す情報を表示させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第1条件および前記第2条件の両方が満たされていると判断したとき、前記ユーザー特定情報として、前記第1印刷ジョブの実行要求元のユーザーを示す情報を少なくとも表示させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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