JP2009023165A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合であっても、無駄な印刷ジョブが実行されることを可及的に回避する。
【解決手段】ある機能に関する設定項目に係る設定内容が、自身の意図に沿わないと不満に感じたユーザは、不満キー51を操作入力するといったきわめて簡易な手続きをもって、該当する機能に関する設定項目に係る設定内容が不満である旨の意思表示を行うことができ、かかる不満設定内容は、内部メモリ28に不満対象として記憶される。そして、次回以降に同様の印刷ジョブに関する機能に係る設定項目が操作入力されたとき、制御部14は、当該操作入力された設定項目が不満対象として記憶されたものである旨を、液晶表示部32に表示させる制御を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、プリンタ又はこれらの複合機を含む画像形成装置に係り、特に、ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合であっても、無駄な印刷ジョブが実行されることを可及的に回避し得る画像形成装置に関する。
従来、プリンタ又はこれらの複合機を含む画像形成装置を用いて印刷ジョブを行わせる場合、ユーザは、例えばユーザ端末のプリンタドライバ画面上において、印刷部数、用紙サイズ、用紙の向き、集約・両面印刷品質などの各種項目に係る設定操作を行った後に、印刷ジョブを開始させることとなる。
ところで、画像形成装置の多機能化に伴って、印刷ジョブに対して設定される処理項目の数も増加の一途をたどっている。この場合、複数用意された処理項目のなかから、ユーザの要求に応じた項目を設定してゆくための操作が煩雑になるという問題が生じる。
かかる問題を解消するためのアプローチのひとつとして、例えば、ユーザIDやパスワードといったユーザ識別情報の入力を伴ってログインした後、操作表示部に対して、ユーザは例えば用紙サイズ、用紙の向き、印刷品質などの印刷設定を、登録したい旨の設定にしておき、こうして登録したい旨の印刷設定をユーザがセットしたところで設定登録ボタンを押下した後、登録先として希望する何れかのテンキーを押下すると、設定制御部は、その設定登録ボタンが押下された時点での印刷設定を押下されたテンキーに割り当てて登録し、ユーザが登録済みの設定で印刷を行う場合、まず設定選択ボタンを押下した後、希望の印刷設定が登録されたテンキーを押下することで、登録した印刷設定を呼び出すように構成した技術が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の技術によれば、ユーザが設定可能な各種の設定について、ユーザの使用に合わせて使用頻度の高いものを設定手段による設定操作に割り当てて登録可能とすることで、処理実行のための設定操作を簡略化することができる。
しかしながら、特許文献1の技術に係る印刷ジョブ設定登録機能では、ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合には、その設定内容を自身の意図に沿うものに変更する操作が必要となるが、このとき、その設定内容を自身の意図に沿うものに変更することなく印刷ジョブを実行させてしまった場合には、当該印刷ジョブに係る出力物は失敗したものとして捨てられてしまう。このため、従来技術では、ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合には、無駄な印刷ジョブが実行されるおそれがあった。
特開2007−79382号公報
解決しようとする問題点は、ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合には、無駄な印刷ジョブが実行されるおそれがあった点である。
本発明者は、ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合であっても、無駄な印刷ジョブが実行されることを可及的に回避し得ることを主要なテーマとして、日々研究に勤しんでいた。
そうしたところ、ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合であっても、その設定内容が不満である旨の意思表示を逐次収集しておき、同収集した不満設定内容を、該当する印刷ジョブを提供する際に何らかのかたちで反映させれば、所期の目的を達成できるのではないか?との発想を得るに至った。
かかる発想を基に、さらなる研究を鋭意推進していたところ、ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合であっても、無駄な印刷ジョブが実行されることを可及的に回避し得る本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合であっても、無駄な印刷ジョブが実行されることを可及的に回避することを目的として、印刷ジョブに関する各種機能に係る設定画面を、その設定内容とともに表示等するための表示手段を備えて構成される画像形成装置であって、ユーザが印刷ジョブに関する機能又は同機能に係る設定項目を操作入力する際に用いられる操作入力手段と、ある機能に関する設定項目に係る設定内容がユーザの意図に沿わないときに操作される不満キーと、前記不満キーが操作されたとき、該当する機能に関する設定項目に係る設定内容を不満対象として記憶する不満設定内容記憶手段と、前記操作入力手段によって印刷ジョブに関する機能に係る設定項目が操作入力されたとき、前記不満設定内容記憶手段の記憶内容に基づいて、当該操作入力された設定項目が不満対象か否かを判定するとともに、当該判定の結果、当該操作入力された設定項目が不満対象である旨の判定が下されたとき、その旨を前記表示手段に表示させる制御を行う表示制御手段と、をさらに備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、印刷ジョブに関する各種機能に係る設定画面を、その設定内容とともに表示等するための表示手段を備えて構成される画像形成装置であって、ユーザが印刷ジョブに関する機能又は同機能に係る設定項目を操作入力する際に用いられる操作入力手段と、ある機能に関する設定項目に係る設定内容がユーザの意図に沿わないときに操作される不満キーと、前記不満キーが操作されたとき、該当する機能に関する設定項目に係る設定内容を不満対象として記憶する不満設定内容記憶手段と、次述する表示制御手段と、を備え、表示制御手段は、前記操作入力手段によって印刷ジョブに関する機能に係る設定項目が操作入力されたとき、前記不満設定内容記憶手段の記憶内容に基づいて、当該操作入力された設定項目が不満対象か否かを判定するとともに、当該判定の結果、当該操作入力された設定項目が不満対象である旨の判定が下されたとき、その旨を前記表示手段に表示させる制御を行う。
これにより、例えば、両面印刷機能を選択したとき、予め設定されている原稿の向きが自身の意図に沿わない場合等、ある機能に関する設定項目に係る設定内容が、自身の意図に沿わないと不満に感じたユーザは、不満キーを操作入力するといったきわめて簡易な手続きをもって、該当する機能に関する設定項目に係る設定内容が不満である旨の意思表示を行うことができ、かかる不満設定内容は、不満設定内容記憶手段に不満対象として記憶される。そして、次回以降に同様の印刷ジョブに関する機能に係る設定項目が操作入力されたとき、表示制御手段は、当該操作入力された設定項目が不満対象として記憶されたものである旨を、前記表示手段に表示させる制御を行う。このため、設定内容を変更することなくそのまま印刷ジョブを実行させると失敗する旨を認識したユーザは、その設定内容を自身の意図に沿うものに変更するので、従って、ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合であっても、無駄な印刷ジョブが実行されることを可及的に回避することができる。
ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合であっても、無駄な印刷ジョブが実行されることを可及的に回避するといった所期の目的を、前記操作入力手段によって印刷ジョブに関する機能に係る設定項目が操作入力されたとき、前記不満設定内容記憶手段の記憶内容に基づいて、当該操作入力された設定項目が不満対象か否かを判定するとともに、当該判定の結果、当該操作入力された設定項目が不満対象である旨の判定が下されたとき、その旨を前記表示手段に表示させる制御を行う表示制御手段により実現した。
以下、本発明に係る画像形成装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明に係る画像形成装置の全体構成図、図2は、同画像形成装置の機能ブロック図、図3は、同画像形成装置の操作パネル部を示す図である。
図1に示すように、本発明に係る画像形成装置1は、プラテンガラス(不図示)上にセットされるか、又は原稿送り装置4から送り込まれた原稿の画像データをスキャナ部5で読み取り、読み取った画像データを光電変換して画像形成部6に送る。この画像形成部6は、給紙トレイ7,8又は両面印刷用ユニット10から供給されてきた記録材(コピー用紙、OHPフィルム等)上に、ユーザ操作部3から選択的に設定操作されたデータや外部PC等からネットワーク22経由で受信した画像データをプリントする機能を有している。
次いで、この画像形成装置1は、プリントされた記録材を後処理装置2に送り込み、後処理装置2内において記録材に孔明けやステイプル留めを含む後処理を施した後、この後処理済みの記録材を記録材排出部11の排紙トレイ12上に排出する機能を有している。また、この画像形成装置1は、プリント済みの記録材に後処理を施さないで、バイパス搬送路13を介して記録材排出部11の排紙トレイ12上に排出することができる。
次に、本画像形成装置1を構成する機能部材について説明すると、画像形成装置1は、図2に示すように、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される制御部14によって制御される。この制御部14にインターフェース15を介して接続され諸機能を担う入出力機器として、画像形成装置1は、スキャナ部5、エンジン部16、ハードディスク17、ユーザ操作部3、及びプリンタコントローラ18を備えており、このうちエンジン部16には、インターフェース15を介して後処理部20が接続されている。そして、画像形成装置1は、LAN接続ボード21を介してネットワーク22に接続され、そのネットワーク22を介して他のパソコン23やパソコン23で作動制御されるプリンタ24等との間でデータ又はメールメッセージの送受信を行う機能を有している。
画像形成装置1の構成部分のうち、スキャナ部5は、原稿送り装置4とスキャナ(画像読み取り部)5aとを備えており、原稿送り装置4によってスキャナ5aに送り込まれた原稿を画像読み取りCCD25によって読み取り、この画像読み取りCCD25で読み取った画像データを光電変換して制御部14のメモリコピー部26に送信する。
制御部14は、画像データの記憶・読み出しが可能なメモリコピー部26と、CPU27(本発明の「表示制御手段」、及び「通信手段」に相当する。)と、ROM・RAM等の内部メモリ(本発明の「不満設定内容記憶手段」に相当する。)28とを有している。この内部メモリ28は、後述する不満キーがユーザによって操作されたとき、該当する機能に関する設定項目に係る設定内容を不満対象として記憶する機能を有している。なお、内部メモリ28は、例えばハードディスクドライブなどの大容量記憶装置であっても良い。一方、制御部14は、ユーザ操作部3によって、印刷ジョブに関する機能に係る設定項目が操作入力されたとき、内部メモリ28の記憶内容に基づいて、当該操作入力された設定項目が不満対象か否かを判定するとともに、当該判定の結果、当該操作入力された設定項目が不満対象である旨の判定が下されたとき、その旨を後述する液晶表示部32に表示させる機能を有している。さらに、制御部14は、スキャナ部5や外部のプリンタコントローラ18から送られてきた画像データをメモリコピー部26に取り入れ、その画像データをメモリコピー部26からハードディスク17やエンジン部14のレーザースキャニングユニット(LSU)30に送り出す機能を有している。なお、制御部14は、ハードディスク17に記憶してある画像データをメモリコピー部26に読み出し、そのメモリコピー部26の画像データをエンジン部14に送り出すことができる。
エンジン部14は、記録材に画像を形成するために必要とされる各種機器(例えば、LSU30、図示しない感光体、帯電器、露光器、現像器、転写器、定着器、クリーニング機構、給紙・搬送装置等)を駆動するものであり、LSU30によって感光体に静電潜像を形成し、この感光体上の静電潜像を現像器から供給するトナーで顕像化し、この感光体上のトナー像を転写器によって記録材に転写した後、記録材のトナー像を定着器で定着させる等の機能を有している。
ユーザ操作部3(本発明の「操作入力手段」に相当する。)は、図3に示すように、文字、図形、記号を含む各種文字コードを入力するためのキー入力部31と、印刷ジョブに関する各種機能に係る設定画面を、その設定内容とともに表示等するための液晶表示部(本発明の「表示手段」に相当する。)32と、操作用ボタン等を発光表示するLED表示部33と、ある機能に関する設定項目に係る設定内容がユーザの意図に沿わないときに操作される不満キー51と、を備えている。そして、このユーザ操作部3がユーザによって操作されることにより、ユーザ識別番号及び暗証番号(認証情報)のキー入力や、例えばコピージョブにおけるモード設定や複写枚数等の操作入力がなされるとともに、印刷ジョブに関する機能又は同機能に係る設定項目、若しくは設定内容に不満がある旨の意思表示をユーザに操作入力させる際に用いられることになる。
後処理装置2は、記録材導入口34が画像形成装置本体1aの排紙口35に接続されており、プリント済みの記録材に孔明けするためのパンチユニット36と、プリント済みの記録材をステイプル留めする後処理部(ステイプラユニット)20と、を備えている。この後処理装置2は、ステイプル留めする場合、記録材導入口34から導入した記録材がパンチユニット36を通過した後、記録材を搬送方向先端側から分岐路37に案内し、その記録材を後処理部20の中間トレイ38上に位置決めした状態で載置する。この中間トレイ38上に所定枚数の記録材が収容されると、これら複数の記録材の端部を後処理部20でステイプル留めする。その後、ステイプル処理された記録材を中間トレイ38上から記録材排出口40を介して記録材排出部11の排紙トレイ12上に排出する。なお、記録材排出部11は、複数の排紙トレイ12、12・・・を上下動させる機能を有している。
[画像形成装置の動作]
次に、本発明に係る画像形成装置の動作について、図4乃至図5を参照して説明する。図4は、印刷ジョブに関する機能に係る設定内容に不満がある旨の意思表示内容を収集・記憶する際における処理の流れを示し、図5は、収集・記憶しておいた不満設定内容に基づきユーザに対して注意喚起機能を実行する際における処理の流れを示す。
本動作説明に先立って、前提となる画像形成装置1の構成に言及すると、画像形成装置1は、例えば、ユーザ識別情報及び暗証番号(認証情報)のキー入力操作をログインユーザに要求することを通じて装置の使用を許可する、いわゆるパネル認証モードにあるものとする。
図4に示すように、ログインユーザが、ユーザ操作部3を介してユーザ識別情報及び暗証番号(認証情報)のキー入力操作を行うと(ステップS11)、制御部14は、入力されたユーザ識別情報等と、内部メモリ28に予め登録されているユーザ識別情報等を照合することで、パネル認証を介してアクセスしてきたユーザが正規ユーザか否かに係るユーザ認証を行う。このユーザ認証の結果、今回アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、制御部14は、ユーザによる印刷ジョブに関する各種機能のうち、いずれかの機能に係る操作入力を待つ。このとき、ユーザが、いずれかの機能に関する設定項目に係る設定内容を操作入力すると(ステップS12)、制御部14は、操作入力された機能に関する設定項目に係る設定内容を、液晶表示部32に表示させる。こうして表示されてきた設定内容に接したユーザは、その内容に不満があるときは、その意思表示として不満キー51を操作入力することになる。
さて、制御部14は、不満キー51の操作入力を常時監視している(ステップS13)。このとき、不満キー51が操作入力されることなく、印刷ジョブ開始の意思表示がなされる(通常はスタートキーの操作入力)と、制御部14は、通常の印刷ジョブを実行させる(ステップS14)。
これに対し、不満キー51が操作入力された旨の判定が下されたとき、制御部14は、不満キー51が操作入力された時点以降での、設定内容変更に係る履歴の取得を開始する。次いで、制御部14は、ステップS12でユーザにより選択された印刷ジョブ機能のうち、設定内容変更に係る操作入力を待つ。このとき、ユーザが、設定内容変更に係る操作入力を行った(ステップS15)後、印刷ジョブ開始の意思表示を行う(通常はスタートキーの操作入力)と、制御部14は、変更された設定内容に従う印刷ジョブを実行させる(ステップS16)。
ステップS14又はS16における印刷ジョブの実行中において、制御部14は、単位ジョブが終了したか否かを常時監視している。なお、単位ジョブとは、ユーザによって設定内容変更がなされた印刷ジョブであって、印刷ジョブ開始の意思表示(通常はスタートキーの操作入力)が行われることによって実行されるひとかたまりの印刷ジョブをいう。具体的には、ひとかたまりの印刷ジョブとは、例えば、A4サイズの原稿を、原稿の向きを横方向に設定変更して3枚だけ両面コピーするなどといった、一連の操作入力によって実行される印刷ジョブをいう。このとき、単位ジョブが終了した旨の判定が下されると、制御部14は、不満キー51が操作入力された時点以降の単位ジョブの設定内容変更に係る履歴を、不満対象として内部メモリ28に記憶させる(ステップS18)。なお、ステップS18での記憶内容としては、該当ユーザに関連付けて、設定内容変更に係る履歴を、不満対象として内部メモリ28に記憶させるようにする。以上が、印刷ジョブに関する機能に係る設定内容に不満がある旨の意思表示内容を収集・記憶する際における処理の流れである。
次に、収集・記憶しておいた不満設定内容に基づきユーザに対して注意喚起機能を実行する際における処理の流れを、図5に基づいて説明する。
図5に示すように、ログインユーザが、ユーザ操作部3を介してユーザ識別情報及び暗証番号(認証情報)のキー入力操作を行うと(ステップS21)、制御部14は、入力されたユーザ識別情報等と、内部メモリ28に予め登録されているユーザ識別情報等を照合することで、パネル認証を介してアクセスしてきたユーザが正規ユーザか否かに係るユーザ認証を行う。このユーザ認証の結果、今回アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、制御部14は、ユーザによる印刷ジョブに関する各種機能のうち、いずれかの機能に係る操作入力を待つ。このとき、ユーザが、いずれかの機能に関する設定項目に係る設定内容を操作入力すると(ステップS22)、制御部14は、操作入力された機能に関する設定項目に係る設定内容を、液晶表示部32に表示させる。
ステップS22における印刷ジョブ機能の操作入力を受けて、制御部14は、内部メモリ28の記憶内容に基づいて、ステップS22で操作入力された該当ユーザの設定項目が不満対象か否かを判定する(ステップS23)。
ステップS23における不満登録有無判定の結果、ステップS22で操作入力された該当ユーザの設定項目が不満対象ではない旨の判定が下されたとき、制御部14は、処理の流れをステップS13へと戻し、以下の処理を実行させる。
一方、ステップS23における不満登録有無判定の結果、ステップS22で操作入力された設定項目が該当ユーザの不満対象である旨の判定が下されたとき、制御部14は、該当ユーザの設定内容変更に係る履歴に基づく注意喚起メッセージを読み出して(ステップS24)、その内容を液晶表示部32に表示させ(ステップS25)、その後、処理の流れをステップS13へと戻し、以下の処理を実行させる。なお、制御部14は、内部メモリ28の記憶内容を、例えば、一ヶ月に一度等の適宜の周期で、電子メール等の適宜の通信媒体を介して、本機の管理者宛に通知するように構成してもよい。このようにすれば、管理者は、内部メモリ28に記憶されたユーザ毎の不満設定内容に基づいて、該当するユーザ毎の不満設定内容を全て把握することができ、かかる不満内容を把握した管理者は、不満の多い設定内容を適切な内容に変更する、などといった措置を講ずることが可能となる結果として、ユーザサイドの利便性向上に寄与することができる。
以上が、収集・記憶しておいた不満設定内容に基づきユーザに対して注意喚起機能を実行する際における処理の流れである。
ここで、上述した注意喚起機能について、具体例をあげて説明する。例えば、両面印刷機能を選択し、同機能に関する設定項目に係る設定内容として、A4サイズの原稿を、原稿の向きを横方向として印刷ジョブを行いたいユーザが存在し、同ユーザが、両面印刷機能を選択したときの、同機能に関する設定項目に係る初期設定内容としては、原稿の向きが縦方向になっているものとする。
この場合に、両面印刷機能を選択し、同機能に関する設定項目に係る初期設定内容として、原稿の向きが縦方向になっているケースに接した同ユーザは、不満キー51を操作入力するとともに、原稿の向きに係る設定内容を、自身の意図に沿った横方向に変更することになる。このとき、同ユーザの不満対象として、「両面印刷機能を選択したとき、同機能に関する設定項目に係る初期設定内容として、原稿の向きが縦方向になっている」こと、並びに、「原稿の向きは横方向がよい」旨が、内部メモリ28に記憶される。
さて、次回以降の操作において、同ユーザが、両面印刷機能を選択すると、「原稿の向きが縦方向になっています。ご注意下さい。」等といったメッセージが液晶表示部32に表示されることを通じて、同ユーザに対し、失敗コピーを未然に防止するための注意喚起が行われることになる。
なお、この注意喚起の際に、液晶表示部32に表示される「原稿の向き」に係る選択アイコンを、他のアイコンとは異なる態様で識別表示するように構成してもよい。ここでいう他のアイコンとは異なる態様で識別表示するとは、「原稿の向き」に係る選択アイコンについて、その色・大きさ・模様等を、他のアイコンとは異なるものとすることで、自他識別表示を行うことを意味する。
また、上述したような注意喚起を行ったにもかかわらず、同ユーザが、原稿の向きに係る設定内容を変更することなく印刷ジョブ実行の意志表示(スタートキー押下)をした場合、その押下タイミングで、「原稿の向きが縦方向になっています。印刷ジョブを開始してもいいですか?よければスタートキーをもう一度押してください。」等といったメッセージを液晶表示部32に表示することを通じて、同ユーザに対し、失敗コピーを未然に防止するための注意喚起を多重的におこなってもよい。
さらには、注意喚起を実行する期間を定めるように構成してもよい。具体的には、例えば、「原稿の向き」に係る注意喚起メッセージが10回なされた場合には、ユーザに対する周知化がなされたとみなしてその後は注意喚起を行わないように構成してもよい。
しかも、注意喚起の実行期間を、ユーザが、ある設定内容に対して不満キー51を操作入力した累積回数に応じて、変化させるように構成してもよい。具体的には、例えば、「原稿の向き」に係る不満キー51の操作入力累積回数が10回を越えたときには、注意喚起メッセージが30回なされたときに(これは通常の3倍の期間に該当する。)、ユーザに対する周知化がなされたとみなしてその後は注意喚起を行わないように構成してもよい。
[実施例の効果]
以上述べたように、本発明実施例に係る画像形成装置1によれば、例えば、両面印刷機能を選択したとき、予め設定されている原稿の向きが自身の意図に沿わない場合等、ある機能に関する設定項目に係る設定内容が、自身の意図に沿わないと不満に感じたユーザは、不満キー51を操作入力するといったきわめて簡易な手続きをもって、該当する機能に関する設定項目に係る設定内容が不満である旨の意思表示を行うことができ、かかる不満設定内容は、内部メモリ28に不満対象として記憶される。そして、次回以降に同様の印刷ジョブに関する機能に係る設定項目が操作入力されたとき、制御部14は、当該操作入力された設定項目が不満対象として記憶されたものである旨を、液晶表示部32に表示させる制御を行う。このため、設定内容を変更することなくそのまま印刷ジョブを実行させると失敗する旨を認識したユーザは、その設定内容を自身の意図に沿うものに変更するので、従って、ある印刷ジョブ設定項目に係る設定内容が、ユーザの意図に沿わない場合であっても、無駄な印刷ジョブが実行されることを可及的に回避することができる。
しかも、本発明実施例に係る画像形成装置1によれば、制御部14は、内部メモリ28に記憶されたユーザ毎の不満設定内容に基づいて、該当するユーザ毎の不満設定内容に従ったきめ細かい注意喚起メッセージの提供が可能となる結果として、ユーザサイドの利便性を格段に向上することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、本発明実施例において、制御部14は、不満キー51が操作入力された時点以降の単位ジョブの設定内容変更に係る履歴を、不満対象として内部メモリ28に記憶させる態様を例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、不満キー51が操作入力された時点から、再び不満キー51が操作入力された時点までの、設定内容変更に係る履歴を、不満対象として内部メモリ28に記憶させる態様を採用してもよい。このようにすれば、不満対象となる設定内容変更に係る履歴を細分化して指定することが可能となる結果として、その設定内容に総じて不満はないが、ピンポイントで不満が部分がある、などといった場合に、きめ細かい不満設定内容に従ったピンポイントでの注意喚起メッセージの提供が可能となる結果として、あたかもかゆいところに手が届くような態様をもって、ユーザサイドの利便性を格段に向上することができる。
また、本発明実施例において、制御部14は、該当ユーザに関連付けて、設定内容変更に係る履歴を、不満対象として内部メモリ28に記憶させる態様を例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、ユーザ単位で設定内容変更に係る履歴を識別することなしに、いかなるユーザも平等に、不満に係る意志表示を行うことが可能であるとして取り扱う構成を採用してもよい。
さらに、本発明実施例において、ログインしてきた個人ユーザ毎に、不満設定内容を内部メモリ28に記憶する例をあげて説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、ログインしてきた部門ユーザ(例えば、「第1技術部」に所属する部員などの、個人ユーザの集合体)毎に、不満設定内容を内部メモリ28に記憶させてもよいし、さらには、個人ユーザ又は部門ユーザなどといった単位に拘ることなく、一個の画像形成装置を単位として本発明を適用することもできる。
また、本発明実施例において、不満対象となる設定項目として、「原稿の向き」を例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、画像形成に係る濃淡、給紙段、集約の種類、変倍率などの、ユーザ毎の好みが反映されるあらゆる設定項目に対して、本発明を適用することができる。
最後に、本発明実施例において、不満対象として内部メモリ28に記憶された不満設定内容を、一台の画像形成装置において蓄積し利用する態様を例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、一の画像形成装置において蓄積した不満設定内容を、例えばネットワーク経由で、他の画像形成装置において共有可能に管理したり、或いは、一の画像形成装置において蓄積した不満設定内容を、例えばネットワーク経由で、他の画像形成装置において蓄積した不満設定内容と集積させることで、集積された不満設定内容とし、これを複数台の画像形成装置間で共有可能に管理するように構成してもよいことはいうまでもない。
本発明に係る画像形成装置の全体構成図である。 同画像形成装置の機能ブロック図である。 同画像形成装置の操作パネル部を示す図である。 印刷ジョブに関する機能に係る設定内容に不満がある旨の意思表示内容を収集・記憶する際における処理の流れを示す動作フローチャート図である。 収集・記憶しておいた不満設定内容に基づきユーザに対して注意喚起機能を実行する際における処理の流れを示す動作フローチャート図である。
符号の説明
1 画像形成装置
3 ユーザ操作部(操作入力手段)
14 制御部(表示制御手段、及び通知手段)
27 CPU(表示制御手段、及び通知手段)
28 内部メモリ(不満設定内容記憶手段)
51 不満キー

Claims (4)

  1. 印刷ジョブに関する各種機能に係る設定画面を、その設定内容とともに表示等するための表示手段を備えて構成される画像形成装置であって、
    ユーザが印刷ジョブに関する機能又は同機能に係る設定項目を操作入力する際に用いられる操作入力手段と、
    ある機能に関する設定項目に係る設定内容がユーザの意図に沿わないときに操作される不満キーと、
    前記不満キーが操作されたとき、該当する機能に関する設定項目に係る設定内容を不満対象として記憶する不満設定内容記憶手段と、
    前記操作入力手段によって印刷ジョブに関する機能に係る設定項目が操作入力されたとき、前記不満設定内容記憶手段の記憶内容に基づいて、当該操作入力された設定項目が不満対象か否かを判定するとともに、当該判定の結果、当該操作入力された設定項目が不満対象である旨の判定が下されたとき、その旨を前記表示手段に表示させる制御を行う表示制御手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記不満設定内容記憶手段は、
    前記不満キーが操作されたとき、該当する機能に関する単位ジョブが終了するまでの間における設定項目に係る設定内容を、不満対象として記憶する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記不満設定内容記憶手段は、
    前記不満キーがあるユーザによって操作されたとき、該当する機能に関する単位ジョブが終了するまでの間における設定項目に係る設定内容を、当該ユーザに関連付けて不満対象として記憶し、この場合、
    前記表示制御手段は、
    前記操作入力手段を介して前記ユーザによって印刷ジョブに関する機能に係る設定項目が操作入力されたとき、前記不満設定内容記憶手段の記憶内容に基づいて、当該操作入力された該当ユーザの設定項目が不満対象か否かを判定するとともに、当該判定の結果、当該操作入力された該当ユーザの設定項目が不満対象である旨の判定が下されたとき、その旨を前記表示手段に表示させる制御を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1又は2記載の画像形成装置であって、
    前記不満設定内容記憶手段の記憶内容を管理者宛に通知する通知手段をさらに備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010243706A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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