JP2008289044A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を、直観的な操作をもって選択可能とする。
【解決手段】制御部は、ユーザによる操作部を用いた選択入力によって、予め登録されているバリエーションのなかから利用目的が選択された(S12で利用する)とき、当該選択された利用目的に対応する印刷ジョブ設定情報を、内部メモリから読み出すとともに、当該読み出した印刷ジョブ設定情報を、当該印刷ジョブに反映させる。一方、ユーザによって利用目的が選択されない(S12で利用しない)とき、制御部は、予め設定される制限条件下での印刷ジョブの実行制御を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリンタ又はこれらの複合機を含む画像形成装置に係り、特に、ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を、直観的な操作をもって選択可能とする画像形成装置に関する。
従来、プリンタ又はこれらの複合機を含む画像形成装置を用いて印刷ジョブを行わせる場合、ユーザは、例えばユーザ端末のプリンタドライバ画面上において、印刷部数、用紙サイズ、用紙の向き、集約・両面印刷品質などの各種項目に係る設定操作を行った後に、印刷ジョブを開始させることとなる。
ところで、画像形成装置の多機能化に伴って、印刷ジョブに対して設定される処理項目の数も増加の一途をたどっている。この場合、複数用意された処理項目のなかから、ユーザの要求に応じた項目を設定してゆくための操作が煩雑になるという問題が生じる。
かかる問題を解消するためのアプローチのひとつとして、例えば、ユーザIDやパスワードといったユーザ識別情報の入力を伴ってログインした後、操作表示部に対して、ユーザは例えば用紙サイズ、用紙の向き、印刷品質などの印刷設定を、登録したい旨の設定にしておき、こうして登録したい旨の印刷設定をユーザがセットしたところで設定登録ボタンを押下した後、登録先として希望する何れかのテンキーを押下すると、設定制御部は、その設定登録ボタンが押下された時点での印刷設定を押下されたテンキーに割り当てて登録し、ユーザが登録済みの設定で印刷を行う場合、まず設定選択ボタンを押下した後、希望の印刷設定が登録されたテンキーを押下することで、登録した印刷設定を呼び出すように構成した技術が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の技術によれば、ユーザが設定可能な各種の設定について、ユーザの使用に合わせて使用頻度の高いものを設定手段による設定操作に割り当てて登録可能とすることで、処理実行のための設定操作を簡略化することができる。
しかしながら、特許文献1の技術に係る印刷ジョブ設定登録機能を利用しようとするユーザは、どのテンキーにどのような内容の印刷ジョブ設定が登録されているのかを熟知していなければ、印刷ジョブ実行のための設定操作を簡略化するといった実益を享受することは出来ない。このため、特許文献1の技術では、ユーザサイドにおける操作性の点で優しさに欠けるきらいがあった。
特開2007−79382号公報
解決しようとする問題点は、ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を行う際に、その操作性がユーザに対しての優しさに欠けるきらいがあった点である。
本発明者は、ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を行う際に、ユーザに対して優しい操作性を得ることを主要なテーマとして、日々研究に勤しんでいた。
そうしたところ、印刷ジョブの利用目的として、例えば「配布用」や「保管用」といった明確な目的が存在する場合には、その目的にかなう印刷ジョブに対して設定されるべき複数の処理項目の組み合わせに係る処理項目群は、ほとんど同一又は類似となる場合が多いことに気づいた。
そこで、熟練や熟知とは縁遠い初心者ユーザであっても、目的とする設定操作を容易に実行可能とするためには、「利用目的」という斬新な切り口でのユーザインタフェースが鍵になるのでは?との発想を得るに至った。
かかる発想を基に、さらなる研究を鋭意推進していたところ、印刷ジョブに対して設定される複数の処理項目の組み合わせに係る処理項目群のバリエーションのなかから、ユーザの要求に沿った処理項目群を、「利用目的」の切り口から、直観的な操作をもって設定可能とする発明を完成させるに至った。
ところで、いかに優れた発明であっても、ユーザに対してその優位性や利便性が周知のものとなって、その発明をあまねく普及させることが出来ない限りは、しょせん画に描いた餅に過ぎない。
かかる観点から、本発明者は、ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を行う際に、ユーザに対して優しい操作性を提供可能とする本発明をあまねく普及させるための思索を重ねた結果、遂に本発明を完成させるに至った。
すなわち、ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を行う際に、ユーザに対して優しい操作性を提供可能とする発明を、あまねく普及させることを目的として、本発明は、利用目的のバリエーションに各々関連付けて、印刷ジョブに対して設定される複数の処理項目の組み合わせからなる処理項目群に係る印刷ジョブ設定情報を記憶するための印刷ジョブ設定情報記憶手段と、ユーザに利用目的を選択させるための利用目的選択手段と、前記利用目的選択手段によって前記バリエーションのなかから利用目的が選択されたとき、当該選択された利用目的に対応する印刷ジョブ設定情報を、前記印刷ジョブ設定情報記憶手段から読み出すとともに、当該読み出した印刷ジョブ設定情報を、当該印刷ジョブに反映させる印刷ジョブ設定制御手段と、前記利用目的選択手段によって前記バリエーションのなかから利用目的が選択されないとき、予め設定される制限条件下での印刷ジョブの実行制御を行う印刷ジョブ実行制御手段と、を備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、利用目的のバリエーションに各々関連付けて、印刷ジョブに対して設定される複数の処理項目の組み合わせからなる処理項目群に係る印刷ジョブ設定情報を記憶するための印刷ジョブ設定情報記憶手段と、ユーザに利用目的を選択させるための利用目的選択手段と、次述する印刷ジョブ設定制御手段と、を備え、印刷ジョブ設定制御手段は、前記利用目的選択手段によって前記バリエーションのなかから利用目的が選択されたとき、当該選択された利用目的に対応する印刷ジョブ設定情報を、前記印刷ジョブ設定情報記憶手段から読み出すとともに、当該読み出した印刷ジョブ設定情報を、当該印刷ジョブに反映させるようにしたので、ユーザは、予め登録されているバリエーションのなかから、自身の要求に沿った利用目的を選択するといった、きわめて簡易かつ直観的な操作をもって、印刷ジョブに係る各種設定を一括して行うことができる。従って、熟練や熟知とは縁遠い初心者ユーザであっても、目的とする設定操作を容易に実行可能となる結果として、ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を行う際に、ユーザに対して優しい操作性を提供することができる。
しかも、本発明に係る画像形成装置によれば、印刷ジョブ実行制御手段は、利用目的選択手段によって前記バリエーションのなかから利用目的が選択されないとき、予め設定される制限条件下での印刷ジョブの実行制御を行うので、かかる制限条件下での印刷ジョブ実行を好まないユーザに対して、利用目的選択の動機付けを与えることが可能となる。こうした誘導によって利用目的機能の存在を初めて知ったユーザは、その利便性に目覚めて、次回からは制限条件下での印刷ジョブ実行を回避するためではなく、自ら積極的に利用目的機能を使用することを期待することができる。従って、ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を行う際に、ユーザに対して優しい操作性を提供可能とする本発明をあまねく普及させるといった所期の目的を達成することができる。
ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を行う際に、ユーザに対して優しい操作性を提供可能とする本発明をあまねく普及させるといった所期の目的を、利用目的選択手段によって前記バリエーションのなかから利用目的が選択されないとき、予め設定される制限条件下での印刷ジョブの実行制御を行う印刷ジョブ実行制御手段により実現した。
以下、本発明に係る画像形成装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下において、本発明に係る画像形成装置の一例として、同装置を画像形成装置に組み込み適用した例をあげて説明してゆく。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明に係る画像形成装置の全体構成図、図2は、同画像形成装置の機能ブロック図、図3は、同画像形成装置の操作パネル部を示す図である。
図1に示すように、本発明に係る画像形成装置1は、プラテンガラス(不図示)上にセットされるか、又は原稿送り装置4から送り込まれた原稿の画像データをスキャナ部5で読み取り、読み取った画像データを光電変換して画像形成部6に送る。この画像形成部6は、給紙トレイ7,8又は両面印刷用ユニット10から供給されてきた記録材(コピー用紙、OHPフィルム等)上に、操作部3から選択的に設定操作されたデータや外部PC等からネットワーク22経由で受信した画像データをプリントする機能を有している。
次いで、この画像形成装置1は、プリントされた記録材を後処理装置2に送り込み、後処理装置2内において記録材に孔明けやステイプル留めを含む後処理を施した後、この後処理済みの記録材を記録材排出部11の排紙トレイ12上に排出する機能を有している。また、この画像形成装置1は、プリント済みの記録材に後処理を施さないで、バイパス搬送路13を介して記録材排出部11の排紙トレイ12上に排出することができる。
次に、本画像形成装置1を構成する機能部材について説明すると、画像形成装置1は、図2に示すように、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される制御部14によって制御される。この制御部14にインターフェース15を介して接続され諸機能を担う入出力機器として、画像形成装置1は、スキャナ部5、エンジン部16、ハードディスク17、操作部3、及びプリンタコントローラ18を備えており、このうちエンジン部16には、インターフェース15を介して後処理部20が接続されている。そして、画像形成装置1は、LAN接続ボード21を介してネットワーク22に接続され、そのネットワーク22を介して他のパソコン23やパソコン23で作動制御されるプリンタ24等との間でデータ又はメールメッセージの送受信を行う機能を有している。
画像形成装置1の構成部分のうち、スキャナ部5は、原稿送り装置4とスキャナ(画像読み取り部)5aとを備えており、原稿送り装置4によってスキャナ5aに送り込まれた原稿を画像読み取りCCD25によって読み取り、この画像読み取りCCD25で読み取った画像データを光電変換して制御部14のメモリコピー部26に送信する。
制御部14は、画像データの記憶・読み出しが可能なメモリコピー部26と、CPU27(本発明の「印刷ジョブ設定制御手段」及び「印刷ジョブ実行制御手段」に相当する。)と、ROM・RAM等の内部メモリ(本発明の「印刷ジョブ設定情報記憶手段」に相当する。)28とを有している。この内部メモリ28は、利用目的のバリエーションに各々関連付けて、印刷ジョブに対して設定される複数の処理項目の組み合わせからなる処理項目群に係る印刷ジョブ設定情報を記憶する機能を有している。一方、制御部14は、操作部3によって、予め登録されるバリエーションのなかから利用目的が選択されたとき、当該選択された利用目的に対応する印刷ジョブ設定情報を、内部メモリ28における所定の記憶領域から読み出すとともに、当該読み出した印刷ジョブ設定情報を、印刷ジョブに反映させる機能を有している。また、制御部14は、操作部3によって、予め登録されるバリエーションのなかから利用目的が選択されないとき、ユーザによって利用目的の選択がなされるまでの間、予め設定される制限条件を付して印刷ジョブの実行制御を行う機能を有している。さらに、制御部14は、スキャナ部5や外部のプリンタコントローラ18から送られてきた画像データをメモリコピー部26に取り入れ、その画像データをメモリコピー部26からハードディスク17やエンジン部14のレーザースキャニングユニット(LSU)30に送り出す機能を有している。なお、制御部14は、ハードディスク17に記憶してある画像データをメモリコピー部26に読み出し、そのメモリコピー部26の画像データをエンジン部14に送り出すことができる。
エンジン部14は、記録材に画像を形成するために必要とされる各種機器(例えば、LSU30、図示しない感光体、帯電器、露光器、現像器、転写器、定着器、クリーニング機構、給紙・搬送装置等)を駆動するものであり、LSU30によって感光体に静電潜像を形成し、この感光体上の静電潜像を現像器から供給するトナーで顕像化し、この感光体上のトナー像を転写器によって記録材に転写した後、記録材のトナー像を定着器で定着させる等の機能を有している。
操作部3(本発明の「利用目的選択手段」に相当する。)は、図3に示すように、文字、図形、記号を含む各種文字コードを入力するためのキー入力部31と、ユーザ認証の成否を含む履歴を表示するとともに、各種ジョブ処理モードや各種データを表示するための液晶表示部32と、操作用ボタン等を発光表示するLED表示部33と、を備えている。そして、この操作部3がユーザによって操作されることにより、ユーザ識別番号及び暗証番号(認証情報)のキー入力や、例えばコピージョブにおけるモード設定や複写枚数等の選択がなされるとともに、ユーザに利用目的を選択させる際に用いられることになる。
後処理装置2は、記録材導入口34が画像形成装置本体1aの排紙口35に接続されており、プリント済みの記録材に孔明けするためのパンチユニット36と、プリント済みの記録材をステイプル留めする後処理部(ステイプラユニット)20と、を備えている。この後処理装置2は、ステイプル留めする場合、記録材導入口34から導入した記録材がパンチユニット36を通過した後、記録材を搬送方向先端側から分岐路37に案内し、その記録材を後処理部20の中間トレイ38上に位置決めした状態で載置する。この中間トレイ38上に所定枚数の記録材が収容されると、これら複数の記録材の端部を後処理部20でステイプル留めする。その後、ステイプル処理された記録材を中間トレイ38上から記録材排出口40を介して記録材排出部11の排紙トレイ12上に排出する。なお、記録材排出部11は、複数の排紙トレイ12、12・・・を上下動させる機能を有している。
[画像形成装置の動作]
次に、本発明に係る画像形成装置の動作について、図4乃至図6を参照して説明する。図4は、画像形成装置1が、認証情報のキー入力操作を、ログインを試みるログインユーザに要求するパネル認証モードにあるときの動作を示し、図5は、画像形成装置1において利用目的を選択する際の操作画面例を示し、図6は、画像形成装置1が保持する印刷ジョブ設定情報の一例を示す。
本動作説明に先立って、前提となる画像形成装置1の構成に言及すると、画像形成装置1は、例えば、ユーザ識別情報及び暗証番号(認証情報)のキー入力操作をログインユーザに要求することを通じて装置の使用を許可するパネル認証モードにあるものとする。
ログインユーザが、操作部3を介してユーザ識別情報及び暗証番号(認証情報)のキー入力操作を行うと(ステップS11)、制御部14は、入力されたユーザ識別情報等と、内部メモリ28に予め登録されているユーザ識別情報等を照合することで、パネル認証を介してアクセスしてきたユーザが正規ユーザか否かに係るユーザ認証を行う。このユーザ認証の結果、今回アクセスしてきたユーザが正規ユーザであるとき、制御部14は、ユーザによる利用目的機能の利用可否に係る選択操作を待つ。
このとき、ユーザが、利用目的機能を「利用する」旨の選択肢を操作入力すると、制御部14は、表示画面に表示された利用目的に係るバリエーションのなかから、ユーザによる利用目的に係る選択操作を待つ(図5の(1)の初期画面例参照)。この待機画面において、ユーザが、例えば「配布用」の選択肢を操作入力(図5の(2)の選択画面例参照)すると(ステップS13)、制御部14は、該当ユーザについての、選択された利用目的「配布用」に対応する印刷ジョブ設定情報を、内部メモリ28における所定の記憶領域から読み出すとともに、当該読み出した印刷ジョブ設定情報を基に、ユーザによる印刷ジョブ設定の修正乃至変更を受け付けるための処理を行う(ステップS14〜S15)。
ステップS15での印刷ジョブ設定受付処理が完了して、ユーザによる印刷ジョブ開始の操作入力(具体的には、例えばスタートキーの押圧操作入力)が確認的になされると、制御部14は、今回の印刷ジョブについて、ステップS15での印刷ジョブ設定内容を反映させ、同印刷ジョブ設定内容に従う印刷ジョブを実行させる(ステップS16)。
ステップS16における該当ユーザに係る印刷ジョブの実行状況を、制御部14は常時監視している。かかる監視を通じて、該当ユーザについて、全てのジョブが終了した旨の判定が下されたとき、制御部14は、今回の印刷ジョブに係る履歴を、印刷ジョブ設定情報として、内部メモリ28における所定の記憶領域に記憶させた後(ステップS17)、利用目的機能に係る一連の処理を終了させる。なお、ステップS17において、該当ユーザ名に関連付けて印刷ジョブに係る履歴が記憶されることを通じて、印刷ジョブ設定情報が蓄積されてゆくことになる。従って、ユーザは、印刷ジョブに係る設定情報の登録を特に意識することなく、単に通常通りの使用を行っているだけで、本発明に係る利用目的の観点から印刷ジョブ設定情報を検索し活用する独自機能の恩恵を享受することができる。
ここで、ステップS16において実行される、印刷ジョブ設定内容に従う印刷ジョブの具体例について、図6を参照して説明する。なお、印刷ジョブ設定情報として、図6に示す内容(ステップS17での印刷ジョブ履歴の記憶に基づく)が予め登録されているものとする。
本画像画像形成装置1にアクセスしてきたユーザ「大阪太郎」によって、利用目的として「配布用」が選択されると、制御部14は、該当ユーザ「大阪太郎」についての、選択された利用目的「配布用」に対応する印刷ジョブ設定情報を、内部メモリ28における所定の記憶領域から読み出す。ここでは、該当ユーザ「大阪太郎」が過去に印刷ジョブを実行した履歴のなかから、利用目的が「配布用」である、印刷No「100000」の印刷ジョブ設定情報が読み出されることになる。ここで、該当ユーザ「大阪太郎」は、印刷No「100000」の印刷ジョブ設定情報について、必要な修正乃至変更を施す。ただし、一般に、同一のユーザにおいては、利用目的が前回と共通の場合には、前回と同様の印刷ジョブ設定をそのまま流用することが可能な場合が多い。さて、本実施例の場合、前回の印刷ジョブ設定をそのまま流用することができ、修正乃至変更を施すことなしに、ユーザによる印刷ジョブ開始の操作入力がなされたものとする。すると、かかる配布用印刷出力物二部(一部につき2枚)の画像形成工程において、同印刷出力物には、配布先として「玉造太郎」及び「玉造次郎」の氏名が合成印刷されるとともに、各部に対してステイプル処理がなされて、画像形成装置1から、完成品としての配布用印刷出力物二部が排出されることになる。
一方、本画像画像形成装置1にアクセスしてきたユーザ「大阪花子」によって、利用目的として「保管用」が選択されると、制御部14は、該当ユーザ「大阪花子」についての、選択された利用目的「保管用」に対応する印刷ジョブ設定情報を、内部メモリ28における所定の記憶領域から読み出す。ここでは、該当ユーザ「大阪花子」が過去に印刷ジョブを実行した履歴のなかから、利用目的が「保管用」である、印刷No「100001」の印刷ジョブ設定情報が読み出されることになる。ここで、該当ユーザ「大阪花子」は、印刷No「100001」の印刷ジョブ設定情報について、必要な修正乃至変更を施す。ただし、一般に、同一のユーザにおいては、利用目的が前回と共通の場合には、前回と同様の印刷ジョブ設定をそのまま流用することが可能な場合が多いのは、前述のとおりである。さて、本実施例の場合も、前回の印刷ジョブ設定をそのまま流用することができ、修正乃至変更を施すことなしに、ユーザによる印刷ジョブ開始の操作入力がなされている。すると、かかる保管用印刷出力物一部(10枚)の画像形成工程において、同印刷出力物には、保管先として「第1保管棚」の場所名、用途が「ファイリング」である旨、ファイル名が「月報ファイル」である旨、及び管理者として「大阪花子」の氏名が、それぞれ合成印刷されるとともに、各シートに対してパンチ処理がなされて、画像形成装置1から、完成品としての保管用印刷出力物一部が排出されることになる。
さらに、本画像画像形成装置1にアクセスしてきたユーザ「大阪三郎」によって、利用目的として「回覧用」が選択されると、制御部14は、該当ユーザ「大阪三郎」についての、選択された利用目的「回覧用」に対応する印刷ジョブ設定情報を、内部メモリ28における所定の記憶領域から読み出す。ここでは、該当ユーザ「大阪三郎」が過去に印刷ジョブを実行した履歴のなかから、利用目的が「回覧用」である、印刷No「100002」の印刷ジョブ設定情報が読み出されることになる。ここで、該当ユーザ「大阪三郎」は、印刷No「100002」の印刷ジョブ設定情報について、必要な修正乃至変更を施す。ただし、一般に、同一のユーザにおいては、利用目的が前回と共通の場合には、前回と同様の印刷ジョブ設定をそのまま流用することが可能な場合が多いのは、前述のとおりである。さて、本実施例の場合も、前回の印刷ジョブ設定をそのまま流用することができ、修正乃至変更を施すことなしに、ユーザによる印刷ジョブ開始の操作入力がなされている。すると、かかる回覧用印刷出力物一部(1枚)の画像形成工程において、同印刷出力物には、回覧先として「第1技術部」の部署名が合成印刷されて、画像形成装置1から、完成品としての回覧用印刷出力物一部が排出されることになる。
さて一方、ステップS12において、ユーザが、利用目的機能を「利用しない」旨の選択肢を操作入力すると、制御部14は、予め設定される制限条件下での印刷ジョブの実行制御を行う(ステップS18)。
この制限条件としては、例えば、該当する印刷ジョブに対応する出力物に対し、当該印刷ジョブに係るユーザ識別情報を付加することを含む。この場合のユーザ識別情報としては、例えば、印刷日時、ユーザ名、画像出力装置の識別情報など、そのユーザを特定するための手がかりとなるあらゆる情報を含む。これによって、利用目的を入力することなく、制限条件下で印刷ジョブを実行させた場合には、その出力物に、ユーザを特定するための手がかりとなるユーザ識別情報が、例えば画像合成によって付加されることになる。また、制限条件として、例えば、当該印刷ジョブの実行を禁止する態様を採用することもできる。この場合、ユーザは、利用目的を入力しない限りは、目的とする印刷ジョブに係る出力物を得ることができないことになる。
そこで、こうした制限条件下での印刷ジョブ実行を好まないユーザに対して、利用目的を選択するための動機付けを与えることが可能となる。こうした誘導によって利用目的機能の存在を初めて知ったユーザは、その利便性に目覚めて、次回からは制限条件下での印刷ジョブ実行を回避するためではなく、自ら積極的に利用目的機能を使用することを期待することができる。従って、ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を行う際に、ユーザに対して優しい操作性を提供可能とする本発明をあまねく普及させるといった所期の目的を達成することができる。
[実施例の効果]
以上述べたように、本発明に係る画像形成装置1によれば、制御部14は、ユーザによる操作部3を用いた選択入力によって、予め登録されているバリエーションのなかから利用目的が選択されたとき、当該選択された利用目的に対応する印刷ジョブ設定情報を、内部メモリ28から読み出すとともに、当該読み出した印刷ジョブ設定情報を、当該印刷ジョブに反映させるようにしたので、ユーザは、予め登録されているバリエーションのなかから、自身の要求に沿った利用目的を選択するといった、きわめて簡易かつ直観的な操作をもって、印刷ジョブに係る各種設定を一括して行うことができる。従って、熟練や熟知とは縁遠い初心者ユーザであっても、目的とする設定操作を容易に実行可能となる結果として、ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を行う際に、ユーザに対して優しい操作性を提供することができる。
しかも、本発明に係る画像形成装置1によれば、制御部14は、ユーザによる操作部3を用いた選択入力によって、予め登録されているバリエーションのなかから利用目的が選択されないとき、予め設定される制限条件下での印刷ジョブの実行制御を行うので、かかる制限条件下での印刷ジョブ実行を好まないユーザに対して、利用目的選択の動機付けを与えることが可能となる。こうした誘導によって利用目的機能の存在を初めて知ったユーザは、その利便性に目覚めて、次回からは制限条件下での印刷ジョブ実行を回避するためではなく、自ら積極的に利用目的機能を使用することを期待することができる。従って、ユーザの要求に沿った印刷ジョブ設定を行う際に、ユーザに対して優しい操作性を提供可能とする本発明をあまねく普及させるといった所期の目的を達成することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、本発明実施例において、ユーザによって選択される利用目的のバリエーションとして、「配布用」、「保管用」、「回覧用」の3つを例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、特許出願に係る文書を印刷するときの「特許用」、社内報に係る文書を印刷するときの「社内報用」、就業規則等の法律系文書を印刷するときの「法律系用」、報告書に係る文書を印刷するときの「報告用」、送付状に係る文書を印刷するときの「送付状用」或いは、ポスターを印刷するときの「ポスター用」など、あらゆる利用目的を、そのバリエーションのなかに取り込むことができる。
また、本発明実施例に係る利用目的とは、複数段階に階層化された態様を包含する概念である。ここで、利用目的が複数段階に階層化されるとは、例えば、図6に示すように、主利用目的としての「配布用」の下位層に、副利用目的(本発明請求項に係る「処理項目」に相当する。)としての「配布先1:玉造一郎/配布先2:玉造次郎」、「配布者:大阪太郎」、及び「後処理:ステイプル処理」が従属する態様、主利用目的としての「保管用」の下位層に、副利用目的としての「保管先:第1保管棚」、「用途:ファイリング」、「名称:月報ファイル」、「管理者:大阪花子」、及び「後処理:パンチ処理」が従属する態様、又は、主利用目的としての「回覧用」の下位層に、副利用目的としての「回覧先:第1技術部」、及び「後処理:なし」が従属する態様を意味する。そして、本発明実施例に係る利用目的とは、上述した主利用目的と、それらの下位層に従属する副利用目的との両者を、包括して含む概念である。
さらに、本発明実施例において、ログインしてきたユーザの利用目的及びその氏名の両者を検索キーとして、対応する印刷ジョブ設定情報を、内部メモリ28における所定の記憶領域から読み出す態様を例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、ログインしてきたユーザの利用目的を検索キーとして、対応する印刷ジョブ設定情報を、内部メモリ28における所定の記憶領域から読み出す態様を採用することもできる。なお、この場合における利用目的とは、前述のとおり、主利用目的、並びに、それらの下位層に従属する副利用目的の両者を、包括して含む概念である。
最後に、本発明実施例において、本発明に係る印刷ジョブ設定情報を、一台の画像形成装置において蓄積し利用する態様を例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、一の画像形成装置において蓄積した印刷ジョブ設定情報を、例えばネットワーク経由で、他の画像形成装置において共有可能に管理したり、或いは、一の画像形成装置において蓄積した印刷ジョブ設定情報を、例えばネットワーク経由で、他の画像形成装置において蓄積した印刷ジョブ設定情報と集積させることで、集積された印刷ジョブ設定情報とし、これを複数台の画像形成装置間で共有可能に管理するように構成してもよいことはいうまでもない。
本発明に係る画像形成装置の全体構成図である。 同画像形成装置の機能ブロック図である。 同画像形成装置の操作パネル部を示す図である。 同画像形成装置が、認証情報のキー入力操作を、ログインユーザに要求するパネル認証モードにあるときの動作フローチャート図である。 同画像形成装置において利用目的を選択する際の操作画面例を示す図である。 同画像形成装置が保持する印刷ジョブ設定情報の一例を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
3 操作部(利用目的選択手段)
14 制御部(印刷ジョブ設定情報記憶手段、印刷ジョブ設定制御手段、及び印刷ジョブ実行制御手段)
27 CPU(印刷ジョブ設定制御手段、及び印刷ジョブ実行制御手段)
28 内部メモリ(印刷ジョブ設定情報記憶手段)

Claims (6)

  1. 利用目的のバリエーションに各々関連付けて、印刷ジョブに対して設定される複数の処理項目の組み合わせからなる処理項目群に係る印刷ジョブ設定情報を記憶するための印刷ジョブ設定情報記憶手段と、
    ユーザに利用目的を選択させるための利用目的選択手段と、
    前記利用目的選択手段によって前記バリエーションのなかから利用目的が選択されたとき、当該選択された利用目的に対応する印刷ジョブ設定情報を、前記印刷ジョブ設定情報記憶手段から読み出すとともに、当該読み出した印刷ジョブ設定情報を、当該印刷ジョブに反映させる印刷ジョブ設定制御手段と、
    前記利用目的選択手段によって前記バリエーションのなかから利用目的が選択されないとき、予め設定される制限条件下での印刷ジョブの実行制御を行う印刷ジョブ実行制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記制限条件とは、当該印刷ジョブに対応する出力物に対し、当該印刷ジョブに係るユーザ識別情報を付加することである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記制限条件とは、当該印刷ジョブの実行を禁止することである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記利用目的は、複数段階に階層化されており、
    この場合、前記印刷ジョブ設定情報記憶手段は、前記階層化された個々の利用目的のバリエーションに各々関連付けて、印刷ジョブに対して設定される複数の処理項目の組み合わせからなる処理項目群に係る印刷ジョブ設定情報を記憶する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記印刷ジョブ設定情報は、ユーザの利用履歴に基づき蓄積されるものである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記印刷ジョブ設定情報は、他の画像形成装置との間で共有可能に管理される
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013150131A (ja) * 2012-01-19 2013-08-01 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置、画像形成システムおよび設定変更プログラム

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