JP2006276057A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録用紙として裏紙と未使用紙の両方を使用する画像形成装置において、原稿を印刷する際の操作を簡便にすること。
【解決手段】 用紙判定テーブル108には、原稿データの属性を表す情報と、裏紙または未使用紙との対応付けが登録されている。画像形成装置1は、印刷する原稿データの属性を特定すると、用紙判定テーブル108を参照し、特定した属性に応じて記録用紙を裏紙または未使用紙に決定する。
【選択図】 図3
【解決手段】 用紙判定テーブル108には、原稿データの属性を表す情報と、裏紙または未使用紙との対応付けが登録されている。画像形成装置1は、印刷する原稿データの属性を特定すると、用紙判定テーブル108を参照し、特定した属性に応じて記録用紙を裏紙または未使用紙に決定する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、記録用紙として、既に片面が使用済みで再利用されている裏紙と、両面とも未使用の未使用紙の両方を使用する画像形成装置に関する。
近年、地球規模の環境悪化が問題となっており、個人、組織を問わず、環境問題への取り組みが重要視されている。このような環境問題への取り組みの一環として、印刷用紙のリサイクルに関する技術が種々提案されている。例えば、特許文献1,2には、複数の給紙トレイを備えた画像形成装置において、各々の給紙トレイに裏紙と未使用紙のどちらが収められているのか、装置側で簡単に検知できるようにした発明が記載されている。
特開平8−305219号公報
特開2003−101720号公報
しかしながら、上述した特許文献1,2に記載された技術では、原稿を印刷するたびに、印刷用紙として裏紙と未使用紙のどちらを使用するのか、ユーザ自らが指定しなければならず、原稿を印刷する際の操作が煩雑であった。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録用紙として裏紙と未使用紙の両方を使用する画像形成装置において、原稿を印刷する際の操作を簡便にすることである。
上記課題を解決するため、本発明は、原稿データの属性を表す情報を、既に片面が使用済みで再利用されている裏紙または両面とも未使用の未使用紙と対応付けて記憶する記憶手段と、原稿データを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された原稿データの属性を特定する第1の特定手段と、前記記憶手段の記憶内容を参照し、前記第1の特定手段により特定された属性と対応付けられている用紙を特定する第2の特定手段と、前記裏紙を収めたトレイと、前記未使用紙を収めたトレイとを具備し、前記第2の特定手段により特定された用紙を収めたトレイから用紙を給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙された用紙に、前記入力された原稿データに基づく画像を形成する画像形成手段とを具備する画像形成装置を提供する。
本発明によれば、画像形成装置は、原稿データの属性に従って、当該原稿データに基づく画像を形成する用紙を、既に片面が使用済みで再利用が図られている裏紙と、両面とも未使用の未使用紙のいずれかに決定する。
また、本発明は、原稿データを入力する入力過程と、前記入力過程にて入力された原稿データの属性を特定する第1の特定過程と、メモリに記憶されている、原稿データの属性を表す情報と、既に片面が使用済みで再利用されている裏紙または両面とも未使用の未使用紙との対応付けを示すデータを参照し、前記第1の特定過程にて特定された属性と対応付けられている用紙を特定する第2の特定過程と、前記裏紙を収めたトレイと、前記未使用紙を収めたトレイのうち、前記第2の特定過程にて特定された用紙を収めたトレイから用紙を給紙する給紙過程と、前記給紙過程にて給紙された用紙に、前記入力された原稿データに基づく画像を形成する画像形成過程とを有する画像形成方法を提供する。
本発明によれば、記録用紙として裏紙と未使用紙の両方を使用する画像形成装置において、原稿を印刷する際の操作を簡便にすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、画像形成装置1は、例えば、複写機やネットワークプリンタ、ファクシミリ装置等である。同図において、制御部101は、CPU、ROM、RAM等を備え、ROMや記憶部107に記憶されているプログラムを実行することで画像形成装置1の各部を制御する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、画像形成装置1は、例えば、複写機やネットワークプリンタ、ファクシミリ装置等である。同図において、制御部101は、CPU、ROM、RAM等を備え、ROMや記憶部107に記憶されているプログラムを実行することで画像形成装置1の各部を制御する。
入力部102は、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、PCと記載する)等の他の機器との間で行われる通信を制御する通信インタフェースであって、PCから印刷ジョブを受信する。この印刷ジョブには、原稿データや、この原稿データの印刷条件を定めた印刷条件定義ファイル等が含まれている。勿論、入力部102は、原稿の画像を光学的に読み取るイメージスキャナであってもよいし、画像形成装置1に対して装着されたメモリカードやDVD等の記録媒体から、原稿データや印刷条件定義ファイル等を読み出す記録媒体ドライブであってもよい。なお、原稿データは、例えば、文書データ、画像データ、帳票データ等である。
表示部103は、液晶表示パネルとその駆動回路によって構成されている。操作部104は、液晶表示パネルの画面上に貼り付けられたタッチパネルや、操作パネル上に設けられた、テンキー、スタートボタン等の操作子によって構成されており、タッチパネルや操作子の操作に応じた操作信号を制御部101に出力する。
給紙部105には、少なくとも2以上の給紙トレイが設けられている。なお、本明細書においては、図1に示すように2つの給紙トレイ105a,105bが設けられ、給紙トレイ105aには裏紙が収められている一方、給紙トレイ105bには未使用紙が収められているものとする。この給紙部105は、制御部101からの指示に従って、給紙トレイ105aまたは給紙トレイ105bから記録用紙を1枚ずつ取り出して印刷部106へ送り出す。印刷部106は、給紙部105から送られてきた記録用紙(裏紙または未使用紙)に原稿データに基づく画像を印刷する。
記憶部107には、後述する印刷処理(図3参照)を制御するためのプログラムが記憶されている。また、記憶部107には、給紙トレイ105a,105b毎に、当該給紙トレイ105a,105bに裏紙と未使用紙のどちらが収められているのかを示す情報が記憶されている。また、この記憶部107には、用紙判定テーブル108(図2参照)が記憶されている。図2に示すように、用紙判定テーブル108には、記録用紙の種類(裏紙および未使用紙)と、原稿データの属性を表す情報とが対応付けられている。
例えば、同図に示す用紙判定テーブル108において、「裏紙」に対しては、原稿データの属性を表す情報として、原稿データのファイル名に文字列“校正”,“見直”,“仮”,“回覧”のいずれかが含まれていること、ファイル名に付与される拡張子が“kou”(校正),“min”(見直),“kar”(仮),“kai”(回覧)のいずれかであること、原稿データを作成したアプリケーションソフトウェアの種類がメーラーやブラウザであること、原稿データの先頭ページに文字列“校正版”,“見直”,“回覧”のいずれかが含まれていること、原稿データ内に特定のマークや特定の画像が含まれていること、原稿データの印刷モードが“低解像度”であること、原稿データに対してセキュリティレベル“低”が設定されていること、が対応付けられている。
一方、同図において「未使用紙」に対しては、原稿データの属性を表す情報として、ファイル名に文字列“提出版”,“納品版”のいずれかが含まれていること、拡張子が“tei”(提出版),“nou”(納品版)のいずれかであること、原稿データの先頭ページに文字列“社外秘”,“複写禁”,“取扱注意”,“重要”のいずれかが含まれていること、原稿データ内に特定のマークや特定の画像が含まれていること、印刷モードが“高解像度”,“カラー”のいずれかであること、原稿データに対してセキュリティレベル“高”が設定されていること、が対応付けられている。
加えて、用紙判定テーブル108には、原稿データの属性毎に有効フラグFの値(“0”または“1”)が登録されている。この有効フラグの値は、操作部104を操作することによってユーザが任意に変更可能である。そして、用紙判定テーブル108に登録されている原稿データの属性のうち、有効フラグの値が“1”にセットされている原稿データの属性に従って、記録用紙が裏紙と未使用紙のいずれかに決定される。つまり、ユーザは、有効フラグの値を変更することによって、記録用紙を裏紙または未使用紙に決定する条件(原稿データの属性)を任意に変更することができるのである。
なお、ユーザは、操作部104を操作して、原稿データの属性を表す新たな情報を入力し、裏紙または未使用紙と対応付けて用紙判定テーブル108に登録することができる。また、用紙判定テーブル108には、原稿データの属性を表す情報として、原稿データが保存されていた場所を示すURLやIPアドレス等を登録することができる。これにより、特定のサーバに保存されていた原稿データであれば未使用紙に印刷するようにしたり、あるいは、フォルダ名が“見直し原稿”なるフォルダに保存されていた原稿データであれば裏紙に印刷する等、原稿データの保存場所に応じて印刷する記録用紙を切り替えることが可能となる。
次に、画像形成装置1の動作を説明する。
図3は、画像形成装置1において実行される印刷処理のフローチャートである。同図に示すように、まず、制御部101は、原稿データを入力する処理を行なう(ステップS101)。このステップS101の処理について具体的に説明すると、例えば、ネットワークを介してPCから印刷要求を受信した場合、制御部101は、入力部102(通信インタフェース)を介してPCとの間で通信を行い、PCから印刷ジョブを受信する。
図3は、画像形成装置1において実行される印刷処理のフローチャートである。同図に示すように、まず、制御部101は、原稿データを入力する処理を行なう(ステップS101)。このステップS101の処理について具体的に説明すると、例えば、ネットワークを介してPCから印刷要求を受信した場合、制御部101は、入力部102(通信インタフェース)を介してPCとの間で通信を行い、PCから印刷ジョブを受信する。
なお、印刷ジョブには、原稿データや印刷条件定義ファイルに加え、この原稿データに対して設定されているセキュリティレベルを示す情報(例えば、“高”,“普通”,“低”)や、この原稿データの保存場所を示すURLやIPアドレス、この原稿データを作成したアプリケーションソフトウェアの種類を示す情報等が含まれている。勿論、原稿データを作成したアプリケーションソフトウェアの種類は、例えば、この原稿データのファイル名に付与されている拡張子から特定することも可能である。また、印刷条件定義ファイルには、例えば、両面印刷または片面印刷を指定する情報や、モノクロ印刷またはカラー印刷を指定する情報、高解像度モードまたは低解像度モードを指定する情報等、原稿データの印刷条件を定める情報が多数含まれている。
また、入力部102がイメージスキャナであった場合、上記ステップS101において制御部101は、例えば、プラテンガラス上に原稿がセットされ、スタートボタンが押下されると、入力部102(イメージスキャナ)を用いて原稿を光学的に読み取り、原稿の画像データ(原稿データ)を取得する。なお、このようにイメージスキャナによって読み取られた原稿データの場合には、この原稿データを印刷する際の印刷条件が、タッチパネル等を操作することによってユーザにより入力される。
このようにして原稿データが入力されると、次いで、制御部101は、原稿データの属性を特定する処理を行なう(ステップS102)。このステップS102の処理について具体的に説明すると、まず、制御部101は、用紙判定テーブル108を参照し、特定しなければならない原稿データの属性、すなわち用紙判定テーブル108において有効フラグFの値が“1”にセットされている原稿データの属性を特定する。次いで、制御部101は、有効フラグFの値が“1”にセットされている原稿データの属性を、入力された原稿データが有するか否かを判別する。
例えば、図2に示した用紙判定テーブル108であれば、制御部101は、入力された原稿データについて以下の処理を行う。
(1)拡張子が“kou”,“min”,“kar”,“kai”のいずれかであるか否かを調べる。
(2)原稿データを作成したアプリケーションソフトウェアの種類がメーラーやブラウザであるか否かを調べる。
(3)原稿データの先頭ページに文字列“校正版”,“見直”,“回覧”のいずれかが含まれているか否かを調べる。
(4)拡張子が“tei”(提出版),“nou”(納品版)であるか否かを調べる。
(5)原稿データの先頭ページに文字列“社外秘”,“複写禁”,“取扱注意”,“重要”のいずれかが含まれているか否かを調べる。
(6)印刷モードが“高解像度”,“カラー”のいずれかであるか否かを調べる。
(1)拡張子が“kou”,“min”,“kar”,“kai”のいずれかであるか否かを調べる。
(2)原稿データを作成したアプリケーションソフトウェアの種類がメーラーやブラウザであるか否かを調べる。
(3)原稿データの先頭ページに文字列“校正版”,“見直”,“回覧”のいずれかが含まれているか否かを調べる。
(4)拡張子が“tei”(提出版),“nou”(納品版)であるか否かを調べる。
(5)原稿データの先頭ページに文字列“社外秘”,“複写禁”,“取扱注意”,“重要”のいずれかが含まれているか否かを調べる。
(6)印刷モードが“高解像度”,“カラー”のいずれかであるか否かを調べる。
ところで、イメージスキャナを用いて入力された原稿データの場合、PCから受信した文書データや画像データとは異なり、ファイル名や拡張子、作成に用いたアプリケーションソフトウェアの種類等は不明であるので、上述した(1)〜(6)に示す処理のうち、(1),(2),(4)はパスされる。なお、(3),(5)については、イメージスキャナを用いて入力された原稿データであっても、原稿データの先頭ページに対して文字認識処理を施すことで実施可能である。
上記(1)〜(6)に示す処理を行なった結果、例えば、入力された原稿データがPCから受信した文書データであって、ファイル名が“仕様書.kou”であった場合、この原稿データは、上記(1)の「拡張子が“kou”,“min”,“kar”,“kai”のいずれかである」という属性を有することとなる。また、PCから受信した原稿データであって、メーラーで作成されたものである場合は、上記(2)の「原稿データを作成したアプリケーションソフトウェアの種類がメーラーやブラウザである」という属性を有することとなる。また、イメージスキャナによって読み取られた原稿データであって、印刷モードとして“高解像度”が指定されている場合は、上記(6)の「印刷モードが“高解像度”,“カラー”のいずれかである」という属性を有することとなる。
このようにステップS102では、入力された原稿データの属性として、用紙判定テーブル108において有効フラグFの値が“1”にセットされている原稿データの属性の中から、入力された原稿データの有する属性が特定される。
次いで、制御部101は、用紙判定テーブル108を参照し(ステップS103)、上記ステップS102において特定された属性に対応付けられている用紙の種類(裏紙または未使紙)を特定する(ステップS104)。例えば、入力された原稿データが、上記(1)の「拡張子が“kou”,“min”,“kar”,“kai”のいずれかである」という属性を有する場合、図2から明かとなるように記録用紙として裏紙が選択される。また、入力された原稿データが、上記(2)の「原稿データを作成したアプリケーションソフトウェアの種類がメーラーやブラウザである」という属性を有する場合も、記録用紙として裏紙が選択される。一方、入力された原稿データが、上記(6)の「印刷モードが“高解像度”,“カラー”のいずれかである」という属性を有する場合は、記録用紙として未使用紙が選択される。
なお、用紙判定テーブル108において有効フラグFの値が“1”にセットされている原稿データの属性の中に、入力された原稿データの有する属性が1つも存在せず、記録用紙の選択ができない場合や、上述した(3)と(5)等、入力された原稿データが、裏紙に対応付けられている属性と、未使用紙に対応付けられている属性の両方を有する場合、制御部101は、ユーザに対し、記録用紙として裏紙と未使用紙のどちらを使用するのかを問い合わせ、ユーザからの指示に従って裏紙または未使用紙を選択する。また、原稿データがPCから送信されてきたものであれば、制御部101は、原稿データの送信元となるPCに対し、記録用紙として裏紙と未使用紙のどちらを使用するのかを問い合わせるメッセージを送信する。また、原稿データがイメージスキャナによって読み取られたものであれば、制御部101は、裏紙と未使用紙の選択を促すメッセージを表示部103に表示する。
この後、制御部101は、上記ステップS104において特定された記録用紙が裏紙であるか否かを判別し(ステップS105)、裏紙でない場合は(ステップS105:NO)、ステップS111に移行する。一方、裏紙であった場合(ステップS105:YES)、次いで、制御部101は、印刷モードが両面印刷であるか否かを判別する(ステップS106)。ここで、仮に、上記ステップS101〜S105までの処理によって、記録用紙として裏紙が選択された場合であっても、裏紙に対して両面印刷を行うことはできない。よって、上記ステップS106の判別結果が“YES”であり、印刷モードが両面印刷であった場合は、ステップS111に移行する。つまり、制御部101は、原稿データの属性に応じて裏紙が選択された場合であっても、両面印刷が指示されている場合は、記録用紙として未使用紙を選択する。
一方、上記ステップS106の判別結果が“NO”であり、印刷モードが両面印刷でなかった場合は、記録用紙として裏紙が選択される(ステップS107)。このようにして裏紙が選択された場合、制御部101は、まず、裏紙を給紙するよう給紙部105に指示する(ステップS108)。これに応じて給紙部105は、記憶部107を参照して裏紙が収められている給紙トレイ105aを特定し、給紙トレイ105aから裏紙を1枚ずつ取り出して印刷部106へ送り出す。
次いで、制御部101は、入力された原稿データを印刷するよう印刷部106に指示する(ステップS109)。これに応じて印刷部106は、給紙部105から送られてきた裏紙に、原稿データに基づく画像を印刷する。勿論、裏紙に対して印刷を行う場合には、未使用の面に画像が印刷される。また、印刷部106は、この原稿データとともに送られてきた印刷条件定義ファイルの内容や、この原稿データのスキャナ読み取り時に指示された印刷条件に従って、原稿データに基づく画像を裏紙に印刷する。そして、このようにして印刷された記録用紙(裏紙)が排紙トレイに排紙される(ステップS110)。
一方、記録用紙として未使用紙が選択された場合(ステップS111)、制御部101は、未使用紙を給紙するよう給紙部105に指示する(ステップS112)。給紙部105は、記憶部107を参照して未使用紙が収められている給紙トレイ105bを特定し、給紙トレイ105bから未使用紙を1枚ずつ取り出して印刷部106へ送り出す。次いで、制御部101は、入力された原稿データを印刷するよう印刷部106に指示する(ステップS113)。これに応じて印刷部106は、給紙部105から送られてきた未使用紙に対し、原稿データに基づく画像を、印刷条件定義ファイルの内容や、指示された印刷条件に従って印刷する。そして、このようにして印刷された記録用紙(未使用紙)が排紙トレイに排紙される(ステップS110)。
以上説明したように本実施形態によれば、用紙判定テーブル108には、原稿データの属性を表す情報と、裏紙または未使用紙との対応付けが登録されており、画像形成装置1は、印刷する原稿データの属性を特定すると、用紙判定テーブル108を参照し、特定した属性に応じて記録用紙を裏紙または未使用紙に決定する。このように記録用紙が原稿データの属性に応じて裏紙または未使用紙に自動的に決定されるので、従来のように原稿データを印刷するたびに、記録用紙として裏紙と未使用紙のいずれを使用するのか、ユーザ自らがいちいち指定する必要がない。よって、原稿を印刷する際の煩雑さを解消して操作を簡便にすることができる。また、原稿データの属性に応じて記録用紙(裏紙または未使用紙)が選択されるので、ユーザは特に意識することなく印刷用紙のリサイクルに協力することができ、裏紙の利用率を高めることができる。
なお、画像形成装置1(コンピュータ)は、記憶部107にインストールされているプログラムに従って印刷処理(図3参照)を実行するが、このプログラムを通信によって画像形成装置1へと送信し、記憶部107にインストールしてもよい。また、このプログラムをCD−ROMやDVD、メモリカード等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
また、上述した印刷処理において、記録用紙として未使用紙が特定された後(ステップS105:NO)、両面印刷または片面印刷の指示を受け付ける制御構成としてもよい。すなわち、制御部101は、記録用紙として未使用紙が特定された場合に、両面印刷と片面印刷のどちらを行うのかをユーザに問い合わせ、ユーザからの指示に応じて両面印刷または片面印刷を行う。このような構成であれば、原稿データの属性に応じて裏紙の使用が選択された場合は、必ず裏紙を使用することとなるので、裏紙の利用率を高められる。
1…画像形成装置、101…制御部、102…入力部、103…表示部、104…操作部、105…給紙部、105a,105b…給紙トレイ、106…印刷部、107…記憶部、108…用紙判定テーブル。
Claims (9)
- 原稿データの属性を表す情報を、既に片面が使用済みで再利用されている裏紙または両面とも未使用の未使用紙と対応付けて記憶する記憶手段と、
原稿データを入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された原稿データの属性を特定する第1の特定手段と、
前記記憶手段の記憶内容を参照し、前記第1の特定手段により特定された属性と対応付けられている用紙を特定する第2の特定手段と、
前記裏紙を収めたトレイと、前記未使用紙を収めたトレイとを具備し、前記第2の特定手段により特定された用紙を収めたトレイから用紙を給紙する給紙手段と、
前記給紙手段により給紙された用紙に、前記入力された原稿データに基づく画像を形成する画像形成手段と
を具備することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1の特定手段は、前記入力手段により入力された原稿データの属性を、当該原稿データのファイル名を構成する文字列、前記ファイル名に付与されている拡張子、当該原稿データを作成したソフトウェアの種類のいずれかに従って特定する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記第1の特定手段は、前記入力手段により入力された原稿データの属性を、当該原稿データに含まれている、文字列、マーク、画像のいずれかに従って特定する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記第1の特定手段は、前記入力手段により入力された原稿データの属性を、当該原稿データが保存されていた保存場所を示すアドレスに従って特定する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記第1の特定手段は、前記入力手段により入力された原稿データの属性を、当該原稿データの画像形成条件に従って特定する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記記憶手段には、原稿データの属性を表す情報と、前記裏紙または前記未使用紙との対応付けが複数記憶されており、
前記対応付け毎に、用紙を特定する条件として使用するか否かを設定する設定手段をさらに具備する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 両面印刷または片面印刷を指示する指示手段をさらに具備し、
前記第2の特定手段は、前記指示手段により両面印刷が指示された場合は、前記第1の特定手段により特定された属性に係らず、前記未使用紙を選択する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 両面印刷または片面印刷を指示する指示手段をさらに具備し、
前記第2の特定手段により特定された用紙が前記未使用紙であった場合に、前記指示手段からの両面印刷または片面印刷の指示を受け付ける制御手段をさらに具備する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 原稿データを入力する入力過程と、
前記入力過程にて入力された原稿データの属性を特定する第1の特定過程と、
メモリに記憶されている、原稿データの属性を表す情報と、既に片面が使用済みで再利用されている裏紙または両面とも未使用の未使用紙との対応付けを示すデータを参照し、前記第1の特定過程にて特定された属性と対応付けられている用紙を特定する第2の特定過程と、
前記裏紙を収めたトレイと、前記未使用紙を収めたトレイのうち、前記第2の特定過程にて特定された用紙を収めたトレイから用紙を給紙する給紙過程と、
前記給紙過程にて給紙された用紙に、前記入力された原稿データに基づく画像を形成する画像形成過程と
を有することを特徴とする画像形成方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010266757A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Canon Inc | 印刷システム及び画像形成装置 |
US8542400B2 (en) | 2006-12-28 | 2013-09-24 | Brother Kogy Kabushiki Kaisha | Printing system |
JP2014236272A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2018196086A (ja) * | 2017-05-22 | 2018-12-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、及び画像形成システム |
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- 2005-03-25 JP JP2005090229A patent/JP2006276057A/ja active Pending
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