JP4915330B2 - 印刷制御装置,印刷装置およびプログラム - Google Patents

印刷制御装置,印刷装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は,印刷に際して用紙サイズや用紙種類等の用紙情報を指定する印刷制御装置,印刷装置およびプログラムに関する。さらに詳細には,用紙に関する警告を行う印刷制御装置,印刷装置およびプログラムに関するものである。
従来から,印刷装置には,複数の用紙サイズないし用紙タイプに対応した給紙装置(給紙カセットや給紙トレイ等)が設けられている。一般的に,このような印刷装置には,同じ用紙設定での連続印刷を想定し,給紙装置にはある程度のまとまった枚数の同一種の紙束が載置される。つまり,給紙装置情報と用紙情報との組合せには変更がないと考えられる。
しかし,次のような場合に問題が生じる。すなわち,ハガキ,封筒,光沢紙などの特別な紙種を指定して印刷を行った場合には,給紙装置内の紙束の入れ替えが行われる。そして,特別な紙種の印刷を行った後,印刷を実行したユーザが用紙を元に戻すことを忘れて放置してしまうことがある。すると,次に印刷するユーザが普段と同じ用紙を想定して印刷しようとした際に,意図しない用紙に印刷してしまうこととなる。このような事態は,1台のプリンタを複数人のユーザで共有する場合に特に生じ易い。
このように,ユーザが意図しない用紙に印刷してしまうことを防ぐため,例えば特許文献1には,用紙サイズの検知機構を設け,ユーザが指定した用紙サイズと一致しない用紙がセットされている場合に,警告表示を行うプリンタ制御方法が開示されている。
特開平11−314444号公報
しかしながら,前記した従来の特許文献1に開示された技術には,次のような問題があった。すなわち,前記したプリンタ制御方法では,用紙に貼付されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダが必要となり,プリンタの構造が複雑になる。さらに,プリンタの構造の複雑化に伴って,コストアップや装置の大型化を招く。また,用紙にもバーコード等の識別手段が貼付されていなければならない。そのため,バーコードが付されていない一般的な用紙を使用するプリンタには適用できない。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,簡易な構造で,意図しない用紙に印刷を行うことを未然に防止する印刷制御装置,印刷装置およびプログラムを提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた印刷制御装置は,用紙情報の設定画面を表示し,用紙情報の設定を行う設定手段と,前回の印刷時に設定されていた用紙情報を記憶する記憶手段と,記憶手段に記憶された用紙情報と,設定手段によって設定された用紙情報とを比較し,用紙情報の内容が異なる場合に警告を行う警告手段とを有することを特徴としている。
本発明の印刷制御装置は,設定手段によって用紙情報の設定が可能である。用紙情報とは,用紙に関する情報であり,例えば用紙サイズ,用紙種類が該当する。そして,記憶手段では,前回の印刷時に設定されていた用紙情報を記憶する。そして,警告手段では,前回の印刷時の用紙情報の設定と今回の印刷時の用紙情報とを照合し,用紙情報の内容が互いに異なる場合に警告を行う。警告の方法としては,警告メッセージを画面に表示する,警告音を発する等が適用可能である。
すなわち,前回と今回とで用紙情報が異なる場合,例えば前回がハガキで今回がA4サイズの普通紙の場合,給紙装置内の紙束の入れ替えが必要であると推測される。そこで,実際の給紙装置内の状態に関係なく,用紙に関する注意を促す警告を行う。これにより,ユーザが用紙の入れ替えを忘れている際には,そのことを思い出すことができる。また,他のユーザが用紙の入れ替えを忘れている際には,用紙が入れ替えられている可能性があることを認知することができる。よって,意図しない用紙への印刷を未然に防止することができる。
また,本発明の印刷制御装置は,用紙の状態を直接確認していない。そのため,用紙を確認するための読取手段は不要であり,印刷装置としては一般的なものが適用可能である。また,用紙についてもバーコード等の識別手段が不要である。そのため,一般的な用紙の適用が可能である。
また,本発明の印刷制御装置の設定手段は,給紙装置の設定が可能であり,記憶手段は,給紙装置ごとに前回の印刷時に設定された用紙情報を記憶し,警告手段は,設定手段によって設定された給紙装置について,記憶手段に記憶された用紙情報と設定手段によって設定された用紙情報とを比較することとするとよりよい。
すなわち,印刷装置には,複数の給紙装置(トレイ,カセット等)が備えられているものがある。そこで,記憶手段では,給紙装置ごとに用紙情報を記憶し,警告手段では,設定された給紙装置について,前回の用紙情報を今回の用紙情報と比較する。これにより,印刷装置に複数の給紙装置があったとしても,その給紙装置ごとに用紙情報を比較でき,正確な判断を行うことができる。
また,本発明の印刷制御装置の設定手段は,印刷装置の設定が可能であり,記憶手段は,印刷装置ごとに前回の印刷時に設定された用紙情報を記憶し,警告手段は,設定手段によって設定された印刷装置について,記憶手段に記憶された用紙情報と設定手段によって設定された用紙情報とを比較することとするとよりよい。
すなわち,印刷制御装置は,複数の印刷装置と接続されていることがある。そこで,記憶手段では,印刷装置ごとに用紙情報を記憶し,警告手段では,設定された印刷装置について,前回の用紙情報を今回の用紙情報と比較する。これにより,印刷制御装置が複数の印刷装置と接続されていたとしても,その印刷装置ごとに用紙情報を比較でき,正確な判断を行うことができる。
また,本発明の印刷制御装置の警告手段は,前回の用紙情報と今回の用紙情報とを含むメッセージを表示することとするとよりよい。前回の用紙情報および今回の用紙情報を表示することで,ユーザはより詳細な用紙設定を確認することができる。
また,本発明は,印刷制御装置を,用紙情報の設定画面を表示し,用紙情報の設定を行う設定手段と,前回の印刷時に設定されていた用紙情報を記憶する記憶手段と,記憶手段に記憶された用紙情報と,設定手段によって設定された用紙情報とを比較し,用紙情報の内容が異なる場合に警告を行う警告手段として機能させることを特徴とする印刷制御装置のプログラムを含んでいる。
また,本発明は,情報処理装置から送られて来る印刷ジョブデータに従って用紙に印刷を行う印刷装置であって,前回の印刷時に設定されていた用紙情報を記憶する記憶手段と,記憶手段に記憶された用紙情報と,情報処理装置によって送られて来た印刷ジョブデータの用紙情報とを比較し,用紙情報の内容が異なる場合に警告を行う警告手段とを有することを特徴とする印刷装置を含んでいる。
本発明によれば,簡易な構造で,意図しない用紙に印刷を行うことを未然に防止する印刷制御装置,印刷装置およびプログラムが実現している。
以下,本発明にかかる印刷制御装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,複数の給紙装置を備えたプリンタと,プリント要求元であるパーソナルコンピュータ(PC)とがネットワークで接続されたプリントシステムに本発明を適用したものである。
[プリントシステムの構成]
実施の形態のプリントシステム100は,図1に示すように,情報端末装置としてのPC1a,1bと,複数の給紙装置を備えたプリンタ2a,2bとを備えている。プリントシステム100では,各PC1a,1bとプリンタ2aとがLAN40のLANケーブルにて接続されている。さらに,PC1aとプリンタ2bとがUSBケーブル41にて接続されている。
なお,プリントステム100を構成するプリンタは2台に限るものではなく,何台接続してもよい。また,プリントシステム100を構成するPCも2台に限定するものではなく,何台接続してもよい。また,各PCと各プリンタとの接続は,有線LANケーブルやUSBケーブルに限らず,その他のシリアル通信ケーブル,パラレル通信ケーブル,さらには無線LAN等の無線通信経路とすることも可能である。
PC1aは,図2に示すように,各種演算処理を実行するCPU11と,当該PC1の起動時にCPU11が行う起動処理のプログラム(BIOS)等を記憶したROM12と,CPU11が各種処理を行う際に一時的な記憶領域として利用されるRAM13と,各種のプログラムやデータを記憶したハードディスクドライブ(HDD)14とを有している。
また,PC1aは,キーボードやマウス等からなる操作部15と,液晶ディスプレイ等からなる表示部16と,各プリンタとの間で信号のやりとりを行うプリンタポートインターフェース17(パラレルインターフェース,USBインターフェース等)と,LAN,インターネット等のネットワークを介して信号のやりとりを行うネットワークインターフェース18とを有している。
さらに,PC1aのHDD14には,オペレーティングシステム(OS)や,画像データを編集可能なアプリケーション(例えば,文書作成ソフト,作図ソフト,表計算ソフト,写真データ編集ソフト等)や,各プリンタに印刷データを送信するプリンタドライバが記憶されている。また,印刷データを送信する際に用紙種類を判定し,その結果に従って警告表示を行うプログラムが記憶されている。事前警告処理については後述する。なお,PC1bについても同様の構成になっている。
プリンタ2aは,各種演算処理を実行するCPU21と,当該プリンタ2aの起動時にCPU21が行う起動処理のプログラム等を記憶したROM22と,CPU21が各種処理を行う際に一時的な記憶領域として利用されるRAM23と,各種のプログラムやデータ等を記憶したハードディスクドライブ(HDD)24とを有している。
また,プリンタ2aは,当該プリンタ2aの筐体外部に配設された複数のボタンからなる操作部25と,同じく筐体外部に配設された液晶表示パネル等からなる表示部26と,外部情報端末との間で信号のやりとりを行うプリンタポートインターフェース27(パラレルインターフェース,USBインターフェース等)と,LAN,インターネット等のネットワークを介して信号のやりとりを行うネットワークインターフェース28とを有している。
さらに,プリンタ2aは,記録媒体としての用紙やOHPシートに画像を形成する印字部30を有している。印字部30は,電子写真方式,インクジェット方式,その他の一般的な画像形成方式を採用していればよい。また,カラー画像の形成が可能であっても,モノクロ画像専用であってもよい。
さらに,プリンタ2aは,原稿を読み取り,読み取った原稿の画像データを作成するスキャナ部31を有している。原稿の読取方式としては,フラットベッド(原稿固定走査)方式と,ADF(Automatic Document Feeder)(原稿移動走査)方式とがあり,それぞれの読取方式を実現する機構を有している。なお,プリンタ2bについても同様の構成になっている。
[事前警告処理]
続いて,印刷実行時の今回の用紙設定と前回の用紙設定とが一致するか否かを判定する事前警告処理について説明する。事前警告処理については,PC側で行ってもよいし,プリンタ側で行ってもよい。以下,第1の形態としてPC側で行う事前警告処理を,第2の形態としてプリンタ側で行う事前警告処理を,それぞれ説明する。
[第1の形態]
[事前警告処理の機能構成]
PC1aの事前警告処理を行う際の機能構成について説明する。PC1aには,図3に示すように,印刷指示を出力するアプリケーション7と,印刷ジョブデータを指定プリンタに出力するプリンタドライバ6とが組み込まれている。また,プリンタドライバ6は,印刷設定部61と,情報テーブル62と,用紙判定部63とを備えている。
印刷設定部61は,印刷装置であるプリンタの選択やそのプリンタに対する印刷設定を行う機能を有している。具体的に,印刷設定部61は,図4に示すような印刷設定ダイアログボックス610を表示する。そして,出力先の印刷装置の選択およびその印刷装置に対する印刷設定に供する。
印刷設定としては,主として,用紙設定と給紙装置設定とがある。さらに,用紙設定としては,用紙サイズ(例えば,A判,B判のサイズやハガキ,レターのサイズ)の選択と,用紙種類(例えば,普通紙,厚紙,再生紙)の選択がある。この他,印刷方向や印刷部数の設定が可能である。一方,給紙装置設定としては,選択された印刷装置が具備する給紙装置(給紙カセットや給紙トレイ等)が表示され,それらの給紙装置の中から1つの給紙装置の選択が可能である。
情報テーブル62は,印刷設定部61にて設定した印刷設定を記憶するものである。本形態では,印刷設定部61にて設定した印刷装置に対する用紙設定を給紙装置ごとに記憶する。例えば,本形態のプリンタ2aがプリンタ名を「プリンタA」として登録され,プリンタ2aが給紙装置として,3つの給紙装置(給紙トレイ,給紙カセット1,給紙カセット2)を備え,プリンタ2bがプリンタ名を「プリンタB」として登録され,プリンタ2bが給紙装置として,2つの給紙装置(給紙トレイ,給紙カセット)を備えていた場合には,図5に示すように印刷装置ごと,さらには印刷装置の給紙装置ごとに用紙の種類およびサイズが登録される。
用紙判定部63は,用紙の設定内容の判定を行う機能と,判定結果に応じて警告メッセージを表示する機能とを有している。具体的に,用紙判定部63は,前回の用紙設定の内容,より詳細には前回の用紙種類と用紙サイズの設定内容と,今回の用紙設定の内容とを照合し,一致するか否かを判定する。さらに,不一致と判定された際には,警告メッセージを表示する。メッセージの内容は,ユーザに用紙設定が不一致であることを認識させるものであればよく,例えば図6に示すような警告メッセージ630を表示する。
なお,警告メッセージとしては,不一致であったことを表示するだけではなく,前回の用紙設定および今回の用紙設定の具体的な設定内容を付加してもよい。例えば,警告ダイアログボックス630に詳細ボタン633を付ける。そして,その詳細ボタン633を押下することで,図7に示すように,前回の用紙設定と今回の用紙設定とを具体的に表記する詳細ダイアログボックス635を表示する。これにより,ユーザはより詳細な情報を知り得る。
[事前警告処理の手順]
続いて,PC1aにて事前警告処理を実現する手順を,図8に示すフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。
まず,印刷指示を受け付ける(S101)。すなわち,PC1aに組み込まれているアプリケーション7から出力される印刷ジョブデータを取得する。印刷ジョブデータには,印刷データの他,給紙装置設定や用紙設定が付加されている。なお,これらの設定は,あらかじめ図5に示した印刷設定ダイアログボックス610等を利用して,印刷指示を出力する前に設定される。
次に,取得した印刷ジョブデータを基に,その印刷ジョブデータに設定されている給紙装置の設定(今回の給紙装置設定)を取得する(S102)。すなわち,今回の印刷について,どの印刷装置のどの給紙装置を利用するかを取得する。そして,今回の印刷で利用する給紙装置に対応する前回の用紙設定が情報テーブル62に保存されているか否かを判断する(S103)。保存されていなければ(S103:NO),S104からS106の処理をバイパスし,S109の処理に移行する。
一方,保存されていれば(S103:YES),用紙設定(前回の用紙設定)を情報テーブル62から取得する(S104)。具体的に本形態では,選択されている給紙装置に対する前回の印刷時の用紙サイズと用紙種類とを取得する。また,取得した印刷ジョブデータを基に,その印刷ジョブデータに設定されている用紙の設定(今回の用紙設定)を取得する(S105)。
次に,前回の用紙設定と今回の用紙設定とを照合し,両者が同一設定であるか否かを判定する(S106)。すなわち,前回と今回とで,用紙サイズおよび用紙種類が同一であるか否かを判断する。同一であると判定された場合には(S106:YES),用紙の入れ替えがなかったと推測され,S109の処理に移行する。
一方,同一ではないと判定された場合には(S106:NO),用紙の入れ替えがあったと推測される。そこで,図6に示したように給紙装置と用紙設定との組み合わせについて今回と前回とで異なることを警告するメッセージを表示する(S107)。これにより,ユーザに対して,印刷を所望する用紙と実際に給紙装置に載置されている用紙とのミスマッチに関する注意を喚起することができる。
メッセージを表示した警告ダイアログボックス630には,印刷を続行することを選択させる続行ボタン631と,取り消すことを選択させるキャンセルボタン632とが表示される。そして,いずれか一方のボタンが押下されるまで待機する(S108)。取り消しが選択された場合には(S108:NO),本処理を終了する。一方,続行が選択された場合には(S108:YES),S109の処理に移行して,本処理を続行する。
次に,S109の処理として,今回の用紙設定を情報テーブル62に記憶する(S109)。すなわち,情報テーブル62に記憶される用紙設定の内容を更新する。これにより,今回の用紙設定の内容が次回の事前警告処理における前回の用紙設定になる。その後,印刷ジョブデータを指定されたプリンタに出力する(S110)。これにより,本事前警告処理を終了する。
以上詳細に説明したように実施の形態のPC1aは,印刷設定部61によって用紙情報(用紙サイズや用紙種類)の設定を可能にしている。そして,情報テーブル62では,前回の印刷時に設定されていた用紙情報を記憶している。そして,用紙判定部63では,前回の印刷時の用紙情報の設定と今回の印刷時の用紙情報とを照合し,用紙情報の内容が互いに異なる場合に警告メッセージを表示している。
すなわち,前回と今回とで用紙情報が異なる場合,実際の給紙装置内の状態に関係なく,用紙に関する注意を喚起する警告を行うこととしている。これにより,ユーザが用紙の入れ替えを忘れている際には,そのことを思い出すことができる。また,他のユーザが用紙の入れ替えを忘れている際には,用紙が入れ替えられている可能性があることを認知することができる。よって,意図しない用紙への印刷を未然に防止することができる。
また,本形態のPC1aは,用紙の状態を直接確認していない。そのため,用紙を確認するための読取手段は不要であり,プリンタとしては一般的なものが適用可能である。よって,プリントシステム100を構築する上での機器構成がシンプルである。また,用紙についてもバーコード等の識別手段が不要である。そのため,一般的な用紙の適用が可能であり,適用範囲が広い。従って,簡易な構造で,意図しない用紙に印刷を行うことを未然に防止する印刷制御装置およびプログラムが実現している。
また,本形態のPC1aは,給紙装置ごとに,さらには印刷装置ごとに,前回の印刷時の用紙情報を記憶している。これにより,印刷装置に複数の給紙装置があったとしても,さらにはPC1aが複数の印刷装置と接続されていたとしても,その印刷装置の給紙装置ごとに用紙情報を比較でき,正確な判別を行うことができる。
[第2の形態]
[事前警告処理の機能構成]
プリンタ2aの事前警告処理を行う際の機能構成について説明する。プリンタ2aは,図9に示すように,情報テーブル82と,用紙判定部83とを備えている。
情報テーブル82は,給紙装置ごとに,前回の印刷処理で設定されていた印刷設定を記憶するものである。なお,本形態の情報テーブル82では,第1の形態と異なり,図10に示すように印刷装置についての項目は無い。その他の設定項目としては,第1の形態の情報テーブル62と同様である。
用紙判定部83は,用紙の設定内容の判定を行う機能と,判定結果に応じて警告信号をPCに送信する機能とを有している。具体的に,用紙判定部83は,第1の形態と同様に,前回の用紙設定の内容と今回の用紙設定の内容とを照合し,同一内容であるか否かを判定する。さらに,不一致と判定された際には,警告信号を印刷ジョブデータを送信したプリンタに対して出力する。警告信号としては,不一致であったことを認識可能な信号であればよく,さらに具体的なメッセージを付加して出力してもよい。
[事前警告処理の手順]
続いて,プリンタ2aにて事前警告処理を実現する手順を,図11に示すフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。
まず,印刷ジョブを受け付ける(S201)。すなわち,各PCから出力される印刷ジョブデータを取得する。印刷ジョブデータには,印刷データの他,給紙装置設定や用紙設定が付加されている。さらに,印刷ジョブデータには,送信元となったPCのIPアドレスが付加されている。
次に,取得した印刷ジョブデータを基に,その印刷ジョブデータに設定されている給紙装置の設定(今回の給紙装置設定)を取得する(S202)。すなわち,今回の印刷について,どの給紙装置を利用するかを取得する。そして,今回の印刷で利用する給紙装置に対応する前回の用紙設定が情報テーブル82に保存されているか否かを判断する(S203)。保存されていなければ(S203:NO),S204からS206の処理をバイパスし,S211の処理に移行する。
一方,保存されていれば(S203:YES),用紙設定(前回の用紙設定)を情報テーブル82から取得する(S204)。具体的に本形態では,選択されている給紙装置に対する前回の用紙サイズと用紙種類とを取得する。また,取得した印刷ジョブデータを基に,その印刷ジョブデータに設定されている用紙の設定(今回の用紙設定)を取得する(S205)。
次に,前回の用紙設定と今回の用紙設定とを照合し,両者が同一設定であるか否かを判定する(S206)。すなわち,前回と今回とで,用紙サイズおよび用紙種類が同一であるか否かを判断する。同一であると判定された場合には(S206:YES),用紙の入れ替えがなかったと推測され,S211の処理に移行する。
一方,同一ではないと判定された場合には(S206:NO),用紙の入れ替えがあったと推測される。そこで,給紙装置と用紙設定との組み合わせについて今回と前回とで異なることについての警告信号を,印刷ジョブデータの送信元となったPCに対して送信する(S207)。送信先の情報については,印刷ジョブデータに付加されるIPアドレスを参照する。
プリンタ2aから出力される警告信号を受け取ったPCでは,図6に示したような警告メッセージを表示する。これにより,ユーザに対して,印刷を所望する用紙と実際に給紙装置に載置されている用紙とのミスマッチに関する注意を喚起することができる。メッセージには,印刷を続行するか取り消すかを選択するボタンが表示され,いずれか一方のボタンが押下される。続行ボタンないし取り消しボタンの押下は,警告情報に対する応答信号としてプリンタ2aに出力される。
プリンタ2aの説明に戻り,プリンタ2aではPCからの応答信号を取得する(S208)。そして,その応答信号の内容が印刷の続行であるか取り消しであるかを判断する(S209)。取り消しが選択された場合には(S209:NO),当該印刷ジョブデータを破棄する(S210)。そして,S210の処理後,本処理を終了する。一方,続行が選択された場合には(S209:YES),S211の処理に移行して,本処理を続行する。
次に,S211の処理として,今回の用紙設定を情報テーブル82に記憶する(S211)。すなわち,情報テーブル82に記憶される用紙設定の内容を更新する。これにより,今回の用紙設定の内容が次回の事前警告処理における前回の用紙設定になる。その後,印刷ジョブデータを印刷部30に送り,画像形成を行う(S212)。これにより,本事前警告処理を終了する。
以上詳細に説明したように実施の形態のプリンタ2aは,情報テーブル82によって,前回の印刷時に設定されていた用紙情報を記憶している。そして,用紙判定部83では,前回の印刷時の用紙情報の設定と今回の印刷時の用紙情報とを照合し,用紙情報の内容が互いに異なる場合に,印刷ジョブデータを送信したPCに対して警告情報を出力している。これにより,前回と今回とで用紙情報が異なる場合,ユーザに対して用紙に関する注意を喚起することができる。また,本形態でも,第1の形態と同様に,警告を行うに際し,用紙の読み取り手段等を必要としない。よって,簡易な構成で,意図しない用紙に印刷を行うことを未然に防止することができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置としてはプリンタに限るものではなく,MFP,FAX等であってもよい。また,印刷制御装置としてはPCに限るものではなく,ワークステーション,携帯情報端末装置等であってもよい。
また,第1の形態(PC)では,1つの情報テーブル62にすべてのプリンタの情報が記憶されているが,これに限るものではない。すなわち,プリンタごとに情報テーブルを設け,選択されたプリンタに応じて適切な情報テーブルにアクセスするようにしてもよい。
また,実施の形態では,警告手段として,警告メッセージを表示することとしているが,これに限るものではない。例えば警告音の発信であってもよい。
実施の形態に係るプリントシステムの構成を示す図である。 実施の形態に係るプリントシステム構成するPCおよびプリンタの詳細構成を示すブロック図である。 第1の形態に係るPCの事前警告処理の機能構成を示すブロック図である。 印刷設定を行うダイアログボックスの一例を示す図である。 第1の形態におけるPCの情報テーブルの一例を示す図である。 警告メッセージを表示する警告ダイアログボックスの一例を示す図である。 警告メッセージの詳細を表示する詳細ダイアログボックスの一例を示す図である。 第1の形態におけるPCの事前警告処理を示すフローチャートである。 第2の形態に係るプリンタの事前警告処理の機能構成を示すブロック図である。 第2の形態におけるプリンタの情報テーブルの一例を示す図である。 第2の形態におけるプリンタの事前警告処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1a,1b PC
2a,2b プリンタ
6 プリンタドライバ
61 印刷設定部
610 印刷設定ダイアログボックス
62 情報テーブル
63 用紙判定部
630 警告ダイアログボックス
7 アプリケーション
82 情報テーブル
83 用紙判定部
100 プリントシステム

Claims (6)

  1. 用紙情報の設定画面を表示し,用紙情報の設定を行う設定手段と,
    前回の印刷時に設定されていた用紙情報を記憶する記憶手段と,
    前記記憶手段に記憶された用紙情報と,前記設定手段によって設定された用紙情報とを比較し,用紙情報の内容が異なる場合に警告を行う警告手段とを有し,
    前記設定手段は,給紙装置の設定が可能であり,
    前記記憶手段は,給紙装置ごとに前回の印刷時に設定された用紙情報を記憶し,
    前記警告手段は,前記設定手段によって設定された給紙装置について,前記記憶手段に記憶された用紙情報と前記設定手段によって設定された用紙情報とを比較することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 用紙情報の設定画面を表示し,用紙情報の設定を行う設定手段と,
    前回の印刷時に設定されていた用紙情報を記憶する記憶手段と,
    前記記憶手段に記憶された用紙情報と,前記設定手段によって設定された用紙情報とを比較し,用紙情報の内容が異なる場合に警告を行う警告手段とを有し,
    前記設定手段は,印刷装置の設定が可能であり,
    前記記憶手段は,印刷装置ごとに前回の印刷時に設定された用紙情報を記憶し,
    前記警告手段は,前記設定手段によって設定された印刷装置について,前記記憶手段に記憶された用紙情報と前記設定手段によって設定された用紙情報とを比較することを特徴とする印刷制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する印刷制御装置において,
    前記警告手段は,前回の用紙情報と今回の用紙情報とを含むメッセージを表示することを特徴とする印刷制御装置。
  4. 印刷制御装置を,
    用紙情報の設定画面を表示し,用紙情報の設定を行う設定手段と,
    前回の印刷時に設定されていた用紙情報を記憶する記憶手段と,
    前記記憶手段に記憶された用紙情報と,前記設定手段によって設定された用紙情報とを比較し,用紙情報の内容が異なる場合に警告を行う警告手段として機能させ
    前記設定手段は,給紙装置の設定が可能であり,
    前記記憶手段は,給紙装置ごとに前回の印刷時に設定された用紙情報を記憶し,
    前記警告手段は,前記設定手段によって設定された給紙装置について,前記記憶手段に記憶された用紙情報と前記設定手段によって設定された用紙情報とを比較することを特徴とする印刷制御装置のプログラム。
  5. 情報処理装置から送られて来る印刷ジョブデータに従って用紙に印刷を行う印刷装置において,
    前回の印刷時に設定されていた用紙情報を記憶する記憶手段と,
    前記記憶手段に記憶された用紙情報と,前記情報処理装置によって送られて来た印刷ジョブデータの用紙情報とを比較し,用紙情報の内容が異なる場合に警告を行う警告手段とを有し,
    前記記憶手段は,給紙装置ごとに前回の印刷時に設定された用紙情報を記憶し,
    前記警告手段は,前記印刷ジョブデータに設定された給紙装置について,前記記憶手段に記憶された用紙情報と前記印刷ジョブデータに設定された用紙情報とを比較することを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項に記載する印刷装置において,
    前記警告手段は,印刷ジョブデータを送った情報処理装置に対して警告信号を送信することを特徴とする印刷装置。
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