JP2007316793A - プリント指示装置、プリント指示プログラム、及び画像形成装置 - Google Patents

プリント指示装置、プリント指示プログラム、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より適切な後処理を実現することができるプリント指示装置、プリント指示プログラム、及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】ユーザは、MFP等の画像形成装置にプリントを指示するPC31の操作部311から、記録シートの排出厚さを指定する。画像が形成される記録シートの厚さの情報は記録シート情報格納部3231に格納されており、印刷枚数算出部3202は、指定された排出厚さの範囲内でプリント可能な枚数を算出する。パンチ、ステープルなどを行う後処理装置の処理可能厚さ上限は後処理機能情報格納部3232に格納されており、指定された排出厚さで後処理ができない場合、エラーメッセージを表示する。厚さを後処理可能な範囲内とするようにプリントジョブを分割する指定も可能であり、ユーザは、ジョブごとに排出厚さを指定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置にプリントを指示するプリント指示装置、プリント指示プログラム、及び画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置と接続されたPC等の情報処理装置において、プリンタドライバを起動し、画像形成装置にプリントを指示する場合、プリント部数を指定することが可能であった。
一方、画像形成装置の側で、画像形成が終了した記録シートの後処理(パンチ、ステープル等)を行うことも広く行われている。しかしながら、例えばパンチ、ステープル可能な記録シートの枚数は有限であり、記録シート枚数が多すぎてパンチ、ステープル等の後処理ができないといった状況を防止する技術が特許文献1に開示されている。
また、複数部のプリントを実行する場合、画像形成が終了した記録紙を排出するビントレイの収容可能枚数が有限であることに対応する技術の一例が特許文献2に開示されている。特許文献3には、原稿枚数が多く、一度にブックレット処理ができない場合に、ブックレット印刷の動作を複数のジョブに分割するプリンタドライバが開示されている。
特開平5−50781号公報
特開平7−187476号公報
特開2001−350608号公報
特許文献1や特許文献2の技術では、PC等の情報処理装置からプリントを指示する場合に、必ずしも適切に対応することができず、画像形成装置からの、画像形成された記録紙の出力形態が所望の形態と異なる場合が起こり得るという問題点がある。また、特許文献3の技術のようにプリントドライバが自動的にジョブを分割した場合、分割された複数のジョブの間に第三者から投入されたジョブが混入する可能性もあり、ユーザが分割を意識していないと出力された記録紙を仕分けする作業が煩雑になるという問題点がある。
本発明は、上記の諸点に鑑みてなされたものであって、より適切な後処理を実現することができるプリント指示装置、プリント指示プログラム、及び画像形成装置を提供することを目的としている。
上記の問題点を解決するために、本発明に係るプリント指示装置は、記録シート上に画像を形成して排出する画像形成装置にプリントを指示するプリント指示装置であって、排出される記録シート全体の厚さの指定を受け付ける排出厚さ指定手段を備えることを特徴としている。
本発明の構成では、排出される記録シート全体の厚さの指定を受け付けることで、より適切な後処理の実行を支援する。例えば、後処理装置で処理可能な厚さを超えている場合にエラーメッセージを表示したり、プリントジョブの分割を促したりすることができる。
前記プリント指示装置は、さらに、前記排出厚さ指定手段により受け付けた厚さに基づき、プリント可能な記録シートの枚数を算出するプリント枚数算出手段を備える構成とすることができる。
前記プリント指示装置は、プリント部数の指定を受け付ける部数指定手段を備え、前記プリント可能枚数算出手段は、前記厚さの上限に基づき、プリント可能な部数を算出する構成とすることもできる。
前記プリント指示装置は、算出された枚数において1部に満たない端数がある場合に、当該端数部分をプリントしないようにする構成とすることもできる。
プリント指示のジョブを分割する場合に、ジョブごとに、排出される記録シート全体の厚さの指定を受け付ける分割厚さ指定手段を備えることを特徴とする構成とすることもできる。
前記プリント指示装置は、プリント指示先の画像形成装置に備えられる後処理装置における排出厚さの上限を示す情報を取得する後処理機能情報取得手段と、指定された厚さが前記排出厚さの上限を超える場合に、その旨を報知する報知とを備える構成とすることもできる。
本発明に係るプリント指示プログラムは、情報処理装置にインストールされ、外部のプリンタにプリントを指示するプリント指示プログラムにおいて、排出される記録シート全体の厚さの上限の指定を受け付ける排出厚さ上限指定処理を前記情報処理装置に実行させることを特徴としている。
ここで、プリント指示のジョブを分割する場合に、ジョブごとに、排出される記録シート全体の厚さの指定を受け付ける分割厚さ指定処理を前記情報処理装置に実行させることもできる。
前記プリント指示プログラムは、プリント指示先の画像形成装置に備えられる後処理装置における排出厚さの上限を示す情報を取得する後処理機能情報取得処理と、指定された厚さが前記排出厚さの上限を超える場合に、その旨を報知する報知処理とを前記情報処理装置に実行させることもできる。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成を指示する外部装置からの要求に応じ、画像形成装置内部に備えられている記録シートの厚さに関する情報を送信することを特徴としている。
前記画像形成装置は、さらに、当該画像形成装置に備えられた後処理装置で処理可能な記録シート全体の厚さに関する情報を送信する構成とすることもできる。
本発明に係るプリント指示装置等によると、排出される記録シート全体の厚さの指定を受け付けることで、より適切な後処理(例えばパンチ、ステープルなど)の実行を支援することが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(1)プリントシステムの構成
図1は、本実施の形態のプリントシステムの全体的な構成の一例を示す図である。プリントシステムは、MFP(マルチファンクション・ペリフェラル)100及びパーソナルコンピュータ(PC)31が、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)500を介して接続されて構成される。
PC31は、本実施の形態のプリント指示装置の一例である。具体的には、PC31に、本実施の形態のプリント指示装置を実現するプリント指示プログラム(プリンタドライバ)がインストールされる。MFP100は、プリント指示装置によりプリントを指示される画像形成装置の例である。MFP100は、コピー、ネットワークプリンティング、スキャナ、FAX、またはドキュメントサーバなどの機能を集約した画像形成装置である。複合機などと呼ばれることもある。
LAN500は、プリント指示装置と画像形成装置との間の接続形態の一例であり、有線でも、無線でも良い。プリント指示装置と画像形成装置との間は、専用ケーブルによって接続されていてもよい。なお、LAN500へのPC、画像形成装置の接続台数は任意である。
(2)画像形成装置の構成
次に、本実施の形態のMFP100の構成について説明する。図2は、MFP100のハードウェア構成の一例を示す図である。
MFP100は、操作部11、ディスプレイ部12、スキャナ部13、プリンタ部14、通信インタフェース16、ドキュメントフィーダ17、給紙装置18、CPU20、ROM21、RAM22、ハードディスク23、及び後処理装置24などを備えている。
操作部11は、数字、文字、および記号などを入力するための複数のキー、押下されたキーを認識するセンサ、および認識したキーを示す信号をCPU20に送信する送信用回路などによって構成される。
ディスプレイ部12は、ユーザに対してメッセージを表示する画面、ユーザが設定内容や処理内容を入力するための画面、およびMFP100で実行された処理の結果を示す画面などを表示する。本実施の形態では、ディスプレイ部12にタッチパネルが用いられている。タッチパネルは、ユーザが指で触れたタッチパネル上の位置を検知し、検知結果を示す信号をCPU20に送信する機能を備えており、これは操作部11に含まれる。
スキャナ部13は、原稿に光を照射して反射光を検出することにより、原稿に描かれている画像を所定の読み取り解像度で読み取って、デジタルの画像データ(ここでは、RGBまたはブラックの濃度を表す濃度データ)を生成する。このようにして得られた画像データは、プリンタ部14において印刷のために用いられるほか、TIFF、PDF、JPEGなどの形式のファイルに変換されてハードディスク23に記憶される。FAXデータに変換されてFAX送信に供されることもある。ドキュメントフィーダ17は、例えばMFP100本体の上部に設けられており、1枚または複数枚の原稿をスキャナ部13に順次送るために用いられる。
プリンタ部14は、スキャナ部13にて読み取られた画像、PC31等の外部装置から送信されてきたデータの画像、またはFAX受信したFAXデータの画像を、用紙またはフイルムなどの記録シートに印刷する。給紙装置18は、MFP100本体の下部に設けられており、印刷対象の画像に適した記録シートをプリンタ部14に供給するために用いられる。
プリンタ部14によって画像が印刷された記録シートは後処理装置24に排出される。本実施の形態の後処理装置24では、排出された記録シートへのパンチ(穴あけ)処理、ステープル処理などの後処理を行うことができる。後処理装置24で後処理が可能な記録シートの枚数(排出される記録シート全体の厚さ)には制限(上限)がある。
通信インタフェース16は、PC31等の外部装置とLAN500を介して通信を行ったり、電話回線を通じてFAX送受信等を行うための装置である。通信インタフェース16として、例えばNIC(ネットワーク・インタフェース・カード)、モデム、TA(ターミナル・アダプタ)などが用いられる。
ROM21には、画像の読取(スキャン)、原稿の複写(コピー)、FAXデータの送受信、ネットワークプリンティング、およびドキュメントサーバ(ボックス機能)などのMFP100の基本機能を実現するためのプログラム、データが記憶されている。これらのプログラムまたはデータの一部または全部を、ハードディスク23にインストールしておいてもよい。この場合は、ハードディスク23にインストールされているプログラムまたはデータは、必要に応じてRAM22にロードされる。
(3)プリント指示装置の構成
次に、本実施の形態のプリント指示装置の構成について説明する。図3は、本実施の形態においてプリント指示装置を実現するプリント指示プログラムがインストールされたPC31の機能的構成の一例について説明するためのブロック図である。
PC31は、操作部311、ディスプレイ部312、通信インタフェース316、CPU320、ハードディスク323を備えている。操作部311としては、例えばキーボード、マウス等が用いられる。ディスプレイ部312としては、例えばCRT、液晶ディスプレイなどが用いられる。
通信インタフェース316は、LAN500を介してMFP100等と通信するためのインタフェースであり、例えばNICを用いることができる。ハードディスク323には、記録シート情報格納部3231、後処理機能情報格納部3232が備えられ、MFP100等のプリンタにセットされている記録シートのサイズ、厚さに関する情報(記録シート情報)や、MFP100等に備えられている後処理装置の機能(後処理可能な厚さの上限などに関する後処理機能情報)を格納している。
記録シート情報や後処理機能情報は、例えばMFP100等の外部機器側で設定されたものを、通信インタフェース316を介して取得することができる。図4(a)は、記録シート情報格納部3231に格納される情報の内容の一例を示す図である。記録シート種類としては、記録紙のほか、例えばOHPシートなどが考えられる。記録シート種類や、サイズの情報は必ずしも必須ではない。図4(b)は、後処理機能情報格納部3232に格納される情報の内容の一例を示す図である。
PC31は、機能的に、排出厚さ情報指定部3201、印刷枚数算出部3202、表示内容生成部3203、厚さ情報取得部3204、プリントジョブ生成部3205を備えている。これらは、CPU320上で、例えば本実施の形態のプリント指示プログラムを含むコンピュータ・プログラムが動作することで実現することができるが、専用のICを利用して実現することもできる。排出厚さ情報指定部3201は、操作部311を介してユーザにより指定される排出厚さ情報の指定入力を受け付ける。
印刷枚数算出部3202は、ユーザからの排出厚さ等の指定に基づいて、印刷可能な枚数、ないし部数(プリント可能範囲)を算出する。表示内容生成部3203は、ディスプレイ部312に表示する内容を生成する。厚さ情報受信部3204は、通信インタフェース316を介してMFP100等の外部装置から記録シート情報や後処理機能情報を受信し、ハードディスク323へと格納する。記録シート情報や後処理機能情報は、PC31側で入力するようにしてもよい。なお、記録シート情報や後処理機能情報をMFP100等の外部装置から取得する場合、MFP100は、PC31からの要求に応じて記録シート情報や後処理機能情報を送信する。
なお、ハードディスク323へのデータの書込み、読み出しはファイル入出力IF(インタフェース)3239を介して行われる。プリントジョブ生成部3205は、ユーザからの排出厚さ指定に基づいてMFP100等にプリントを指示するプリントジョブを生成する。
(4)プリント指示措置の処理内容
以下、プリント指示装置の処理内容について説明する。図5は、プリント指示装置の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。
ユーザがPC31にインストールされた各種アプリケーション(ワープロ、描画ソフトなど)で印刷原稿を作成し、プリントを指示する。プリンタドライバが起動し、各ページで使用する用紙設定、片面印刷・両面印刷の別、プリント部数など各種印刷設定を行う(S101)。プリント指示を受けたMFP100での印刷に用いられる記録シートに関する情報は、前記したように記録シート情報格納部3231に格納されている。
本実施の形態では、ここで、従来の「部数」設定の代わりに「排出厚さ」を指定することができる(S102)。図6は、本実施の形態のプリンタドライバを用いる際、PC31に備えられた表示部312に表示されるウィンドウ画面の一例を示す図である。なお、詳細な説明は省略するが、プリンタドライバで、ページ毎に違う種類の記録シート(異なるトレイ)を設定することができる構成も可能である。
図6のウィンドウ3121では、ラジオボタン401、402を選択することにより、印刷部数、排出厚さを指定することができる。ラジオボタン401のみが選択されている場合には従来どおりの部数を指定することができ、ラジオボタン402が選択されている場合には、排出厚さを指定することができる。ラジオボタン402のみが選択されている場合には、部数が「1」であるものとして処理を行う。
領域403には、印刷枚数算出部3202で記録シート情報を参照して算出されたプリント可能範囲が表示される。同図の例では、指定された排出厚さが20mm(部数は1)であり、232ページ目まで印刷可能と算出された旨が表示されている。
なお、部数が2以上の場合には印刷可能な部数も併せて表示される。例えば1部のページ数が20であり、部数として12が指定された場合、「12部目の12ページ目までが印刷可能」である旨が領域403に表示される。
ボックス404がチェックされている場合には、指定された排出厚さの範囲内で印刷可能なページが残っていても、1部に満たない半端なページはプリントしないようにする。例えば1部のページ数が20であり、部数として12が指定された場合、ボックス404がチェックされている場合には、11部(220ページ分)のみがプリントされ、12部目の残り12ページはプリントされない。
なお、ボックス405は後処理方法を指定するものであり、このボックスは設けない実施形態も可能である。この後処理方法の指定に基づいて、図4(b)に示した後処理機能情報を参照し、指定された後処理方法では排出厚さが厚すぎるなどのエラー処理を行うことができる。
図5のフローチャートへと戻り、プリンタドライバで排出厚さTを指定した場合、指定された排出厚さTの範囲内でプリント可能範囲を算出し(S103)、上記したようにディスプレイ部312(図6のウィンドウ3121の領域403)に表示する(S104)。
このようにプリント可能範囲が表示されている状態で図6の印刷ボタン406がオンされると(S105:YES)、プリントジョブ生成部3205がプリントジョブを生成し(S106)、プリントジョブをMFP100へと送信してプリントを指示する(S107)。
なお、プリンタドライバで排出厚さTを設定した後、プリントジョブをMFP100へ送信し、以下に説明するプリント可能範囲の算出(S103)の処理はMFP100の側で行うような実施形態も可能である。この場合には、記録シート情報格納部3231に記録シート情報を保持する必要が無くなる。
以下、プリント可能範囲の算出処理(S103)の詳細について説明する。図7は、プリント可能な範囲の算出(S103)の詳細な処理内容の一例を示すフローチャートである。まず、開始部数を表す変数jに0をセットする。また開始ページを表す変数iに1をセットする。そして記録シート厚さの合計が格納される変数Mに0をセットし、原稿の最終ページ番号を表す変数Pに、原稿の最終ページ番号をセットする(S201)。
次に、記録シート情報格納部3231から、iページ目の用紙厚さ情報(mi)を取得する(S202)。図6では図示を省略しているが、プリンタドライバでは印刷に使用する記録シート(例えば図4(a)に示したトレイのいずれか)を指定することができ、ここでは例えばiページ目の記録シートとしてトレイ1が指定されているものとすると、用紙厚さ情報(mi)として86μmという値が取得できる。
取得されたmiの値を順次変数Mに加算していき(S203)、Mの値が、指定された排出厚さTを超えるか否かを判定する(S204)。Mが排出厚さTを超えない場合には(S204:YES)、この時点の変数jの値を変数j‘に、変数iの値を変数i’にセットし(S205)、変数iの値に1を加算する(S206)。
加算後の変数iの値が、原稿の最終ページ番号としてステップS201でセットされている変数Pの値を超えた場合には(S207:YES)、部数jに1を加算するとともに、ページ数iを1とする(S208)。用紙厚さの合計Mが排出厚さTを超えるまで(S204:NO)、加算していく(S202〜S208の処理を繰り返す)ことにより、設定された排出厚さT以内で印刷可能な部数j‘と最終ページi’が算出できる(S209)。
次に、例えば、プリント指示の際に後処理方法が指定されており、指定された排出厚さTの値が、後処理機能情報(図4(b))で設定された排出厚さ上限の値を超えているような場合に、プリントジョブを分割する場合の処理内容の一例について説明する。
図8は、この場合の処理内容の一例を示すフローチャートである。図5のステップS101と同様に、排出厚さTを含む各種設定を受け付ける(S301、S302)。ここでは、指定された排出厚さTと、後処理機能情報に含まれる排出厚さ上限Tmaxとを比較する(S303)。Tmax<Tの場合に(S303:YES)、分割処理するか否かを判定する(S304)。この場合に分割処理を行うか否かは、例えば予めプリンタドライバで設定しておくことができる。分割処理しない設定の場合(S304:NO)、エラーメッセージを表示して(S305)、排出厚さTの再設定を促す(S302)。
分割処理を行う場合には(S304:YES)、分割処理を行う(S306)。図9は、分割処理の内容の一例について説明するためのフローチャートである。分割処理では、まず変数kに1をセットする(S401)。これは、複数ジョブに分割する場合の「k番目」のジョブである旨を表す変数である。
そして、k番目の分割厚さとして指定された厚さTkの指定を取得する。図10は、分割厚さを指定する場合のプリンタドライバのウィンドウの一例を示す図である。このウィンドウ3122には、部数を指定する領域501と排出厚さTを指定する領域502とがあり、ここでは、1部20ページの原稿を18部プリントする指定(全枚数は360枚となる)がされた場合について説明する。
排出厚さTとして32mmが指定されており、記録紙1枚の厚さが86μmとすれば、排出厚さ32mmで372枚のプリントが可能であるから、指定された部数の全枚数をプリントすることができる。従って、印刷範囲を表示する領域503には、18部の20ページ目まで印刷可能である旨が表示されている。
しかしながら、後処理方法指定領域505で「ステープル」が指定されているところ、図4(b)の例では、ステープルの厚さ上限は18mmであるから、32mm全部を後処理することができず、分割が必要となる。
ユーザは、分割厚さを指定する領域506で分割厚さを指定することができる。同図の例では、三つのジョブに分割しており、1番目のジョブの分割厚さT1が15mm、2番目のジョブの分割厚さT2が10mm、3番目のジョブの分割厚さTr(残りの意味)が7mmとなる。図11は、分割厚さについて説明するための模式図であり、排出厚さTを、1番目のジョブの分割厚さT1、2番目のジョブの分割厚さT2、3番目のジョブの分割厚さT3(残り)に分割した場合を示している。
なお、ユーザは追加ボタン507をオンして新たな分割厚さを指定することができ(領域506に新規行が追加される)、削除ボタン508をオンして分割厚さを削除(領域506で指定された行が削除される)することができる。印刷範囲は、分割厚さに応じて自動的に算出され、表示される。ここで、図6の例のボックス404のような指定を含めることも可能であり、その場合、1部に満たない部分のページを、次のジョブに移行するような構成とすることもできる。
図9に戻り、ステップS402では、k番目のジョブに指定された分割厚さの値を取得する。分割厚さTkの値が後処理装置の厚さ上限値Tmaxを超える場合(S403:YES)、エラーメッセージを表示してユーザに分割厚さTkの再設定を促す(S404)。このエラーメッセージは、例えば図10のウィンドウにおいて分割厚さの指定が18mmを越えるような場合に、そのような分割厚さを指定することができない旨を示すメッセージである。
後処理装置の上限値Tmaxの範囲内の分割厚さTkが設定されると、分割時のプリント可能範囲の算出を行う(S405)。これは、原稿を1ページ目から、分割厚さTkとなるページまでで分割するに際し、どのページまでで分割するかを算出する処理であり、算出された値が図10の領域506に表示されることとなる。
図12は、分割時プリント印刷可能範囲の算出方法の一例について説明するためのフローチャートである。これは、図7に示した処理と類似の処理であり、以下、図7の場合と異なるところに重点を置いて説明する。
各ページの用紙厚さ情報miを取得し(S502)、用紙厚さを順次加算していく(S503)。そして、厚さの合計が分割厚さTkを超えるまで加算していき(S502〜S508)、設定された分割厚さTkの範囲内で印刷可能な部数と最終ページを算出する(S509)。
なお、ステップS505で、部数j、ページ数iに加え、用紙厚さの合計Mの値を変数M‘として保存しておく。そして、ステップS510で、分割後の残りの原稿厚さT’、次ジョブの開始部数、及び次ジョブの開始ページを取得する(S510)。
図9のフローチャートへと戻り、分割後の原稿厚さT‘の値が、後処理装置の厚さ上限値Tmaxより大きい場合(S406:YES)は、さらに分割が必要である旨のメッセージをウィンドウ3122に表示する(S407)。一方、kの値に1を加算して、ステップS402へと進む。ユーザは、図10に示した追加ボタン507を用いて、ジョブの更なる分割を行うことができる。
全ての分割ジョブの分割厚さが、後処理装置の厚さ上限Tmaxの範囲内の値となり、図9の分割処理を終了すると、図8のフローチャートへと戻る。なお、ステップS303でNOの判定の場合には、ジョブの分割が必要ないものとし、図7と同様のプリント可能範囲の算出処理を実行する(S307)。図10のウィンドウ3122において印刷ボタン510がオンされると(S308:YES)、プリントジョブを生成し(S309)、プリントジョブを送信する(S310)。
なお、原稿のページごとの記録シート情報が解析できないようなプリンタドライバの場合は、プリンタドライバで排出厚さTを設定し、ジョブをMFP100に送信して、プリント可能範囲の算出処理はMFP100側で行うこともできる。この場合、例えば、分割が指定された場合、ドライバで設定された分割厚さTkについて、プリント可能範囲の算出はMFP100側で行う。
なお、両面印刷や集約印刷(例えば2ページ分、4ページ分などの画像データを1枚の記録シートに印刷する機能)を用いる場合には、論理的なページ数ではなく、実際に排出される記録シートの枚数で排出厚さを算出することが好ましい。
本発明は、例えばMFP等の画像形成装置にプリントを指示するプリント指示装置等に適用することができる。
プリントシステムの全体的な構成の一例を示す図である。 MFP100のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態においてプリント指示装置を実現するプリント指示プログラムがインストールされたPC31の機能的構成の一例について説明するためのブロック図である。 (a)記録シート情報格納部3231に格納される情報の内容の一例を示す図である。 (b)後処理機能情報格納部3232に格納される情報の内容の一例を示す図である。 プリント指示装置の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。 本実施の形態のプリンタドライバを用いる際、PC31に備えられた表示部312に表示されるウィンドウ画面の一例を示す図である。 プリント可能な範囲の算出の詳細な処理内容の一例を示すフローチャートである。 例えば、プリント指示の際に後処理方法が指定されており、指定された排出厚さTの値が、後処理機能情報で設定された排出厚さ上限の値を超えているような場合に、プリントジョブを分割する場合の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。 分割処理の内容の一例について説明するためのフローチャートである。 分割厚さを指定する場合のプリンタドライバのウィンドウの一例を示す図である。 分割厚さについて説明するための模式図である。 分割時プリント印刷可能範囲の算出方法の一例について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
11 操作部
12 ディスプレイ部
13 スキャナ部
14 プリンタ部
16 通信インタフェース
17 ドキュメントフィーダ
18 給紙装置
20 CPU
21 RAM
22 ROM
23 ハードディスクドライブ
24 後処理装置
31 パーソナルコンピュータ(PC)
3201 排出厚さ情報指定部
3202 印刷枚数算出部
3203 表示内容生成部
3204 厚さ情報取得部
3205 プリントジョブ生成部
3231 記録シート情報格納部
3232 後処理機能情報格納部
100 MFP
500 ネットワーク(LAN)

Claims (11)

  1. 記録シート上に画像を形成して排出する画像形成装置にプリントを指示するプリント指示装置であって、
    排出される記録シート全体の厚さの指定を受け付ける排出厚さ指定手段を備えることを特徴とするプリント指示装置。
  2. 前記プリント指示装置は、さらに、
    前記排出厚さ指定手段により受け付けた厚さに基づき、プリント可能な記録シートの枚数を算出するプリント枚数算出手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリント指示装置。
  3. 前記プリント指示装置は、
    プリント部数の指定を受け付ける部数指定手段を備え、
    前記プリント可能枚数算出手段は、
    前記厚さの上限に基づき、プリント可能な部数を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリント指示装置。
  4. 前記プリント指示装置は、
    算出された枚数において1部に満たない端数がある場合に、当該端数部分をプリントしないようにする
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のプリント指示装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のプリント指示装置であって、
    プリント指示のジョブを分割する場合に、ジョブごとに、排出される記録シート全体の厚さの指定を受け付ける分割厚さ指定手段を備えることを特徴とするプリント指示装置。
  6. 前記プリント指示装置は、
    プリント指示先の画像形成装置に備えられる後処理装置における排出厚さの上限を示す情報を取得する後処理機能情報取得手段と、
    指定された厚さが前記排出厚さの上限を超える場合に、その旨を報知する報知手段とを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のプリント指示装置。
  7. 情報処理装置にインストールされ、外部のプリンタにプリントを指示するプリント指示プログラムにおいて、
    排出される記録シート全体の厚さの上限の指定を受け付ける排出厚さ上限指定処理を前記情報処理装置に実行させることを特徴とするプリント指示プログラム。
  8. 請求項7に記載のプリント指示プログラムであって、
    プリント指示のジョブを分割する場合に、ジョブごとに、排出される記録シート全体の厚さの指定を受け付ける分割厚さ指定処理を前記情報処理装置に実行させることを特徴とするプリント指示プリント指示プログラム。
  9. 前記プリント指示プログラムは、
    プリント指示先の画像形成装置に備えられる後処理装置における排出厚さの上限を示す情報を取得する後処理機能情報取得処理と、
    指定された厚さが前記排出厚さの上限を超える場合に、その旨を報知する報知処理とを前記情報処理装置に実行させる
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のプリント指示プログラム。
  10. 画像形成を指示する外部装置からの要求に応じ、画像形成装置内部に備えられている記録シートの厚さに関する情報を送信することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置は、さらに、
    当該画像形成装置に備えられた後処理装置で処理可能な記録シート全体の厚さに関する情報を送信することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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