JP4686210B2 - 半導体チップ - Google Patents

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Description

本発明は、ヒューズを有する半導体チップに関する。
半導体装置には、さまざまな用途でヒューズが導入される。
たとえば、DRAM等のメモリでは、不良ビットに代わる冗長ビットを動作させるリダンダンシー置き換え用途のためにヒューズが導入される(非特許文献1)。この場合、ウェハ製造プロセス後に半導体装置の動作を確認し、不良ビットがあれば、その不良ビットを冗長ビットに置き換えるために、不良ビットに接続されたヒューズを溶断する。
また、たとえば、半導体装置内の論理回路間の電圧調整やタイミング調整の用途のために、対象となる複数の論理回路間にヒューズが導入される。この場合、ウェハ製造プロセス後に内部の電圧やタイミングを測定し、所望の電圧や所望のタイミングとなるようにヒューズを溶断する。
さらに、他の例として、複数のヒューズを導入し、ヒューズが切断されているか否かに応じて、「1」または「0」の情報を対応づけることにより、半導体装置を識別することができる。たとえば、半導体チップ毎にヒューズを128個導入することにより、128ビット分の情報を各半導体チップに記録できることになる。半導体チップ毎にヒューズに異なる情報を保持させることにより、ヒューズを識別子として用いることができ、各半導体チップを識別することができる。
また、特許文献1には、アンチヒューズ方式のFPGAを用いてそれと同一の論理機能を有するゲートアレイを製造する場合に、FPGAのアンチヒューズの形成工程の前後の工程においては、FPGAとゲートアレイとで共通の半導体基板に共通のフォトマスクを用いて共通の素子および配線を形成するとともに、FPGAのアンチヒューズ部の形成およびそれに対応するゲートアレイの接続孔の形成工程では、それぞれに固有のフォトマスクを用いる技術が開示されている。ゲートアレイに固有のフォトマスクは、FPGAのアンチヒューズ部の書き込み情報をゲートアレイ向きに接続孔の情報に変換したパターンデータを用いて作成する。これにより、FPGAと全く同じ論理機能および性能を有するゲートアレイを製造することができるので、FPGAの製造工程からゲートアレイの製造工程に移行する際に、改めて配置配線工程やタイミングシミュレーション工程を行う必要がなくなる等の効果が得られるとされている。
再公表特許WO98/09327号 K. Arndt et al., Reliability of Laser Activated Metal Fuses in DRAMs, 1999 IEEE/CPMT Int'l Electronics Manufacturing Technology Symposium, p.389-394
しかし、特許文献1の技術は、アンチヒューズ方式のFPGAを用いてそれと同一の論理機能を有するゲートアレイを製造する場合に、ゲートアレイを効率よく製造することを目的としており、製造されるゲートアレイにはヒューズが形成されなくなるため、ゲートアレイにおいて論理回路をプログラマブルに構成することができなくなってしまう。
ところで、従来、ヒューズが導入された半導体装置において、切断対象のヒューズが特定されると、それらのヒューズは、たとえばレーザ照射や電流を流すことにより溶断される。そのため、切断対象のヒューズの数が多くなると、ヒューズを切断するのに時間がかかり、TAT(Turn Around Time)が増加するという課題があった。
本発明によれば、
第一の論理回路および第二の論理回路が形成された半導体チップであって、
前記第一の論理回路に電気的に接続された第一の端子と、前記第二の論理回路に電気的に接続された第二の端子と、前記第一の端子と前記第二の端子との間に形成された被切断領域とを有するヒューズと、
前記ヒューズの前記第一の端子および前記第二の端子と同一のパターンを有するとともに、前記第一の端子および前記第二の端子に対応するパターン同士が電気的に接続されていない構成のヒューズ残存部と、
を含み、
前記第一の端子と前記第二の端子とが電気的に接続された第一のヒューズと、前記被切断領域において溶断された箇所を有する第二のヒューズとを含む複数の前記ヒューズを含み、
前記ヒューズおよび前記ヒューズ残存部上に形成された絶縁膜をさらに含み、
前記絶縁膜は、溶断痕を有する前記ヒューズが形成された領域上に不形成箇所を有するとともに、前記ヒューズ残存部が形成された領域上の全面に形成されたことを特徴とする半導体チップが提供される。
ここで、ヒューズ残存部は、レーザ照射や電流により溶断された溶断痕を有しない構成とすることができる。ヒューズ残存部においては、このような溶断痕を有しないので、断面形状が、全面にわたってほぼ垂直な形状とされる。ヒューズ残存部の形状は、たとえばヒューズの第一の端子と第二の端子に対応するパターンだけを含むようにすることもでき、第一の端子および第二の端子に加えて、被切断領域の一部に対応するパターンも含むようにすることもできる。被切断領域の一部に対応するパターンを含む場合でも、第一の端子および第二の端子に対応するパターン双方に被切断領域の一部に対応するパターンが接続された形状とすることもでき、いずれか一方にのみ被切断領域の一部に対応するパターンが接続された形状とすることもできる。
なお、ヒューズ残存部は、ヒューズと同一平面に形成される。ここで、ヒューズ残存部およびヒューズの上には、絶縁膜を設けることができる。ヒューズ残存部は、絶縁膜により上部および側面が覆われた構成とすることができる。ヒューズ残存部において、第一の端子および第二の端子に対応するパターン双方に被切断領域の一部に対応するパターンが接続された形状の場合であっても、被切断領域の一部に対応するパターン同士は、絶縁膜により分離された構成とされる。このような構成とすることにより、ヒューズ判定回路により、ヒューズ残存部の切断の有無を判定する際に、ショート等が生じるのを防ぐことができる。
本発明の半導体チップは、予め切断されているヒューズ様のヒューズ残存部と、ヒューズとを含むので、必要に応じてヒューズを溶断することにより、半導体チップの論理回路をプログラマブルに構成することができる。また、ヒューズ残存部は、溶断痕を有しないので、湿気等の侵入やボイドの発生を防ぐことができる。さらに、予め切断対象であることがわかっているヒューズについて、ヒューズ残存部として形成しているので、レーザ照射等によりヒューズを溶断する工程を短縮することができ、効率よく半導体チップを製造することができる。
また、ヒューズ残存部がヒューズの第一の端子と第二の端子と同じパターンを含むので、ヒューズ残存部やヒューズが形成された層の下層に、ヒューズと接続される配線やコンタクトホールが形成されていた場合でも、ヒューズが形成された後に溶断された場合と同様に、これらの配線やコンタクトホールが、ヒューズ残存部と接続されるようにすることができ、半導体チップにおける浸食やボイド等の発生を防ぐことができる。
本発明によれば、
第一の半導体基板上に、複数のヒューズ用パターンが形成された第一のヒューズ形成用マスクを用いて複数のヒューズを形成する工程と、
前記複数のヒューズのうち、切断対象のヒューズを特定する工程と、
特定された前記切断対象のヒューズに対応する前記ヒューズ用パターンを削除した第二のヒューズ形成用マスクを生成する工程と、
第二の半導体基板上に、前記第二のヒューズ形成用マスクを用いて、ヒューズを形成する工程と、
を含むことを特徴とする半導体チップの製造方法が提供される。
このように、切断対象のヒューズを特定した後に、第二のヒューズ形成用マスクを用いてヒューズを形成することにより、一つ一つのヒューズをレーザ照射等により溶断する場合に比べて、TATを短縮することができる。
また、ヒューズ形成用マスクのパターンのみを変更し、他のマスクパターンや製造工程を変更しないことにより、製造コストを抑制できるとともに、半導体チップの電気的特性や信頼性も保存される。
本発明の半導体チップの製造方法において、前記切断対象のヒューズを特定する工程は、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズを選択する工程を含み、当該工程で選択されたヒューズを切断対象のヒューズとして特定することができる。
たとえば、電圧調整やタイミング調整のために複数のヒューズを準備していても、半導体チップの各種部材の設計変更やプロセス変動等の理由で、その後の製造プロセスでは常に切断対象となるヒューズが生じる場合がある。また、同一の製造ラインで製造された半導体チップについて、同じヒューズが切断対象となることもある。このような場合に、製造ライン毎にその動作マージンや動作速度の変動を調整するために切断対象のヒューズを特定し、それらのヒューズについて、予め切断された構成で形成することにより、異なる製造ラインで製造された半導体チップ間の歩留まりを同様にすることができる。
このように、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズについては、半導体チップ毎にレーザ照射等で溶断する処理を行うよりも、マスクのパターン上で削除しておいた方が、TATを短縮することができる。
本発明によれば、このように、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズを選択的に除去した第二のヒューズ形成用マスクを用いてヒューズが形成されるので、それ以外のヒューズについては、従来通り形成される。そのため、個々の半導体チップについて、後の工程でレーザ照射等により必要に応じてヒューズを溶断することにより、半導体チップの論理回路をプログラマブルに構成することができる。
また、本発明の半導体チップの製造方法は、半導体基板上に論理回路と、各ヒューズが切断されているか否かを判定するヒューズ判定回路とを形成する工程を含むことができる。
ヒューズ判定回路は、第二のヒューズ形成用マスクにおいてヒューズ用パターンが削除された場合であっても、もともとヒューズが形成されていた箇所に対応して設けられてよく、この場合、ヒューズが接続されていないと判定する構成とすることができる。このような構成とすることにより、ヒューズ用パターンが削除された場合であっても、ヒューズが形成された後に溶断された場合と同様の機能を発現するようにすることができる。
本発明によれば、
複数のヒューズ用パターンが形成されたマスクを用いてヒューズを形成する工程を含む半導体チップの製造方法であって、
複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズを特定する工程と、
特定された前記切断対象となるヒューズに対応する箇所には、ヒューズ用パターンのかわりに、当該ヒューズ用パターンの一部のみを含むヒューズ残存部用パターンを設けたマスクを生成する工程と、
前記ヒューズ残存部用パターンを設けたマスクを用いて、ヒューズを形成する工程と、
を含むことを特徴とする半導体チップの製造方法が提供される。
たとえば、複数のヒューズを導入し、ヒューズが切断されているか否かに応じて、「1」または「0」の情報を対応づけることにより、半導体チップを識別するという用途もある。このような場合、たとえば同一の製造ラインで製造される半導体チップにその製造ラインを示すコード情報を付したり、半導体チップ中のロジック回路のバージョン変更に伴い、同一バージョンの半導体チップにバージョンを示すコード情報を付したりする場合には、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズが生じる。
このように、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズについては、半導体チップ毎にレーザ照射等で溶断する処理を行うよりも、マスクのパターン上で削除しておいた方が、TATを短縮することができる。また、個々の半導体チップについて、後の工程でレーザ照射等により必要に応じてヒューズを溶断することにより、半導体チップの論理回路をプログラマブルに構成することができる。
本発明によれば、ヒューズを有する半導体チップを製造する際のTATを短縮するとともに、信頼性の高い半導体チップを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態における半導体チップの製造手順を示すフローチャートである。
本実施の形態における半導体チップの製造方法は、第一の半導体基板上に、複数のヒューズ用パターンが形成された第一のヒューズ形成用マスクを用いて複数のヒューズを形成する工程(S102)と、複数のヒューズのうち、切断対象のヒューズを特定する工程(S104)と、特定された切断対象のヒューズに対応するヒューズ用パターンを削除した第二のヒューズ形成用マスクを生成する工程(S110)と、第二の半導体基板上に、第二のヒューズ形成用マスクを用いて、ヒューズを形成する工程(S112、図2のステップS122)と、を含む。
以下、各工程を説明する。
まず、第一の半導体基板を準備し、当該第一の半導体基板上に論理回路およびヒューズ判定回路を形成する(S100)。つづいて、第一のヒューズ形成用マスクを用いて、第一の半導体基板上に、複数のヒューズを形成する(S102)。次いで、半導体チップのテストプログラム等を用いて、切断対象のヒューズを特定する(S104)。その後、ステップS104で特定された切断対象のヒューズをレーザ照射等により溶断する(S106)。つづいて、複数の半導体チップに共通する切断対象のヒューズがあるか否かを判断する(S108)。
複数の半導体チップに共通する切断対象のヒューズがある場合(S108のYES)、第一のヒューズ形成用マスクに形成された複数のヒューズ用パターンのうち、複数の半導体チップに共通する切断対象のヒューズのヒューズ用パターンを削除して、当該ヒューズ用パターンが形成されていた位置に、ヒューズ用パターンの一部のみを含むヒューズ残存部用パターンを設けた第二のヒューズ形成用マスクを生成する(S110)。
つづいて、第二のヒューズ形成用マスクを用いて半導体チップを製造する(S112)。この手順は後述する。その後、処理を終了する。
ステップS108で、複数の半導体チップに共通する切断対象ヒューズがない場合(ステップS108のNO)、処理を終了する。
図2は、図1のS112の手順を詳細に示すフローチャートである。
新たな第二の半導体基板を準備し、当該第二の半導体基板上に論理回路およびヒューズ判定回路を形成する(S120)。この手順は図1のステップS100と同様である。つづいて、図1のステップS110で生成した第二のヒューズ形成用マスクを用いて、第二の半導体基板上に、複数のヒューズおよびヒューズ残存部を形成する(S122)。次いで、半導体チップのテストプログラム等を用いて、切断対象のヒューズを特定する(S124)。つづいて、ステップS124で特定された切断対象のヒューズをレーザ照射等により溶断する(S126)。これにより、半導体チップが製造される。
以上のように、本実施の形態における半導体チップの製造方法によれば、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズがある場合、それらのヒューズに対応するパターンとして、ヒューズが予め切断された形状のヒューズ残存部用パターンを設けた第二のヒューズ形成用マスクを準備する。次いで、そのマスクを用いてヒューズおよびヒューズ残存部を形成する。これにより、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズを各半導体チップ毎に溶断する処理を削減することができ、TAT(Turn Around Time)を短縮することができる。
また、各半導体チップに固有の切断対象のヒューズについては、ヒューズ形成工程では従来と同様のヒューズを形成しておき、その後にレーザ照射等により溶断することができる。そのため、個々の半導体チップに固有の情報をヒューズを用いてプログラムすることができる。
たとえば、図2のステップS122までの処理を行った半導体装置を製造しておき、出荷時に、ステップS124およびステップS126の処理を行うようにすることもできる。これにより、出荷時の処理時間を大幅に短縮することができる。
(第一の実施の形態)
本実施の形態において、二つの論理回路間の電圧を調整するためのヒューズを例にして説明する。
図3は、図1のステップS102で用いられる第一のヒューズ形成用マスクの構成を示す上面図である。
第一のヒューズ形成用マスク220には、複数のヒューズ用パターン132が形成される。各ヒューズ用パターン132は、第一端子用パターン134、被切断領域用パターン136、および第二端子用パターン138を含む。ヒューズ用パターン132は、ここで示した形状に限られず、種々の形状とすることができる。
図4は、図3に示した第一のヒューズ形成用マスク220を用いて形成された第一の半導体チップ200の構成を示す上面模式図である。
第一の半導体チップ200は、複数のヒューズ106を含む。各ヒューズ106は、第一の端子108、第二の端子112、およびこれらに電気的に接続されるとともにこれらの間に配置された被切断領域110を含む。本実施の形態において、切断対象のヒューズ106の被切断領域110は、レーザ照射により溶断される。ここで、図示していないが、複数のヒューズ106上には絶縁膜が形成されている。複数のヒューズ106の被切断領域110上の絶縁膜には、他の領域よりも膜厚が薄く形成されたヒューズ溶断用凹部114が形成されている。
第一の半導体チップ200において、ヒューズ106の第一の端子108の近傍には、複数の論理回路102が形成される。また、各ヒューズ106の第二の端子112の近傍には、各ヒューズ106に電気的に接続されたヒューズ判定回路116を複数含むヒューズ判定回路部115が形成される。ヒューズ判定回路部115の近傍には複数の論理回路104が形成される。
本実施の形態において、複数の論理回路102の一の論理回路(第一の論理回路102a)は、一のヒューズ106(ヒューズ106a)の第一の端子108と配線117を介して電気的に接続される。また、複数のヒューズ106の第一の端子108も、配線117を介して互いに電気的に接続される。
複数のヒューズ判定回路116は、複数のヒューズ106それぞれに電気的に接続され、各ヒューズ106が切断されたか否かを判定する。また、ヒューズ判定回路部115は、配線117を介して複数の論理回路104の一の論理回路(第二の論理回路104a)と電気的に接続される。
このように構成された第一の半導体チップ200を用いて、図1のステップS104の切断対象のヒューズを特定する処理が行われる。この後、図1のステップS108の複数の半導体チップに共通する切断対象のヒューズがあるか否かが判断される。複数の半導体チップに共通する切断対象のヒューズがあるか否かは、たとえば以下のようにして判断することができる。
たとえば、ステップS100〜ステップS106のプロセスにより、半導体チップを製造し、その半導体チップを詳細に評価した結果、あるヒューズを切断することにより、動作マージンや動作速度が向上するということが判明する場合がある。また、たとえば第一の論理回路と第二の論理回路間で、動作マージン、動作速度、動作電圧が適正となる配線経路を形成したい場合に、第一の半導体チップ上に複数のヒューズを並列接続して複数の電流経路を形成しておき、実際にテストして適正な配線経路(ヒューズ)を特定する場合もある。これにより、切断対象のヒューズも特定される。以上のような場合、切断対象のヒューズは、一つの半導体チップだけではなく、その後に製造する複数の半導体チップに共通して切断対象となる。このようなヒューズがある場合、図1のステップS110の処理が行われる。
ここで、たとえばあるサンプルについてステップS108で複数の半導体チップに共通の切断対象ヒューズがあると判断された場合でも、すぐにステップS110に進むのではなく、ステップS100〜ステップS106の処理をしばらく繰り返して、製品を安定して生産できるかどうかを判断した後に、ステップS110に進むようにすることができる。
以下、たとえば図4の複数のヒューズ106の二つのヒューズ(ヒューズ106aおよびヒューズ106b)が、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズであると判断された場合の処理を説明する。この場合、図3に示した第一のヒューズ形成用マスク220の複数のヒューズ用パターン132のうち、ヒューズ106aおよびヒューズ106bに対応するヒューズ用パターン132がヒューズ残存部用パターンに変更される。
図5は、図1のステップS110で生成された第二のヒューズ形成用マスクの構成を示す上面図である。
第二のヒューズ形成用マスク130には、複数のヒューズ残存部用パターン140と、複数のヒューズ用パターン132とが形成される。各ヒューズ残存部用パターン140は、第一のヒューズ残存部用パターン141および第二のヒューズ残存部用パターン142を含む。ここで、第一のヒューズ残存部用パターン141は、ヒューズ用パターン132の第一端子用パターン134と同じパターンとすることができる。また、第二のヒューズ残存部用パターン142は、ヒューズ用パターン132の第二端子用パターン138と同じパターンとすることができる。つまり、本実施の形態において、ヒューズ残存部用パターン140は、被切断領域用パターン136を有しない点を除いて、ヒューズ用パターン132と同様のパターンを有する。第二のヒューズ形成用マスク130は、図2のステップS122で用いられる。
図6は、図5に示した第二のヒューズ形成用マスク130を用いて形成された第二の半導体チップ100の構成を示す上面模式図である。
第二の半導体チップ100には、第一の論理回路102aおよび第二の論理回路104aが形成され、第一の論理回路102aに電気的に接続された第一の端子108と、第二の論理回路104aに電気的に接続された第二の端子112と、第一の端子108と第二の端子112との間に形成された被切断領域110とを有するヒューズ106と、ヒューズ106の第一の端子108および第二の端子112と同一のパターン(第一の残存部120および第二の残存部121)を有するとともに、第一の端子108および第二の端子112に対応するパターン同士(第一の残存部120および第二の残存部121)が電気的に接続されていない構成のヒューズ残存部118と、を含む。
第二の半導体チップ100は、図4に示した第一の半導体チップ200の複数のヒューズ106のうち、ヒューズ106aおよびヒューズ106bにかえてヒューズ残存部118(ヒューズ残存部118aおよびヒューズ残存部118b)を有する点を除き、第一の半導体チップ200と同様の構成を有する。
ヒューズ残存部118aおよびヒューズ残存部118bは、それぞれ、第一の残存部120および第二の残存部121を有する。ここで、第一の残存部120は、ヒューズ106の第一の端子108と同じパターンとすることができる。また、第二の残存部121は、ヒューズ106の第二の端子112と同じパターンとすることができる。つまり、本実施の形態において、ヒューズ残存部118aおよびヒューズ残存部118bは、被切断領域110を有しない点を除いて、ヒューズ106と同様のパターンを有する。なお、ヒューズ残存部118aおよびヒューズ残存部118bは、それぞれ、もともとヒューズ106aおよびヒューズ106bが形成されていた位置に形成される。
図7は、図6に示した第二の半導体チップ100に形成された複数のヒューズ106の一部がレーザ照射により溶断された状態を示す上面模式図である。
図2のステップS124およびステップS126の処理で、第の半導体チップ100のヒューズ106うち、切断対象となるヒューズが特定され、溶断される。
図6で形成されていた複数のヒューズ106のうち、第一の論理回路102aと第二の論理回路104aとを接続するのに最適な配線経路を構成するヒューズ106が判定され、それ以外のヒューズ106が切断対象と判定される。切断対象と判定されたヒューズ106は、ヒューズ溶断用凹部114上からレーザを照射することにより溶断される。これにより、個々の第二の半導体チップ100に固有の情報をプログラムすることができる。
ここでは、右から三番目のヒューズ106と一番右のヒューズ106がレーザ照射により溶断されている。これらのヒューズ106は、溶断痕(溶断箇所)124を有する。
このように構成された第二の半導体チップ100において、ヒューズ判定回路部115のヒューズ判定回路116により、左から、「切断」、「切断」、「切断」、「接続」、「切断」と判定される。
図8は、図7のA−A断面図である。ここでは、ヒューズ残存部118が形成された領域の断面図を示す。
第二の半導体チップ100は、半導体基板150と、下地絶縁膜152と、第一の絶縁膜154と、第一の残存部120および第二の残存部121と、第二の絶縁膜156と、ポリイミド膜158とがこの順で形成された構成を有する。ここで図示を省略しているが、半導体基板150上には論理回路102、論理回路104、ヒューズ判定回路116、および配線117等が形成されている。第二の絶縁膜156は、たとえばSiONにより構成することができる。なお、第二の絶縁膜156およびポリイミド膜158には、ヒューズ溶断用凹部114が形成されている。
図9は、図7のB−B断面図である。ここでは、溶断されたヒューズ106が形成された領域の断面図を示す。
第一の絶縁膜154上に第一の端子108、被切断領域110、第二の端子112が形成されている。被切断領域110は、ヒューズ溶断用凹部114上から照射されたレーザにより溶断されており、溶断痕124を有する。
次に、図8および図9を参照して、第二のヒューズ形成用マスク130を用いてヒューズを形成する手順を説明する。
まず、半導体基板150上に形成された第一の絶縁膜154上にヒューズ材料により構成されたヒューズ膜を形成する。ヒューズ材料としては、レーザ照射で溶断可能なものや、電流により溶断可能な一般的な材料を用いることができる。ヒューズ材料としては、たとえば、ポリシリコン膜、チタン膜、窒化チタン膜等を用いることができる。次いで、ヒューズ膜上にフォトレジストにより構成されたレジスト膜を形成する。
つづいて、第二のヒューズ形成用マスク130を用いて、レジスト膜を所定形状に加工する。その後、加工されたレジスト膜をマスクとして、ヒューズ膜をドライエッチング等によりエッチングする。これにより、第一の絶縁膜154上にヒューズ残存部118aおよび118b、ならびに複数のヒューズ106が形成される。
つづいて、第一の絶縁膜154上のヒューズ残存部118aおよび118b、ならびにヒューズ106上に第二の絶縁膜156を形成する。次いで、第二の絶縁膜156の上にポリイミド膜158を形成する。その後、ヒューズ106の被切断領域110が形成された領域上のポリイミド膜158および第二の絶縁膜156を選択的に除去しヒューズ溶断用凹部114を形成する。このとき、ヒューズ溶断用凹部114は、ヒューズ残存部118aおよび118bが形成された領域上にも設けられる。これは、もともとの設計ではヒューズ残存部118aおよび118bが形成された領域にはヒューズ106aおよび116bが形成されており、ヒューズ溶断用凹部114を形成するようパターン設計されていたものをそのまま適用するからである。
本実施の形態における第二の半導体チップ100によれば、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズについては、予め、そのヒューズに対応するヒューズ用パターンをヒューズ残存部用パターンにかえた第二のヒューズ形成用マスク130を用いて複数のヒューズを形成する。そのため、ヒューズ残存部用パターンにより形成されたヒューズ残存部118aや118bは、レーザや電流による溶断痕を有しない構成とすることができる。これにより、湿気等の侵入やボイドの発生を防ぐことができ、第二の半導体チップ100の信頼性を高めることができる。
本実施の形態において、第二の半導体チップ100は、第二のヒューズ形成用マスク130を用いてヒューズを形成する以外、第一の半導体チップ200と同様のプロセスで製造される。これにより、コストを抑えることができる。第二の半導体チップ100においてヒューズ残存部118aやヒューズ残存部118bが形成される箇所は、第一の半導体チップ200においてヒューズ106が形成される箇所に対応する。そのため、ヒューズ106、ヒューズ残存部118aや118b等が形成される層の下層では、ヒューズ残存部118aや118bが形成されている箇所にヒューズ106が形成されることを想定して、コンタクトホールや配線の形成設計が行われている。本実施の形態において、ヒューズ残存部118aや118bは、ヒューズ106の第一の端子108や第二の端子112と同じパターンの第一の残存部120や第二の残存部121を有する。そのため、ヒューズ106、ヒューズ残存部118aや118b等が形成される層の下層に、ヒューズ106と接続される配線やコンタクトホールが形成されていた場合でも、これらの配線やコンタクトホールが、ヒューズ残存部118aや118bの第一の残存部120や第二の残存部121と接続されるようにすることができ、第二の半導体チップ100における浸食やボイド等の発生を防ぐことができる。
図10は、本実施の形態における第二の半導体チップ100の機能ブロック構成を示す上面図である。
第二の半導体チップ100は、機能ブロックA170、機能ブロックB172、機能ブロックC174、DRAM176、SRAM178、およびID認証部180を含む。第二の半導体チップ100は、複数のヒューズブロック182a〜182eを含む。各ヒューズブロックは、複数のヒューズ106またはヒューズ残存部118が並行に配置された構成を有する。ここで、各ヒューズブロックにおいて、複数のヒューズ106またはヒューズ残存部118は、n×dの間隔(dは所定ピッチ、nは1以上の整数)で並置される。たとえば、図6や図7では、複数のヒューズ106およびまたはヒューズ残存部118が等間隔で並置された構成を示したが、必ずしも等間隔でなくてよく、一部のヒューズ106やヒューズ残存部118が形成されていない歯抜け状の配置とすることもできる。なお、各ヒューズブロックには、ヒューズ106とヒューズ残存部118が混在していてもよく、ヒューズ106のみを含む構成やヒューズ残存部118のみを含む構成とすることもできる。
複数ヒューズブロックは、さまざまな用途で用いることができる。たとえば、機能ブロックC174に設けられたヒューズブロック182aは、本実施の形態で例示したのと同様、電圧調整用またはタイミング調整用とすることができる。
また、DRAM176およびSRAM178にそれぞれ設けられたヒューズブロック182bおよびヒューズブロック182c、ならびにヒューズブロック182dは、リダンダンシー置き換え用とすることができる。
また、ID認証部180に設けられたヒューズブロック182eは、第二の半導体チップ100の識別用とすることができる。
図11は、本実施の形態における第二の半導体チップ100の機能ブロック構成の他の例を示す上面図である。
図10では、第二の半導体チップ100上に複数のヒューズブロックが分散配置された構成を示したが、種々の機能を有するヒューズブロックを、一カ所に集中配置することもできる。図11のヒューズブロック182fは、図10を参照して説明したヒューズブロック182a〜182eを一カ所に統合したものである。
本実施の形態における半導体チップの製造方法によれば、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズについては、ヒューズ形成用マスクのヒューズ用パターンを残存部用パターンにかえてヒューズを形成する。そのため、個々の半導体チップにおいて、ヒューズを形成した後にレーザ照射等によりヒューズを溶断する工程を削減することができ、半導体チップ製造におけるTATを短縮することができる。
また、ヒューズ形成時には、未切断のヒューズが形成されるので、後の工程で、半導体チップ毎に必要なヒューズを溶断して調整することができる。
さらに、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズについても、残存部が形成され、ヒューズ判定回路によりヒューズが切断されているか否かが判定されるので、従来の半導体チップと同様にヒューズの切断状態に基づく半導体チップの管理を行うことができる。
また、残存部が形成されているため、第二のヒューズ形成用マスク130を検証する際の回路上の検証が容易となる。さらに、ヒューズ残存部118は、ヒューズ106の第一の端子108および第二の端子112に対応する第一の残存部120および第二の残存部121を有する。そのため、ヒューズ材料により構成されたヒューズ膜を所定のパターンにエッチング除去する際に、ヒューズ106、ヒューズ残存部118aや118b等が形成される層の下層に形成されたコンタクトホールがエッチングガスにより浸食等されるのを防ぐこともできる。
さらに、複数の半導体チップに共通して切断対象となるヒューズについて、マスクを用いて予め切断された構成のヒューズ残存部が形成されるので、レーザ照射等により切断する場合に比べて、切断された状態のレーザを安定的に形成することができる。
(第二の実施の形態)
本実施の形態においても、第一の実施の形態と同様、二つの論理回路間の電圧を調整するためのヒューズを例にして説明する。本実施の形態において、ヒューズ残存部118の形状が第一の実施の形態と異なる。
図12は、本実施の形態における第二のヒューズ形成用マスク130の構成を示す上面図である。
本実施の形態におけるヒューズ残存部用パターン140の第一のヒューズ残存部用パターン141は、ヒューズ用パターン132の第一端子用パターン134と同じパターンに加えて、被切断領域用パターン136の一部と同じパターンを有する。ヒューズ残存部用パターン140の第二のヒューズ残存部用パターン142は、ヒューズ用パターン132の第二端子用パターン138と同じパターンに加えて、被切断領域用パターン136の一部を同じパターンを有する。ここで、第一のヒューズ残存部用パターン141と第二のヒューズ残存部用パターン142とは、接続されない。
図13は、図12に示した第二のヒューズ形成用マスク130を用いて形成された第二の半導体チップ100の構成を示す上面模式図である。
第二の半導体チップ100において、ヒューズ残存部118aおよびヒューズ残存部118bは、それぞれ、第一の残存部120、第二の残存部121、第一の残存部120に接続された第三の残存部122、および第二の残存部121に接続された第四の残存部123を有する。第三の残存部122および第四の残存部123は、第一のヒューズ106aや第二のヒューズ106bの被切断領域110の一部が除去されたパターンを有する。
図14は、図13に示した第二の半導体チップ100に形成された複数のヒューズのうち、一部がレーザ照射により溶断された状態を示す上面模式図である。
図13で形成されていた三つのヒューズ106のうち、第一の論理回路102aと第二の論理回路104aとを接続するのに最適な配線経路を構成するヒューズが判定され、それ以外のヒューズ106が切断対象と判定される。切断対象と判定されたヒューズ106は、ヒューズ溶断用凹部114上からレーザを照射することにより溶断される。これにより、個々の第二の半導体チップ100に固有の情報をプログラムすることができる。
ここでは、右から三番目のヒューズ106と、一番右のヒューズ106がレーザ照射により溶断されている。これらのヒューズ106は、溶断痕124を有する。
このように構成された第二の半導体チップ100において、ヒューズ判定回路部115のヒューズ判定回路116により、左から、「切断」、「切断」、「切断」、「接続」、「切断」と判定される。
図15は、図14のC−C断面図である。
本実施の形態においては、ヒューズ溶断用凹部114の下方に第三の残存部122および第四の残存部123が形成されている。このように、ヒューズ溶断用凹部114の下方にヒューズ残存部118aやヒューズ残存部118bの細長いパターンを設けておくことにより、視認性が向上し、ヒューズの有無を目視により確認することができ、回路上の検証を容易にすることができる。
(第三の実施の形態)
本実施の形態においても、第一および第二の実施の形態と同様、二つの論理回路間の電圧を調整するためのヒューズを例にして説明する。本実施の形態において、ヒューズ106が、電流により溶断される構成となっている点で、第一の実施の形態および第二の実施の形態と異なる。
図16は、切断対象のヒューズ106を、レーザ照射ではなく電流により溶断した第二の半導体チップ100の構成を示す上面模式図である。
本実施の形態において、第二の半導体チップ100は、電流生成回路119をさらに含む。電流生成回路119が生成した電流を所望のヒューズ106に流すことにより、そのヒューズ106を溶断することができる。
図17は、図16のD−D断面図である。
本実施の形態においては、第二の絶縁膜156およびポリイミド膜158にヒューズ溶断用凹部114を形成する必要はない。被切断領域110は、ボイド等の溶断痕(溶断箇所)125により電気的に切断される。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態および実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以上の実施の形態では、二つの論理回路間の電圧を調整するためのヒューズを例にして説明した。本発明の技術思想はこれに限ることなく、たとえば半導体チップ内の論理回路間のタイミング調整のためのヒューズや、ヒューズが切断されているか否かに基づき、半導体チップを識別するためのヒューズ等にも適用することができる。また、半導体チップがDRAM等のメモリにおける不良ビットを冗長ビットに置き換えて動作させるためのヒューズと、上述した他の用途のヒューズとを含む場合にも適用することができる。
たとえば、半導体チップを識別するためにヒューズを用いる場合、実施の形態で図1を参照して説明した工程のステップS100〜ステップS108は、省略することができる。このような場合は、第一のヒューズ形成用マスクを用いて実際の半導体チップを製造することなく、複数の半導体チップに共通のヒューズを特定することができるためである。
また、ヒューズ判定回路は、複数のヒューズに対して一つ設けた構成とすることもできる。
なお、実施の形態で例示したDRAMその他の機能ブロックは、半導体チップの目的とする機能に合せて追加削除等の変更ができ、ヒューズを必要とする論理回路に対して本発明が適用できる。
本発明の実施の形態における半導体チップの製造手順を示すフローチャートである。 図1のS112の手順を詳細に示すフローチャートである。 図1のステップS102で用いられる第一のヒューズ形成用マスクの構成を示す上面図である。 図3に示した第一のヒューズ形成用マスクを用いて形成された第一の半導体チップの構成を示す上面模式図である。 図1のステップS110で生成された第二のヒューズ形成用マスクの構成を示す上面図である。 図5に示した第二のヒューズ形成用マスクを用いて形成された第二の半導体チップの構成を示す上面模式図である。 図6に示した第二の半導体チップに形成された複数のヒューズの一部がレーザ照射により溶断された状態を示す上面模式図である。 図7のA−A断面図である。 図7のB−B断面図である。 実施の形態における第二の半導体チップの機能ブロック構成を示す上面図である。 実施の形態における第二の半導体チップの機能ブロック構成の他の例を示す上面図である。 実施の形態における第二のヒューズ形成用マスクの構成を示す上面図である。 図12に示した第二のヒューズ形成用マスクを用いて形成された第二の半導体チップの構成を示す上面模式図である。 図13に示した第二の半導体チップに形成された複数のヒューズのうち、一部がレーザ照射により溶断された状態を示す上面模式図である。 図14のC−C断面図である。 切断対象のヒューズを、レーザ照射ではなく電流により溶断した第二の半導体チップの構成を示す上面模式図である。 図16のD−D断面図である。
符号の説明
100 第二の半導体チップ
102 論理回路
102a 第一の論理回路
104 論理回路
104a 第二の論理回路
106、106a、106b ヒューズ
108 第一の端子
110 被切断領域
112 第二の端子
114 ヒューズ溶断用凹部
115 ヒューズ判定回路部
116 ヒューズ判定回路
117 配線
118、118a、118b ヒューズ残存部
120 第一の残存部
121 第二の残存部
122 第三の残存部
123 第四の残存部
124、125 溶断痕
140 ヒューズ残存部用パターン
141 第一のヒューズ残存部用パターン
142 第二のヒューズ残存部用パターン
150 半導体基板
152 下地絶縁膜
154 第一の絶縁膜
156 第二の絶縁膜
158 ポリイミド膜
170 機能ブロックA
172 機能ブロックB
174 機能ブロックC
176 DRAM
178 SRAM
180 ID認証部
182a、182b、182c、182d、182e、182f ヒューズブロック
200 第一の半導体チップ
220 第一のヒューズ形成用マスク

Claims (6)

  1. 第一の論理回路および第二の論理回路が形成された半導体チップであって、
    前記第一の論理回路に電気的に接続された第一の端子と、前記第二の論理回路に電気的に接続された第二の端子と、前記第一の端子と前記第二の端子との間に形成された被切断領域とを有するヒューズと、
    前記ヒューズの前記第一の端子および前記第二の端子と同一のパターンを有するとともに、前記第一の端子および前記第二の端子に対応するパターン同士が電気的に接続されていない構成のヒューズ残存部と、
    を含み、
    前記第一の端子と前記第二の端子とが電気的に接続された第一のヒューズと、前記被切断領域において溶断された箇所を有する第二のヒューズとを含む複数の前記ヒューズを含み、
    前記ヒューズおよび前記ヒューズ残存部上に形成された絶縁膜をさらに含み、
    前記絶縁膜は、溶断痕を有する前記ヒューズが形成された領域上に不形成箇所を有するとともに、前記ヒューズ残存部が形成された領域上の全面に形成されたことを特徴とする半導体チップ。
  2. 請求項1に記載の半導体チップにおいて、
    前記ヒューズ残存部は、前記第一の端子に対応するパターンと、前記第二の端子に対応するパターンとの間に被切断領域を有しないことを特徴とする半導体チップ。
  3. 請求項1または2に記載の半導体チップにおいて、
    前記ヒューズ残存部は、前記ヒューズと同一の材料により構成されたことを特徴とする半導体チップ。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の半導体チップにおいて、
    前記ヒューズは、レーザ照射または電流により溶断可能なヒューズ材料により構成されたことを特徴とする半導体チップ。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の半導体チップにおいて、
    ヒューズが切断されているか否かを判定するヒューズ判定回路をさらに含み、
    前記ヒューズ残存部は、前記ヒューズ判定回路により切断されたと判定されることを特徴とする半導体チップ。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の半導体チップにおいて、
    前記ヒューズまたは前記ヒューズ残存部が複数並行に配置されたヒューズブロックを含み、
    前記ヒューズブロックにおいて、前記ヒューズまたは前記ヒューズ残存部が、n×dの間隔(dは所定ピッチ、nは1以上の整数)で並置されたことを特徴とする半導体チップ。
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