JP4686075B2 - 包装袋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容易に引き裂いて開口することができる包装袋に関し、さらに詳しくは、切目線に沿って引き裂くことができ、美麗な開口部を得ることができる包装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、開封予定線83に沿って引裂いて開封する包装袋81としては、たとえば、図8に示すような開封予定線83が周縁熱接着部82の外縁と交わる位置にV字形状や五角形状(図示せず)、U字形状(図示せず)等の切欠84が設けられ、該切欠84から包装袋81を引裂いたときに開封予定線83に沿って引裂くことができるように構成されている。しかしながら、包装袋の周縁熱接着部82の外縁に、上記したような切欠84を設けると、不可抗力により包装袋81がこの切欠84から破袋するといった問題や、また、包装袋81を構成する包装材が剛性を有する場合には、包装袋81を取扱う際等に、この切欠84で手指を切るなどの問題、あるいは、開封予定線83に沿って正確に引裂くことができないといった問題を生じる虞があった。
【0003】
上記問題を解決する包装袋として、たとえば、特開平10−119984号公報に開示されているような包装袋がある。この特開平10−119984号公報に開示されている包装袋は、開封予定線ないし開封予定線に対応した切目線が周縁熱接着部と交わる前記周縁熱接着部の外縁側領域に突刺し孔からなる傷痕群が形成されたものである。しかしながら、この構成の包装袋は、前記傷痕群が前記開封予定線ないし前記切目線を包含するように一定の幅をもって形成されているので、包装袋の引裂き開始位置によっては前記開封予定線ないし前記切目線とのずれが生じて開封し難いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記問題を解決するためになしたものであって、その目的とするところは、周縁熱接着部に切欠を設けることなく、引裂き開始位置から切目線に沿って正確に引裂くことができると共に、美麗な開口部を得ることができる包装袋を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明は、周縁熱接着部で密封した内層に熱接着性樹脂層を有する包装袋であって、前記周縁熱接着部の外縁から包装袋を開封するための直線状の切目線が前記内層以外の少なくとも一層に設けられ、前記周縁熱接着部に前記切目線を包含して前記周縁熱接着部の外縁から内側に掛けて包装袋を貫通する複数の微細な突刺し孔からなる傷痕群領域が設けられると共に前記周縁熱接着部に前記周縁熱接着部の外縁から内側に後退した位置を起点とし前記周縁熱接着部の内縁には達しない位置を終点として前記切目線に向かって先細りとなるように延伸すると共に前記切目線には交わらない二条の独立した案内手段がその外縁側両端部が前記傷痕群領域を挟むように設けられており、前記案内手段が包装袋を貫通して設けられた切込線であることを特徴とするものである。
【0006】
また、請求項2記載の本発明は、周縁熱接着部で密封した内層に熱接着性樹脂層を有する包装袋であって、前記周縁熱接着部の外縁から包装袋を開封するための直線状の切目線が前記内層以外の少なくとも一層に設けられ、前記周縁熱接着部に前記切目線を包含して前記周縁熱接着部の外縁から内側に掛けて包装袋を貫通する複数の微細な突刺し孔からなる傷痕群領域が設けられると共に前記周縁熱接着部に前記周縁熱接着部の外縁から内側に後退した位置を起点とし前記周縁熱接着部の内縁には達しない位置を終点として前記切目線に向かって先細りとなるように延伸すると共に前記切目線には交わらない二条の独立した案内手段がその外縁側両端部が前記傷痕群領域を挟むように設けられており、前記案内手段が包装袋の表側から前記熱接着性樹脂層を少なくとも残して形成されたハーフカットであることを特徴とするものである。
【0007】
上記請求項1、2のいずれかに記載の構成とすることにより、傷痕群領域を引裂き開始位置として包装袋を容易に引裂いて開封することができると共に、案内手段により切目線に沿って引裂くことができるために、美麗な開口部を得ることができる包装袋とすることができる。また、手で触って包装袋の引裂き開始位置を理解することができるために、目の不自由な人にも好適な包装袋とすることができる。
【0008】
また、請求項3記載の本発明は、請求項1、2のいずれかに記載の包装袋において、前記周縁熱接着部が対向する位置に形成され、前記切目線が前記周縁熱接着部に直交して形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
上記請求項3記載の構成とすることにより、いずれの周縁熱接着部の傷痕群領域を引裂き開始位置とすることができるために、利便性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明にかかる包装袋の第1実施形態を示す平面図、図2は図1の要部拡大平面図、図3は図2のX−X線断面図、図4は本発明にかかる包装袋の第2実施形態を示す図3に対応する図、図5は本発明にかかる包装袋の第3実施形態を示す図3に対応する図、図6は本発明にかかる包装袋の第4実施形態を示す図2に対応する図、図7は図6に示す第4実施形態の図3に対応する図であり、図中の1,1’,1”,1’’’は包装袋、2は周縁熱接着部、3は切目線、4は傷痕群領域、5は切込線、6,6’はハーフカット、7は押型、10は外層、11は内層、40は突刺し孔、101は基材層、102は中間層をそれぞれ示す。
【0012】
図1は本発明にかかる包装袋の第1実施形態を示す平面図、図2は図1の要部拡大平面図であって、包装袋1は、三辺の周縁を周縁熱接着部2で熱接着した四方シールタイプの包装袋であって、上部(図1上の)には上端縁から所定距離下方の位置に上端縁に平行に包装袋の全幅に亘って切目線3が設けられ、前記周縁熱接着部2に前記切目線3を包含して前記周縁熱接着部2の外縁から内側に掛けて包装袋を貫通する複数の微細な突刺し孔40からなる傷痕群領域4が設けられると共に前記周縁熱接着部2の外縁側から内側に前記切目線3に向かって先細りとなる二条の切込線5がその外縁側両端部が前記傷痕群領域4を挟むように設けられているものである。そして、通常、包装袋1は、上端縁を開口部とし、この開口部から内容物が充填されるなどして後に、上端縁が熱接着により封止されて四方シールタイプの包装袋となる。
【0013】
図3は図2のX−X線断面図であって、包装袋1は基材層101を外層10とし、熱接着性樹脂層を内層11とする積層体で構成され、前記切目線3が前記外層10に設けられ、前記切込線5と前記傷痕群領域4を形成する微細な突刺し孔40が包装袋を貫通して設けられている。
【0014】
図4は本発明にかかる包装袋の第2実施形態を示す図3に対応する図であって、包装袋1’は包装袋1に設けた前記切込線5に代えて前記外層10側から前記内層11を残して前記外層10にハーフカット6が形成されたものであって、これ以外は包装袋1と同じである。
【0015】
図5は本発明にかかる包装袋の第3実施形態を示す図3に対応する図であって、包装袋1”は包装袋1’の外層10が基材層101と中間層102とからなるものであって、切目線3が前記中間層102に設けられ、前記基材層101側から前記中間層102と内層11を残して前記基材層102にハーフカット6’が形成されたものであって、これ以外は包装袋1’と同じである。なお、図示はしないが、前記ハーフカット6’は前記内層11のみを残して前記基材層101側から前記中間層102に達するように形成してもよいし、また、前記切目線3についても前記内層11のみを残して前記基材層101側から前記中間層102に達するように形成することもできるし、前記基材層101のみに形成してもよいものである。
【0016】
図6は本発明にかかる包装袋の第4実施形態を示す図2に対応する図、図7は図6に示す第4実施形態の図3に対応する図であって、包装袋1’’’は包装袋1に設けた切込線5に代えてV字形状の押型7をエンボスすることにより形成したものであって、これ以外は包装袋1と同じである。
【0017】
このように、図1〜6に示した第1〜第4実施形態の包装袋のいずれかを採ることにより、傷痕群領域4を引裂き開始位置として包装袋を容易に引裂いて開封することができると共に、切込線5、ハーフカット6、6’、押型7等の案内手段により切目線3に沿って引裂くことができるために、美麗な開口部を得ることができる。また、上記案内手段はいずれも、手指で触って包装袋の引裂き開始位置を理解することができるために、目の不自由な人にも好適な包装袋とすることができる。
【0018】
次に、切目線3、傷痕群領域4、切込線5、ハーフカット6、6’、押型7の形成方法等について説明する。まず切目線3の形成方法としては、外層10と内層11を貼合する際に、貼合直前にレザー刃、カッター刃等の切刃を用いて外層10の長尺方向に連続して外層10に切目を入れることにより形成することができる。
【0019】
また、複数の微細な突刺し孔40からなる傷痕群領域4は、切目線3と直交する方向の幅が切目線3を包含するように形成されていれば特に限定されないが、好ましくは5〜10mm幅であり、切目線3と平行な方向の幅は周縁熱接着部2の外縁から内縁近傍までの適宜の幅を採ることができる。そして、傷痕群領域4に設ける突刺し孔40は周縁熱接着部2の外縁に沿って複数個密集して設けてあればよく、その形成方法としては針による突刺しにより形成するのが好ましい。また、その形状は、線状であってもよいし、三角形状、四角形状等の角形状であってもよいし、円形状、半円形状等であってもよいが、より好ましくは四角錐の相対する稜線間を結ぶ方向が切目線3と平行になるように配列した四角錐状針状突起で形成した突刺し孔である。突刺し孔の大きさは直径が0.1〜0.5mm、隣接する孔の間隔は0.5〜1.0mmとするのが好適である。また、傷痕群領域4は製袋工程で設けられるものであり、周縁熱接着部2を形成して後に、傷痕群領域4の形状に針状突起を形成した突刺し具を用いて所定個所に突刺すことにより形成されるものである。
【0020】
また、切込線5及びハーフカット6、6’の形成についても製袋工程で設けられるものであり、所定形状の切刃を用いて傷痕群領域4形成の前ないし後に所定個所に設けられる。なお、切込線5及びハーフカット6、6’はその外縁側両端部が傷痕群領域4を挟むように設けることが重要であり、図1〜5に示した第1〜第3実施形態においては、切込線5及びハーフカット6、6’を傷痕群領域4より周縁熱接着部2の内縁側に設けた事例を示したが、これに限ることはなく、図示はしないが切込線5及びハーフカット6、6’を傷痕群領域4に重ねて設けても良いものである。
【0021】
また、押型7の形成についても製袋工程で設けられるものであり、所定形状の金型を用いて傷痕群領域4を形成して後に所定個所に設けられる。この押型7についても切込線5及びハーフカット6、6’と同じであって、その外縁側両端部が傷痕群領域4を挟むように設けることが重要であり、図6、7に示した第4実施形態においては、押型7を傷痕群領域4より周縁熱接着部2の内縁側に設けた事例を示したが、これに限ることはなく、図示はしないが押型7を傷痕群領域4に重ねて設けても良いものである。なお、押型7を設ける金型は必要に応じて加熱可能としてもよい。
【0022】
なお、図1〜6に示した第1〜第4実施形態包装袋は、代表的な形態を示したものであって、これに限るものではない。すなわち、包装袋は四方シールタイプに限ることはなく、たとえば、三方シールタイプであってもよいし、スタンディングパウチであってもよく、また、傷痕群領域4の形状、切込線5、ハーフカット6、6’、押型7の形状についても同様にこれに限ることはなく、要するに本発明の趣旨を逸脱しない範疇のものはすべて本発明に含まれるものである。
【0023】
次に、本発明の包装袋に用いる積層体について説明する。
本発明の包装袋に用いる積層体の内層11を構成する材料としては、熱により溶融し相互に溶着し得る熱接着性樹脂から形成された層であればよく、包装袋に要求される物性により適宜選択して用いればよく、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂で形成することができる。
【0024】
また、本発明の包装袋に用いる積層体の外層10に用いる基材層101を構成する材料としては、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂製フィルムを用いることができ、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系等の樹脂からなる二軸方向に延伸した延伸フィルムを使用することができる。フィルムの厚さとしては基材層101としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、コストなどを勘案して決めればよい。また、基材層101には、通常、印刷が施されることが多く、この点からも二軸方向に延伸したフィルムが好ましい。また、包装袋に要求される物性によってはセロハンを用いることができる。
【0025】
また、本発明の包装袋に用いる積層体の外層10には、酸素ガス、水蒸気ガス等のガスバリアー性、および/ないし、遮光性を付与するために必要に応じて中間層102を前記基材層101と前記内層11との間に設けることができる。この中間層を構成する材料としては、たとえば、アルミニウム、鉄、銅、錫等の金属箔、あるいは、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン等のフィルム、あるいは、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリビニルアルコール等のフィルムにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムないしはアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着を施したフィルムなどを用いることができる。また、前記中間層102は、上記したガスバリアー性、および/ないし、遮光性を付与するのみならず、たとえば、機械的強靭性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等の機能を付与することができ、上記したガスバリアー性、および/ないし、遮光性を付与する材料と、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン等のフィルムと組合わせて用いても構わない。
【0026】
また、前記基材層101に用いる合成樹脂製フィルムにポリ塩化ビニリデンを塗工したものやアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着層を形成したものを用いる場合には、ガスバリアー性、および/ないし、遮光性を付与するための前記中間層102は用いなくともよいが、必要に応じて、たとえば、機械的強靭性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等の機能を付与するために、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、あるいは、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン等のフィルムなどの一種ないしそれ以上を組み合わせて中間層102として用いることができる。これらのフィルムとしては、未延伸フィルム、あるいは、二軸方向に延伸した延伸フィルムのいずれのものでも使用することができる。
【0027】
ところで、当然のことながら、外層10として用いる基材層101、および/ないし、中間層102にガスバリアー性、および/ないし、遮光性を付与するために設けたフィルムや箔には切目線3を形成することはなく、これ以外の基材層101、および/ないし、中間層102に切目線3を形成するものである。
【0028】
次に、本発明の包装袋に用いる積層体の代表的な構成を具体的に例示するならば、二軸延伸ポリアミドフィルム/接着剤/未延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/未延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム/接着剤/二軸延伸ポリアミドフィルム/接着剤/未延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム/接着剤/二軸延伸ポリアミドフィルム/接着剤/未延伸ポリエチレンフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム/接着剤/二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム/接着剤/未延伸ポリエチレンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム/接着剤/二軸延伸ポリアミドフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/未延伸ポリプロピレンフィルム、酸化珪素蒸着した二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム/接着剤/二軸延伸ポリアミドフィルム/接着剤/未延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム/接着剤/エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム/接着剤/未延伸ポリエチレンフィルム等を挙げることができ、下線の層に切目線が形成される。
【0029】
なお、上記した包装袋に用いる積層体の具体的な構成は、本発明の代表的な構成を示したものであって、これに限るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範疇の構成はすべて本発明に含まれるものである。
【0030】
【発明の効果】
今まで縷々説明してきたように、本発明によれば、周縁熱接着部で密封した内層に熱接着性樹脂層を有する包装袋であって、前記周縁熱接着部の外縁から包装袋を開封するため直線状の切目線が前記内層以外の少なくとも一層に設けられ、前記周縁熱接着部に前記切目線を包含して前記周縁熱接着部の外縁から内側に掛けて包装袋を貫通する複数の微細な突刺し孔からなる傷痕群領域が設けられると共に前記周縁熱接着部に前記周縁熱接着部の外縁側から内側に前記切目線に向かって先細りとなる二条の案内手段がその外縁側両端部が前記傷痕群領域を挟むように設けられている構成とすることにより、傷痕群領域を引裂き開始位置として包装袋を容易に引裂いて開封することができると共に、案内手段により切目線に沿って引裂くことができるために、美麗な開口部を得ることができる包装袋とすることができる。また、請求項2〜4のいずれかに記載の案内手段とすることにより、手指で触って包装袋の引裂き開始位置を理解することができるために、目の不自由な人にも好適な包装袋とすることができる。さらに請求項5記載の包装袋とすることにより、いずれかの周縁熱接着部の傷痕群領域を引裂き開始位置とすることができるために、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる包装袋の第1実施形態を示す平面図である。
【図2】 図1の要部拡大平面図である。
【図3】 図2のX−X線断面図である。
【図4】 本発明にかかる包装袋の第2実施形態を示す図3に対応する図である。
【図5】 本発明にかかる包装袋の第3実施形態を示す図3に対応する図である。
【図6】 本発明にかかる包装袋の第4実施形態を示す図2に対応する図である。
【図7】 図6に示す第4実施形態の図3に対応する図である。
【図8】 従来の包装袋を示す要部平面図である。
【符号の説明】
1,1’,1”,1’’’,81 包装袋
2,82 周縁熱接着部
3 切目線
4 傷痕群領域
5 切込線
6,6’ ハーフカット
7 押型
10 外層
11 内層
40 突刺し孔
83 開封予定線
84 切欠
101 基材層
102 中間層
Claims (3)
- 周縁熱接着部で密封した内層に熱接着性樹脂層を有する包装袋であって、前記周縁熱接着部の外縁から包装袋を開封するための直線状の切目線が前記内層以外の少なくとも一層に設けられ、前記周縁熱接着部に前記切目線を包含して前記周縁熱接着部の外縁から内側に掛けて包装袋を貫通する複数の微細な突刺し孔からなる傷痕群領域が設けられると共に前記周縁熱接着部に前記周縁熱接着部の外縁から内側に後退した位置を起点とし前記周縁熱接着部の内縁には達しない位置を終点として前記切目線に向かって先細りとなるように延伸すると共に前記切目線には交わらない二条の独立した案内手段がその外縁側両端部が前記傷痕群領域を挟むように設けられており、前記案内手段が包装袋を貫通して設けられた切込線であることを特徴とする包装袋。
- 周縁熱接着部で密封した内層に熱接着性樹脂層を有する包装袋であって、前記周縁熱接着部の外縁から包装袋を開封するための直線状の切目線が前記内層以外の少なくとも一層に設けられ、前記周縁熱接着部に前記切目線を包含して前記周縁熱接着部の外縁から内側に掛けて包装袋を貫通する複数の微細な突刺し孔からなる傷痕群領域が設けられると共に前記周縁熱接着部に前記周縁熱接着部の外縁から内側に後退した位置を起点とし前記周縁熱接着部の内縁には達しない位置を終点として前記切目線に向かって先細りとなるように延伸すると共に前記切目線には交わらない二条の独立した案内手段がその外縁側両端部が前記傷痕群領域を挟むように設けられており、前記案内手段が包装袋の表側から前記熱接着性樹脂層を少なくとも残して形成されたハーフカットであることを特徴とする包装袋。
- 前記周縁熱接着部が対向する位置に形成され、前記切目線が前記周縁熱接着部に直交して形成されていることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の包装袋。
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