JP2005289407A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容易に引裂き開封することができると共に一方の面と他方の面を構成する積層体との引裂き開封線に段差が形成される包装袋を提供することである。
【解決手段】 外層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも備えた矩形状積層体の前記内層同士を重ね合わせ、対向する両端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部を有する包装袋であって、前記端縁熱接着部を垂直に交差する仮想線を想定した時に、前記包装袋の一方の面と他方の面を構成する前記積層体のそれぞれの外層に、一方の前記端縁熱接着部の外縁から他方の前記端縁熱接着部側に前記仮想線に沿ってそれぞれ延びる第1’直線状切目線と該第1’直線状切目線のそれぞれの終端から前記仮想線に対して互いに乖離するように延びて他方の前記端縁熱接着部の外縁に至る第1”直線状切目線とからなる第1切目線を形成してなることを特徴とする包装袋。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容易に引き裂いて開封することができ、引き裂いて開封した際の引裂き開封線が美麗であると共に引裂き開封線の位置が異なることにより、手指で容易に開口することができる包装袋に関するものである。
従来から、色々な形態の包装袋に種々の内容物が収容されて販売されている。そして、包装袋には、通常、挟み等の道具を使うことなく、手指で引き裂いて内容物を取り出すことができるように開封開始手段および/ないし開封手段が施されている。開封開始手段としては、包装袋の熱接着部外縁に設けられた、例えば、I字状やV字状、U字状、亀甲状等の切欠、あるいは、傷痕群等を挙げることができ、開封手段としては、包装袋を構成する積層体の少なくとも一つの層を残していずれかの層ないし複数の層に設けられた、たとえば、切目やミシン目、あるいは、包装袋を構成する積層体のいずれかの層に一軸延伸フィルムを設けたもの等を挙げることができる。
たとえば、上記した開封開始手段を設けた四方シールタイプ包装袋は、開封開始は容易であるが、引裂きを続行すると包装袋を構成する積層体を無理に引き裂くことになり、結構強い力で引き裂かねばならないために、開封操作が煩雑であるという問題、あるいは、引き裂いた際の引裂き開封線が一定の形状ではなくて成り行きとなるために開封口が見苦しいという問題がある反面、包装袋を構成する一方の積層体と他方の積層体の引裂き開封線がずれた状態で形成されるために、前記一方と他方の積層体を容易に摘むことができ、内容物を取り出す際の開口が容易であるといった利点もある。
また、たとえば、上記した開封手段あるいは開封開始手段と開封手段を設けた四方シールタイプ包装袋は、開封開始手段から容易に引き裂くことができると共に開封手段により包装袋を構成する一方の積層体と他方の積層体の引裂き開封線がほぼ面一の状態で開封されるために開封口が美麗である反面、内容物を取り出す際に包装袋を構成する前記一方と他方の積層体を摘むことが結構煩雑となり、開口し難いという問題がある。
そこで、容易に引裂き開封することができると共に、内容物を取り出す際に包装袋を構成する前記一方の積層体と他方の積層体を容易に摘むことができて容易に開口することができる包装袋が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示された技術は、包装袋を開封開始端から引き裂くと、包装袋を構成する一方の積層体と他方の積層体の面が引裂き方向に沿って互いに引裂き開封線が乖離する方向に引き裂かれるように構成した包装袋であり、前記一方と他方の積層体を容易に摘むことができ、内容物を取り出す際の開口を容易にするものである。
しかしながら、特許文献1の包装袋は、不連続な切れ目を多数配置した構成からなるものであり、引裂き開封線が常に一定の形状には成り難く、また、引裂き開封線がジグザグ(zigzag)に形成されるために、開封口が見苦しいという問題や、たとえば、包装袋が剛性を有する積層体からなる場合、前記一方と他方の積層体を手指で摘む際、あるいは、開口から手指を入れて内容物を取り出す際等に、ジグザグ(zigzag)に形成された引裂き開封線の先端で痛みを覚えたり、あるいは、傷を負う虞がある。
WO01−062616号公報
そこで本発明は、容易に引裂き開封することができると共に開封後の引裂き開封線が滑らかであり、かつ、包装袋の一方の面を構成する積層体と他方の面を構成する積層体とを容易に摘んで開口することができると共に開封口が美麗な包装袋を提供することである。
本発明者は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、外層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも備えた矩形状積層体の前記内層同士を重ね合わせ、対向する両端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部を有する包装袋であって、前記端縁熱接着部を垂直に交差する仮想線を想定した時に、前記包装袋の一方の面と他方の面を構成する前記積層体のそれぞれの外層に、一方の前記端縁熱接着部の外縁から他方の前記端縁熱接着部側に前記仮想線に沿ってそれぞれ延びる第1’直線状切目線と該第1’直線状切目線のそれぞれの終端から前記仮想線に対して前記一方の面側は下方に、前記他方の面側は上方に互いに乖離するように延びて他方の前記端縁熱接着部の外縁に至る第1”直線状切目線とからなる第1切目線を形成してなることを特徴とするものである。このように構成することにより、前記端縁熱接着部の一方の外縁の第1切目線から引き裂くことにより、前記第1切目線に沿って前記端縁熱接着部の他方の外縁まで容易に引き裂くことができ、開封後の引裂き開封線はジグザグ(zigzag)になることなく滑らかであると共に美麗であり、また、包装袋の一方の面と他方の面を構成する前記積層体の引裂き開封線は段差がある状態となるために、一方の面と他方の面の前記積層体を容易に摘んで開口することができる。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の包装袋において、前記包装袋の一方の面と他方の面を構成する前記積層体のそれぞれの外層に、前記他方の前記端縁熱接着部の外縁から前記一方の前記端縁熱接着部側に前記仮想線に沿ってそれぞれ延びる第2’直線状切目線と該第2’直線状切目線のそれぞれの終端から前記仮想線に対して前記一方の面側は上方に、前記他方の面側は下方に互いに乖離するように延びて前記一方の前記端縁熱接着部の外縁に至る第2”直線状切目線とからなる第2切目線を形成してなることを特徴とするものである。このように構成することにより、いずれの端縁熱接着部からでも開封することができる。
また、請求項3記載の本発明は、外層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも備えた矩形状積層体の前記内層同士を重ね合わせ、対向する両端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部を有する包装袋であって、前記端縁熱接着部を垂直に交差する仮想線を想定した時に、前記包装袋の一方の面を構成する前記積層体の外層に前記仮想線に沿って一方の前記端縁熱接着部の外縁から他方の前記端縁熱接着部の外縁に延びる第3’直線状切目線と、前記他方の面を構成する前記積層体の外層に一方の前記端縁熱接着部の外縁から他方の前記端縁熱接着部側に前記仮想線に沿って延びる第3”直線状切目線と該第3”直線状切目線の終端から前記仮想線に対して乖離するように下方ないし上方に延びて他方の前記端縁熱接着部の外縁に至る第3’’’直線状切目線とからなる第3切目線を形成してなることを特徴とするものである。このように構成することにより、前記端縁熱接着部の一方の外縁の第3切目線から引き裂くことにより、前記第3切目線に沿って前記端縁熱接着部の他方の外縁まで容易に引き裂くことができ、開封後の引裂き開封線はジグザグ(zigzag)になることなく滑らかであると共に美麗であり、また、包装袋の一方の面と他方の面を構成する前記積層体の引裂き開封線は段差がある状態となるために、一方の面と他方の面の前記積層体を容易に摘んで開口することができる。
また、請求項4記載の本発明は、請求項1、2のいずれかに記載の包装袋において、前記第1切目線を中心として両側にそれぞれ前記第1切目線を平行移動した形状の1ないし複数本の切目線が形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項5記載の本発明は、請求項2記載の包装袋において、前記第2切目線を中心として両側にそれぞれ前記第2切目線を平行移動した形状の1ないし複数本の切目線が形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項6記載の本発明は、請求項3記載の包装袋において、前記第3切目線を中心として両側にそれぞれ前記第3切目線を平行移動した形状の1ないし複数本の切目線が形成されていることを特徴とするものである。
請求項4〜6のいずれかに記載の構成とすることにより、第1切目線あるいは第2切目線あるいは第3切目線から引裂き開封した際に、引裂き開封線が前記第1切目線あるいは第2切目線あるいは第3切目線から仮に外れたとしても、前記第1切目線あるいは第2切目線あるいは第3切目線の両側に設けた1ないし複数本の切目線に沿って引き裂かれるために、前記第1切目線あるいは第2切目線あるいは第3切目線の引裂き開封線と殆ど遜色のない美麗な引裂き開封線を得ることができる。
また、請求項7記載の本発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の包装袋において、前記第1’直線状切目線および/ないし前記第2’直線状切目線ないし前記第3’直線状切目線が交差する前記端縁熱接着部の外縁に開封開始手段が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の包装袋は、容易に引裂き開封することができると共に開封後の引裂き開封線が滑らかであると共に開封口が美麗であるという効果を奏し、また、本発明の包装袋は、開封後に包装袋の一方の面を構成する積層体と他方の面を構成する積層体とを容易に摘んで開口することができるという効果を奏し、さらにまた、開口時や内容物を取り出す際に、手指等に痛みや傷を負うことがないという効果を奏するものである。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明にかかる包装袋の第1実施形態を図解的に示す平面図、図2は図1の要部展開図、図3は図1のX−X線断面を図解的に示す拡大図、図4は図1に示す包装袋の引裂き終端側の側端縁熱接着部を残した状態の開封図、図5は本発明にかかる包装袋の第2実施形態を示す図2に対応する図、図6は本発明にかかる包装袋の第3実施形態を図解的に示す要部平面図、図7は本発明にかかる包装袋の第4実施形態を図解的に示す平面図、図8は図7の要部展開図、図9は図7のY−Y線断面を図解的に示す拡大図であり、図中の1,1’,1”,1’’’は包装袋、2は端縁熱接着部、2’は端縁熱接着予定部、3は第1切目線、3’は第2切目線、3”は切目線、3’’’は第3切目線、4はV字状切欠、10は積層体、11は外層、12は内層、30は第1’直線状切目線、31は第1”直線状切目線、30’は第2’直線状切目線、31’は第2”直線状切目線、30”は第3’直線状切目線、31”は第3”直線状切目線、32は第3’’’直線状切目線、Aは一方の面、Bは他方の面、αは仮想線をそれぞれ示す。
図1は本発明にかかる包装袋の第1実施形態を図解的に示す平面図、図2は図1の要部展開図、図3は図1のX−X線断面を図解的に示す拡大図であって、包装袋1は外層11と熱接着性樹脂からなる内層12とを積層した矩形状積層体10の前記内層12同士を重ね合わせて四周端縁を熱接着して端縁熱接着部2で密封した四方シールタイプの包装袋である。包装袋1において、対向する一組の前記端縁熱接着部2を垂直に交差する仮想線αを想定したときに、前記包装袋1の一方の面Aと他方の面Bを構成する前記積層体10のそれぞれの前記外層11に、一方の前記端縁熱接着部2(図1上、左側)の外縁から他方の端縁熱接着部2(図1上、右側)側に前記仮想線αに沿ってそれぞれ延びる第1’直線状切目線30と該第1’直線状切目線30のそれぞれの終端から前記仮想線αに対して前記一方の面A側は下方(図1上)に、前記他方の面B側は上方(図1上)に互いに乖離するように延びて他方の前記端縁熱接着部2(図1上、右側)の外縁に至る第1”直線状切目線31とからなる第1切目線3が形成されているものである。
上記のように構成した包装袋1は、前記第1’直線状切目線30が交差する前記端縁熱接着部2(図1上、左側)の外縁から引き裂くと、まず前記直線状切目線30に沿って一体的に引き裂かれ、引裂き開封線が第1”直線状切目線31に至って、引裂き開封線が一方の面Aと他方の面Bにそれぞれ形成された前記第1”直線状切目線31に沿って互いに乖離する方向に引き裂かれて開封され、図4に示すように引裂き開封線は滑らかな略直線状となり、開封口についても美麗なものとすることができる。また、第1”直線状切目線31により形成される前記一方の面Aと他方の面Bの引裂き開封線は段差が生じるために前記一方の面Aと他方の面Bとを容易に摘むことができ、苦労することなく開口することができる。
図5は本発明にかかる包装袋の第2実施形態を示す図2に対応する図であって、包装袋1’は図2に示した包装袋1の前記他方の端縁熱接着予定部2’(図5上、右側)の外縁から前記一方の端縁熱接着予定部2’(図5上、左側)側に前記仮想線αに沿ってそれぞれ延びる第2’直線状切目線30’と該第2’直線状切目線のそれぞれの終端から前記仮想線αに対して前記一方の面A側は上方(図5上)に、前記他方の面B側は下方(図5上)に互いに乖離するように延びて前記一方の端縁熱接着予定部2’の外縁に至る第2”直線状切目線31’とからなる第2切目線3’が形成されている以外は図2に示す第1実施形態の包装袋1と同じである。このように構成することにより、前記第2’直線状切目線30’を設けた側からも上記で説明したと同様に引裂き開封することができるために利便性が向上する。
図6は本発明にかかる包装袋の第3実施形態を図解的に示す要部平面図であって、包装袋1”は図1に示した第1切目線3を中心として両側のそれぞれ等間隔に前記第1切目線3を上下方向に平行移動した形状の2本の切目線3”を設けると共に前記第1切目線3が交差する前記端縁熱接着部2の外縁に開封開始手段としてのV字状切欠4を形成したものであって、これ以外は図1に示す第1実施形態と同じである。それぞれの切目線の間隔としては概ね0.5mmが適当である。このように構成することにより、第1切目線3から引裂き開封線が仮に外れたとしても、前記第1切目線3の両側に設けた2本のいずれかの切目線3”に沿って引き裂かれるために、前記第1切目線3の引裂き開封線と殆ど遜色のない美麗な引裂き開封線を得ることができる。図6においては、第1切目線3の両側に切目線3”をそれぞれ2本設けたものを示したが、それぞれ1本であっても構わないし、それぞれ3本以上であってもよいものである。また、図示はしないが、図5に示した第2切目線3’の両側に上記と同様に切目線を設けてもよいものである。
図7は本発明にかかる包装袋の第4実施形態を図解的に示す平面図、図8は図7の要部展開図、図9は図7のY−Y線断面を図解的に示す拡大図であって、包装袋1’’’は外層11と熱接着性樹脂からなる内層12とを積層した矩形状積層体10の前記内層12同士を重ね合わせて四周端縁を熱接着して端縁熱接着部2で密封した四方シールタイプの包装袋である。包装袋1’’’において、対向する一組の前記端縁熱接着部2を垂直に交差する仮想線αを想定したときに、前記包装袋1’’’の一方の面Aを構成する前記積層体10の外層11に前記仮想線αに沿って一方の前記端縁熱接着部2(図7上、左側)の外縁から他方の前記端縁熱接着部2(図7上、右側)の外縁に延びる第3’直線状切目線30”と、前記他方の面Bを構成する前記積層体10の外層11に一方の前記端縁熱接着部2(図7上、左側)の外縁から他方の前記端縁熱接着部2(図7上、右側)側に前記仮想線αに沿って延びる第3”直線状切目線31”と該第3”直線状切目線31”の終端から前記仮想線αに対して乖離するように上方(図7上)に延びて他方の前記端縁熱接着部2(図7上、右側)の外縁に至る第3’’’直線状切目線32とからなる第3切目線3’’’が形成されているものである。このように構成することにより、図1に示した第1実施形態の包装袋1で説明したと同じような効果を得ることができる。また、図示はしないが図7に示した第4実施形態の包装袋1’’’においても、図6で示した第3実施形態の包装袋1”と同様に、前記第3切目線3’’’を中心として両側にそれぞれ前記第3切目線3’’’を平行移動した形状の1ないし複数本の切目線を設けてもよいものである。
次に、包装袋1を構成する積層体10について説明する。
前記積層体10の外層11としては、包装袋1を構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂製フィルムを用いることができ、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系等の樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を用いたフィルムとしては、二軸方向に延伸した延伸フィルムが好適である。この理由としては、通常、前記外層11には印刷が施されることが多く、印刷適性が求められるからである。また、前記外層11を構成するフィルムの厚さとしては、基本素材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、コストなどを勘案して決めればよいが概ね12〜25μm程度である。
また、前記積層体10の内層12としては、熱により溶融して相互に溶着し得る熱接着性樹脂から形成された層であればよく、包装袋1に要求される物性により適宜選択して用いればよいものであるが、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンとアクリル酸との酸コポリマー、エチレンとアクリル酸エステルとのエステルコポリマー等で形成することができる。
また、前記積層体10は、前記外層11と前記内層12の間に中間層を設けてもよいものである。この中間層は包装袋1とした際の剛性や遮光性あるいはガスバリアー性等が必要な場合に設けるものであり、本発明の包装袋の趣旨からすると、引裂き性に優れものが好ましく、アルミニウム箔や紙、セロハン等である。また、各層の積層方法としては、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法等の周知の積層方法を適宜用いて積層すればよいものである。
また、前記第1切目線3、第2切目線3’、切目線3”、第3切目線3’’’の形成は、ロータリーダイカッターを用いて物理的に形成してもよいが、好ましくはパルス発振型レーザ等を用いて積層体10とした後に前記外層11に形成する。これに用いるレーザの種類としては、炭酸ガスレーザ、YAGレーザ、半導体レーザ、アルゴンイオンレーザ等が可能であり、特に限定するものではない。
また、今まで説明してきた実施形態は、本発明の包装袋の代表的なものを例示したものであってこれに限るものではなく、たとえば、図6に示した開封開始手段は第1、第2あるいは第4実施形態に設けてもよいし、また、開封開始手段としてはV字状切欠に限ることはなく、たとえば、I字状やU字状、亀甲状等の切欠であってもよいし、また、傷痕群であってもよく、また、包装袋の形態についても四方シールタイプに限ることはなく、たとえば、三方シールタイプやスタンディングパウチであってもよいものであり、要するに本発明の趣旨を逸脱しない範疇のものはすべて本発明に含まれるものである。
本発明にかかる包装袋の第1実施形態を図解的に示す平面図である。 図1の要部展開図である。 図1のX−X線断面を図解的に示す拡大図である。 図1に示す包装袋の引裂き終端側の側端縁熱接着部を残した状態の開封図である。 本発明にかかる包装袋の第2実施形態を示す図2に対応する図である。 本発明にかかる包装袋の第3実施形態を図解的に示す要部平面図である。 本発明にかかる包装袋の第4実施形態を図解的に示す平面図である。 図7の要部展開図である。 図7のY−Y線断面を図解的に示す拡大図である。
符号の説明
1,1’,1”,1’’’ 包装袋
2 端縁熱接着部
2’ 端縁熱接着予定部
3 第1切目線
3’ 第2切目線
3” 切目線
3’’’ 第3切目線
4 V字状切欠
10 積層体
11 外層
12 内層
30 第1’直線状切目線
31 第1”直線状切目線
30’ 第2’直線状切目線
31’ 第2”直線状切目線
30” 第3’直線状切目線
31” 第3”直線状切目線
32 第3’’’直線状切目線
A 一方の面
B 他方の面
α 仮想線

Claims (7)

  1. 外層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも備えた矩形状積層体の前記内層同士を重ね合わせ、対向する両端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部を有する包装袋であって、前記端縁熱接着部を垂直に交差する仮想線を想定した時に、前記包装袋の一方の面と他方の面を構成する前記積層体のそれぞれの外層に、一方の前記端縁熱接着部の外縁から他方の前記端縁熱接着部側に前記仮想線に沿ってそれぞれ延びる第1’直線状切目線と該第1’直線状切目線のそれぞれの終端から前記仮想線に対して前記一方の面側は下方に、前記他方の面側は上方に互いに乖離するように延びて他方の前記端縁熱接着部の外縁に至る第1”直線状切目線とからなる第1切目線を形成してなることを特徴とする包装袋。
  2. 前記包装袋の一方の面と他方の面を構成する前記積層体のそれぞれの外層に、前記他方の前記端縁熱接着部の外縁から前記一方の前記端縁熱接着部側に前記仮想線に沿ってそれぞれ延びる第2’直線状切目線と該第2’直線状切目線のそれぞれの終端から前記仮想線に対して前記一方の面側は上方に、前記他方の面側は下方に互いに乖離するように延びて前記一方の前記端縁熱接着部の外縁に至る第2”直線状切目線とからなる第2切目線を形成してなることを特徴とする請求項1記載の包装袋。
  3. 外層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも備えた矩形状積層体の前記内層同士を重ね合わせ、対向する両端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部を有する包装袋であって、前記端縁熱接着部を垂直に交差する仮想線を想定した時に、前記包装袋の一方の面を構成する前記積層体の外層に前記仮想線に沿って一方の前記端縁熱接着部の外縁から他方の前記端縁熱接着部の外縁に延びる第3’直線状切目線と、前記他方の面を構成する前記積層体の外層に一方の前記端縁熱接着部の外縁から他方の前記端縁熱接着部側に前記仮想線に沿って延びる第3”直線状切目線と該第3”直線状切目線の終端から前記仮想線に対して乖離するように下方ないし上方に延びて他方の前記端縁熱接着部の外縁に至る第3’’’直線状切目線とからなる第3切目線を形成してなることを特徴とする包装袋。
  4. 前記第1切目線を中心として両側にそれぞれ前記第1切目線を平行移動した形状の1ないし複数本の切目線が形成されていることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の包装袋。
  5. 前記第2切目線を中心として両側にそれぞれ前記第2切目線を平行移動した形状の1ないし複数本の切目線が形成されていることを特徴とする請求項2記載の包装袋。
  6. 前記第3切目線を中心として両側にそれぞれ前記第3切目線を平行移動した形状の1ないし複数本の切目線が形成されていることを特徴とする請求項3記載の包装袋。
  7. 前記第1’直線状切目線および/ないし前記第2’直線状切目線ないし前記第3’直線状切目線が交差する前記端縁熱接着部の外縁に開封開始手段が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の包装袋。

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