JP2016113209A - 包装袋 - Google Patents

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Yohei Takechi
洋平 武智
未奈子 永守
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未奈子 永守
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Abstract

【課題】開封したときに、表裏のフィルムの開封線がずれて形成され、指で摘みやすく、口開きが容易にできる包装袋を提供する。
【解決手段】表フィルム1と裏フィルム2を重ね合わせ、重ね合わせた表フィルムと裏フィルムの周縁部をシールし、シール部3、4、5、6を設けた包装袋100であって、表フィルムと裏フィルムのそれぞれに、開封するための切断を誘導する易切断線を、形の異なる表側易切断線7と裏側易切断線8とで設け、表側易切断線は、2つの易切断線7a、7bからなり、2つの易切断線は互いに、包装袋の左右中央で交差している。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装袋に関するものである。
従来から、内容物を収容した包装袋を開封しやすくするために、包装袋の開封予定線の左右両端部、または、いずれかの端部にノッチを設け、開封予定線に直線状のハーフカットを包装袋の表裏2枚のフィルムそれぞれに設けた包装袋があった。これらの包装袋は、ノッチの上下それぞれを指で摘んで、直線状のハーフカットに沿って引っ張ると容易に引き裂かれて開封することができる。
しかし、このような包装袋は容易に開封できるが、内容物を取り出したりするために口を開こうとすると、包装袋の引き裂かれた開封線が表裏のフィルムで同一位置にあるため、口を開くために指で表裏のフィルムをそれぞれ摘もうとしても、重なり合った表裏フィルムの間に指を入れることが難しく、容易に口を開くことができなかった。
これを回避するために、表フィルムと裏フィルムに異なる開封予定線を設けて、開封後の開封線が表裏のフィルムで同一位置にならないようにして、指で摘みやすく、口開きを容易にした包装袋があった。
例えば、開封予定線に沿って、略ハの字型をなすように傾斜した2つの対をなす切れ目を所要間隔の断続状に形成した切れ目線をハーフカットにより包装袋の表フィルムと裏フィルムに波形に形成して、表フィルムと裏フィルムの波のピッチを相互に交差するようにするか、あるいは、片側のフィルムのみ波形の変形ミシン目状の切目線を設けて、他方のフィルムには略直線状の変形ミシン目状の切目線を形成し、開封後の表フィルムと裏フィルムの開封線が完全には重ならず、開口部の口開きを容易した包装袋があった(特許文献1)。
また、包装袋の表フィルムと裏フィルムのそれぞれ、表側開封予定線と裏側開封予定線をハーフカット線で、包装袋の左右両端より内方に向かって直線状に設け、表側開封予定線は直線の両端を結び、上に凸の曲線を設け、裏側開封予定線は直線の両端を結び、下に凸の曲線を設け、開封後、容易に摘んで開口することができるようにした包装袋があった(特許文献2)。
開口部に再封止手段を有し、再封止手段とトップシール部の間に、易開封手段を設け、易開封手段は、左右サイドシール部外縁に設けた易開封加工部と、表面積層体に設けた上に凸の形状を有する表面ハーフカット線aと、表面積層体に設けた下に凸の形状を有する表面ハーフカット線bと、裏面積層体に設けた直線状の裏面ハーフカット線とからなり、表面ハーフカット線aと表面ハーフカット線bとは、凸部が外側になるように裏面ハーフカット線を中心に上下対称に設けられ、これら2本の表面ハーフカット線は、いずれも左サイドシール部上の1点を始点とし、右サイドシール部上の1点を終点とすることを特徴とする包装袋があった(特許文献3)。
公知文献を以下に示す。
特開2001−240074号公報 特開2005−289396号公報 特開2014−51310号公報
前述のこれらの包装袋は、表フィルムと裏フィルムに異なる開封予定線を設けて、開封後の開封線が表裏のフィルムで同一位置にならないようにしているが、必ずしも指で摘みやすくなかったり、引裂いた開封線が、ハーフカット線などの開封予定線から外れてしまったりする恐れがあった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、開封したときに、指で摘みやすく、口開きが容易にできる包装袋を提供することを課題とする。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、表フィルムと裏フィルムを重ね合わせ、重ね合わせた前記表フィルムと前記裏フィルムの周縁部をシールした包装袋であって、
前記表フィルムと前記裏フィルムのそれぞれに、開封するための切断を誘導する易切断線を形の異なる表側易切断線と裏側易切断線とで設け、前記表側易切断線は複数の易切断線からなり、複数の前記易切断線は互いに一箇所以上で交差していることを特徴とする包装袋である。
本発明の請求項2の発明は、複数の前記易切断線が、左右中央で互いに交差していることを特徴とする請求項1に記載の包装袋である。
本発明の請求項3の発明は、前記表側易切断線と前記裏側易切断線の左右のシール部の一方あるいは両方に、引き裂き開始部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋である。
本発明の包装袋は、開封したときに、表裏のフィルムの開封線が必ずずれて形成されることにより、指で摘みやすく、口開きが容易にできる。
本発明の包装袋の第1の実施形態を模式的に正面で示した説明図である。 本発明の包装袋の第1の実施形態の変形例を模式的に正面で示した説明図である。 本発明の包装袋の第2の実施形態を模式的に正面で示した説明図である。 本発明の包装袋の第3の実施形態を模式的に正面で示した説明図である。 本発明の包装袋の第3の実施形態の変形例を模式的に正面で示した説明図である。 本発明の包装袋の第4の実施形態を模式的に正面で示した説明図である。 本発明の包装袋に用いる積層体の一例を模式的に断面で示した説明図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明を実施するための第1の実施形態につき説明する。
図1は、本発明の包装袋の第1の実施形態を模式的に正面で示した説明図、図2は、本発明の包装袋の第1の実施形態の変形例を模式的に正面で示した説明図である。
第1の実施形態の包装袋100は、図1のように、表フィルム1と裏フィルム2を重ね合わせ、重ね合わせた表フィルム1と裏フィルム2の周縁部をシールし、左サイドシール部3、右サイドシール部4、天シール部5、底シール部6を設けた包装袋である。
そして、天シール部5の近傍に開封するための切断を誘導する易切断線を設けてある。易切断線は、表フィルム1と裏フィルム2のそれぞれに、形の異なる表側易切断線7と裏側易切断線8とで設け、表側易切断線7は、2本の傾斜した易切断線7a、7bからなり、2本の易切断線7a、7bは互いに、包装袋100の左右中央で交差している。
これらの表側易切断線7の易切断線7a、7bは、ハーフカット線で設けられている。そしてこのように、ハーフカット線からなる表側易切断線7の易切断線7a、7bが交差して設けられているので、引き裂いて切断した開封線が表側易切断線7から外れることがない。
裏側易切断線8は水平に設けられた直線のハーフカット線からなっている。そのため、裏側易切断線8もまた、引き裂いて切断した開封線が外れることがない。
表側易切断線7の2本の傾斜した易切断線7a、7bが交差する交点は、裏側易切断線8の直線が通る位置またはその近傍に来るように設けられている。また、表側易切断線7や裏側易切断線8の左右の両端部は、サイドシール部3、4の中間部分にあり、その先の左右のサイドシール部3、4の外端縁から易切断線7、8に向かう引き裂き開始部9が設けられている。
本実施形態では引き裂き開始部9がVノッチで設けられているがこれに限る必要はなく、他の形状のノッチや切れ込み、あるいは、横方向の短い直線からなる傷加工で設けてもよい。
包装袋100では、表側易切断線7や裏側易切断線8の左右の両端部を、サイドシール部3、4の中間部分に来るように設けたが、図2の包装袋100aのように、表側易切断線7を、サイドシール部3、4の外端縁まで伸ばし、裏側易切断線8をサイドシール部3、4の外端縁の引き裂き開始部9にまで延ばしてもよい。
このように、包装袋100、100aの表フィルム1の表側易切断線7が、2本の傾斜した易切断線7a、7bで、左右中央で交差するように設けられているので、引き裂き開始部9から引き裂いたときに、表フィルム1の引き裂かれた開封線は、引き裂く人の引き裂く力の掛かり方や方向性の癖により、易切断線7aに沿って引き裂かれたり、易切断線7bに沿って引き裂かれたり、更には、初め易切断線7aに沿って引き裂かれ、交差する交点で易切断線7bに沿って引き裂かれたり、初め易切断線7bに沿って引き裂かれ、交差する交点で易切断線7aに沿ったりして引き裂かれるが、それをその都度考慮・修正して引き裂くことができる。
一方、裏フィルム2は、水平な直線の裏側易切断線8に沿って切り裂かれ開封線が直線状になるので、表フィルム1の開封線とは異なり、表フィルム1の開封線と裏フィルム2の開封線とが異なることにより開封部分に段差ができる。このため、口開きするときに、指で摘みやすく口開きが容易にできる。
<第2の実施形態>
以下、本発明を実施するための第2の実施形態につき説明する。
図3は、本発明の包装袋の第2の実施形態を模式的に正面で示した説明図である。
第2の実施形態の包装袋200は、図3のように、包装袋100と同様に、表フィルム1と裏フィルム2を重ね合わせ、重ね合わせた表フィルム1と裏フィルム2の周縁部をシールし、左サイドシール部3、右サイドシール部4、天シール部5、底シール部6を設けた包装袋である。
そして、天シール部5の近傍に開封するための切断を誘導する易切断線を設けてある。易切断線は、表フィルム1と裏フィルム2のそれぞれに、形の異なる表側易切断線7と裏側易切断線8とで設け、表側易切断線7は、包装袋100と同様に、2本の傾斜した直線状の易切断線7a、7bからなり、2本の易切断線7a、7bは互いに、包装袋200の左右中央で交差している。包装袋200では更に、表フィルム1に直線状の易切断線10a、10bが易切断線7a、7bの上端あるいは下端に接するように設けられている。このように、交差しない他の易切断線を設けることもできる。
これらの表側易切断線7の易切断線7a、7bや、易切断線10a、10bは、ハーフカット線で設けられている。そしてこのように、ハーフカット線からなる表側易切断線7の易切断線7a、7bが交差して設けられているので、引き裂いて切断した開封線が表側易切断線7から外れることがない。
また、易切断線10a、10bが設けられているので、引き裂いて行く途中で万が一、易切断線7a、7bから開封線が外れても、易切断線10a、10bに沿って引き裂いて開封することができる。
裏側易切断線8は水平に設けられた直線のハーフカット線からなっている。そのため、裏側易切断線8もまた、引き裂いて切断した開封線が外れることがない。
表側易切断線7の2本の傾斜した易切断線7a、7bが交差する交点は、裏側易切断線8の直線が通る位置またはその近傍に来るように設けられている。
また、裏側易切断線8の直線の両端部の先の左右のサイドシール部3、4には、外端縁から易切断線7、8に向かう引き裂き開始部9が設けられている。本実施形態では引き裂き開始部9が横方向の短い直線からなる傷加工で設けられている。これに限ることなく、引き裂き開始部9をVノッチやIノッチなどのノッチや、切れ込みで設けてもよい。
このように、包装袋200の表フィルム1には、表側易切断線7の2本の傾斜した易切断線7a、7bが、左右中央で交差するように設けられ、更に、易切断線10a、10bが設けられている。
このため、引き裂き開始部9から引き裂いたときに、表フィルム1の引き裂かれた開封線は、引き裂く人の引き裂く力の掛かり方や方向性の癖により、易切断線7aに沿って引き裂かれたり、易切断線7bに沿って引き裂かれたり、更には、初め易切断線7aに沿って引き裂かれ、交差する交点で易切断線7bに沿って引き裂かれたり、初め易切断線7bに沿って引き裂かれ、交差する交点で易切断線7aに沿ったりして引き裂かれる。また、易切断線7a、7bから開封線が外れて、易切断線10a、10bに沿って引き裂かれる。これをその都度考慮・修正して引き裂くことができる。
一方、裏フィルム2は、水平な直線の裏側易切断線8に沿って切り裂かれ開封線が直線状になるので、表フィルム1の開封線とは異なり、表フィルム1の開封線と裏フィルム2の開封線とが異なることにより開封部分に段差ができる。このため、口開きするときに、指で摘みやすく口開きが容易にできる。
<第3の実施形態>
以下、本発明を実施するための第3の実施形態につき説明する。
図4は、本発明の包装袋の第3の実施形態を模式的に正面で示した説明図、図5は、本発明の包装袋の第3の実施形態の変形例を模式的に正面で示した説明図である。
第3の実施形態の包装袋300は、図4のように、包装袋100と同様に、表フィルム1と裏フィルム2を重ね合わせ、重ね合わせた表フィルム1と裏フィルム2の周縁部をシールし、左サイドシール部3、右サイドシール部4、天シール部5、底シール部6を設けた包装袋である。
そして、天シール部5の近傍に開封するための切断を誘導する易切断線を設けてある。易切断線は、表フィルム1と裏フィルム2のそれぞれに、形の異なる表側易切断線7と裏側易切断線8とで設け、表側易切断線7は、両端部が水平な直線で、中央で傾斜した直線からなる2本の易切断線7a、7bからなっている。2本の易切断線7a、7bは互いに、包装袋300の左右中央で交差している。
これらの表側易切断線7の易切断線7a、7bは、ハーフカット線で設けられている。そしてこのように、表側易切断線7のハーフカット線からなる易切断線7a、7bが交差して設けられているので、引き裂いて切断した開封線が表側易切断線7から外れることがない。
裏側易切断線8は水平に設けられた直線のハーフカット線からなっている。そのため、裏側易切断線8もまた、引き裂いて切断した開封線が外れることがない。
表側易切断線7の2本の易切断線7a、7bが交差する交点は、裏側易切断線8の直線が通る位置またはその近傍に来るように設けられている。また、表側易切断線7や裏側易切断線8の左右の両端部は、サイドシール部3、4の中間部分にあり、その先の左右のサイドシール部3、4の外端縁から易切断線7、8に向かう引き裂き開始部9が設けられている。
本実施形態では引き裂き開始部9が横方向の短い直線からなる傷加工で設けられている。これに限ることなく、引き裂き開始部9をVノッチやIノッチなどのノッチや、切れ込みで設けてもよい。
包装袋300では、表側易切断線7や裏側易切断線8の左右の両端部を、サイドシール部3、4の中間部分に来るように設けたが、図5の包装袋300aのように、表側易切断線7を、サイドシール部3、4の外端縁まで伸ばし、裏側易切断線8をサイドシール部3、4の外端縁の引き裂き開始部9にまで延ばしてもよい。
このように、包装袋300、300aの表フィルム1の表側易切断線7が、2本の易切断線7a、7bで、左右中央で交差するように設けられているので、引き裂き開始部9から引き裂いたときに、表フィルム1の引き裂かれた開封線は、引き裂く人の引き裂く力の掛かり方・方向性の癖により、易切断線7aに沿って引き裂かれたり、易切断線7bに沿って引き裂かれたり、更には、初め易切断線7aに沿って引き裂かれ、交差する交点で易切断線7bに沿って引き裂かれたり、初め易切断線7bに沿って引き裂かれ、交差する交点から易切断線7aに沿ったりして引き裂かれるが、それをその都度考慮・修正して引き裂くことができる。
一方、裏フィルム2は、水平な直線の裏側易切断線8に沿って切り裂かれ開封線が直線
状になるので、表フィルム1の開封線とは異なり、表フィルム1の開封線と裏フィルム2の開封線とは異なることで開封部分に段差ができる。このため、口開きするときに、指で摘みやすく口開きが容易にできる。
<第4の実施形態>
以下、本発明を実施するための第4の実施形態につき説明する。
図6は、本発明の包装袋の第4の実施形態を模式的に正面で示した説明図である。
第4の実施形態の包装袋400は、図6のように、包装袋100と同様に、表フィルム1と裏フィルム2を重ね合わせ、重ね合わせた表フィルム1と裏フィルム2の周縁部をシールし、左サイドシール部3、右サイドシール部4、天シール部5、底シール部6を設けた包装袋である。
そして、天シール部5の近傍に開封するための切断を誘導する易切断線を設けてある。易切断線は、表フィルム1と裏フィルム2のそれぞれに、形の異なる表側易切断線7と裏側易切断線8とで設け、表側易切断線7は、右下がりの曲線の易切断線7aと左下がりの曲線の易切断線7bとからなっている。2本の易切断線7a、7bは互いに、包装袋400の左右中央で交差している。
これらの表側易切断線7の易切断線7a、7bは、ハーフカット線で設けられている。そしてこのように、表側易切断線7のハーフカット線からなる易切断線7a、7bが交差して設けられているので、引き裂いて切断した開封線が表側易切断線7から外れることがない。
裏側易切断線8は水平に設けられた直線のハーフカット線からなっている。そのため、裏側易切断線8もまた、引き裂いて切断した開封線が外れることがない。
表側易切断線7の易切断線7a、7bの両端部は、上下に位置している。この上下に位置している易切断線7a、7bの両端部の間に、水平に設けられた直線の裏側易切断線8が位置するようになっている。
また、裏側易切断線8の直線の両端部の先の左右のサイドシール部3、4には、外端縁から易切断線7、8に向かう引き裂き開始部9が設けられている。本実施形態では引き裂き開始部9が横方向の短い直線からなる傷加工で設けられている。これに限ることなく、引き裂き開始部9をVノッチやIノッチなどのノッチや、切れ込みで設けてもよい。
このように、包装袋400の表フィルム1の表側易切断線7が、2本の易切断線7a、7bで、左右中央で交差するように設けられているので、引き裂き開始部9から引き裂いたときに、表フィルム1の引き裂かれた開封線は、引き裂く人の引き裂く力の掛かり方・方向性の癖により、易切断線7aに沿って引き裂かれたり、易切断線7bに沿って引き裂かれたり、更には、初め易切断線7aに沿って引き裂かれ、交差する交点で易切断線7bに沿って引き裂かれたり、初め易切断線7bに沿って引き裂かれ、交差する交点から易切断線7aに沿ったりして引き裂かれるが、それをその都度考慮・修正して引き裂くことができる。
一方、裏フィルム2は、水平な直線の裏側易切断線8に沿って切り裂かれ開封線が直線状になるので、表フィルム1の開封線とは異なり、表フィルム1の開封線と裏フィルム2の開封線とは異なることで開封部分に段差ができる。このため、口開きするときに、指で摘みやすく口開きが容易にできる。
以下、使用する材料や加工について説明する。
図7は、本発明の包装袋に用いる積層体の一例を模式的に断面で示した説明図である。
本発明の包装袋の表フィルム1および裏フィルム2は、図7のように、基材層111とシーラント層112とを貼り合わせた積層フィルム110からなっている。基材層111やシーラント層112は、更に積層された多層になっていてもよい。
基材層111には、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の樹脂の2軸延伸、あるいは、1軸延伸、未延伸のプラスチックフィルムが好ましく使用できる。その場合の厚さは12〜50μm程度が好ましい。
また、金属や無機物を蒸着した蒸着フィルムを、基材層111として用いることもできる。また、これらを組み合わせて、基材層111を多層にして設けても良い。さらには、アルミ箔などの金属箔も、多層の基材フィルムの1層として設けることもできる。
シーラント層112には、ポリプロピレンや、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、あるいは、酸変性ポリエチレンなどの熱溶融性樹脂が用いられる。また、シーラント層112に多層の共押し出しフィルムを用いても良い。多層の共押し出しフィルムのシーラント層112としては、低密度ポリエチレンや高密度ポリエチレンを中間層として、両面に直鎖状低密度ポリエチレンの層を設けたものが好ましく用いられる。
シーラント層112の厚さは、内容物の量によって、調整されるものであるが、80μmから200μmの厚さが好ましく、より好ましくは、100μmから150μmが好ましく使用できる。
また、絵柄印刷層を基材層111の裏面などに設けることができる。また、多層の基材層111の場合は、基材層111の最外層のフィルムに絵柄印刷層を設けることが好ましい。絵柄印刷層を設ける印刷方式は、特に限定するものではないが、通常、グラビア印刷、あるいは、フレキソ印刷が用いられる。
易切断線はハーフカット線で設けることができる。ハーフカット線113は、ロール状などの金属刃を用いて、図7(A)のように、表側から基材層111に入れることができる。この場合、基材層111の途中まで刃が入っていても、基材層111を越えて、シーラント層112の途中まで刃が入っていてもよい。
また、ハーフカット線113を基材層111側から照射するレーザー加工で設けることができる。用いるレーザーには炭酸ガスレーザーが好ましく用いられる。ハーフカット線をレーザー加工で設ける場合では、多層の基材層111の最外層には設けないようにして、図7(B)のように、基材層111の内側層に設けることもできる。
本発明の包装袋は、説明した各実施形態では4方シール袋であったが、これに限られるものではなく、スタンディングパウチや、天部あるいは地部を折り返した3方シール袋などでもかまわない。左右のサイドシール部の設けられた袋であればよい。
以上のように本発明の包装袋は、表フィルムと裏フィルムのそれぞれに、開封するための切断を誘導する易切断線を、形の異なる表側易切断線と裏側易切断線とで設け、表側易切断線は、複数の易切断線からなり、複数の前記易切断線は互いに、一箇所以上で交差している。
このため、横方向に引き裂いて開封したときに、表フィルム1の引き裂かれた開封線は
、引き裂く人の引き裂く力の掛かり方・方向性の癖により、複数の易切断線のいずれかに沿って引き裂かれ、交差する交点で他の易切断線に沿ったり、そのまま元の易切断線に沿ったりするが、開封する人はそれをその都度考慮・修正して引き裂くことができる。
一方、裏フィルムは、表側易切断線と形が異なる裏側易切断線に沿って切り裂かれ、表フィルムの開封線と裏フィルムの開封線とは異なり段差ができる。このため、口開きするときに、指で摘みやすく口開きが容易にできる。
100、100a、200、300、300a、400・・・包装袋
1・・・表フィルム
2・・・裏フィルム
3・・・左サイドシール部
4・・・右サイドシール部
5・・・天シール部
6・・・底シール部
7・・・表側易切断線
7a、7b、10a、10b・・・易切断線
8・・・裏側易切断線
9・・・引き裂き開始部
110・・・積層フィルム
111・・・基材層
112・・・シーラント層
113・・・ハーフカット線

Claims (3)

  1. 表フィルムと裏フィルムを重ね合わせ、重ね合わせた前記表フィルムと前記裏フィルムの周縁部をシールした包装袋であって、
    前記表フィルムと前記裏フィルムのそれぞれに、開封するための切断を誘導する易切断線を形の異なる表側易切断線と裏側易切断線とで設け、前記表側易切断線は複数の易切断線からなり、複数の前記易切断線は互いに一箇所以上で交差していることを特徴とする包装袋。
  2. 複数の前記易切断線が、左右中央で互いに交差していることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記表側易切断線と前記裏側易切断線の左右のシール部の一方あるいは両方に、引き裂き開始部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
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