JP2016094248A - 包装袋 - Google Patents

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瑠里 工藤
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Abstract

【課題】切断中の開封線が開封予定線に沿って進行しやすく且つ開封後の開封線を表裏のフィルムで異なる位置に形成する。【解決手段】包装袋Aは、表側フィルム1及び裏側フィルム2を備える。表側フィルム1及び裏側フィルム2には、表側フィルム1及び裏側フィルム2が左側縁側においてシールされた左サイドシール部3と、表側フィルム1及び裏側フィルム2が右側縁側においてシールされた右サイドシール部4とが設けられている。裏側フィルム2には、直線状を呈する裏側ハーフカット線8が形成されている。表側フィルム1には、楕円形状を呈する複数の表側ハーフカット線7が形成されている。複数の表側ハーフカット線7と裏側ハーフカット線8とは、裏側ハーフカット線8が複数の表側ハーフカット線7と交差するように互いに重なり合っている。【選択図】図1

Description

本開示は、包装袋に関する。
従来から、内容物を収容した包装袋を開封しやすくするために、包装袋の開封予定線の左右両端部、または、いずれかの端部にノッチを設け、開封予定線に直線状のハーフカットを包装袋の表裏2枚のフィルムそれぞれに設けた包装袋があった。これらの包装袋は、ノッチの上下それぞれを指で摘んで、直線状のハーフカットに沿って引っ張ると容易に引き裂かれて開封することができる。
しかし、包装袋の引き裂かれた開封線が表裏のフィルムで同一位置にある。そのため、内容物を取り出したりするために口を開こうとして指で表裏のフィルムをそれぞれ摘もうとしても、重なり合った表裏フィルムの間に指を入れることが難しい。従って、包装袋を容易に開封できたとしても、開封された口を開くことが容易でない場合がある。
そこで、特許文献1〜3は、表側フィルムと裏側フィルムに、異なる開封予定線(ハーフカット線)を設けて、開封後の開封線が表側フィルムと裏側フィルムとで同一位置にならないようにして、開封された口を指で摘みやすく、口開きを容易にした包装袋を開示している。
特開2001−240074号公報 特開2005−289396号公報 特開2014−051310号公報
しかしながら、引裂いた開封線が開封予定線から外れてしまうと、開封後の開封線が表側フィルム及び裏側フィルムで同一位置になってしまう場合がある。この場合、結局、開封された口が指で摘み難くなりうる。
そこで、本開示は、切断中の開封線が開封予定線に沿って進行しやすく且つ開封後の開封線を表側フィルム及び裏側フィルムで異なる位置に形成することが可能な包装袋を説明する。
本開示の一つの観点に係る包装袋は、互いに重ね合わされた状態で周縁同士が部分的にシールされている表側フィルム及び裏側フィルムを備え、表側フィルム及び裏側フィルムはそれぞれ、第1の方向に沿って延びる一対の第1及び第2の側縁を有し、表側フィルム及び裏側フィルムには、表側フィルム及び裏側フィルムが第1の側縁側においてシールされている第1のシール部と、表側フィルム及び裏側フィルムが第2の側縁側においてシールされている第2のシール部とが設けられ、裏側フィルムには、第1の側縁と第2の側縁との間において第1の方向に交差する第2の方向に沿って直線状に延びる裏側ハーフカット線が形成され、表側フィルムには、環状を呈する複数の表側ハーフカット線が形成され、複数の表側ハーフカット線は第2の方向に並んでおり、複数の表側ハーフカット線と裏側ハーフカット線とは、裏側ハーフカット線が複数の表側ハーフカット線と交差するように互いに重なり合っている。
本開示の一つの観点に係る包装袋では、第1の側縁と第2の側縁との間において第2の方向に沿って直線状に延びる裏側ハーフカット線が、裏側フィルムに形成されている。そのため、裏側フィルムは、裏側ハーフカット線に沿って直線的に切断される。すなわち、裏側フィルムの引き裂かれた開封線は、直線状を呈する。
一方、本開示の一つの観点に係る包装袋では、環状を呈する複数の表側ハーフカット線が第2の方向に沿って並ぶように、表側フィルムに形成されている。そのため、表側フィルムにおいて、環状を呈する一の表側ハーフカット線の上側が引き裂かれると、切断中の開封線は、当該一の表側ハーフカット線において、隣り合う他の表側ハーフカット線に向かうにつれて一度上側に向けて膨れた後に下側に向かう。従って、切断中の開封線が当該他の表側ハーフカット線に到達すると、環状を呈する当該他の表側ハーフカット線の下側が引き裂かれる。換言すれば、表側フィルムにおいて、切断中の開封線は、表側ハーフカット線の上側と下側とに沿って進行しやすい傾向にある。その結果、表側フィルムは、表側ハーフカット線の上側と下側とが交互に切断される。すなわち、表側フィルムの引き裂かれた開封線は、凹凸状を呈する。
さらに、本開示の一つの観点に係る包装袋では、複数の表側ハーフカット線と裏側ハーフカット線とは、裏側ハーフカット線が複数の表側ハーフカット線と交差するように互いに重なり合っている。そのため、表側フィルムのうち表側ハーフカット線の上側が引き裂かれて生ずる開封線は、裏側フィルムが引き裂かれて生ずる開封線よりも上側に突出する突出部を有する。表側フィルムのうち表側ハーフカット線の下側が引き裂かれて生ずる開封線は、裏側フィルムが引き裂かれて生ずる開封線よりも下側に窪む窪み部を有する。従って、開封後の開封線を、表側フィルムと裏側フィルムとで異なる位置に形成することが可能となる。
以上より、本開示の一つの観点に係る包装袋では、表側フィルムの突出部と、窪み部に対応する裏側フィルムの部分とにそれぞれ指を引っ掛けやすくなる。従って、本開示の一つの観点に係る包装袋によれば、表側フィルム及び裏側フィルムの開封後の開封線をそれぞれ指で摘みやすく、容易に口開きを行うことが可能となる。
複数の表側ハーフカット線は、第1の側縁側に位置する第1の点から上下に分岐して第2の側縁側に位置する第2の点に収束する紡錘状、楕円形状又は菱形状を呈していてもよい。この場合、表側フィルムにおいて、切断中の開封線が、表側ハーフカット線の上側と下側とに沿ってより進行しやすくなる。
複数の表側ハーフカット線のうち隣り合う2つの表側ハーフカット線において、第1の側縁側に位置する表側ハーフカット線の第2の点と、第2の側縁側に位置する表側ハーフカット線の第1の点とが接続されていてもよい。この場合、切断中の開封線が、表側ハーフカット線の上側と下側とに沿ってさらに進行しやすくなる。
表側ハーフカット線は、第1の点から上下に分岐する一対の第1の基線部と、第2の点に収束する一対の第2の基線部と、一対の第1の基線部及び一対の第2の基線部のうち上側に位置する第1及び第2の基線部から上側に屈曲して当該第1及び第2の基線部よりも上側に膨出する第1の膨出部と、一対の第1の基線部及び一対の第2の基線部のうち下側に位置する第1及び第2の基線部から下側に屈曲して当該第1及び第2の基線部よりも下側に膨出する第2の膨出部とを含んでいてもよい。この場合、基線部は、膨出部よりも裏側ハーフカット線に対する角度が小さくなる。第1又は第2の側縁から引き裂きが開始された場合、切断中の開封線は、膨出部ではなく、まず基線部に到達するので、表側フィルムと裏側フィルムとで、切断中の開封線の進行方向が大きく異なってしまうことが抑制される。そのため、切断中の開封線が、表側ハーフカット線に沿っていっそう進行しやすくなる。一方、表側ハーフカット線は膨出部を含んでいるので、表側フィルムの突出部及び窪み部の大きさが大きくなる。そのため、表側フィルムの突出部と、窪み部に対応する裏側フィルムの部分とのそれぞれに指をさらに引っ掛けやすくなる。以上より、切断中の開封線を表側ハーフカット線に沿って進行させることと、表側フィルムにより大きな突出部及び窪み部を形成することという一見すると相反する事柄を、両立させることが可能となる。
複数の表側ハーフカット線のうち隣り合う2つの表側ハーフカット線は、部分的に重なり合っていてもよい。
複数の表側ハーフカット線は互いに離間していてもよい。
表側フィルムには、複数の表側ハーフカット線のうち隣り合う2つの表側ハーフカット線を接続する線状の中間ハーフカット線が形成されていてもよい。この場合、切断中の開封線が中間ハーフカット線によって隣り合う表側ハーフカット線の間において誘導される。そのため、複数の表側ハーフカット線が互いに離間していても、切断中の開封線が複数の表側ハーフカット線に沿って進行しやすくなる。
複数の表側ハーフカット線のうち一の表側ハーフカット線は、他の表側ハーフカット線と異なる形状又は大きさであってもよい。この場合、表側フィルム及び裏側フィルムの開封後の開封線のそれぞれをさらに指で摘みやすくなる。
複数の表側ハーフカット線のうち第2の方向において表側フィルムの中央側に位置する表側ハーフカット線は、複数の表側ハーフカット線のうち第2の方向において第1及び第2の側縁側に位置する表側ハーフカット線よりも大きくてもよい。この場合、表側フィルム及び裏側フィルムの開封後の開封線のそれぞれをいっそう指で摘みやすくなる。
複数の表側ハーフカット線は、表側フィルムのうち裏側フィルムとシールされていない非シール部に位置していてもよい。
複数の表側ハーフカット線のうち最も第1の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線の少なくとも一部は、第1のシール部に位置し、複数の表側ハーフカット線のうち最も第2の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線の少なくとも一部は、第2のシール部に位置していてもよい。この場合、表側ハーフカット線と側縁とが近接する。そのため、表側ハーフカット線と側縁とが離間していても、切断中の開封線が側縁から表側ハーフカット線に向けて進行しやすくなる。
表側フィルムには、複数の表側ハーフカット線のうち最も第1の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線の第1の側縁側の部分から第1の側縁に向けて延びる線状の第1の側縁ハーフカット線と、複数の表側ハーフカット線のうち最も第2の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線の第2の側縁側の部分から第2の側縁に向けて延びる線状の第2の側縁ハーフカット線とが形成されていてもよい。この場合、切断中の開封線が、側縁ハーフカット線によって、側縁と表側ハーフカット線との間において誘導される。そのため、表側ハーフカット線と側縁とが離間していても、切断中の開封線が側縁から表側ハーフカット線に向けて進行しやすくなる。
表側フィルムには、各表側ハーフカット線のうち第2の側縁側の部分又は当該部分の近傍から第1の側縁側に向けて延びる第1のガイド用ハーフカット線と、各表側ハーフカット線のうち第1の側縁側の部分又は当該部分の近傍から第2の側縁側に向けて延びる第2のガイド用ハーフカット線とが形成されており、第1及び第2のガイド用ハーフカット線の一方は当該表側ハーフカット線の上側に位置し、第1及び第2のガイド用ハーフカット線の他方は当該表側ハーフカット線の下側に位置していてもよい。この場合、切断中の開封線が表側ハーフカット線から外れてしまうことがあっても、外れた開封線はガイド用ハーフカット線によって表側ハーフカット線に誘導される。そのため、切断中の開封線が表側ハーフカット線に沿ってより進行しやすくなる。
表側フィルムには、複数の表側ハーフカット線の上側近傍に位置するように又は複数の表側ハーフカット線の上側と接するように、第1の側縁と第2の側縁との間で延びる線状の第1のガイド用ハーフカット線と、複数の表側ハーフカット線の下側近傍に位置するように又は複数の表側ハーフカット線の下側と接するように、第1の側縁と第2の側縁との間で延びる線状の第2のガイド用ハーフカット線とが形成されていてもよい。この場合、切断中の開封線が表側ハーフカット線から外れてしまうことがあっても、外れた開封線はガイド用ハーフカット線によって側縁まで誘導される。そのため、包装袋の開封により、包装袋に開口部がより形成されやすくなる。
第1のシール部には、第1の側縁と、複数の表側ハーフカット線のうち最も第1の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線との間に、第1の引き裂き開始部が設けられ、第2のシール部には、第2の側縁と、複数の表側ハーフカット線のうち最も第2の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線との間に、第2の引き裂き開始部が設けられていてもよい。この場合、引き裂き開始部により、軽い力で簡単に包装袋の引き裂きを開始することが可能となる。また、引き裂き開始部は表側ハーフカット線と側縁との間に位置しているので、引き裂き開始部から引き裂きを開始することにより、切断中の開封線をスムーズに表側ハーフカット線に誘導することが可能となる。
表側フィルム及び裏側フィルムのうち第1の側縁側には、第1の引き裂き開始部を囲むように第1の引き裂き開始部の上下に位置する一対の第3のガイド用ハーフカット線が形成されており、表側フィルム及び裏側フィルムのうち第2の側縁側には、第2の引き裂き開始部を囲むように第2の引き裂き開始部の上下に位置する一対の第4のガイド用ハーフカット線が形成されており、一対の第3のガイド用ハーフカット線は、第2の方向において複数の表側ハーフカット線側に向かうにつれて互いに近づいており、一対の第4のガイド用ハーフカット線は、第2の方向において複数の表側ハーフカット線側に向かうにつれて互いに近づいていてもよい。この場合、引き裂き開始部において生じた切断中の開封線が表側ハーフカット線又は裏側ハーフカット線に向かって進行しないことがあっても、引き裂き開始部がガイド用ハーフカット線によって囲まれているので、切断中の開封線は、ガイド用ハーフカット線によって表側ハーフカット線又は裏側ハーフカット線に向けて誘導される。そのため、切断中の開封線をよりスムーズに表側ハーフカット線又は裏側ハーフカット線に誘導することが可能となる。
本開示の他の観点に係る包装袋は、互いに重ね合わされた状態で周縁同士が部分的にシールされている表側フィルム及び裏側フィルムを備え、表側フィルム及び裏側フィルムはそれぞれ、第1の方向に沿って延びる一対の第1及び第2の側縁を有し、裏側フィルムには、第1の側縁と第2の側縁との間において第1の方向に交差する第2の方向に沿って直線状に延びる裏側ハーフカット線が形成され、表側フィルムには、環状を呈する表側ハーフカット線が形成され、表側ハーフカット線と裏側ハーフカット線とは互いに重なり合っており、表側ハーフカット線は、第1の側縁側に位置する第1の点から上下に分岐する一対の第1の基線部と、第2の側縁側に位置する第2の点に収束する一対の第2の基線部と、一対の第1の基線部及び一対の第2の基線部のうち上側に位置する第1及び第2の基線部から上側に屈曲して当該第1及び第2の基線部よりも上側に膨出する第1の膨出部と、一対の第1の基線部及び一対の第2の基線部のうち下側に位置する第1及び第2の基線部から下側に屈曲して当該第1及び第2の基線部よりも下側に膨出する第2の膨出部とを含む。
本開示の他の観点に係る包装袋では、表側ハーフカット線と裏側ハーフカット線とが互いに重なり合っている。そのため、表側フィルムのうち表側ハーフカット線の上側が引き裂かれて生ずる開封線は、裏側フィルムが引き裂かれて生ずる開封線よりも上側に突出する突出部を有する。表側フィルムのうち表側ハーフカット線の下側が引き裂かれて生ずる開封線は、裏側フィルムが引き裂かれて生ずる開封線よりも下側に窪む窪み部を有する。従って、開封後の開封線を、表側フィルムと裏側フィルムとで異なる位置に形成することが可能となる。
また、本開示の他の観点に係る包装袋では、表側ハーフカット線が、一対の第1の基線部と、一対の第2の基線部と、一対の第1の基線部及び一対の第2の基線部のうち上側に位置する第1及び第2の基線部を接続して当該第1及び第2の基線部よりも上側に膨出する第1の膨出部と、一対の第1の基線部及び一対の第2の基線部のうち下側に位置する第1及び第2の基線部を接続して当該第1及び第2の基線部よりも下側に膨出する第2の膨出部とを含んでいる。そのため、基線部は、膨出部よりも裏側ハーフカット線に対する角度が小さくなる。第1又は第2の側縁から引き裂きが開始された場合、切断中の開封線は、膨出部ではなく、まず基線部に到達するので、表側フィルムと裏側フィルムとで、切断中の開封線の進行方向が大きく異なってしまうことが抑制される。従って、切断中の開封線が、表側ハーフカット線に沿って進行しやすくなる。一方、表側ハーフカット線は膨出部を含んでいるので、表側フィルムの突出部又は窪み部の大きさが大きくなる。そのため、表側フィルムの突出部に指を引っ掛けやすくなるか、又は、窪み部に対応する裏側フィルムの部分に指を引っ掛けやすくなる。以上より、切断中の開封線を表側ハーフカット線に沿って進行させることと、表側フィルムにより大きな突出部又は窪み部を形成することという一見すると相反する事柄を、両立させることが可能となる。
本開示の他の観点に係る包装袋は、表側フィルムと裏側フィルムを重ね合わせ、重ね合わせた表側フィルムと裏側フィルムの周縁部をシールした包装袋であって、表側フィルムと裏側フィルムのそれぞれに、開封するための切断を誘導する易切断線を、形の異なる表側易切断線と裏側易切断線とで設け、表側易切断線は、複数の楕円形のハーフカット線を線状に並べて形成されていて、その両端部が裏側易切断線の両端部と略同一の位置にあることを特徴とする。
複数の楕円形のハーフカット線の形や大きさが異なっていてもよい。
複数の楕円形のハーフカット線が連続していてもよい。
複数の楕円形のハーフカット線が交わっていてもよい。
複数の楕円形のハーフカット線がそれぞれ離れていてもよい。
隣り合う楕円形のハーフカット線の間が線状のハーフカット線でつながっていてもよい。
本開示の他の観点に係る包装袋は、更に、表側易切断線に接して、あるいは、その近傍にガイド用ハーフカット線が設けられていてもよい。
ガイド用ハーフカット線が楕円形のハーフカット線から外側に伸びて設けられていてもよい。
ガイド用ハーフカット線が複数の楕円形のハーフカット線の上または下に接して、線状に設けられていてもよい。
表側易切断線の左右両端が左右のサイドシール部に位置し、該サイドシール部の外端縁から表側易切断線に向かう引き裂き開始部が設けられていてもよい。
本開示に係る包装袋によれば、切断中の開封線が開封予定線に沿って進行しやすく且つ開封後の開封線を表側フィルム及び裏側フィルムで異なる位置に形成することが可能となる。
図1は、第1実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図2は、積層フィルムの一例を模式的に示す断面図である。 図3は、第2実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図4は、第3実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図5は、第4実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図6は、第5実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図7は、第6実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図8は、第7実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図9は、第8実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図10は、第9実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図11は、第10実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図12は、第11実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図13は、第12実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図14は、第13実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図15は、第14実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。 図16は、第15実施形態に係る包装袋を模式的に示す正面図である。
以下に説明される本開示に係る実施形態は本発明を説明するための例示であるので、本発明は以下の内容に限定されるべきではない。以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。図面の寸法比率は、図示の比率に限られるものではない。
<第1実施形態>
第1実施形態の包装袋Aは、図1のように、表側フィルム1と裏側フィルム2を重ね合わせ、重ね合わせた表側フィルム1と裏側フィルム2の周縁部をシールし、左サイドシール部3、右サイドシール部4、天シール部5、底シール部6を設けた包装袋である。
表側フィルム1および裏側フィルム2は、図2のように、基材層101とシーラント層102とを貼り合わせた積層フィルム110からなっている。基材層101やシーラント層102は、更に積層された多層になっていてもよい。
基材層101には、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の樹脂の2軸延伸、あるいは、1軸延伸、未延伸のプラスチックフィルムが好ましく使用できる。その場合の厚さは12〜50μm程度である。
また、金属や無機物を蒸着した蒸着フィルムを、基材層101として用いることもできる。また、これらを組み合わせて、基材層101を多層にして設けても良い。さらには、アルミ箔などの金属箔も、多層の基材層101の1層として設けることもできる。
シーラント層102には、熱溶融性樹脂が用いられる。ポリプロピレンや、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、あるいは、酸変性ポリエチレンなどが用いられる。また、シーラント層102に多層の共押し出しフィルムを用いても良い。多層の共押し出しフィルムのシーラント層102としては、低密度ポリエチレンや高密度ポリエチレンを中間層として、両面に直鎖状低密度ポリエチレンの層を設けたものが好ましく用いられる。
シーラント層102の厚さは、内容物の量によって調整されうるが、80μm〜200μm程度であってもよいし、100μm〜150μm程度であってもよい。
また、絵柄印刷層を基材層101の裏面などに設けることができる。また、多層の基材層101の場合は、基材層101の最外層のフィルムに絵柄印刷層を設けてもよい。絵柄印刷層を設ける印刷方式は、特に限定するものではないが、通常、グラビア印刷、あるいは、フレキソ印刷が用いられる。
易切断線はハーフカット線で設けることができる。ハーフカット線103は、ロール状などの金属刃を用いて、図2(A)のように、表側から基材層101に入れることができる。この場合、基材層101の途中まで刃が入っていても、基材層101を越えて、シーラント層102の途中まで刃が入っていてもよい。
また、ハーフカット線103を基材層101側から照射するレーザー加工で設けることができる。用いるレーザーには炭酸ガスレーザーが好ましく用いられる。ハーフカット線をレーザー加工で設ける場合では、多層の基材層101の最外層には設けないようにして、図2(B)のように、基材層101の内側層に設けることもできる。
図1に戻って、天シール部5の近傍には、開封するための切断を誘導する易切断線が設けられている。易切断線は、表側フィルム1と裏側フィルム2のそれぞれに、形の異なる表側易切断線7と裏側易切断線8とで設け、表側易切断線7は、複数の楕円形の表側ハーフカット線7を線状に並べて形成されている。すなわち、表側易切断線7は、複数の表側ハーフカット線7で構成されている。このように、複数の楕円形の表側ハーフカット線が線状に並んでいるので、引き裂いて切断した開封線が表側易切断線7から外れ難い。
第1実施形態では、形や大きさの異なる楕円形の表側ハーフカット線が離れて並んでいて、中央の楕円形が大きく、左右のサイドシール部3、4寄りに小さくなっている。換言すれば、図1の左右方向において表側フィルム1の中央側に向かうにつれて、楕円形の表側ハーフカット線の大きさが大きくなっている。このように、複数の表側ハーフカット線の大きさが略同一ではなく異なっているので、表側フィルム1及び裏側フィルム2の開封後の開封線をそれぞれ指で摘みやすくなる。特に、複数の表側ハーフカット線は、図1の左右方向において中央側に向かうにつれて大きくなっているので、切断中の開封線が表側ハーフカット線に沿って進みやすくなると共に、表側フィルム1及び裏側フィルム2の開封後の開封線のそれぞれをいっそう指で摘みやすくなる。尚、楕円形は2つの焦点が一致した円形を含んでいてもよい。複数の表側ハーフカット線の並び順は、上記に限られず、複数の表側ハーフカット線の大きさに関して不規則に並んでいてもよい。
裏側易切断線8は直線状を呈する裏側ハーフカット線8である。すなわち、裏側易切断線8は、少なくとも一つの裏側ハーフカット線8で構成されている。そのため、裏側易切断線8もまた、引き裂いて切断した開封線が外れ難い。
裏側易切断線8の直線と、線状に並んだ楕円形の2焦点を通る直線とは、表裏の略同一の位置になるように設けられていて、両端部の先の左右のサイドシール部3、4には、外端縁から易切断線7、8に向かう引き裂き開始部9が設けられている。第1実施形態ではVノッチで設けられているがこれに限る必要はない。表側フィルム1及び裏側フィルム2の側縁と、表側易切断線7との間にそれぞれ、引き裂き開始部9が設けられているので、引き裂き開始部9から引き裂きを開始することにより、切断中の開封線をスムーズに表側ハーフカット線に誘導することが可能となる。また、引き裂き開始部9により、軽い力で簡単に包装袋の引き裂きを開始することが可能となる。
このように、包装袋Aの表側易切断線7が複数の楕円形の表側ハーフカット線を線状に並べて形成されているので、引き裂き開始部9から引き裂いたときに、表側フィルム1の引き裂かれた開封線は、引き裂く人の引き裂く力の掛かり方・方向性に癖があり、楕円形の上側に沿って引き裂かれたり、楕円形の下側に沿って引き裂かれたり、あるいは、上側に沿ったり下側に沿ったりして引き裂かれるが、それをその都度考慮・修正して引き裂くことができる。
このため、いずれにしても凸凹の開封線になる。それに対し、裏側易切断線8は直線の裏側ハーフカット線で設けられているので、裏側フィルム2はこれに沿って直線状に引き裂かれる。このように、表側フィルム1の引き裂かれた開封線と、裏側フィルム2の引き裂かれた開封線が異なっているので、指で摘みやすく口開きが容易にできる。
第1実施形態に係る包装袋Aでは、一対の側縁の間(左サイドシール部3と右サイドシール部4との間)において図1の左右方向に沿って直線状に延びる裏側ハーフカット線(裏側易切断線8)が、裏側フィルム2に形成されている。そのため、裏側フィルム2は、裏側ハーフカット線(裏側易切断線8)に沿って直線的に切断される。すなわち、裏側フィルム2の引き裂かれた開封線は、直線状を呈する。
一方、第1実施形態に係る包装袋Aでは、楕円形状(環状)を呈する複数の表側ハーフカット線(表側易切断線7)が図1の左右方向に沿って並ぶように、表側フィルム1に形成されている。そのため、表側フィルム1において、環状を呈する一の表側ハーフカット線の上側が引き裂かれると、切断中の開封線は、当該一の表側ハーフカット線において、隣り合う他の表側ハーフカット線に向かうにつれて一度上側に向けて膨れた後に下側に向かう(矢印AR1参照)。従って、切断中の開封線が当該他の表側ハーフカット線に到達すると、楕円形状(環状)を呈する当該他の表側ハーフカット線の下側が引き裂かれる(同参照)。逆も同様であり、表側フィルム1において、環状を呈する一の表側ハーフカット線の下側が引き裂かれると、切断中の開封線は、当該一の表側ハーフカット線において、隣り合う他の表側ハーフカット線に向かうにつれて一度下側に向けて膨れた後に上側に向かう(矢印AR2参照)。従って、切断中の開封線が当該他の表側ハーフカット線に到達すると、楕円形状(環状)を呈する当該他の表側ハーフカット線の上側が引き裂かれる(同参照)。換言すれば、表側フィルム1において、切断中の開封線は、表側ハーフカット線の上側と下側とに沿って進行しやすい傾向にある。その結果、表側フィルム1は、表側ハーフカット線の上側と下側とが交互に切断される。すなわち、表側フィルム1の引き裂かれた開封線は、凹凸状を呈する。
さらに、第1実施形態に係る包装袋Aでは、複数の表側ハーフカット線(表側易切断線7)と裏側ハーフカット線(裏側易切断線8)とは、裏側ハーフカット線(裏側易切断線8)が複数の表側ハーフカット線(表側易切断線7)と交差するように互いに重なり合っている。そのため、表側フィルム1のうち表側ハーフカット線の上側が引き裂かれて生ずる開封線は、裏側フィルム2が引き裂かれて生ずる開封線よりも上側に突出する突出部を有する。表側フィルム1のうち表側ハーフカット線の下側が引き裂かれて生ずる開封線は、裏側フィルム2が引き裂かれて生ずる開封線よりも下側に窪む窪み部を有する。従って、開封後の開封線を、表側フィルム1と裏側フィルム2とで異なる位置に形成することが可能となる。
以上より、第1実施形態に係る包装袋Aでは、表側フィルム1の突出部と、窪み部に対応する裏側フィルム2の部分とにそれぞれ指を引っ掛けやすくなる。従って、第1実施形態に係る包装袋Aによれば、表側フィルム1及び裏側フィルム2の開封後の開封線をそれぞれ指で摘みやすく、容易に口開きを行うことが可能となる。
<第2実施形態>
第2実施形態の包装袋Bは、図3のように、表側フィルム1と裏側フィルム2を重ね合わせ、重ね合わせた表側フィルム1と裏側フィルム2の周縁部をシールし、左サイドシール部3、右サイドシール部4、天シール部5、底シール部6を設けた包装袋であることは包装袋Aと同様である。
天シール部5の近傍には、開封するための切断を誘導する易切断線が設けられている。易切断線は、表側フィルム1と裏側フィルム2のそれぞれに、形の異なる表側易切断線17と裏側易切断線18とで設け、表側易切断線17は、複数の楕円形状を呈する表側ハーフカット線17を線状に並べて形成されている。このように、複数の楕円形の表側ハーフカット線が線状に並んでいるので、引き裂いて切断した開封線が表側易切断線17から外れ難い。
第2実施形態では、両端部の楕円形の表側ハーフカット線が小さく、その内側は、それより大きな楕円形の表側ハーフカット線が並んで、隣り合った楕円形の表側ハーフカット線が、接して線状に並んでいる。
裏側易切断線18は直線状を呈する裏側ハーフカット線18である。そのため、裏側易切断線18もまた、引き裂いて切断した開封線が裏側易切断線18から外れ難い。
裏側易切断線18の直線と、線状に並んだ楕円形の2焦点を通る直線とは、表裏の略同一の位置になるように設けられていて、両端部の先の左右のサイドシール部3、4には、外端縁から易切断線17、18に向かう引き裂き開始部19が設けられている。第2実施形態では横方向の短い直線からなる傷加工で設けられているがこれに限る必要はない。
このように、包装袋Bの表側易切断線17が複数の楕円形の表側ハーフカット線を線状に並べて形成されているので、引き裂き開始部19から引き裂いたときに、表側フィルム1の引き裂かれた開封線は、引き裂く人の引き裂く力の掛かり方・方向性に癖があり、楕円形の上側に沿って引き裂かれたり、楕円形の下側に沿って引き裂かれたり、あるいは、上側に沿ったり下側に沿ったりして引き裂かれるが、それをその都度考慮・修正して引き裂くことができる。
このため、いずれにしても凸凹の開封線になる。それに対し、裏側易切断線18は直線の裏側ハーフカット線で設けられているので、裏側フィルム2はこれに沿って直線状に引き裂かれる。このように、表側フィルム1の引き裂かれた開封線と、裏側フィルム2の引き裂かれた開封線が異なっているので、指で摘みやすく口開きが容易にできる。
第2実施形態に係る包装袋Bでも、第1実施形態に係る包装袋Aと同様の作用効果を奏する。
加えて、第2実施形態に係る包装袋Bでは、隣り合う楕円形の表側ハーフカット線が互いに接している。すなわち、一の表側ハーフカット線のうち右サイドシール部4側に位置する端点と、右隣の他の表側ハーフカット線のうち左サイドシール部3側に位置する端点とが接続されている。そのため、切断中の開封線が、表側ハーフカット線の上側と下側とに沿ってさらに進行しやすくなる。
<第3実施形態>
第3実施形態の包装袋Cは、図4のように、表側フィルム1と裏側フィルム2を重ね合わせ、重ね合わせた表側フィルム1と裏側フィルム2の周縁部をシールし、左サイドシール部3、右サイドシール部4、天シール部5、底シール部6を設けた包装袋であることは包装袋Aと同様である。
天シール部5の近傍には、開封するための切断を誘導する易切断線が設けられている。易切断線は、表側フィルム1と裏側フィルム2のそれぞれに、形の異なる表側易切断線27と裏側易切断線28とで設け、表側易切断線27は、複数の楕円形状を呈する表側ハーフカット線27を線状に並べて形成されている。このように、複数の楕円形の表側ハーフカット線が線状に並んでいるので、引き裂いて切断した開封線が表側易切断線27から外れ難い。
第3実施形態では、略同形の楕円形の表側ハーフカット線が、隣り合った楕円形の表側ハーフカット線の両端部分が重なり合って、交わって横に線状に並んでいる。このように、交わって並んでいるので、楕円形の表側ハーフカット線どうしの間で開封線が外れ難く、楕円形の表側ハーフカット線に沿って開封されやすい。
裏側易切断線28は直線状を呈する裏側ハーフカット線28である。そのため、裏側易切断線28もまた、引き裂いて切断した開封線が裏側易切断線28から外れ難い。
裏側易切断線28の直線と、線状に並んだ楕円形の2焦点を通る直線とは、表裏の略同一の位置になるように設けられていて、両端部の先の左右のサイドシール部3、4には、外端縁から易切断線27、28に向かう引き裂き開始部19が設けられている。第3実施形態では横方向の短い直線からなる傷加工で設けられているがこれに限る必要はない。
このように、包装袋Cの表側易切断線27が複数の楕円形の表側ハーフカット線を線状に並べて形成されているので、引き裂き開始部19から引き裂いたときに、表側フィルム1の引き裂かれた開封線は、引き裂く人の引き裂く力の掛かり方・方向性に癖があり、楕円形の上側に沿って引き裂かれたり、楕円形の下側に沿って引き裂かれたり、あるいは、上側に沿ったり下側に沿ったりして引き裂かれるが、それをその都度考慮・修正して引き裂くことができる。
このため、いずれにしても凸凹の開封線になる。それに対し、裏側易切断線28は直線の裏側ハーフカット線で設けられているので、裏側フィルム2はこれに沿って直線状に引き裂かれる。このように、表側フィルム1の引き裂かれた開封線と、裏側フィルム2の引き裂かれた開封線が異なっているので、指で摘みやすく口開きが容易にできる。
第3実施形態に係る包装袋Cでも、第1実施形態に係る包装袋Aと同様の作用効果を奏する。
<第4実施形態>
第4実施形態の包装袋Dは、図5のように、表側フィルム1と裏側フィルム2を重ね合わせ、重ね合わせた表側フィルム1と裏側フィルム2の周縁部をシールし、左サイドシール部3、右サイドシール部4、天シール部5、底シール部6を設けた包装袋であることは包装袋Aと同様である。
天シール部5の近傍には、開封するための切断を誘導する易切断線が設けられている。易切断線は、表側フィルム1と裏側フィルム2のそれぞれに、形の異なる表側易切断線37と裏側易切断線38とで設け、表側易切断線37は、複数の楕円形状を呈する表側ハーフカット線37aを線状に並べて形成されている。このように、複数の楕円形の表側ハーフカット線37aが線状に並んでいるので、引き裂いて切断した開封線が表側易切断線37から外れ難い。
第4実施形態では、略同形の楕円形の表側ハーフカット線37aが離れて線状に並んでいて、隣り合った楕円形の表側ハーフカット線37aの両端を結ぶように直線状の中間ハーフカット線37bが設けられ、直線状の中間ハーフカット線37bによって、隣り合った楕円形の表側ハーフカット線37aがつながっている。
このように、直線状の中間ハーフカット線37bによって、隣り合った楕円形の表側ハーフカット線37aがつながっているので、楕円形の表側ハーフカット線37aどうしの間で開封線が外れ難く、楕円形の表側ハーフカット線に沿って開封されやすい。換言すれば、切断中の開封線は、直線状の中間ハーフカット線37bによって、隣り合う表側ハーフカット線37aの間において誘導される。そのため、複数の表側ハーフカット線37aが互いに離間していても、切断中の開封線が複数の表側ハーフカット線37aに沿って進行しやすくなる。
裏側易切断線38は直線状を呈する裏側ハーフカット線38である。そのため、裏側易切断線38もまた、引き裂いて切断した開封線が裏側易切断線38から外れ難い。
裏側易切断線38の直線状の裏側ハーフカット線と、表側易切断線37の線状に並んだ楕円形の表側ハーフカット線の2焦点を通る直線と、直線状の中間ハーフカット線37bとは、表裏の略同一の位置になるように設けられている。
そして、両端部の先の左右のサイドシール部3、4には、外端縁から易切断線37、38に向かう引き裂き開始部19が設けられている。第4実施形態では引き裂き開始部19を横方向の短い直線からなる傷加工で設けられているがこれに限る必要はない。
このように、包装袋Dの表側易切断線37が複数の楕円形の表側ハーフカット線37aを線状に並べて形成され、隣り合った楕円形の表側ハーフカット線37aが直線状の中間ハーフカット線37bによってつながっているので、引き裂き開始部19から引き裂いたときに、表側フィルム1の引き裂かれた開封線は、引き裂く人の引き裂く力の掛かり方・方向性に癖があり、楕円形の上側に沿って引き裂かれたり、楕円形の下側に沿って引き裂かれたり、あるいは、上側に沿ったり下側に沿ったりして引き裂かれるが、それをその都度考慮・修正して引き裂くことができる。
このため、いずれにしても凸凹の開封線になる。それに対し、裏側易切断線38は直線の裏側ハーフカット線で設けられているので、裏側フィルム2はこれに沿って直線状に引き裂かれる。このように、表側フィルム1の引き裂かれた開封線と、裏側フィルム2の引き裂かれた開封線が異なっているので、指で摘みやすく口開きが容易にできる。
第4実施形態に係る包装袋Dでも、第1実施形態に係る包装袋Aと同様の作用効果を奏する。
<第5実施形態>
第5実施形態の包装袋Eは、図6のように、表側フィルム1と裏側フィルム2を重ね合わせ、重ね合わせた表側フィルム1と裏側フィルム2の周縁部をシールし、左サイドシール部3、右サイドシール部4、天シール部5、底シール部6を設けた包装袋であることは包装袋Aと同様である。
天シール部5の近傍には、開封するための切断を誘導する易切断線が設けられている。易切断線は、表側フィルム1と裏側フィルム2のそれぞれに、形の異なる表側易切断線47と裏側易切断線48とで設け、表側易切断線47は、複数の楕円形状を呈する表側ハーフカット線47を線状に並べて形成されている。このように、複数の楕円形の表側ハーフカット線が線状に並んでいるので、引き裂いて切断した開封線が表側易切断線47から外れ難い。
第5実施形態では、略同形の楕円形の表側ハーフカット線が離れて線状に並んで設けられ、更に円弧状のガイド用ハーフカット線10が、楕円形の左右の一端部から上に、また、反対の端部から下に向かって設けられていて、楕円形の表側ハーフカット線から開封線が外れてしまうことがあっても、このガイド用ハーフカット線10によって、次の楕円形の表側ハーフカット線に導き、開封線が表側易切断線47から外れるのを抑制している。
裏側易切断線48は直線状を呈する裏側ハーフカット線48である。そのため、裏側易切断線48もまた、引き裂いて切断した開封線が裏側易切断線48から外れ難い。
裏側易切断線48の直線と、表側易切断線47の線状に並んだ楕円形の2焦点を通る直線とは、表裏の略同一の位置になるように設けられている。
そして、両端部の先の左右のサイドシール部3、4には、外端縁から易切断線47、48に向かう引き裂き開始部19が設けられている。第5実施形態では引き裂き開始部19を横方向の短い直線からなる傷加工で設けられているがこれに限る必要はない。
このように、包装袋Eの表側易切断線47が、複数の略同形の楕円形の表側ハーフカット線が離れて線状に並んで設けられ、更に円弧状のガイド用ハーフカット線10が、楕円形の左右の一端部から上に、また、反対の端部から下に向かって設けられてので、引き裂き開始部19から引き裂いたときに、楕円形の表側ハーフカット線から開封線が途中で外れてしまうことがあっても、外れた開封線は円弧状のガイド用ハーフカット線10により、表側易切断線47の楕円形の表側ハーフカット線に戻される。そのため、切断中の開封線が表側易切断線47(楕円形の表側ハーフカット線)に沿ってより進行しやすくなる。なお、ガイド用ハーフカット線10は、円弧状に限られず、種々の形状であってもよい。すなわち、ガイド用ハーフカット線10は、楕円形の表側ハーフカット線のうちサイドシール部3側の部分又は当該部分の近傍からサイドシール部4側に向けて延び、また、楕円形の表側ハーフカット線のうちサイドシール部4側の部分又は当該部分の近傍からサイドシール部3側に向けて延びていればよい。この場合、一方が楕円形の表側ハーフカット線の上側に位置し、他方が楕円形の表側ハーフカット線の下側に位置していればよい。
そして、表側フィルム1の引き裂かれた開封線は、引き裂く人の引き裂く力の掛かり方・方向性に癖があり、楕円形の上側に沿って引き裂かれたり、楕円形の下側に沿って引き裂かれたり、あるいは、上側に沿ったり下側に沿ったりして引き裂かれるが、それをその都度考慮・修正して引き裂くことができる。
このため、いずれにしても凸凹の開封線になる。それに対し、裏側易切断線38は直線の裏側ハーフカット線で設けられているので、裏側フィルム2はこれに沿って直線状に引き裂かれる。このように、表側フィルム1の引き裂かれた開封線と、裏側フィルム2の引き裂かれた開封線が異なっているので、指で摘みやすく口開きが容易にできる。
第5実施形態に係る包装袋Eでも、第1実施形態に係る包装袋Aと同様の作用効果を奏する。
加えて、第5実施形態に係る包装袋Eでは、各表側ハーフカット線に対して一対のガイド用ハーフカット線10が表側フィルム1に形成されている。一のガイド用ハーフカット線10aは、楕円形の表側ハーフカット線のうち右サイドシール部4側の端点から左サイドシール部3側に向けて延びており、楕円形の表側ハーフカット線の上側に位置している。他のガイド用ハーフカット線10bは、楕円形の表側ハーフカット線のうち左サイドシール部3側の端点から右サイドシール部4側に向けて延びており、楕円形の表側ハーフカット線の下側に位置している。そのため、切断中の開封線が表側ハーフカット線から外れてしまうことがあっても、外れた開封線はガイド用ハーフカット線10によって表側ハーフカット線に誘導される。そのため、切断中の開封線が表側ハーフカット線に沿ってより進行しやすくなる。
<第6実施形態>
第6実施形態の包装袋Fは、図7のように、表側フィルム1と裏側フィルム2を重ね合わせ、重ね合わせた表側フィルム1と裏側フィルム2の周縁部をシールし、左サイドシール部3、右サイドシール部4、天シール部5、底シール部6を設けた包装袋であることは包装袋Aと同様である。
天シール部5の近傍には、開封するための切断を誘導する易切断線が設けられている。易切断線は、表側フィルム1と裏側フィルム2のそれぞれに、形の異なる表側易切断線57と裏側易切断線58とで設け、表側易切断線57は、複数の楕円形状を呈する表側ハーフカット線57を線状に並べて形成されている。このように、複数の楕円形の表側ハーフカット線が線状に並んでいるので、引き裂いて切断した開封線が表側易切断線57から外れ難い。
第6実施形態では、略同形の楕円形の表側ハーフカット線が離れて線状に並んで設けられ、更に直線状の2本のガイド用ハーフカット線11が、線状に並んだ楕円形の表側ハーフカット線の上または下に接して設けられている。なお、ガイド用ハーフカット線11は、複数の表側ハーフカット線に接して設けられていなくてもよく、複数の表側ハーフカット線の上側近傍又は下側近傍に位置していてもよい。ガイド用ハーフカット線11は、側縁EL,ERの間においてこれらの対向方向に沿って延びる線状を呈していればよく、直線状であってもよいし、曲線状であってもよい。
これにより、引き裂いていく途中で、楕円形の表側ハーフカット線から開封線が外れてしまうことがあっても、このガイド用ハーフカット線11によって、次の楕円形の表側ハーフカット線に開封線を導くことができ、開封線が表側易切断線57に戻ることができる。
裏側易切断線58は直線状を呈する裏側ハーフカット線58である。そのため、裏側易切断線58もまた、引き裂いて切断した開封線が裏側易切断線58から外れ難い。
裏側易切断線58の直線と、表側易切断線57の線状に並んだ楕円形の2焦点を通る直線とは、表裏の略同一の位置になるように設けられている。
そして、両端部の先の左右のサイドシール部3、4には、外端縁から易切断線57、58に向かう引き裂き開始部19が設けられている。第6実施形態では引き裂き開始部19を横方向の短い直線からなる傷加工で設けられているがこれに限る必要はない。
このように、包装袋Fの表側易切断線57が、複数の略同形の楕円形の表側ハーフカット線が離れて線状に並んで設けられ、更に直線状のガイド用ハーフカット線11が、線状に並んだ楕円形の表側ハーフカット線の上下に設けられているので、引き裂き開始部19から引き裂いたときに、表側易切断線57の途中から開封線が外れることがあっても、ガイド用ハーフカット線11に沿って反対側のサイドシール部まで引き裂かれる。
そして、表側フィルム1の引き裂かれた開封線は、引き裂く人の引き裂く力の掛かり方・方向性に癖があり、楕円形の上側に沿って引き裂かれたり、楕円形の下側に沿って引き裂かれたり、あるいは、上側に沿ったり下側に沿ったりして引き裂かれるが、それをその都度考慮・修正して引き裂くことができる。
また、途中で表側易切断線57から開封線が逸れても、上下方向の位置が切り始めの位置と異なる。そのため、いずれにしても凸凹の開封線になる。それに対し、裏側易切断線38は直線の裏側ハーフカット線で設けられているので、裏側フィルム2はこれに沿って直線状に引き裂かれる。このように、表側フィルム1の引き裂かれた開封線と、裏側フィルム2の引き裂かれた開封線が異なっているので、指で摘みやすく口開きが容易にできる。
以上のように、第6実施形態の包装袋Fは、開封したときに、開封予定線から、切断した開封線が外れ難く、開封線が表側フィルム及び裏側フィルムで異なり、指で摘みやすく、口開きが容易にできる。
第6実施形態に係る包装袋Fでも、第1実施形態に係る包装袋Aと同様の作用効果を奏する。
加えて、第6実施形態に係る包装袋Fでは、複数の表側ハーフカット線の上側と接するように左サイドシール部3と右サイドシール部4との間で延びる直線状のガイド用ハーフカット線11aと、複数の表側ハーフカット線の下側と接するように左サイドシール部3と右サイドシール部4との間で延びる直線状のガイド用ハーフカット線11bとが、表側フィルム1に形成されている。そのため、切断中の開封線が表側ハーフカット線から外れてしまうことがあっても、外れた開封線はガイド用ハーフカット線11によって側縁まで誘導される。そのため、包装袋の開封により、包装袋に開口部がより形成されやすくなる。
<第7実施形態>
第7実施形態に係る包装袋Gは、図8に示されるように、包装袋Gは、略矩形の一対の表側フィルム1及び裏側フィルム2を備える。包装袋Gは、表側フィルム1及び裏側フィルム2が互いに重ね合わされた状態で周辺同士がシールされて(貼り合わされて)得られる。すなわち、包装袋Gには、左サイドシール部3(第1のシール部)、右サイドシール部4(第2のシール部)、天シール部5及び底シール部6が形成されている。
左サイドシール部3は、表側フィルム1及び裏側フィルム2の左側縁EL(第1の側縁)をシールしており、左側縁ELに沿って延びている。右サイドシール部4は、表側フィルム1及び裏側フィルム2の右側縁ER(第2の側縁)をシールしており、右側縁ERに沿って延びている。天シール部5は、表側フィルム1及び裏側フィルム2の上縁EUをシールしており、上縁EUに沿って延びている。底シール部6は、表側フィルム1及び裏側フィルム2の下縁EBをシールしており、下縁EBに沿って延びている。左サイドシール部3及び右サイドシール部4は共に上下方向(第1の方向)に沿って延びており、天シール部5及び底シール部6は共に上下方向に交差する左右方向(第2の方向)に沿って延びている。
包装袋Gには、これらのシール部3〜6で囲まれる非シール部60が形成されている。包装袋Gは、食料品等の被収容物を非シール部60において収容する。被収容物が非シール部60において収容される前は、非シール部60に被収容物を収容するために、シール部3〜6の少なくとも一部がシールされていない。すなわち、被収容物の収容前においては、周縁EL,ER,EU,EBが部分的にシールされて包装袋Gが構成されており、周縁EL,ER,EU,EBのうちシールされていない未シール部が、被収容物を充填するための充填口として機能する。被収容物が非シール部60に充填された後、未シール部がシールされることにより、被収容物を収容した包装袋Gが得られる。
表側フィルム1は、例えば積層フィルム110で構成されている。表側フィルム1の表面には、複数の表側ハーフカット線61が形成されている。第7実施形態では、複数の表側ハーフカット線61は、非シール部60に位置している。
複数の表側ハーフカット線61は、図8の左右方向(側縁EL,ERの対向方向)において並んでいる。表側ハーフカット線61は、左側縁EL側に位置する第1の点から上下に分岐して右側縁ER側に位置する第2の点に収束する紡錘状を呈している。換言すれば、表側ハーフカット線61は、上縁EU側に向けて膨らむ弧状の上側線61aと、下縁EB側に向けて膨らむ弧状の下側線61bとを含む。
図8の左右方向(側縁EL,ERの対向方向)における表側ハーフカット線61の幅wは、例えば、3cm〜9cm程度であってもよい。図8の上下方向(上縁EU及び下縁EBの対向方向)における上側線61a又は下側線61bの高さh(表側ハーフカット線61の1/2の高さ)は、例えば、1mm〜5mm程度であってもよい。表側ハーフカット線61の幅wに対する上側線61a又は下側線61bの高さhの割合(高さh/幅w)は、例えば、1.1%〜16.7%程度であってもよい。
第7実施形態に係る包装袋Gでは、一の表側ハーフカット線61のうち右側縁ER側に位置する第2の点と、右隣の他の表側ハーフカット線61のうち左側縁EL側に位置する第1の点とが接続されているが、第1実施形態に係る包装袋Aと同様に、隣り合う表側ハーフカット線61が離間していてもよい。隣り合う表側ハーフカット線61が離間している場合には、第4実施形態に係る包装袋Dと同様に、隣り合う表側ハーフカット線61を接続する中間ハーフカット線37bが表側フィルム1に形成されていてもよい。
裏側フィルム2は、積層フィルム110で構成されている。裏側フィルム2の表面には、一本の裏側ハーフカット線62が形成されている。裏側ハーフカット線62は、直線状を呈しており、図8の左右方向(側縁EL,ERの対向方向)において延びている。
複数の表側ハーフカット線61と、裏側ハーフカット線62とは、表側フィルム1及び裏側フィルム2が重ね合わされた状態において、裏側ハーフカット線62が複数の表側ハーフカット線61と交差するように互いに重なり合っている。具体的には、裏側ハーフカット線62は、複数の表側ハーフカット線61の上側線61aと下側線61bとの間を通ると共に複数の表側ハーフカット線61の端点を通るように延びている。
左サイドシール部3及び右サイドシール部4にはそれぞれ、引き裂き開始部19が形成されている。具体的には、左側の引き裂き開始部19は、表側ハーフカット線61及び裏側ハーフカット線62の左端と、左側縁ELとの間に位置している。右側の引き裂き開始部19は、表側ハーフカット線61及び裏側ハーフカット線62の右端と、右側縁ERとの間に位置している。引き裂き開始部19は、図8に示されるように、横方向の短い直線からなる傷痕群であってもよいが、これに限られない。例えば、引き裂き開始部19は、図1に示されるような切り欠き(V字状ノッチ、U字状ノッチ、I字状スリット等)であってもよい。
第7実施形態に係る包装袋Gでも、第1実施形態に係る包装袋Aと同様の作用効果を奏する。
加えて、第7実施形態に係る包装袋Gでは、表側フィルム1に複数の紡錘状の表側ハーフカット線61が形成されている。そのため、一の表側ハーフカット線61からその隣の表側ハーフカット線61にかけて、表側ハーフカット線61の形状が比較的緩やかに変化している。従って、切断中の開封線は、一の表側ハーフカット線61からその隣の表側ハーフカット線61へとスムーズに移行しやすくなる。その結果、切断中の開封線が、表側ハーフカット線61の上側と下側とに沿ってさらに進行しやすくなる。
<第8実施形態>
第8実施形態に係る包装袋Hは、図9に示されるように、表側ハーフカット線61の大きさの点で、第7実施形態に係る包装袋Gと異なる。
具体的には、複数の表側ハーフカット線61のうち最も左側縁EL側に位置する表側ハーフカット線61Lの少なくとも一部が、左サイドシール部3に位置している。そのため、表側ハーフカット線61Lのうち左側縁EL側の端点が、左側縁ELに一致しているか、又は、左側縁ELの近傍に位置している。表側ハーフカット線61Lのうち左側縁EL側の一部は、引き裂き開始部19と重なり合っていてもよいし、引き裂き開始部19と重なり合っていなくてもよい。
複数の表側ハーフカット線61のうち最も右側縁ER側に位置する表側ハーフカット線61Rの少なくとも一部が、右サイドシール部4に位置している。そのため、表側ハーフカット線61Rのうち右側縁ER側の端点が、右側縁ERに一致しているか、又は、右側縁ERの近傍に位置している。表側ハーフカット線61Rのうち右側縁ER側の一部は、引き裂き開始部19と重なり合っていてもよいし、引き裂き開始部19と重なり合っていなくてもよい。
第8実施形態に係る包装袋Hでも、第1実施形態に係る包装袋Aと同様の作用効果を奏する。
加えて、第8実施形態に係る包装袋Hでは、上記のとおり、表側ハーフカット線61L,61Rの少なくとも一部がそれぞれシール部3,4に位置している。そのため、表側ハーフカット線61Lと左側縁ELとが近接すると共に、表側ハーフカット線61Rと右側縁ERとが近接する。従って、切断中の開封線が各側縁EL,ERから対応する表側ハーフカット線61L,61Rに向けて進行しやすくなる。
<第9実施形態>
第9実施形態に係る包装袋Iは、図10に示されるように、表側フィルム1に一対の側縁ハーフカット線63がさらに形成されている点で、第7実施形態に係る包装袋Gと異なる。
具体的には、一対の側縁ハーフカット線63のうち左側縁EL側に位置する側縁ハーフカット線63L(第1の側縁ハーフカット線)は、表側ハーフカット線61Lのうち左側縁EL側の端点から左側縁ELに向けて直線状に延びている。側縁ハーフカット線63Lのうち左側縁EL側の一部は、引き裂き開始部19と重なり合っていてもよいし、引き裂き開始部19と重なり合っていなくてもよい。
一対の側縁ハーフカット線63のうち右側縁ER側に位置する側縁ハーフカット線63R(第2の側縁ハーフカット線)は、表側ハーフカット線61Rのうち左側縁ER側の端点から左側縁ERに向けて直線状に延びている。側縁ハーフカット線63Rのうち右側縁ER側の一部は、引き裂き開始部19と重なり合っていてもよいし、引き裂き開始部19と重なり合っていなくてもよい。
第9実施形態に係る包装袋Iでも、第1実施形態に係る包装袋Aと同様の作用効果を奏する。
加えて、第9実施形態に係る包装袋Iでは、上記のとおり、表側フィルム1に側縁ハーフカット線63が形成されている。そのため、切断中の開封線が、側縁ハーフカット線63によって、側縁EL,ERと表側ハーフカット線61との間において誘導される。従って、表側ハーフカット線61と側縁EL,ERとが離間していても、切断中の開封線が側縁EL,ERから表側ハーフカット線61に向けて進行しやすくなる。
側縁ハーフカット線63の形状は、線状であればよく、直線状の他に曲線状等であってもよい。
<第10実施形態>
第10実施形態に係る包装袋Jは、図11に示されるように、表側フィルム1及び裏側フィルム2にガイド用ハーフカット線64がさらに形成されている点で、第7実施形態に係る包装袋Gと異なる。
具体的には、ガイド用ハーフカット線64は、上側線64aと、下側線64bとを含む。上側線64a及び下側線64bは、引き裂き開始部19を囲むように引き裂き開始部19の上下に位置している。上側線64a及び下側線64bは、弧状(曲線状)を呈している。上側線64a及び下側線64bは、側縁EL,ER側から内側に向かうにつれて、互いに近づいている。上側線64a及び下側線64bのうち内側の端縁は、互いに接していてもよいし、離間していてもよい。上側線64a及び下側線64bのうち内側の端縁は、表側ハーフカット線61又は裏側ハーフカット線62と接していてもよいし、離間していてもよい。
第10実施形態に係る包装袋Jでも、第1実施形態に係る包装袋Aと同様の作用効果を奏する。
加えて、第10実施形態に係る包装袋Jでは、上記のとおり、表側フィルム1及び裏側フィルム2にガイド用ハーフカット線64が形成されている。そのため、引き裂き開始部19において生じた切断中の開封線が表側ハーフカット線61又は裏側ハーフカット線62に向かって進行しないことがあっても、引き裂き開始部19がガイド用ハーフカット線64によって囲まれているので、切断中の開封線は、ガイド用ハーフカット線64によって表側ハーフカット線61又は裏側ハーフカット線62に向けて誘導される。そのため、切断中の開封線をよりスムーズに表側ハーフカット線61又は裏側ハーフカット線62に誘導することが可能となる。
<第11実施形態>
第11実施形態に係る包装袋Kは、図12に示されるように、ガイド用ハーフカット線64の形状の点で、第10実施形態に係る包装袋Jと異なる。具体的には、第10実施形態に係る包装袋Kのガイド用ハーフカット線64は、直線状を呈する上側線64a及び下側線64bを含む。
第11実施形態に係る包装袋Kでも、第10実施形態に係る包装袋Jと同様の作用効果を奏する。
<第12実施形態>
第12実施形態に係る包装袋Lは、図13に示されるように、表側ハーフカット線61の形状の点で、第7実施形態に係る包装袋Gと異なる。
具体的には、第12実施形態に係る包装袋Lの表側ハーフカット線61は、左側縁EL側に位置する第1の点から上下に分岐して右側縁ER側に位置する第2の点に収束する菱形状を呈している。換言すれば、表側ハーフカット線61は、上縁EU側に向けて膨らむV字状の上側線61aと、下縁EB側に向けて膨らむV字状の下側線61bとを含む。
第12実施形態に係る包装袋Lでも、第7実施形態に係る包装袋Gと同様の作用効果を奏する。
<第13実施形態>
第13実施形態に係る包装袋Mは、図14に示されるように、表側ハーフカット線61の形状の点で、第7実施形態に係る包装袋Gと異なる。
具体的には、第13実施形態に係る包装袋Mの表側ハーフカット線61は、一対の基線部61cu,61cb(第1の基線部)と、一対の基線部61du,61db(第2の基線部)と、一対の膨出部61eu,61ebとを含む。一対の基線部61cu,61cbは、表側ハーフカット線61のうち左側縁EL側に位置する第1の端点から上下に分岐している。一対の基線部61du,61dbは、表側ハーフカット線61のうち右側縁ER側に位置する第2の端点に収束している。膨出部61eu(第1の膨出部)は、上側に位置する基線部61cu,61duを接続している。膨出部61euは、基線部61cu,61duの内端部から上側に屈曲して、基線部61cu,61duよりも上側に膨出(突出)している。膨出部61eb(第2の膨出部)は、下側に位置する基線部61cb,61dbを接続している。膨出部61ebは、基線部61cb,61dbの内端部から下側に屈曲して、基線部61cb,61dbよりも下側に膨出(突出)している。
従って、表側ハーフカット線61のうち上縁EU側に向けて膨らむ上側線61aは、基線部61cuと、膨出部61euと、基線部61duとで構成されている。図13では、基線部61cu,61du及び膨出部61euがいずれも弧状を呈しており、膨出部61euと基線部61cu,61duとが滑らかに(連続的に)接続されているが、基線部61cu,61du及び膨出部61euが弧状以外の線状(直線状、曲線状)を呈していてもよいし、膨出部61euと基線部61cu,61duとが折れ線状に(不連続的に)接続されていてもよい。
表側ハーフカット線61のうち下縁EB側に向けて膨らむ下側線61bは、基線部61cbと、膨出部61ebと、基線部61dbとで構成されている。図13では、基線部61cb,61db及び膨出部61ebがいずれも弧状を呈しており、膨出部61ebと基線部61cb,61dbとが滑らかに(連続的に)接続されているが、基線部61cb,61db及び膨出部61ebが弧状以外の線状(直線状、曲線状)を呈していてもよいし、膨出部61ebと基線部61cb,61dbとが屈曲した状態で接続されていてもよい。
第13実施形態に係る包装袋Mでも、第7実施形態に係る包装袋Gと同様の作用効果を奏する。
加えて、第13実施形態に係る包装袋Mでは、上記のとおり、表側ハーフカット線61の上側線61aが基線部61cu、膨出部61eu及び基線部61duとで構成され、表側ハーフカット線61の下側線61bが基線部61cb、膨出部61eb及び基線部61dbとで構成されている。そのため、基線部61cu,61cb,61du,61dbは、膨出部61eu,61ebよりも裏側ハーフカット線62に対する角度が小さくなる。左側縁EL又は右側縁ERから引き裂きが開始された場合、切断中の開封線は、膨出部61eu,61ebではなく、まず基線部61cu,61cb,61du,61dbに到達するので、表側フィルム1と裏側フィルム2とで、切断中の開封線の進行方向が大きく異なってしまうことが抑制される。従って、切断中の開封線が、表側ハーフカット線61に沿っていっそう進行しやすくなる。一方、表側ハーフカット線61は膨出部61eu,61ebを含んでいるので、表側フィルム1が引き裂かれて生ずる突出部の大きさ(高さ)及び窪み部の大きさ(深さ)が大きくなる。そのため、表側フィルム1の突出部と、窪み部に対応する裏側フィルム2の部分とのそれぞれに指をさらに引っ掛けやすくなる。以上より、切断中の開封線を表側ハーフカット線61に沿って進行させることと、表側フィルム1により大きな突出部及び窪み部を形成することという一見すると相反する事柄を、両立させることが可能となる。
<第14実施形態>
第14実施形態に係る包装袋Nは、図15に示されるように、表側ハーフカット線61の数の点で、第13実施形態に係る包装袋Mと異なる。具体的には、第13実施形態に係る包装袋Mにおいては複数の表側ハーフカット線61が表側フィルム1に形成されていたが、第14実施形態に係る包装袋Mにおいては一つの表側ハーフカット線61が表側フィルム1に形成されている。
第14実施形態に係る包装袋Nでは、表側ハーフカット線61と裏側ハーフカット線62とは、裏側ハーフカット線62が表側ハーフカット線61と交差するように互いに重なり合っている。そのため、表側フィルム1のうち表側ハーフカット線61の上側が引き裂かれて生ずる開封線は、裏側フィルム2が引き裂かれて生ずる開封線よりも上側に突出する突出部を有する。表側フィルム1のうち表側ハーフカット線61の下側が引き裂かれて生ずる開封線は、裏側フィルム2が引き裂かれて生ずる開封線よりも下側に窪む窪み部を有する。従って、開封後の開封線を、表側フィルム1と裏側フィルム2とで異なる位置に形成することが可能となる。
第14実施形態に係る包装袋Nでは、表側ハーフカット線61の上側線61aが基線部61cu、膨出部61eu及び基線部61duとで構成され、表側ハーフカット線61の下側線61bが基線部61cb、膨出部61eb及び基線部61dbとで構成されている。そのため、基線部61cu,61cb,61du,61dbは、膨出部61eu,61ebよりも裏側ハーフカット線62に対する角度が小さくなる。左側縁EL又は右側縁ERから引き裂きが開始された場合、切断中の開封線は、膨出部61eu,61ebではなく、まず基線部61cu,61cb,61du,61dbに到達するので、表側フィルム1と裏側フィルム2とで、切断中の開封線の進行方向が大きく異なってしまうことが抑制される。従って、切断中の開封線が、表側ハーフカット線61に沿っていっそう進行しやすくなる。一方、表側ハーフカット線61は膨出部61eu,61ebを含んでいるので、表側フィルム1が引き裂かれて生ずる突出部の大きさ(高さ)及び窪み部の大きさ(深さ)が大きくなる。そのため、表側フィルム1の突出部と、窪み部に対応する裏側フィルム2の部分とのそれぞれに指をさらに引っ掛けやすくなる。以上より、切断中の開封線を表側ハーフカット線61に沿って進行させることと、表側フィルム1により大きな突出部及び窪み部を形成することという一見すると相反する事柄を、両立させることが可能となる。
<第15実施形態>
第15実施形態に係る包装袋Oは、図16に示されるように、表側ハーフカット線61の数及び形状の点で、第14実施形態に係る包装袋Nと異なる。
具体的には、第14実施形態に係る包装袋Oにおいては、楕円形状を呈する3つの表側ハーフカット線61L,61C,61Rが表側フィルム1に形成されている。表側ハーフカット線61Cは、表側ハーフカット線61L,61Rよりも大きい。表側ハーフカット線61L,61Rの大きさは、共に同程度である。
表側ハーフカット線61L,61C,61Rは、左側縁EL側から右側縁ER側に向けて、この順に並んでいる。表側ハーフカット線61L,61C,61LRは、互いに重なり合っている。より詳しくは、表側ハーフカット線61Cは、表側ハーフカット線61L,61Rのうち短径上の点(短径の端点)又はその近傍と重なり合っている。そのため、表側ハーフカット線61Lと表側ハーフカット線61Cとの交点においては、表側ハーフカット線61L,61Cが折れ線状に(不連続的に)接続されている。同様に、表側ハーフカット線61Cと表側ハーフカット線61Rとの交点においては、表側ハーフカット線61C,61Rが折れ線状に(不連続的に)接続されている。従って、表側ハーフカット線61Cの上側部分は、表側ハーフカット線61L,61Rのうち短径の上端点又はその近傍から上側に屈曲して、表側ハーフカット線61L,61Rよりも上側に膨出(突出)している。表側ハーフカット線61Cの下側部分は、表側ハーフカット線61L,61Rのうち短径の下端点又はその近傍から下側に屈曲して、表側ハーフカット線61L,61Rよりも下側に膨出(突出)している。
以上のような表側ハーフカット線61L,61C,61Rが表側フィルム1に形成されていると、例えば左側縁ELから引き裂きを開始した場合、切断中の開封線がまず表側ハーフカット線61Lに到達する。切断中の開封線が表側ハーフカット線61Lのうち上側に進行し、表側ハーフカット線61Lと表側ハーフカット線61Cとの交点に到達すると、切断中の開封線は、表側ハーフカット線61Cの上側部分を進行する。その後、切断中の開封線は、表側ハーフカット線61Cと表側ハーフカット線61Rとの交点に到達し、表側ハーフカット線61Rの上側部分を進行して、右側縁ER側に向けて進行する。そのため、表側フィルムの引き裂かれた開封線は、表側ハーフカット線61Cの部分が表側ハーフカット線61L,61Rよりも上側に突出した状態を呈する。
一方、切断中の開封線が表側ハーフカット線61Lのうち下側に進行し、表側ハーフカット線61Lと表側ハーフカット線61Cとの交点に到達すると、切断中の開封線は、表側ハーフカット線61Cの下側部分を進行する。その後、切断中の開封線は、表側ハーフカット線61Cと表側ハーフカット線61Rとの交点に到達し、表側ハーフカット線61Rの下側部分を進行して、右側縁ER側に向けて進行する。そのため、表側フィルムの引き裂かれた開封線は、表側ハーフカット線61Cの部分が表側ハーフカット線61L,61Rよりも下側に窪んだ状態を呈する。
第15実施形態に係る包装袋Oでも、第14実施形態に係る包装袋Nと同様の作用効果を奏する。
<他の実施形態>
以上、本開示に係る実施形態について詳細に説明したが、本発明の要旨の範囲内で種々の変形を上記の実施形態に加えてもよい。例えば、上記の各実施形態では4方シール袋であったが、これに限られるものではなく、スタンディングパウチや、天部あるいは地部を折り返した3方シール袋などでもかまわない。左右のサイドシール部の設けられた袋であればよい。
上記の各実施形態において、表側ハーフカット線は、環状を呈していれば、紡錘状、楕円形状及び菱形状以外の他の形状であってもよい。なお、表側ハーフカット線が紡錘状、楕円形状又は菱形状である場合には、表側フィルム1において、切断中の開封線が、表側ハーフカット線の上側と下側とに沿ってより進行しやすくなる。
複数の表側ハーフカット線のうち一の表側ハーフカット線は、他の表側ハーフカット線と異なる形状又は大きさであってもよい。この場合、表側フィルム1及び裏側フィルム2の開封後の開封線のそれぞれを指で摘みやすくなる。
1 表側フィルム
2 裏側フィルム
3 左サイドシール部(第1のシール部)
4 右サイドシール部(第2のシール部)
5 天シール部
6 底シール部
7,17,27,37a,47,57,61,61C,61L,61R 表側ハーフカット線
8,18,28,38,48,58,62 裏側ハーフカット線
9,19 引き裂き開始部
10,10a,10b,11,11a,11b,64 ガイド用ハーフカット線
37b 中間ハーフカット線
60 非シール部
61cu,61cb 基線部(第1の基線部)
61du,61db 基線部(第2の基線部)
61eu 膨出部(第1の膨出部)
61eb 膨出部(第2の膨出部)
63,63L,63R 側縁ハーフカット線
110 積層フィルム
101 基材層
102 シーラント層
103 ハーフカット線
A〜O 包装袋
EL 左側縁(第1の側縁)
ER 右側縁(第2の側縁)

Claims (17)

  1. 互いに重ね合わされた状態で周縁同士が部分的にシールされている表側フィルム及び裏側フィルムを備え、
    前記表側フィルム及び前記裏側フィルムはそれぞれ、第1の方向に沿って延びる一対の第1及び第2の側縁を有し、
    前記表側フィルム及び前記裏側フィルムには、
    前記表側フィルム及び前記裏側フィルムが前記第1の側縁側においてシールされている第1のシール部と、
    前記表側フィルム及び前記裏側フィルムが前記第2の側縁側においてシールされている第2のシール部とが設けられ、
    前記裏側フィルムには、前記第1の側縁と前記第2の側縁との間において前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って直線状に延びる裏側ハーフカット線が形成され、
    前記表側フィルムには、環状を呈する複数の表側ハーフカット線が形成され、
    前記複数の表側ハーフカット線は前記第2の方向に並んでおり、
    前記複数の表側ハーフカット線と前記裏側ハーフカット線とは、前記裏側ハーフカット線が前記複数の表側ハーフカット線と交差するように互いに重なり合っている、包装袋。
  2. 前記複数の表側ハーフカット線は、前記第1の側縁側に位置する第1の点から上下に分岐して第2の側縁側に位置する第2の点に収束する紡錘状、楕円形状又は菱形状を呈する、請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記複数の表側ハーフカット線のうち隣り合う2つの表側ハーフカット線において、前記第1の側縁側に位置する前記表側ハーフカット線の前記第2の点と、前記第2の側縁側に位置する前記表側ハーフカット線の前記第1の点とが接続されている、請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記表側ハーフカット線は、
    前記第1の点から上下に分岐する一対の第1の基線部と、
    前記第2の点に収束する一対の第2の基線部と、
    前記一対の第1の基線部及び前記一対の第2の基線部のうち上側に位置する第1及び第2の基線部から上側に屈曲して当該第1及び第2の基線部よりも上側に膨出する第1の膨出部と、
    前記一対の第1の基線部及び前記一対の第2の基線部のうち下側に位置する第1及び第2の基線部から下側に屈曲して当該第1及び第2の基線部よりも下側に膨出する第2の膨出部とを含む、請求項2又は3に記載の包装袋。
  5. 前記複数の表側ハーフカット線のうち隣り合う2つの表側ハーフカット線は、部分的に重なり合っている、請求項2に記載の包装袋。
  6. 前記複数の表側ハーフカット線は互いに離間している、請求項2に記載の包装袋。
  7. 前記表側フィルムには、前記複数の表側ハーフカット線のうち隣り合う2つの表側ハーフカット線を接続する線状の中間ハーフカット線が形成されている、請求項6に記載の包装袋。
  8. 前記複数の表側ハーフカット線のうち一の表側ハーフカット線は、他の表側ハーフカット線と異なる形状又は大きさである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の包装袋。
  9. 前記複数の表側ハーフカット線のうち前記第2の方向において前記表側フィルムの中央側に位置する表側ハーフカット線は、前記複数の表側ハーフカット線のうち前記第2の方向において前記第1及び第2の側縁側に位置する表側ハーフカット線よりも大きい、請求項1〜8のいずれか一項に記載の包装袋。
  10. 前記複数の表側ハーフカット線は、前記表側フィルムのうち前記裏側フィルムとシールされていない非シール部に位置している、請求項1〜9のいずれか一項に記載の包装袋。
  11. 前記複数の表側ハーフカット線のうち最も前記第1の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線の少なくとも一部は、前記第1のシール部に位置し、
    前記複数の表側ハーフカット線のうち最も前記第2の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線の少なくとも一部は、前記第2のシール部に位置している、請求項1〜9のいずれか一項に記載の包装袋。
  12. 前記表側フィルムには、
    前記複数の表側ハーフカット線のうち最も前記第1の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線の前記第1の側縁側の部分から前記第1の側縁に向けて延びる線状の第1の側縁ハーフカット線と、
    前記複数の表側ハーフカット線のうち最も前記第2の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線の前記第2の側縁側の部分から前記第2の側縁に向けて延びる線状の第2の側縁ハーフカット線とが形成されている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の包装袋。
  13. 前記表側フィルムには、
    前記各表側ハーフカット線のうち前記第2の側縁側の部分又は当該部分の近傍から前記第1の側縁側に向けて延びる第1のガイド用ハーフカット線と、
    前記各表側ハーフカット線のうち前記第1の側縁側の部分又は当該部分の近傍から前記第2の側縁側に向けて延びる第2のガイド用ハーフカット線とが形成されており、
    前記第1及び第2のガイド用ハーフカット線の一方は当該表側ハーフカット線の上側に位置し、前記第1及び第2のガイド用ハーフカット線の他方は当該表側ハーフカット線の下側に位置する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の包装袋。
  14. 前記表側フィルムには、
    前記複数の表側ハーフカット線の上側近傍に位置するように又は前記複数の表側ハーフカット線の上側と接するように、前記第1の側縁と前記第2の側縁との間で延びる線状の第1のガイド用ハーフカット線と、
    前記複数の表側ハーフカット線の下側近傍に位置するように又は前記複数の表側ハーフカット線の下側と接するように、前記第1の側縁と前記第2の側縁との間で延びる線状の第2のガイド用ハーフカット線とが形成されている、請求項1〜12のいずれか一項に記載の包装袋。
  15. 前記第1のシール部には、前記第1の側縁と、前記複数の表側ハーフカット線のうち最も前記第1の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線との間に、第1の引き裂き開始部が設けられ、
    前記第2のシール部には、前記第2の側縁と、前記複数の表側ハーフカット線のうち最も前記第2の側縁寄りに位置する表側ハーフカット線との間に、第2の引き裂き開始部が設けられている、請求項1〜14のいずれか一項に記載の包装袋。
  16. 前記表側フィルム及び前記裏側フィルムのうち前記第1の側縁側には、前記第1の引き裂き開始部を囲むように前記第1の引き裂き開始部の上下に位置する一対の第3のガイド用ハーフカット線が形成されており、
    前記表側フィルム及び前記裏側フィルムのうち前記第2の側縁側には、前記第2の引き裂き開始部を囲むように前記第2の引き裂き開始部の上下に位置する一対の第4のガイド用ハーフカット線が形成されており、
    前記一対の第3のガイド用ハーフカット線は、前記第2の方向において前記複数の表側ハーフカット線側に向かうにつれて互いに近づいており、
    前記一対の第4のガイド用ハーフカット線は、前記第2の方向において前記複数の表側ハーフカット線側に向かうにつれて互いに近づいている、請求項15に記載の包装袋。
  17. 互いに重ね合わされた状態で周縁同士が部分的にシールされている表側フィルム及び裏側フィルムを備え、
    前記表側フィルム及び前記裏側フィルムはそれぞれ、第1の方向に沿って延びる一対の第1及び第2の側縁を有し、
    前記裏側フィルムには、前記第1の側縁と前記第2の側縁との間において前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って直線状に延びる裏側ハーフカット線が形成され、
    前記表側フィルムには、環状を呈する表側ハーフカット線が形成され、
    前記表側ハーフカット線と前記裏側ハーフカット線とは互いに重なり合っており、
    前記表側ハーフカット線は、
    前記第1の側縁側に位置する第1の点から上下に分岐する一対の第1の基線部と、
    前記第2の側縁側に位置する第2の点に収束する一対の第2の基線部と、
    前記一対の第1の基線部及び前記一対の第2の基線部のうち上側に位置する第1及び第2の基線部から上側に屈曲して当該第1及び第2の基線部よりも上側に膨出する第1の膨出部と、
    前記一対の第1の基線部及び前記一対の第2の基線部のうち下側に位置する第1及び第2の基線部から下側に屈曲して当該第1及び第2の基線部よりも下側に膨出する第2の膨出部とを含む、包装袋。
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