JP6524736B2 - ガセット袋およびその製造方法、並びにガセット袋に内容物を充填する方法 - Google Patents
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図1Aは、本実施の形態による袋10を表面フィルム11側から見た場合を示す正面図であり、図2は、袋10を裏面フィルム12側から見た場合を示す背面図である。また図3は、図1Aに示す袋10をIII−III線に沿って見た場合を示す断面図である。図1A〜図3においては、内容物が充填される前の状態の袋10が示されている。
図1Aおよび図2に示すように、ガセット袋10の外縁は、中間フィルム15の長手方向に沿って延びる第1縁31と、第1縁31に対向する第2縁34と、第1縁31から第2縁34に向かって延び、互いに対向する第3縁35および第4縁36と、を有している。なお図1Aおよび図2においては、第1縁31と第2縁34とが互いに平行であり、また第1縁31および第2縁34が中間フィルム15の折り返し部15cに平行である例が示されているが、これに限られることはない。図示はしないが、第2縁34が第1縁31に対して傾斜していてもよく、また第1縁31および第2縁34が中間フィルム15の折り返し部15cに対して傾斜していてもよい。また図1Aおよび図2においては、第3縁35および第4縁36が第1縁31および第2縁34に対して直交する例が示されているが、これに限られることもない。
次に、上述のシール部について詳細に説明する。上述の表側第1縁シール部32aは、表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着することによって形成されるシール部である。また上述の第2縁シール部34aは、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとを熱溶着することによって形成されるシール部である。以下の説明において、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとを熱溶着することによって得られるシール部のことを、第1種シール部R1と称することがある。また、表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着することによって得られるシール部のことを、第2種シール部R2と称することがある。また、裏面フィルム12の内面12xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着することによって得られるシール部のことを、第3種シール部R3と称することがある。上述の第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aはそれぞれ、図1Aおよび図2に示すように、胴部20に形成された第1種シール部R1と、第1ガセット部24に形成された第2種シール部R2と、第2ガセット部26に形成された第3種シール部R3と、を含んでいる。
このような課題を考慮し、本実施の形態においては、図1Aおよび図1Bに示すように、第1ガセット部24において、第3縁35と表側第1縁32との間、および第4縁36と表側第1縁32との間には、第1面取り部25が形成されている。ここで「面取り部」とは、図1Bに示すように、その輪郭が、外縁を直線的に延長することによって仮想的に形成される角部25zの輪郭よりも内側に位置するもののことである。このような第1面取り部25を形成することにより、表側第1縁32および裏側第1縁33が変形してしまうことを抑制することができ、このことにより、ガセット袋10の自立性を高めることができる。
ガセット袋10の表面フィルム11および裏面フィルム12には、ガセット袋10を破断してガセット袋10を開封することを容易にするための易開封手段が設けられていてもよい。例えば図1Aおよび図2に示すように、ガセット袋10の第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aには、破断の起点となるノッチ42が形成されていてもよい。また、ガセット袋10を破断する際の経路となる部分には、易開封手段として、レーザー加工やカッターなどで形成されたハーフカット線が設けられていてもよい。また、表面フィルム11や裏面フィルム12の中に延伸フィルムを包含させ、延伸フィルムの延伸方向とガセット袋10の破断方向とを一致させてもよい。またガセット袋10には、開封されるべき位置をガセット袋10の使用者に示すための印刷などが施されていてもよい。図1Aおよび図2においては、ノッチ42を起点としてガセット袋10を破断することによって、内容物を取り出すための取出口となる部分(以下、開封予定部とも称する)が、符号42aで表されている。
次に図4を参照して、表面フィルム11、裏面フィルム12および中間フィルム15の層構成の一例について説明する。図4に示すように、表面フィルム11、裏面フィルム12および中間フィルム15は、基材層52および熱可塑性樹脂層51を含んでいる。図4に示す例においては、基材層52が、各フィルム11、12、15の外面11y、12y、15yを構成しており、熱可塑性樹脂層51が、各フィルム11、12、15の内面11x、12x、15xを構成している。基材層52には、製品情報を示すための印刷表示が施されていてもよい。印刷表示としては、文字、数字、記号、図形、絵柄などを挙げることができる。
熱可塑性樹脂層51を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどを用いることができる。
フィルム11、12、15の厚みは、例えば20〜250μmの範囲内になっている。
次に、本実施の形態による袋1の製造方法について説明する。
はじめに、表面フィルム11および裏面フィルム12のための積層フィルムの原反を作製する工程の一例について説明する。まず、1つの基材層52の原反を準備する。ここで原反とは、巻き取られたロール状のフィルムを意味している。次に、1つの原反から巻き出された長尺状の基材層52のフィルムの一方の面に印刷表示を施してもよい。例えば、長尺状の基材層52のフィルムの一方の側縁を含む領域に、表面フィルム11用の印刷表示を繰り返し施し、また、長尺状の基材層52のフィルムの他方の側縁を含む領域に、裏面フィルム12用の印刷表示を繰り返し施してもよい。次に、ドライラミネート法や溶融押出ラミネート法を用いて、長尺状の基材層52のフィルムに熱可塑性樹脂層51を積層して、長尺状の積層フィルムを作製する。このようにして、表面フィルム11および裏面フィルム12のための積層フィルムの原反が得られる。なお印刷表示は、基材層のフィルムの状態で施さずに、積層フィルムに施すようにしてもよい。
その後、積層フィルムの原反を準備する。なお、積層フィルムの原反が準備された製造装置には、中間フィルム15も準備されていてもよい。次に、積層フィルムの原反から積層フィルムを巻き出す。その後、長尺状の積層フィルムの搬送方向に沿って延びるよう設けられたカッター刃などを用いて、積層フィルムを連続的に搬送しながら、長尺状の積層フィルムを2つの部分に切断する。これによって、長尺状の表面フィルム11および裏面フィルム12を得ることができる。このようにして、長尺状の表面フィルム11、長尺状の裏面フィルム12および長尺状の中間フィルム15を準備することができる。なおカッター刃の代わりにレーザーを用いて積層フィルムを2つの部分に切断してもよい。
次に、図5Aに示すように、折り返し部15cがガセット袋10の内側となる方に位置するように折り返された長尺状の中間フィルム15を、長尺状の表面フィルム11と長尺状の裏面フィルム12との間に位置させるよう、中間フィルム15を挿入する挿入工程を実施する。図5Aおよび後述する図5B〜図5Hにおいて、符号Tは、長尺状の各フィルムが搬送される方向(搬送方向)を表している。また符号11aおよび12aは、搬送方向Tに沿って延びる表面フィルム11および裏面フィルム12の一方の側縁(第1側縁)を表し、符号11bおよび12bは、搬送方向Tに沿って延びる表面フィルム11および裏面フィルム12の他方の側縁(第2側縁)を表している。
次に、図5Bに示すように、表面フィルム11の第1側縁11aおよび裏面フィルム12の第1側縁12aに沿って表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとを熱溶着させて第1種シール部R1を形成する。この第1種シール部R1は、後に胴部20の第2縁シール部34aとなるシール部である。
次に、図5Cに示すように、表面フィルム11の第2側縁11bおよび裏面フィルム12の第2側縁12bに沿って表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着させて第2種シール部R2を形成する。この第2種シール部R2は、ガセット袋10の外縁となる部分にまで達するよう、形成される。例えば第2種シール部R2は、中間フィルム15の外縁にまで達するよう、すなわち表面フィルム11の第2側縁11b(後の表側第1縁32)および裏面フィルム12の第2側縁12b(後の裏側第1縁33)にまで達するよう、形成される。この第2種シール部R2は、後に第1ガセット部24の表側第1縁シール部32aとなるシール部である。このとき、後に表側第1縁シール部32aとなる第2種シール部R2と同時に、後に第1ガセット部24の第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aとなる第2種シール部R2を形成してもよい。
次に、図5Dに示すように、第1側縁11a、12aおよび第2側縁11b、12bに交差する方向に沿って表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとを熱溶着させて第1種シール部R1を形成する。この第1種シール部R1は、後に胴部20の第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aとなるシール部である。このとき、図5Dに示すように、第1側縁11a、12aおよび第2側縁11b、12bに交差する方向に沿って延びる第1種シール部R1の一部に、他の部分よりも搬送方向Tに膨出した膨らみ部22を形成してもよい。
次に、表面フィルム11の外面11yが部分的に対向し、かつ、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとの間の第1種シール部R1と、表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとの間の第2種シール部R2とが互いに重なるよう、所定の直線に沿って表面フィルム11を折り返す折り返し工程を実施する。例えば図5Eに示すように、折り返し部15cよりも第1側縁11a側に位置する表面フィルム11の外面11yと、折り返し部15cよりも第2側縁11b側に位置する表面フィルム11の外面11yとが対向するよう、折り返し部15cに沿って表面フィルム11を折り返す。図5Eに示すように、第1種シール部R1の膨らみ部22は、折り返された表面フィルム11の第2側縁11bに重なるように形成されている。
次に、図5Fに示すように、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとの間の第1種シール部R1の膨らみ部22、および表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとの間の第2種シール部R2の両方を貫通する貫通孔23を形成する打ち抜き工程を実施する。この打ち抜き工程は、第1種シール部R1の膨らみ部22と第2種シール部R2とが重ねられた状態で実施される。また打ち抜き工程は、図5Fに示すように、貫通孔23によって中間フィルム15の外縁の一部が打ち抜かれるよう、すなわち表面フィルム11の第2側縁11bおよび裏面フィルム12の第2側縁12bの一部が打ち抜かれるよう、実施される。この貫通孔23によって、後の胴部20の括れ部21の輪郭と第1ガセット部24の第1面取り部25の輪郭とが同時に形成される。すなわち貫通孔23によって、ガセット袋10の外縁の一部が形成される。
その後、図5Gに示すように、第1側縁11a、12aおよび第2側縁11b、12bに交差する方向に沿って裏面フィルム12の内面12xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着させて第3種シール部R3を形成する工程を実施してもよい。この第3種シール部R3は、後に第2ガセット部26の第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aとなるシール部である。
次に図5Hに示すように、互いに熱溶着された長尺状の各フィルム11,12,15を、ガセット袋10の外縁の形状に沿って分断して個々の袋を得る分断工程を実施する。これによって、図5Iに示すように、対応する輪郭を少なくとも部分的に有する胴部20の括れ部21および第1ガセット部24の第1面取り部25が形成され、かつ第2ガセット部26に開口部33bが形成されたガセット袋10を得ることができる。なお図5Hおよび図5Iに示すように、各フィルム11,12,15を分断する際、第2ガセット部26の隅部に第2面取り部27が形成されるように各フィルム11,12,15を打ち抜いてもよい。
次に、ガセット袋10に内容物を充填して、収容部Sに内容物が充填されたガセット袋10を製造する方法について説明する。
はじめに、開口部33bを介して内容物を収容部Sに充填する充填工程について説明する。まず図6Aに示すように、第1縁31の裏側第1縁33が上方に位置するように保持されたガセット袋10を準備する。図示はしないが、第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aを把持するグリップなどを利用して、ガセット袋10を保持してもよい。この際、図6Aに示すように、表面フィルム11は折り返された状態で保持されている。このため第1ガセット部24は、開口部33bが形成されている第2ガセット部26から遠ざけられている。
次に、裏側第1縁33に沿って裏面フィルム12の内面12xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着させて裏側第1縁シール部33aを形成する。これによって、開口部33bを閉鎖してガセット袋10を密封することができる。このようにして、内容物が充填されたガセット袋10を得ることができる。
図7に示すように、ガセット袋10は、表面フィルム11の内面11xおよび裏面フィルム12の内面12xに取り付けられ、第3縁35から第4縁36へ向かって延びるチャックテープ45をさらに備えていてもよい。チャックテープ45とは、ノッチ42などの易開封手段に沿って破断されて開封された後のガセット袋10の胴部20を再び封止するために設けられる部材である。図7に示すように、チャックテープ45は、第3縁シール部35aから第4縁シール部36aにまで達するように、第3縁35および第4縁36に交差する方向、例えば第3縁35および第4縁36に直交する方向に延びている。
上述の本実施の形態においては、ガセット袋10の収容部Sから内容物を取り出すための取出口が、ガセット袋10を破断させることによって形成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図9に示すように、ガセット袋10は、ガセット袋10の例えば第2縁34や第2縁シール部34aに取り付けられ、内容物を注出するためのスパウト41を備えていてもよい。この場合、ガセット袋10の収容部Sに充填される内容物としては、流動性を有する流動物が採用される。スパウト41は、例えば、熱可塑性樹脂を射出成形することにより作製することができる。
上述の本実施の形態においては、開封されることによって取出口となる開封予定部42aが、ガセット袋10の第3縁35と第4縁36との間の間隔と同一の幅を有する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、例えば図10に示すように、ガセット袋10の例えば第2縁34側には、内容物を取り出すための取出口部50が形成されていてもよい。取出口部50は、ガセット袋10から流動物などの内容物を取り出す際に内容物の流れを整えるために設けられる部分である。取出口部50には、開封されることによって流動物を取り出す取出口となる開封予定部42aが形成されており、この開封予定部42aの幅wは、ガセット袋10の胴部20の第3縁35と第4縁36との間の間隔よりも小さくなっている。
図示はしないが、ガセット袋10の第2縁シール部34aには、手指を差し込むための貫通孔が形成されていてもよい。
上述の本実施の形態においては、表面フィルム11、裏面フィルム12および中間フィルム15が互いに別個のフィルムである例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、各フィルム11、12、15は部分的に一体的に構成されていてもよい。例えば図11に示すように、表面フィルム11および中間フィルム15が、一枚のフィルムを折り返すことによって構成されていてもよい。また図示はしないが、表面フィルム11、裏面フィルム12および中間フィルム15が、一枚のフィルムを折り返すことによって構成されていてもよい。
上述の本実施の形態においては、長尺状のフィルム11,12,15の熱溶着や打ち抜きを行った後、長尺状の各フィルム11,12,15を、ガセット袋10の外縁の形状に沿って分断することにより、個々のガセット袋10を得る例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、各フィルム11,12,15を個々のガセット袋10の寸法に合わせて分断した後に、熱溶着や打ち抜きを実施してもよい。この場合、上述の打ち抜き工程(第8工程)においては、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとの間の第1種シール部R1、および表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとの間の第2種シール部R2の両方を貫通する切り欠きが形成される。この切り欠きによって、胴部20の括れ部21の輪郭と第1ガセット部24の第1面取り部25の輪郭とが同時に形成される。
ガセット袋10には、図示はしないが、ガセット袋10を容易に開封できないようにするためのチャイルドプルーフ機能が搭載されていてもよい。チャイルドプルーフ機能を実現するための構造としては、公知の構造を適宜採用することができる。
11 表面フィルム
12 裏面フィルム
15 中間フィルム
15c 折り返し部
16 第1部分
18 第2部分
20 胴部
21 括れ部
22 膨らみ部
23 貫通孔
24 第1ガセット部
25 第1面取り部
26 第2ガセット部
27 第2面取り部
31 第1縁
32 表側第1縁
32a 表側第1縁シール部
33 裏側第1縁
33a 裏側第1縁シール部
33b 開口部
34 第2縁
34a 第2縁シール部
35 第3縁
35a 第3縁シール部
36 第4縁
36a 第4縁シール部
41 スパウト
42 ノッチ
42a 開封予定部
45 チャックテープ
46 雄型部材
47 雌型部材
48 イージーピール手段
49 イージーピールフィルム
51 熱可塑性樹脂層
52 基材層
Claims (9)
- ガセット袋であって、
表面フィルムおよび裏面フィルムと、
折り返し部がガセット袋の内側に位置するように折り返された中間フィルムであって、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置する中間フィルムと、を備え、
前記中間フィルムは、その内面が前記表面フィルムの内面に対向する第1部分と、その内面が前記裏面フィルムの内面に対向する第2部分と、を含み、
前記ガセット袋の外縁は、前記中間フィルムに沿って延びる第1縁と、前記第1縁に対向する第2縁と、前記第1縁から前記第2縁に向かって延び、互いに対向する第3縁および第4縁と、を有し、
前記第1縁は、前記中間フィルムの前記第1部分側に位置する表側第1縁と、前記中間フィルムの前記第2部分側に位置する裏側第1縁と、を含み、
前記第3縁と前記表側第1縁との間、および前記第4縁と前記表側第1縁との間には、第1面取り部が形成されており、
前記第3縁および前記第4縁のうち前記中間フィルムと重ならない位置には、ガセット袋の内側に向かって凹んだ括れ部が形成されており、
前記第1面取り部および前記括れ部は、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返した場合に、前記第1面取り部の輪郭と前記括れ部の輪郭とが少なくとも部分的に重なるよう、構成されている、ガセット袋。 - 前記第1面取り部の輪郭は、少なくとも部分的に、外側に向かって凸となる円弧形状を有し、
前記括れ部は、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返した場合に、前記括れ部の輪郭が前記第1面取り部の前記円弧形状に少なくとも部分的に重なるよう、構成されている、請求項1に記載のガセット袋。 - 前記第1面取り部の前記円弧形状は、少なくとも部分的に、所定の曲率半径で湾曲しており、
前記括れ部の輪郭は、少なくとも部分的に、前記第1面取り部の前記円弧形状と同一の曲率半径で湾曲した形状を有する、請求項2に記載のガセット袋。 - 前記第3縁と前記裏側第1縁との間、および前記第4縁と前記裏側第1縁との間には、第2面取り部が形成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のガセット袋。
- 前記ガセット袋は、前記第3縁から前記第4縁へ向かって延びるチャックテープをさらに備える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のガセット袋。
- 前記ガセット袋に収容される内容物は、流動性を有する流動物であり、
前記ガセット袋は、前記流動物を注出するためのスパウトをさらに備える、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のガセット袋。 - 前記ガセット袋には、開封されることによって取出口となる開封予定部が形成されており、
前記開封予定部の幅は、前記第3縁と前記第4縁との間の間隔よりも小さくなっている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のガセット袋。 - ガセット袋の製造方法であって、
表面フィルム、裏面フィルムおよび中間フィルムを準備する工程と、
折り返し部が前記ガセット袋の内側に位置するように折り返された前記中間フィルムを、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置させる工程と、
前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面との間、および前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間に、部分的にシール部を形成する工程と、
前記表面フィルムの外面が部分的に対向し、かつ、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面との間の前記シール部と、前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間の前記シール部とが互いに重なるよう、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返す折り返し工程と、
前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面との間の前記シール部、および前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間の前記シール部の両方を貫通する貫通孔または切り欠きを形成する打ち抜き工程と、を備え、
前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間に形成される前記シール部は、前記ガセット袋の外縁となる部分にまで達しており、
前記打ち抜き工程は、前記貫通孔または切り欠きによって前記ガセット袋の外縁の一部が形成されるよう、実施される、ガセット袋の製造方法。 - ガセット袋に内容物を充填する方法であって、
前記ガセット袋は、
表面フィルムおよび裏面フィルムと、
折り返し部がガセット袋の内側に位置するように折り返された中間フィルムであって、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置する中間フィルムと、を備え、
前記中間フィルムは、その内面が前記表面フィルムの内面に対向する第1部分と、その内面が前記裏面フィルムの内面に対向する第2部分と、を含み、
前記ガセット袋の外縁は、前記中間フィルムに沿って延びる第1縁と、前記第1縁に対向する第2縁と、前記第1縁から前記第2縁に向かって延び、互いに対向する第3縁および第4縁と、を有し、
前記第1縁は、前記中間フィルムの前記第1部分側に位置する表側第1縁と、前記中間フィルムの前記第2部分側に位置する裏側第1縁と、を含み、
前記第3縁と前記表側第1縁との間、および前記第4縁と前記表側第1縁との間には、第1面取り部が形成されており、
前記第3縁および前記第4縁のうち前記中間フィルムと重ならない位置には、ガセット袋の内側に向かって凹んだ括れ部が形成されており、
前記第1面取り部および前記括れ部は、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返した場合に、前記第1面取り部の輪郭と前記括れ部の輪郭とが少なくとも部分的に重なるよう、構成されており、
前記裏側第1縁においては、前記裏面フィルムと前記中間フィルムとの間に少なくとも部分的に開口部が形成されており、
前記方法は、
前記ガセット袋を準備する工程と、
前記ガセット袋の前記裏側第1縁に形成されている前記開口部を介して内容物を前記ガセット袋に充填する充填工程と、
前記裏側第1縁に沿って前記裏面フィルムと前記中間フィルムとの間にシール部を形成して前記開口部を閉鎖する閉鎖工程と、を備える、ガセット袋に内容物を充填する方法。
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