JP6524736B2 - ガセット袋およびその製造方法、並びにガセット袋に内容物を充填する方法 - Google Patents

ガセット袋およびその製造方法、並びにガセット袋に内容物を充填する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6524736B2
JP6524736B2 JP2015056643A JP2015056643A JP6524736B2 JP 6524736 B2 JP6524736 B2 JP 6524736B2 JP 2015056643 A JP2015056643 A JP 2015056643A JP 2015056643 A JP2015056643 A JP 2015056643A JP 6524736 B2 JP6524736 B2 JP 6524736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
edge
gusset bag
gusset
intermediate film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015056643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016175673A (ja
Inventor
本 和 記 山
本 和 記 山
塚 康 司 大
塚 康 司 大
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2015056643A priority Critical patent/JP6524736B2/ja
Publication of JP2016175673A publication Critical patent/JP2016175673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6524736B2 publication Critical patent/JP6524736B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ガセット袋およびその製造方法に関する。また本発明は、ガセット袋に内容物を充填する方法に関する。
液体や粉体などの流動性を有する流動物や、菓子などの固形物を含む内容物を収容するための袋として、軟包装材から構成された袋が用いられている。内容物を収容するための袋は一般に、内面が熱可塑性樹脂層で構成された表面フィルムと裏面フィルムとを互いに熱溶着してシール部を形成することによって得られる。この際、通常は、袋の上部においては表面フィルムと裏面フィルムとを熱溶着せず、これによって、袋の上部に開口を形成しておく。次に、この開口を介して袋の内部に内容物を充填する。その後、袋の上部で表面フィルムと裏面フィルムとを再び互いに熱溶着することによって、袋の上部にシール部を形成し、これによって袋を密閉する。このようにして、内容物が充填された袋が得られる(例えば特許文献1参照)。
特許第4659963号公報
袋の上部には、袋の取り扱い性や内容物の取り出し性などを向上させるための様々な付加的な形状が設けられたり、付加的な部材が取り付けられたりすることがある。例えば特許文献1においては、袋の上部に、手指を差し込むための貫通孔が設けられる。また、内容物が流動物である場合、流動物を取り出すためのスパウトが袋の上部に取り付けられたり、流動物を取り出すための取出口が袋の上部に形成されたりすることもある。このような付加的な形状が充填工程の際に存在する場合、付加的な形状によって占められる幅の分だけ、内容物の充填のために袋の上部に形成される開口の幅が狭くなる。また、充填工程の後に付加的な部材を取り付ける場合、取付工程中に内容物が漏れないように留意する必要があるため、取付工程が複雑で困難なものとなる。このように、上部の開口を利用して内容物を充填し、そして充填完了後に開口を熱溶着してシール部を形成する、という方法においては、充填工程やその後の工程が様々な制約を受けてしまう。
このような課題を解決するため、特許文献1のような、表面フィルムと裏面フィルムとの間に中間フィルムを挿入することにより下部に第1ガセット部および第2ガセット部が形成されるタイプの袋において、第1ガセット部または第2ガセット部から内容物を充填することが考えらえる。例えば、第2ガセット部の外縁に開口を設けておき、この開口を利用して内容物を充填し、そして充填完了後に開口を熱溶着してシール部を形成する、という方法が考えられる。しかしながら、この場合、第1ガセット部と第2ガセット部とが併設されているため、第2ガセット部の開口を利用して内容物を充填する作業が、第1ガセット部によって阻害されてしまうことが考えられる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る袋および袋の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、ガセット袋であって、表面フィルムおよび裏面フィルムと、折り返し部がガセット袋の内側に位置するように折り返された中間フィルムであって、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置する中間フィルムと、を備え、前記中間フィルムは、その内面が前記表面フィルムの内面に対向する第1部分と、その内面が前記裏面フィルムの内面に対向する第2部分と、を含み、前記ガセット袋の外縁は、前記中間フィルムに沿って延びる第1縁と、前記第1縁に対向する第2縁と、前記第1縁から前記第2縁に向かって延び、互いに対向する第3縁および第4縁と、を有し、前記第1縁は、前記中間フィルムの前記第1部分側に位置する表側第1縁と、前記中間フィルムの前記第2部分側に位置する裏側第1縁と、を含み、前記第3縁と前記表側第1縁との間、および前記第4縁と前記表側第1縁との間には、第1面取り部が形成されており、前記第3縁および前記第4縁のうち前記中間フィルムと重ならない位置には、ガセット袋の内側に向かって凹んだ括れ部が形成されており、前記第1面取り部および前記括れ部は、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返した場合に、前記第1面取り部の輪郭と前記括れ部の輪郭とが少なくとも部分的に重なるよう、構成されている、ガセット袋である。
本発明によるガセット袋において、前記第1面取り部の輪郭は、少なくとも部分的に、外側に向かって凸となる円弧形状を有し、前記括れ部は、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返した場合に、前記括れ部の輪郭が前記第1面取り部の前記円弧形状に少なくとも部分的に重なるよう、構成されていてもよい。この場合、前記第1面取り部の前記円弧形状は、少なくとも部分的に、所定の曲率半径で湾曲しており、前記括れ部の輪郭は、少なくとも部分的に、前記第1面取り部の前記円弧形状と同一の曲率半径で湾曲した形状を有していてもよい。
本発明によるガセット袋において、前記第3縁と前記裏側第1縁との間、および前記第4縁と前記裏側第1縁との間には、第2面取り部が形成されていてもよい。
本発明によるガセット袋は、前記第3縁から前記第4縁へ向かって延びるチャックテープをさらに備えていてもよい。
本発明によるガセット袋において、前記ガセット袋に収容される内容物は、流動性を有する流動物であり、前記ガセット袋は、前記流動物を注出するためのスパウトをさらに備えていてもよい。
本発明によるガセット袋において、前記ガセット袋には、開封されることによって取出口となる開封予定部が形成されており、前記開封予定部の幅は、前記第3縁と前記第4縁との間の間隔よりも小さくなっていてもよい。
本発明は、ガセット袋の製造方法であって、表面フィルム、裏面フィルムおよび中間フィルムを準備する工程と、折り返し部が前記ガセット袋の内側に位置するように折り返された前記中間フィルムを、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置させる工程と、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面との間、および前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間に、部分的にシール部を形成する工程と、前記表面フィルムの外面が部分的に対向し、かつ、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面との間の前記シール部と、前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間の前記シール部とが互いに重なるよう、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返す折り返し工程と、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面との間の前記シール部、および前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間の前記シール部の両方を貫通する貫通孔または切り欠きを形成する打ち抜き工程と、を備え、前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間に形成される前記シール部は、前記ガセット袋の外縁となる部分にまで達しており、前記打ち抜き工程は、前記貫通孔または切り欠きによって前記ガセット袋の外縁の一部が形成されるよう、実施される、ガセット袋の製造方法である。
本発明は、ガセット袋に内容物を充填する方法であって、前記ガセット袋は、表面フィルムおよび裏面フィルムと、折り返し部がガセット袋の内側に位置するように折り返された中間フィルムであって、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置する中間フィルムと、を備え、前記中間フィルムは、その内面が前記表面フィルムの内面に対向する第1部分と、その内面が前記裏面フィルムの内面に対向する第2部分と、を含み、前記ガセット袋の外縁は、前記中間フィルムに沿って延びる第1縁と、前記第1縁に対向する第2縁と、前記第1縁から前記第2縁に向かって延び、互いに対向する第3縁および第4縁と、を有し、前記第1縁は、前記中間フィルムの前記第1部分側に位置する表側第1縁と、前記中間フィルムの前記第2部分側に位置する裏側第1縁と、を含み、前記第3縁と前記表側第1縁との間、および前記第4縁と前記表側第1縁との間には、第1面取り部が形成されており、前記第3縁および前記第4縁のうち前記中間フィルムと重ならない位置には、ガセット袋の内側に向かって凹んだ括れ部が形成されており、前記第1面取り部および前記括れ部は、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返した場合に、前記第1面取り部の輪郭と前記括れ部の輪郭とが少なくとも部分的に重なるよう、構成されており、前記裏側第1縁においては、前記裏面フィルムと前記中間フィルムとの間に少なくとも部分的に開口部が形成されており、前記方法は、前記ガセット袋を準備する工程と、前記ガセット袋の前記裏側第1縁に形成されている前記開口部を介して内容物を前記ガセット袋に充填する充填工程と、前記裏側第1縁に沿って前記裏面フィルムと前記中間フィルムとの間にシール部を形成して前記開口部を閉鎖する閉鎖工程と、を備える、ガセット袋に内容物を充填する方法である。
本発明によるガセット袋の製造方法においては、表面フィルムの内面と裏面フィルムの内面との間、および表面フィルムの内面と中間フィルムの内面との間に、部分的にシール部を形成する工程を実施した後、表面フィルムの外面が部分的に対向し、かつ、表面フィルムの内面と裏面フィルムの内面との間のシール部と、表面フィルムの内面と中間フィルムの内面との間のシール部とが互いに重なるよう、所定の直線に沿って表面フィルムを折り返す折り返し工程が実施される。その後、表面フィルムの内面と裏面フィルムの内面との間のシール部、および表面フィルムの内面と中間フィルムの内面との間のシール部の両方を貫通する貫通孔を形成する打ち抜き工程が実施される。ここで、表面フィルムの内面と中間フィルムの内面との間に形成されるシール部は、前記ガセット袋の外縁となる部分にまで達している。また打ち抜き工程は、貫通孔によってガセット袋の外縁の一部が形成されるよう、実施される。このような打ち抜き工程を実施することにより、表面フィルムと中間フィルムとによって構成される第1ガセット部の隅部に面取り部を設けることができる。すなわち第1ガセット部の隅部の面取りを行うことができる。これによって、第1ガセット部の隅部が角張っている場合に比べて、ガセット袋の自立性を高めることができる。また、上述の折り返し工程および打ち抜き工程を実施することにより、表面フィルムが折り返された状態を保持しやすくすることができる。このため、表面フィルムと中間フィルムとによって構成される第1ガセット部が、裏面フィルムと中間フィルムとによって構成される第2ガセット部から遠ざけられた状態を維持しやすくすることができる。従って、第2ガセット部に形成されている開口部を介して内容物をガセット袋に充填する作業が、第1ガセット部によって阻害されてしまうことを抑制することができる。このため、内容物の充填適性に優れたガセット袋を提供することができる。
なお打ち抜き工程においては、表面フィルムと裏面フィルムとの間のシール部、および表面フィルムと中間フィルムとの間のシール部の両方が同時に打ち抜かれる。このため、表面フィルムと中間フィルムとの間のシール部を打ち抜くことによって第1ガセット部に形成される面取り部と、表面フィルムと裏面フィルムとの間のシール部を打ち抜くことによって胴部に形成される括れ部とは、対応する輪郭を少なくとも部分的に有するようになる。例えば、所定の直線に沿ってガセット袋の表面フィルムを折り返した場合に、面取り部の輪郭と括れ部の輪郭とが少なくとも部分的に重なるようになる。
図1Aは、本発明の実施の一形態によるガセット袋を表面フィルム側から見た場合を示す正面図。 図1Bは、図1Aに示すガセット袋の第1ガセット部の第1面取り部を拡大して示す図。 図2は、本発明の実施の一形態によるガセット袋を裏面フィルム側から見た場合を示す背面図。 図3は、図1Aに示すガセット袋をIII−III線に沿って見た場合を示す断面図。 図4は、表面フィルム、裏面フィルムおよび中間フィルムの層構成の一例を示す断面図。 図5Aは、表面フィルムと裏面フィルムとの間に中間フィルムを挿入する工程を示す図。 図5Bは、表面フィルムと裏面フィルムとの間に、第1側縁に沿ってシール部を形成する工程を示す図。 図5Cは、表面フィルムと中間フィルムとの間にシール部を形成する工程を示す図。 図5Dは、表面フィルムと裏面フィルムとの間に、第1側縁および第2側縁に交差する方向に沿ってシール部を形成する工程を示す図。 図5Eは、表面フィルムを折り返す折り返し工程を示す図。 図5Fは、打ち抜き工程を示す図。 図5Gは、裏面フィルムと中間フィルムとの間にシール部を形成する工程を示す図。 図5Hは、表面フィルム、裏面フィルムおよび中間フィルムを、ガセット袋の外縁に沿って分断する工程を示す図。 図5Iは、製造されたガセット袋を示す図。 図6Aは、ガセット袋の第2ガセット部の開口部を介して内容物を収容部に充填する充填工程を示す図。 図6Bは、裏面フィルムと中間フィルムとの間に裏側第1縁シール部を形成して開口部を閉鎖する閉鎖工程を示す図。 図7は、チャックテープをさらに備えたガセット袋の一例を示す正面図。 図8は、図7に示す袋をVIII−VIII線に沿って見た場合を示す断面図。 図9は、スパウトをさらに備えたガセット袋の一例を示す正面図。 図10は、開封予定部の幅が狭められたガセット袋の一例を示す正面図。 図11は、表面フィルムおよび中間フィルムが一体的に構成される例を示す図。
以下、図1乃至図6Bを参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更し誇張して示すことがある。

図1Aは、本実施の形態による袋10を表面フィルム11側から見た場合を示す正面図であり、図2は、袋10を裏面フィルム12側から見た場合を示す背面図である。また図3は、図1Aに示す袋10をIII−III線に沿って見た場合を示す断面図である。図1A〜図3においては、内容物が充填される前の状態の袋10が示されている。
後述する開口部33bを通過することができる限りにおいて、袋10に充填される内容物が特に限られることはない。例えば、袋10に充填される内容物として、例えば、液体洗剤やシャンプーなどの液体や、粉体または粒体など、流動性を有する流動物を挙げることができる。その他にも、袋10に充填される内容物の例として、菓子などの固形物を挙げることができる。
袋10は、表面フィルム11と裏面フィルム12との間に中間フィルム15を位置させることによって、表面フィルム11と裏面フィルム12との間の間隔が広がり易くなっているタイプの袋(以下、ガセット袋とも称する)である。本実施の形態においては、ガセット袋10の下部において中間フィルム15が表面フィルム11と裏面フィルム12との間に配置されており、これによってガセット袋10が自立可能となっている、いわゆる底ガセット袋について説明する。図1Aおよび図2においては、表面フィルム11と裏面フィルム12との間に位置する中間フィルム15が折りたたまれた状態のガセット袋10が示されている。
以下、ガセット袋10の構成について詳細に説明する。図1Aおよび図2に示すように、ガセット袋10は、上述の表面フィルム11および裏面フィルム12と、折り返し部15cがガセット袋10の内側に位置するように折り返された状態で表面フィルム11と裏面フィルム12との間に位置する中間フィルム15と、を備えている。表面フィルム11の内面と裏面フィルム12の内面との間、表面フィルム11の内面と中間フィルム15の内面との間、および裏面フィルム12の内面と中間フィルム15の内面との間には、ガセット袋10の外縁に沿って、熱溶着によってシール部が形成されている。これらシール部の内側に、内容物が充填される収容部Sが画成されている。
(外縁)
図1Aおよび図2に示すように、ガセット袋10の外縁は、中間フィルム15の長手方向に沿って延びる第1縁31と、第1縁31に対向する第2縁34と、第1縁31から第2縁34に向かって延び、互いに対向する第3縁35および第4縁36と、を有している。なお図1Aおよび図2においては、第1縁31と第2縁34とが互いに平行であり、また第1縁31および第2縁34が中間フィルム15の折り返し部15cに平行である例が示されているが、これに限られることはない。図示はしないが、第2縁34が第1縁31に対して傾斜していてもよく、また第1縁31および第2縁34が中間フィルム15の折り返し部15cに対して傾斜していてもよい。また図1Aおよび図2においては、第3縁35および第4縁36が第1縁31および第2縁34に対して直交する例が示されているが、これに限られることもない。
図3に示すように、中間フィルム15は、その内面15xが表面フィルム11の内面11xに対向する第1部分16と、その内面15xが裏面フィルム12の内面12xに対向する第2部分18と、を含んでいる。また、ガセット袋10の第1縁31は、中間フィルム15の第1部分16側に位置する表側第1縁32と、中間フィルム15の第2部分18側に位置する裏側第1縁33と、を含んでいる。以下の説明において、中間フィルム15の第1部分16と、表面フィルム11のうち第1部分16と対向する部分と、によって構成され、上述の表側第1縁32を含むガセット袋10の区域を、第1ガセット部24と称することもある。また、中間フィルム15の第2部分18と、裏面フィルム12のうち第2部分18と対向する部分と、によって構成され、上述の裏側第1縁33を含むガセット袋10の区域を、第2ガセット部26と称することもある。また、表面フィルム11および裏面フィルム12のうちそれらの内面11x、11yが中間フィルム15に面していない部分によって構成されるガセット袋10の区域を、胴部20と称することもある。
図1Aおよび図2に示すように、内容物が充填される収容部Sを画定するシール部は、第1縁31の表側第1縁32に沿って第1ガセット部24に形成される表側第1縁シール部32aと、第2縁34に沿って胴部20に形成される第2縁シール部34aと、第3縁35に沿って胴部20、第1ガセット部24および第2ガセット部26に形成される第3縁シール部35aと、第4縁36に沿って胴部20、第1ガセット部24および第2ガセット部26に形成される第4縁シール部36aと、を含んでいる。
図1Aおよび図2に示すように、第3縁35および第4縁36のうち中間フィルム15と重ならない位置には、すなわち胴部20に位置する第3縁35および第4縁36には、ガセット袋10の内側に向かって凹んだ括れ部21がそれぞれ形成されている。括れ部21は、図1Aおよび図2に示すように、少なくとも部分的に、外側に向かって凸となる円弧形状の輪郭を有していてもよい。この円弧形状の輪郭は、少なくとも部分的に、所定の曲率半径で湾曲している。また、括れ部21が形成されている場所においては、第3縁35および第4縁36に沿って第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aが内側に突出している。なお図1Aおよび図2においては、括れ部21が形成されている部分と、その他の部分とにおいて、第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aの幅がほぼ同一である例が示されているが、これに限られることはない。
(シール部)
次に、上述のシール部について詳細に説明する。上述の表側第1縁シール部32aは、表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着することによって形成されるシール部である。また上述の第2縁シール部34aは、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとを熱溶着することによって形成されるシール部である。以下の説明において、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとを熱溶着することによって得られるシール部のことを、第1種シール部R1と称することがある。また、表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着することによって得られるシール部のことを、第2種シール部R2と称することがある。また、裏面フィルム12の内面12xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着することによって得られるシール部のことを、第3種シール部R3と称することがある。上述の第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aはそれぞれ、図1Aおよび図2に示すように、胴部20に形成された第1種シール部R1と、第1ガセット部24に形成された第2種シール部R2と、第2ガセット部26に形成された第3種シール部R3と、を含んでいる。
図2および図3に示すように、第2ガセット部26の裏側第1縁33においては、裏面フィルム12の内面12xと中間フィルム15の内面15xとの間にシール部が形成されていない。このため、第2ガセット部26の裏側第1縁33には、収容部Sに連通した開口部33bが存在している。後述するように、この開口部33bを利用してガセット袋10に内容物が充填される。開口部33bは、収容部Sに内容物を充填した後、裏側第1縁33に沿って裏面フィルム12の内面12xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着させることにより、閉鎖される。
ところで、本実施の形態のように第1ガセット部24および第2ガセット部26を備えるガセット袋10においては、第1ガセット部24の表側第1縁32と第2ガセット部26の裏側第1縁33とを所定の載置面に接触させてガセット袋10を載置面に自立させようとするとき、第1ガセット部24の隅部および第2ガセット部26の隅部を起点として第1ガセット部24および第2ガセット部26が変形し、このためガセット袋10の自立性が十分に確保されないことがある。ここで隅部とは、第3縁35と第1縁31の表側第1縁32および裏側第1縁33とが交わる部分、並びに、第4縁36と第1縁31の表側第1縁32および裏側第1縁33とが交わる部分のことである。第1ガセット部24の隅部および第2ガセット部26の隅部を起点とした変形は、例えば図1Bにおいて符号25zが付された一点鎖線で示すように、隅部が角張っている場合に生じやすい。なお図1Bの角部25zは、第3縁35および表側第1縁32を直線的に延長することによって形成された仮想的なものである。
(第1面取り部)
このような課題を考慮し、本実施の形態においては、図1Aおよび図1Bに示すように、第1ガセット部24において、第3縁35と表側第1縁32との間、および第4縁36と表側第1縁32との間には、第1面取り部25が形成されている。ここで「面取り部」とは、図1Bに示すように、その輪郭が、外縁を直線的に延長することによって仮想的に形成される角部25zの輪郭よりも内側に位置するもののことである。このような第1面取り部25を形成することにより、表側第1縁32および裏側第1縁33が変形してしまうことを抑制することができ、このことにより、ガセット袋10の自立性を高めることができる。
図2に示すように、第2ガセット部26においても、第3縁35と裏側第1縁33との間、および第4縁36と裏側第1縁33との間に、第1面取り部25と同様の第2面取り部27が形成されていてもよい。これによって、ガセット袋10の自立性をさらに高めることができる。
好ましくは、図1Bに示すように、第1面取り部25の輪郭は、少なくとも部分的に、外側に向かって凸となる円弧形状を有している。この円弧形状の輪郭は、所定の曲率半径rで湾曲している。図1Bにおいては、参考のため、曲率半径rを有し、第1面取り部25の輪郭に部分的に重なる仮想的な円が、二点鎖線で描かれている。
後述するように、本実施の形態においては、互いに重ねられ状態の、胴部20の第1種シール部R1および第1ガセット部24の第2種シール部R2の両方を同時に打ち抜くことによって、胴部20の括れ部21および第1ガセット部24の第1面取り部25が同時に形成される。このため、第1面取り部25および括れ部21は、対応する輪郭を少なくとも部分的に有するようになる。例えば、所定の直線に沿ってガセット袋10の表面フィルム11を折り返した場合に、中間フィルム15の輪郭と括れ部21の輪郭とが少なくとも部分的に重なるようになる。例えば、中間フィルム15が完全に広げられた状態で胴部20の第1種シール部R1および第1ガセット部24の第2種シール部R2が同時に打ち抜かれる場合、折り返し部15c(図1Aの状態の折り返し部15cに重なる直線)に沿って表面フィルム11を折り返した場合に、第1面取り部25の輪郭と括れ部21の輪郭とが少なくとも部分的に重なるようになる。より具体的には、第1面取り部25の輪郭が上述のように円弧形状を有する場合、折り返し部15cに沿って表面フィルム11を折り返すと、括れ部21の輪郭が第1面取り部25の円弧形状に少なくとも部分的に重なるようになる。また、第1面取り部25の円弧形状が少なくとも部分的に所定の曲率半径rで湾曲している場合、括れ部21の輪郭も、少なくとも部分的に、第1面取り部25の円弧形状と同一の曲率半径rで湾曲した形状を有している。
図1Aにおいて、折り返し部15cに沿って表面フィルム11を折り返した場合に、第1面取り部25の輪郭と括れ部21の輪郭とが重なる範囲が、符号L2によって表されている。図1Aに示すように、第1面取り部25の輪郭と括れ部21の輪郭とが重なる範囲は、第3縁35および第4縁36に沿って折り返し部15cから距離L1だけ第1縁31側および第2縁34側に離れた場所に位置している。
(開封予定部)
ガセット袋10の表面フィルム11および裏面フィルム12には、ガセット袋10を破断してガセット袋10を開封することを容易にするための易開封手段が設けられていてもよい。例えば図1Aおよび図2に示すように、ガセット袋10の第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aには、破断の起点となるノッチ42が形成されていてもよい。また、ガセット袋10を破断する際の経路となる部分には、易開封手段として、レーザー加工やカッターなどで形成されたハーフカット線が設けられていてもよい。また、表面フィルム11や裏面フィルム12の中に延伸フィルムを包含させ、延伸フィルムの延伸方向とガセット袋10の破断方向とを一致させてもよい。またガセット袋10には、開封されるべき位置をガセット袋10の使用者に示すための印刷などが施されていてもよい。図1Aおよび図2においては、ノッチ42を起点としてガセット袋10を破断することによって、内容物を取り出すための取出口となる部分(以下、開封予定部とも称する)が、符号42aで表されている。
なお図示はしないが、ノッチ42に代えて、切り込みや傷痕群を表面フィルム11および/または裏面フィルム12に形成してもよい。傷痕群は例えば、表面フィルム11および/または裏面フィルム12を貫通するように形成された複数の貫通孔を含んでいてもよい。若しくは、表面フィルム11および/または裏面フィルム12を貫通しないように表面フィルム11および/または裏面フィルム12の外面11y,12yに形成された複数の孔を含んでいてもよい。例えば傷痕群の孔は、表面フィルム11および/または裏面フィルム12の後述する基材層52のみを貫通し、熱可塑性樹脂層51を貫通していなくてもよい。
(フィルム)
次に図4を参照して、表面フィルム11、裏面フィルム12および中間フィルム15の層構成の一例について説明する。図4に示すように、表面フィルム11、裏面フィルム12および中間フィルム15は、基材層52および熱可塑性樹脂層51を含んでいる。図4に示す例においては、基材層52が、各フィルム11、12、15の外面11y、12y、15yを構成しており、熱可塑性樹脂層51が、各フィルム11、12、15の内面11x、12x、15xを構成している。基材層52には、製品情報を示すための印刷表示が施されていてもよい。印刷表示としては、文字、数字、記号、図形、絵柄などを挙げることができる。
基材層52を構成する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレートやナイロンを用いることができる。基材層52によって、外面11y、12y、15yにおける高い印刷適性を確保することができる。また基材層52は、熱溶着時の高い耐熱性を有している。
熱可塑性樹脂層51を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどを用いることができる。
フィルム11、12、15の厚みは、例えば20〜250μmの範囲内になっている。
なお図示はしないが、フィルム11、12、15は、基材層52と熱可塑性樹脂層51との間に配置される中間層をさらに含んでいてもよい。中間層としては、水蒸気その他のガスバリア性、遮光性、各種の機械的強度など、必要とされる性能に応じて、適切なものが選択され得る。例えば、中間層として、金属層や、金属または金属酸化物の蒸着層などが設けられ得る。その他にも、中間層として、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)や、ナイロンMXD6などの芳香族ポリアミドなどの、高いガスバリア性を有する樹脂層を設けてもよい。このような中間層を設けることにより、酸素や水蒸気が袋1の内部に浸入することを抑制することができる。また中間層として、延伸ナイロンフィルムを設けてもよい。この場合、袋1の耐突き刺し性を高めることができる。
なお、表面フィルム11、裏面フィルム12および中間フィルム15の層構成は、上述したものに限定されないことは言うまでもない。
(袋の製造方法)
次に、本実施の形態による袋1の製造方法について説明する。
〔積層フィルムの作製工程(第1工程)〕
はじめに、表面フィルム11および裏面フィルム12のための積層フィルムの原反を作製する工程の一例について説明する。まず、1つの基材層52の原反を準備する。ここで原反とは、巻き取られたロール状のフィルムを意味している。次に、1つの原反から巻き出された長尺状の基材層52のフィルムの一方の面に印刷表示を施してもよい。例えば、長尺状の基材層52のフィルムの一方の側縁を含む領域に、表面フィルム11用の印刷表示を繰り返し施し、また、長尺状の基材層52のフィルムの他方の側縁を含む領域に、裏面フィルム12用の印刷表示を繰り返し施してもよい。次に、ドライラミネート法や溶融押出ラミネート法を用いて、長尺状の基材層52のフィルムに熱可塑性樹脂層51を積層して、長尺状の積層フィルムを作製する。このようにして、表面フィルム11および裏面フィルム12のための積層フィルムの原反が得られる。なお印刷表示は、基材層のフィルムの状態で施さずに、積層フィルムに施すようにしてもよい。
〔表面フィルムおよび裏面フィルムの準備工程(第2工程)〕
その後、積層フィルムの原反を準備する。なお、積層フィルムの原反が準備された製造装置には、中間フィルム15も準備されていてもよい。次に、積層フィルムの原反から積層フィルムを巻き出す。その後、長尺状の積層フィルムの搬送方向に沿って延びるよう設けられたカッター刃などを用いて、積層フィルムを連続的に搬送しながら、長尺状の積層フィルムを2つの部分に切断する。これによって、長尺状の表面フィルム11および裏面フィルム12を得ることができる。このようにして、長尺状の表面フィルム11、長尺状の裏面フィルム12および長尺状の中間フィルム15を準備することができる。なおカッター刃の代わりにレーザーを用いて積層フィルムを2つの部分に切断してもよい。
なお上述の工程では、1つの原反から巻き出された基材層のフィルムや積層フィルムに印刷を施し、その後に積層フィルムを切断することによって、表面フィルム11および裏面フィルム12を得る例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、表面フィルム11および裏面フィルム12がそれぞれ別個に準備されてもよい。例えば、表面フィルム11が巻き取られた原反と裏面フィルム12が巻き取られた原反とが別個に準備されてもよい。
〔挿入工程(第3工程)〕
次に、図5Aに示すように、折り返し部15cがガセット袋10の内側となる方に位置するように折り返された長尺状の中間フィルム15を、長尺状の表面フィルム11と長尺状の裏面フィルム12との間に位置させるよう、中間フィルム15を挿入する挿入工程を実施する。図5Aおよび後述する図5B〜図5Hにおいて、符号Tは、長尺状の各フィルムが搬送される方向(搬送方向)を表している。また符号11aおよび12aは、搬送方向Tに沿って延びる表面フィルム11および裏面フィルム12の一方の側縁(第1側縁)を表し、符号11bおよび12bは、搬送方向Tに沿って延びる表面フィルム11および裏面フィルム12の他方の側縁(第2側縁)を表している。
〔第2縁シール部の形成工程(第4工程)〕
次に、図5Bに示すように、表面フィルム11の第1側縁11aおよび裏面フィルム12の第1側縁12aに沿って表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとを熱溶着させて第1種シール部R1を形成する。この第1種シール部R1は、後に胴部20の第2縁シール部34aとなるシール部である。
〔表側第1縁シール部および裏側第1縁シール部の形成工程(第5工程)〕
次に、図5Cに示すように、表面フィルム11の第2側縁11bおよび裏面フィルム12の第2側縁12bに沿って表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着させて第2種シール部R2を形成する。この第2種シール部R2は、ガセット袋10の外縁となる部分にまで達するよう、形成される。例えば第2種シール部R2は、中間フィルム15の外縁にまで達するよう、すなわち表面フィルム11の第2側縁11b(後の表側第1縁32)および裏面フィルム12の第2側縁12b(後の裏側第1縁33)にまで達するよう、形成される。この第2種シール部R2は、後に第1ガセット部24の表側第1縁シール部32aとなるシール部である。このとき、後に表側第1縁シール部32aとなる第2種シール部R2と同時に、後に第1ガセット部24の第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aとなる第2種シール部R2を形成してもよい。
〔第3縁シール部および第4縁シール部の形成工程(第6工程)〕
次に、図5Dに示すように、第1側縁11a、12aおよび第2側縁11b、12bに交差する方向に沿って表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとを熱溶着させて第1種シール部R1を形成する。この第1種シール部R1は、後に胴部20の第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aとなるシール部である。このとき、図5Dに示すように、第1側縁11a、12aおよび第2側縁11b、12bに交差する方向に沿って延びる第1種シール部R1の一部に、他の部分よりも搬送方向Tに膨出した膨らみ部22を形成してもよい。
〔折り返し工程(第7工程)〕
次に、表面フィルム11の外面11yが部分的に対向し、かつ、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとの間の第1種シール部R1と、表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとの間の第2種シール部R2とが互いに重なるよう、所定の直線に沿って表面フィルム11を折り返す折り返し工程を実施する。例えば図5Eに示すように、折り返し部15cよりも第1側縁11a側に位置する表面フィルム11の外面11yと、折り返し部15cよりも第2側縁11b側に位置する表面フィルム11の外面11yとが対向するよう、折り返し部15cに沿って表面フィルム11を折り返す。図5Eに示すように、第1種シール部R1の膨らみ部22は、折り返された表面フィルム11の第2側縁11bに重なるように形成されている。
〔打ち抜き工程(第8工程)〕
次に、図5Fに示すように、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとの間の第1種シール部R1の膨らみ部22、および表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとの間の第2種シール部R2の両方を貫通する貫通孔23を形成する打ち抜き工程を実施する。この打ち抜き工程は、第1種シール部R1の膨らみ部22と第2種シール部R2とが重ねられた状態で実施される。また打ち抜き工程は、図5Fに示すように、貫通孔23によって中間フィルム15の外縁の一部が打ち抜かれるよう、すなわち表面フィルム11の第2側縁11bおよび裏面フィルム12の第2側縁12bの一部が打ち抜かれるよう、実施される。この貫通孔23によって、後の胴部20の括れ部21の輪郭と第1ガセット部24の第1面取り部25の輪郭とが同時に形成される。すなわち貫通孔23によって、ガセット袋10の外縁の一部が形成される。
貫通孔23は、長尺状の各フィルム11,12,15に沿って連続的に割り付けられる複数のガセット袋10のうちの隣接する2つのガセット袋10の括れ部21を同時に形成するよう、構成されている。例えば貫通孔23は、隣接する2つのガセット袋10の括れ部21を結合させることによって得られる形状を有している。上述のように、括れ部21や第1面取り部25が所定の曲率半径で湾曲した輪郭を少なくとも部分的に有する場合、貫通孔23も、所定の曲率半径で湾曲した輪郭を少なくとも部分的に有している。
〔第2ガセット部の第3縁シール部および第4縁シール部の形成工程(第9工程)〕
その後、図5Gに示すように、第1側縁11a、12aおよび第2側縁11b、12bに交差する方向に沿って裏面フィルム12の内面12xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着させて第3種シール部R3を形成する工程を実施してもよい。この第3種シール部R3は、後に第2ガセット部26の第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aとなるシール部である。
〔分断工程(第10工程)〕
次に図5Hに示すように、互いに熱溶着された長尺状の各フィルム11,12,15を、ガセット袋10の外縁の形状に沿って分断して個々の袋を得る分断工程を実施する。これによって、図5Iに示すように、対応する輪郭を少なくとも部分的に有する胴部20の括れ部21および第1ガセット部24の第1面取り部25が形成され、かつ第2ガセット部26に開口部33bが形成されたガセット袋10を得ることができる。なお図5Hおよび図5Iに示すように、各フィルム11,12,15を分断する際、第2ガセット部26の隅部に第2面取り部27が形成されるように各フィルム11,12,15を打ち抜いてもよい。
なお上述の第2工程〜第10工程は、いずれもインラインで実施されてもよい。すなわち第2工程〜第10工程は、途中で各フィルムを巻き取ることなく連続的に実施されてもよい。若しくは、第2工程〜第10工程のうちの任意の工程において、長尺状の表面フィルム11、裏面フィルム12や中間フィルム15がいったんそれぞれ巻き取られてもよい。
また、上述の折り返し工程(第7工程)の前に、表面フィルム11と裏面フィルム12との間の第1種シール部R1、および表面フィルム11と中間フィルム15との間の第2種シール部R2が部分的に形成されている限りにおいて、シール部を形成する工程(第4工程、第5工程、第6工程および第9工程)の順序が特に限られることはない。例えば、胴部20の第2縁シール部34a、第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aとなる第1種シール部R1を形成した後、第1ガセット部24の表側第1縁シール部32a、第3縁シール部35aや第4縁シール部36aとなる第2種シール部R2を形成してもよい。
(内容物の充填方法)
次に、ガセット袋10に内容物を充填して、収容部Sに内容物が充填されたガセット袋10を製造する方法について説明する。
(充填工程)
はじめに、開口部33bを介して内容物を収容部Sに充填する充填工程について説明する。まず図6Aに示すように、第1縁31の裏側第1縁33が上方に位置するように保持されたガセット袋10を準備する。図示はしないが、第3縁シール部35aおよび第4縁シール部36aを把持するグリップなどを利用して、ガセット袋10を保持してもよい。この際、図6Aに示すように、表面フィルム11は折り返された状態で保持されている。このため第1ガセット部24は、開口部33bが形成されている第2ガセット部26から遠ざけられている。
(閉鎖工程)
次に、裏側第1縁33に沿って裏面フィルム12の内面12xと中間フィルム15の内面15xとを熱溶着させて裏側第1縁シール部33aを形成する。これによって、開口部33bを閉鎖してガセット袋10を密封することができる。このようにして、内容物が充填されたガセット袋10を得ることができる。
本実施の形態によれば、上述のように、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとの間、および表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとの間に、部分的に第1種シール部R1および第2種シール部R2を形成した後、表面フィルム11の外面11yが部分的に対向し、かつ、第1種シール部R1と第2種シール部R2とが互いに重なるよう、所定の直線に沿って表面フィルム11を折り返す折り返し工程が実施される。例えば、表面フィルム11を含む第1ガセット部24が、折り返し部15cに沿って折り返される。その後、第1種シール部R1および第2種シール部R2を重ねた状態で両者を貫通する貫通孔を形成する打ち抜き工程が実施される。ここで、第2種シール部R2は、ガセット袋10の表側第1縁32となる部分にまで、例えば中間フィルム15の外縁にまで達するよう形成されている。また打ち抜き工程は、貫通孔23によってガセット袋10の胴部20の外縁の括れ部21および第1ガセット部24の外縁の第1面取り部25が形成されるよう、実施される。すなわち、第1ガセット部24の隅部の面取りを行うことができる。これによって、第1ガセット部24の隅部が角張っている場合に比べて、ガセット袋10の自立性を高めることができる。また、上述の折り返し工程および打ち抜き工程を実施することにより、表面フィルム11が折り返された状態を保持しやすくすることができる。このため、第1ガセット部24が第2ガセット部26から遠ざけられた状態を維持しやすくすることができる。従って、第2ガセット部26に形成されている開口部33bを介して内容物をガセット袋10に充填する作業が、第1ガセット部24によって阻害されてしまうことを抑制することができる。このため、内容物の充填適性に優れたガセット袋10を提供することができる。
ところで、上述のように長尺状の各フィルム11,12,15を搬送しながらガセット袋10を作製する場合、一方のガセット部にシール部を形成する作業が、他方のガセット部の存在によって阻害されてしまうことがある。例えば、他方のガセット部が、搬送経路に存在する構造物に引っ掛かってしまうことが考えられる。ここで本実施の形態によれば、上述の折り返し工程および打ち抜き工程を実施することにより、表面フィルム11が折り返された状態、すなわち第1ガセット部24が折り返された状態を保持しやすくすることができる。このため、上述の第9工程のような、第2ガセット部26において第3種シール部R3を形成する作業が、第1ガセット部24の存在によって阻害されてしまうことを抑制することができる。これによって、ガセット袋10の製造適性を高めることができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(チャックテープが設けられる例)
図7に示すように、ガセット袋10は、表面フィルム11の内面11xおよび裏面フィルム12の内面12xに取り付けられ、第3縁35から第4縁36へ向かって延びるチャックテープ45をさらに備えていてもよい。チャックテープ45とは、ノッチ42などの易開封手段に沿って破断されて開封された後のガセット袋10の胴部20を再び封止するために設けられる部材である。図7に示すように、チャックテープ45は、第3縁シール部35aから第4縁シール部36aにまで達するように、第3縁35および第4縁36に交差する方向、例えば第3縁35および第4縁36に直交する方向に延びている。
図8は、図7に示すガセット袋10をVIII−VIII線に沿って見た場合を示す断面図である。図8に示すように、チャックテープ45は、表面フィルム11の内面11xに設けられた雌型部材47と、雌型部材47に対向するよう裏面フィルム12の内面12xに取り付けられた雄型部材46と、を含んでいる。
雄型部材46および雌型部材47は、互いに嵌合可能に構成されている。この場合、雄型部材46と雌型部材47とを嵌合させることにより、開封後のガセット袋10の収容部Sを再び封止することができる。また、雄型部材46と雌型部材47との嵌合を外すことにより、収容部S内の内容物を取り出すことができる。なお図示はしないが、雄型部材46が表面フィルム11に取り付けられ、雌型部材47が裏面フィルム12に取り付けられていてもよい。
図8に示すように、ガセット袋10の内部のうちチャックテープ45よりも第1縁31側の部分には、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとを必要に応じて接合させることができるイージーピール手段48が設けられていてもよい。チャックテープ45よりも第1縁31側で表面フィルム11と裏面フィルム12とを接合させることにより、第2ガセット部26の開口部33bを介して収容部Sに充填された内容物がチャックテープ45に接触することを抑制することができる。これによって、例えば雄型部材46と雌型部材47との間に内容物が存在することなどに起因してチャックテープ45の封止性能が不十分になってしまうことを抑制することができる。またイージーピール手段48を設けることにより、内容物がチャックテープ45を超えてノッチ42などの易開封手段の周囲にまで到達してしまうことをより確実に抑制することができる。これによって、使用者がガセット袋10を開封するときに使用者の手に内容物が付着してしまうことを抑制することができる。イージーピール手段48の具体的な構成が特に限られることはなく、公知のものが適宜用いられえる。例えば図8に示すように、イージーピール手段48は、表面フィルム11の内面11xに取り付けられたイージーピールフィルム49を含んでいてもよい。なおイージーピールフィルム49は、表面フィルム11の内面11xではなく裏面フィルム12の内面12xに取り付けられていてもよい。
(取出口の変形例)
上述の本実施の形態においては、ガセット袋10の収容部Sから内容物を取り出すための取出口が、ガセット袋10を破断させることによって形成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図9に示すように、ガセット袋10は、ガセット袋10の例えば第2縁34や第2縁シール部34aに取り付けられ、内容物を注出するためのスパウト41を備えていてもよい。この場合、ガセット袋10の収容部Sに充填される内容物としては、流動性を有する流動物が採用される。スパウト41は、例えば、熱可塑性樹脂を射出成形することにより作製することができる。
(開封予定部の変形例)
上述の本実施の形態においては、開封されることによって取出口となる開封予定部42aが、ガセット袋10の第3縁35と第4縁36との間の間隔と同一の幅を有する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、例えば図10に示すように、ガセット袋10の例えば第2縁34側には、内容物を取り出すための取出口部50が形成されていてもよい。取出口部50は、ガセット袋10から流動物などの内容物を取り出す際に内容物の流れを整えるために設けられる部分である。取出口部50には、開封されることによって流動物を取り出す取出口となる開封予定部42aが形成されており、この開封予定部42aの幅wは、ガセット袋10の胴部20の第3縁35と第4縁36との間の間隔よりも小さくなっている。
なお取出口部50の開封予定部42aの幅wが一対の側縁シール部22aの間の間隔よりも小さくなっている限りにおいて、取出口部50の具体的な形状が特に限られることはない。例えば図10に示すように、取出口部50は、第3縁35と第4縁36との間の間隔のほぼ半分の幅を有する部分として構成されていてもよい。この場合、ガセット袋10の製造工程において、図10に示す取出口部50が形成された2つのガセット袋10を効率的に割り付けてガセット袋10を製造することができる。
なお図示はしないが、取出口部50が形成されたガセット袋10が、上述のチャックテープ45をさらに備えていてもよい。
(第2縁シール部の変形例)
図示はしないが、ガセット袋10の第2縁シール部34aには、手指を差し込むための貫通孔が形成されていてもよい。
(袋を構成する部材の変形例)
上述の本実施の形態においては、表面フィルム11、裏面フィルム12および中間フィルム15が互いに別個のフィルムである例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、各フィルム11、12、15は部分的に一体的に構成されていてもよい。例えば図11に示すように、表面フィルム11および中間フィルム15が、一枚のフィルムを折り返すことによって構成されていてもよい。また図示はしないが、表面フィルム11、裏面フィルム12および中間フィルム15が、一枚のフィルムを折り返すことによって構成されていてもよい。
(袋の製造方法の変形例)
上述の本実施の形態においては、長尺状のフィルム11,12,15の熱溶着や打ち抜きを行った後、長尺状の各フィルム11,12,15を、ガセット袋10の外縁の形状に沿って分断することにより、個々のガセット袋10を得る例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、各フィルム11,12,15を個々のガセット袋10の寸法に合わせて分断した後に、熱溶着や打ち抜きを実施してもよい。この場合、上述の打ち抜き工程(第8工程)においては、表面フィルム11の内面11xと裏面フィルム12の内面12xとの間の第1種シール部R1、および表面フィルム11の内面11xと中間フィルム15の内面15xとの間の第2種シール部R2の両方を貫通する切り欠きが形成される。この切り欠きによって、胴部20の括れ部21の輪郭と第1ガセット部24の第1面取り部25の輪郭とが同時に形成される。
(その他の変形例)
ガセット袋10には、図示はしないが、ガセット袋10を容易に開封できないようにするためのチャイルドプルーフ機能が搭載されていてもよい。チャイルドプルーフ機能を実現するための構造としては、公知の構造を適宜採用することができる。
なお、上述した各実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 ガセット袋
11 表面フィルム
12 裏面フィルム
15 中間フィルム
15c 折り返し部
16 第1部分
18 第2部分
20 胴部
21 括れ部
22 膨らみ部
23 貫通孔
24 第1ガセット部
25 第1面取り部
26 第2ガセット部
27 第2面取り部
31 第1縁
32 表側第1縁
32a 表側第1縁シール部
33 裏側第1縁
33a 裏側第1縁シール部
33b 開口部
34 第2縁
34a 第2縁シール部
35 第3縁
35a 第3縁シール部
36 第4縁
36a 第4縁シール部
41 スパウト
42 ノッチ
42a 開封予定部
45 チャックテープ
46 雄型部材
47 雌型部材
48 イージーピール手段
49 イージーピールフィルム
51 熱可塑性樹脂層
52 基材層

Claims (9)

  1. ガセット袋であって、
    表面フィルムおよび裏面フィルムと、
    折り返し部がガセット袋の内側に位置するように折り返された中間フィルムであって、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置する中間フィルムと、を備え、
    前記中間フィルムは、その内面が前記表面フィルムの内面に対向する第1部分と、その内面が前記裏面フィルムの内面に対向する第2部分と、を含み、
    前記ガセット袋の外縁は、前記中間フィルムに沿って延びる第1縁と、前記第1縁に対向する第2縁と、前記第1縁から前記第2縁に向かって延び、互いに対向する第3縁および第4縁と、を有し、
    前記第1縁は、前記中間フィルムの前記第1部分側に位置する表側第1縁と、前記中間フィルムの前記第2部分側に位置する裏側第1縁と、を含み、
    前記第3縁と前記表側第1縁との間、および前記第4縁と前記表側第1縁との間には、第1面取り部が形成されており、
    前記第3縁および前記第4縁のうち前記中間フィルムと重ならない位置には、ガセット袋の内側に向かって凹んだ括れ部が形成されており、
    前記第1面取り部および前記括れ部は、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返した場合に、前記第1面取り部の輪郭と前記括れ部の輪郭とが少なくとも部分的に重なるよう、構成されている、ガセット袋。
  2. 前記第1面取り部の輪郭は、少なくとも部分的に、外側に向かって凸となる円弧形状を有し、
    前記括れ部は、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返した場合に、前記括れ部の輪郭が前記第1面取り部の前記円弧形状に少なくとも部分的に重なるよう、構成されている、請求項1に記載のガセット袋。
  3. 前記第1面取り部の前記円弧形状は、少なくとも部分的に、所定の曲率半径で湾曲しており、
    前記括れ部の輪郭は、少なくとも部分的に、前記第1面取り部の前記円弧形状と同一の曲率半径で湾曲した形状を有する、請求項2に記載のガセット袋。
  4. 前記第3縁と前記裏側第1縁との間、および前記第4縁と前記裏側第1縁との間には、第2面取り部が形成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のガセット袋。
  5. 前記ガセット袋は、前記第3縁から前記第4縁へ向かって延びるチャックテープをさらに備える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のガセット袋。
  6. 前記ガセット袋に収容される内容物は、流動性を有する流動物であり、
    前記ガセット袋は、前記流動物を注出するためのスパウトをさらに備える、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のガセット袋。
  7. 前記ガセット袋には、開封されることによって取出口となる開封予定部が形成されており、
    前記開封予定部の幅は、前記第3縁と前記第4縁との間の間隔よりも小さくなっている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のガセット袋。
  8. ガセット袋の製造方法であって、
    表面フィルム、裏面フィルムおよび中間フィルムを準備する工程と、
    折り返し部が前記ガセット袋の内側に位置するように折り返された前記中間フィルムを、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置させる工程と、
    前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面との間、および前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間に、部分的にシール部を形成する工程と、
    前記表面フィルムの外面が部分的に対向し、かつ、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面との間の前記シール部と、前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間の前記シール部とが互いに重なるよう、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返す折り返し工程と、
    前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面との間の前記シール部、および前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間の前記シール部の両方を貫通する貫通孔または切り欠きを形成する打ち抜き工程と、を備え、
    前記表面フィルムの内面と前記中間フィルムの内面との間に形成される前記シール部は、前記ガセット袋の外縁となる部分にまで達しており、
    前記打ち抜き工程は、前記貫通孔または切り欠きによって前記ガセット袋の外縁の一部が形成されるよう、実施される、ガセット袋の製造方法。
  9. ガセット袋に内容物を充填する方法であって、
    前記ガセット袋は、
    表面フィルムおよび裏面フィルムと、
    折り返し部がガセット袋の内側に位置するように折り返された中間フィルムであって、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置する中間フィルムと、を備え、
    前記中間フィルムは、その内面が前記表面フィルムの内面に対向する第1部分と、その内面が前記裏面フィルムの内面に対向する第2部分と、を含み、
    前記ガセット袋の外縁は、前記中間フィルムに沿って延びる第1縁と、前記第1縁に対向する第2縁と、前記第1縁から前記第2縁に向かって延び、互いに対向する第3縁および第4縁と、を有し、
    前記第1縁は、前記中間フィルムの前記第1部分側に位置する表側第1縁と、前記中間フィルムの前記第2部分側に位置する裏側第1縁と、を含み、
    前記第3縁と前記表側第1縁との間、および前記第4縁と前記表側第1縁との間には、第1面取り部が形成されており、
    前記第3縁および前記第4縁のうち前記中間フィルムと重ならない位置には、ガセット袋の内側に向かって凹んだ括れ部が形成されており、
    前記第1面取り部および前記括れ部は、所定の直線に沿って前記表面フィルムを折り返した場合に、前記第1面取り部の輪郭と前記括れ部の輪郭とが少なくとも部分的に重なるよう、構成されており、
    前記裏側第1縁においては、前記裏面フィルムと前記中間フィルムとの間に少なくとも部分的に開口部が形成されており、
    前記方法は、
    前記ガセット袋を準備する工程と、
    前記ガセット袋の前記裏側第1縁に形成されている前記開口部を介して内容物を前記ガセット袋に充填する充填工程と、
    前記裏側第1縁に沿って前記裏面フィルムと前記中間フィルムとの間にシール部を形成して前記開口部を閉鎖する閉鎖工程と、を備える、ガセット袋に内容物を充填する方法。
JP2015056643A 2015-03-19 2015-03-19 ガセット袋およびその製造方法、並びにガセット袋に内容物を充填する方法 Active JP6524736B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015056643A JP6524736B2 (ja) 2015-03-19 2015-03-19 ガセット袋およびその製造方法、並びにガセット袋に内容物を充填する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015056643A JP6524736B2 (ja) 2015-03-19 2015-03-19 ガセット袋およびその製造方法、並びにガセット袋に内容物を充填する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016175673A JP2016175673A (ja) 2016-10-06
JP6524736B2 true JP6524736B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=57069663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015056643A Active JP6524736B2 (ja) 2015-03-19 2015-03-19 ガセット袋およびその製造方法、並びにガセット袋に内容物を充填する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6524736B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7409748B2 (ja) 2019-09-27 2024-01-09 大阪シーリング印刷株式会社 パウチパック

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60183347A (ja) * 1984-02-24 1985-09-18 藤森工業株式会社 包装袋
DE9409316U1 (de) * 1994-06-08 1994-08-04 Innovative Packaging Syst Standbeutel
JP4913743B2 (ja) * 2005-09-29 2012-04-11 株式会社フジシールインターナショナル スパウト付きパウチ容器及びその製造方法
JP2009018814A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Kyouei Kk 物品収容袋
JP5401908B2 (ja) * 2008-10-16 2014-01-29 凸版印刷株式会社 包装体
SE534193C2 (sv) * 2009-09-23 2011-05-31 Ecolean Res & Dev As Anordning för framställning av förpackningar samt fyllmaskin för fyllning av nämnda förpackning
US20150003758A1 (en) * 2013-06-28 2015-01-01 Medtech Products, Inc. Pouch package with gusset base

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016175673A (ja) 2016-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4828413B2 (ja) パウチ及びスパウト付きパウチ容器
JP5640218B2 (ja) パウチ容器
JP2016113167A (ja) 包装袋
JP6031885B2 (ja) 詰め替え袋
JP6524736B2 (ja) ガセット袋およびその製造方法、並びにガセット袋に内容物を充填する方法
JP6323754B2 (ja) 流動体が充填された袋の製造方法
JP6531407B2 (ja) 内容物が充填される収容部が形成された袋およびその製造方法、並びに、収容部に内容物が充填された袋およびその製造方法
JP2016094248A (ja) 包装袋
JP6440008B2 (ja) 袋および袋の本体部
JP5463560B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP2015013653A (ja) 袋体および包装体
JP2005029196A (ja) 開封容易包装袋
JP2019156497A (ja) 包装袋
JP6307812B2 (ja) 液体用包装袋の製造方法
JP5467337B2 (ja) スパウト付きパウチの製法及びスパウト付きパウチ
JP7069704B2 (ja) パウチ
JP6573152B2 (ja) 内容物を収容する袋およびその製造方法
JP2017013863A (ja) 包装袋及びその製造方法
JP5824177B2 (ja) 包装袋
JP6536065B2 (ja) 流動物が充填される収容部が形成された袋およびその製造方法、並びに、収容部に流動物が充填された袋およびその製造方法
JP2021091468A (ja) 包装袋
JP2022022613A (ja) 包装袋
JP2021001016A (ja) 包装体
JP2022115604A (ja) 包装袋
JP2002046773A (ja) 容易開封構造を設けた包装容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6524736

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150