JP7478341B2 - 包装袋における引裂き誘導弱め線の形成方法 - Google Patents

包装袋における引裂き誘導弱め線の形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、易開封性を有する包装袋において引裂き開始部からの引裂きを誘導するための引裂き誘導弱め線を形成する方法に関する。
従来、特許文献1に記載された包装袋(易開封易開口性包装用袋)が知られている。この包装袋では、袋の表裏を構成する積層シート1A(第1フィルム)及び積層シート1B(第2フィルム)のそれぞれに、易開封線LA、LB(引裂き誘導弱め線)が形成されている。そして、それら易開封線LA、LBは、引裂き方向に延びる同じ領域において相互に重なっている重なり部分(単線(m)、単線(M))と、引裂き方向に延びる同じ領域において相互に重なっていない分離部分(分岐線(n1、n2)、単線(M))とを有している(図1参照)。
このような包装袋では、ノッチから開始される包装袋(積層シート1A、積層シート1B)の引裂きが易開封線LA、LBに誘導されつつ進み、積層シート1A及び積層シート1Bが引裂かれて開封される(易開封性)。また、この包装袋では、包装袋の表裏(積層シート1A、1B)に形成された易開封線A、Bが相互に重なっていない分離部分(分岐線(n1、n2)、単線(M))を有しているので、易開封線LA、LBに沿って包装袋を引裂いて開封したときに、包装袋の開口部分の切り口縁線が前記分離部分において上下にずれるようになる。このため、そのずれた部分を摘まんで包装袋の前記開口部分を容易に開くことができる。
特開2013-112356号公報
ところで、上述したような易開封線(引裂き誘導弱め線)は、通常、原反シートから包装袋を製造する工程において、レーザ加工等により形成される。例えば、2枚のシートの周縁部をシールするために、原反シートの送りを停止させるが、その原反シートの送りの停止期間中に、前記原反シートに易開封線(引裂き誘導弱め線)が形成される。このように、包装袋の製造工程において、原反シートが停止するたびに、易開封線を形成しているので、効率的にその易開封線を形成することが難しい。
また、包装袋の製造工程において易開封線を形成するようにしているので、易開封線の形成装置(例えば、レーザ加工機)は、包装袋を製造する製袋装置の構造等に依存する。このため、製袋装置毎に専用のレーザ加工機等の装置を設ける必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、製袋装置の構造に依存することなく、包装袋の引裂き誘導弱め線を効率的に形成することのできるその引裂き誘導弱め線の形成方法を提供するものである。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法は、第1フィルム及び第2フィルムが、それらの周縁部を接合させて袋状に形成され、前記第1フィルム及び前記第2フィルムのそれぞれの周縁部が接合されてなる接合部に引裂き開始部が形成されて、前記引裂き開始部からの引裂きを誘導する引裂き誘導弱め線が前記第1フィルム及び前記第2フィルムのそれぞれに形成された包装袋における前記引裂き誘導弱め線の形成方法であって、その幅方向に並ぶ前記第1フィルムに対応した第1フィルム領域及び前記第2フィルムに対応した第2フィルム領域の切り出しが可能な原反フィルムをその長手方向に搬送させる搬送ステップと、前記搬送ステップによる前記原反フィルムの搬送を維持させつつ、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに前記引裂き誘導弱め線を形成する形成ステップと、を有する構成となる。
このような構成によれば、包装袋を構成する第1フィルム及び第2フィルムのそれぞれに対応した第1フィルム領域及び第2フィルム領域の切り出しが可能な原反フィルムを一定方向に搬送させながら、引裂き誘導弱め線が前記第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれに形成される。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成法において、前記引裂き誘導弱め線の全長は、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域の前記原反フィルムの搬送方向の領域幅の長さの100%以上で180%より小さく、前記形成ステップは、前記搬送ステップにより前記原反フィルムが前記領域幅の長さ搬送される間に、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに前記引裂き誘導弱め線を形成する、構成とすることができる。
このような構成によれば、原反フィルムを一定方向に搬送させながら、第1フィルム領域及び第2フィルム領域の前記原反フィルムの搬送方向の領域幅の長さの100%以上で180%より小さい引裂き誘導弱め線が、当該第1フィルム領域及び当該第2フィルム領域のそれぞれに形成される。これにより、原反フィルムの搬送速度を著しく遅くすることなく、前記領域幅全域にわたる引裂き誘導弱め線を形成することができる。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法において、前記引裂き誘導弱め線の全長の51%以上で90%より小さい部分は、途切れなく形成可能なワンストローク部分であり、前記形成ステップは、前記搬送ステップにより前記原反フィルムが前記領域幅の長さ搬送される間に、前記第1フィルム及び前記第2フィルム領域のそれぞれに、前記ワンストローク部分を含む前記引裂き誘導弱め線を形成する、構成とすることができる。
このような構成によれば、原反フィルムを一定方向に搬送させながら、引裂き誘導弱め線が形成される過程で、前記引裂き誘導弱め線の全長の51%以上で90%より小さい部分であるワンストローク部分が、途切れなく形成される。これにより、無駄な部分が多くならずに、形成速度の無駄な低下を招くことなく、前記引裂き誘導弱め線を形成することができる。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法は、第1フィルム及び第2フィルムが、それらの周縁部を接合させて袋状に形成され、前記第1フィルム及び前記第2フィルムのそれぞれの周縁部が接合されてなる第1接合部に第1引裂き開始部が形成されて、前記第1引裂き開始部からの引裂きを誘導する引裂き誘導弱め線が前記第1フィルム及び前記第2フィルムのそれぞれに形成された包装袋であって、前記引裂き誘導弱め線が、前記第1接合部の外縁線から延びて当該外縁線に戻って前記第1引裂き開始部を囲むように形成された第1補助誘導線と、前記第1補助誘導線と交差し、前記第1接合部の前記外縁線から前記第1接合部に対向する第2接合部まで延びるように形成された主誘導線と、を含む前記包装袋における前記引裂き誘導弱め線の形成方法であって、その幅方向に並ぶ前記第1フィルムに対応した第1フィルム領域及び前記第2フィルムに対応した第2フィルム領域の切り出しが可能な原反フィルムをその長手方向に搬送させながら実行されるステップであって、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに前記第1補助誘導線を形成する第1ステップと、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに前記主誘導線を形成する第2ステップと、を含む構成となる。
このような構成により、包装袋を構成する第1フィルム及び第2フィルムのそれぞれに対応した第1フィルム領域及び第2フィルム領域の切り出しが可能な原反フィルムを一定方向に搬送させながら、前記包装袋の第1引裂き開始部が形成された第1接合部の外縁線から延びて当該外縁線に戻って第1引裂き開始部を囲むように形成されるべき第1補助誘導線と、前記第1補助誘導線と交差し、前記包装袋の前記第1接合部の前記外縁線から前記第1接合部に対向する第2接合部まで延びるように形成されるべき主誘導線とが、前記第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれに形成される。
前記第1ステップと第2ステップとは、いずれを先に実行してもよいが、第1ステップを先に実行するということで、本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法において、前記第2ステップを、前記第1ステップにより前記第1補助誘導線が既に形成された前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに対して実行する構成とすることができる。
このような構成により、前記原反フィルムを一定方向に搬送させながら、第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれに、第1補助誘導線が形成され、それに引き続いて、主誘導線が形成される。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法において、前記第2接合部には第2引裂き誘導開始部が形成され、前記引裂き誘導弱め線が、更に、前記第2接合部の外縁線から延びて当該外縁線の前記外縁線に戻って、前記主誘導線と交差して、前記第2引裂き誘導開始部を囲むように形成された第2補助誘導線を含み、前記原反フィルムを搬送させながら実行される前記ステップは、更に、前記第1ステップ及び前記第2ステップにより前記第1補助誘導線及び前記主誘導線が既に形成された前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに前記第2補助誘導線を形成する第3ステップを含む構成とすることができる。
このような構成により、前記原反フィルムを一定方向に搬送させながら、第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれに、前述したように第1補助誘導線が形成され、それに引き続いて、主誘導線が形成され、更に、それに引き続いて、包装袋において第2引裂き開始部が形成される第2接合部の外縁線から延びて当該外縁線に戻って、前記主誘導線と交差して、記第2引裂き誘導開始部を囲むように形成されるべき第2補助誘導線が形成される。
また、本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法において、原反フィルムは、その長手方向に隣接配列された複数の第1フィルム領域と、その長手方向に隣接配列された複数の第2フィルム領域とを含み、前記第1ステップは、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれの境界線上の開始点から延び始めて当該境界線上の終了点に至るように前記第1補助誘導線を形成し、前記第2ステップは、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれの前記第1補助誘導線の前記終了点近傍の前記境界線上の開始点から延び始めて当該境界線に対向する境界線上の終了点に至るように前記主誘導線を形成する、構成とすることができる。
このような構成により、隣接配列された複数の第1フィルム領域と、隣接配列された複数の第2フィルム領域とを含む原反フィルムを一定方向に搬送させながら、第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれの境界線上の開始点から延び始めて当該境界線上の終了点に至るように第1補助誘導線が形成され、それに引き続いて、前記第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれの前記第1補助誘導線の前記終了点近傍の前記境界線上の開始点から延び始めて当該境界線に対向する境界線上の終了点に至るように主誘導線が形成される。このように、原反フィルムを一定方向に搬送させながら、前記第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれに第1補助誘導線が形成された後に、引き続いて、主誘導線がその第1補助誘導線の前記終了点近傍の前記境界線上の開始点から延び始めるように形成されるので、より効率的に第1補助誘導線に引き続いて主誘導線を形成することができる。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法において、前記第3ステップは、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれの前記主誘導線の前記終了点近傍の前記境界線上の開始点から延び始めて当該境界線上の終了点に至るように第2補助誘導線を形成する、構成とすることができる。
このような構成により、原反フィルムを一定方向に搬送させながら、第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれに前記第1補助誘導線及び前記主誘導線が形成された後、その第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれの前記主誘導線の前記終了点近傍の前記境界線上の開始点から延び始めて当該境界線上の終了点に至るように第2補助誘導線が形成される。このように、原反フィルムを一定方向に搬送させながら、前記第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれに第1補助誘導線及び主誘導線が形成された後に、引き続いて、第2補助誘導線がその主誘導線の前記終了点近傍の前記境界線上の開始点から延び始めるように形成されるので、より効率的に主誘導線に引き続いて第2補助誘導線を形成することができる。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法において、前記複数の第1フィルム領域及び前記複数の第2フィルム領域のそれぞれにおいて、前記第1ステップ、前記第2ステップ及び前記第3ステップを実行することにより、前記第1補助誘導線、主誘導線及び第2補助誘導線を形成する過程で、一の第1フィルム領域及び一の第2フィルム領域のそれぞれにおいて前記第3ステップの実行により第2補助誘導線が形成された後、前記境界線上の前記第2補助誘導線の終了点を、隣接する第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれにおける前記第1補助誘導線の開始点として前記第1ステップを実行する、構成とすることができる。
このような構成により、境界線を境にして隣接配列された複数の第1フィルム領域と、境界線を境にして隣接配列された複数の第2フィルムとを含む原反フィルムを一定方向に搬送する過程で、複数の第1フィルム領域及び複数の第2フィルム領域のそれぞれに、第1補助誘導線、主誘導線及び第2補助誘導線が、連続的に順次形成されるようになるので、包装袋に形成すべき引裂き誘導弱め線(第1補助誘導線、主誘導線及び第2補助誘導線)を効率的に形成することができる。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法において、前記引裂き誘導弱め線の全長は、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域の前記原反フィルムの搬送方向の領域幅の長さの100%以上で80%より小さく、前記第1ステップ及び第2ステップは、前記原反フィルムが前記領域幅の長さ搬送される間に、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに前記引裂き誘導弱め線を形成する、構成とすることができる。
このような構成によれば、原反フィルムを一定方向に搬送させながら、第1フィルム領域及び第2フィルム領域の前記原反フィルムの搬送方向の領域幅の長さの100%以上で180%より小さい、第1補助誘導線及び主誘導線を含む引裂き誘導弱め線が、当該第1フィルム領域及び当該第2フィルム領域のそれぞれに形成される。これにより、原反フィルムの搬送速度を著しく遅くすることなく、前記領域幅全域にわたる引裂き誘導弱め線(第1補助誘導線及び主誘導線を含む)を形成することができる。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法において、前記主誘導線は、前記引裂き誘導弱め線の全長の51%以上で90%より小さく、途切れなく形成可能なワンストローク部分であり、前記第2ステップは、前記原反フィルムが前記領域幅の長さ搬送される間に、前記第1フィルム及び前記第2フィルム領域のそれぞれに、前記ワンストローク部分としての前記主誘導線を含む前記引裂き誘導弱め線を形成する、構成とすることができる。
このような構成によれば、原反フィルムを一定方向に搬送させながら、第1補助誘導線及び主誘導線を含む引裂き誘導弱め線が形成される過程で、前記引裂き誘導弱め線の全長の51%以上で90%より小さい部分であるワンストローク部分としての主誘導線が、途切れなく形成される。これにより、無駄な部分が多くならずに、形成速度の無駄な低下を招くことなく、前記引裂き誘導弱め線(第1補助誘導線及び主誘導線を含む)を形成することができる。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法において、前記第1補助誘導線は、前記主誘導線と交差し、前記第2接合部に向けて凸状になる湾曲線部分を含み、前記第1ステップは、前記原反フィルムが前記領域幅の長さ搬送される間に、前記湾曲線部分を含む前記第1補助誘導線を形成する、構成することができる。
このような構成によれば、第1補助誘導線の第2接合部に向けて凸状となる湾曲線部分が主誘導線と交差するようになっているので、原反フィルムを搬送させつつ引裂き誘導弱め線を形成する際に前記原反フィルムがずれたとしても、主誘導線と第1補助誘導線との交差の状態が大きく変わらず、包装袋として完成した状態での、前記引裂き誘導弱め線の引裂き性能の劣化を防止することができる。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法において、前記第2補助誘導線は、前記主誘導線と交差し、前記第1接合部に向けて凸状になる湾曲線部分を含み、前記第3ステップは、前記原反フィルムが前記領域幅の長さ搬送される間に、前記湾曲線部分を含む前記第2補助誘導線を形成する、構成とすることができる。
このような構成によれば、第2補助誘導線の第1接合部に向けて凸状となる湾曲線部分が主誘導線と交差するようになっているので、原反フィルムを搬送させつつ引裂き誘導弱め線を形成する際に前記原反フィルムがずれたとしても、主誘導線と第2補助誘導線との交差の状態が大きく変わらず、包装袋として完成した状態での、前記引裂き誘導弱め線の引裂き性能の劣化を防止することができる。
本発明に係る包装袋における引裂き誘導弱め線の形成方法において、強度確保のための第1合成樹脂層、ガス遮蔽のための金属層、及びシーラント層としての第2合成樹脂層を含む複数の層が、前記第1合成樹脂層と前記金属層とが隣接するように、積層された構造の前記原反フィルムを使用し、前記原反フィルムを搬送させながら実行される前記各ステップは、前記原反フィルムの前記第1合成樹脂層に前記引裂き誘導弱め線を形成する構成とすることができる。
このような構成によれば、強度確保のための第1合成樹脂層に引裂き誘導弱め線が形成されるので、本来強度確保の性質によって引裂き難い前記第1合成樹脂層であっても、引裂き誘導弱め線に誘導されながら、当該引裂き誘導弱め線の延びる方向に、引裂かれ易くなる。そして、更に、第1合成樹脂層に隣接する金属層も、第1合成樹脂層の引裂きに連れて、前記引裂き誘導弱め線の延びる方向に引裂かれ易くなる。
また、本発明に係る包装袋における引裂き誘導弱め線の形成方法において、前記原反フィルムを搬送させながら実行される前記各ステップは、レーザ加工により前記原反フィルムに前記引裂き誘導弱め線としての線状溝を形成する構成とすることができる。
このような構成により、レーザ光走査によるレーザ照射位置の移動及び搬送による原反フィルムの移動が相まって、レーザ加工による引裂き誘導弱め線としての線状溝をより効率的に形成することができる。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法によれば、製袋装置に供する前の原反フィルムを一定方向に搬送させながら、引裂き誘導弱め線が前記原反フィルムの第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれに形成されるようになるので、製袋装置の構造に依存することなく、包装袋の引裂き誘導弱め線を効率的に形成することができる。
また、本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法によれば、包装袋の第1フィルム及び第2フィルムのそれぞれに形成されるべき、第1接合部の外縁線から延びて当該外縁線に戻って第1引裂き開始部を囲む第1補助誘導線と、第1補助誘導線と交差し、前記第1接合部の前記外縁線から前記第1接合部に対向する第2接合部まで延びる主誘導線とを含む引裂き誘導弱め線が、前記第1フィルムに対応した第1フィルム領域及び前記第2フィルムに対応した第2フィルム領域の切り出しが可能な原反フィルムを一定方向に搬送させながら、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに形成されるので、製袋装置の構造に依存することなく、当該包装袋の前記引裂き誘導弱め線(第1補助誘導線、主誘導線)を効率的に形成することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る方法により引裂き誘導弱め線が形成された包装袋の要部を示す正面図である。 図2は、図1に示す包装袋を構成する表側フィルム(第1フィルム)及び裏側フィルム(第2フィルム)のそれぞれの層構成の一例と、引裂き誘導弱め線としてのレーザ加工による溝の一例を示す断面図である。 図3は、図1に示す包装袋に形成される左ノッチ(第1引裂き開始部)及びその近傍に形成される引裂き誘導弱め線(第1補助誘導線、主誘導線)を拡大して示す図である。 図4は、図3における領域Aを更に拡大して示す図である。 図5は、図1に示す包装袋を開封するに際しての引裂かれ方の一例を示す図である。 図6は、図5に示す引裂かれ方により引裂き開封された包装袋の開封切り口を示す図である。 図7は、包装袋の表側フィルム及び裏側フィルムに対応する表側フィルム領域(第1フィルム領域)及び裏側フィルム領域(第2フィルム領域)の切り出しが可能な原反フィルムを示す図である。 図8は、レーザ加工機の概略的な構成例を示す図である。 図9Aは、引裂き誘導弱め線の形成工程(その1)を示す図である。 図9Bは、引裂き誘導弱め線の形成工程(その2)を示す図である。 図9Cは、引裂き誘導弱め線の形成工程(その3)を示す図である。 図9Dは、引裂き誘導弱め線の形成工程(その4)を示す図である。 図9Eは、引裂き誘導弱め線の形成工程(その5)を示す図である。 図10は、各表側フィルム領域及び各裏側フィルム領域に引裂き誘導弱め線が形成された状態の原反フィルムを示す図である。 図11Aは、引裂き誘導弱め線の形成工程を拡大して詳細に示す図(その1)である。 図11Bは、引裂き誘導弱め線の形成工程を拡大して詳細に示す図(その2)である。 図11Cは、引裂き誘導弱め線の形成工程を拡大して詳細に示す図(その3)である。 図12は、製袋装置の構成例を示す図である。 図13Aは、原反フィルムにおいて隣接した2つの表側フィルム領域の境界部に形成される図1及び図3に示す形状の引裂き誘導弱め線を示す図(その1)である。 図13Bは、原反フィルムにおいて隣接した2つの表側フィルム領域の境界部に形成される図1及び図3に示す形状の引裂き誘導弱め線を示す図(その2)である。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る方法により引裂き誘導弱め線が形成された包装袋は、図1に示すように構成される。
図1において、この包装袋100は、例えば、プラスチックファスナ付きパウチであって、表側フィルム100a(第1フィルム)と裏側フィルム100b(第2フィルム)とが、それぞれの周縁部を接合させて袋状に形成されている。表側フィルム100a及び裏側フィルム100bのそれぞれは、例えば、図2に示すように、ポリエチレンテレフタレートでできたPET層101、ナイロンでできたNY層102、アルミ箔でできたアルミ層103及びポリエチレンでできたPE層104の4つの層が積層された構造となっている。PET層101は、透明性が高く、伸び縮みし難い寸法安定性の良い性質を有し、印刷用の層として好適である。NY層102は、衝撃や折り曲げに強く、穴が開き難い性質を有し、強度確保のための層である。アルミ層103は、この層を境として空気(酸素)等のガスや水分の出入りを遮蔽するための金属層である。PE層104は、100℃~130℃程度で溶融する性質を有し、熱融着に適したシーラント層としての層である。
このようにPE層104及びPET層101が表裏の最も外側に配置されるとともにNY層102とアルミ層103とが隣接するように積層された構造の表側フィルム100a及び裏側フィルム100bは、それぞれのPE層101を対向させた状態で表側フィルム100a及び裏側フィルム100bのそれぞれの周辺部のPE層101が熱融着によりシールされ(接合され)、袋状に形成される。これにより、PE層104を内側にして、図1に示すように、周辺のシール部(接合部)16、17、18(シール部18に対向する下側のシール部は省略)により封止された包装袋100が形成される(包装袋100の具体的な製造工程については後述する)。
図1に戻って、包装袋100には、上側のシール部18から下方に所定距離だけ離れた位置に、横方向で対向する2つのシール部16、17の間で直線的に延びる、プラスチックファスナ19が設けられている。このプラスチックファスナ19は、公知の構造であって開閉自在である。プラスチックファスナ19を境にして、上側のシール部18と反対側の領域に内容物(例えば、飲食物)の収容部が形成されている。開封後は、プラスチックファスナ19を開放することにより、収容部から内容物を取り出すことができ、プラスチックファスナ19を閉鎖することにより、内容物が収容された収容部を密封することができる。
なお、包装袋100が底部にガゼット部が設けられている場合には、表側フィルム100a及び裏側フィルム100bのそれぞれの上側の周縁部は、プラスチックファスナ19を開放した状態で収容部に内容物を収容した後に、プラスチックファスナ19を閉鎖して収容部を密封した状態でシールされ、上側のシール部18が形成される。また、包装袋100がガゼット部を有さない平パウチの場合には、表側フィルム100a及び裏側フィルム100bのそれぞれの上側のシール部18が形成された後、下側の周縁部より内容物を収容し、下側のシール部が形成される。
また、図1において、表側フィルム100aに第1引裂き誘導弱め線10が形成されるとともに、裏側フィルム100bに第2引裂き誘導弱め線20が形成されている。包装袋100の左側のシール部16(第1接合部)には左ノッチ15a(第1引裂き開始部)が形成され、包装袋100の右側のシール部17(第2接合部)には右ノッチ15b(第2引裂き開始部)が、左ノッチ15aに対向するように、形成されている。第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20のそれぞれは、シール部16の外縁線から反対側のシール部17の外縁線まで延びている。
表側フィルム100aに形成される第1引裂き誘導弱め線10は、シール部16の外縁線からシール部17の外縁線まで延びる主誘導線11(10)、シール部16の左ノッチ15a及び主誘導線11の端部を囲むように形成された第1補助誘導線12a(10)、及びシール部17の右ノッチ15b及び主誘導線11の端部を囲むように形成された第2補助誘導線12b(10)を含む。また、裏側フィルム100bに形成される第2引裂き誘導弱め線20は、シール部16の外縁端からシール部17の外縁線まで直線状に延びる主誘導線21(20)、シール部16の左ノッチ15a及び主誘導線21の端部を囲むように形成された第1補助誘導線22a(20)、及びシール部17の右ノッチ15b及び主誘導線21の端部を囲むように形成された第2補助誘導線22b(20)を含む。
なお、左ノッチ15a及び右ノッチ15bは、表裏の主誘導線11及び主誘導線21の端部に重なるように形成されるが、製造条件のバラつき等により、左ノッチ15aと主誘導線11若しくは主誘導線21、または、右ノッチ15bと主誘導線11若しくは主誘導線21が、正確に重ならない場合があり得る。
表側フィルム100aに第1引裂き誘導弱め線10の一部として形成される第1補助誘導線12a(10)の詳細な形状は図3に示される。図3において、第1補助誘導線12aは、表側フィルム100a(シール部16)の外縁線からその外縁線に直交するように延びる所定長の直線部分121と、直線部分121からつづいて下方に傾斜するように延びる傾斜線部分122と、傾斜線部分122からつづいて引裂き方向に凸の湾曲状(例えば、円弧状)に延びて主誘導線11と交差する湾曲線部分123と、湾曲線部分123からつづいて下方に傾斜するように延びる傾斜線部分124と、傾斜線部分124からつづいて表側フィルム100a(シール部16)の外縁線にその外縁線に直交するように戻る所定長の直線部分125と、によって構成される。第1補助誘導線12aの湾曲線部分123と主誘導線11とは、図4に拡大して示すように、湾曲線部分123より右側及び左側の主誘導線11の2つの線部分、及び主誘導線11より上側及び下側の湾曲線部分123の2つの線部分の合計4つ(偶数)の部分が1点P(交差点P)で交差する。このように、1つの点Pで4つ(偶数)の線部分が交差するように主誘導線11に交差する第1補助誘導線12aは、その形成位置が上下、左右に多少ずれたとしても、主誘導線11と第1補助誘導線12は交差する配置にあることに変わりはないため、主誘導線11に引裂きを誘導する機能は変わらない。即ち、主誘導線11と第1補助誘導線12aとの相対的な位置精度が多少ラフであっても、引裂き性能が劣化することはない。仮に、1点で奇数の線部分が接続する場合には、フィルムのバタツキや速度変化等により、引裂き誘導弱め線が所期の位置からずれた位置に設けられ、接続する1点を突き抜ける設計でない線部分が突き抜けた状態で形成される、または他の線部分と接続する設計である線部分が、他の線分と接続する1点に到達しないこととなり、意図する機能を発揮できない。特に、フィルムを一定方向に搬送しながら引裂き誘導線を形成する場合には、フィルムが静止した状態で引裂き誘導線を形成する場合と比較し、引裂き誘導線が上下、左右にずれ易いため、1点で接続する線部分の数は偶数であることが好ましい。また、主誘導線11と交差する点Pにおける湾曲線部分123の接線と、主誘導線11は、90°に交わることが好ましい。90°に交わることで、フィルムのバタツキや速度変化等により、引裂き誘導弱め線10が所期の位置からずれた位置に設けられた場合にも、意図する機能を発揮することが可能であるためである。また、第1補助誘導線12aが切り終わり側に位置する場合(ノッチ15bからの引裂きの場合)には、主誘導線11に沿って開封されてきた開封線が第1補助誘導線12aと主誘導線11との交差する点Pにおいて、第1補助誘導線12aにそれることは少なく、主誘導線11に沿って最後まで開封されるため、開封もスムーズに行うことができ、開封された包装袋100の切り口部分の見栄えが良い。
第2補助誘導線12bについても、前述した第1補助誘導線12aと同様の形状であって、主誘導線11との相対的な位置関係も同じである。また、裏側フィルム100bに第2引裂き誘導弱め線20の一部として形成される第1補助誘導線22a及び第2補助誘導線22bのそれぞれについても、前述した第1補助誘導線12aと同様の形状であって、主誘導線21との位置関係も、前述した表側フィルム100aにおける第1補助誘導線12aと主誘導線11との相対的な位置関係と同じである。
図1に戻って、包装袋100(表側フィルム100a、裏側フィルム100b)を、左ノッチ15aから始まる引裂き方向(幅方向)に、3つの領域、第1領域E1、第2領域E2及び第3領域E3に略等分に分ける場合、第1領域E1では、表側フィルム100aにおける第1補助誘導線12a及び主誘導線11の直線部分111の組と、裏側フィルム100bにおける第1補助誘導線22a及び主誘導線21の直線部分211の組とが、同じ形状であって、相互に重なる第1重なり部分である。第2領域E2では、表側フィルム100aの主誘導線11は、直線部分111から上方に(上側のシール部18側に)延びる部分を含むことなく、直線部分111からなめらかにつづいて、プラスチックファスナ19側に(包装袋100の下方に)突出するように湾曲した湾曲部分112である。そして、この表側フィルム100aにおける主誘導線11の湾曲部分112と、裏側フィルム100bにおける主誘導線21の直線部分212とが、相互に重なっていない分離部分である。また、第3領域E3では、表側フィルム100aにおける主誘導線11の直線部分113及び第2補助誘導線12bの組と、裏側フィルム100bにおける主誘導線21の直線部分213及び第2補助誘導線22bの組とが、同じ形状であって、相互に重なる第2重なり部分である。
第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20において、第1領域E1に対応した第1重なり部分(第1補助誘導線12a、第1補助誘導線22a、直線部分111、直線部分211)の引裂き方向の長さ(第1領域E1の幅長)と、第3領域E3に対応した第2重なり部分(第2補助誘導線12b、第2補助誘導線22b、直線部分113、直線部分213)の引裂き方向の長さ(第3領域E3の幅長)との和(重なり部分全体の長さ)は、第2領域E2に対応した分離部分(湾曲部分112、直線部分212)の引裂き方向の長さ(第2領域E2の幅長)より、長い(略2倍の長さ)。即ち、第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20では、重なり部分(第1重なり部分及び第2重なり部分)の引裂き方向における長さは、分離部分の引裂き方向における長さより長い。
前述した包装袋100は、例えば、図5に示すように開封することができる。
図5において、シール部16の左ノッチ15aから、反対側のシール部17に向けて、包装袋100(表側フィルム100a、裏側フィルム100b)を引裂き始めると、第1領域E1において、表側フィルム100aでの引裂きは、主誘導線11の直線部分111に誘導されつつ進む。前記引裂きが、直線部分111(主誘導線11)から逸脱したとしても、第1補助誘導線12aに達すると、その第1補助誘導線12aを進んで主誘導線11の直線部分111に至り、その後、その直線部分111に誘導されつつ進む。このとき、裏側フィルム100bでの引裂きも、同様に、主誘導線21の直線部分211に誘導されつつ進み、その引裂きがその直線部分211(主誘導線21)から逸脱したとしても、第1補助誘導線22aを介して、直線部分211に戻り、その直線部分211に誘導されつつ進む。
第1領域E1は、表側フィルム100aにおける第1補助誘導線12a(10)及び主誘導線11(10)の直線部分111の組と、裏側フィルム100bにおける第1補助誘導線22a(20)及び主誘導線21(20)の直線部分211の組とが同じ形状で重なった第1重なり部分である。このため、第1領域E1での包装袋100の引裂きでは、表側フィルム100a及び裏側フィルム100bは、同時的に、前記第1重なり部分(12a(10)、22a(20)、111、211)に誘導されつつ、実際の引裂き線(図5におけるLa、Lb参照)がずれずに重なって引裂かれていく。
包装袋100の引裂きが、第1領域E1から第2領域E2に移ると、表側フィルム100aの引裂きは、主誘導線11(10)の直線部分111から湾曲部分112に移り、湾曲部分112に誘導されつつ進む。一方、裏側フィルム100bの引裂きは、主誘導線21(20)の直線部分211から引き続き直線部分212に移り、その直線部分212に誘導されつつ進む。
第2領域E2は、表側フィルム100aにおける主誘導線11(10)の湾曲部分112と、裏側フィルム100bにおける主誘導線21(20)の直線部分212とが、異なる形状で重なっていない分離部分である。このため、第2領域E2での包装袋100の引裂きでは、表側フィルム100a及び裏側フィルム100bは、重なることのない分離部分(主誘導線11(10)の湾曲部分112、主誘導線21(20)の直線部分212)に誘導されつつ、実際の引裂き線(図5におけるLa、Lb参照)がずれた状態で引裂かれていく。
包装袋100の引裂きが、第2領域E2から第3領域E3に移ると、表側フィルム100aの引裂きは、主誘導線11(10)の湾曲部分112から直線部分113に移り、主誘導線11(10)の直線部分113に誘導されつつ進む。そして、その引裂きが主誘導線11(10)の直線部分113に誘導されつつ、シール部17の外縁線に達する。一方、裏側フィルム100bの引裂きも同様に、主誘導線21(20)の直線部分212から引き続き直線部分213に移り、主誘導線21(20)の直線部分213に誘導されつつ進む。そして、その引裂きが主誘導部21(20)の直線部分213に誘導されつつ、シール部17の外縁線に達する。
第3領域E3は、第1領域E1と同様に、表側フィルム100aにおける主誘導線11(10)の直線部分113と、裏側フィルム100bにおける主誘導線21(20)の直線部分213とが同じ形状で重なった第2重なり部分である。このため、第3領域E3での包装袋100の引裂きでは、表側フィルム100a及び裏側フィルム100bは、同時的に、前記第2重なり部分(113、213)に誘導されつつ実際の引裂き線(図5におけるLa、Lb参照)がずれずに重なって引裂かれていき、その引裂きは一気に、シール部17の外縁線に達する。
このようにして、シール部16の左ノッチ15aから開始された包装袋100の引裂きが、反対側のシール部17の外縁線に達することで、包装袋100が開封される。包装袋100が開封されると、図6に示すように、表側フィルム100aの開封切り口の縁線Laが、主誘導線11(10)の直線部分111、湾曲部分112、直線部分113に対応するようになる(第1補助誘導線12a(10)が含まれる場合もある)。また、裏側フィルム100bの開封切り口の縁線Lbが、主誘導線21(20)の直線部分211、212、213に対応するようになる(第1補助誘導線22a(20)が含まれる場合もある)。ここで、第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20の、第2領域E2(図5参照)に対応した、主誘導線11(10)の湾曲部分112と主誘導線21(20)の直線部分212とが分離部分として重ならないように形成されているので、それら分離部分(112、212)に対応した表側フィルム100aの開封切り口の縁線Laの部分と、裏側フィルム100bの開封切り口の縁線Lbの部分とは、重ならずに、量Δだけずれた状態になる。そして、それらずれた部分の裏側フィルム100bを摘んで開封された包装袋100を開き、プラスチックファスナ19を容易に開放することができる。
また、上述した包装袋100では、第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20の、第1領域E1に対応した、第1補助誘導線12a(10)及び主誘導線11(10)の直線部分111の組と、第1補助誘導線22a(20)及び主誘導線21(20)の直線部分211の組とが重なりあった第1重なり部分と、第3領域E3に対応した、第2補助誘導線12b(10)及び主誘導線11(10)の直線部分113の組と、第2補助誘導線22b(20)及び主誘導線21(20)の直線部分213の組とが重なりあった第2重なり部分とでは、表側フィルム100aと裏側フィルム100bとが引裂き線(図5、図6におけるLa、Lb参照)がずれることなく引裂かれる。このため、それら第1重なり部分及び第2重なり部分では、引裂きの力が分散することなく表側フィルム100a及び裏側フィルム100bを引裂くことができる。その結果、表側フィルム100a及び裏側フィルム100b(包装袋100)をスムーズに引裂くことができる。特に、第1領域E1に対応した第1重なり部分(12a、111、22a、211)及び第3領域E3に対応した第2重なり部分(12b、113、22b、213)の引裂き方向の長さが、第2領域E2に対応した分離部分(112、212)の引裂き方向の長さより長いので、表側フィルム100a及び裏側フィルム100bをスムーズに引裂ける区間が長く、全体として、包装袋100(表側フィルム100a、裏側フィルム100b)をよりスムーズに引裂くことができるようになる。
なお、上述した包装袋100において、右側のシール部17に設けられた右ノッチ15bから引裂きを開始した場合であっても、包装袋100(表側フィルム100a、裏側フィルム100b)は、上述したのと同様によりスムーズに引裂くことができる。そして、開封された後は、前述したのと同様に、分離部分(112、212)に対応した表側フィルム100aの開封切り口の縁線Laの部分と、裏側フィルム100bの開封切り口の縁線Lbの部分とは、重ならずに、量Δだけずれた状態になるので(図6参照)、それらずれた部分の裏側フィルム100bを摘んで開封された包装袋100を開き、プラスチックファスナ19を容易に開放することができる。
また、分離部分としての第2領域E2における第1引裂き誘導弱め線10の主誘導線11は、重なり部分としての直線部分111から上方に延びる部分を含むことなく、重なり部分としての前記直線部分111になめらかにつながって下方に凸の状態で湾曲した湾曲部分112であるとともに、分離部分としての第2領域E2における第2引裂き誘導弱め線20の主誘導線21は、重なり部分としての直線部分211にそのまま連続的につながる直線部分212である。これにより、主誘導線11及び主誘導線21に沿って表側フィルム100a及び裏側フィルム100bが引裂かれて包装袋100が開封されると、表側フィルム100aの切り口線La(下に凸の状態で湾曲:図6参照)が、裏側フィルム100bの直線形状の切り口線Lbから上方に突出することなく、その直線状の切り口線Lbから下方に凹んだものとなり、開封された包装袋100の全体としての外形線がその切り口において直線状のものとなる。(図6参照)。そのため、開封された包装袋100の切り口部分の見栄えが良く、開封後に包装袋100を収納する際にその突出した切り口部分が邪魔にならない。更に、分離部分としての第2領域E2において、主誘導線11が包装袋100の上方に延びる部分を含まない分、主誘導線11及び主誘導線21が形成される縦方向の範囲を狭くすることができて、包装袋100の縦方向の長さが無駄に長くなってしまうことを防止することができる。
更に、表側フィルム100a及び裏側フィルム100bのそれぞれには、シール部16の左ノッチ15aを囲むように第1補助誘導線12a、22aが形成されている。このため、左ノッチ15aからの引裂きが主誘導線11、21からどのような方向にずれたとしても、第1補助誘導線12a、22aに達し、その引裂きは、その第1補助誘導線12a、22aに誘導されて主誘導線11、21に戻ることができる。よって、包装袋100を主誘導線11、21に沿って精度よく引裂くことができる。
次に、上述した包装袋100の製法について説明する。
例えば、印刷工程を経た最外層フィルム(例えば、PET層)を含む複数のフィルムを貼り合わせて積層フィルム(例えば、図2に示す積層構造参照)が作製される(ラミネート工程)。そして、その積層フィルムがスリット工程において正規の幅に裁断されて原反フィルムSとしてローラに巻き取られる。なお、ラミネート工程を経た積層フィルムが既に正規の幅を有している場合、スリット工程での積層フィルムの裁断を行うことなく、その積層フィルムが原反フィルムとしてローラに巻き取られる。
正規の幅の前記原反フィルムSからは、前述した包装袋100を構成する矩形状の表側フィルム100a及び裏側フィルム100bのそれぞれに対応する矩形状の表側フィルム領域S100a(第1フィルム領域)及び裏側フィルム領域S100b(第2フィルム領域)の切り出しが可能である。具体的には、原反フィルムSは、図7に示すように、隣接配列された複数の表側フィルム領域S100aと、隣接配列された複数の裏側フィルム領域S100bを含む。この原反フィルムSでは、その幅方向の中央位置で長手方向に延びる中央線Lccを境にして幅方向に隣接する表側フィルム領域S100aと裏側フィルム領域S100bとの複数の組が長手方向に境界線Lc1、Lc2、・・・を境にして配列される。そして、その原反フィルムSを、中央線Lcc及び各境界線Lc1、Lc2、・・・を目安にして裁断することにより、複数の表側フィルム領域S100a及び複数の裏側フィルム領域S100bを切出すことができる。なお、図7に示す原反フィルムSの中央線Lcc及び表側フィルム領域S100aと裏側フィルム領域S100bとの各組の境界線Lc1、Lc2、・・・は、実際に形成されているものではなく、後述するように裁断される線の目安として想定されているものである。
例えば、前述したように正規の幅の原反フィルムSがローラに巻き取られる過程で、レーザ加工により、搬送される原反フィルムSの各表側フィルム領域S100aに前述した形状の第1引裂き誘導弱め線10(第1補助誘導線12a、主誘導線11(直線部分111、湾曲部分112、直線部分112)、第2補助誘導線12b:図1参照)としての線状溝(図2参照)が形成されるとともに、その搬送される原反フィルムSの各裏側フィルム領域S100bに前述した形状の第2引裂き誘導弱め線20(第1補助誘導線22a、主誘導線21(直線部分211、212、213)、第2補助誘導線22b:図1参照)としての線状溝(図2参照)が、それぞれ形成される。原反フィルムSの表面に対向して配置され、第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20のそれぞれとしての線状溝を形成するレーザ加工機は、例えば、図8に示すように構成される。
図8において、このレーザ加工機40は、炭酸ガスレーザ等のレーザ光源41、光路変更プリズム42、集光用のレンズ系43、及びビーム走査光学系44を有する。レーザ光源41から出射されるレーザビームは、光路変更プリズム42及びレンズ系43によって原反フィルムSに集光される。ビーム走査光学系42は、原反フィルムSに対するレーザビームの照射位置を所定の照射範囲CE内で二次元的に移動(走査)させる。このような構造の2セットのレーザ加工機40が用いられ、一方が、原反フィルムSの各表側フィルム領域S100aに第1引裂き誘導弱め線10を形成し、他方が原反フィルムSの各裏側フィルム領域S100bに第2引裂き誘導弱め線20を形成する。
図9A~図9Eに示すように、第1引裂き誘導弱め線10を形成するためのレーザビームの照射範囲CE1が、原反フィルムSの表側フィルム領域S100a側の外縁線近傍に設定され、第2引裂き誘導弱め線20を形成するためのレーザビームの照射範囲CE2が、原反フィルムSの裏側フィルム領域S100b側の外縁線近傍に設定される。そして、原反フィルムSを長手方向Dに搬送させつつ、図9A~図9Eに示すように、各レーザ加工機40によって、原反フィルムSの各表側フィルム領域S100aに第1引裂き誘導弱め線10(第1補助誘導線12a、主誘導線11(直線部分111、湾曲部分112、直線部分113)、第2補助誘導線12b:図1参照)が形成されるとともに、原反フィルムSの各裏側フィルム領域S100bに第2引裂き誘導弱め線20(第1補助誘導線22a、主誘導線21(直線部分211、212、213)、第2補助誘導線22b:図1参照)が形成される。制御装置(図示略)は、所定の座標系での原反フィルムSの位置、原反フィルムSの搬送速度、形成すべき引裂き誘導弱め線(第1引裂き誘導弱め線10、第2引裂き誘導弱め線20)の形状データ等に基づいて、レーザ加工機40における照射範囲CE1、CE2内でのレーザビームの照射位置を制御する。
図9A~図9Eを参照して、引裂き誘導弱め線(第1引き裂き誘導弱め線10、第2引裂き誘導弱め線20)の形成方法について具体的に説明する。
図9Aにおいて、原反フィルムSを長手方向Dに搬送させつつ、照射範囲CE1でのレーザビームの照射位置制御により、表側フィルム領域S100aに第1補助誘導線12aが形成されるとともに、照射範囲CE2でのレーザビームの照射位置制御により、裏側フィルム領域S100bに第1補助誘導線22aが形成される(第1ステップ)。詳細には、図11Aに示すように、第1補助誘導線12a(直線部分121、傾斜部分122、湾曲線部分123、傾斜部分124、直線部分125:図3参照)が、表側フィルム領域S100aにおいて、その外部との境界線Lc0上の開始点(1)から延び始めて、中間点(2)を経由し、その境界線Lc0上の終了点(3)に至るように形成される。第1補助誘導線22a(直線部分121、傾斜部分122、湾曲線部分123、傾斜部分124、直線部分125:図3参照)も同様に、図11Aに示すように、裏側フィルム領域S100bにおいて、その境界線Lc0上の開始点(1)から延びて、中間点(2)を経由して、その境界線Lc0上の終了点(3)に至るように形成される。
第1補助誘導線12a、22aの形成が終了すると、次に、図9B、図9Cに示すように、原反フィルムSを長手方向Dに搬送させつつ、照射範囲CE1でのレーザビームの照射位置制御により、表側フィルム領域S100aに主誘導線11が形成されるとともに、照射範囲CE2でのレーザビームの照射位置制御により、裏側フィルム領域S100bに主誘導線21が形成される(第2ステップ)。詳細には、図11Bに示すように、主誘導線11(直線部分111、湾曲部分112、直線部分113)が、表側フィルム領域S100aにおいて、既に形成されている第1補助誘導線12aの開始点(1)と終了点(3)との間で、その終了点(3)近傍の前記境界線Lc0上の開始点(4)から延び始めて、第1補助誘導線12aと交差し、前記境界線Lc0に対向する境界線Lc1上の終了点(5)に至るように形成される。主誘導線21(直線部分211、212、213)も同様に、図11Bに示すように、裏側フィルム領域S100bにおいて、既に形成されている第1補助誘導線22aの開始点(1)と終了点(3)との間で、その終了点(3)近傍の前記境界線Lc0上の開始点(4)から延び始めて、第1補助誘導線22aと交差し、前記境界線Lc0に対向する境界線Lc1上の終了点(5)に至るように形成される。
第1補助誘導線12a、22a及び主誘導線11、21の形成が終了すると、更に、図9Dに示すように、原反フィルムSを長手方向Dに搬送させつつ、照射範囲CE1でのレーザビームの照射位置制御により、表側フィルム領域S100aに第2補助誘導線12bが形成されるとともに、照射範囲CE2でのレーザビームの照射位置制御により、裏側フィルム領域S100bに第2補助誘導線22bが形成される(第3ステップ)。詳細には、図11Cに示すように、第2補助誘導線12bが、表側フィルム領域S100aにおいて、既に形成されている主誘導線11の終了点(5)近傍の前記境界線Lc1上の開始点(6)から延び始めて、主誘導線11と交差する中間点(7)を経由して、前記境界線Lc1上の終了点(8)に至るように形成される。第2補助誘導線補22bも同様に、図11Cに示すように、裏側フィルム領域S100bにおいて、既に形成されている主誘導線21の終了点(5)近傍の前記境界線Lc1上の開始点(6)から延び始めて、主誘導線21と交差する中間点(7)を経由して、前記境界線Lc1上の終了点(8)に至るように形成される。
その後、原反フィルムSの搬送が継続されつつ、前記表側フィルム領域S100a及び前記裏側フィルム領域S100bに境界線Lc1を境にして隣接する次の表側フィルム領域S100a及び裏側フィルム領域S100bに、図9Eに示すように第1補助誘導線12a、22aから始めて(第1ステップ)、前述したのと同様に(図9A~図9D参照)、第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20が形成される。前記次の表側フィルム領域S100a及び次の裏側フィルム領域S100bにおいて、新たな第1補助誘導線12a、22aは、前記境界線Lc1上の前の表側フィルム領域S100a及び前の裏側フィルム領域S100bに既に形成された第2補助誘導線12b、22bの終了点(8)を新たな開始点(1)として、図11Aに示すものと同様に、その開始点(1)から延び始めて、中間点(2)を経由し、その境界線Lc1上の終了点(3)に至るように形成される。
以後、前述したのと同様の手順(第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ:図9A~図9D、図11A~図11C参照)を繰り返し実行することにより、図10に示すように、原反フィルムSに配列される複数の表側フィルム領域S100a及び複数の裏側フィルム領域S100bのそれぞれに第1引裂き誘導弱め線10(第1補助誘導線12a、主誘導線11、第2補助誘導線12b)及び第2引裂き誘導弱め線20(第1補助誘導線22a、主誘導線22、第2補助誘導線22b)が形成される。
前述したようにして引裂き誘導弱め線(第1引裂き誘導弱め線10、第2引裂き誘導弱め線20)が形成された原反フィルムS(図10参照)が巻き取られたロールは、図12に示す製袋装置にセットされ、この製袋装置によってその原反フィルムSから切り出される表側フィルム100a(表側フィルム領域S100a)と裏側フィルム100b(裏側フィルム領域S100b)とによって包装袋100が形成される。
図12において、この製袋装置は、ロール31から繰り出される第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20が形成された原反フィルムSをその中心線Lccで裁断(半裁)して表側原反フィルムS1と裏側原反フィルムS2とに分ける半裁機32と、ヒートシール機33と、ノッチカッター34と、裁断機35とを有している。この製袋装置では、半裁機32から繰り出される、複数の表側フィルム領域S100aが配列された表側原反フィルムS1と、複数の裏側フィルム領域S100bが配列された裏側原反フィルムS2とが、表側フィルム領域S100aと裏側フィルム領域S100bが対向するように重ね合わされた状態で搬送される。重ね合わされた状態の表側原反フィルムS1と裏側原反フィルムS2とは、ヒートシール機33によって、境界線Lc1、Lc2、・・・(図10参照)を中心とする所定幅の部分と、中央線Lcc対応する所定幅の切断縁部分とがヒートシール(熱融着)される。なお、底部にガゼット部を有する包装袋100の製造においては、表側フィルム領域S100aと裏側フィルム領域S100bが対向するように重ね合わされた状態で搬送される工程において、底部にシートを折りたたんだ底部シートが挿入され、重ね合わされた状態の表側原反フィルムS1、裏側原反フィルムS2、底部シートはヒートシール機33によって、ヒートシール(熱融着)される。
そして、各境界線Lc1、Lc2、・・・に対応したシール部に、既に形成された主誘導線11、21に重なるように、ノッチカッター34によってノッチ(左ノッチ15a、右ノッチ15b)として形成されるべき切れ込みが入れられる。その後、重ねられてヒートシールされた状態の表側原反フィルムS1と裏側原反フィルムS2とが、裁断機35によって、各境界線Lc1、Lc2、・・・を目安にして裁断される。これにより、左ノッチ15a、右ノッチ15bが形成された状態の両側部分(境界線Lc1、Lc2、・・・に対応)がヒートシールされ(シール部16、17に対応:図1参照)るとともに、包装袋100が底部分にガゼット部が設けられている場合には、底部分(中央線Lccに対応)がヒートシールされ、更に、底部分に対向する部分(シール部18に対応:図1参照)が開放された状態の包装袋100が順次形成される。また、平パウチの場合は、左ノッチ15a、右ノッチ15bが形成された状態の両側部分(境界線Lc1、Lc2、・・・に対応)がヒートシールされ(シール部16、17に対応:図1参照)るとともに、上側のシール部18がヒートシールされ、更に上側のシール部18に対向する底部分が開放された状態の包装袋100が順次形成される。上記各境界線Lc1、Lc2、・・・を目安にした裁断は、その境界線にて裁断するものであってもよいし、その境界線から多少ずれた線にて裁されてしまうものであってもよいし、更に、各境界線を挟んだ2つの線にて裁断するものであってもよい。四隅を丸く切り取られた包装袋100(図1参照)の場合には、裁断位置がずれると、当該包装袋100の隅部分に隣接する包装袋の隅部分の一部が含まれてしまい、四隅の形状に不良が発生してしまう。上述した各境界線を挟んだ2つの線にて切断する方法は、この四隅の形状の不良を防ぐうえで有効である。
なお、包装袋100が底部にガゼット部が設けられる構造の場合、底部分に対向する部分は、前述したように、内容物の充填工程において、その内容物が充填された後に、ヒートシールされ、包装袋100の上側のシール部18が形成される。これにより、前述した構造(図1参照)の包装袋100が形成される。また、包装袋100がガゼット部を有さない平パウチの場合には、表側フィルム100a及び裏側フィルム100bのそれぞれの上側の周縁部がシールされた後、下側の周縁部より内容物を収容し、下側のシール部が形成される。これにより、前述した構造(図1参照)の包装袋100が形成される。
また、なお、プラスチックファスナ19の形成については、特に、述べなかったが、公知のタイミングで公知の手法に従って、プラスチックファスナ19を構成する部材が、各表側フィルム領域S100a及び各裏側フィルム領域S100bのそれぞれに取付け固定される。
包装袋100の製造過程おいて実行される前述したような引裂き誘導弱め線(第1引裂き誘導弱め線10、第2引裂き誘導弱め線20)の形成方法(図9A~図9E、図11A~図11C参照)によれば、製袋装置に供する前の原反フィルムSをその長手方向Dに搬送させながら、引裂き誘導弱め線(第1引裂き遊動弱め線10、第2引裂き誘導弱め線20)が前記原反フィルムSの表側フィルム領域S100a及び裏側フィルム領域S100bのそれぞれに形成されるようになるので、製袋装置の構造に依存することなく、包装袋100の引裂き誘導弱め線を効率的に形成することができる。
また、包装袋100の表側フィルム100a及び裏側フィルム100bのそれぞれに形成されるべき、シール部16の外縁線から延びて当該外縁線に戻って左ノッチ15aを囲む第1補助誘導線12a、22aと、第1補助誘導線12a、22aと交差し、シール部16の前記外縁線から対向するシール部17まで延びる主誘導線11、21と、シール部17の外縁線から延びて当該外縁線に戻って右ノッチ15bを囲む第2補助誘導線12b、22bとが、表側フィルム100aに対応した表側フィルム領域S100a及び裏側フィルム100bに対応した裏側フィルム領域S100bの切り出しが可能な原反フィルムSをその長手方向Dに搬送させながら、それら表側フィルム領域S100a及び裏側フィルム領域S100bのそれぞれに形成されるので、包装袋100の第1補助誘導線12a、22a、主誘導線11、21、第2補助誘導線12b、22b(引裂き誘導弱め線)を効率的に形成することができる。
また、特に、主誘導線11、21が、既に形成された第1補助誘導線12a、22aの終了点(3)の近傍の開始点(4)から延び始めるように形成される(図11B参照)ので、原反フィルムSが搬送される状況において、第1補助誘導線12a、22aの終了点(3)から主誘導線11、21の開始点(4)までのレーザビームを照射しない時間を極力少なくすることができる。また、第2補助誘導線12b、22bが、既に形成された主誘導線11、21の終了点(5)の近傍の開始点(6)から延び始めるように形成される(図11C参照)ので、原反フィルムSが搬送される状況において、主誘導線11、21の終了点(5)から第2補助誘導線12b、22bの開始点(6)までのレーザビームを照射しない時間もまた、極力少なくすることができる。このため、より効率的に第1補助誘導線12a、22aに引き続いて主誘導線11、21を形成することができるとともに、より効率的にその主誘導線11、21に引き続いて第2補助誘導線12b、22bを形成することができる。
更に、各表側フィルム領域S100a及び各裏側フィルム領域S100bにおいて第1補助誘導線12a、22aは、前の表側フィルム領域S100a及び前の裏側フィルム領域S100bに既に形成されている第2補助誘導線12b、22bの終了点(8)を、開始点(1)として、その開始点(1)から延び始めるように形成される。このため、複数の表側フィルム領域S100a及び複数の裏側フィルム領域S100bにおける各境界において、より効率的に前の表側フィルム領域100a及び前の裏側フィルム領域100bに形成された第2補助誘導線12b、22bから引き続き、次の表側フィルム領域S100a及び次の裏側フィルム領域S100bに、第1補助誘導線12a、22aを形成することができる。
上述したような引裂き誘導弱め線(第1引裂き誘導弱め線10、第2引裂き誘導弱め線20)を形成する過程で、搬送される原反フィルムSが蛇行したり、バタついたりすること等に起因して原反フィルムSが位置ずれすることがある。このような場合、原反フィルムSの裁断位置がずれたり、引裂き誘導弱め線の原反フィルムS上の形成位置がずれたりすることになる。上述した形状の引裂き誘導弱め線(第1補助誘導線12a、22a、主誘導線11、21、第2補助誘導線12b、22b)は、原反フィルムSの位置ずれの影響を受けにくい。例えば、図13Aに示すように、第1補助誘導線12a及び第2補助誘導線12bのそれぞれは、2つの直線部分121、125が隣接する各表側フィルム領域S100aの境界線Lcnに直交しているので、裁断位置がその境界線LcnからCLの範囲でずれたとしても、表側フィルム領域S100aにおいて、第1補助誘導線12a及び第2補助誘導線12bの基本的な形状は変わらず、引裂き性能の低下をきたすことはない。このことは、裏側フィルム領域S100bに形成される第1補助誘導線22a及び第2補助誘導線22bについても同じである。
また、例えば、図13Bに示すように、第1補助誘導線12aが上下方向において多少ずれたとしても、主誘導線11と第1補助誘導線12aの湾曲線部分123との相互に交差するという位置関係は変わらず、また、第1補助誘導線12aが第1引裂き開始部15aを囲んでいる状態に変化はなく、第1引裂き開始部15aからの引裂き性能を低下させることも、第1補助誘導線12a自体の引裂き性能を低下させることもない。このことは、第2補助誘導線12b、及び裏側フィルム領域S100bに形成される第1補助誘導線22a及び第2補助誘導線22bについても同じである。
上記のように、第1補助誘導線12a、22a及び第2補助誘導線12b、22bそれぞれの形状は、原反フィルムSの位置ずれの影響を受けにくい(位置ずれの許容量が比較的大きい)ので、原反フィルムSの搬送精度や、第1補助誘導線12a、22a及び第2補助誘導線12b、22bそれぞれの形状精度が多少ラフであっても、第1補助誘導線12a、22a及び第2補助誘導線12b、22bそれぞれの引裂き誘導機能が低下することがない。従って、その分、第1補助誘導線12a、22a及び第2補助誘導線12b、22bを含む引裂き誘導線をより効率的、かつ容易に形成することができる。
また、効率的に引裂き誘導弱め線(第1引裂き誘導弱め線10、第2引裂き誘導弱め線)を形成するという観点から、第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20それぞれの線長は、包装袋100(表側フィルム100a、裏側フィルム100b)の幅長に対して、100%以上であって180%より小さいことが好ましい。これは、引裂き誘導弱め線の線長が長すぎると、加工時間が長くなり、その分、引裂き誘導弱め線の効率的な形成が損なわれるからである。また、引裂き誘導弱め線の線長が短すぎると、包装袋100の全幅に渡って引裂き誘導弱め線を形成することができず、開封時に全幅に渡って開封を誘導することができないため、所期の開封線で開封できないことがあるからである。上述した実施の形態では、幅長が240mmの表側フィルム100aに形成される第1引裂き誘導弱め線10(第1補助誘導線12a、主誘導線11、第2補助誘導線12b)の総線長は、306.3mm(包装袋100の幅長に対して128%)であり、同幅長の裏側フィルム100bに形成される第2引裂き誘導弱め線20(第1補助誘導線22a、主誘導線21、第2補助誘導線22b)の総線長は、305.6mm(包装袋100の幅長に対して127%)である。
更に、上記と同様の観点から、引裂き誘導弱め線の線長の51%以上で90%より小さい部分は、途切れることなく形成できるワンストローク部分であることが好ましい。そのワンストローク部分が短くて途切れる回数が多くなると、加工時間が長くなり、引裂き誘導弱め線の効率的な形成が損なわれるからである。また、加工時間に合わせてフィルムの搬送速度を低下させると生産速度の低下を招くからである。一方、前記ワンストローク部分の長さが大きくなりすぎると、途切れることなく形成させるために無駄な線を入れる必要がでてくるため、かえって効率的な形成が損なわれてしまうおそれがある。上述した実施の形態では、表側フィルム100aに形成される主誘導線11(ワンストローク部分)は、湾曲部分112を含むが、その線長は、略240mm(フィルム幅)であり、裏側フィルム100bに形成される直線状の主誘導線21(ワンストローク部分)の線長は、フィルム幅と同じ240mmである。この場合、第1引裂き誘導線10及び第2引裂き誘導線20のそれぞれの約78%の部分(主誘導線11、21の部分:ワンストローク部分)は、途切れることなく形成される。
これらのように、第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20は、上述したような種々の観点からの形状的特徴を有していることから、長手方向Dに搬送される原反フィルムSに効率的、かつ容易に形成することができる。
上述した実施の形態では、表側フィルム100a及び裏側フィルム100bのそれぞれに、第1補助誘導線12a、22a、主誘導線11、21及び第2補助誘導線12b、22bが形成されるものであったが、第1補助誘導線12a、22a及び第2補助誘導線12b、22bのいずれか一方だけが形成されるものであってもよい。この場合、第1補助誘導線12a、22a及び第2補助誘導線12b、22bのいずれか一方は、主誘導線11、21の形成より前に形成されても、主誘導線11、21の形成の後に形成されてもよい。
表側フィルム100a(表側フィルム領域S100a)に形成される第1引裂き誘導弱め線10及び裏側フィルム100b(裏側フィルム領域S100b)に形成される第2引裂き誘導弱め線20それぞれの形状は、上述したものに限定されない。それぞれが重なる重なり部分、それぞれが重ならない分離部分の形状も限定されず、更に、第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20は、同じ形状で全て重なっているものであってもよい。また更に、第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導線20のそれぞれは、第1補助誘導線12a、22a及び第2補助誘導線12b、22bを含まず、主誘導線11、21だけで構成されるものであてもよい。
特に、第1引裂き誘導弱め線10及び第2引裂き誘導弱め線20が、前述したように第1補助誘導線12a、22a、主誘導線11、21及び第2補助誘導線12b、22bにより構成される場合、第1補助誘導線12a、22a(第2補助誘導線12b、22b)の形状は、前述したもの(図3参照)に限定されず、シール部16(シール部17)の外縁線から延びて当該外縁線に戻って左ノッチ15a(右ノッチ15b)を囲む形状であればよい。また、主誘導線11、21の形状も、前述したものに限定されず、他の形状であってもよいし、例えば、表側フィルム100aに形成される主誘導線11と裏側フィルム100bに形成される主誘導線21とが同じ形状、例えば、直線状であってもよい。
なお、本発明は、前述した実施の形態及びその変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨に基づいて種々変形することが可能であり、これらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明に係る引裂き誘導弱め線の形成方法は、製袋装置の構造に限定されることなく、包装袋の引裂き誘導弱め線を効率的に形成することのできるという効果を有し、易開封性を有する包装袋において引裂き開始部からの引裂きを誘導するための引裂き誘導弱め線を形成する方法として有用である。
10 第1引裂き誘導弱め線
11 主誘導線
111 直線部分
112 湾曲部分
113 直線部分
12a 第1補助誘導線
12b 第2補助誘導線
121、125 直線部分
122、124 傾斜部分
123 湾曲線部分
15a 左ノッチ
15b 右ノッチ
16、17、18 シール部
19 プラスチックファスナ
20 第2引裂き誘導弱め線
21 主誘導線
211、212、213 直線部分
22a 第1補助誘導線
22b 第2補助誘導線
100 包装袋
100a 表側フィルム
100b 裏側フィルム
S 原反フィルム
S1 表側原反フィルム
S2 裏側原反フィルム
S100a 表側フィルム領域
S100b 裏側フィルム領域

Claims (10)

  1. 第1フィルム及び第2フィルムが、それらの周縁部を接合させて袋状に形成され、前記第1フィルム及び前記第2フィルムのそれぞれの周縁部が接合されてなる第1接合部に第1引裂き開始部が形成されるとともに前記第1接合部に対向する第2接合部に第2引裂き開始部が形成されて、前記第1引裂き開始部からの引裂きを誘導する引裂き誘導弱め線が前記第1フィルム及び前記第2フィルムのそれぞれに形成された包装袋であって、
    前記引裂き誘導弱め線が、
    前記第1接合部の外縁線から延びて当該外縁線に戻って前記第1引裂き開始部を囲むように形成された第1補助誘導線と、
    前記第1補助誘導線と交差し、前記第1接合部の前記外縁線から前記第2接合部まで延びるように形成された主誘導線と、
    前記第2接合部の外縁線から延びて当該外縁線の前記外縁線に戻って、前記主誘導線と交差して、前記第2引裂き開始部を囲むように形成された第2補助誘導線と、を含む前記包装袋における前記引裂き誘導弱め線の形成方法であって、
    その幅方向に並ぶ前記第1フィルムに対応した第1フィルム領域及び前記第2フィルムに対応した第2フィルム領域の切り出しが可能な原反フィルムをその長手方向に搬送させながら実行されるステップであって、
    前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに前記第1補助誘導線を形成する第1ステップと、
    前記第1ステップにより前記第1補助誘導線が既に形成された前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに前記主誘導線を形成する第2ステップと、
    前記第1ステップ及び前記第2ステップにより前記第1補助誘導線及び前記主誘導線が既に形成された前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに前記第2補助誘導線を形成する第3ステップと、を含む引裂き誘導弱め線の形成方法。
  2. 原反フィルムは、その長手方向に隣接配列された複数の第1フィルム領域と、その長手方向に隣接配列された複数の第2フィルム領域とを含み、
    前記第1ステップは、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれの境界線上の開始点から延び始めて当該境界線上の終了点に至るように前記第1補助誘導線を形成し、
    前記第2ステップは、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれの前記第1補助誘導線の前記終了点近傍の前記境界線上の開始点から延び始めて当該境界線に対向する境界線上の終了点に至るように前記主誘導線を形成する、請求項記載の引裂き弱め線の形成方法。
  3. 前記第3ステップは、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれの前記主誘導線の前記終了点近傍の前記境界線上の開始点から延び始めて当該境界線上の終了点に至るように第2補助誘導線を形成する、請求項記載の引裂き弱め線形成方法。
  4. 前記複数の第1フィルム領域及び前記複数の第2フィルム領域のそれぞれにおいて、前記第1ステップ、前記第2ステップ及び前記第3ステップを実行することにより、前記第1補助誘導線、主誘導線及び第2補助誘導線を形成する過程で、
    一の第1フィルム領域及び一の第2フィルム領域のそれぞれにおいて前記第3ステップの実行により第2補助誘導線が形成された後、前記境界線上の前記第2補助誘導線の終了点を、隣接する第1フィルム領域及び第2フィルム領域のそれぞれにおける前記第1補助誘導線の開始点として前記第1ステップを実行する、請求項記載の引裂き誘導弱め線の形成方法。
  5. 前記引裂き誘導弱め線の全長は、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域の前記原反フィルムの搬送方向の領域幅の長さの100%以上で180%より小さく、
    前記第1ステップ及び第2ステップは、前記原反フィルムが前記領域幅の長さ搬送される間に、前記第1フィルム領域及び前記第2フィルム領域のそれぞれに前記引裂き誘導弱め線を形成する、請求項1乃至4のいずれかに記載の引裂き誘導弱め線の形成方法。
  6. 前記主誘導線は、前記引裂き誘導弱め線の全長の51%以上で90%より小さく、途切れなく形成可能なワンストローク部分であり、
    前記第2ステップは、前記原反フィルムが前記領域幅の長さ搬送される間に、前記第1フィルム及び前記第2フィルム領域のそれぞれに、前記ワンストローク部分としての前記主誘導線を含む前記引裂き誘導弱め線を形成する、請求項記載の引裂き誘導弱め線の形成方法。
  7. 前記第1補助誘導線は、前記主誘導線と交差し、前記第2接合部に向けて凸状になる湾曲線部分を含み、
    前記第1ステップは、前記原反フィルムが前記領域幅の長さ搬送される間に、前記湾曲線部分を含む前記第1補助誘導線を形成する、請求項5または6に記載の引裂き誘導弱め線の形成方法。
  8. 前記第2補助誘導線は、前記主誘導線と交差し、前記第1接合部に向けて凸状になる湾曲線部分を含み、
    前記第3ステップは、前記原反フィルムが前記領域幅の長さ搬送される間に、前記湾曲線部分を含む前記第2補助誘導線を形成する、請求項乃至7のいずれかに記載の引裂き誘導弱め線の形成方法。
  9. 強度確保のための第1合成樹脂層、ガス遮蔽のための金属層、及びシーラント層としての第2合成樹脂層を含む複数の層が、前記第1合成樹脂層と前記金属層とが隣接するように、積層された構造の前記原反フィルムを使用し、
    前記原反フィルムを搬送させながら実行される前記各ステップは、前記原反フィルムの前記第1合成樹脂層に前記引裂き誘導弱め線を形成する請求項1乃至8のいずれかに記載の引裂き誘導弱め線の形成方法。
  10. 前記原反フィルムを搬送させながら実行される前記各ステップは、レーザ加工により前記原反フィルムに前記引裂き誘導弱め線としての線状溝を形成する請求項1乃至9のいずれかに記載の引裂き誘導弱め線の形成方法。
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