JP2013209130A - 包装袋及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】背貼りシール部の所定部位に開封のきっかけとなる開封用ノッチを有し、開封用ノッチより下方から開始し、開封用ノッチの近傍を通過して開封用ノッチよりも上方の包材内方へと斜め方向に伸びる斜行誘導線と、包装袋の略水平方向への引裂きを誘導する水平誘導線とが連続してなる開封誘導線を有しており、該斜行誘導線のうち少なくとも開封用ノッチによる開封で発生する開封裂け目が達する部分に包材を貫通しない脆弱加工部による連続線からなり、該水平方向への引き裂きを誘導する線は脆弱加工部と非脆弱加工部とが順次形成された点線部からなることを特徴とする包装袋を提供する。
【選択図】図1
Description
所定巾にスリットする工程、背貼りシールを形成しながら内容物を包み込み、開封ノッチを入れながら密封する工程など、多くの工程を経て形成されるものであり、それぞれの工程において流れ方向に張力が掛かると、前記開封誘導線の部分が張力により伸び、それが原因で開封誘導線の部分にピンホールが生じ、さらには密封性の低下や流通耐性が安定しない等の不具合が発生する。また包材中央部が伸びることにより包材が撓み、包材サイズが変化したり、巻取りの包材中央部に皺や凹みなどが発生するといった不具合が生じる。
m以上30N/15mm以下であることを特徴とする請求項1から3何れか1項に記載の包装袋である。
成樹脂フィルムを用いることができる。この外層として使用する合成樹脂フィルムには、一般的に内層側の面に印刷が施されることが多いために、印刷適性が求められる。このため外層として使用する合成樹脂フィルムとしては、2軸方向に延伸した延伸フィルムが好ましい。
め、開封操作が容易かつ安定しており、開封面の切り口もきれいになる。このように包装袋を周方向に切断して開封するいわゆる帽子切りをする際、内容物が存在しない包装袋の最上部を切断するのであれば、鋏等の道具を用いれば、きれいに開封することも容易であるが、例えば細長い内容物が収納された包装袋の上部を、収納物の頭が露出するように切断しようとすると、鋏等の道具によってうまく開封することは、難しい。本発明に係る包装袋1は、このような帽子切りによる開封が容易に、また安定して行えるものであり、さらにその製造工程においても、安定した生産が可能なものであることを特徴とする。
好ましい値としては、20°以上70°未満であり、40°以上65°未満が最も好ましい。
工部であると誘導が困難になるため、到達する可能性のある部分は少なくとも脆弱加工部である必要がある。
厚さ12μm、720mm巾の二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに、絵柄インキを用いて、充填加工用レジスターマークをグラビア印刷加工により施した。
仮想交差点に向かって斜行している。仮想交差点は、斜行誘導線の最上点、すなわち水平誘導線と同じ高さにあり、包材の巾方向の端部から各々20mmの地点にある。しかし、実際に斜行誘導線と水平誘導線が交わるのは仮想交差点ではなく、交差部はφ10mmの円弧形状に曲がることにより滑らかに繋がっている。
実施例1〜4および比較例1〜4で得られたピロー包装袋について、破断強度、充填後の開封誘導線加工部の外観および開封適性を以下の方法で測定、評価し、その結果を表1に示した。
ピンホール評価は、ピンホールチェック液を誘導線加工部に塗布して液のしみ出しを確認した。なお、○はしみ出しなし、×はしみ出しありで評価判定した。
ピロー包装袋をIノッチ(I形の切り口)より開封した。○は開封誘導線に沿って開封できたもので、×は開封誘導線から大きく外れたものである。
以下に、実施例と比較例の比較的結果について説明する。
2・・・・包材
3・・・・背貼りシール部
3a・・背貼りシール予定部
4・・・・ボトムシール部
5・・・・トップシール部
6・・・・開封誘導線
6a・・水平誘導線
6b・・斜行誘導線
6c・・斜行誘導線の先端
6d・・開封誘導線マージン
6e・・開封誘導線最下点
6f・・開封誘導線最上点
h・・・・開封誘導線高さ
7・・・・開封ノッチ
8・・・・包材巾
9・・・・包材側端
10・・・スリット予定位置
11・・・レジスターマーク
12・・・切り残し部
Claims (8)
- 最内層にヒートシール性樹脂層を有する積層体からなる包材の両側端部を合掌状に熱接着して背貼りシール部を形成し、底部および天部をシールしてなる筒状構造を有する包装袋であって、前記背貼りシール部の所定部位に開封のきっかけとなる開封用ノッチを有し、開封用ノッチより下方から開始し、開封用ノッチの近傍を通過して開封用ノッチよりも上方の包材内方へと斜め方向に伸びる斜行誘導線と、包装袋の略水平方向への引裂きを誘導する水平誘導線とが連続してなる開封誘導線を有しており、該斜行誘導線のうち少なくとも開封用ノッチによる開封で発生する開封裂け目が達する部分に包材を貫通しない脆弱加工部による連続線からなり、該水平方向への引き裂きを誘導する線は脆弱加工部と非脆弱加工部とが順次形成された点線部からなることを特徴とする包装袋。
- 前記斜行誘導線の水平誘導線への接続部が曲線状に曲がることにより滑らかに繋がっていることを特徴とする請求項1記載の包装袋。
- 前記点線部における、非脆弱加工部の長さが0.5mm以下であり、前記脆弱加工部の長さと前記非脆弱加工部の長さの和に対し、前記脆弱加工部の長さの割合が、0.7〜0.9の範囲であることを特徴とする請求項1または2記載の包装袋。
- 前記開封誘導線のJIS K−7161により測定する破断強度が、脆弱加工部と非脆弱加工部とが順次形成された点線部で、10N/15mm以上30N/15mm以下であることを特徴とする請求項1から3何れか1項に記載の包装袋。
- 前記開封誘導線が、レーザー加工法により形成されていることを特徴とする請求項1から4何れか1項に記載の包装袋。
- 前記水平誘導線の略中央部分に切り残し部を有することを特徴とする請求項1から5何れか1項に記載の包装袋。
- 前記脆弱加工部が最内層のヒートシール性樹脂層のみ残された構成であることを特徴とする請求項6項に記載の包装袋。
- 印刷を施した包材原反にレーザー加工法によって開封誘導線を形成する工程、印刷を施した包材原反を所定巾にスリットする工程、背貼りシール部を形成し、開封ノッチを設ける工程を少なくとも含むことを特徴とする請求項1から7何れか1項に記載の包装袋の製造方法。
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