JP6069975B2 - 包装袋およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、開封用ノッチと開封補助線を設けた易開封性の四方シール包装袋およびその製造方法に関する。
従来から、包装袋においては開封を容易にするために種々の工夫がなされている。その一つとして、包装袋のシール部の外側縁にV、U字形状、あるいは、5角形状などのノッチや切欠を設け、このノッチや切欠を開封開始端として容易に開封できるようにしたものがある。またその他に、包装袋のシール部の外側縁近傍に多数の穿孔を設け、多数の穿孔を設けたシール部の任意の外側縁から容易に開封ができるようにしたものもある(特許文献1参照)。その一例を図3の(A)に示した。図3の(A)に示した四方シール袋では、ヒートシール性樹脂層を内面側に配置した表裏材を天部シール(1)底部シール(2)側部シール(3)により密閉した四方シール袋の側部シール(3)の端部に開封用ノッチ(4)を設けた場合を示した。
このように四方シール袋の側部シール部に開封用ノッチもしくは天地シール端部のギザ刃による開封きっかけを設けたタイプにおいては、開封きっかけから開始した手切れ開封線が途中で天シール方向に曲がり、内容物を取り出すのに必要な開口面積を開けられない。
あるいは、開封きっかけから開始した手切れ開封線が途中で底シール方向に曲がり、内容物が垂れ落ちる。等の危険があるだけでなく、開口線と側部シールの開裂位置とが同じ高さになるため、口を直接つけて飲む散剤などの場合硬いシール部で口を切る危険がある。
一方、包装袋にハーフカットによる開封誘導線を入れて開封する技術がある(特許文献2参照)。その一例を図3の(B)に示した。図3の(B)に示した四方シール袋では、ヒートシール性樹脂層を内面側に配置した表裏材を天部シール(1)底部シール(2)側部シール(3)により密閉した四方シール袋の天部シール(1)に平行して開封誘導線のミシン目加工(5)を設けた場合を示した。
このように、四方シール袋の天部シール(1)に平行して開封誘導線のミシン目加工(5)を設けたタイプにおいては、やはり開口線(開封時に切断された袋開口部の端縁)と側部シールの開裂位置とが同じ高さになるため、口を直接つけて飲む散剤などの場合硬いシール部で口を切る危険があるだけでなく、開封きっかけとなるミシン目と側部シールが重なるためシール熱でミシン目が埋まり開封時のきっかけとしての破断に対する抵抗が強くなる。
あるいは、製品の全幅にわたるミシン目加工が必要なために包材の流れ方向に掛かるテンションへの耐性が低減する。
表裏面でミシン目高さが同じである場合、開封端部が重なり口開き性が悪く内容物が取り出しにくい。
これらの工夫は、いずれも包装袋の開封を容易にするためのものであるが、包装袋はその形態や、そこに収納される内容物の形状、さらにはそれを構成する包装材料の種類などが異なるため、個々の状況に応じて適宜の開封適性を付与することが求められている。
特開2006−341932号公報 特開2012−153418号公報
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであり、手で容易に所定の形状に開封することが可能で、かつ広い開口で内容物の取り出し適性にも優れた包装袋の提供を目的とする。
本発明者は開封のきっかけとなる開封用ノッチと開口部の形状を規制する開封補助線を設けた四方シール袋に関して、開封用ノッチと開封誘導線の位置の関係を検討することによって上記の課題を解決することが出来ることを見出し本発明を完成するに至った。
検討した内容は、開封きっかけと開口高さが異なる開封誘導線を配置したこと、開封誘導線を包材中心線に対し略対称で設けたこと、表裏材で開封誘導線の高さが異なるように開封誘導線を設置したこと、炭酸ガスレーザー法を用いて開封誘導線を加工したこと、それにより連続線による脆弱加工、自由度の高い描線加工を可能としたことである。
すなわち、本発明の請求項1に係る発明は、
最内層にヒートシール性樹脂層を有する積層体を表裏の包材として使用し、前記ヒートシール性樹脂層を内面側に配置してこれら表裏の包材を互いに重ね合わせ、その側部の両方をシールして側部シール部を形成し、天部と底部をシールして成る包装袋であって、
少なくとも一方の前記側部シール部の一部に開封用ノッチを有し、表裏の前記包材の双方に、前記側部シール部の内側に、開封誘導線が設けられており、かつ、この開封誘導線が表裏の前記包材を脆弱加工した線であり、
前記開封誘導線が、2本の線分が変曲点で接続された形状を有しており、2本の前記線分のうち、一方の線分が、開封用ノッチより下に開始点を有し、開封用ノッチの近傍を通過して斜め上方に伸び、前記変曲点を終点とする線分であり、他方の線分が、前記変曲点を開始点として略水平方向に伸びる線分であり、
開封用ノッチを有する側部の端部を基準に包装袋を展開したとき、表の前記包材に設けられた前記開封誘導線と、裏の前記包材に設けられた前記開封誘導線とが、前記端部を中心として略線対称に配置されていることを特徴とする包装袋である。
本発明の請求項2に係る発明は、最内層にヒートシール性樹脂層を有する積層体を表裏の包材として使用し、前記ヒートシール性樹脂層を内面側に配置してこれら表裏の包材を互いに重ね合わせ、その側部の両方をシールして側部シール部を形成し、天部と底部をシールして成る包装袋であって、
両方の前記側部シール部の一部に開封用ノッチを有し、表裏の前記包材の双方に、前記側部シール部の内側に、開封誘導線が設けられており、かつ、この開封誘導線が表裏の前記包材を脆弱加工した線であり、
前記開封誘導線が、2本の線分が変曲点で接続された形状を有しており、2本の前記線分のうち、一方の線分が、開封用ノッチより下に開始点を有し、開封用ノッチの近傍を通過して斜め上方に伸び、前記変曲点を終点とする線分であり、他方の線分が、前記変曲点を開始点として略水平方向に伸びる線分であり、左側の側部からの他方の線分と、右側の側部からの他方の線分とが繋がっており、かつ、
開封用ノッチを有する側部の一方の端部を基準に包装袋を展開したとき、表の前記包材
に設けられた前記開封誘導線と、裏の前記包材に設けられた前記開封誘導線とが、前記端部を中心として略線対称に配置されていることを特徴とする包装袋である。
本発明の請求項に係る発明は、開封誘導線の開始点から上方の少なくとも開封用ノッチの高さまでが連続線により脆弱加工されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋である。
本発明の請求項に係る発明は、変曲点から略水平方向に伸びる開封誘導線の線分が表裏の包材で重ならず、高さ方向でずらして加工されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の包装袋である。
本発明の請求項に係る発明は、上方の変曲点まで包装袋内方に斜め方向に伸びる線分と、該変曲点から略水平方向に伸びる線分との開封誘導線の線分の接続部が5mm以上の曲率半径を有する曲線からなることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の包装袋である。
本発明の請求項に係る発明は、前記脆弱加工が少なくとも最内層のヒートシール性樹脂層を貫通していないことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の包装袋である。
本発明の請求項に係る発明は、印刷を施した包材原反にレーザー加工法によって開封誘導線を形成する工程、印刷を施した包材原反を所定幅にスリットする工程、開封用ノッチを設ける工程、を少なくとも含むことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の包装袋の製造方法である。
本発明の包装袋によれば、表の前記包材に設けられた前記開封誘導線と、裏の前記包材に設けられた前記開封誘導線とが、開封のきっかけとなる開封用ノッチを設けた前記端部を中心として略線対称に配置されていることにより、表裏の包材上に設けた開封誘導線を逸脱することなく開封が可能となり、開封のときに内容物を垂らさずに確実に取り出すことが可能となる。
本発明の包装袋によれば、開封用ノッチより下部に開始点を有し、開封用ノッチの近傍を通過して、天部シールまで達しない上方の変曲点まで包装袋内方に斜め方向に伸びる開封誘導線と、該変曲点から略水平方向に伸びる開封誘導線が連続して設けられることにより、開口部の切り口の高さが開封用ノッチを有する側部の端部では他の開口部よりも低くなり同じ高さにならないために、口を直接開口部に付けて飲む散剤等の内容物の場合に硬い側部シール部の切り口で口を切る危険性が減少する。
また、斜め方向に伸びる開封誘導線の存在により開封用ノッチから手で切り始めてから開封誘導線に到達する角度の範囲が拡大し、開封誘導線を逸脱することなく開封可能となる。
さらに、開封誘導線の開始点から上方の少なくとも開封用ノッチの高さまでが連続線により脆弱加工されていることにより、開封用ノッチからの手切りの線が開封誘導線に到達し開封誘導線を逸脱することなく開封可能となることがより確実になっている。
また、上方の変曲点まで包装袋内方に斜め方向に伸びる線分と、該変曲点から略水平方向に伸びる線分との開封誘導線の線分の接続部が5mm以上の曲率半径を有する曲線からなることによって、開封時に開封誘導線を逸脱することなくスムースに開封可能となる。
本発明の包装袋によれば、開封用ノッチより下部に開始点を有し、開封用ノッチの近傍を通過して、天部シールまで達しない上方の変曲点まで包装袋内方に斜め方向に伸びる開封誘導線はシール領域に含まれないため、内容物を充填してシールした後も脆弱部の樹脂埋まりが発生せず開封誘導線としての機能を良好に発揮することができる。
本発明の包装袋によれば、変曲点から略水平方向に伸びる線分開封誘導線の高さを表裏の包材で重ならず、一部または全部を高さ方向でずらして加工することにより、開封時の開口部の高さが表裏で異なるようにすることが出来るため、開口部表裏の包材が密着して口が開きにくいという問題がなくなり口開き性を改善することが出来る。
本発明の包装袋によれば、開封誘導線が、炭酸ガスレーザー法により形成され、かつ、開封誘導線を形成する脆弱加工が少なくとも最内層のヒートシール性樹脂層を貫通しないことにより連続線による脆弱加工を可能とした。
炭酸ガスレーザー法を用いることにより、特にアルミニウム箔などの金属箔を積層した構成での加工精度を改善した。また、刃物加工と比べ、脆弱加工の形状の自由度を得た。
本発明の包装袋の一例の展開図 本発明の包装袋の一例の正面略図 従来の包装袋の一例の正面略図(A)ノッチタイプ(B)ミシン目タイプ 実施例1、実施例2の開封誘導線の描線形態 実施例3の開封誘導線の描線形態 実施例4の開封誘導線の描線形態 実施例5の開封誘導線の描線形態 比較例1の包装袋の正面略図
以下に必要に応じて図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の包装袋の一例の展開図である。図2は本発明の包装袋の一例の正面略図
である。
本発明の包装袋は、最内層にヒートシール性樹脂層を有する積層体を表裏の包材(9)として使用し、前記ヒートシール性樹脂層を内面側に配置してこれら表裏の包材を互いに重ね合わせ、その側部の方と天部と底部をシールして成るいわゆる四方シールタイプの包装袋(10)であって、図1に示すように、
側部シール部(3)の一部に開封用ノッチ(4)を有し、表裏の前記包材(9)の双方に開封誘導線(6a)、(6b)が設けられており、かつ、この開封誘導線が表裏の前記包材を脆弱加工した線であり、
開封誘導線が、2本の線分が変曲点で接続された形状を有しており、2本の前記線分のうち、一方の線分が、開封用ノッチ(4)より下に開始点(8a)、(8b)を有し、開封用ノッチ(4)の近傍を通過して斜め上方に伸び、前記変曲点を終点とする線分であり、他方の線分が、前記変曲点を開始点として略水平方向に伸びる線分であり、
開封用ノッチ(4)を有する側部の端部を基準に包装袋を展開したとき、表の前記包材に設けられた前記開封誘導線(6a)と、裏の前記包材に設けられた前記開封誘導線(6b)とが、前記端部を中心として略線対称に配置されている図2に示すような包装袋である。
さらに、開封誘導線(6)の開始点(8a)、(8b)から上方の少なくとも開封用ノッチ(4)の高さまでが連続線により脆弱加工されていることにより、開封用ノッチ(4)からの手切りの線が開封誘導線(6)に到達し開封誘導線を逸脱することなく開封可能となることがより確実になっている。
また、上方の変曲点まで包装袋(10)内方に斜め方向に伸びる線分と、該変曲点から略水平方向に伸びる線分との開封誘導線(6)の線分の接続部が5mm以上の曲率半径を有する曲線からなることによって、開封時に包材の開裂方向が鋭角的に変化することによって開封誘導線(6)を逸脱することなくスムースに開封可能となっている。
この時に変曲点から略水平方向に伸びる開封誘導線(6)の高さを表裏の包材で重ならず、図2に示したようにたとえば表材開封誘導線(6a)を高く、裏材開封誘導線(6b)を低くというように、一部または全部を高さ方向でずらして加工することにより、開封時の開口部の高さが表裏で異なるようにすることが出来るため、開口部表裏の包材が密着して口が開きにくいという問題がなくなり口開き性を改善することが出来る。
特に開封誘導線の脆弱加工に炭酸ガスレーザー法を用いることにより、アルミニウム箔などの金属箔を積層した構成での加工精度が改善され、脆弱加工の形状の自由度が広がって直線のみならず曲線の組み合わせなどの描画も容易に出来るようになった。
本発明の包装袋に用いる、最内層にヒートシール性樹脂層を有する積層体からなる包材(9)の層構成としてはたとえば片面コロナ処理ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)12μm/インキ/接着層/無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)30μmの材質構成(A)や片面コロナ処理ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)12μm/インキ/押出しポリエチレン(EX−PE)15μm/アルミニウム箔(AL)7μm/押出しポリエチレン(EX−PE)15μm/低密度ポリエチレンフィルム(LDPE)30μmの材質構成(B)などが挙げられる。
本発明の包装袋に用いる包材(9)は、基材層を外側とし、ヒートシール性樹脂層を最内側にして積層した積層体である。そして、炭酸ガスレーザー法により包材(9)の外側の基材層を連続的に貫通して脆弱化させた開封誘導線(6)が、所定の位置に設けられている。
ヒートシール性樹脂層は、熱によって溶融し相互に融着し得る、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンーアクリル酸共重合体、エチレンーアクリル酸メチル共重合体、エチレンーメタクリル酸共重合体、エチレンープロピレン共重合体などの樹脂を主体としてなるものである。このヒートシール性樹脂層は単層または多層で、その厚みは10μm〜100μm、好ましくは15μm〜60μmの範囲に設定すればよい。
また、このヒートシール性樹脂層を積層する多層の基材層の表面基材層には、包材(9)を構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的に優れた性質を有する合成樹脂製フィルムを用いることが多い。
具体的には、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、ポリアセタール系などの樹脂からなる合成樹脂製フィルムを用いることができる。
また、このような合成樹脂製フィルムの裏面には一般的に印刷層が施されることが多いことから、所定の印刷適性を有していることが好ましい。
このような場合には二軸方向に延伸した延伸合成樹脂製フィルムが好適に用いられる。また、このような合成樹脂製フィルムの厚みは基本素材としての強度、剛性などが必要最低限に保持され得る範囲にあればよく、コストも考慮すると9μm〜25μm程度の範囲に設定することが好ましい。
さらに、本発明の包装袋に用いられる積層体としては、ヒートシール性樹脂層と表面基材層の間に中間基材層を設け、表面基材層、印刷層と合わせて、基材層とした構成のものであってもよい。
この中間基材層は、通常前記したヒートシール性樹脂層と表面基材層だけでは、包装袋を構成する積層体に要求される機能を十分に果たすことができない場合などに設けられる。
このような機能としては、気体遮断性、機械的強靱性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性などがあり、包装袋として要求されるこれらの機能をこの中間基材層を設けることで達成する。
この中間基材層の構成材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物などからなるフィルムが挙げられる。
あるいは、これらにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムないしはアルミニウムや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウムなどの無機物の蒸着薄膜層を施し、ガスバリアー性を付与するようにしてもよい。アルミニウム箔等の金属箔も含まれる。
これらの構成材料の一種ないしはそれ以上を組み合わせて使用することもできる。尚、上記構成材料からなる中間基材層の厚みは、包装袋として要求される機能を満たすことが
できる範囲のものであればよく、必要に応じて適宜に設定することができる。
本発明の包装袋の開封誘導線のレーザービーム加工法に用いるレーザー加工機としては、連続またはパルス発振形式を有する炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、エキシマレーザーなどを用いたレーザー加工機が挙げられ、特に汎用的に炭酸ガスレーザーが用いられる。
炭酸ガスレーザー光は他フィルム基材に比べ、ポリオレフィンの吸収が低く、ヒートシール性樹脂層を残した脆弱加工を得意としており、また他レーザー設備と比べても設備費用が安価な為、包装材の脆弱加工に広く用いられている。
本発明の包装袋の製造工程の例としては、層構成(A)の包材の場合、PET処理面に印刷→印刷面とCPPをドライラミネート→レーザースリット加工→製袋充填の工程が、
あるいは層構成(B)の包材の場合、PET処理面に印刷→印刷面にAC剤塗工→ALを押出しラミネート→ALとLDPEを押出しラミネート→レーザースリット加工→製袋充填の工程が挙げられる。
<実施例1>
表面基材層として、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績株式会社:E5100)12μmを用意し、そのコロナ処理面にインキ(東洋インキ製造株式会社:ファインスター)でグラビア印刷によって絵柄印刷を施し、印刷層を設けた。
このインキ面にウレタン系2液硬化型接着剤(三井化学株式会社:A626/A65)を用いてドライラミネートにより、ヒートシール性樹脂層の無延伸ポリプロピレン30μmを貼り合わせて、長尺の積層体を得た。
この長尺の積層体を巻き替えながら、炭酸ガスレーザーを用いてスリット加工を行いロールの表面に、包材中心線で折りたたんだときに図4のようになるような形状の開封誘導線(6)を表材となる部分と裏材となる部分にそれぞれ表面基材層を越えて、ヒートシール性樹脂層に達するように設けた。そして、開封誘導線を設けた包材で、内容物として顆粒状の散剤1.5gを充填しながらヒートシールし側部シール部の所定の位置に開封用ノッチ(アイノッチ)を加工して実施例1の包装袋(11)とした。
<実施例2>
表面基材層として、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績株式会社:E5100)12μmを用意し、そのコロナ処理面にインキ(東洋インキ製造株式会社:ファインスター)でグラビア印刷によって絵柄印刷を施し、印刷層を設けた。
このインキ面にAC剤を塗工しアルミニウム箔7μmを押出しポリエチレン15μmで押出しラミネートしてさらにアルミニウム箔7μmをヒートシール性樹脂層の低密度ポリエチレンフィルム30μmと押出しポリエチレン15μmで押出しラミネートして長尺の積層体を得た。
この長尺の積層体を巻き替えながら、炭酸ガスレーザーを用いてスリット加工を行いロールの表面に、包材中心線で折りたたんだときに図4のようになるような形状の開封誘導線(6)を表材となる部分と裏材となる部分にそれぞれ表面基材層を越えて、アルミニウム箔層に達するように設けた。そして、開封誘導線を設けた包材で、内容物として顆粒状の散剤1.5gを充填しながらヒートシールし側部シール部の所定の位置に開封用ノッチ(アイノッチ)を加工して実施例2の包装袋(11)とした。
<実施例3>
表面基材層として、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績株式会社
:E5100)12μmを用意し、そのコロナ処理面にインキ(東洋インキ製造株式会社:ファインスター)でグラビア印刷によって絵柄印刷を施し、印刷層を設けた。
このインキ面にAC剤を塗工しアルミニウム箔7μmを押出しポリエチレン15μmで押出しラミネートしてさらにアルミニウム箔7μmをヒートシール性樹脂層の低密度ポリエチレンフィルム30μmと押出しポリエチレン15μmで押出しラミネートして長尺の積層体を得た。
この長尺の積層体を巻き替えながら、炭酸ガスレーザーを用いてスリット加工を行いロールの表面に、包材中心線で折りたたんだときに図5のようになるような形状の開封誘導線を表材となる部分(6a)と裏材となる部分(6b)にそれぞれ表面基材層を越えて、アルミニウム箔層に達するように設けた。そして、開封誘導線を設けた包材で、内容物として顆粒状の散剤1.5gを充填しながらヒートシールし側部シール部の所定の位置に開封用ノッチ(アイノッチ)を加工して実施例3の包装袋(12)とした。
<実施例4>
表面基材層として、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績株式会社:E5100)12μmを用意し、そのコロナ処理面にインキ(東洋インキ製造株式会社:ファインスター)でグラビア印刷によって絵柄印刷を施し、印刷層を設けた。
このインキ面にウレタン系2液硬化型接着剤(三井化学株式会社:A626/A65)を用いてドライラミネートにより、ヒートシール性樹脂層の無延伸ポリプロピレン30μmを貼り合わせて、長尺の積層体を得た。
この長尺の積層体を巻き替えながら、炭酸ガスレーザーを用いてスリット加工を行いロールの表面に、包材中心線で折りたたんだときに図6のようになるような形状の開封誘導線(6)を表材となる部分と裏材となる部分にそれぞれ表面基材層を越えて、ヒートシール性樹脂層に達するように設けた。そして、開封誘導線を設けた包材で、内容物として顆粒状の散剤1.5gを充填しながらヒートシールし側部シール部の所定の位置に開封用ノッチ(アイノッチ)を加工して実施例4の包装袋(13)とした。
<実施例5>
表面基材層として、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績株式会社:E5100)12μmを用意し、そのコロナ処理面にインキ(東洋インキ製造株式会社:ファインスター)でグラビア印刷によって絵柄印刷を施し、印刷層を設けた。
このインキ面にウレタン系2液硬化型接着剤(三井化学株式会社:A626/A65)を用いてドライラミネートにより、ヒートシール性樹脂層の無延伸ポリプロピレン30μmを貼り合わせて、長尺の積層体を得た。
この長尺の積層体を巻き替えながら、炭酸ガスレーザーを用いてスリット加工を行いロールの表面に、包材中心線で折りたたんだときに図7のようになるような形状の開封誘導線(6)を表材となる部分と裏材となる部分にそれぞれ表面基材層を越えて、ヒートシール性樹脂層に達するように設けた。そして、開封誘導線を設けた包材で、内容物として顆粒状の散剤1.5gを充填しながらヒートシールし側部シール部の所定の2箇所の位置に開封用ノッチ(アイノッチ)を加工して実施例5の包装袋(14)とした。
<比較例1>
表面基材層として、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績株式会社:E5100)12μmを用意し、そのコロナ処理面にインキ(東洋インキ製造株式会社:ファインスター)でグラビア印刷によって絵柄印刷を施し、印刷層を設けた。
このインキ面にウレタン系2液硬化型接着剤(三井化学株式会社:A626/A65)を用いてドライラミネートにより、ヒートシール性樹脂層の無延伸ポリプロピレン30μ
mを貼り合わせて、長尺の積層体を得た。
この長尺の積層体を巻き替えながら、ロータリーダイカッターを用いてロールの表面に、包材中心線で折りたたんだときに図のようになるような形状の開封誘導用のミシン目加工(5)を表材となる部分と裏材となる部分に設けた。そして、開封誘導線を設けた包材で、内容物として顆粒状の散剤1.5gを充填しながらヒートシールし側部シール部の所定の位置に開封用ノッチ(4)を加工して比較例1の包装袋(15)とした。
<評価方法>
内容物充填後の包装袋を用いて開封用アイノッチから手切れ開封を行った。
開封適性は開封誘導線に沿って予定通りの開封口を得られたかどうかで判定した。
口開き適性は開封後に開口部が簡単に大きく開き内容物の排出が容易であるかどうかで判定した。いずれも初期の効果が得られた場合は○、得られなかった場合は×で表示した。
<評価結果>
結果は表1に示した。
Figure 0006069975
実施例1から実施例5の本発明の包装袋によれば、脆弱加工による開封誘導線を略線対称で設けることにより、表裏の包材上に設けた開封誘導線を逸脱することなく開封可能となり、開封のときに内容物を垂らさずに確実に取り出すことが可能となった。
斜め方向に伸びる開封誘導線の存在により開封用ノッチから開封誘導線までの開裂方向が逸れることなく開封可能となった。開封誘導線が連続線により脆弱加工されていることにより、手切りの線が開封誘導線を逸脱することなく開封することがより確実に出来るようになった。
開封誘導線はシール領域に含まれないため、内容物を充填してシールした後も脆弱部の樹脂埋まりが発生せず開封誘導線としての機能を良好に発揮することができた。
開封誘導線が、炭酸ガスレーザー法により形成され、かつ、開封誘導線を形成する脆弱加工が少なくとも最内層のヒートシール性樹脂層を貫通しないことにより連続線による脆弱加工が可能となった。炭酸ガスレーザー法を用いることにより、特にアルミニウム箔などの金属箔を積層した構成での加工精度が改善され、脆弱加工の形状の自由度が広がった。
この結果、本発明の包装袋によれば、手で容易に所定の形状に開封することが可能で、かつ広い開口で内容物の取り出し適性にも優れた包装袋を提供することが可能になった。
本発明のこのような包装袋は包装材料として、四方シール袋として使用できるほか、ピロー袋、ガセット袋、自立袋、三方シール袋等の袋体の様々な用途に効果的に利用することが可能である。
1…天部シール
2…底部シール
3…側部シール
4…開封用ノッチ
5…開封ミシン目
6…開封誘導線
6a…表材開封誘導線
6b…裏材開封誘導線
7…側部端部
8a…開始点
8b…開始点
9…包材
10…包装袋
101…包装袋
102…包装袋
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Claims (7)

  1. 最内層にヒートシール性樹脂層を有する積層体を表裏の包材として使用し、前記ヒートシール性樹脂層を内面側に配置してこれら表裏の包材を互いに重ね合わせ、その側部の両方をシールして側部シール部を形成し、天部と底部をシールして成る包装袋であって、
    少なくとも一方の前記側部シール部の一部に開封用ノッチを有し、表裏の前記包材の双方に、前記側部シール部の内側に、開封誘導線が設けられており、かつ、この開封誘導線が表裏の前記包材を脆弱加工した線であり、
    前記開封誘導線が、2本の線分が変曲点で接続された形状を有しており、2本の前記線分のうち、一方の線分が、開封用ノッチより下に開始点を有し、開封用ノッチの近傍を通過して斜め上方に伸び、前記変曲点を終点とする線分であり、他方の線分が、前記変曲点を開始点として略水平方向に伸びる線分であり、
    開封用ノッチを有する側部の端部を基準に包装袋を展開したとき、表の前記包材に設けられた前記開封誘導線と、裏の前記包材に設けられた前記開封誘導線とが、前記端部を中心として略線対称に配置されていることを特徴とする包装袋。
  2. 最内層にヒートシール性樹脂層を有する積層体を表裏の包材として使用し、前記ヒートシール性樹脂層を内面側に配置してこれら表裏の包材を互いに重ね合わせ、その側部の両方をシールして側部シール部を形成し、天部と底部をシールして成る包装袋であって、
    両方の前記側部シール部の一部に開封用ノッチを有し、表裏の前記包材の双方に、前記側部シール部の内側に、開封誘導線が設けられており、かつ、この開封誘導線が表裏の前記包材を脆弱加工した線であり、
    前記開封誘導線が、2本の線分が変曲点で接続された形状を有しており、2本の前記線分のうち、一方の線分が、開封用ノッチより下に開始点を有し、開封用ノッチの近傍を通過して斜め上方に伸び、前記変曲点を終点とする線分であり、他方の線分が、前記変曲点を開始点として略水平方向に伸びる線分であり、左側の側部からの他方の線分と、右側の側部からの他方の線分とが繋がっており、かつ、
    開封用ノッチを有する側部の一方の端部を基準に包装袋を展開したとき、表の前記包材に設けられた前記開封誘導線と、裏の前記包材に設けられた前記開封誘導線とが、前記端部を中心として略線対称に配置されていることを特徴とする包装袋。
  3. 開封誘導線の開始点から上方の少なくとも開封用ノッチの高さまでが連続線により脆弱加工されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 変曲点から略水平方向に伸びる開封誘導線の線分が表裏の包材で重ならず、高さ方向でずらして加工されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の包装袋。
  5. 上方の変曲点まで包装袋内方に斜め方向に伸びる線分と、該変曲点から略水平方向に伸びる線分との開封誘導線の線分の接続部が5mm以上の曲率半径を有する曲線からなることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の包装袋。
  6. 前記脆弱加工が少なくとも最内層のヒートシール性樹脂層を貫通していないことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の包装袋。
  7. 印刷を施した包材原反にレーザー加工法によって開封誘導線を形成する工程、印刷を施した包材原反を所定幅にスリットする工程、開封用ノッチを設ける工程、を少なくとも含むことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の包装袋の製造方法。
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