JP2020083350A - 易開封性包装袋 - Google Patents

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【課題】シート状の内容物を収納した包装袋において、手の力の弱い人あるいは手がうまく動かせない人でも1動作で確実に容易に開封することができる易開封性包装袋を提案するもの。【解決手段】基材層21とアルミニウム箔層22とシーラント層23を有する表裏面積層体のシーラント層同士が対向し、左右両側端部のサイドシール部3、4と、上端部のトップシール部2と、下端部のボトムシール部5とによって形成された収納部6を有する四方シール包装袋であって、いずれか一つのシール部に2つの開封開始部7a、7bを有し、一方の開封開始部から出発して表裏面の積層体を収納部6の外周に沿って該シール部と直角方向に進み、円弧を描いて該シール部と平行な方向に進み、さらに円弧を描いて該シール部と直角な方向に戻り、前記の他方の開封開始部に至るハーフカット線からなる開封誘導線8、9を有することを特徴とする包装袋である。【選択図】図1

Description

本発明は、軟包装袋に関し、特に貼付剤のような薄い物品を収納した包装袋において、手の力の弱い人でも容易に開封して内容物を取り出すことが出来る易開封性包装袋に関する。
医薬品用の包装袋のように、内容物の保存性を重視する包装袋にあっては、酸素や水蒸気や光等の影響を少なくするために、アルミニウム箔を使用した遮光及びガスバリア性包装材料が用いられることが多い。アルミニウム箔を使用した医薬品用包装材料は、厚くて強度も高いため、開封性に劣り、特に手に何らかの障がいがあって手の力が弱かったり、手をうまく動かせない人には開封しづらいという問題があった。
包装袋に易開封性を付与する方法としては、従来より種々の検討がなされてきた。特許文献1に記載された包装袋は、交差する2方向に開封可能な包装袋である。この包装袋は、交差する2方向にミシン目状の開封助成部を設けていた従来の包装袋において、ピンホールが発生しやすいという問題を解決しようとしたものであり、縦方向を積層フィルムの易引裂方向とし、これに直交する方向に開封用切れ目を設けたものである。
特許文献1に記載された包装袋は、積層フィルムの同一面内に2本の切れ目線が交差していないため、ピンホールが発生し難いものではあるが、積層フィルムの易引裂方向を開封に利用する方法は、本質的に開封の安定性に欠け、しばしば開封位置がずれて、本来開封すべき位置が開封できないという問題を内包しているものである。また、縦方向と横方向の2方向から開封しなければならないため、2動作が必要であり、開封しやすいとは言えない物である。
一方、開封後に内容物を取り出すに当たっての問題点も存在する。内容物に厚みがあって、開封した時点で内容物の周囲に自然に空気層ができるような内容物であれば特に取り出し性に関する問題は生じないが、厚さが薄いシート状の内容物、例えば貼付剤のような物の場合、開封しても表裏の積層体と内容物とが密着していて、容易に取出すことができないことが多かった。
特許文献2に記載された包装用袋は、貼付剤用の包装用袋であって、貼付剤を取り出し易く工夫したものである。特許文献2に記載された包装用袋は、表裏面の包装フィルムに異なる形状の開封線を形成し、裏面側は直線的に切断され、表面側は四分円状に切断されるようにしたことで、貼付剤の角部が露出するようにしたものである。しかしながら、特許文献2に記載された包装用袋を実際に開封してみると、開封の際に切られた部分が邪魔になり内容物の取出しが必ずしも容易ではないことが分かった。
特開2015−58952号公報 特開2010−30651号公報
本発明の解決しようとする課題は、貼付剤のように厚さの薄いシート状の内容物を収納した包装袋において、手の力の弱い人あるいは手がうまく動かせない人でも1動作で確実
に容易に開封することができる易開封性包装袋を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、それぞれ基材層とアルミニウム箔層とシーラント層を有する表面積層体と裏面積層体のシーラント層同士を対向させ、左右両側端部を熱シールした一対のサイドシール部と、上端部を熱シールしたトップシール部と、下端部を熱シールしたボトムシール部とによって形成された収納部を有する四方シール包装袋であって、いずれか一つのシール部に2つの開封開始部を有し、そのいずれか一方の開封開始部から出発して表裏面の積層体を収納部の外周に沿って該シール部と直角方向に進み、円弧を描いて該シール部と平行な方向に進み、さらに円弧を描いて該シール部と直角な方向に戻り、前記の他方の開封開始部に至るハーフカット線からなる開封誘導線を有することを特徴とする包装袋である。
また、請求項2に記載の発明は、基材層とアルミニウム箔層とシーラント層を有する積層体を縦方向の折曲線に沿って折り曲げてシーラント層同士を対向させ表裏面の積層体となし、側端部を熱シールしたサイドシール部と、上端部を熱シールしたトップシール部と、下端部を熱シールしたボトムシール部とによって形成された収納部を有する三方シール包装袋であって、いずれか一つのシール部に2つの開封開始部を有し、そのいずれか一方の開封開始部から出発して表裏面の積層体を収納部の外周に沿って該シール部と直角方向に進み、円弧を描いて該シール部と平行な方向に進み、さらに円弧を描いて該シール部と直角な方向に戻り、前記の他方の開封開始部に至るハーフカット線からなる開封誘導線を有することを特徴とする包装袋である。
本発明に係る包装袋は、一つのシール部に2つの開封開始部を有し、この2つの開封開始部から同時に開封することにより、1動作で内容物と、これを表裏面から挟む積層体とを切り取ることができるため、極めて開封性が良好である。
また、請求項3に記載の発明は、円弧の半径が3mm以上16mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋である。
また、請求項4に記載の発明は、表裏面の積層体に形成された開封誘導線が平面視において一致していないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装袋である。
本発明に係る包装袋は、一つのシール部に2つの開封開始部を有し、この2つの開封開始部から同時に開封することにより、1動作で内容物と、これを表裏面から挟む積層体とを切り取ることができるため、極めて開封性が良好である。このため、シート状の取り出し難い内容物も容易に取出すことができる。また、切り出された内容物は表裏面を積層体に挟まれているので、内容物が露出することがなく、医薬品等を収納した場合であっても衛生的である。
本発明に係る包装袋における開封誘導線の配置は、請求項1に記載したような四方シール包装袋においても、請求項2に記載したような三方シール包装袋においても同様に適用することができる。
積層体をアルミニウム箔層を含むものとしたことにより、特に開封誘導線をレーザー加工機で描画形成する際に、安定して基材層のみをハーフカット加工することができる。
請求項3に記載の発明のように、円弧の半径が3mm以上16mm以下である場合には
、2つの開封開始部から出発した積層体の裂け目が開封誘導線から逸脱し難く、より確実に開封が行える。
また請求項4に記載の発明のように、表裏面の積層体に形成された開封誘導線が平面視において一致していない場合には、切り取られた内容物の表裏面を覆っている表裏面の積層体の端部がずれる結果となり、両者を引き剥がして、内容物を取り出す動作が、よりやり易くなる。
図1は、本発明に係る包装袋の第一の実施形態を模式的に示した平面説明図である。 図2は、図1に示した包装袋を開封した状態を模式的に示した平面説明図である。 図3は、本発明に係る包装袋の第二の実施形態の一例を模式的に示した平面説明図であり、開封開始部がサイドシール部にある例である。 図4は、本発明に係る包装袋の第二の実施形態の他の例を模式的に示した平面説明図であり、開封開始部がトップシール部にある例である。 図5は、本発明に係る包装袋の第四の実施形態の一例を模式的に示した平面説明図である。 図6は、実施例2の包装袋の平面模式図である。 図7は、比較例1の包装袋の平面模式図である。 図8は、本発明に係る包装袋に用いる積層体の層構造を模式的に示した断面説明図である。
以下図面を参照しながら、本発明に係る包装袋について詳細に説明する。図1は、本発明に係る包装袋の第一の実施形態を模式的に示した平面説明図である。図2は、図1に示した包装袋を開封した状態を模式的に示した平面説明図である。また図8は、本発明に係る包装袋に用いる積層体の層構造を模式的に示した断面説明図である。
本発明に係る包装袋1は、図8に示したように基材層21とアルミニウム箔層22とシーラント層23を有する積層体20のシーラント層同士を対向させ、図1に示したように左右両側端部を熱シールした一対のサイドシール部3、4と、上端部を熱シールしたトップシール部2と、下端部を熱シールしたボトムシール部5を有する四方シール包装袋である。図1の例では包装袋1に、シート状の内容物30が収納されている。
本発明に係る包装袋1は、いずれか一つのシール部(図1の例ではサイドシール部4)に2つの開封開始部7a、7bを有し、そのいずれか一方の開封開始部から出発して表裏面の積層体を収納部6の外周に沿ってこの例ではサイドシール部4と直角方向に進み、円弧を描いてサイドシール部4と平行な方向に進み、さらに円弧を描いてサイドシール部4と直角な方向に戻り、前記の他方の開封開始部に至るハーフカット線からなる表面開封誘導線8と、裏面開封誘導線9を有することを特徴とする包装袋である。
図2は、図1に示した包装袋1を開封した状態を模式的に示した平面説明図である。開
封開始部7a、7bから出発した表裏面の積層体の裂け目は、表裏面の積層体に設けられた開封誘導線8、9に沿って進み、表裏面で同様の経路を経ていずれかの場所で一致する。このため図2に示したように、2つの開封開始部7a、7bが存在していたサイドシール部4を残して、すべてのシール部が切り取られて完全に除去される。このため、内容物30を極めて容易に取出すことができる状態となる。
図2に示したように、内容物30は、表裏面を表面積層体と裏面積層体とによって挟まれた状態であり、サイドシール部4以外には、周囲にシール部が一切残っていない。このため、表裏面の積層体を観音開きのように開くことが可能であり、内容物30を極めて容易に取出すことができる。また内容物30は、表裏面を積層体によって挟まれているので、医薬品等を収納した場合であっても、衛生的に取り扱うことができる。
図1、2に示した例では開封開始部7a、7bがサイドシール部4に存在しているが、開封開始部の位置は他のどこのシール部であっても良い。どこのシール部に存在していても、開封動作としては、同様に行うことができる。従って、開封する人の手の動かし易さに応じて、右側からでも左側からでも自由に選択することができる。
図3は、本発明に係る包装袋1の第二の実施形態の一例を模式的に示した平面説明図である。この例では、積層体を縦方向の折曲線10に沿って折り曲げてシーラント層同士を対向させ、側端部を熱シールしたサイドシール部4と、上端部を熱シールしたトップシール部2と、下端部を熱シールしたボトムシール部5を有する三方シール包装袋である。図では、これにシート状の内容物30が収納されている。
図3に示した本実施形態の例においては、サイドシール部4に2つの開封開始部7a、7bを有し、いずれか一方の開封開始部から出発して表裏面の積層体を収納部6の外周に沿ってサイドシール部4と直角方向に進み、円弧を描いてサイドシール部4と平行な方向に進み、さらに円弧を描いてサイドシール部4と直角な方向に戻り、他方の開封開始部に至るハーフカット線からなる表面開封誘導線8と、裏面開封誘導線9を有することを特徴とする。
図3に示した例では、開封開始部7a、7bがサイドシール部4に設けられているが、図4に示した例では、開封開始部7a、7bがトップシール部2に設けられている。このように、2つの開封開始部7a、7bを設けるシール部は、三方シール袋の3つのシール部のうちのどのシール部であっても良い。開封開始部がどこのシール部に存在していても、開封動作としては、同様に行うことができる。従って、開封に当たっては開封する人の手の動かし易さに応じて、右側からでも左側からでも自由に選択することができるのは、四方シール袋の場合と同様である。
開封誘導線8、9のコーナー部における円弧の半径については特に制約はないが、実験的に3mm以上、16mm以下であることが、より望ましいことが分かっている。半径が3mm未満であるとコーナー部において積層体の裂け目が開封誘導線を逸脱する可能性が高くなる。特に勢い良く開封したような場合に逸脱しやすいが、ゆっくり通過するようにすれば、問題なく開封できる。半径が16mmを超えるような場合には、実質的な収納スペースが減少する結果、開封誘導線と内容物とが干渉する惧れがある。
図1、3、4に示した例では表裏面の積層体に設けられた開封誘導線8、9が平面視において同様の場所に形成されている。本発明に係る包装袋においては、開封動作によって表裏面の積層体がしごかれるように開封されるので、開封後に表裏面の積層体が密着して剥がし辛いという事態は生じ難い。しかし内容物によっては、剥がし難い場合もあるので、そのような場合には、図5に示した例のように、表裏面の積層体に形成する開封誘導線8、9を、平面視において一致しないように形成することにより、剥がし易さが確実なものとなる。これは、表裏の積層体の切り口が一致していないため、開封後に切断面を開くことが容易に行えるからである。従って薄いシート状の内容物で、表裏面の積層体が密着し易いような内容物であっても、容易に取出すことができる。
なお開封開始部7a、7bは、図1〜5ではシール部に設けたV字状のカットであるが、U字状やI字状等、その形状は任意である。
医薬品であるシップ薬や経皮吸収薬等の貼付薬や、口腔内崩壊剤(ODフィルム)等は、シート状であるため、表裏面の積層体に付着し易く、従って取り出し難いものであるが、本発明に係る包装袋は、このような用途に適したものである。また、これらの医薬品を使用する患者は、しばしば手が不自由である場合があり、開封や取り出しに困難が伴うものであるが、本発明に係る包装袋は、このような手の不自由な人にとっても開封、取り出しが容易にできる。
図8は、本発明に係る包装袋1に用いる積層体20の層構造を模式的に示した断面説明図である。この例では、基材層21とアルミニウム箔層22とシーラント層23が含まれている。これらの各層の積層は、通常接着剤を用いたドライラミネート法や、接着性樹脂の押出しラミネート法によるが、図では接着剤層や接着性樹脂層は省略されている。
基材層21としては、各種合成樹脂フィルムが使用可能である。具体的には、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)等のポリエステル系樹脂、セロハン、三酢酸セルロース(TAC)樹脂等のセルロース系樹脂、ポリメチルメタアクリレート樹脂(PMMA)、アイオノマー樹脂、ナイロン−6、ナイロン−66等のポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂(PS)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)、ポリカーボネート樹脂(PC)、フッ素系樹脂等の各種合成樹脂フィルム等を使用することが出来る。基材層21が印刷を伴う場合には、印刷適性を考慮して延伸PET樹脂フィルム(PET)や延伸PP樹脂フィルム(OPP)、延伸ナイロンフィルム(ONy)等のテンションに対して伸び難い材料を用いることが望ましい。
アルミニウム箔層22としては、厚さ6μm〜20μm程度のアルミニウム合金箔を用いる。シーラント層23としては、ポリオレフィン系樹脂が一般的に使用される。具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等が使用される。
開封誘導線は、基材層に設けたハーフカット線であり、アルミニウム箔層やシーラント層に及ばないことで、包装材のガスバリア性を損なうことがない。開封誘導線の加工方法としては、ダイカッターなどの刃物を用いたハーフカットでも良いが、炭酸ガスレーザーを用いたレーザー加工により、より効率的かつ安全に行うことができる。積層体20にアルミニウム箔層22が存在することで、基材層21のみを安定的に除去することができるからである。
炭酸ガスレーザー加工機を用いて開封誘導線を形成する際には、表裏面の積層体に対して表裏面の開封誘導線を同時に1工程で行うのが望ましい。そうすることで、表面開封誘
導線の始点、終点と裏面開封誘導線の始点、終点を一致させることが容易となる。以下実施例に基いて、本発明に係る包装袋についてさらに具体的に説明する。
<実施例1>
基材層として厚さ12μmのPETフィルムを用い、アルミニウム箔層として厚さ7μmの軟質アルミニウム箔を用い、シーラント層として厚さ30μmのEVOHフィルムを用い、ドライラミネートにより積層して積層体を得た。
この積層体のPET面に炭酸ガスレーザーマーカーを用いて、図1に示したような形状でコーナー部の半径が10mmの開封誘導線を加工した後、内容物として一辺25mmの厚紙を挿入し、幅5mmのシールバーを用いて温度180℃、0.2MPaの圧力で4辺をシールし、さらにサイドシール部に開封開始部となるVノッチを設けて、包装袋とした。包装袋の寸法は、一辺50mmとした。
<実施例2>
実施例2として、表面開封誘導線、裏面開封誘導線とも図6に示したようにコーナー部の半径rを20mmとした以外は、実施例1と同様にして包装袋を作成した。
<比較例1>
比較例1として、表面開封誘導線、裏面開封誘導線とも図7に示したように同じ直線状とし、コーナー部の半径rをゼロすなわち直角状とした以外は、実施例1と同様にして包装袋を作成した。
A〜Eの5名のパネラーに、実施例と比較例の包装袋を開封して内容物を取り出す操作を実施して貰い、開封性と中身の取出し易さについて10段階での官能評価を行って貰った。その結果を表1に示す。
Figure 2020083350
この結果から、開封誘導線のコーナー部が円弧状でない比較例1では、開封性、取出し易さとも劣る結果となった。またコーナー部のrが10mmである実施例1が最も良い結果を示した。
1・・・包装袋
2・・・トップシール部
3・・・サイドシール部
4・・・サイドシール部
5・・・ボトムシール部
6・・・収納部
7a、7b・・・開封開始部
8・・・表面開封誘導線
9・・・裏面開封誘導線
10・・・折曲線
r・・・円弧の半径
20・・・積層体
21・・・基材層
22・・・アルミニウム箔層
23・・・シーラント層
30・・・内容物

Claims (4)

  1. それぞれ基材層とアルミニウム箔層とシーラント層を有する表面積層体と裏面積層体のシーラント層同士を対向させ、左右両側端部を熱シールした一対のサイドシール部と、上端部を熱シールしたトップシール部と、下端部を熱シールしたボトムシール部とによって形成された収納部を有する四方シール包装袋であって、
    いずれか一つのシール部に2つの開封開始部を有し、そのいずれか一方の開封開始部から出発して表裏面の積層体を収納部の外周に沿って該シール部と直角方向に進み、円弧を描いて該シール部と平行な方向に進み、さらに円弧を描いて該シール部と直角な方向に戻り、前記の他方の開封開始部に至るハーフカット線からなる開封誘導線を有することを特徴とする包装袋。
  2. 基材層とアルミニウム箔層とシーラント層を有する積層体を縦方向の折曲線に沿って折り曲げてシーラント層同士を対向させ表裏面の積層体となし、側端部を熱シールしたサイドシール部と、上端部を熱シールしたトップシール部と、下端部を熱シールしたボトムシール部とによって形成された収納部を有する三方シール包装袋であって、
    いずれか一つのシール部に2つの開封開始部を有し、そのいずれか一方の開封開始部から出発して表裏面の積層体を収納部の外周に沿って該シール部と直角方向に進み、円弧を描いて該シール部と平行な方向に進み、さらに円弧を描いて該シール部と直角な方向に戻り、前記の他方の開封開始部に至るハーフカット線からなる開封誘導線を有することを特徴とする包装袋。
  3. 円弧の半径が3mm以上16mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 表裏面の積層体に形成された開封誘導線が平面視において一致していないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装袋。
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